JPH09216410A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09216410A
JPH09216410A JP8025216A JP2521696A JPH09216410A JP H09216410 A JPH09216410 A JP H09216410A JP 8025216 A JP8025216 A JP 8025216A JP 2521696 A JP2521696 A JP 2521696A JP H09216410 A JPH09216410 A JP H09216410A
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JP
Japan
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image
signal
resolution
image data
modulation
Prior art date
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JP8025216A
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Inventor
Kazuhito Ohashi
一仁 大橋
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス幅変調により画像形成を行う際に、解
像度と階調性とは両立できない。 【解決手段】 文字判定部111において入力画像信号
が文字領域であるか否かを判定し、該判定結果をPWM
発生部110における線数切り替え信号として出力す
る。PWM発生部110においては、入力される線数切
り替え信号の同期を調整した後、該線数切り替え信号に
応じてレーザドライバ212へ出力するPWM信号を選
択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、画像信号に対してパルス幅変調
を行って画像を形成する画像処理装置及びその方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿画像を読み取って記録媒
体上にプリント出力する装置として、例えばデジタル複
写機等が普及している。
【0003】デジタル複写機においては、画像読取り部
で原稿台ガラス上に載置された原稿に光を当てて照明
し、その反射光をCCDイメージセンサ等の受光素子で
検出してA/D変換することにより、原稿画像をデジタ
ル画像信号に変換している。そして、得られたデジタル
画像信号に対して様々な画像処理を行った後に、プリン
タ部において画像形成、プリントを行うことにより、コ
ピー画像を得ることができる。
【0004】従来のデジタル複写機における画像読取り
部で用いられる受光センサとしては、一般に、リニアC
CDイメージセンサ等の受光素子(1素子が1画素に対
応)が1次元に並んだものが使用され、読み取り画像度
はこのリニアセンサの受光素子数(受光画素数)に相当
する。また読み取り階調は、アナログのセンサ出力をデ
ジタル信号に変換する際に使用するA/D変換器の変換
ビット数により決定される。
【0005】一方、プリンタ部においては例えば電子写
真プロセスを利用したLBP(レーザビームプリンタ)
方式が使用される。LBP方式によれば、感光体上にレ
ーザ光をラスタスキャンさせながら照射し、一画素毎に
レーザ光の強度あるいはレーザ点灯時間を入力信号の値
に応じて変調することにより、感光体上に画像(静電潜
像)を形成する。そして、感光体上の静電潜像は、現
像、転写、定着等の電子写真プロセスを経て最終的なプ
リント画像となる。ここで、プリンタ部の解像度はラス
タスキャン周期、及びレーザのオン/オフ周期との関係
で定まる。また、プリント可能な画像階調レベル数は、
前記レーザ光の変調回路に入力可能なレベル数により決
定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデジタル複写機において、プリンタ部の解像度と階
調数とは全く独立した要素ではなく、レーザ光による感
光体上への作像、現像、転写、定着等の電子写真プロセ
スの特性の影響により、一般的に以下の特性を有する。
【0007】即ち、解像度を上げるために1画素に相当
するレーザの変調周期を短くする(主走査方向のプリン
ト線数を大きくする)と、プリント解像度を上げること
はできるが、再現できる階調数が減ってしまう。つま
り、入力信号レベルに対応した所定のレーザ光変調を行
っても、最終的なプリント出力における階調再現能力に
限界があるため、所定レベル以下の微少な濃度差を再現
することはできない。
【0008】また、逆に再現できる階調数を多くするた
めには、プリント画像を構成する1画素つき、所定サイ
ズ以上のドットサイズが必要(主走査方向のプリント線
数をある程度小さくすることが必要)であり、このため
プリント解像度を一定値以下に下げる必要がある。
【0009】このため、写真のように微少な階調差の再
現が必要な原稿について忠実な複写を可能とするために
は、プリンタ部においてプリント解像度を下げる必要が
