JPH11196275A - 画像形成装置及びその方法 - Google Patents

画像形成装置及びその方法

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JPH11196275A
JPH11196275A JP9369223A JP36922397A JPH11196275A JP H11196275 A JPH11196275 A JP H11196275A JP 9369223 A JP9369223 A JP 9369223A JP 36922397 A JP36922397 A JP 36922397A JP H11196275 A JPH11196275 A JP H11196275A
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JP
Japan
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image
image forming
histogram
unit
type
Prior art date
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Withdrawn
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JP9369223A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Asai
英彦 浅井
Satoshi Kaneko
敏 金子
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
Yoshiki Kuboki
慶樹 久保木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿のタイプや濃度に応じた最適な画像形成
を行える画像形成装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 入力された画像データに基づくヒストグ
ラムを生成し(S101)、生成したヒストグラムの特
徴点を検出し(S102)、検出されたヒストグラムの
特徴点に基づいて原稿のタイプを判定することにより原
稿のタイプに最適な変換テーブルを作成し(S10
3)、更に、プリンタの階調補正用γテーブルを作成す
る(S104)ことで、自動的に原稿を忠実に再現する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像処理装置においては、原稿
を画像入力装置で読み取って電気信号に変換し、その信
号に対して画像処理を行った後、レーザプリンタ等の出
力装置により画像として記録するように構成されてい
る。
【0003】このような画像処理装置の特徴として、原
稿の種類や濃度に応じて操作部から原稿モード選択ボタ
ンや濃度選択ボタンを選択している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、操作部からの指定では、自由に濃度等を選択
できる反面、目的の記録濃度、画質のコピーを得ること
は非常に難しかった。
【0005】そのため、何度か操作部ボタンの選択や記
録を繰り返さなければならず、無駄なコピーとなった
り、目的のコピーを得るまでに時間がかかっていた。
【0006】また、薄い文字原稿で文字部分を濃く出そ
うとすると逆に下地が汚くかぶってしまい見栄えが良く
なかった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、原稿のタイプや濃度に応じた最適な画像形
成を行える画像形成装置及びその方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、入力された画像データに
基づくヒストグラムを生成する生成手段と、前記生成手
段により生成したヒストグラムの特徴点を検出する検出
手段と、前記検出手段により検出されたヒストグラムの
特徴点に基づいて画像データのタイプを判定する判定手
段と、前記判定手段により判定されたタイプに従って画
像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
の画像形成方法は、入力された画像データに基づくヒス
トグラムを生成する生成工程と、前記生成工程で生成し
たヒストグラムの特徴点を検出する検出工程と、前記検
出工程で検出したヒストグラムの特徴点に基づいて画像
データのタイプを判定する判定工程と、前記判定工程で
判定したタイプに従って画像形成を行う画像形成工程と
を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施形態における画像形成装置
の構造を示す断面図である。同図において、露光ランプ
101は長手方向に対して垂直方向に走査しながら原稿
台上の原稿を照射する。露光ランプ101の照射による
原稿からの散乱光は、第1、第2、第3のミラー10
2,104,105に反射され、レンズ207に到達す
る。この時、露光ランプ101と第1のミラー102で
構成される第1の可動体103の走査に対して、第2の
ミラー104と第3のミラー105で構成される第2の
可動体106は1/2のスピードで移動し、照射した原
稿面からレンズ107までの距離が常に一定に保たれ
る。原稿上の像は、ミラー102,104,105及び
レンズ107を介してCCDラインセンサー108の受
光部上に結像され、CCDラインセンサー108により
逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信
号は、後述する信号処理部で処理され、PWM変調され
て出力される。
【0012】露光制御部110は、信号処理部の出力で
あるPWM変調された画像信号に基づいて、光ビームを
感光体140の表面に照射する。この時、ドラム状の感
光体140の軸方向と平行に光ビームを走査する。ま
た、露光制御部110は、冷却ファン109により冷却
される。尚、感光体140は、光ビームを照射する前に
不図示の前露光ランプによりドラム上の残量電荷を除電
し、1次帯電器128でドラム上を均一に帯電させてい
る。
【0013】感光体140は回転しながら光ビームを受
け、ドラム表面に静電潜像が形成される。現像器111
は、ドラム表面の静電潜像を所定の色の現像材(トナ
ー)で可視化する。
【0014】一方、123,124は被転写紙積載部
で、定形サイズの記録媒体が積載収納される。リフトア
ップ125,126は、被転写紙積載部が本体に収納さ
れると、給送ローラー対129,132の位置まで記録
媒体を持ち上げる動作をする。給送ローラー対129,
132は、不図示の同一のモーターにより駆動され、ロ
ーラー回転方向の切り替えにより、123又は124の
一方から給紙する被転写紙積載部を選択する。また、給
送ローラー対129,132は、対のローラーのうち一
