JPH092159A - 自動車の乗員室における機器および又は物品の収容装置 - Google Patents
自動車の乗員室における機器および又は物品の収容装置Info
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- JPH092159A JPH092159A JP8174369A JP17436996A JPH092159A JP H092159 A JPH092159 A JP H092159A JP 8174369 A JP8174369 A JP 8174369A JP 17436996 A JP17436996 A JP 17436996A JP H092159 A JPH092159 A JP H092159A
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 乗員室における機器又は物品の収容装置にお
いて、組物が簡単に組立、分解でき、後部衝突事故が生
じた際も組物がピット内に保持されるようにする。 【解決手段】 ピット側壁と各組物１２との間に、それ
ぞれピット開口を通して組物１２をピット１１の中に引
き出し状に挿入又は引き抜くための縦ガイド１３が設け
られ、各組物１２とピットとの間に組物を挿入する際に
自動的に係止し手動で解除する錠１６が設けられ、、こ
の錠１６が組物１２をピットから取り出した後ではじめ
て接近できるように配置され、ピット内の最上位の組物
１２の直ぐ上に組物深さを越えて延びカーラジオ２６な
どで占められている接近室２５が設けられている。
いて、組物が簡単に組立、分解でき、後部衝突事故が生
じた際も組物がピット内に保持されるようにする。 【解決手段】 ピット側壁と各組物１２との間に、それ
ぞれピット開口を通して組物１２をピット１１の中に引
き出し状に挿入又は引き抜くための縦ガイド１３が設け
られ、各組物１２とピットとの間に組物を挿入する際に
自動的に係止し手動で解除する錠１６が設けられ、、こ
の錠１６が組物１２をピットから取り出した後ではじめ
て接近できるように配置され、ピット内の最上位の組物
１２の直ぐ上に組物深さを越えて延びカーラジオ２６な
どで占められている接近室２５が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲請
求項１の上位概念部分に記載の自動車の乗員室における
機器および又は物品の収容装置に関する。
求項１の上位概念部分に記載の自動車の乗員室における
機器および又は物品の収容装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の公知の収容装置の場合（ドイツ
特許第４３０７０８８Ｃ１号明細書参照）、個々の組物
は差込み結合によって互いに交換可能に固定されてい
る。組み立てられた組物から形成されている構造ユニッ
トはピット開口を通してピットの中にはめ込まれ、最上
位の組物に形成されている差込みリブがピットに形成さ
れた横ウェブの上に押し込まれる。差込みリブに薄膜蝶
番状に形成された覆いカバーが構造ユニットをピットか
らの意図しない抜け落ちを防止して固定している。その
覆いカバーは収容装置の直ぐ上に配置されたカーラジオ
用のホルダにねじ止めされている。かかる収容装置は簡
単に且つ迅速に工具なしに組立および分解ができ、これ
は製造費用および作業費用にとって有利である。しかし
実際には、この種のピット内における組物の固定が、走
行車の後部衝突の際即ち走行車が後部を障害物に衝突し
た際あるいは走行車の後部に他の走行車が追突した際に
組物がピットから放り出されることを確実に防止するの
には十分でないことが確認されている。
特許第４３０７０８８Ｃ１号明細書参照）、個々の組物
は差込み結合によって互いに交換可能に固定されてい
る。組み立てられた組物から形成されている構造ユニッ
トはピット開口を通してピットの中にはめ込まれ、最上
位の組物に形成されている差込みリブがピットに形成さ
れた横ウェブの上に押し込まれる。差込みリブに薄膜蝶
番状に形成された覆いカバーが構造ユニットをピットか
らの意図しない抜け落ちを防止して固定している。その
覆いカバーは収容装置の直ぐ上に配置されたカーラジオ
用のホルダにねじ止めされている。かかる収容装置は簡