あり、従って、文字・線画等からなる原稿画像について
は、その複写結果はボケてしまっていた。また逆に、文
字・線画の原稿をくっきりと再現できるように、プリン
タ部の解像度を上げる(レーザで照射するドットサイズ
を小さくする)場合には、プリンタ部における階調再現
能力が低下するため、写真等の中間調画像を複写すると
微少な階調差を再現することができなかった。
【0010】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、レーザ光を変調して画像形成する際
に、解像度と階調性とを両立させた高画質な画像形成が
可能な画像処理装置及びその方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0012】即ち、主走査方向に第1の解像度を有する
画像データを入力する入力手段と、前記画像データの主
走査方向の解像度を第2の解像度に変換する解像度変換
手段と、前記第1の解像度の画像データに対してパルス
幅変調を行って第1の変調信号を生成する第1の変調手
段と、前記第2の解像度の画像データに対してパルス幅
変調を行って第2の変調信号を生成する第2の変調手段
と、前記第1の変調信号と、前記第2の変調信号とのい
ずれかを選択する変調信号選択手段と、前記変調信号選
択手段により選択された変調信号に基づいて画像を形成
する画像形成手段とを有することを特徴とする。
【0013】更に、前記第1の解像度の画像データにお
ける文字領域を判定して領域信号を出力する判定手段を
有し、前記変調信号選択手段は、前記領域信号に基づい
て、前記第1の変調信号と前記第2の変調信号のいずれ
かを選択することを特徴とする。例えば、前記第1の解
像度は前記第2の解像度よりも高いことを特徴とする。
【0014】例えば、前記変調信号選択手段は、前記領
域信号が文字領域を示す場合に前記第1の変調信号を選
択し、それ以外の場合に前記第2の変調信号を選択する
ことを特徴とする。
【0015】更に、前記領域信号を所定のタイミングク
ロックに同期化する同期化手段を有し、前記変調信号選
択手段は、前記同期化手段により同期化された領域信号
に基づいて選択を行うことを特徴とする。
【0016】例えば、前記所定のタイミングクロック
は、前記画像形成手段において前記第1の変調信号に基
づいて画像を形成する際のクロック周波数と、前記第2
の変調信号に基づいて画像を形成する際のクロック周波
数の最大公約数の周波数であることを特徴とする。
【0017】更に、外部装置からの画像データを入力す
る外部入力手段と、前記外部装置からの画像データと前
記入力手段から入力された画像データのいずれかを選択
する入力画像選択手段とを有し、前記解像度変換手段は
前記入力画像選択手段で選択された画像データの解像度
を変換し、前記第1の変調手段は前記入力画像選択手段
で選択された画像データに対してパルス幅変調を行うこ
とを特徴とする。
【0018】更に、前記入力画像選択手段における選択
信号を発生する選択信号発生手段を有し、前記同期化手
段は、前記領域信号及び前記選択信号を所定のタイミン
グクロックに同期化することを特徴とする。
【0019】更に、前記外部装置からの画像データの出
力解像度を指示する指示手段を有し、前記変調信号選択
手段は、前記指示手段によって指示された出力解像度に
対応した変調信号を選択することを特徴とする。
【0020】例えば、前記指示手段は、前記外部装置か
らの画像データの出力解像度を前記第1の解像度及び第
2の解像度のいずれかとして指示することを特徴とす
る。
【0021】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0022】即ち、主走査方向に第1の解像度を有する
画像データを入力する入力工程と、前記画像データの主
走査方向の解像度を第2の解像度に変換する解像度変換
工程と、前記第1の解像度の画像データに対してパルス
幅変調を行って第1の変調信号を生成する第1の変調工
程と、前記第2の解像度の画像データに対してパルス幅
変調を行って第2の変調信号を生成する第2の変調工程
と、前記第1の変調信号と、前記第2の変調信号とのい
ずれかを選択する変調信号選択工程と、前記変調信号選
択手段により選択された変調信号に基づいて画像を形成
する画像形成工程とを有することを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。 <第1実施形態>図1に、本実施形態における画像処理
装置の側断面図を示す。図1において、201はイメー
ジスキャナ部であり、原稿を読み取り、該原稿画像に対
してデジタル信号処理を行う部分である。また、200
はプリンタ部であり、イメージスキャナ部201で読み
取った原稿画像に対応した画像を形成し、記録用紙上に
プリント出力する部分である。
【0023】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿圧板であり、原稿台ガラス203上の原稿20
4は、ハロゲンランプ205によって照射される。原稿
204からの反射光は、ミラー206,207に導かれ
て、レンズ208によりリニアCCDイメージセンサ
(以下、CCD)210の受光面上に結像する。尚、レ