方は、給紙と逆回転方向にトルクがかけられ、重送を防
止している。給送ローラー130,133,134,1
35は、被転写紙積載部からの記録媒体をレジストロー
ラー138まで給送する。本実施形態では、被転写紙積
載部を更に下方に連結し、拡張することが可能であり、
131は下方に連結された被転写紙積載部からの給紙動
作をする給送ローラー対である。繰作部上で手差し給紙
モードが選択された場合、手差しトレー137を開いて
手差し給紙すれば、給送ローラー136がレジストロー
ラー138まで給送する。
【0015】レジストローラー138は、感光体140
に形成された画像と、画像先端のタイミングを合わせて
給紙する。139は転写帯電気で、感光体140に現像
されたトナー像を被転写紙に転写する。転写後、感光体
140はクリーナー127により、残ったトナーを除去
される。転写の終了した被転写紙は、感光体240の曲
率が大きいため、感光体140から分離しやすいが、更
に除電針144に電圧をかけることで、感光体140と
被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくしてい
る。分離された被転写紙は、搬送ベルト141で定着部
112,113に送られ、定着される。112はセラミ
ック・ヒーター及びフィルム、2つのローラーで構成さ
れ、セラミック・ヒーターの熱は薄いフィルムを介して
効率よく伝達される。冷却ローラー114は、定着部ロ
ーラー113を放熱する。給送ローラー115は、大ロ
ーラー1つと小ローラー2つで構成され、定着部からの
被転写紙を給送すると共に、被転写紙の巻き癖を補正す
る。方向フラッパー122は、被転写紙の搬送方向を、
動作モードに応じて切り替える。被転写紙の片面へ1度
の転写を施すモードにおいては、給送ローラー115か
ら排紙口へ向かう経路が選択される。116は排紙ロー
ラ対で、画像形成の終了した被転写紙を排紙トレー14
2に積載排紙する。
【0016】尚、両面記録時は、片面の現像を終えて排
紙ローラー対116による排紙動作中、被転写紙の後端
を残した状態で排紙ローラー対116を逆回転させる。
また、同時に方向フラッパー122の向きを切り替え
て、方向フラッパー122の下方を通過させ、排紙口か
ら給送ローラー117へ被転写紙を送る。給送ローラー
117は、給送ローラー115と同様の構成を有し、被
転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー143
へ送る。被転写紙は、中間トレー143から給送ローラ
ー118,119,121,135の順で給紙され、裏
面の転写が行われる。不図示の横レジセンサーがホーム
ポジションから移動し、被転写紙の端部に接触する。こ
のときのセンサー出力に基づいて後述する式により画像
位置が決定される。
【0017】また、多重記録時には、給送ローラー11
5を通過した被転写紙は、方向フラッパー122の向き
の切り替えにより、図面上、方向フラッパー222の右
側を通過し、給送ローラー117へ送られる。給送ロー
ラー117は、被転写紙を中間トレー143へ送る。被
転写紙は、中間トレー143から給送ローラー118,
119,121,135の順で給紙され、前回の転写と
同一面に転写が行われる。
【0018】両面記録時又は多重記録時において、複数
枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給送ロ
ーラー118で固定された状態で、中間トレー143に
積載される。給送ローラー118は、2枚目の被転写紙
が到達すると、回転を開始し、2枚の被転写紙をローラ
ー間に挟む。2枚の被転写紙は、停止した給送ローラー
118で固定された状態で、中間トレー143に積載さ
れる。3枚目以降の被転写紙も同様にして中間トレー1
43に積載される。この時、後から重ねられた被転写紙
の先端は、給送方向に対して後方にずらして重ねられ
る。操作者の所望の枚数が中間トレー143に重ねられ
ると、中間トレー143からの給送動作が開始される。
給送ローラー118,119が、給送ローラー221へ
被転写紙を送る途中、分離レバー120が1枚目と2枚
目の被転写紙の先端の間に降りて、1枚目の被転写紙は
そのまま給送ローラー121へ送られ、給送ローラー1
35により給紙され、転写が行われる。このとき、不図
示の横レジセンサーがホームポジションから移動し、被
転写紙の端部に接触する。このときのセンサー出力に基
づいて後述する式により画像位置が決定される。また、
2枚目以降の被転写紙は分離レバー120の上に乗り上
げた後、給送ローラー118,119が逆回転して中間
トレー143に戻される。同様の動作を繰り返し、中間
トレー143の全ての被転写紙を給送する。
【0019】尚、不図示の紙検出センサーが、被転写紙
の搬送路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知及び各
部の動作タイミングを計るために用いられる。第1のセ
ンサーは給送ローラー135の手前、第2のセンサーは
レジストローラー138の手前、第3のセンサーは給送
ローラー115の手前、第4のセンサーは排紙ローラー
対116と排紙口の間、第5のセンサーは給送ローラー
117の直後、第6のセンサーは分離レバー120の手
前に配置されている。
【0020】次に、本実施形態おける信号処理部につい
て説明する。図2は、本実施形態における信号処理部の
構成を示すブロック図である。
【0021】同図において、CCDラインセンサー20
1(図1に示す108に対応)は、1ライン分の電気信
号を奇数画素と偶数画素の2系統に分けて出力する。次
に、A/D変換部202は、CCDラインセンサー20
1のアナログ信号を受けて、ディジタル信号に変換して
出力する。
【0022】ここで、A/D変換部202の詳細につい
て説明する。図3は、A/D変換部202の詳細な構成
を示す図である。同図において、アナログ処理回路30
1はCCDラインセンサー201の2系統の信号を入力
し、各系統毎に、クランプ、ゲイン調整、及びサンプル
ホールドを実施した後、スイッチング処理によって、1
系統に統合して出力する。A/D変換器302は、アナ
ログ処理回路301の出力信号を入力し、アナログスイ
ッチ303からの基準電圧入力の電圧を基準にして8ビ
ットのディジタル信号を出力する。そして、AE回路3
04は、A/D変換器302の基準電圧を制御し、原稿
の地の部分のA/D変換器302の出力を白レベル(F
Fhex)に近づける動作をする。尚、アナログスイッ
チ303は、アナログ処理回路301からの一定基準電
圧と、AE回路304からの基準電圧のうち、一方を、
図2に示すCPU223からの制御信号に従って選択
し、出力する。そして、不図示の駆動信号発生回路は、
CCDラインセンサー201、アナログ処理回路30
1、A/D変換器302に、同期信号などライン単位の
信号や駆動クロックを供給する。
【0023】また、AE回路304は、A/D変換器3
02の出力に基づき、A/D変換器302の基準電圧値
