JPH09216672A - ウェット状清浄品の軟質包装体 - Google Patents
ウェット状清浄品の軟質包装体Info
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- JPH09216672A JPH09216672A JP8046726A JP4672696A JPH09216672A JP H09216672 A JPH09216672 A JP H09216672A JP 8046726 A JP8046726 A JP 8046726A JP 4672696 A JP4672696 A JP 4672696A JP H09216672 A JPH09216672 A JP H09216672A
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- opening
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Cartons (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェットティッシューペーパー等の軟質包装
体のコストを下げ、保管時の密封性を高め初回使用時の
安全性を高める。 【解決手段】 本体（１）内部にウェット状清浄品を収
納し、該本体の内容物取出口を密封状に開閉自在とする
蓋を設けた軟質包装体において、該取出口を被覆するよ
うに本体に固定される蓋受け部材（４）と蓋（６）とを
一体にしてなる蓋部材を設け、さらに該蓋受け部材の一
部に指を係合させることによって開口が形成されうるス
パウト形成部（７）を設け、該開口を通して該取出口よ
り内容物の取り出しを可能にしたことを特徴とするウェ
ット状清浄品の軟質包装体。
体のコストを下げ、保管時の密封性を高め初回使用時の
安全性を高める。 【解決手段】 本体（１）内部にウェット状清浄品を収
納し、該本体の内容物取出口を密封状に開閉自在とする
蓋を設けた軟質包装体において、該取出口を被覆するよ
うに本体に固定される蓋受け部材（４）と蓋（６）とを
一体にしてなる蓋部材を設け、さらに該蓋受け部材の一
部に指を係合させることによって開口が形成されうるス
パウト形成部（７）を設け、該開口を通して該取出口よ
り内容物の取り出しを可能にしたことを特徴とするウェ
ット状清浄品の軟質包装体。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はウェット状清浄品の
軟質包装体に関し、特に該包装体の流通保管時の気密性
を向上し、製造工程を簡略化し且つ構成する部材数を減
らしコストを低減させたものである。
軟質包装体に関し、特に該包装体の流通保管時の気密性
を向上し、製造工程を簡略化し且つ構成する部材数を減
らしコストを低減させたものである。
【０００２】
【従来の技術】ウェットティッシューペーパー等のウェ
ット状清浄品を収納した容器のうち金属アルミニウムを
蒸着被覆したプラスチックフィルムなどからなる軟質包
装体は、携帯に便利で廃棄もし易い等の利点があるため
盛んに使用されている。このような包装体の一例を図面
で説明すると、図10に示すように包装体の本体（１）の
上面には内容物であるウェットティッシューペーパーを
１枚ずつ取り出す取出口（２）を設け、この製品の出
荷、流通、販売段階で該取出口（２）の開口を保護して
内部が乾燥しないようにするため該取出口（２）を感圧
接着層を有するフィルムよりなるラベル（３）で密着密
封しているものである。そして該ラベル（３）の周囲の
本体（１）上面に、該ラベル（３）部が開口してその開
口の内周縁をわずかに立ち上げて蓋係止部（５）を形成
したポリエチレン等の硬質板材からなる蓋受け部材
（４）を固着した。さらに該蓋受け部材（４）には、該
蓋係止部（５）の外周部に嵌合して上記ラベル（３）部
の開口を密封状に開閉自在とするポリエチレン等の蓋
（６）を一体に成形して連結したものである。なお図中
（７）は第１回目の使用を補償するための封緘シールで
あって図10（ｂ）に示すように該軟質包装体の第１回目
の使用の時まで蓋（６）を閉じた状態で蓋（６）と、蓋
受け部材（４）との間に架け渡して接着し、第１回目の
使用時に蓋（６）を開ける際に切断するものである。こ
のような包装体によれば使用する際にはラベル（３）を
剥がして取出口（２）を露出させることによって該取出
口（２）からウェットティッシューペーパーを１枚ずつ
取り出せるものである。そして使用途中においては蓋
（６）を閉じておくことで包装体内部の乾燥を防いでい
る。
ット状清浄品を収納した容器のうち金属アルミニウムを
蒸着被覆したプラスチックフィルムなどからなる軟質包
