JPH09215713A - 補助動力付き車椅子 - Google Patents

補助動力付き車椅子

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JPH09215713A
JPH09215713A JP8027040A JP2704096A JPH09215713A JP H09215713 A JPH09215713 A JP H09215713A JP 8027040 A JP8027040 A JP 8027040A JP 2704096 A JP2704096 A JP 2704096A JP H09215713 A JPH09215713 A JP H09215713A
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auxiliary
wheelchair
power
human
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Atsushi Uchiyama
敦 内山
Hiroaki Ogata
宏彰 尾方
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S180/00Motor vehicles
    • Y10S180/907Motorized wheelchairs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗り手の負担を軽減でき、手動車椅子と同様
の操作感を実現することができる補助動力付き車椅子を
提供する。 【解決手段】 車両の進行方向に向かって左右に配置さ
れた二つの駆動輪2, 2の何れか一方又は両方に加えら
れた人力と、該人力に基づいて求められた補助動力との
合成力により車両の前後進及び旋回動作を行うようにし
た補助動力付き車椅子1において、上記各駆動輪2, 2
に加えられた人力を検出する人力検出手段として機能す
るポテンショメータ27と、補助動力を発生する補助動
力源である駆動モータ36と、上記何れか一方の駆動輪
L,他方の駆動輪Rに加えられる人力をFL,FRとす
るとき、該各駆動輪L,Rに加えられる補助動力TL,
TRが共にFL及びFRの関数、 TL=f(FL,FR) TR=f(FR,FL) によって設定されるように補助動力源である上記駆動モ
ータ36を制御する補助動力制御手段として機能するコ
ントローラ35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左,右の駆動輪に間欠
的に加えられる人力と、該人力の大きさに応じた補助動
力との合成力によって前後進及び旋回動作を行うように
した補助動力付き車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】手動車椅子と電動車椅子との中間的な存
在として補助動力付き車椅子が提案されている。この補
助動力付き車椅子は、左,右の駆動輪に間欠的に加えら
れる人力を検出し、該検出された人力に応じた補助動力
を左,右の駆動輪に加えることによって歩行の不自由な
乗り手の肉体的な負担を軽減するものであり、乗り手は
手動車椅子の感覚で操作することができ、精神的苦痛も
緩和される。
【0003】ところで上記補助動力付き車椅子の場合、
人力が加えられた車輪にのみ、その人力の大きさに比例
した補助動力を付加するものであるため、増大した推進
力によっていっそう旋回運動(ヨー運動)を発生し易
く、直進性に悪影響を及ぼす可能性がある。また、人力
が加えられている期間のみ補助動力を付加する方式を採
用しているので、例えば登坂のような時には、人力供給
停止の途端に急激に減速して止まってしまったり、ある
いは前後双方向に補助動力を付加するため人力供給停止
後はモータや駆動系が逆に負荷となり、補助動力の効果
を相殺してしまう問題がある。
【0004】そこで本出願人は、人力供給停止後におい
ても補助動力を残存させるようにした補助動力付き車椅
子を開発し、先に出願している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記開発にかかる補助
