JP2001331073A5 - - Google Patents

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JP2001331073A5
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【書類名】明細書
【発明の名称】 画像形成装
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入力された画像信号に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像信号に基づいて自動で記録媒体の両面に画像形成を行う両面画像形成手段と、該両面画像形成手段により記録媒体の両面に画像形成を行う際、記録媒体の片面へ画像形成した後において記録媒体の搬送方向に対する垂直方向記録媒体の位置を検知するためのセンサとを有し、このセンサ出力に基づいて記録媒体への画像形成位置を算出して画像形成位置の調整を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 センサ出力が不定の場合には該センサ出力を無効とし、予め定められた画像形成位置で画像形成を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 出された画像形成位置が予め定められた許容範囲を超えた場合には前記許容範囲の中で最も大きい値を画像形成位置とし、該算出された画像形成位置が前記許容範囲に満たない場合には該許容範囲の中で最も小さい値を画像形成位置の中で最も小さい値を画像形成位置とし、前記許容範囲の中にある場合には前記算出された画像形成位置とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】 入力された画像信号に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像信号に基づいて自動で記録媒体の両面に画像形成を行う両面画像形成手段と、該両面画像形成手段により記録媒体の両面に画像形成を行う際、記録媒体の片面へ画像形成した後において記録媒体の搬送方向に対す垂直方向の記録媒体位置を検知するためのセンサとを有し、このセンサ出力に基づいて記録媒体への画像形成位置を算出して画像形成位置を調整するとともに、該画像形成位置を算出する際に前記センサによるセンシングを複数回行って記録媒体の斜行度を算出することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】 記録媒体が斜行していると判断した場合に該斜行した記録媒体に画像が入るように画像の大きさを変えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】 原稿画像を読み取る画像読み取り手段を有し、該画像読み取り手段により入力された画像信号に基づいて画像形成を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスキャナ部とプリンタ部と備え、自動両面機能を有するディジタル複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタル複写機は、ディジタル処理のため正確な画像位置(画像形成位置)を実現でき、自動両面装置により両面、多重を行う場合も同様の正確さが要求される。そのため、複雑な構成をとり、複数のセンサ等を配置し、記録媒体の搬送時の斜行を判断し、画像形成位置の調整を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の画像形成装置においては、複雑な構成や、複数のセンサを有するため、製品原価が高くなってしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされもので、安価な構成で画像形成位置の調整を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は次のように構成したものである。
【0006】
(1)入力された画像信号に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像信号に基づいて自動で記録媒体の両面に画像形成を行う両面画像形成手段と、該両面画像形成手段により記録媒体の両面に画像形成を行う際、記録媒体の片面へ画像形成した後において記録媒体の搬送方向に対する垂直方向記録媒体の位置を検知するためのセンサとを有し、このセンサ出力に基づいて記録媒体への画像形成位置を算出して画像形成位置の調整を行うようにした。