装体は、携帯に便利で廃棄もし易い等の利点があるため
盛んに使用されている。このような包装体の一例を図面
で説明すると、図10に示すように包装体の本体（１）の
上面には内容物であるウェットティッシューペーパーを
１枚ずつ取り出す取出口（２）を設け、この製品の出
荷、流通、販売段階で該取出口（２）の開口を保護して
内部が乾燥しないようにするため該取出口（２）を感圧
接着層を有するフィルムよりなるラベル（３）で密着密
封しているものである。そして該ラベル（３）の周囲の
本体（１）上面に、該ラベル（３）部が開口してその開
口の内周縁をわずかに立ち上げて蓋係止部（５）を形成
したポリエチレン等の硬質板材からなる蓋受け部材
（４）を固着した。さらに該蓋受け部材（４）には、該
蓋係止部（５）の外周部に嵌合して上記ラベル（３）部
の開口を密封状に開閉自在とするポリエチレン等の蓋
（６）を一体に成形して連結したものである。なお図中
（７）は第１回目の使用を補償するための封緘シールで
あって図10（ｂ）に示すように該軟質包装体の第１回目
の使用の時まで蓋（６）を閉じた状態で蓋（６）と、蓋
受け部材（４）との間に架け渡して接着し、第１回目の
使用時に蓋（６）を開ける際に切断するものである。こ
のような包装体によれば使用する際にはラベル（３）を
剥がして取出口（２）を露出させることによって該取出
口（２）からウェットティッシューペーパーを１枚ずつ
取り出せるものである。そして使用途中においては蓋
（６）を閉じておくことで包装体内部の乾燥を防いでい
る。
【０００３】また従来の包装体の他の例を示すと、図11
に示すように包装体本体（１）の取出口部に、開口
（８）を有し、その周縁をわずかに立上げて蓋係止部
（５）を形成した硬質板材からなる蓋受け部材（４）を
固着し、該開口（８）にはアルミ蒸着フィルムなどから
なる密封シール（９）を密着させ、さらに該蓋受け部材
（４）に蓋（６）を一体成形したものもある。なおこの
場合は蓋（６）の裏面には上記蓋係止部（５）に嵌合し
て、密封シール（９）を剥して使用中に開口（８）から
の液の蒸発防止効果を一層高めるための突条（10）がル
ープ状に形成されている。
に示すように包装体本体（１）の取出口部に、開口
（８）を有し、その周縁をわずかに立上げて蓋係止部
（５）を形成した硬質板材からなる蓋受け部材（４）を
固着し、該開口（８）にはアルミ蒸着フィルムなどから
なる密封シール（９）を密着させ、さらに該蓋受け部材
（４）に蓋（６）を一体成形したものもある。なおこの
場合は蓋（６）の裏面には上記蓋係止部（５）に嵌合し
て、密封シール（９）を剥して使用中に開口（８）から
の液の蒸発防止効果を一層高めるための突条（10）がル
ープ状に形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の軟質包装体では、包装体本体、蓋受け部材及び蓋、
感圧接着層を有するラベル、さらに封緘シールも必要で
あって部品点数が多いためにコスト高であり、また流通
や保管時にラベルが一度開けられたとしても該ラベルや
封緘シールが元の状態に戻っていれば購入者はそれに気
付かず、使用時に安心できないところがあった。
来の軟質包装体では、包装体本体、蓋受け部材及び蓋、
感圧接着層を有するラベル、さらに封緘シールも必要で
あって部品点数が多いためにコスト高であり、また流通
や保管時にラベルが一度開けられたとしても該ラベルや
封緘シールが元の状態に戻っていれば購入者はそれに気
付かず、使用時に安心できないところがあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑み検討の結果、これら問題点を解消してコストが
安く、使用時の安心感の高いウェット状清浄品の軟質包
装体を開発したものである。
点に鑑み検討の結果、これら問題点を解消してコストが
安く、使用時の安心感の高いウェット状清浄品の軟質包
装体を開発したものである。
【０００６】即ち本発明の軟質包装体は、本体内部にウ
ェット状清浄品を収納し、該本体の内容物取出口を密封
状に開閉自在とする蓋を設けた軟質包装体において、該
取出口を被覆するように本体に固定される蓋受け部材と
蓋とを一体にしてなる蓋部材を設け、さらに該蓋受け部
材の一部に指を係合させることによって開口が形成され
うるスパウト形成部を設け、該開口を通して該取出口よ
り内容物の取り出しを可能にしたことを特徴とするもの
である。この際スパウト形成部を蓋受け部材から分離す
るものとしたり、スパウト形成部の周囲を線状薄肉部と
するのは有効である。そして該線状薄肉部を閉ループ状
又は開ループ状に形成するのは有効であり、また線状薄
肉部の近傍に指を係合させ得る突起物を設け、該突起物
に指を係合させて引くことにより開口を形成するのも有