を制御する。例えば、A/D変換器302の出力がFF
hであれば、AE回路304に接続された不図示の第1
のコンデンサと第1の抵抗により決まる第1の時定数に
従い、図4に示す下段のように、基準電圧出力を上昇さ
せる。また、A/D変換器302の出力がFFhでなけ
れば、AE回路304に接続された不図示の第2のコン
デンサと第2の抵抗により決まる第2の時定数に従い、
図4に示す上段のように、基準電圧出力を下降させる。
尚、画像信号の変化により急激に基準電圧出力が変化し
ないように、上記のそれぞれの時定数を数十ライン分に
設定している。
【0024】図2に戻り、シェーディング補正203
は、A/D変換されたディジタル信号を入力し、主に光
学系及びセンサーの画素間の出力値のばらつきを黒レベ
ル及びゲインについてディジタル的に補正する。パター
ンジェネレータ204は、スキャナー部以後の機能チェ
ックのため、縦罫線、横罫線、格子縞、グレースケール
などの各種画像パターンを発生する。セレクタA205
は、シェーディング補正203又はパターンジェネレー
タ204からの出力の一方を、CPU223の制御信号
に従って選択し、出力する。コネクタA205は、画像
入力信号、画像出力信号、画素クロック信号、画像イネ
ーブル信号、同期信号を含む。この画像出力信号の端子
には、セレクタA205の出力が接続され、新たな信号
処理回路をコネクタA206に接続することにより、機
能の拡張を可能にする。セレクタB207は、セレクタ
A205の出力信号と、コネクタA206からの出力信
号のうち一方を、CPU223の制御信号に従って選択
し、出力する。
【0025】変倍処理部208は、主走査方向の間引き
処理、線形補間処理、副走査方向の間引き処理、斜体処
理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理の各機能を
有する。セレクタB207の信号を入力し、線形補間に
より隣接する2画素から画素値を演算して主走査方向の
変倍を実現する。主走査方向の変倍率が50%以下の場
合、モアレや細線の途切れを防止するため、前処理とし
て主走査方向間引き処理が実施される。前処理として、
隣接するn画素(n=2,4,8)について、(a)最
大値を出力するか、(b)平均値を出力する。nの値
と、処理(a),(b)の選択はCPU223により実
施される。
【0026】また、副走査方向の変倍は、露光ランプや
ミラーなどの光学系の走査スピードを可変するか、自動
給紙装置を使用時は、原稿台への給紙のスピードを可変
して変倍を実現する。但し、光学系の走査スピードや給
紙のスピードが間に合わない位の小さい変倍率の場合、
副走査方向の間引き処理と合わせて変倍を実現する。こ
の副走査方向の間引き処理では、SRAMメモリA20
9のラインバッファを有し、ライン間で隣接するn画素
(n=2,4,8)について、(a)最大値を出力する
か、(b)平均値を出力する。nの値と、処理(a),
(b)の選択はCPU223により実施される。
【0027】次に、斜体処理、鏡像処理、リピート処
理、折り返し処理の各機能は、SRAMメモリA209
のラインバッファの読み出し制御により実現している。
また、ヒストグラム作成は、セレクタB207の出力を
受けて変倍部208のSRAMメモリA209を兼用し
てヒストグラムを作成する。ヒストグラム作成における
サンプリング間隔及びサンプリング範囲を決める信号
は、タイミング信号発生器224により制御される。タ
イミング信号発生器224は、CPU223により制御
される。作成されたヒストグラムのデータは、プリスキ
ャン使用時のAEモードにおいて、輝度濃度変換のテー
ブル決定のために用いられる。
【0028】フィルター処理部210は、ラインバッフ
ァ211を有し、変倍処理部208からの信号を入力
し、5×5のマスクサイズでフィルター処理を実施す
る。このフィルター処理部210の係数は、図5に示す
ように、a〜fの6種類であり、点対称の位置にある係
数は同じ値に設定される。また、a〜fは次に示す関係
式を持つ。
【0029】a+4*(b+c+d+f)+8*e=1 尚、フィルター処理部210の係数を調節することによ
り、光学系、出力系の補正及びユーザーによるシャープ
ネスの調節を実現している。
【0030】画像処理部212は、フィルター処理部2
10の信号を入力し、マスキング処理又は反転処理を実
施する。コネクタB213は、画像入力信号、画像出力
信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信
号を含む。この画像出力信号の端子にはフィルター処理
部210の出力が接続され、新たな信号処理回路をコネ
クタB213に接続することにより、機能の拡張を可能
にする。セレクタC214は、画像処理部212の出力
信号と、コネクタB213からの出力信号のうち一方
を、CPU223の制御信号に従って選択し、出力す
る。コネクタC215は、画像入力信号、画像出力信
号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信
号、アドレス・バス、データ・バス、割り込み信号を含
む。この画像出力信号の端子にはセレクタC214の出
力が接続され、新たなシステムをコネクタC215に接
続することにより、機能の拡張を可能にする。
【0031】合成処理部216は、セレクタC214の
出力信号を入力Aに入力し、コネクタC215からの出
力信号を入力Bに入力し、合成処理を行い、出力する。
この出力の種類としては、(1)はめ込み合成、(2)
多重合成、(3)網乗せ、(4)透かし合成、(5)入
力Aをスルー、(6)入力Bをスルーがあり、CPU4
23の制御信号により選択される。
【0032】図6は、合成処理部216における合成処
理を示す模式図である。まず(1)はめ込み合成は、画
像の1部を抜き取って他の画像にはめ込む処理であり、
図6に示す(d)はその一例である。即ち、図6に示す
(b)の長方形の周辺の矩形のエリアを抜き取って同
(a)にはめ込むものである。
【0033】次に、(2)多重合成は、2枚の画像につ
いて、濃度の濃い方を選択して合成する処理であり、図
6に示す(e)はその一例である。即ち、図6に示す
(a)と同(b)から合成した画像を得るものである。
【0034】また、(3)綱乗せは、一方の画像の濃度
が所定のしきい倍以上の画素をもう一方の画像で置き換
える処理であり、図6に示す(g)はその1例である。
即ち、図6に示す(a)の画像の濃度の濃い円が、同
(c)の模様で置き換えられるものである。
【0035】更に、(4)透かし合成は、一方の画像の
濃度が所定のしきい値以下の画素をもう一方の画像で置
き換える処理であり、この時、置き換える画像は所定の
係数を乗算して濃度を小さくし、透かしのような効果を
持たせるものである。図6に示す(f)はその一例であ
り、同(b)の画像に対して同(a)を透かしにして合
成するものである。
【0036】図2に戻り、テーブル変換処理部217