ンズ208には赤外カットフィルタが設けられている。
【0024】CCD210は原稿からの光を赤(R),
緑(G),青(B)の各色に分解して読み取り、信号処
理部209へ送る。
【0025】CCD210は、例えばRGBそれぞれ約
7500画素の受光画素が3ライン並んだものであり、
A3サイズの原稿の短手方向297mmを600dpi
(ドット/インチ)で読み取ることが可能である。同様
に、A3サイズの原稿の短手方向297mmを400d
piで読み取るためには、RGBそれぞれ約5000画
素の1次元イメージセンサがあれば良い。
【0026】尚、ハロゲンランプ205,ミラー206
が速度vで、ミラー207がv/2で副走査方向(CC
D210の並びに直交する方向)に機械的に移動するこ
とにより、CCD210は原稿204全面を読み取るこ
とができる。
【0027】211は均一な濃度を有する基準白色板で
あり、レンズ208によるシェーデイングムラやCCD
センサの各画素毎の感度ムラを補正するための基準濃度
値を提供する。
【0028】画像処理部209でにおいては、詳細は後
述するが、CCDセンサ210で読み取られた信号をデ
ジタル信号に変換し、印刷の際のインク色に対応したマ
ゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラッ
ク(BK)の各色成分画像を形成してプリンタ部200
へ送出する。また、イメージスキャナ部201における
1回の原稿スキャン(1回の副走査に相当)につき、
M,C,Y,BKの内の一つの色成分画像がプリンタ部
200に送られる。従って、4スキャン、即ち4色分の
画像信号を順次プリンタ部200に送出することによ
り、1回のプリント処理が完了する。
【0029】このようにしてイメージスキャナ部201
より送出されたM,C,Y,BKの画像信号は、プリン
タ部200内のレーザドライバ212に送られる。レー
ザドライバ212は、各画素の画像信号に応じてレーザ
ダイオードを発光させることにより、レーザ光を出力す
る。該レーザ光はポリゴンミラー214,f−θレンズ
215,ミラー216を介して感光ドラム217上を走
査する。
【0030】219〜222は現像器であり、それぞれ
マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックによる現像を行
う。該4個の現像器219〜222が順次感光ドラム2
17に近づき、前記レーザ光照射により形成された感光
ドラム上の静電潜像に対して、対応する色トナーによる
現像を行う。
【0031】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225より給紙された記録用紙を巻き付
け、感光ドラム217上で現像されたトナー像を該記録
用紙上に転写する。
【0032】以上のようにして記録用紙上にM,C,
Y,BKの4色が順次転写された後、該記録用紙は定着
ユニット226において定着され、装置外部へ排紙され
る。
【0033】以上が本実施形態における画像処理装置の
動作概要である。
【0034】以下、本実施形態の画像処理部209にお
ける画像信号処理について説明する。
【0035】図2に、画像処理部209の詳細構成を示
す。図2において、CCD210で600dpiで読み
取られた原稿画像は、画像処理部209で後述する画像
処理が施された後、プリンタ部200内のレーザドライ
バ212に出力される。画像処理部209において、1
02はCCD210から入力されるRGBの各信号出力
をデジタル信号に変換するためのA/D変換部、103
は照明光量やレンズ光学系で発生するCCD210の受
光面上の光量むら、及びCCD210の各画素毎の感度
むら等を補正するためのシェーディング補正部、104
は読取られたRGB信号の色味をRGBマトリクス演算
により正しく補正するための入力マスキング部である。
【0036】また、105はRGBの各信号をCMYの
各濃度信号に変換するためのLOG変換部、106はC
MY信号からK(黒)信号を除去してCMYKの4色に
変換するUCR(下色除去)演算、及びCMYK信号に
プリンタ部200におけるの色再現性を補正するための
マトリクス演算を行うUCR・出力マスキング部であ
る。UCR・出力マスキング部106では、プリンタ部
200における各現像器219〜222による現像色に
対応して、CMYKの4色中の1色の信号を、各読み取
りスキャン毎に順次出力する。尚、図2においてはこの
色毎の順次出力を示すため、該出力信号をC/M/Y/
Kと表記する。
【0037】107はCCD210で読み取った600
dpiの読み取り信号を、主走査方向のみ400dpi
に変換する主走査解像度変換部、108は主走査解像度
変換部107の出力信号に対してエッジ強調および網点
原稿読み取り時のモアレ除去を行うための空間フィルタ
部、109はUCR・出力マスキング部106の出力、
即ち解像度変換されていない画像信号に対してエッジ強
調及び網点原稿読み取り時のモアレ除去を行うための空
間フィルタ部である。
【0038】110はPWM発生部であり、各空間フィ
ルタ部108,109からの出力をそれぞれパルス幅変
調してPWM信号を生成し、文字判定部111からの線
数切替え信号(領域信号)に応じて、各PWM信号のい