効である。さらに、蓋と蓋受け部材を一体成形して蓋部
材とするのはより効果的である。
ェット状清浄品を収納し、該本体の内容物取出口を密封
状に開閉自在とする蓋を設けた軟質包装体において、該
取出口を被覆するように本体に固定される蓋受け部材と
蓋とを一体にしてなる蓋部材を設け、さらに該蓋受け部
材の一部に指を係合させることによって開口が形成され
うるスパウト形成部を設け、該開口を通して該取出口よ
り内容物の取り出しを可能にしたことを特徴とするもの
である。この際スパウト形成部を蓋受け部材から分離す
るものとしたり、スパウト形成部の周囲を線状薄肉部と
するのは有効である。そして該線状薄肉部を閉ループ状
又は開ループ状に形成するのは有効であり、また線状薄
肉部の近傍に指を係合させ得る突起物を設け、該突起物
に指を係合させて引くことにより開口を形成するのも有
効である。さらに、蓋と蓋受け部材を一体成形して蓋部
材とするのはより効果的である。
【０００７】また本発明の他の軟質包装体は、内容物取
出口を有する本体内部にウェット状清浄品を収納し、該
取出口を覆うように本体に固定する固着部材であって、
指を係合することによって開口と、一部が該固着部材に
連結した開閉蓋とを形成する固着部材を設け、形成され
る開口を通して該取出口より内容物の取出しを可能にし
たことを特徴とするものであり、この際、固着部材が予
め開口を設けた開口部材と、該開口を塞ぐように該開口
部材に固定されている蓋材とを一体成形してなるプルフ
ァープルーフ成形部材であって、指を該蓋材に係合する
ことによって該開口部材に一部が連結した開閉蓋が形成
されるものは良好である。
出口を有する本体内部にウェット状清浄品を収納し、該
取出口を覆うように本体に固定する固着部材であって、
指を係合することによって開口と、一部が該固着部材に
連結した開閉蓋とを形成する固着部材を設け、形成され
る開口を通して該取出口より内容物の取出しを可能にし
たことを特徴とするものであり、この際、固着部材が予
め開口を設けた開口部材と、該開口を塞ぐように該開口
部材に固定されている蓋材とを一体成形してなるプルフ
ァープルーフ成形部材であって、指を該蓋材に係合する
ことによって該開口部材に一部が連結した開閉蓋が形成
されるものは良好である。
【０００８】そしてウェット状清浄品としては、いわゆ
るウェットティッシューペーパー、又はアルコール等の
清浄薬液、化粧水、水等を含浸させた不織布、織布、コ
ットン等のウェット繊維基材が有利に用いられる。
るウェットティッシューペーパー、又はアルコール等の
清浄薬液、化粧水、水等を含浸させた不織布、織布、コ
ットン等のウェット繊維基材が有利に用いられる。
【０００９】
【実施例】次に本発明を実施例の基づいてさらに説明す
る。
る。
【００１０】（実施例１）図１に示すようにポリエチレ
ン又はポリプロピレン等からなる円板の外周縁を連続的
に、立ち上げて蓋係止部（５）を設け、且つ中央部の上
下面の対向位置に線状薄肉部として断面楔形の溝（11）
を閉ループ状に円形に設けて内側をスパウト形成部（1
2）とし、さらに該スパウト形成部（12）に指を係合さ
せるリング状摘み（13）を一体に設けて蓋受け部材
（４）とした。そして該蓋受け部材（４）と連結して上
記蓋係止部（５）に開閉自在に係合する蓋（６）を、該
蓋受け部材（４）と一体成形して製造し、蓋部材を得
る。
ン又はポリプロピレン等からなる円板の外周縁を連続的
に、立ち上げて蓋係止部（５）を設け、且つ中央部の上
下面の対向位置に線状薄肉部として断面楔形の溝（11）
を閉ループ状に円形に設けて内側をスパウト形成部（1
2）とし、さらに該スパウト形成部（12）に指を係合さ
せるリング状摘み（13）を一体に設けて蓋受け部材
（４）とした。そして該蓋受け部材（４）と連結して上
記蓋係止部（５）に開閉自在に係合する蓋（６）を、該
蓋受け部材（４）と一体成形して製造し、蓋部材を得
る。
【００１１】次に図２に示すように内部にウェットティ
ッシューペーパーを１枚毎に互いに重なり合うように折
り畳んで収納したポップアップ式取り出し方式、又はウ
ェットティシューペーパーを１枚毎に互いに重なり合わ
ないように折り畳んで収納した枚葉式取り出し方式の軟
質包装体本体（１）の上面の中央部に、このウェットテ
ィッシューペーパーを１枚ずつ取り出す取出口（２）を
円形に設けた。なおこの取出口（２）の大きさはウェッ
トティッシューペーパーを１枚ずつ分離して取り出すの
に十分且つ必要な大きさとし、さらに上記蓋部材のスパ
ウト形成部（12）の円形の大きさとほぼ同じにした。そ
して包装体本体（１）の上面に、該取出口（２）とスパ
ウト形成部（11）とが重ね合わさるように図１の蓋部材
の蓋受け部材（４）を固着して本発明の軟質包装体を製