は、合成処理部216からの出力信号を入力し、接続さ
れているSRAMメモリB218のデータに従ってテー
ブル変換処理して出力する。2値化処理部219は、テ
ーブル変換処理部417からの出力信号を入力し、所定
の2値化方式で処理するか、スルーで出力するかCPU
223の制御信号に従って選択し、出力する。
【0037】本実施形態における2値化において、1画
素を主走査方向について2分割し、分割された小画素を
2値で表し、主走査方向の解像度を向上している。バッ
ファ220は、2値化処理219の出力信号を入力し、
バッファ220以前と以後の処理速度、及び画像信号の
読み出し開始時間を可変にしている。
【0038】PWM回路221は、バッファ220から
のディジタル信号を入力し、パルス幅変調して出力す
る。また、PWM回路221は3種類の変調方式を有
し、システムのモードに応じて適切な変調方式がCPU
223によって選択され、所定の処理が行われる。ここ
で、第1の変調方式は、解像度優先モードであり、図7
に示す(a)のように、8ビットで表された画素データ
をD/A変換及びサンプル・ホールドし、1画素周期の
三角波信号とコンパレートしてPWM出力を行う。ま
た、第2の変調方式は、階調優先モードであり、図7に
示す(b)のように、8ビットで表された画素データを
D/A変換及びサンプル・ホールドし、3画素周期の三
角波信号とコンパレートしてPWM出力を行う。尚、図
7に示す(e)は、サンプル・ホールドの周期と三角波
信号を共に3画素周期にした変調方式を示すが、低周波
の変調信号が得られ、安定した階調特性が得られる。ま
た、第2の変調方式において、低周波の画像データに対
しては図7に示す(e)と同様の特徴が得られるが、図
7に示す(d)は、振幅が大きく、かつ、高周波の成分
に対して成分を保存したまま変調する特徴も合わせ持
つ。
【0039】更に、第3の変調方式は、2値画像モード
であり、図7に示す(c)のように、1画素を主走査方
向に4分割した2値の変調信号を出力する。ここで、4
分割された小画素の値は、第1の画素クロックの立ち上
がり、立ち下がり、及び第1の画素クロックを1/4位
相遅延させた第2の画素クロックの立ち上がり、立ち下
がりを用いて画素データのそれぞれビット7,ビット
5,ビット6,ビット4をラッチして得られる。本実施
形態の2値化方式では、ビット7とビット6、及びビッ
ト5とビット4の組み合わせでそれぞれ1小画素を作
り、1画素を主走査方向に2分割した形で使用する。レ
ーザー部222は、PWM回路220の出力を受けてレ
ーザーの点灯動作を制御する。
【0040】タイミング信号発生器224、制御信号発
生部225は、スキャナ動作を開始する前の段階で、C
PU223により設定される。タイミング信号発生器2
24は、システム各部のタイミング信号を発生する。ま
た、制御信号発生部225は、CPU223の拡張ポー
トとして動作し、システム各部の制御信号として用いら
れる。また、CPUのバスであるシステム・アドレス・
バス、及びシステム・データ・バスは、各コネクタに接
続され、CPU223はコネクタに連結されたシステム
を制御する。
【0041】以上の構成において、本実施形態における
AE処理について説明する。図8は、本実施形態におけ
るAE処理を示すフローチャートである。
【0042】まず、上述の変倍処理部208のヒストグ
ラム生成処理によりヒストグラムを作成する(ステップ
S101)。次に、作成したヒストグラムの特徴点の検
出を行う(ステップS102)。そして、後述する方法
により原稿のタイプ及び画像形成方法を判定し、変換テ
ーブルを作成する(ステップS103)。次に、この変
換テーブルを含めてγテーブルを作成し、画像信号制御
部217のSRAMB218に書き込み、決定された画
像形成方法、画素密度に従って画像形成を行う(ステッ
プS104)。以下、上述の各処理について順に説明す
る。 [ヒストグラムの作成方法]ヒストグラムの作成は、次
の順に行われる。まず、原稿の読み取りに先立ち、輝度
信号の入力及びヒストグラムの作成を行うためにブリス
キャン(予備走査)を行う。図9は、原稿に対するヒス
トグラムの作成範囲を示す図である。また、図10は、
原稿に対するサンプリング間隔を示す図である。
【0043】図9及び図10に示すように、1mm毎の
サンプリングでヒストグラム記憶用のメモリのビット数
が16ビットで構成されている場合、約65000個の
最大度数が記憶できるので、A4サイズ(210mm×
297mm)のヒストグラム作成範囲となる。そして、
主走査方向に16ドット毎、副走査方向に16ライン毎
にデータがサンプリングされる。ここでは、プリスキャ
ン(予備走査)速度が、通常の読み取り速度(等倍)と
同じであるので、サンプリングされたデータは読み取り
の1画素に相当している。 [ヒストグラムの特徴点の検出]以上の処理を繰り返す
ことで、図11に示すようなヒストグラムが作成され
る。これは、通常の原稿で最も多いと考えられるヒスト
グラムで原稿に広い範囲にほぼ同一の濃度の背景(地肌
と呼ぶ)があり、その上に背景より濃い濃度で文字等が
書かれているものである。また、横軸は信号レベルを表
しており、読み取りレベルは256段階で、左が0レベ
ル(暗い)、右が255レベル(明るい)に対応してい
る。そして、縦軸は度数を表しており、普通は全体度数
の割合(%)で考える。
【0044】次に、ヒストグラムの形状を詳しく解析す
るために、ヒストグラムのピークをすべて求める。この
ピークの求め方の概略は、0レベルから255レベルま
で順にチェックし、チェックしているレベルの度数がピ
ーク判定基準値YLIM以上で、かつ、その度数が前後
のレベルの度数よりも大きい場合に、配列pdataの
レベル番目を1とすることで、そのレベルをピークと認
識する。本実施形態では、YLIMは全体度数の0.0
3%と設定している。また、配列pdataは256個
の領域を持ち、あらかじめ0で初期化されているとす
る。
【0045】また、本実施形態では、ヒストグラムの特
徴点として、以下のようなデータを求める。
【0046】 peakn ピーク総数 lpeakn 暗部のピーク総数 rpeakn 明部のピーク総数 Imax 度数が最も多い信号レベル Ilight 信号レベルで最も明るいレベル(最明レベ
ル) Idark 信号レベルで最も暗いレベル(最暗レベ
ル) rpeak 明部の中で地肌部分のピークと認識したピ
ークの中で最も暗いピーク rwidth ある一定レベル以上の度数をもつ連続した
領域の中で最大なもの このヒストグラムで、Imaxを中心とした信号レベル(輝
度信号レベル)の範囲が背景部分(地肌部分)と、Idar
k から地肌部分までの範囲が文字部分(原稿の情報部
分)に対応している。
【0047】次に、これらのデータの求め方を以下に示
す。
【0048】peakn の検出は、配列pdataを0から
255までを順にチェックしピークと認識されたレベル
の個数を求める。
【0049】lpeaknの検出は、配列pdataを0から
