JP3739115B2 - 同時開封カートン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チョコレート菓子等を収納するためのトレー状容器引き出し型のカートンに関するものであり、更に詳しくは、外箱の内部に収納したトレー状の容器を引き出すと同時に該容器が開封されるようにしたカートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、チョコレート菓子等を収納するためにトレー状容器引き出し型のカートンが使用されている。このカートンは、一方の端部に引き出し口を有する角筒状の外箱と、この外箱の内部に引き出し自在に収納され、開口部の周囲にフランジが形成されたトレー状の容器と、可撓性を有するシート部材からなり、容器のフランジに接着され、容器の開口部を封閉する蓋体とからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このカートンにおいて、容器内の収納物を取り出すには、容器を外箱から引き出すという作業と、蓋体を容器から剥し取るという作業とが必要であり、特に蓋体を容器から剥がし取る作業は非常に面倒であり、手間がかかるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、容易に収納物を取り出せるようにしたトレー状容器引き出し型のカートンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の解決手段は、図示例のように、一方の端部に引き出し口2aを有する角筒状の外箱2と、この外箱2の内部に引き出し自在に収納され、開口部3aの周囲にフランジ3bが形成されたトレー状の容器3と、可撓性を有するシート部材からなり、容器3のフランジ3bに接着され、容器3の開口部3aを封閉する蓋体4とからなるカートンにおいて、蓋体4における引き出し口2a側の端部4aが外箱2の内面に接着されているとともに、蓋体(4)における引き出し口(2a)に臨む縁(4b)に、蓋体(4)と容器(3)のフランジ(3b)との接着部分(13)の側辺(13c)、(13c)より内側に位置し且つ接着部分(13)における引き出し口(2a)に臨む辺(13a)にかかるように一対の切り込み(4c)、(4c)を設け、蓋体(4)の端部(4a)が、この切り込み(4c)、(4c)の間の部分で外箱(2)の内面に接着されており、容器3を外箱2から引き出すと、蓋体4の端部4aが容器3の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて容器3が開封されるようにしたことを特徴とするものである。また、本発明の第2の解決手段は、一方の端部に引き出し口(2a)を有する角筒状の外箱(2)と、この外箱(2)の内部に引き出し自在に収納され、開口部(3a)の周囲にフランジ(3b)が形成されたトレー状の容器(3)と、可撓性を有するシート部材からなり、容器(3)のフランジ(3b)に接着され、容器(3)の開口部(3a)を封閉する蓋体(4)とからなるカートンにおいて、蓋体(4)における引き出し口(2a)側の端部(4a)が外箱(2)の内面に接着されているとともに、蓋体(4)と容器(3)のフランジ(3b)との接着部分(13)における引き出し口(2a)に臨む辺(13a)に、接着部分(13)の側辺(13c)、(13c)の延長線上に位置し且つ容器(3)の引き出し方向に突出した凸状接着部(13d)、(13d)が形成されており、蓋体(4)に、接着部分(13)のうちの凸状接着部(13d)、(13d)のみに重なるように、多数の傷痕が形成された領域(16)を設け、容器(3)を外箱(2)から引き出すと、蓋体(4)の端部(4a)が容器(3)の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて容器(3)が開封されるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
上記の解決手段によると、蓋体4を容器3から剥がし取る必要がなく、容器3を外箱2から引き出すのみで収納物を取り出すことができる。第1の解決手段では、容器を外箱2から引き出すと、蓋体4が切り込み4c、4cの部分から引き裂かれて容器3が開封される。第2の解決手段では、容器3を外箱2から引き出すと、蓋体4が凸状接着部13d、13dの周縁の部分で裂け、蓋体4がこの部分から引き裂かれて容器3が開封される。
【0007】
また、本発明の第3の解決手段は、第1または第2の解決手段において、蓋体4の端部4aが容器3の引き出し方向と背反する方向に折り返されており、この折り返された部分が外箱2の内面に接着されていることを特徴とするものである。
【0008】
この場合、蓋体4に引っ張り力が効率良く作用するので、容器3の開封がよりスムーズになる。
【0009】
また、本発明の第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、蓋体4と容器3のフランジ3bとの接着部分13における引き出し口2aに臨む辺13aに、容器3の引き出し方向に突出した凸状接着部13bが形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この場合、蓋体4に作用する引っ張り力が凸状接着部13bに集中し、蓋体4と容器3との間で初期剥離が生じ易いので、容器3の開封がよりスムーズになる。