造した。固着手段はヒートシール、超音波シール、ホッ
トメルト接着剤、コールドグルー等が用いられる。
ッシューペーパーを１枚毎に互いに重なり合うように折
り畳んで収納したポップアップ式取り出し方式、又はウ
ェットティシューペーパーを１枚毎に互いに重なり合わ
ないように折り畳んで収納した枚葉式取り出し方式の軟
質包装体本体（１）の上面の中央部に、このウェットテ
ィッシューペーパーを１枚ずつ取り出す取出口（２）を
円形に設けた。なおこの取出口（２）の大きさはウェッ
トティッシューペーパーを１枚ずつ分離して取り出すの
に十分且つ必要な大きさとし、さらに上記蓋部材のスパ
ウト形成部（12）の円形の大きさとほぼ同じにした。そ
して包装体本体（１）の上面に、該取出口（２）とスパ
ウト形成部（11）とが重ね合わさるように図１の蓋部材
の蓋受け部材（４）を固着して本発明の軟質包装体を製
造した。固着手段はヒートシール、超音波シール、ホッ
トメルト接着剤、コールドグルー等が用いられる。
【００１２】このような軟質包装体によれば、初回の使
用時に図３のように蓋受け部材（４）から蓋（６）を外
し、リング状摘み（13）を指先に引っ掛けてこれを引っ
張ることにより、スパウト形成部（12）が楔形溝（11）
に沿って切り取られて開口（８）が形成され、図４のよ
うに本体の取出口（２）を通して内部のウェットティッ
シューペーパーが見通せて該ペーパーを取出すことがで
きる。従って次回以降の使用時には単に蓋（６）を開閉
するだけで直ちに使用可能状態となる。
用時に図３のように蓋受け部材（４）から蓋（６）を外
し、リング状摘み（13）を指先に引っ掛けてこれを引っ
張ることにより、スパウト形成部（12）が楔形溝（11）
に沿って切り取られて開口（８）が形成され、図４のよ
うに本体の取出口（２）を通して内部のウェットティッ
シューペーパーが見通せて該ペーパーを取出すことがで
きる。従って次回以降の使用時には単に蓋（６）を開閉
するだけで直ちに使用可能状態となる。
【００１３】本実施例では楔形溝（11）は円形の閉ルー
プ状であるが、図５のように一部に楔形溝（11）が連続
していない部分のある開ループ状であってもよい。この
場合、スパウト形成部（12）は切り取られないので、蓋
受け部材（４）に連結したままであって、内部のウェッ
トティッシューペーパーを取り出した後でも、該スパウ
ト形成部（12）自身の弾性によって図６のように次に取
り出されるペーパー（14）の一部に被さった状態になる
ので内部の液の蒸発防止に一層役立つ。さらにこのよう
にはみ出したペーパー（14）を内部に押し込んでしまえ
ば、スパウト形成部（12）は開口（８）を完全に塞ぐこ
とができる。なお楔形溝（11）は上面及び下面に設けた
が、上面のみ又は下面のみであってもよい。さらに該溝
の断面形状は楔形に限らずＵ字形、矩形又は反対面に達
しない単なる連続した切り込みであってもよい。
プ状であるが、図５のように一部に楔形溝（11）が連続
していない部分のある開ループ状であってもよい。この
場合、スパウト形成部（12）は切り取られないので、蓋
受け部材（４）に連結したままであって、内部のウェッ
トティッシューペーパーを取り出した後でも、該スパウ
ト形成部（12）自身の弾性によって図６のように次に取
り出されるペーパー（14）の一部に被さった状態になる
ので内部の液の蒸発防止に一層役立つ。さらにこのよう
にはみ出したペーパー（14）を内部に押し込んでしまえ
ば、スパウト形成部（12）は開口（８）を完全に塞ぐこ
とができる。なお楔形溝（11）は上面及び下面に設けた
が、上面のみ又は下面のみであってもよい。さらに該溝
の断面形状は楔形に限らずＵ字形、矩形又は反対面に達
しない単なる連続した切り込みであってもよい。
【００１４】また蓋部材としては図１に示すものの他、
図７（ａ）（ｂ）に示すように周囲に鍔状の面をリング
状に一体とした接合部（15）を設けたものも用いられ
る。このような接合部（15）によれば蓋受け部材（４）
を図７（ｂ）のように軟質包装体本体（１）の取出口
（２）の内側に固着することもできる。
図７（ａ）（ｂ）に示すように周囲に鍔状の面をリング
状に一体とした接合部（15）を設けたものも用いられ
る。このような接合部（15）によれば蓋受け部材（４）
を図７（ｂ）のように軟質包装体本体（１）の取出口
（２）の内側に固着することもできる。
【００１５】また上記実施例ではリング状摘み（13）を
設けてあるが、単なるフック状の摘みであってもよい。
さらにこのような摘みを特に設けなくても、スパウト形
成部（12）そのものを指で強く押圧して該線状薄肉部を
切り破り、ここの部材を指で摘んで引き上げることでも
開口を設けることが可能である。
設けてあるが、単なるフック状の摘みであってもよい。