暗部と明部のしきい値ILIMまで順にチェックし、ピ
ークと認識されたレベルの個数を求める。
【0050】rpeaknの検出は、配列pdataを255
から暗部と明部のしきい値ILIMまで順にチェック
し、ピークと認識されたレベルの個数を求める。
【0051】rpeak の検出は、配列pdataを255
から暗部と明部のしきい値ILIMまで順にチェック
し、n番目に検出されたピーク(rpeakn>nのとき)、
或いはrpeakn番目に検出されたピーク(rpeakn≦nのと
き)のレベル値を採用する。
【0052】Idark の検出は、0レベルから255レベ
ルまでの度数を順にチェックし、最初に判定基準度数do
slimを越えた度数のレベルを採用する。この判定基準度
数doslimはヒストグラム作成時のノイズ等による判定エ
ラーをなくすもので全体度数値の0.01%ぐらいに設
定されている。例えば、全体度数が65000であれば
doslimは65となり、65以上の度数があるレベルが検
出される。
【0053】Ilightも同様に、255レベルから0レベ
ルまでの度数をチェックし、最初にdoslimを越えた度数
のレベルを採用する。また、何らかの理由でこれらのレ
ベルが検出できなかった場合にはIdark には0、Ilight
には255が与えられる。
【0054】ヒストグラム中の最大度数hmax及びこの時
のレベルImaxは、Idark 、Ilightの範囲内で検出された
最大度数及びそのレベルである。
【0055】rwidthの検出は、0レベルから255レベ
ルまで度数をチェックし、doslim以上の度数が連続して
いる区間の中で、最大なものを求め、そのときの連続量
を採用する。 [原稿タイプの判定(画像形成方式の決定及び変換テー
ブル作成)]図12は、原稿タイプを判定する処理を示
すフローチャートである。この処理は、ステップS10
2で求めたヒストグラムの特徴点データから原稿のタイ
プを判定する処理である。本実施形態では、普通画像タ
イプ、反転画像タイプ、階調画像タイプの3タイプの何
れかに判定し、画像形成方法を決定し輝度信号の変換テ
ーブルを作成する。
【0056】この変換テーブルは、それぞれのタイプの
原稿が忠実に再現され、濃度等が強調されるように作成
され、輝度信号を変換するものである。その後、それぞ
れのタイプの原稿に適した画像形成方法が決定される。
【0057】図13は、普通画像タイプの原稿のヒスト
グラムを示す図である。このタイプの原稿は、背景部分
(地肌部分)は記録せず、文字部分(情報部分)にある
薄い鉛筆等の文字を濃くするように処理した方が適して
いる。尚、多くの原稿がこのタイプに含まれる。
【0058】図14は、反転画像タイプの原稿のヒスト
グラムを示す図である。このタイプの原稿は、普通画像
タイプの原稿とは度数のピークが逆にあるものでベタの
地に白抜き文字が有るような原稿がこれに相当する。こ
れは背景部分(地肌)に相当する部分はより濃く記録
し、白抜き部分は多少の地かぶりを無くした処理をした
方が良い。
【0059】図15は、階調画像タイプの原稿のヒスト
グラムを示す図である。このタイプの原稿は、写真等の
原稿濃度が連続に滑らかに変化しているもので、変換テ
ーブルは入出力がリニアな方が階調性を損なわず、この
原稿には適している。
【0060】ここで、図12に示すフローチャートの中
の記号の意味を下記に説明する。
【0061】 HLIM 階調画像タイプ判定の基準度数 ILIM 普通画像タイプと反転画像タイプの判
定基準レベル IWLIM 階調画像タイプ判定の情報幅の判定基
準レベル PWIDTH 階調画像判定のための連続性の判定基
準レベル WAREA 普通画像タイプと階調画像タイプの判
定基準レベル 先ず、ステップS201において、ピーク総数peakn が
0であるか比較する。ここで、0ならステップS210
に進み、階調画像タイプとする。また、ピーク総数が1
以上のときはステップS202に進み、ヒストグラムの
最大度数hmaxとHLIMを比較する。ここで、最大度数
がHLIMより小さい時にはステップS203に進み、
階調画像タイプ判定の情報幅のチェックを行う。このH
LIMの値は多くの画像のデータから全度数の1.5%
程度に決められる。例えば、全度数が6500であれば
975になる。
【0062】ステップS203でのチェックは、最暗レ
ベルIdark 、最明レベルIlightの値から情報幅を求め、
情報幅がIWLIM以上のときはステップS210に進
み、階調画像タイプと判定する。このIWLIMはHL
IMと同様に決められており、本実施形態では200に
設定されている。
【0063】一方、最大度数hmaxがHLIM以上のとき
及び情報幅がIWLIMより小さいときはステップS2
04に進み、rwidthとPWIDTHとを比較する。ここ
で、rwidthがPWIDTH以上ならステップS205に
進み、そうでなければステップS207に進む。このP
WIDTHは多くの画像データから実施形態では60に
設定されている。ステップS205では、明部のピーク
数rpeaknが0かどうかをチェックし、0ならばステップ
S210に進み、階調画像タイプとする。また、rpeakn
が1以上のときにはステップS206に進み、rpeak と
WAREAとを比較し、rpeak がWAREAより大きけ
ればステップS210に進み、階調画像タイプとする。
しかし、rpeak がWAREA以下ならステップS209
に進み、普通画像タイプとする。
【0064】このWAREAは、実施形態では192に
設定されている。一般に、階調画像のヒストグラムはあ
るレベル以上の度数が連続して存在するので、ヒストグ
ラムにこの連続した領域があるか否かで階調画像の判定
を行える。しかし、この手法だと、例えば普通原稿と判
定したい新聞原稿の場合も階調画像と判定されてしまう
ことがある。新聞原稿の場合、新聞の地色の部分のピー
クが明部に現れるので、ステップS205,S206の
条件で新聞原稿が階調原稿と判定されることを防いでい
る。
【0065】また、上述のステップS204において、
rwidthがPWIDTHより小さいと判断されたときはス
テップS207に進み、最大度数の信号レベルImaxをI
LIMと比較する。ここで、ImaxがILIM以上のとき
にはステップS209に進み、普通画像タイプと判定
し、またImaxがILIMより小さいときにはステップS
208に進み、反転画像タイプと判定する。
【0066】このILIMにより、どの背景(地肌)濃
度までを出力するか否かが決定される。実施形態では1
30に設定される。
【0067】このように判定された画像タイプに応じて
変換テーブルが作成され、この変換テーブルは入力レベ
ルをIin 、出力レベルをIoutとすると次式で表される。
【0068】Iin<black → Iout=0 black≦Iin≦white → Iout=(255/(white-black))*
(x-black) Iin>white → Iout=255 上式のblack ,white の求め方をタイプ別に説明する。 「普通原稿タイプ」まず、図16に示すフローチャート