動力付き車椅子では、左右の補助動力系の動力特性が全
く同一であり、かつ左右の人力が全く同一である場合は
問題は無い。ところが、例えば、平地における旋回動作
において左右駆動輪に異なる強さの人力が入力された時
には、通常の補助動力無しの車椅子では、入力中は駆動
力に差が生じるので車椅子は旋回動作を行い、かつ入力
停止後は略該停止時の方向に向けて直進する。一方、上
記開発にかかる補助動力付き車椅子では、各駆動輪の補
助動力が独立して異なる大きさでもって残存するために
人力入力停止後にも旋回動作が残ってしまい、違和感が
生じる。
【0006】また直進動作において全く同一の人力を入
力した場合でも、入力検出センサから駆動系までの構成
の製造上のばらつき等により、残存力の大きさや時間が
異なって現れるため、これも旋回動作として作用する。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、乗り手の負担を軽減でき、手動車椅子と同様の操作
感を実現することができる補助動力付き車椅子を提供す
ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
の進行方向に向かって左右に配置された二つの駆動輪の
何れか一方又は両方に加えられた人力と、該人力に基づ
いて求められた補助動力との合成力により車両の前後進
及び旋回動作を行うようにした補助動力付き車椅子にお
いて、上記各駆動輪に加えられた人力を検出する人力検
出手段と、補助動力を発生する補助動力源と、上記何れ
か一方の駆動輪L,他方の駆動輪Rに加えられる人力を
FL,FRとするとき、該各駆動輪L,Rに加えられる
補助動力TL,TRが共にFL及びFRの関数、 TL=f(FL,FR) TR=f(FR,FL) によって設定されるように上記補助動力源を制御する補
助動力制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、上
記補助動力制御手段は、上記二つの駆動輪に加えられる
人力の合成力(αFL+βFR)をFMとするとき、上
記各駆動輪L,Rに加えられる補助動力TL,TRを、
それぞれFL及びFM,FR及びFMの関数、 TL=f(FL,FM) TR=f(FR,FM) によって設定される値に制御することを特徴としてい
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、上
記補助動力制御手段は、上記二つの駆動輪に加えられる
人力の合成力FMによる補助動力成分を人力供給停止後
においても残存させることを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は、請求項3において、上
記補助動力制御手段は、上記FMによる補助動力成分を
人力供給停止後においても残存させ、かつ該残存成分の
大きさを時間の経過と共に減衰させることを特徴として
いる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし4の何
れかにおいて、上記補助動力源は、電動モータであり、
上記補助動力制御手段は、上記補助動力TL,TRが目
標の値となるように上記モータのトルク値を制御するこ
とを特徴としている。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし4の何
れかにおいて、上記補助力源は、電動モータであり、上
記補助動力制御手段は、上記補助動力TL,TRが目標
の値となるように上記モータの回転速度,又は印加電圧
値を制御することを特徴としている。
【0014】請求項7の発明は、請求項1ないし6の何
れかにおいて、上記人力検出手段,補助動力源,及び補
助動力制御手段を上記左,右の駆動輪毎に別個に備えて
いることを特徴としている。
【0015】請求項8の発明は、請求項7において、上
記各駆動輪に配設された制御手段同士をシリアル通信手
段により接続したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図15は本発明の一