【0007】
(2)上記(1)の画像形成装置において、センサ出力が不定の場合には該センサ出力を無効とし、予め定められた画像形成位置で画像形成を行うようにした。
【0008】
(3)上記(1)の画像形成装置において、出された画像形成位置が予め定められた許容範囲を超えた場合には前記許容範囲の中で最も大きい値を画像形成位置とし、該算出された画像形成位置が前記許容範囲に満たない場合には該許容範囲の中で最も小さい値を画像形成位置の中で最も小さい値を画像形成位置とし、前記許容範囲の中にある場合には前記算出された画像形成位置とするようにした。
【0009】
(4)入力された画像信号に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像信号に基づいて自動で記録媒体の両面に画像形成を行う両面画像形成手段と、該両面画像形成手段により記録媒体の両面に画像形成を行う際、記録媒体の片面へ画像形成した後において記録媒体の搬送方向に対する垂直方向の記録媒体位置を検知するためのセンサとを有し、このセンサ出力に基づいて記録媒体への画像形成位置を算出して画像形成位置を調整するとともに、該画像形成位置を算出する際に前記センサによるセンシングを複数回行って記録媒体の斜行度を算出するようにした。
【0010】
(5)上記(4)の画像形成装置において、記録媒体が斜行していると判断した場合に該斜行した記録媒体に画像が入るように画像の大きさを変えるようにした。
【0011】
(6)上記(1)ないし(5)のいずれかの画像形成装置において、原稿画像を読み取る画像読み取り手段を有し、該画像読み取り手段により入力された画像信号に基づいて画像形成を行うようにした。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本実施例を説明する。
【0018】
図1は、本実施例による画像形成装置本体の内部構成を示す断面図である。
【0019】
図1において、101は露光ランプであり、長手方向に対して垂直方向に走査しながら、原稿台上の原稿を照射する。露光ランプ101の照射による原稿から散乱光は、第1,第2,第3のミラー102,104,105に反射され、レンズ107に到達する。
【0020】
この時、露光ランプ101と第1のミラー102で構成される第1の可動体103の走査に対して、第2のミラー104と第3のミラー105で構成される第2の可動体106は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、レンズら107までの距離は常に一定に保たれる。
【0021】
原稿上の像は、ミラー102,104,105及びレンズ107を介して、CCDラインセンサ(画像読み取り手段)108の受光部上に結像し、CCDラインセンサ108により逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で処理され、PWM変調されて出力される。
【0022】
露光制御部110は、信号処理部の出力であるPWM変調した画像信号に基づいて、光ビームを感光体140の表面に照射する。この時、ドラム状の感光体140の軸方向と平行に光ビームを走査する。また、露光制御部110は、冷却ファン109により冷却される。なお、感光体140は、光ビームを照射する前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電荷を除電し、1次帯電器128でドラム上を均一に帯電させている。
【0023】
感光体140は回転しながら光ビームを受け、ドラム表面に静電潜像が形成される。現像器111は、ドラム表面の静電潜像を所定色の現像材(トナー)で可視化する。
【0024】
一方、123,124は被転写紙積載部であり、定型サイズの記録媒体が積載収納される。
【0025】
リフトアップ125,126は、被転写紙積載部が本体に収納されると、給送ローラ対129,132の位置まで記録媒体を持ち上げる動作をする。給送ローラ対129,132は、図示せぬ同一のモータより駆動され、ローラ回転方向の切り替えにより、被転写積載部123,124の一方から給紙する被転写紙積載部を選択する。
【0026】
また、給送ローラ対129,132は、対のローラのうち一方は、給紙と逆回転にトルクがかけられ、重送を防止している。給送ローラ130,133,134,135は、被転写紙積載部123,124からの記録媒体を、レジストローラ138まで給送する。
【0027】