単に且つ迅速に工具なしに組立および分解ができ、これ
は製造費用および作業費用にとって有利である。しかし
実際には、この種のピット内における組物の固定が、走
行車の後部衝突の際即ち走行車が後部を障害物に衝突し
た際あるいは走行車の後部に他の走行車が追突した際に
組物がピットから放り出されることを確実に防止するの
には十分でないことが確認されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に述べた形式の自動車の乗員室における機器および又は
物品の収容装置を、それが一方では迅速に且つ簡単に組
立および分解でき、他方では後部衝突の際の安全要件を
満足するように改良することにある。
に述べた形式の自動車の乗員室における機器および又は
物品の収容装置を、それが一方では迅速に且つ簡単に組
立および分解でき、他方では後部衝突の際の安全要件を
満足するように改良することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項１の上位概念部分に記載の収
容装置において特許請求の範囲請求項１の特徴部分に記
載の手段によって達成される。
は、特許請求の範囲請求項１の上位概念部分に記載の収
容装置において特許請求の範囲請求項１の特徴部分に記
載の手段によって達成される。
【０００５】本発明に基づく収容装置は、組立の際に自
動的に係止する各組物とピットとの間の錠が手動でしか
解除できず、従って後部衝突の際に生ずるような大きな
引張り力も問題なしに受けることができるという利点を
有する。上に位置する組物を分解した後、人指し指によ
って摩擦結合あるいはかみ合い結合の錠を解除し、そし
て組物を引き抜くことによって、特に単純に分解するこ
とができる。即ち各組物はその上の組物を除去した後で
迅速に工具なしにピットから分解できる。ピット内の最
上位の組物の錠にその上に配置された接近室を通して接
近できる。
動的に係止する各組物とピットとの間の錠が手動でしか
解除できず、従って後部衝突の際に生ずるような大きな
引張り力も問題なしに受けることができるという利点を
有する。上に位置する組物を分解した後、人指し指によ
って摩擦結合あるいはかみ合い結合の錠を解除し、そし
て組物を引き抜くことによって、特に単純に分解するこ
とができる。即ち各組物はその上の組物を除去した後で
迅速に工具なしにピットから分解できる。ピット内の最
上位の組物の錠にその上に配置された接近室を通して接
近できる。
【０００６】本発明に基づく収容装置の有利な実施態様
は各従属請求項に記載されている。
は各従属請求項に記載されている。
【０００７】本発明の有利な実施態様に基づいて、最上
位の組物への接近室はカーラジオあるいは他の固定して
設置された機器を収容するために利用されている。これ
によって無駄な空間は生ぜず、組物はカーラジオの分解
後に上述したようにして分解できる。カーラジオを分解
するために工具は要らず、それにもかかわらず今日にお
いて普通に分解は一般に作業し易く行われ、秒単位で迅
速に実現できる。収容装置の最上位の組物の錠に接近す
るためにカーラジオにおける電気接続を釈放する必要は
ない。
位の組物への接近室はカーラジオあるいは他の固定して
設置された機器を収容するために利用されている。これ
によって無駄な空間は生ぜず、組物はカーラジオの分解
後に上述したようにして分解できる。カーラジオを分解
するために工具は要らず、それにもかかわらず今日にお
いて普通に分解は一般に作業し易く行われ、秒単位で迅
速に実現できる。収容装置の最上位の組物の錠に接近す
るためにカーラジオにおける電気接続を釈放する必要は
ない。
【０００８】各組物とピットとの間の本発明に基づく強
固な錠は、本発明の有利な実施態様において各錠が組物
の上側においてそれに対して平行に間隔を隔てて延びそ
こから直角に突出する係止ウェブを持ったばね舌片とピ
ットにおけるピット深さに対して横に向けられた係止板
とを有し、組物がピット内の挿入終端位置に到達するこ
とにより係止ウェブが係止板の後ろに引っ掛けられる、
構造的に単純に実現される。錠を解除するためにばね舌
片はその自由端が下向きに組物の上側面に向けて移動さ
れ、これによって係止ウェブが係止板から外れ、組物を
引っ張ることによって係止板の下を移動される。その後