に従ってwhite を求める処理を説明する。ステップS3
01で、rpeak とかぶり防止基準値KLIMとを比較
し、rpeak の方が大きいときにはステップS305に進
み、折返し値KTURNを設定する。KTURNの値は
実施形態では4に設定されている。
【0069】また、ステップS301で、KLIMより
rpeak が小さいときにはステップS302に進み、rval
ley とrpeak の差とLIGHTとを比較する。LIGH
Tは地肌のとばしすぎを防ぐための折り返し量の制限値
であり、実施形態では16に設定されている。また、rv
alley はrpeaknが1のときはIlight、rpeak が明部に現
れたピークの中で一番明るいものでないときは、rpeak
から次に明るいピークまで順にチェックし、最初にdosl
imより小さくなったレベルか、その区間の中で最小の度
数をもつレベルである。ステップS302の条件が満た
されたときにはステップS304に進み、折り返し値を
LIGHTと設定し、満たされなければステップS30
3に進み、rvalley からrpeak を引いたものを折り返し
値とする。
【0070】これらの処理の後、ステップS306に進
み、rpeak から折り返し値を引いた値をwhite に設定す
る。
【0071】次に、図17に示すフローチャートに従っ
てblack を求める処理を説明する。ステップS401で
は、Idark は最暗レベルなので、black をIdark とする
が、ノイズか否かのしきい値doslimより小さい度数を持
つレベルが0からIdark 間にある程度存在する場合、Id
ark を補正することでノイズが強調されることを防ぐこ
とが望ましい。そこで、ステップS402で、0からId
ark 間で0以上の度数を持つレベルの個数を調べ、例え
ば32個以上あれば、ステップS403に進み、0から
Idark 間で、0より大きい度数を持つレベルの中で、最
も暗いレベルをIdark とする。
【0072】次に、ステップS404では、white から
black を引いた値とコントラストをつけるレベル幅の最
低値CONTLIMとを比較し、CONTLIMより小
さい場合はステップS405に進み、black を0にす
る。これは、地肌だけの原稿や濃度が非常に薄い原稿の
場合、white とblack の間隔が狭くなり、コントラスト
が強調されすぎることを防ぐことを目的としている。
尚、CONTLIMは実施形態では55に設定されてい
る。 「反転画像タイプ」次に、反転画像タイプの変換テーブ
ルの作成方法について説明する。図18は、black を求
める処理を示すフローチャートである。まず、ステップ
S501において、lpeaknが1より大きければステップ
S502に進み、Idark をblack とし、そうでなければ
ステップS503に進み、Imaxをblack とする。
【0073】次に、図19に示すフローチャートに従っ
てwhite を求める処理を説明する。まずステップS60
1で、IlightとILIMを比較し、Ilightの方が小さい
場合ステップS607に進み、white を255とする。
また、ILIMの方が大きい場合はステップS602に
進み、rpeaknの個数を調ペ、個数が0ならばステップS
606に進み、IligthからIOFFを引いた値をwhite
とする。また、個数が0でなければステップS603に
進み、rvalley からrpeak を引いた値とLIGHTとを
比較する。ここで、rvalley-rpeak の方が大きければス
テップS605に進み、rpeak からLIGHTを引いた
値をwhite とし、またrvalley-rpeak の方が大きくなけ
ればステップS604に進み、rpeak-(rvalley-rpeak)
をwhiteとする。尚、IOFFは反転画像の白抜き部分
のかぶりをなくすために設けた値であり、実施形態では
10が設定されている。
【0074】次に、ステップS608で、white とblac
k の差とコントラスト幅CONTLIMとを比較し、wh
ite とblack の差がCONTLIMより小さければステ
ップS609に進み、white を255にする。 「階調画像タイプ」図15に示すように、階調画像タイ
プの変換テーブルは階調性を維持する必要からリニアに
作成する。このため、black を0、white を255とす
る。 [γテーブルの作成]ここで、図8に示すステップS1
01〜ステップS103の処理で求めた変換テーブルに
基づき最終のγテーブルの作成を行う。
【0075】濃度補正部でLUT(ルックアップテーブ
ル)を用いて濃度変換及びプリンタの階調を補正する階
調補正が行われる。
【0076】まず、濃度変換処理は、読み取られた輝度
信号を濃度信号に変換するもので、一般的にlog変換
と呼ばれている。このlog変換テーブルは次式により
算出される。
【0077】Dout=-255/DMAX*LOG(Din/255) 次に、階調補正テーブルについて説明する。階調補正テ
ーブルは、プリンタの階調特性を補正するもので、例え
ば図20に示す(a)は電子写真のプリンタの階調特性
を示す図であり、同(b)はそれに対する補正テーブル
の特性を示す図である。ここで、階調補正テーブルは次
式により求められる。
【0078】 補正data=階調補正(-255/Dmax*Log(Din/255)) この濃度変換処理及び階調補正の変換テーブルは、例え
ばCPU内のROMにテーブルとして記憶され、最適な
データが選択される。実施形態では、原稿種類の判定
で、普通画像タイプ、反転画像タイプと判定された場合
は、文字強調用のテーブルが、また階調画像タイプと判
定された場合は、階調画像用のテーブルが自動的に選択
される。次に、AE処理で求めた輝度信号の変換テーブ
ルが組み合わされて最終のテーブルが作成される。これ
らの処理はCPUのプログラムで行われる。
【0079】濃度補正部はRAM等の書き込み可能な記
憶素子で構成されており、求めたγテーブルのデータは
CPUから書き込まれる。
【0080】このデータは、原稿の交換時においてその
都度、演算されて濃度補正部に書き込まれる。 [画像形成方法の決定]原稿タイプ、変換テーブルを決
定した後、画像形成方法を決定する。 「普通画像タイプ」普通画像タイプと判断された原稿
は、上述のように文字部分の濃度を強調し、背景部分を
記録しないように変換テーブルを作成している。この出
力方式として適しているのは解像度が高い2値画像であ
る。上述の2値化処理を行い、PWM回路を2値化モー
ドとし画像を形成する。
【0081】次に、画像出力装置の出力用パラメータを
決定する。普通画像タイプの原稿をより濃度を強調する
ことが望ましいため、潜像形成用のパラメータをより濃
度を強調することができるパラメータに変更する。 「階調画像タイプ」階調画像タイプと判断された原稿
は、上述のように、写真等の原稿濃度が滑らかに変化し