【0011】
また、本発明の第5の解決手段は、第1〜第4の解決手段において、容器3のフランジ3bにおける引き出し口2aに臨む部位に、容器3の引き出し方向に突出したツマミ片3cを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
この場合、ツマミ片3cをつまんで容器3を引き出すことができるので、容器3の引き出しが容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示しており、図1は外箱2の展開図、図2は容器3の斜視図、図3は蓋体4の斜視図、図4はカートン1の組立方法を示す斜視図、図5はカートン1の使用方法を示す斜視図である。
【0018】
図1〜図5に示すように、カートン1は、一方の端部に引き出し口2aを有する角筒状の外箱2と、この外箱2の内部に引き出し自在に収納されるトレー状の容器3と、この容器3の開口部3aを封閉する蓋体4とからなっている。
【0019】
図1に示すように、外箱2は厚紙等の剛性を有するシート部材からなり、側壁5、上壁6、側壁7、底壁8、貼着片9が折込線10を介して順次連接されている。側壁5、上壁6、側壁7、底壁8、貼着片9を折込線10に沿って折り込み、側壁5を貼着片9に接着することにより、図4(b)に示すように角筒状の外箱2が形成される。上壁6の引き出し口2a側の端部の外面には、引き出し口2aの位置を示す印刷11が施されている。
【0020】
図2に示す容器3はポリプロピレンやポリスチレン等の合成樹脂を真空成形や射出成形してなり、平面形状が長方形のトレー状のもので、開口部3aの周囲に水平方向に突出したフランジ3bが形成されている。容器3の長さ、幅、高さはそれぞれ外箱2内部の長さ、幅、高さに対応しており、容器3は外箱2内部に引き出し自在に収納できるようになっている。
【0021】
図3に示す蓋体4はポリプロピレンやポリエステル等の合成樹脂シートやアルミニウム箔等の可撓性を有するシート部材からなり、容器3の上面と対応する大きさを有しており、容器3内部に収納物を収納した後、容器3のフランジ3bに沿って接着される。
【0022】
次に、このカートン1の組立手順について説明すると、図4(a)に示すように、収納物が封入された容器3を外箱2の底壁8上に載置し、蓋体4における引き出し口2a側の端部4aの上面にホットメルト接着剤12を塗布する。このホットメルト接着剤12の接着力は、蓋体4と容器3のフランジ3bとの接着部分13の接着力よりも大きい。そして、側壁5、上壁6、側壁7、底壁8、貼着片9を折込線10に沿って折り込み、貼着片9の外面に接着剤を塗布し、側壁5を貼着片9に重ね合わせて接着すると、図4(b)に示すように、外箱2が角筒状に形成されるとともに、容器3が外箱2内に収納された状態となる。
【0023】
そして、外箱2の上壁6の引き出し口2a側の端部の外面に熱を加え、蓋体4に塗布されたホットメルト接着剤12を溶融させ、蓋体4の端部4aを上壁6の内面に接着する。その後、カートン1全体をシュリンクフィルムによって上包みする。
【0024】
次に、上記のように構成したカートン1の使用方法について説明する。
カートン1を上包みしているシュリンクフィルムを破り、容器3に、引き出し口2aから引き出すように力を加えると、蓋体4の端部4aが容器3の引き出し方向と背反する方向に引っ張られ、図5(a)に示すように、端部4aがZ字状に折れ曲がるとともに容器3のフランジ3bから剥がれる。容器3を外箱2から引き出すに従って、図5(b)に示すように、蓋体4が容器3から剥がれ、容器3内の収納物14が取り出し可能になる。
【0025】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6〜図8は本発明の第2実施形態を示しており、図6は容器3及び蓋体4の斜視図、図7はカートン15の組立方法を示す斜視図、図8はカートン15の使用方法を示す斜視図である。
なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
図6に示すように、この実施形態では、蓋体4における引き出し口2a側の端部4aを容器3の引き出し方向と背反する方向に折り返している。そして、図7(a)に示すように、折り返した端部4aの裏面にホットメルト接着剤12を塗布し、側壁5、上壁6、側壁7、底壁8、貼着片9を折込線10に沿って折り込み、側壁5を貼着片9に接着し、図7(b)に示すように、外箱2を角筒状に形成した後、上壁6の引き出し口2a側の端部の外面に熱を加え、蓋体4に塗布したホットメルト接着剤12を溶融させ、蓋体4の端部4aを上壁6の内面に接着する。
【0027】
このカートン15において、容器3を外箱2から引き出すと、図8に示すように、蓋体4の端部4aが容器3の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて蓋体4が容器3から剥がれ、容器3内の収納物14が取り出し可能になる。このカートン15では、端部4aがU字状に折り曲げられているため、端部4aがZ字状に折り曲げられる第1実施形態のものに比べて蓋体4に引っ張り力が効率良く作用し、蓋体4が容器3からスムーズに剥がれる。