本実施例では、被転写紙積載部をさらに下方に連結して、拡張することが可能であり、131は、下方に連結された被転写紙積載部からの給紙動作をする給送ローラ対である。操作部上で手差し給紙モードを選択した場合、手差しトレー137を開いて手差し給紙すれば、給送ローラ136がレジストローラ138まで給送する。
【0028】
レジストローラ138は、感光体140に形成された画像と、画像先端のタイミングを合わせて給紙する。139は転写帯電器であり、感光体140に現像されたトナー像を被写体に転写する。転写後、感光体140は、クリーナ127により、残ったトナーを除去される。
【0029】
転写の終了した被転写紙は、感光体140の曲率が大きいため、感光体140から分離しやすいが、さらに、除電針144に電圧をかけることで、感光体140と被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくしている。
【0030】
分離された被転写紙は、搬送ベルト141で定着部112,113に送られ、定着される。定着部112は、セラミック・ヒータ、及びフィルム、2つのローラで構成され、セラミック・ヒータの熱は、薄いフィルムを介して効率よく伝達される。
【0031】
冷却ローラ114は、定着部ローラ113を放熱する。給送ローラ115は、大ローラ1つと小ローラ2つで構成され、定着部からの被転写紙を給送すると共に、被転写紙の巻き癖を補正する。方向フラッパ122は、被転写紙の搬送方向を、動作モードに応じて切り替える。
【0032】
被転写紙の片面へ1度の転写を施すモードにおいては、給送ローラ115から排紙口へ向かう経路が選択される。116は排紙ローラ対で、画像形成の終了した被転写紙を排紙トレー142に積載排紙する。
【0033】
なお、両面記録時は、片面の現像を終えて排紙ローラ対116による排紙動作中、被転写紙の後端を残した状態で、排紙ローラ対116を逆回転させる。また、同時に方向フラッパ122の向きを切り替えて、方向のフラッパ122の下方を通過させ、排紙口から給紙ローラ117へ被転写紙を送る。
【0034】
給送ローラ117は、給送115と同様の構成を有し、被転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー143へ送る。被転写紙は、中間トレー143から給送ローラ118,119,121,135の順で、給紙され、裏面の転写が行われる。
【0035】
このとき図8に示す横レジセンサがホームポジション(HP)から移動し、被転写紙の端部に接触する。このときのセンサ出力に基づいて後述する式により画像形成位置が決定される。
【0036】
また、多重記録時は、給送ローラ115を通過した被転写紙は、方向フラッパ122の向きの切り替えにより、図面上、方向フラッパ122の右側を通過し、給送ローラ117へ送られる。給送ローラ117は、被転写紙を中間トレー143へ送る。
【0037】
被転写紙は、中間トレー143から給送ローラ118,119,121,135の順で給紙され、前回の転写と同一面に転写が行われる。
【0038】
両面記録時、または多重記録時において、複数枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給送ローラ118で固定された状態で、中間トレー143に積載される。給紙ローラ118は、2枚目の被転写紙が到達すると、回転を開始して、2枚目の被転写紙をローラ間に挟む。
【0039】
2枚の被転写紙は、停止した給送ローラ118で固定された状態で、中間トレー143積載される。3枚目以降の被転写紙も、同様にして、中間トレー143に積載される。この時、後から重ねられた被転写紙の先端は、給送方向に対して、後方にずらして重ねられる。
【0040】
操作者の所望の枚数が中間トレー143に重ねられると、中間トレー143から給送動作が開始する。給送ローラ118,119が、給送ローラ121へ被転写紙を送る途中、分離レバー120が1枚目と2枚目の被転写紙の選択の間に下りて、1枚目の被転写紙は、そのまま給送ローラ121へ送られ、給送ローラ135により給紙され、転写が行われる。このとき図8に示す横レジスタセンサ401がホームボジションから移動し、被転写紙の端部に接触する。このときのセンサ出力に基づいて後述する式により画像形成位置が決定される。
【0041】
また、2枚目以降の被転写紙は、分離レバー120の上に乗り上げた後、給送ローラ118,119が逆回転して中間トレー143に戻される、同様の動作を繰り返して、中間トレー143の全ての被転写紙を給送する。
【0042】