実施形態による補助動力付き車椅子を説明するための図
であり、図1は上記車椅子の側面図、図2は該車椅子の
平面図、図3は上記車椅子の背面図、図4は上記車椅子
の車輪のハブ部分のカバーを取り外した状態を示す正面
図、図5は図4のA−A線断面図、図6は上記車椅子の
車輪のハブ部分の背面図、図7は図6のB−B線断面
図、図8は図7のC−C線に沿う一部破断面図、図9は
上記車椅子のコントローラの構成を示すブロック図、図
10は入力信号と目標トルクとの関係をアシスト比をパ
ラメータとして示す図、図11は入力信号特性図、図1
2は上記車椅子の補助動力の制御動作を示すシステムの
構成図、図13〜図15は上記車椅子1の補助動力の制
御動作を説明するためのフローチャート図である。
【0017】本実施形態に係る補助動力付車椅子1は、
既存の折り畳み式手動車椅子に補助動力装置(Power Ass
ist System) を組み付けたものである。この車椅子1は
車体の左右に駆動輪である車輪2を着脱自在に取り付け
て構成され、これのパイプ枠状のフレーム3の前後部は
左右一対のキャスタ4と車輪2によって移動自在に支持
されている。
【0018】又、上記フレーム3の中央部には、乗員が
着座すべき布製のシート5(図2及び図3参照)が張設
されている。尚、フレーム3は図3に示すように前後一
対のクロス部材3aを有しており、X字状を成す2本の
クロス部材3aはその交点を軸6によって枢着されてい
る。
【0019】更に、フレーム3の後部には左右一対のハ
ンドルアーム3bが立設されており、各ハンドルアーム
3bの上端部は後方に折曲され、その折曲部には介助者
用のグリップ7が取り付けられている。
【0020】又、フレーム3の上記ハンドルアーム3b
の中間高さ位置から車体前方に水平に延びる左右一対の
アーム3cはその前端部が略直角に折り曲げられて垂直
下方に延び、その下端部に前記キャスタ4が回転自在に
支持されているが、右側(シート5に着座した乗員にと
って右側)のアーム3cの直角に折り曲げられた部分
(垂直部分の上部)にはメインスイッチ8が取り付けら
れている。そして、前記アーム3cの下方に配された左
右一対のアーム3dの前側部分は車体前方に向かって斜
め下方に延出されており、その延出端(前端部)には左
右一対のステップ9が取り付けられている。
【0021】ところで、前記左右一対の車輪2の各々
は、図5に示すように、フレーム3に溶接されたボス部
10に支持された車軸11にボールベアリング12を介
して回転自在に支承されており、各車輪2の外側には、
乗員が手でこれを回すべきリング状のハンドリム13が
設けられている。このハンドリム13は、車輪2のハブ
2aに形成されたボス部2a−1にブッシュ60を介し
て回転自在に支持された円板状のディスク14に3本の
スポーク15を介してボルト16によって取り付けられ
ており、従って、該ハンドリム13は車輪2に対して独
立に回転し得る。尚、本実施形態においては、図5に示
すように、車輪2のハブ2aとディスク14との間には
弾性体から成るシーリング17が介設されており、ディ
スク14はこれにボルト18にて結着されたカバー19
によって覆われている。尚、シーリング17はシール機
能と共にディスク14の周方向の振動を抑制するダンパ
ー機能を果たす。
【0022】而して、上記ハンドリム13は、その全周
の3個所が図4に示す構造によって車輪2に対して弾性
的に連結されている。
【0023】即ち、図4に示すように、車輪2のハブ2
aに形成された各一対のストッパ20で挟まれる径方向
外方に向かって広がる空間にはスプリング21が介装さ
れており、各スプリング21はハブ2aに固定された保
持部材22によってその脱落が防がれている。
【0024】ところで、上記各スプリング21はその両
端がスプリング受け23によって受けられており、前記
ハンドリム13に人力が加わらない中立状態において
は、図4に示すように、スプリング受け23は前記一対
のストッパ20に当接している。尚、各ストッパ20の
中央部分には溝20aが貫設されている。
【0025】一方、図4に示すように、前記ディスク1