さらにこのような摘みを特に設けなくても、スパウト形
成部（12）そのものを指で強く押圧して該線状薄肉部を
切り破り、ここの部材を指で摘んで引き上げることでも
開口を設けることが可能である。
【００１６】また蓋受け部材に形成される開口（８）と
本体の内容物取出口（２）との大きさ、形状は特に関係
はなく、本実施例のようにほぼ同じであってもいずれが
大きくても、また互いにどのような形でもよい。さらに
本体の取出口（２）は予め開けておいてもよいが、その
形状に沿って予め切り込みを設けておき、蓋受け部材
（４）を本体（１）上面に固着するときにこの取出口切
り込みの内側の面と上記スパウト形成部（12）の下面と
を互いに固着させておくこともでき、このような構成に
よれば該スパウト形成部（12）を切り離すときに同時に
該取出口切り込みも切り離せられるので、開口の形成と
取出口の形成とが同時に行える。
本体の内容物取出口（２）との大きさ、形状は特に関係
はなく、本実施例のようにほぼ同じであってもいずれが
大きくても、また互いにどのような形でもよい。さらに
本体の取出口（２）は予め開けておいてもよいが、その
形状に沿って予め切り込みを設けておき、蓋受け部材
（４）を本体（１）上面に固着するときにこの取出口切
り込みの内側の面と上記スパウト形成部（12）の下面と
を互いに固着させておくこともでき、このような構成に
よれば該スパウト形成部（12）を切り離すときに同時に
該取出口切り込みも切り離せられるので、開口の形成と
取出口の形成とが同時に行える。
【００１７】（実施例２）次に本発明の他の実施例を示
す。図８に示すように包装体本体（１）の円形取出口
（２）を囲む形状のリング状の開口部材（16）と、その
外周面の３箇所の、指を掛けて引っ張ることにより容易
に切り離せる切り離し連結部（17）及び切り離すことの
できない１箇所の固定連結部（18）で連結された該取出
口（２）を覆う蓋材（19）とをポリエチレンで一体成形
してプルファープルーフ成形部材を得た。そして該プル
ファープループ成形部材の開口部材（16）の片面を本体
（１）の取出口（２）の周囲に固着して軟質包装体を作
製した。
す。図８に示すように包装体本体（１）の円形取出口
（２）を囲む形状のリング状の開口部材（16）と、その
外周面の３箇所の、指を掛けて引っ張ることにより容易
に切り離せる切り離し連結部（17）及び切り離すことの
できない１箇所の固定連結部（18）で連結された該取出
口（２）を覆う蓋材（19）とをポリエチレンで一体成形
してプルファープルーフ成形部材を得た。そして該プル
ファープループ成形部材の開口部材（16）の片面を本体
（１）の取出口（２）の周囲に固着して軟質包装体を作
製した。
【００１８】このようなプルファープループ成形部材に
よれば、蓋材（19）の切り離し連結部（17）の近傍部分
に指を掛けて引き上げることで該連結部（17）は容易に
切り離すことができ、且つ固定連結部（18）は切り離せ
ないので図８のように１箇所の固定連結部（18）によっ
て蓋材（19）が開口部材（16）に接続した状態となり、
取出口（２）を自在に開閉できる開閉蓋が形成できる。
そして一度切り離し連結部（17）を切り離した後は固定
連結部（18）の弾性により蓋材（19）を常に取出口
（２）を覆った状態に保持させておくことも可能であ
る。なお図中（17')は切り離し連結部（17）を切り離し
た跡の突起である。また蓋材（19）に指を係止し易いよ
うな図１と同様のリング状摘み等を設けてもよい。
よれば、蓋材（19）の切り離し連結部（17）の近傍部分
に指を掛けて引き上げることで該連結部（17）は容易に
切り離すことができ、且つ固定連結部（18）は切り離せ
ないので図８のように１箇所の固定連結部（18）によっ
て蓋材（19）が開口部材（16）に接続した状態となり、
取出口（２）を自在に開閉できる開閉蓋が形成できる。
そして一度切り離し連結部（17）を切り離した後は固定
連結部（18）の弾性により蓋材（19）を常に取出口
（２）を覆った状態に保持させておくことも可能であ
る。なお図中（17')は切り離し連結部（17）を切り離し
た跡の突起である。また蓋材（19）に指を係止し易いよ
うな図１と同様のリング状摘み等を設けてもよい。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明によれば、従来のよう
に包装体本体の取出口を密閉する密封シールやラベル、
及び封緘シールが不要であるため部品点数が減り、蓋受
け部材と蓋からなる蓋部材、及び開口部材と蓋材からな
る固着部材が一体成形でき、しかもラベル等が不要なた
めこれら蓋受け部材及び固着部材を従来よりも小さくで
きるので製造コストを低減させることができる。また蓋