なお、図示せぬ紙検出センサが、被転写紙の搬送路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知、及び各部の動作タイミングを計るために用いられる。第1のセンサは、給送ローラ135の手前、第2のセンサは、レジストローラ138の手前、第3のセンサは、給送ローラ115の手前、第4のセンサは、排紙ローラ対116と排紙口の間、第5のセンサは、給送ローラ117の直後、第6のセンサは、分離レバー120の手前に配置されている。
【0043】
上記構成において、排紙ローラ対116、方向フラッパ122、給送ローラ117〜121,135、中間トレー143は自動で被転写紙の両面に画像記録を行う両面画像形成手段を構成している。
【0044】
なお、横レジセンサ401は被転写紙の両面に画像記録を行う際の被転写紙の再搬送時に被転写紙の搬送方向とは垂直方向に対して所定位置に対する被転写紙の位置を検知するためのセンサである。
【0045】
図2は、図1の画像形成装置の信号処理回路の構成示すブロック図である。
【0046】
図2(a)において、201はCCDラインセンサ201であり、1ライン分の電気信号を、奇数画素と偶数画素の2系統に分けて出力する。A/D変換部202は、CCDラインセンサ201のアナログ信号を受けて、ディジタル信号に変換して出力する。
【0047】
図3は、一実施例のA/D変換部202の詳細構成を示すブロック図であり、図3において、301はアナログ処理回路であり、CCDラインセンサ301の2系統の信号を入力し、各系統毎に、クランプ、ゲイン調整、及びサンプルホールドを実施した後、スイッチング処理によって、1系統に統合して出力する。
【0048】
A/D変換器303は、信号入力にアナログ処理回路301の出力信号を入力し、アナログスイッチ302からの基準電圧入力電圧を基準にして、8ビットのディジタル信号を出力する。
【0049】
AE回路304は、A/D変換器303の基準電圧を制御して、原稿の他の部分のA/D変換器出力を白レベル(FFhex)に近づける動作をする。アナログスイッチ302は、アナログ処理回路301からの一定基準電圧と、AE回路304からの基準電圧のうち一方を、図2(b)に示すCPU223からの制御信号に従い、選択して出力する。図示せぬ駆動信号を発生回路は、駆動信号発生回路は、CCDラインセンサ、アナログ処理回路301、A/D変換器303に、同期信号などライン単位の信号や、駆動クロックを供給する。
【0050】
AE回路304は、A/D変換器出力を基にして、A/D変換器303の基準電圧値を制御する。AE回路304は、A/D変換器出力がFFhexならば、AE回路304に接続された図せぬ第1のコンデンサと第1の抵抗により決まる第1の時定数に従い、図4(b)に示すように基準電圧出力を上昇させる。
【0051】
A/D変換器出力が、FFhexでなければ、AE回路304に接続された図示せぬ第2のコンデンサと第2の抵抗により決まる第2の時定数に従い、図4(a)に示すように基準電圧出力を下降させる。画像信号の変化により急激に基準電圧出力が変化しないように、上記のそれぞれの時定数を数十ライン分に設定している。
【0052】
図2において、203はシェーディング補正部であり、A/D変換されたディジタル信号を入力し、主に光学係、及びセンサの画素間の出力値のばらつきを、黒レベル、及びゲインについてディジタル的に補正する。パターンジェネレータ204は、スキャナ部以後の機能チェックのため、縦罫線、横罫線、格子縞、グレースケールなどの各種の画像パターンを発生する。
【0053】
セレクタ(A)205は、シェーディング補正、またパターンジェネレータ204の出力の一方を、CPU223の制御信号に従い選択して、出力する。なお、コネクタ(A)206は、画像入力信号、画像出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信号を、含む。
【0054】
画像出力信号の端子にはセレクタ(A)205の出力が接続され、新たな信号処理回路をコネクタ(A)206に接続することにより、機能の拡張を可能にする。セレクタ(B)207は、セレクタ(A)205の出力信号と、コネクタ(A)206からの出力信号のうち一方を、CPU223の制御信号に従い選択して、出力する。
【0055】
変倍処理部208は、主走査方向の間引き処理、線形補間処理、副走査方向の間引き処理、斜体処理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理の機能を有する。セレクタ(B)207の信号を入力し、線形補間により隣接2画素から画素値を演算して、主走査方向の変倍を実現する。
【0056】