4の全周3個所にはブラケット24がボルト25によっ
て位置調整可能に取り付けられており、各ブラケット2
4の両端部には一対のピン26が内方に向かって突設さ
れており、各一対のピン26は、ハンドリム13に人力
が加わらない中立状態においては、図4に示すように前
記スプリング受け23の端面に当接している。尚、各ブ
ラケット24の両端部には径方向に長い長孔24aが形
成されており、各長孔24aには前記ボルト25が挿通
されている。従って、ボルト25を緩めれば、ブラケッ
ト24を径方向に移動させてその位置を調整することが
でき、スプリング受け23の端面(ピン26が当接すべ
き端面)は図示のように傾斜しているため、中立状態に
おいてブラケット24を前述のように径方向に移動させ
ることによってスプリング受け23に対するピン26の
位置を調整することができ、図4に示すように中立状態
において一対のピン26をスプリング受け23に当接せ
しめることができる。
【0026】又、図4及び図5に示すように、ハンドリ
ム13側のディスク14には、ハンドリム13に加えら
れる人力の大きさ及び方向を検出するためのポテンショ
メータ27が0点補正が可能なように位置調整可能に固
接されており、該ポテンショメータ27の人力軸27a
の端部にはレバー28の一端が決着されており、該レバ
ー28の他端は、車輪2のハブ2aに突設されたピン2
9にゴム製のキャップ30を介して長孔結合している。
尚、キャップ30はレバー28のガタを防止するための
ものである。
【0027】而して、前記スプリング21、ポテンショ
メータ27等は、乗員によってハンドリム13に加えら
れる人力を検知するための人力検知手段を構成してお
り、該人力検知手段は前記シールリング17によってシ
ールされた車輪2のハブ2aとディスク14及びカバー
19によって囲まれる密閉空間内に収納されている。
【0028】一方、図5及び図6に示すように、左右一
対の車輪2の各ハブ2aの車幅方向内側には円板状の固
定プレート31が車輪11に結着されて設けられてお
り、該固定プレート31のハブ2a側の内面には車輪2
のハブ2aのボス部2a−2を覆う円筒状の保持部材3
2とリング状の保持リング33がボルト34によって結
着されるとともに、制御手段を構成するコントローラ3
5が取り付けられている。又、固定プレート31の車体
側外面には、図6及び図7に示すように、駆動モータ
(補助動力源)36と車輪側カプラー37が取り付けら
れている。尚、固定プレート31の少なくとも前記コン
トローラ35が設置される部位の外面には、図5及び図
6に示すように、縦方向の複数の放熱用溝31aが形成
されている。
【0029】ところで、各車輪2のハブ2aの内部には
前記固定プレート31で囲まれる空間が形成されるが、
該空間は固定プレート31と前記保持リング33に固定
されたリング状の隔壁38によって室S1とS2とに区
画されており、隔壁38の一部には図7に示すように開
口部38aが形成されている。又、回転側のハブ2aの
ボス部2a−2にはリング状のインナートランス39a
が固定され、固定側の前記保持部材32及び保持リング
33の間にはアウタートランス39bが挟持されてい
る。これらのインナートランス39aとアウタートラン
ス39bは僅かなギャップを介して互いに同心状に配置
され、コントローラ35とポテンショメータ27間の信
号伝達手段を構成する回転トランス39を構成してい
る。尚、前記コントローラ35は室S1内に収納されて
いる。
【0030】而して、前記駆動モータ36によって発生
する補助動力は車輪2に伝達されるが、この動力伝達機
構の構成を図7及び図8に基づいて以下に説明する。
【0031】動力伝達手段はプーリ40, 41とベルト
42及び複数のギヤG1〜G4を含んで構成されるが、
前記小径のプーリ40は前記駆動モータ36の出力軸3
6aの端部に結着され、前記大径のプーリ41は中間軸
43の一端に結着されており、両プーリ40, 41間に
無端状の前記ベルト42が巻装されている。
【0032】上記中間軸43とこれに平行に配された駆
動軸44は、図7に示すように、前記固定プレート31