でばね舌片は再び放されて自由にされ、組物は完全にピ
ットから引き抜かれる。挿入運動の終わりに係止ウェブ
および係止板を自動的に係止するために、それらの両方
に持ち上げ傾斜面が、挿入する際にばね舌片が自動的に
下向きに移動して係止ウェブが係止板の下を通過するよ
うに形成されている。
固な錠は、本発明の有利な実施態様において各錠が組物
の上側においてそれに対して平行に間隔を隔てて延びそ
こから直角に突出する係止ウェブを持ったばね舌片とピ
ットにおけるピット深さに対して横に向けられた係止板
とを有し、組物がピット内の挿入終端位置に到達するこ
とにより係止ウェブが係止板の後ろに引っ掛けられる、
構造的に単純に実現される。錠を解除するためにばね舌
片はその自由端が下向きに組物の上側面に向けて移動さ
れ、これによって係止ウェブが係止板から外れ、組物を
引っ張ることによって係止板の下を移動される。その後
でばね舌片は再び放されて自由にされ、組物は完全にピ
ットから引き抜かれる。挿入運動の終わりに係止ウェブ
および係止板を自動的に係止するために、それらの両方
に持ち上げ傾斜面が、挿入する際にばね舌片が自動的に
下向きに移動して係止ウェブが係止板の下を通過するよ
うに形成されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下図に示した実施例を参照して
本発明を詳細に説明する。
本発明を詳細に説明する。
【００１０】自動車の乗員室における機器および又は物
体に対する図１に縦断面図で示されている収容装置は、
乗員室１０に向いた開口を備え符号１１で示した走行車
に固定のピットを有している。このピット１１は走行車
に例えばいわゆるセンターコンソールによって形成され
ている。このセンタコンソルは内部室正面の中央におい
てダッシュボードから床まで延び、そこで（もし存在す
る場合には）プロペラシャフトトンネルの上に置かれて
いる。このピット１１のうちで図１には片側の側壁しか
示されていない。ピット１１の中に組物１２が互いに上
下に配置され、その装填開口１２１は乗員室１０に向い
ており即ち座席に向いており、乗員即ち運転手および助
手が簡単に接近できる。これらの組物１２は種々の機能
を満足し、例えば眼鏡入れあるいは地図入れとして使用
し、あるいはカセットボックスあるいは灰皿として形成
される。図１には二つの組物１２が示されているが、組
物１２の数はピット１１の高さに応じて増やせる。
体に対する図１に縦断面図で示されている収容装置は、
乗員室１０に向いた開口を備え符号１１で示した走行車
に固定のピットを有している。このピット１１は走行車
に例えばいわゆるセンターコンソールによって形成され
ている。このセンタコンソルは内部室正面の中央におい
てダッシュボードから床まで延び、そこで（もし存在す
る場合には）プロペラシャフトトンネルの上に置かれて
いる。このピット１１のうちで図１には片側の側壁しか
示されていない。ピット１１の中に組物１２が互いに上
下に配置され、その装填開口１２１は乗員室１０に向い
ており即ち座席に向いており、乗員即ち運転手および助
手が簡単に接近できる。これらの組物１２は種々の機能
を満足し、例えば眼鏡入れあるいは地図入れとして使用
し、あるいはカセットボックスあるいは灰皿として形成
される。図１には二つの組物１２が示されているが、組
物１２の数はピット１１の高さに応じて増やせる。
【００１１】ピットの両側の各側壁１１１、１１２（図
２参照）と各組物１２との間にそれぞれピット開口を通
して組物１２をピット１１の中に引き出し状に挿入する
ためにないしは組物１２をピット１１から引き出すため
に縦ガイド１３が設けられている。図２から明らかなよ
うに、各縦ガイド１３はピット側壁１１１、１１２にお
いて内側に直角に突出しピット深さにわたって延びてい
るリブ１４と、組物１２に形成されリブ１４が隙間を隔
ててはまり込んでいるレール状の凹所１５とから形成さ
れている。組物１２とピット１１との間に全部で４個の
縦ガイド１３が設けられているので、組物１２はその角
に一体成形された全部で４個の凹所１５を有している。
これらの凹所１５は組物１２の縦方向に延び、各側壁１
１１、１１２は二つのリブ１４を有している。
２参照）と各組物１２との間にそれぞれピット開口を通
して組物１２をピット１１の中に引き出し状に挿入する