主走査方向の変倍率が50%以下の場合、モアレや細線の途切れを防止するため、前処理として主走査方向間引き処理が実施される。前処理では、隣接するn画素(n=2,4,8)について、(a)最大値を出力する。または、(b)平均値を出力する。nの値と、処理(a)、(b)の選択はCPU223により実施される。
【0057】
副走査方向の変倍は、露光ランプやミラーなどの光学系の操作スピードを可変するか、自動給紙装置の使用時は、原稿台への給紙のスピードを可変して変倍を実現する。ただし、光学系の走査スピードや、給紙のスピードが間に合わない位の小さい変倍率の場合、副走査方向の間引き処理と合わせて変倍を実現する。
【0058】
副走査方向の間引き処理では、SRAMメモリー(A)209のラインバッファーを有し、ライン間で隣接するn画素(n=2,4,8)について、(a)最大値を出力する。または、(b)平均値を出力する。n値と、処理(a),(b)の選択はCPU223により実施される。
【0059】
斜体処理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理各機能は、SRAMメモリー(A)209のラインバッファーの読みだし制御により実現している。ヒストグラム作成は、セレクタ(B)207の出力を受けて、変倍処理部のSRAMメモリー(A)209を兼用してヒストグラムを作成する。
【0060】
ヒストグラム作成におけるサンプリング間隔、及びサンプリング範囲を決める信号は、タイミング信号発生器224により制御される。タイミング信号発生器224は、CPU223により制御される。作成されたヒストグラムのデータは、プリスキャン使用時のAEモードにおいて、輝度濃度変換のテーブル決定のために用いられる。
【0061】
フィルタ処理部210は、ラインバッファを有し、変倍処理の信号を入力し、5×5のマスクサイズでフィルタ処理を実施する。フィルタ処理部210の係数は、図7に示すように、a〜fの6種類で、点対称の位置にある係数は同じ値に設定される。
【0062】
また、a〜fは次の関係式を持つ。
【0063】
a+4*(b+c+d+f)+8*e=1
フィルタ処理部410の計数を調節することにより、光学系、出力系の補正、及びユーザによるシャープネスの調節を実現している。
【0064】
画像処理部212は、フィルタ処理部210の信号を入力し、マスキング処理、または反転処理を実施する。コネクタ(B)213は、画像入力信号、画像出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信号を含む。画像出力信号の端子にはフィルタ処理部210の出力が接続され、新たな信号処理回路をコネクタ(B)213に接続することにより、機能の拡張を可能にする。
【0065】
セレクタ(C)214は、画像処理部212の出力信号と、コネクタ(B)213からの出力信号のうち一方を、CPU223の制御信号に従い選択して、出力する。コネクタ(C)215は、画像入力信号、画像出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信号、アドレス・バス、データ・バス、割り込み信号を含む。画像出力信号の端子にはセレクタ(C)214の出力が接続され、新たなシステムをコネクタ(C)215に接続することにより、機能の拡張を可能にする。
【0066】
合成処理216は、セレクタ(C)214の出力信号を入力Aに入力し、コネクタ(C)215からの出力信号を入力Bに入力し、合成処理して出力する。出力の種類は、(1)はめ込み合成、(2)多重合成、(3)編み乗せ、(4)透かし合成、(5)入力Aをスルー、(6)入力Bをスルーがあり、CPU223の制御信号により選択される。図5は一実施例の合成画像を示す説明図であり、各合成を図5で用いて説明する。(1)はめ込み合成は、画像の1部を抜き取って、他の画像にはめ込む処理で、(d)はその一例で、(b)の長方形の周辺の矩形のエリアを抜き取って、(a)にはめ込んだ画像である。(2)多重合成は、2枚の画像について、濃度の濃い方を選択して合成する処理で、(e)はその一例で、(a)と(b)から合成した画像である。
【0067】
(3)透かし合成は、一方の画像の濃度が所定のしきい値以下の画素を、もう一方の画像で置き換える。この時、置き換える画像は、所定の係数を乗算して濃度を小さくし、透かしのような効果を持たせる。(f)はその1例で、(b)の画像に対して、(a)を透かしにして合成している。(4)網乗せは、一方の画像の濃度が所定のしきい値以上の画素を、もう一方の画像で置き換える。
【0068】
(g)はその一例で、(a)の画像の濃度の濃い円が、(c)の模様で置き換えられている。テーブル変換処理部217は、合成処理部216の出力信号を入力し、接続されているSRAMメモリ(B)218のデータに従い、テーブル変換処理して出力する。