ているもののため、入出力がリニアになるように変換テ
ーブルを形成している。この出力形式として適している
のは、解像度の低いPWM出力である。PWM回路にお
いて階調優先モードとして画像を形成する。
【0082】ここでは、階調画像タイプの原稿濃度が滑
らかに変化しているものが望ましいため、潜像形成用の
パラメータは特に変更しない。 「反転画像タイプ」反転画像タイプと判断された原稿
は、背景に相当する部分をより濃くし、白抜き部分は多
少地かぶりを飛ばした方がよい。そのためPWM回路を
2値モードとして画像を形成する。
【0083】反転画像タイプの原稿をより濃度を強調す
ることが望ましいため、潜像形成用のパラメータをより
濃度を強調することができるパラメータに変更する。
【0084】上述のように原稿タイプを判断し、画像形
成することを説明してきたが、原稿により上述の3タイ
プの原稿タイプに合致しない原稿も存在する。
【0085】例えば、地肌部分の濃い段ボールのような
原稿をコピーする場合は、図21に示すようなヒストグ
ラムになる。このヒストグラムを上述の原稿判断処理で
判断した場合、反転画像タイプに判断される。
【0086】しかし、判断された反転画像タイプの出力
は、必ずしも望まれた画像ではないため、このような反
転画像タイプに判断された場合でも、普通画像タイプと
して処理できることが望ましい。
【0087】このため、操作部からの設定により強制的
に判断を普通画像タイプ、階調画像タイプ、反転画像タ
イプの何れかに固定しても良い。この判断固定モードで
原稿タイプ固定にした場合のwhite,blackの算出及びγ
テーブルの作成は、上述した方法に従う。
【0088】このとき、普通画像タイプとした画像は、
原稿濃度が潜像形成用のパラメータを変更しなくとも濃
度が高いため、強調しなくともよい。
【0089】実施形態では、ブリスキャン速度を読み取
り時の等倍の速度で、ヒストグラム作成の範囲をA4サ
イズ、サンプリング間隔を主走査、副走査共に1mmと
して説明したが、本発明はこれに限定するものではな
い。
【0090】ブリスキャン時間の短縮のために速度を速
くしても良い。この方が副走査方向に対して細長くサン
プリングすることができ、等倍速度のプリスキャンに対
して広範囲の領域のヒストグラムを作成することができ
る。
【0091】また、サンプリング間隔は1mmである必
要はなく2−3mm程度でも良い。サンプリングの範囲
はA4でなくても原稿サイズに応じた範囲でヒストグラ
ムを作成した方が原稿そのものの特性を表すことができ
る。
【0092】更に、ヒストグラムの特徴点の検出におい
て求めたヒストグラムデータをそのまま用いたが、隣合
う信号レベルの度数を平均化し変換処理しても良い。例
えば、3画素乃至5画素の範囲とすることで、判定のエ
ラーを減少させることが可能となる。
【0093】また、全体度数の0.15%を特徴点の検
知基準レベルとして最暗及び最明のレベルを求めたが、
基準レベルでなく信号レベルで連続して度数レベルが存
在する時に、その検知レベルとしても良い。また、最大
度数を100%として、検知基準レベルを決定しても良
い。
【0094】実施形態では、それぞれの原稿タイプで変
換テーブルを変えていたが、図20に示すようにそれぞ
れオフセット値を設定して最適な変換テーブルを算出し
ても良い。それぞれの原稿タイプに対してIOFF1−
IOFF6のオフセットを設定することでユーザが希望
する最適なコピーが得られる。これらのオフセットは操
作部から単独に設定しても良いし、それぞれのコピー結
果を指定しても良い。例えば濃くする、薄くするといっ
た設定を行う。
【0095】実施形態では、原稿タイプの判定の基準と
してHLIM(階調画像タイプ判定の基準度数)、IW
LIM(階調画像タイプ判定の情報幅)を用いている
が、本発明はこれに限定するものではない。ヒストグラ
ムの全信号レベルにおける度数の差分値或いは特定の信
号レベルにおける度数合計の割合などを用いて判定して
も良い。
【0096】また、ヒストグラムのその他の特徴点を利
用しても良い。例えば、文字部における最大度数レベ
ル、最大度数レベルから調べた度数の差分が基準値より
少ない位置のレベル、最暗或いは最明レベルからの累積
度数が基準値を越えた位置のレベルを特徴点として利用
しても良い。
【0097】また、暗部のピークの中で、最も暗いレベ
ルであるlpeak を検出し、反転画像タイプと判定された
とき、black の値をlpeak としても良い。
【0098】また、実施形態では、輝度信号(0が暗
く、255が明るく)を用いてヒストグラムを作成して
いたが、濃度信号(輝度信号を反転したもの)を用いて
も良い。この場合には図13、図14、図15に示すヒ
ストグラムは左右が逆になったものになる。
【0099】ヒストグラム作成処理を変倍処理の前に行
っているが、変倍処理の後、或いは画像処理におけるM
TF補正の後に行っても良い。
【0100】また、テーブル変換処理を画像処理の後で
行っているが、変倍処理の前、又は後で行っても良く、
処理順序を限定するものではない。
【0101】変換テーブルをその都度、演算により求め
ているが、予め変換テーブルを演算しておき、ヒストグ
ラムの特徴点から最適なものを選択してもよい。
【0102】実施形態では、ヒストグラム作成を原稿色
に関係無く、1色で行っているが、原稿色に対応させて
も良い。
【0103】原稿色、例えば赤と無彩色(黒、白)の2
つのヒストグラムを作成し、それぞれの原稿色に対して
別々の変換テーブルを演算して処理してもよい。この場
合、原稿に対して最適な濃度に変換でき、読み取り系の
感色性の影響にも対応可能となる。
【0104】明部の地肌と認識するレベルrpeak を求め
るとき、ユーザが何番目のピークまで地肌と認識するか
を、選択できるようにしても良い。
【0105】また、上記のHLIM,ILIM,IWL
IM,PWIDTH,WAREA,LIGHTの値もユ
ーザが設定できるようにしても良い。
【0106】普通原稿タイプの変換テーブルを作成する
際に、black とwhite の差がコントラスト幅より小さい
ときはblack =0としたが、0とwhite −CONTLI
Mの間でノイズレベルを下げ、black を補正しても良
い。このとき、新たに設定したノイズレベルを越える度
数を持つレベルの中で、最も大きな度数を持つレベルを
black としても良いし、最も暗いレベルをblack として
も良い。適当なレベルが見つからなければ、更にノイズ
レベルを下げるか、適当なオフセット値、例えばILI
M−LIGHT−CONTLIMをblack とすれば良
い。このようにすることで、非常に薄い原稿もコントラ
ストを強調しすぎることなしに、再現できる。
【0107】また、写真原稿は非常に暗い読み取りレベ
ルが含まれていることが多いので、例えば、0から4の
間にある度数以上を持つデータがあれば、階調画像原稿
と判断してもよい。
【0108】画像出力用パラメータも本実施形態では潜
像形成用パラメータとして説明したが、光ビームの強度