【0028】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図9は本発明の第3実施形態を示しており、容器3及び蓋体4の平面図である。 この実施形態では、蓋体4と容器3との接着部分13における引き出し口2aに臨む辺13aに、容器3の引き出し方向に向けて突出した凸状接着部13bが形成されている。図9(a)は、辺13aのほぼ中央部に二等辺三角形状の凸状接着部13bが形成された場合を示し、図9(b)は、辺13aの両端に三角形状の凸状接着部13bが形成された場合を示している。
【0029】
この実施形態のものでは、容器3を外箱2から引き出す際に、蓋体4に作用する引っ張り力が凸状接着部13bに集中するので、蓋体4と容器3の間で初期剥離が生じ易く、蓋体4が容器3からスムーズに剥がれる。
【0030】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図10は本発明の第4実施形態を示しており、容器3及び蓋体4の斜視図である。この実施形態では、容器3のフランジ3bにおける引き出し口2aに臨む部位に、容器3の引き出し方向に向かって突出した半円形状のツマミ片3cが設けられている。
【0031】
この実施形態のものでは、ツマミ片3cをつまんで容器3を引き出すことができるので、容器3を引き出し易い。
【0032】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図11は本発明の第5実施形態を示しており、容器3及び蓋体4の平面図である。この実施形態では、蓋体4における引き出し口2aに臨む縁4bに、蓋体4と容器3のフランジ3bとの接着部分13の側辺13cより内側に位置し且つ接着部分13における引き出し口2aに臨む辺13aにかかるように一対の切り込み4c、4cが刻設されている。図11(a)は切り込み4c、4cがVノッチ状に形成された場合を示し、図11(b)は切り込み4c、4cが直線状に形成された場合を示している。そして、蓋体4の端部4aが、切り込み4c、4cの間の部分で外箱2の内面に接着されている。なお、この実施形態では、蓋体4が一軸延伸フィルムを用いて形成されており、その引き裂き方向は容器3の引き出し方向と平行である。
【0033】
この実施形態では、容器3を外箱2から引き出すと、蓋体4が切り込み4c、4cの部分から容器3の引き出し方向と背反する方向に引き裂かれて容器3内の収納物が取り出し可能となる。このとき、一軸延伸フィルムを用いていることにより、直線的、即ち、接着部分13の側辺13cの内側近傍に沿って一軸延伸フィルムが引き裂かれるので、接着部分13の辺13a以外の部分での剥離抵抗が無く、スムーズな開封が可能となる。
【0034】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図12は本発明の第6実施形態を示しており、容器3及び蓋体4の平面図である。この実施形態では、蓋体4と容器3との接着部分13における引き出し口2aに臨む辺13aに、接着部分13の側辺13cの延長線上に位置し且つ容器3の引き出し方向に突出した凸状接着部13d、13dが形成されている。そして、蓋体4には、接着部分13のうちの凸状接着部13d、13dのみに重なるように、多数の微細な傷痕が形成された領域16が帯状に設けられている。
【0035】
この傷痕の詳細については特公昭61−39228号公報に開示されており、詳しい説明は省略するが、例えば、回転砥石、ワイヤーブラシ、砥粒入りシート、砥粒接着シート等を研磨材に用いて蓋体4の表面を押圧または擦過することによって形成され、蓋体4の端部4aを容器3の引き出し方向と背反する方向に引っ張ると、蓋体4が凸状接着部13d、13dの周縁の部分で裂けるようになっている。なお、この実施形態では、蓋体4は一軸延伸フィルムによって形成されており、その引き裂き方向は容器3の引き出し方向と平行である。
【0036】
このカートンにおいて、容器3を外箱2から引き出すと、蓋体4が凸状接着部13d、13dの周縁の部分で裂け、蓋体4が接着部分13の側辺13cの内側近傍で容器3の引き出し方向と背反する方向に引き裂かれて容器3内の収納物が取り出し可能となる。この実施形態のものは、第5実施形態のように蓋体4に切り込み4cを設けた場合に比べて、流通及び保管時に蓋体4が裂ける恐れが少なく、信頼性が高い。また、第5実施形態と同様に、蓋体4を剥離する際に、接着部分13の辺13a以外の部分での剥離抵抗が無く、スムーズな開封が可能となるとなる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、容器3を外箱2から引き出すと、蓋体4の端部4aが容器3の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて容器3が開封されるので、蓋体4を容器3から剥がし取る必要がなく、容器3を外箱2から引き出すのみで収納物を取り出すことができる。したがって、収納物の取り出しが容易である。本発明の第1の解決手段によると、蓋体4が接着部分13の側辺13cより内側で引き裂かれるので、接着部分13の側辺13cによる抵抗が無く、スムーズな開封が可能となる。また、本発明の第2の解決手段によると、蓋体4が流通及び保管時に裂ける恐れが少ないので、信頼性が向上し、且つ、開封が容易となる。