ずれか一方を選択してレーザドライバ212へPWM信
号を出力する。尚、文字判定部111はRGBの読み取
り信号から文字領域を判定し、その結果をPWM発生部
110への線数切り替え信号として出力する。この文字
判定部111における動作については、特願平7−13
114号にて本出願人により詳細な提案がなされている
ため、ここではその説明を省略する。
【0039】また、120はCPUであり、ROM12
1に格納された制御プログラムに従って、上述した各構
成を統括的に制御する。122はRAMであり、CPU
120の作業領域として使用される。
【0040】次に、図3にPWM発生部110の詳細構
成を示し、説明する。
【0041】図3において、301は主走査600線の
画像データを入力してプリンタ部200の階調特性を補
正するための600線用ガンマ補正部、306は主走査
400線の画像データを入力としてプリンタ部の階調特
性を補正するための400線用ガンマ補正部である。即
ち、ガンマ補正部301はUCR・出力マスキング部1
06から出力された600線の画像データに対してガン
マ変換を施し、ガンマ補正部306は主走査解像度変換
部107において主走査方向に600線から400線に
解像度変換された画像データに対してガンマ変換を施
す。
【0042】また、302,303,307,311,
312はD−プリッププロップ(D−FF)であり、3
05は600線PWM発生部、309は400線PWM
発生部である。310はセレクタであり、後述する線数
切り替え信号に基づいて、600線のPWM信号と40
0線のPWM信号とを切り替えて出力する。600線P
WM発生部305,400線PWM発生部309は、入
力画像データをD/A変換してアナログ信号に変換する
と共に、該アナログ画像信号と600線及び400線の
三角波とをレベルコンパレートすることにより、所望す
るPWM変調を実現する。尚、文字判定部111から入
力された線数切替え信号は、D−FF311,312及
びANDゲート313にてタイミング調整され、セレク
タ310に選択信号として入力される。
【0043】本実施形態においては、上述した様に線数
切り替え信号についてタイミング調整を行うことを特徴
とする。以下、線数切り替え信号においてタイミング調
整が必要となる理由、及びその動作について詳細に説明
する。
【0044】まず図4に、線数切替え信号のタイミング
調整を行わない場合の例を示す。図4において、
(A),(B)はそれぞれ600線クロック(以下、ク
ロックをCKと表記する)及び600線PWM信号の波
形であり、また、(C),(D)はそれぞれ400線C
K及び400線PWM信号の波形である。ここで、図4
に示す(E)の様に、400線CKで同期化された線数
切替え信号に基づいて線数切替えを行った場合、線数切
替えを行うタイミングによっては図中(F)に示す様
に、400線から600線への切り替え直後の600線
PWM信号、あるいは600線から400線への切り替
え直後の600線PWM信号のパルスが削られる。これ
により、図中(G)に示すレーザ照射パターンにおいて
S1,S2で示す様な照射パターンが発生してしまう。
この場合、線数切り替え時の画像の濃度レベルによって
は、プリンタ部の電子写真プロセスにおいてS1,S2
に対応したドットが現像できない場合があり、この結
果、線数切り替えタイミングに対応する領域において
「白抜け」といった画質劣化が発生してしまう。
【0045】本実施形態における線数切り替え信号のタ
イミング調整は、上述した不具合をなくすためのもので
ある。以下、前述の図3のPWM発生部305,309
における動作について、図5のタイミングチャートを参
照して説明する。
【0046】図5において、(A),(B)は図2に示
すPWM発生部110に入力される600線CK及び6
00線画像データである。600線画像データは図3に
示すD−FF302,303にて2クロック分遅延され
た後、PWM発生部305に入力され、図5の(C)に
示すような600線PWM信号として出力される。
【0047】図5の(D),(E)は図2のPWM発生
部110に入力される400線CK及び400線画像デ
ータである。400線画像データは図3に示すD−FF
307にて1クロック分遅延された後、PWM発生部3
05を介して図5の(F)に示すような400線PWM
信号として出力される。
【0048】また、図5の(G)は本実施形態の特徴で
ある線数切り替えタイミング信号であり、600線CK
(A)の周波数と400線CK(D)の周波数との最大
公約数の周波数を有する。図5の(H),(J),
(K),(L)は、それぞれタイミングの異なる線数切
り替え信号を示す。PWM発生部110に入力される線
数切り替え信号がこれら(H),(J),(K),
(L)のいずれであっても、上述したD−FF311,
312、ANDゲート313によって図5の(M)に示
すように位相調整が行われる。即ち、図5の(M)は本
実施形態における位相調整後の線数切り替え信号を示
す。
【0049】即ち本実施形態においては、図2に示す文
字判定部111から出力される線数切り替え信号の60
0線領域部を、必要最小限の範囲で主走査方向に太らせ
ることにより、(G)に示す線数切り替えタイミングC