を変更してもよい。
【0109】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0110】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0111】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0113】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿のヒストグラムを作成し、その特徴点のデータから
輝度信号の変換テーブルを作成してlog変換、プリン
タの階調補正を含めてLUTを作成することで、従来の
ように濃度ボタンや原稿タイプ選択ボタンを選択しなく
ても自動的に原稿を忠実に再現することができる。
【0116】また、原稿の不必要な部分(例えば背景部
分 地肌部分の事)を記録せずに、かつ、情報部分(文
字部分)が薄い原稿であっても濃く強調されて記録する
ことができる。階調性のある原稿(写真等の濃度レベル
の変化がなだらかな物)にたいしては、階調性を損なう
こと無く記録できる。
【0117】繰り返しコピーであってもそのコピーされ
た原稿に対して最適な変換テーブルを作成するため、文
字のつぶれや画質劣化の少ないコピーが得られる。
【0118】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における画像形成装置の構造を示す
断面図である。
【図2】本実施形態における信号処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示すA/D変換部202の詳細な構成を
示す図である。
【図4】図2に示すA/D変換部202の基準電圧出力
制御を示す図である。
【図5】図2に示すフィルター処理部210の係数を示
す図である
【図6】図2に示す合成処理部216における合成処理
を示す模式図である。
【図7】図2に示すPWM回路221の変調方式を説明
するための図である。
【図8】本実施形態におけるAE処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】原稿に対するヒストグラムの作成範囲を示す図
である。
【図10】原稿に対するサンプリング間隔を示す図であ
る。
【図11】作成されたヒストグラムを示す図である。
【図12】原稿タイプを判定する処理を示すフローチャ
ートである。
【図13】普通画像タイプの原稿のヒストグラムを示す
図である。
【図14】反転画像タイプの原稿のヒストグラムを示す
図である。
【図15】階調画像タイプの原稿のヒストグラムを示す
図である。
【図16】普通画像タイプのwhite を求める処理を示す
フローチャートである。
【図17】普通画像タイプのblack を求める処理を示す
フローチャートである。
【図18】反転画像タイプのblack を求める処理を示す
フローチャートである。
【図19】反転画像タイプのwhite を求める処理を示す
フローチャートである。
【図20】プリンタの階調特性及びその変換テーブルを
表す図である。
【図21】段ボールのような地肌の濃い原稿のヒストグ
ラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保木 慶樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに基づくヒストグ
    ラムを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成したヒストグラムの特徴点を検
    出する検出手段と、 前記検出手段により検出されたヒストグラムの特徴点に
    基づいて画像データのタイプを判定する判定手段と、 前記判定手段により判定されたタイプに従って画像形成
    を行う画像形成手段とを有することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒストグラムの特徴点として、最明
    レベル、最暗レベル、最大度数、最大度数のレベル、ピ
    ークと認識したレベル、ピークの数、レベルの連続量を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、前記判定されたタ
    イプに対応する変換テーブルを作成し、前記変換テーブ
    ルを用いて画像形成を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記変換テーブルは、log変換テーブ
    ル、記録手段の階調補正テーブルを含むことを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成手段は、2値による画像形
    成手段と多値による画像形成手段とを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、少なくとも2つの
    画素密度で記録可能な記録手段を含み、前記判定手段に
    より判定された画像データのタイプに従って画素密度を
    変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、前記画像データのタイ
    プに従って画像記録用のパラメータを変更することを特
    徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記判定手段での判定結果を固定
    にする手段を有し、所定の変換テーブルを作成し、前記
    変換テーブルを用いて画像形成を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 入力された画像データに基づくヒストグ
    ラムを生成する生成工程と、 前記生成工程で生成したヒストグラムの特徴点を検出す
    る検出工程と、 前記検出工程で検出したヒストグラムの特徴点に基づい
    て画像データのタイプを判定する判定工程と、 前記判定工程で判定したタイプに従って画像形成を行う
    画像形成工程とを有することを特徴とする画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】 画像形成方法のプログラムコードが格
    納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 入力された画像データに基づくヒストグラムを生成する
    生成工程のコードと、 生成したヒストグラムの特徴点を検出する検出工程のコ
    ードと、 検出したヒストグラムの特徴点に基づいて画像データの
    タイプを判定する判定工程のコードと、 判定したタイプに従って画像形成を行う画像形成工程の
    コードとを有することを特徴とする記憶媒体。
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