部材を用いた場合はスパウト形成部を切り離さなければ
取出口に通ずる開口が得られず、固着部材を用いた場合
は開閉蓋を開封しなければ開口が得られないので初回使
用時の確認が得易く、安全性が高く、且つ使用者の安心
感も大きい。さらに使用前は本体の取出口を密封できる
ので保管時や流通時の内部気密性が高い。
に包装体本体の取出口を密閉する密封シールやラベル、
及び封緘シールが不要であるため部品点数が減り、蓋受
け部材と蓋からなる蓋部材、及び開口部材と蓋材からな
る固着部材が一体成形でき、しかもラベル等が不要なた
めこれら蓋受け部材及び固着部材を従来よりも小さくで
きるので製造コストを低減させることができる。また蓋
部材を用いた場合はスパウト形成部を切り離さなければ
取出口に通ずる開口が得られず、固着部材を用いた場合
は開閉蓋を開封しなければ開口が得られないので初回使
用時の確認が得易く、安全性が高く、且つ使用者の安心
感も大きい。さらに使用前は本体の取出口を密封できる
ので保管時や流通時の内部気密性が高い。
【図１】本発明実施例で用いる蓋部材を示すもので、
（ａ）は斜視図、（ｂ）は（ａ）のＡＡ線断面図であ
る。
（ａ）は斜視図、（ｂ）は（ａ）のＡＡ線断面図であ
る。
【図２】本発明実施例で用いる軟質包装体の本体を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図３】本発明実施例の軟質包装体を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】本発明実施例の軟質包装体の使用状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図５】本発明に係る蓋部材の他の例を示す要部説明図
である。
である。
【図６】同上の他の例の使用状態を示す要部説明図であ
る。
る。
【図７】本発明に係る蓋部材の他の例を示すもので
（ａ）は斜視図、（ｂ）は（ａ）のＢＢ線断面図であ
る。
（ａ）は斜視図、（ｂ）は（ａ）のＢＢ線断面図であ
る。
【図８】プルファープルーフ成形部材を示す断面図であ
る。
る。
【図９】プルファープルーフ成形部材を用いた本発明の
軟質包装体の一例を示す斜視図である。
軟質包装体の一例を示す斜視図である。
【図１０】従来例を示すもので、（ａ）は蓋を開けた状
態を示し、（ｂ）は使用前状態を示すいずれも斜視図で
ある。
態を示し、（ｂ）は使用前状態を示すいずれも斜視図で
ある。
【図１１】他の従来例を示す斜視図である。
１ 軟質包装体の本体 ２ 取出口 ３ ラベル ４ 蓋受け部材 ５ 蓋係止部 ６ 蓋 ７ 封緘シール ８ 開口 ９ 密封シール 10 突条 11 楔形溝 12 スパウト形成部 13 リング状摘み 14 ウェットティッシューペーパー 15 接合部 16 開口部材 17 切り離し連結部 18 固定連結部 19 蓋材
Claims (9)
- 【請求項１】 本体内部にウェット状清浄品を収納し、
該本体の内容物取出口を密封状に開閉自在とする蓋を設
けた軟質包装体において、該取出口を被覆するように本
体に固定される蓋受け部材と蓋とを一体にしてなる蓋部
材を設け、さらに該蓋受け部材の一部に指を係合させる
ことによって開口が形成されうるスパウト形成部を設
け、該開口を通して該取出口より内容物の取り出しを可
能にしたことを特徴とするウェット状清浄品の軟質包装
体。 - 【請求項２】 スパウト形成部が蓋受け部材から分離す
るものである請求項１記載のウェット状清浄品の軟質包
装体。 - 【請求項３】 スパウト形成部の周囲を線状薄肉部とし
た請求項１又は２記載のウェット状清浄品の軟質包装
体。 - 【請求項４】 線状薄肉部が閉ループ状、又は開ループ
状に形成されている請求項３記載のウェット状清浄品の
軟質包装体。 - 【請求項５】 線状薄肉部の近傍に指を係合させ得る突
起物を設け、該突起物に指を係合させて引くことにより
開口を形成する請求項３又は４記載のウェット状清浄品
の軟質包装体。 - 【請求項６】 蓋と蓋受け部材を一体成形して蓋部材と
した請求項１〜５のいずれか１項記載のウェット状清浄
品の軟質包装体。 - 【請求項７】 内容物取出口を有する本体内部にウェッ
ト状清浄品を収納し、該取出口を覆うように本体に固定
する固着部材であって、指を係合することによって開口
と、一部が該固着部材に連結した開閉蓋とを形成する固
着部材を設け、形成される開口を通して該取出口より内
容物の取出しを可能にしたことを特徴とするウェット状
清浄品の軟質包装体。 - 【請求項８】 固着部材が予め開口を設けた開口部材
と、該開口を塞ぐように該開口部材に固定されている蓋
材とを一体成形してなるプルファープルーフ成形部材で
あって、指を該蓋材に係合することによって該開口部材