とカバー45にベアリング46, 47を介してそれぞれ
回転自在に支承されており、中間軸43には前記ギヤG
1が一体に形成されており、該ギヤG1は駆動軸44の
一端に結着されたギヤG2に噛合している。そして、駆
動軸44の他端は前記隔壁38に形成された開口部38
a (図5参照)を貫通して室S2内に臨んでおり、その
端部に一体に形成された小径の前記ギヤG3はハブ2a
の内周に結着された大径のリングギヤG4に噛合してい
る。尚、動力伝達手段を構成する前記プーリ40, 41
とベルト42及びコントローラ35は潤滑油を嫌うた
め、隔壁38で仕切られた室S1内に収納され、ギヤG
3, G4は室S2内に収納されている。
【0033】而して、以上説明したスプリング21やポ
テンショメータ27によって構成される人力検出手段、
回転トランス39によって構成される信号伝達手段、コ
ントローラ35によって構成される制御手段、駆動モー
タ36及びプーリ40, 41やベルト42及びギヤG1
〜G4によって構成される動力伝達手段が補助動力系を
構成しているが、この補助動力系は各車輪2のハブ2a
の車輪11廻りに径方向及び軸方向に亘って集約的に配
置されており、このように補助動力系をハブ2aに配置
して成る車輪2が左右に同一構造に構成され、前述のよ
うに各車輪2は車体に対して着脱自在に取り付けられて
いる。
【0034】ここで、車輪2の脱着構造を図5に基づい
て説明する。車輪2を回転自在に支承する前記車軸11
は中空状に形成されており、その内部には小径のロッド
48が挿通されている。そして、該ロッド48の内端部
には車軸11の内端面に係合する係止部材49が結着さ
れ、同ロッド48の外端部には押圧部材50が結着され
ており、これら係止部材49と押圧部材50は車輪11
内に摺動自在に嵌装されており、これらの径はロッド4
8のそれよりも大きく設定されている。尚、上記ロッド
48と係止部材49及び押圧部材50はスプリング51
によって外側方(図5の下方)に常時付勢されている。
又、図5において、61はストッパを構成するサークリ
ップである。
【0035】又、車輪11の内端部(係止部材49が嵌
装されている部分)には複数の円孔11aが形成されて
おり、各円孔11aにはボール52が保持されている。
尚、前記カバー19の中央部には撓曲自在なゴムキャッ
プ53が被着されており、該ゴムキャップ53内に前記
押圧部材50が臨んでいる。
【0036】一方、フレーム3に溶接されたボス部10
には円筒状のスリーブ54が挿通しており、該スリーブ
54はこれの外周に螺合するナット55によってボス部
10に結着されている。
【0037】而して、各車輪2は車軸11の内端部分を
外側方から上記スリーブ54に挿通することによって車
体に取り付けられるが、これの取付状態においては、図
5に示すようにボール52が係止部材49によって径方
向外方に押し出されて車軸11の外周面から突出してお
り、該ボール52がスリーブ54の内端面に係止される
ために車軸11の抜けが阻止され、これによって車輪2
が車体に確実に取り付けられる。
【0038】次に、取付状態にある車輪2を車体から取
り外すには、ゴムキャップ53を指で押して押圧部材5
0とロッド48及び係止部材49をスプリング51の付
勢力に抗して一体的に車体内側方に移動させる。する
と、係止部材49がボール52の位置から退避して小径
のロッド48がボール52の部分に位置するため、ボー
ル52は車軸11の径方向内方に移動して車軸11の外
表面から没することができ、そのまま車輪2全体を外側
方へ引き出せば車軸11をスリーブ54から抜くことが
でき、従って、車輪2をワンタッチで容易に車体から取
り外すことができる。
【0039】そして、車輪2を車体に再び取り付けるに
は、ゴムキャップ53を押さえて押圧部材50とロッド
48及び係止部材49を車体内側方へ移動させたまま車
軸11をスリーブ54に挿通せしめ、その後にゴムキャ
ップ53から指を離せばよい。すると、ボール54が係
止部材49によって径方向外方に押し出されて車軸11
の外周面から突出し、該ボール52がスリーブ54の内
端面に係止されるために車軸11の抜けが阻止され、こ