【0038】
また、本発明の第3の解決手段によると、蓋体4に引っ張り力が効率良く作用するので、容器3の開封がよりスムーズになる。したがって、収納物の取り出しがさらに容易となる。
【0039】
また、本発明の第4の解決手段によると、蓋体4に作用する引っ張り力が凸状接着部13aに集中し、蓋体4と容器3の間で初期剥離が生じ易いので、容器3の開封がよりスムーズになる。したがって、収納物の取り出しがさらに容易となる。
【0040】
また、本発明の第5の解決手段によると、ツマミ片3cをつまんで容器3を引き出すことができるので、容器3の引き出しが容易である。したがって、収納物の取り出しがさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の外箱2の展開図。
【図2】 本発明の第1実施形態の容器3の斜視図。
【図3】 本発明の第1実施形態の蓋体4の斜視図。
【図4】 本発明の第1実施形態のカートン1の組立方法を示す斜視図。
【図5】 本発明の第1実施形態のカートン1の使用方法を示す斜視図。
【図6】 本発明の第2実施形態の容器3及び蓋体4の斜視図。
【図7】 本発明の第2実施形態のカートン15の組立方法を示す斜視図。
【図8】 本発明の第2実施形態のカートン15の使用方法を示す斜視図。
【図9】 本発明の第3実施形態の容器3及び蓋体4の平面図。
【図10】 本発明の第4実施形態の容器3及び蓋体4の斜視図。
【図11】 本発明の第5実施形態の容器3及び蓋体4の平面図。
【図12】 本発明の第6実施形態の容器3及び蓋体4の平面図。
【符号の説明】
2 外箱
2a 引き出し口
3 容器
3a 開口部
3b フランジ
4 蓋体
Claims (5)
- 一方の端部に引き出し口(2a)を有する角筒状の外箱(2)と、この外箱(2)の内部に引き出し自在に収納され、開口部(3a)の周囲にフランジ(3b)が形成されたトレー状の容器(3)と、可撓性を有するシート部材からなり、容器(3)のフランジ(3b)に接着され、容器(3)の開口部(3a)を封閉する蓋体(4)とからなるカートンにおいて、
蓋体(4)における引き出し口(2a)側の端部(4a)が外箱(2)の内面に接着されているとともに、
蓋体(4)における引き出し口(2a)に臨む縁(4b)に、蓋体(4)と容器(3)のフランジ(3b)との接着部分(13)の側辺(13c)、(13c)より内側に位置し且つ接着部分(13)における引き出し口(2a)に臨む辺(13a)にかかるように一対の切り込み(4c)、(4c)を設け、蓋体(4)の端部(4a)が、この切り込み(4c)、(4c)の間の部分で外箱(2)の内面に接着されており、
容器(3)を外箱(2)から引き出すと、蓋体(4)の端部(4a)が容器(3)の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて容器(3)が開封されるようにしたことを特徴とする同時開封カートン。 - 一方の端部に引き出し口(2a)を有する角筒状の外箱(2)と、この外箱(2)の内部に引き出し自在に収納され、開口部(3a)の周囲にフランジ(3b)が形成されたトレー状の容器(3)と、可撓性を有するシート部材からなり、容器(3)のフランジ(3b)に接着され、容器(3)の開口部(3a)を封閉する蓋体(4)とからなるカートンにおいて、
蓋体(4)における引き出し口(2a)側の端部(4a)が外箱(2)の内面に接着されているとともに、
蓋体(4)と容器(3)のフランジ(3b)との接着部分(13)における引き出し口(2a)に臨む辺(13a)に、接着部分(13)の側辺(13c)、(13c)の延長線上に位置し且つ容器(3)の引き出し方向に突出した凸状接着部(13d)、(13d)が形成されており、蓋体(4)に、接着部分(13)のうちの凸状接着部(13d)、(13d)のみに重なるように、多数の傷痕が形成された領域(16)を設け、
容器(3)を外箱(2)から引き出すと、蓋体(4)の端部(4a)が容器(3)の引き出し方向と背反する方向に引っ張られて容器(3)が開封されるようにしたことを特徴とする同時開封カートン。 - 蓋体(4)の端部(4a)が容器(3)の引き出し方向と背反する方向に折り返されており、この折り返された部分が外箱(2)の内面に接着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の同時開封カートン。
- 蓋体(4)と容器(3)のフランジ(3b)との接着部分(13)における引き出し口(2a)に臨む辺(13a)に、容器(3)の引き出し方向に突出した凸状接着部(13b)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の同時開封カートン。
- 容器(3)のフランジ(3b)における引き出し口(2a)に臨む部位に、容器(3)の引き出し方向に突出したツマミ片(3c)を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の同時開封カートン。
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