Kに同期させる。このように、位相調整後の線数切り替
え信号(M)は線数切り替えタイミングCK(G)に同
期しているため、上述した図4において説明した様に、
線数切り替え時に600線PWMパルスが削られてしま
うことはない。
【0050】従って、図3に示すセレクタ310から、
線数切り替えタイミングにおける画質劣化の発生しな
い、図5の(N)に示す様な適切なレーザドライブ波形
を出力することができる。
【0051】ここで、図6に本実施形態における画像形
成処理のフローチャートを示す。図6において、まずス
テップS101でイメージスキャナ部301より600
dpiの画像データを読み込んで入力し、ステップS1
02で主走査解像度変換部107において主走査方向の
解像度を400dpiに変換する。そしてステップS1
03で、空間フィルタ部109等を介して600線PW
M発生部305において600線のパルス幅変調を行
う。そしてステップS104では、空間フィルタ部10
8を介して400線PWM発生部309において400
線のパルス幅変調を行う。
【0052】そしてステップS105において、文字判
定部111で処理中の画像データが文字領域であるか否
かを判定し、該判定信号を線数切り替え信号として出力
する。判定結果が文字領域であればステップS106に
進み、前述のステップS103において600線のパル
ス幅変調が施された画像データをセレクタ310で選択
出力する。一方、判定結果が文字領域でなければステッ
プS107に進み、前述のステップS104において6
04線のパルス幅変調が施された画像データをセレクタ
310で選択出力する。そしてステップS108におい
て、レーザドライバ212から変調信号に応じたレーザ
露光を行うことにより、線数が適切に制御された画像が
形成される。
【0053】以上説明した様に本実施形態によれば、文
字と判定された領域については主走査、副走査ともに6
00dpiで画像形成され、文字領域でない、即ち一般
画像部は主走査のみ400dpiに変換されて画像形成
される。従って、文字部ではシャープな画像を、また、
一般画像部では階調のなめらかな良好な画像を得ること
ができる。
【0054】尚、本実施形態においては、文字判定部1
11から出力される線数切り替え信号(H),(J),
(K),(L)を400線CK(D)に同期化させる例
について説明を行ったが、これら線数切り替え信号を6
00線CK(A)に同期化させた場合でも、同様な効果
が期待できる。
【0055】また、線数切り換え信号の600線領域部
を必要最小限の範囲で主走査方向に太らせて、(G)に
示す線数切り替えタイミングCKに同期化する例につい
て説明したが、逆に400線領域部を必要最小限の範囲
で主走査方向に太らせて、(G)に示す線数切り替えタ
イミングCKに同期化させる構成でも構わない。
【0056】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0057】第2実施形態における画像処理装置の側断
面は、上述した第1実施形態において説明した図2及と
同様であるため、説明を省略する。
【0058】図7に、第2実施形態における画像処理部
209の詳細構成を示す。第2実施形態においては、上
述した第1実施形態で示した機能に加え、更に外部装置
から入力された400dpiの画像データを、自装置の
イメージスキャナ部201にて読み取った600dpi
の画像データに合成して画像形成を行うことを特徴とす
る。尚、図7において、上述した第1実施形態における
図2と同様の構成については同一番号を付し、説明を省
略する。
【0059】図7において、601は外部装置からR,
G,Bの画像データを受け取る外部I/F部である。以
降、外部装置から入力された画像データを外部データを
称する。602は外部データが400dpiであった場
合に、主走査、副走査ともに600dpiの解像度に変
換するための解像度変換部である。解像度変換部602
においては、外部データが600dpiであった場合に
はもちろん解像度変換を行わないが、この解像度変換機
能のオン/オフはCPU120によって制御される。
【0060】603は選択部であり、CCD210で読
み取った画像データと外部データのいずれかを、後述す
る合成制御信号に基づいて選択して出力することによ
り、画像合成を行う。604は外部画像合成パルス発生
部であり、選択部603への合成制御信号を出力する。
合成制御信号はまた、線数切り替え信号と共にゲート6
05に入力される。
【0061】ゲート605は、ANDあるいはORゲー
トの様な単純な論理回路で構成される。そして、外部デ
ータが全て文字画像等、画像形成の際に先鋭度が必要と
なる画像である場合には、CPU120からの指示に基
づいて外部データ合成時に線数切り替え信号を全て60
0線領域部にしてしまうような制御を行う。また逆に、
外部データが全て一般画像であるような場合には、CP
U120からの指示に基づいて、外部データの合成時に
線数切り替え信号を全て400線領域部にしてしまうよ
うな制御を行う。
【0062】そしてPWM発生部110において、上述
した第1実施形態と同様に、600線及び400線のP
WM波を制御することにより、適切なPWM変調を行