【0069】
2値化処理は、テーブル変換処理部217の出力信号を入力し、所定の2値化方式で処理するか、スルーで出力するか、CPU223の制御信号に従い、選択して出力する。
【0070】
本実施例による2値化において、1画素の主走査方向について2分割し、分割された小画素を2値で表し、主走査方向の解像度を向上している。バッファ220は、2値化処理出力信号を入力し、バッファ220以前と以後の処理測度、および画像信号の読み出し開始時間を可変している。
【0071】
PWM回路は、バッファ220からのディジタル信号を入力し、パルス幅変調して出力する。また、PWM回路221は3種類の変調方式を有し、システムのモードに応じて、適切な変調方式がCPU223により選択されて処理が行われる。
【0072】
図6は一実施例の各変調方式によるPWM信号を示す波形図である。
【0073】
第1の変調方式は、解像度優先モードであり、図6(a)に示すように、8ビットで表された画素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、1画素周期の三角形波信号とコンパレートして、PWM出力をする。第2の変調方式波、階調優先モードであり、図6(b)に示すように、8ビットで表された画素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、3画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出力する。
【0074】
図6(e)は、サンプル・ホールドの周期と三角波信号を共に3画素周期にした変調方式を示すが、低周波の変調信号が得られ、安定した階調特性が得られる。
【0075】
第2の変調方式において、低周波の画像データに対して図6(e)と同様の特徴が得られるが、さらに図6(d)に示すように、振幅が大きく、かつ高周波の成分に対して、成分を保存したまま変調する特徴も合わせ持つ。
【0076】
第3の変調方式は、2値画像モードであり、図6(c)に示すように、1画素を主走査方向に4分割した、2値の変調信号を出力する。4分割された小画素の値は、第1の画素クロックの立ち上がり、立ち下がり、及び第1の画素クロックを1/4位相遅延した第2の画素クロックの立ち上がり、立ち下がりを用いて、画素データのそれぞれビット7,ビット5,ビット6,ビット4をラッチして得る。
【0077】
本実施例による2値化方式では、ビット7とビット6、及びビット5とビット4の組み合わせでそれぞれ1小画素を作り、1画素を主走査方向に2分割した形で使用する。レーザ部222は、PWM回路221の出力を受けて、レーザの点灯動作を制御する。
【0078】
タイミング発生器224、制御信号発生部225は、スキャナ動作を開始する前の段階で、CPU223により設定される。タイミング発生器224は、システム各部のタイミング信号を発生する。制御信号発生部225は、CPU223の拡張ポートとして動作し、システム各部の制御信号として用いられる。
【0079】
また、CPU223のバスであるシステム・アドレス・バス、及びシステム・データ・バスは、各コネクタに接続され、CPU223は、コネクタに連結されたシステムを制御する。
【0080】
次に横レジセンサによる画像形成位置(画像領域)の算出について図8、及び図10のフローチャートに従い説明する。図8は一実施例の横レジセンサによる画像形成装置の算出方法を示す説明図、図10は一実施例の横レジセンサによる画像形成位置の算出処理動作を示すフローチャートである。なお、図10の処理動作はCPU223の指示により不図示のROMに格納されているプログラムに基づいて実行される。
【0081】
被転写紙が中間トレー143から給紙されると(ステップS101)横レジセンサ401はホームポジション位置から移動を始め、被転写紙に接触するまで移動する(ステップS101)。なお、中間トレーからの給紙でなければ通常の画像形成を行う(ステップS108)。そのときのセンサの移動量をsensorとし、ホーム位置をHP、被転写紙の幅をpap,被転写紙の中間をpap_cntrとすると、
pap_cntr=HP−sensor−pap/2 …… (1)
となるが、もしこのセンサ401の移動量が0とすると(ステップS103)、
pap_cntr=HP−pap/2 …… (2)
となり、sensor分だけ画像位置がずれることになる。
【0082】
今、sensor=93mmだとすると93mmずれることになるため、ホーム位置HP=400mm,被転写紙幅297mm,センサ出力sensor=93mmだとすると、