れによって車輪2が車体にワンタッチで容易に取り付け
られる。
【0040】尚、図5及び図6に示すように、各車輪2
の固定プレート31の外面周縁には車体内側方(即ち、
車輪2の脱着方向)に向かってコ字状に開口する回り止
め部材56が結着されており、フレーム3には係止部材
57が結着されており、前述の要領で車輪2を車体に取
り付けると同時に回り止め部材56が係止部材57に嵌
合して固定プレート31等の固定側部分の回り止がなさ
れる。
【0041】ところで、本実施形態に係る手動式電動車
椅子1にあっては、図1乃至図3に示すように右側の車
輪2側にバッテリ58が脱着可能に取り付けられてお
り、車体(フレーム)3側にはワイヤーハーネス59が
設置されている。
【0042】而して、前述のように左右の車輪2は同一
構造を有しているため、これらを車体に取り付けると、
これらは車体前後方向中心廻りに点対称となる位置関係
を保って配置されることとなる。同一構造の左右の車輪
2をこのように配置することによって、図3に示すよう
に、左右の車輪2の各内側方に突出する駆動モータ36
が上下方向に互いに段差をもって配されることとなり、
当該車椅子1を折り畳んだ際に両駆動モータ36が互い
に干渉することがなく、この結果、車椅子1をコンパク
トに、且つ、容易に折り畳むことができる。
【0043】尚、左右の車輪2を前述の要領で車体に取
り付けた後は、各車輪2の固定プレート31に取り付け
られた前記カプラー37を車体側に設置された前記ワイ
ヤーハーネス59のカプラー59Aに接続すれば、右側
の車輪2に配置された前記バッテリ58から左側の車輪
2に設けられた駆動モータ36やコントローラ35等へ
の給電がワイヤーハーネス59を介してなされる。
【0044】次に、上記コントローラ35の構成を図9
に基づいて説明する。図9はコントローラ35の構成を
示すブロック図であり、該コントローラ35は、上記ポ
テンショメータ27によって検出されるハンドリム13
に加えられる人力を回転トランス39を介して入力する
センサドライブI/F70と、該入力された人力に基づ
いて補助動力の目標値(目標トルク)を演算するCPU
71と、該CPU71と駆動モータ36とを接続するモ
ータ出力I/F72と、モータ36の出力が上記演算さ
れた目標トルクとなるように該モータ36に供給される
電流値をフィードバック制御するモータドライバ73
と、上記左右のCPU71,71同士を接続する通信I
/F74とを備えている。また、本実施形態の左右の通
信I/F74,74同士はシリアルケーブル(シリアル
通信手段)75で接続されており、上述のように入力さ
れた左右の人力の大きさはこの通信I/F74,74を
介して左右のコントローラ35,35に互いに伝達され
るようになっている。
【0045】このようにハンドリム13に人力FL,F
Rが間欠的に加えられると該人力はポテンショメータ2
7によって検出され、その検出信号Vinは上記コントロ
ーラ35,35に入力される。
【0046】上記左右のコントローラ35,35の各C
PU71, 71は、ポテンショメータ27から出力され
た入力信号Vinに対し所要のアシスト比に基づいて目標
トルクτを演算し、それに見合う制御信号をモータ出力
I/F72を介してモータドライバ73に出力する。図
10は、入力信号Vinと目標トルクτとの関係(モータ
出力I/F72,モータドライバ73の特性)をアシス
ト比をパラメータとして示したものであり、同図から明
らかなように、入力信号Vinの値がVi1〜Vi2の範囲に
あるときは、目標トルクτは0となり、電気的な不感帯
域が形成される。
【0047】ここで、上記左,右の車輪2, 2へ供給さ
れる補助トルクτL′,τR′の制御を図12に基づい
て説明する。図12は本実施形態車椅子1の補助動力の
制御動作を示すシステムの構成図である。
【0048】上記コントローラ35には、乗り手の身体
条件等に基づいて予め設定された増幅比率KL,KR,
KM,及び合成比率α,βが記憶されており、本実施形
態では、乗り手が右腕より左腕の方が力が強い場合を想
定して、上記KL,αが0.4に、上記KR,βが0.