う。
【0063】このように第2実施形態においては、外部
データの合成制御信号による線数切り替え信号の制御
が、線数切り替え信号の位相調整前(PWM発生部11
0への入力前)に行われる。従って、外部データ合成に
対応した線数切り替えの際にも、PWM発生部110内
における線数切り替え信号の位相調整機能が作用するこ
とにより、第1実施形態で説明した線数切り替え時に発
生する画像の「白抜け」を回避することができる。
【0064】以上説明した様に第2実施形態によれば、
外部装置から入力された画像データを合成する場合に、
CPU120からの設定に応じて合成制御信号が線数切
り替え信号にも作用するため、合成対象となる外部デー
タに応じた最適な出力線数を操作者が選択することが可
能となる。
【0065】尚、第2実施形態においては、合成対象と
なる外部データの合成座標を含め、600線、400線
のいずれの出力線数を選択するかを、外部装置より外部
I/F601を介してCPU120に指示することも可
能である。
【0066】また、第2実施形態において外部データを
合成する場合は、外部画像合成パルス発生部604にお
いて、線数切り替え時の位相調整によって線数切り替え
信号が太らないように、合成画像のサイズ、座標等のト
リミングを行ってしまうことも可能である。こうするこ
とにより、線数切り替え信号の太りを無くすことができ
る。例えば、合成する画像サイズを600dpi換算で
縦・横とも「3画素の整数倍」に、また、合成位置(座
標)を600dpi換算で「3画素の整数倍+所定のオ
フセット値」に設定すれば、合成画像境界部において線
数切り替え信号が太ることはない。
【0067】また、第2実施形態においては、外部デー
タを読取り画像に合成する場合について説明を行った
が、もちろん外部装置から入力された画像データに対し
て、文字判定部111において文字領域判定を行い線数
切り替え信号を出力して画像形成を行なう構成も容易に
実現可能である。
【0068】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0069】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば画像内の文字領域は主走査、副走査ともに600d
piで、非文字領域は主走査400dpi、副走査60
0dpiで画像形成され、プリント出力することができ
る。これにより、文字領域においてはエッジが尖鋭に再
現され、一般画像領域においては階調性を保った画像形
成が行われる。従って、文字部ではシャープな画像を、
また、一般画像部では階調のなめらかな良好な画像を得
ることができ、解像度と階調性とを両立させた高画質な
画像形成が可能となる。
【0075】また、文字領域であるか否かを判定する信
号の同期を実際の画像形成のタイミングに応じて調整す
ることにより、出力する線数を切り替える際に発生する
画像劣化を抑制することができる。
【0076】また、外部装置から入力された画像データ
を合成する際に、所定の指示により外部画像を所望する
線数で出力することができるため、外部画像に応じた出
力線数によるプリントが可能となる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理装置
の側断面図である。
【図2】本実施形態における画像処理部の詳細構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるPWM発生部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図4】線数切り換え信号のタイミング調整を行なわな
い場合のタイミングチャートである。
【図5】本実施形態における線数切り換え信号のタイミ
ング調整を示すタイミングチャートである。
【図6】本実施形態における画像形成処理を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明に係る第2実施形態における画像処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
110 PWM発生部 111 文字判定部 120 CPU 121 ROM 122 RAM 305 600線PWM発生部 309 400線PWM発生部 310 セレクタ 311,312 D−フリップフロップ 313 AND回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に第1の解像度を有する画像
    データを入力する入力手段と、 前記画像データの主走査方向の解像度を第2の解像度に
    変換する解像度変換手段と、 前記第1の解像度の画像データに対してパルス幅変調を
    行って第1の変調信号を生成する第1の変調手段と、 前記第2の解像度の画像データに対してパルス幅変調を
    行って第2の変調信号を生成する第2の変調手段と、 前記第1の変調信号と、前記第2の変調信号とのいずれ
    かを選択する変調信号選択手段と、 前記変調信号選択手段により選択された変調信号に基づ
    いて画像を形成する画像形成手段と、を有することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記第1の解像度の画像データに