pap_cntr=400−93−297/2=158.5となり、
この158.5mmを基準値とし、センサ移動量が0の場合は、158.5mmの値をpap_cntrとし、使用する(ステップS109)。
【0083】
次に、横レジセンサ出力が、105mmの場合は、(1)式に従い、
pap_cntr=146.5mmとなるが、この時実は被転写紙の先頭位置は、146.5−148.5となり、この値は、負の値となる。この場合は、転写される画像が欠けることとなる。そのため、この場合は、pap_cntrを148.5とすれば、画像欠けは生じないためすなわちpap_cntrの下限値は、148.5mmとし、pap_cntrの値がこの値を下回った場合は(ステップS106YES)、148.5mmとする(ステップS111)。
【0084】
同様に、上限を設けこの値を、169.5mmとし、これを上回った場合は(ステップS105YES)、pap_cntrを169.5mmにする(ステップS110)。このような横レジセンサ401の出力により制御を行えば、画像が欠けもなく、被転写紙の位置にあわせて画像を形成することが可能となる。また、上述した許容範囲内であれば、センサ出力で画像領域形成を行う。
【0085】
次に横レジセンサ401による斜行に応じた画像変倍処理を図9を用いて説明する。図9は一実施例の横レジセンサによる斜行の状況を示す説明図である。
【0086】
被転写紙が中間トレーから給紙されると横レジセンサ401はホームポジションから移動し、被転写紙に接触するまで移動する。そのセンサ出力を記憶する。次の横レジセンサ401を10mm戻し再度横レジセンサ401を被転写紙に接触するまで移動する。このときのセンサ出力から以下の式で斜行度を算出する。尚、横レジセンサ401が2回接触する間に、被転写紙は約100mm移動する。
【0087】
斜行度をθ、1回目のセンサ出力をs1、2回目のセンサ出力をs2とすると、
tanθ=(s1−s2)/100 …… (3)
よって画像が、被転写紙に記録できる大きさは、被転写紙のサイズを主走査297mm、副走査210mmとすると、
pap_sizeY=297−210×tanθ …… (4)
今センサ第一出力s1を105mm,センサ第2出力s2を95mmとすると、tanθは、
tanθ=(105−95)/100=0.1
被転写紙に記録できる大きさpap_sizeY=297−210×0.1=297−21=276mmよって画像を縮少する倍率mag_Yは、
mag_Y=276/296=0.923
同様に副走査方向も計算する。
【0088】
mag_X=(210−297×0.1)/210=0.858
XY同率変倍して、85.8%縮小で画像を縮小して画像を出力する。このように変倍することにより画像欠けを防ぐことが可能ととなる。なお、横レジセンサ401の出力が不安定の場合にはこのセンサ出力を無効として、デフォルト値で画像領域を算出する。
【0089】
このように本実施例では、横レジセンサ401の出力に従って画像形成位置の制御(調整)を行うことにより、自動両面記録を行うために、再給紙された被転写紙に正確に画像を形成することが可能となり、製品原価を低く抑えることができる。さらに、2度センシングすることにより被写体紙の斜行を判断することができ、画像欠けをふせぐことが可能となる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安価な構成で画像形成位置の調整を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画像形成装置本体の内部構成を示す断面図
【図2】 一実施例の信号処理回路の構成を示すブロック図
【図3】 一実施例のA/D変換部の詳細構成を示すブロック図
【図4】 一実施例の基準電圧出力を示す波形図
【図5】 一実施例の合成画像を示す説明図
【図6】 一実施例の各変調方式によるPWM信号を示すタイミングチャート
【図7】 一実施例のフィルタ処理部の係数を示す図
【図8】 一実施例の横レジセンサによる画像形成位置の算出方法を示す説明図
【図9】 一実施例の横レジセンサによる斜行の状況を示す説明図
【図10】 一実施例の横レジセンサによる画像形成位置算出処理動作を示すフローチャート
【符号の説明】
116 排紙ローラ対(両面画像形成手段)
122 方向フラッパ(両面画像形成手段)
117〜121 給送ローラ(両面画像形成手段)
135 給送ローラ(両面画像形成手段)
143 中間トレ(両面画像形成手段)
223 CPU
225 制御信号発生部
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