6に、上記KMが1.0にそれぞれ設定されている。
【0049】まず、上述のポテンショメータ27で構成
される人力検出手段27からの入力信号、即ち、上記検
出された人力FL,FRと、上記増幅比率KL,KRと
の積が演算されて、人力が入力中の例えば旋回中の旋回
力を補助する補助力AssistL,Rが算出される。
【0050】また、上記人力FLと合成比率αとの積
が、また、上記人力FRとβとの積がそれぞれ演算さ
れ、それらの和と上記増幅比率KMとの積が演算され
て、人力供給中のアシストをするとともに、人力供給が
停止された後の直進惰行を行う際の補助力AssistMがト
ルク残存部76によって算出される。即ち、補助力Assi
stMは、直進力を補助するもので、上記CPU71によ
り人力供給が停止された後にも出力され、その大きさは
時間とともに減少されるようになっている。
【0051】そして、上記補助力AssistL又はAssistR
とAssistMとの和がモータドライバ73に対するトルク
指令値τL* , τR* として設定され、補助トルクτ
L′が上記トルク指令値τL* となるよう、上記モータ
36に供給される電流値がモータドライバ73によって
フィードバック制御される。そして上記補助トルクτ
L′と左輪への人力トルクとの和が左輪推進トルクτL
となる。
【0052】また、上記補助トルクτR′が上記トルク
指令値τR* となるよう、上記モータ36に供給される
電流値がモータドライバ73によってフィードバック制
御される。そして上記補助トルクτR′と右輪への人力
トルクとの和が右輪推進トルクτRとなる。
【0053】このようにして、本実施形態では、左,右
車輪2,2に加えられる補助動力TL,TRつまり補助
トルクτL′,τR′は、共に左,右人力FL,FRを
合成比率α,βでもって合成した値と、左,右人力F
L,FRを増幅比率KL,KRでもって増幅した値との
和として求められる。即ち、補助動力TL,TRは共に
左,右人力FL,FRの合成力と左,右人力FL,FR
との関数として求められる。
【0054】次に、上記左,右のコントローラ35,3
5のCPU71,71による制御動作を図13〜図15
に基づいて説明する。図13〜図15は上記車椅子1の
補助動力の制御動作を説明するためのフローチャート図
である。
【0055】上記コントローラ35,35による制御で
は、図13に示すように、前処理として、このコントロ
ーラ35の各種メモリ及びタイマのリセット等が行われ
(ステップS1)、次に、割り込み待機&通信処理とし
て、上記左,右の車輪2,2に供給される補助力の目標
トルクの演算や上記コントローラ35,35間の通信等
が行われる(ステップS2)。そして、この割り込み待
機&通信処理(ステップS2)が繰り返される。
【0056】上記ステップS2における割り込み待機処
理では、図14に示すように、上記入力されたアナログ
信号である人力をデジタル変換するAD,ポート入力処
理(ステップS3)と、上記車輪2,2に供給される補
助力の目標トルクを演算する補助トルク演算処理(ステ
ップS4)と、上記演算されたトルクを上記モータドラ
イバ73に出力するトルク出力処理(ステップS5)
と、上記各処理等において検出された異常に対するエラ
ー処理等が行われる各種異常処理(ステップS6)とが
順次行われて繰り返されるようになっている。
【0057】上記補助トルク演算処理(ステップS4)
では、図15に示すように、まず、上記一方の車輪に入
力された人力F1nが所定の上,下限値Flow,Fh
ighの範囲にあるか否かが判断され(ステップS
7)、上記人力F1nが所定の範囲外の時には入力値の
異常としてエラー処理が行われる(ステップS8)。な
お、上記nはこの制御の処理回数を示している。
【0058】次に、上記人力F1nの印加方向を判断す
るものとして極性処理が行われる(ステップS9)。具
体的には、上記F1nから図11に示すFnullの値
を差し引いた値が新たにF1nにセットされ、この値
が、例えば、0よりも大のときは前進方向、0よりも小
のときは後進方向として判断される。なお、上記図11