ためにないしは組物１２をピット１１から引き出すため
に縦ガイド１３が設けられている。図２から明らかなよ
うに、各縦ガイド１３はピット側壁１１１、１１２にお
いて内側に直角に突出しピット深さにわたって延びてい
るリブ１４と、組物１２に形成されリブ１４が隙間を隔
ててはまり込んでいるレール状の凹所１５とから形成さ
れている。組物１２とピット１１との間に全部で４個の
縦ガイド１３が設けられているので、組物１２はその角
に一体成形された全部で４個の凹所１５を有している。
これらの凹所１５は組物１２の縦方向に延び、各側壁１
１１、１１２は二つのリブ１４を有している。
【００１２】各組物１２とピット１１との間に錠１６が
設けられている。この錠１６は組物１２を挿入した際に
組物１２が挿入終端位置に到達したときに自動的に係止
される。錠１６はそれが手動でしか釈放されないように
構成されている。詳しくはこのために錠１６は組物１２
の上側面にそれに対して平行に間隔を隔てて延び係止ウ
ェブ１８が直角に突出しているばね舌片１７と、ピット
１１に固定されピット深さに対して横に向けられている
係止板１９を有している。図１および図２から理解でき
るように、係止板１９はピット中間壁２０に一体に形成
されている。このピット中間壁２０はピット両側壁１１
１、１１２間に保持され（図２参照）、ピット深さの一
部にわたってしか延びていない（図１参照）。係止板１
９は中間壁２０の中央に一体に形成され、ここから直角
に下向きに突出している。図３における部分III の拡大
図から理解できるように、係止ウェブ１８に係止突起１
８１が、係止板１９に係止突起１９１が形成されてい
る。これらの係止突起１８１、１９１は係止ウェブ１８
および係止板１９の互いに向かい合う面１８２、１９２
から突出し、垂直方向において互いにずれている。ばね
舌片１７の上側面においてばね舌片１７の先端と係止ウ
ェブ１８との間を持ち上げ傾斜面２１が延びている。こ
の傾斜面２１はばね舌片先端から係止ウェブ１８の自由
端まで上昇している。もう一つの持ち上げ傾斜面２２が
中間壁２０において係止板１９の自由端まで上昇して延
びている。
設けられている。この錠１６は組物１２を挿入した際に
組物１２が挿入終端位置に到達したときに自動的に係止
される。錠１６はそれが手動でしか釈放されないように
構成されている。詳しくはこのために錠１６は組物１２
の上側面にそれに対して平行に間隔を隔てて延び係止ウ
ェブ１８が直角に突出しているばね舌片１７と、ピット
１１に固定されピット深さに対して横に向けられている
係止板１９を有している。図１および図２から理解でき
るように、係止板１９はピット中間壁２０に一体に形成
されている。このピット中間壁２０はピット両側壁１１
１、１１２間に保持され（図２参照）、ピット深さの一
部にわたってしか延びていない（図１参照）。係止板１
９は中間壁２０の中央に一体に形成され、ここから直角
に下向きに突出している。図３における部分III の拡大
図から理解できるように、係止ウェブ１８に係止突起１
８１が、係止板１９に係止突起１９１が形成されてい
る。これらの係止突起１８１、１９１は係止ウェブ１８
および係止板１９の互いに向かい合う面１８２、１９２
から突出し、垂直方向において互いにずれている。ばね
舌片１７の上側面においてばね舌片１７の先端と係止ウ
ェブ１８との間を持ち上げ傾斜面２１が延びている。こ
の傾斜面２１はばね舌片先端から係止ウェブ１８の自由
端まで上昇している。もう一つの持ち上げ傾斜面２２が
中間壁２０において係止板１９の自由端まで上昇して延
びている。
【００１３】収容装置を組み立てるために各組物１２が
縦ガイド１３においてピット１１の中に挿入される。そ
の場合、ばね舌片１７に形成されている持ち上げ傾斜面
２１がピット中間壁２０に形成されている持ち上げ傾斜
面２２に沿って滑り、これによってばね舌片１７はその
自由端が下向きに押圧されるので、係止ウェブ１８が係
止板１９の下を通り抜ける。挿入終端位置において組物
１２はピット１１におけるストッパ２３（図１参照）に
衝突する。この挿入終端位置において係止ウェブ１８は
係止板１９を通過してしまっており、ばね舌片１７のば
ね作用のもとで係止ウェブ１８は係止板１９の後ろにス
ナップ的に移動する。そしてもはや組物１２は引き抜け