に一部が連結した開閉蓋が形成される請求項７記載のウ
ェット状清浄品の軟質包装体。 - 【請求項９】 ウェット状清浄品がウェットティッシュ
ーペーパー又はウェット繊維基材である請求項１〜８の
いずれか１項記載のウェット状清浄品の軟質包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8046726A JPH09216672A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ウェット状清浄品の軟質包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8046726A JPH09216672A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ウェット状清浄品の軟質包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09216672A true JPH09216672A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12755353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8046726A Pending JPH09216672A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ウェット状清浄品の軟質包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09216672A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11292117A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Toppan Printing Co Ltd | 包装体開口に取り付ける蓋体 |
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| WO2000064755A3 (en) * | 1999-04-27 | 2003-04-17 | Converting Wet Wipes S R L | Rigid closure element fixable to a flexible container for example for wet wipes |
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| WO2009057766A1 (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Fuji Seal International, Inc. | ウェットシート軟包体、及び該軟包体用ラベル |
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| JP2011025980A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Lec Inc | ウェットシート用包装体の蓋体 |
| US8915358B2 (en) | 2013-03-29 | 2014-12-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wet wipes dispenser with lid positioning feature |
| US9399540B2 (en) | 2012-06-29 | 2016-07-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Storing and dispensing container for product having improved dispensing orifice |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8046726A patent/JPH09216672A/ja active Pending
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| EA016859B1 (ru) * | 2007-11-02 | 2012-08-30 | Юничарм Корпорейшн | Гибкая упаковка влажных салфеток |
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