    おける文字領域を判定して領域信号を出力する判定手段
    を有し、 前記変調信号選択手段は、前記領域信号に基づいて、前
    記第1の変調信号と前記第2の変調信号のいずれかを選
    択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の解像度は前記第2の解像度よ
    りも高いことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記変調信号選択手段は、前記領域信号
    が文字領域を示す場合に前記第1の変調信号を選択し、
    それ以外の場合に前記第2の変調信号を選択することを
    特徴とする請求項2又は3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記領域信号を所定のタイミング
    クロックに同期化する同期化手段を有し、 前記変調信号選択手段は、前記同期化手段により同期化
    された領域信号に基づいて選択を行うことを特徴とする
    請求項2乃至4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のタイミングクロックは、前記
    画像形成手段において前記第1の変調信号に基づいて画
    像を形成する際のクロック周波数と、前記第2の変調信
    号に基づいて画像を形成する際のクロック周波数の最大
    公約数の周波数であることを特徴とする請求項5記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、外部装置からの画像データを入力
    する外部入力手段と、 前記外部装置からの画像データと前記入力手段から入力
    された画像データのいずれかを選択する入力画像選択手
    段とを有し、 前記解像度変換手段は前記入力画像選択手段で選択され
    た画像データの解像度を変換し、 前記第1の変調手段は前記入力画像選択手段で選択され
    た画像データに対してパルス幅変調を行うことを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記入力画像選択手段における選
    択信号を発生する選択信号発生手段を有し、 前記同期化手段は、前記領域信号及び前記選択信号を所
    定のタイミングクロックに同期化することを特徴とする
    請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記外部装置からの画像データの
    出力解像度を指示する指示手段を有し、 前記変調信号選択手段は、前記指示手段によって指示さ
    れた出力解像度に対応した変調信号を選択することを特
    徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記指示手段は、前記外部装置からの
    画像データの出力解像度を前記第1の解像度及び第2の
    解像度のいずれかとして指示することを特徴とする請求
    項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 主走査方向に第1の解像度を有する画
    像データを入力する入力工程と、 前記画像データの主走査方向の解像度を第2の解像度に
    変換する解像度変換工程と、 前記第1の解像度の画像データに対してパルス幅変調を
    行って第1の変調信号を生成する第1の変調工程と、 前記第2の解像度の画像データに対してパルス幅変調を
    行って第2の変調信号を生成する第2の変調工程と、 前記第1の変調信号と、前記第2の変調信号とのいずれ
    かを選択する変調信号選択工程と、 前記変調信号選択手段により選択された変調信号に基づ
    いて画像を形成する画像形成工程と、を有することを特
    徴とする画像処理方法。
JP8025216A 1996-02-13 1996-02-13 画像処理装置及びその方法 Withdrawn JPH09216410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8254002B2 (en) 2008-02-08 2012-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Screen generating apparatus, screen generating method, and image processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8254002B2 (en) 2008-02-08 2012-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Screen generating apparatus, screen generating method, and image processing apparatus

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