ない。たとえ後部衝突事故が生じた場合でも組物１２に
作用する力は錠１６を釈放するのに十分ではない。組物
１２に極端に大きな引張り力がかかった場合、係止ウェ
ブ１８および係止板１９における係止突起１８１、１９
１が係止し、係止ウェブ１８が係止板１９から滑り抜け
ることを阻止する。
縦ガイド１３においてピット１１の中に挿入される。そ
の場合、ばね舌片１７に形成されている持ち上げ傾斜面
２１がピット中間壁２０に形成されている持ち上げ傾斜
面２２に沿って滑り、これによってばね舌片１７はその
自由端が下向きに押圧されるので、係止ウェブ１８が係
止板１９の下を通り抜ける。挿入終端位置において組物
１２はピット１１におけるストッパ２３（図１参照）に
衝突する。この挿入終端位置において係止ウェブ１８は
係止板１９を通過してしまっており、ばね舌片１７のば
ね作用のもとで係止ウェブ１８は係止板１９の後ろにス
ナップ的に移動する。そしてもはや組物１２は引き抜け
ない。たとえ後部衝突事故が生じた場合でも組物１２に
作用する力は錠１６を釈放するのに十分ではない。組物
１２に極端に大きな引張り力がかかった場合、係止ウェ
ブ１８および係止板１９における係止突起１８１、１９
１が係止し、係止ウェブ１８が係止板１９から滑り抜け
ることを阻止する。
【００１４】図１に示されているように、組物１２を分
解するためにピット中間壁２０の上に覆い被り、中間壁
２０の先端の後ろにあるばね舌片１７が人指し指２４で
下向きに即ち組物１２の方向に、係止ウェブ１８が係止
板１９から外れるまで押されなければならない。組物１
２を僅かに引っ張ることによって係止ウェブ１８は係止
板１９の下を通過して移動される。その後で持ち上げ傾
斜面２１、２２は互いに上下に位置し、ばね舌片１７は
緩められ、組物１２はピット１１から完全に引き抜け
る。組物１２がピット１１から完全に引き抜かれたと
き、下側に位置する組物１２の錠１６にピット１１にお
ける取り出された組物１２により自由に開けられた自由
空間を通して接近でき、その下にある組物１２も同じよ
うにして分解できる。即ち組物１２は順々にピット１１
において最上位の組物１２から最下位の組物１２までそ
れぞれの錠１６の釈放後に取り出せる。
解するためにピット中間壁２０の上に覆い被り、中間壁
２０の先端の後ろにあるばね舌片１７が人指し指２４で
下向きに即ち組物１２の方向に、係止ウェブ１８が係止
板１９から外れるまで押されなければならない。組物１
２を僅かに引っ張ることによって係止ウェブ１８は係止
板１９の下を通過して移動される。その後で持ち上げ傾
斜面２１、２２は互いに上下に位置し、ばね舌片１７は
緩められ、組物１２はピット１１から完全に引き抜け
る。組物１２がピット１１から完全に引き抜かれたと
き、下側に位置する組物１２の錠１６にピット１１にお
ける取り出された組物１２により自由に開けられた自由
空間を通して接近でき、その下にある組物１２も同じよ
うにして分解できる。即ち組物１２は順々にピット１１
において最上位の組物１２から最下位の組物１２までそ
れぞれの錠１６の釈放後に取り出せる。
【００１５】ピット１１内における最上位の組物１２も
分解できるようにするために、最上位の組物１２の上側
に接近室２５が設けられ、ピット１１内における最上位
の組物１２の錠１６はその接近室２５を通して人指し指
２４で操作できる。図１に示されているように、この接
近室２５は図１に破線で示されているようにカーラジオ
２６を収容するために利用される。このカーラジオ２６
は普通の方法で接近室２５の中に固定して設置されるの
で、収容装置を分解するにはカーラジオ２６を予め分解
し接近室２５を自由にする必要がある。カーラジオ２６
の分解は今日におけるカーラジオ２６の保持構造の場合
に秒単位で迅速にできるので、カーラジオ２６の必要な
分解は装置の分解を不適当に害さない。接近室２５を通
して最上位の組物１２における錠１６に接近するため
に、カーラジオ２６における電線接続を釈放する必要は
ない。
分解できるようにするために、最上位の組物１２の上側
に接近室２５が設けられ、ピット１１内における最上位
の組物１２の錠１６はその接近室２５を通して人指し指
２４で操作できる。図１に示されているように、この接
近室２５は図１に破線で示されているようにカーラジオ
２６を収容するために利用される。このカーラジオ２６
は普通の方法で接近室２５の中に固定して設置されるの
で、収容装置を分解するにはカーラジオ２６を予め分解
し接近室２５を自由にする必要がある。カーラジオ２６
の分解は今日におけるカーラジオ２６の保持構造の場合
に秒単位で迅速にできるので、カーラジオ２６の必要な
分解は装置の分解を不適当に害さない。接近室２５を通
して最上位の組物１２における錠１６に接近するため
に、カーラジオ２６における電線接続を釈放する必要は
ない。
【図１】自動車の乗員室における機器および又は物体の
収容装置の縦断面図。
収容装置の縦断面図。
【図２】図１におけるII−II線に沿った断面図。
【図３】図１における部分III の拡大図。
１０ 乗員室 １１ ピット １２ 組物 １３ 縦ガイド １６ 錠 １７ ばね舌片 １８ 係止ウェブ １９ 係止板 ２０ 中間壁 ２１ 持ち上げ傾斜面 ２２ 持ち上げ傾斜面 ２５ 接近室 ２６ カーラジオ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン ケルバー ドイツ連邦共和国 71065 ジンデルフイ ンゲンケーテ−コルヴイツツ−シユトラー セ ４／１
Claims (7)
- 【請求項１】 乗員室に向いたピット開口を有する走行
車固定のピット特にセンタ−コンソールと、ピットの中
に上下に位置して配置され乗員室に向いた装填開口を備
えた物入れ、カセットボックス、灰皿などのような組物
とを持った自動車の乗員室における機器および又は物品
の収容装置において、 ピット側壁（１１１、１１２）と各組物（１２）との間
に、それぞれピット開口を通して組物（１２）をピット
（１１）の中に引き出し状に挿入するためないしはピッ
ト（１１）から組物（１２）を引き抜くための縦ガイド
（１３）が設けられ、各組物（１２）とピット（１１）
との間に組物（１２）を挿入する際に自動的に係止し手
動で解除する錠（１６）が、その上に位置する組物（１
２）をピット（１１）から取り出した後で手動操作する
ために接近できるように配置され、ピット（１１）内の
最上位の組物（１２）の直ぐ上に組物深さを越えて延び
る接近室（２５）が配置されていることを特徴とする自
動車の乗員室における機器および又は物品の収容装置。 - 【請求項２】 接近室（２５）がカーラジオ（２６）な
いし他の固定して設置された機器で占められていること
を特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 各錠（１６）が組物（１２）の上側にお
いてそれに対して平行に間隔を隔てて延びそこから直角
に突出する係止ウェブ（１８）を持ったばね舌片（１
７）とピット（１１）におけるピット深さに対して横に
向けられた係止板（１９）とを有し、組物（１２）がピ
ット（１１）内の挿入終端位置に到達することにより係
止ウェブ（１８）が係止板（１９）の後ろに引っ掛けら
れることを特徴とする請求項１又は２記載の装置。 - 【請求項４】 各係止板（１９）が、ピット両側壁（１
１１、１１２）間に保持され組物（１２）に対して平行
にピット深さの一部にわたって延びる中間壁（２０）に
特に一体に形成されていることを特徴とする請求項３記
載の装置。 - 【請求項５】 係止ウェブ（１８）および係止板（１
９）に、組物（１２）を挿入する際にそれに沿って互い
に滑る持ち上げ傾斜面（２１、２２）が形成されている
ことを特徴とする請求項３又は４記載の装置。 - 【請求項６】 係止ウェブ（１８）および係止板（１
９）の互いに向かい合う面（１８２、１９２）にそれら
から突出し互いに垂直方向にずれている係止突起（１８
１、１９１）が形成されていることを特徴とする請求項
３ないし５のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項７】 縦ガイド（１３）がピット側壁（１１
１、１１２）から突出しピット深さ方向に延びるリブ
（１４）および組物（１１）に形成されリブ（１４）が
隙間を隔てて係合するレール状の凹所（１５）によって
形成されていることを特徴とする請求項１ないし６のい
ずれか１つに記載の装置。
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