は、上記車椅子1の走行時における上記ポテンショメー
タ27からの入力信号の特性を示す図であり、上記Fn
ull,即ちVnullは停止時の上記入力信号を示し
ている。
【0059】また、上記通信処理(ステップS2)にお
いて、左,右のCPU71,71間で送受信されたデー
タのレジスタ処理(ステップS10)が行われる。具体
的には、送信データを格納する送信レジスタTxに上記
F1nがセットされ、受信データを格納する受信レジス
タRxに他方の車輪に入力された人力F2nがセットさ
れる。
【0060】そして、上記入力された人力F1nと上記
所定の合成比率αとの積が、また、上記受信された人力
F2nと上記所定の合成比率βとの積がそれぞれ演算さ
れて、これらの和FMnが上記車椅子1の重心に作用す
る補助トルク成分として、即ち、上記補助力AssistMと
して算出される(ステップS11)。
【0061】次に、上記FMn(アシストM)の絶対値
で示される大きさが所定のしきい値h以上であって上記
不感帯領域にないと判断された時は(ステップS1
2)、入力値の積分処理が行われる(ステップS1
3)。これは、上記演算されたFMnと所定の定数aと
の積が、また、前回の値と所定の定数bとの積がそれぞ
れ演算され、これらの和を算出することで行われ、この
和が上記入力信号FMnを積分した演算値Ynとして設
定される。
【0062】また、上記ステップS12で上記FMnの
大きさが所定のしきい値hより小さく上記不感帯領域に
あると判断された時は、前回の値Yn−1を予め設定さ
れた1より小さい所定の定数cで減衰させた値が、新た
な演算値Ynとして設定される(ステップS14)。
【0063】次に、上記Ynの絶対値が、予め設定され
た所定の制限値Ymaxを上回るか否かが判断され(ス
テップS15)、上回る場合は上記YnがYmaxに設
定される(ステップS16)。
【0064】そして、上記ステップS15で上記Ynが
制限値Ymax以下であると判断されると、上記設定さ
れたYnと所定の定数dとの積と、上記F1nと所定の
定数eとの積との和が、上記トルク指令値Assistτ*
して算出される(ステップS17)。なお、上記定数
d,eはアシスト比を設定する所定の係数を示してお
り、dは上記増幅比率KMに相当し、eは同じくKL,
KRに相当する。
【0065】上記演算された上記トルク指令値Assistτ
* と上記ステップS9における前進又は後進の判定とに
より、駆動モータ36の回転方向,トルクが設定され、
上記CPU71により上記モータ36が制御される。
【0066】本実施形態の補助動力付き車椅子1では、
左右の駆動輪2,2のそれぞれに加えられる各補助動力
の大きさを、左右の駆動輪2,2に加えられる人力の合
成力、及び各人力とに基づいて設定するようにしたの
で、該車椅子1の推進力は、例えば片側の駆動輪につい
てみると、自輪に入力された人力による推進トルク、自
輪についての直接的な補助動力トルク、及び左,右駆動
輪に入力され重心に保存される仮想の運動量による補助
動力トルクの合成力となる。
【0067】このように、一方の駆動輪に加えられる補
助動力を、該一方の駆動輪と他方の駆動輪とに加えられ
る人力に基づいて演算するようにしたので、増大した推
進力によって発生し易い旋回運動(ヨー運動)を軽減で
きる。
【0068】そして使用者の腕力にアンバランスがある
場合には、左,右の直接的な補助動力の増幅比率KL,
KRを異なる値とし、また重心に作用するとみなす合成
力を求める合成比率α,βも異なる値としたので、乗り
手の左右の腕力の違いを吸収でき、乗り手の負担を軽減
できるとともに、走行性を向上できる。この場合、上記
増幅比率,合成比率の設定により、一方の車輪2のみに
人力が入力された場合でも、両方の車輪2,2へ補助力
を供給することができ、乗り手の負担を軽減することが
できる。
【0069】また、人力の入力が停止された後は、左右
同じ大きさの補助力を加えるとともに、その大きさを時
間とともに減少するようにしたので、人力供給停止後に
は、仮想の運動量が重心に保存されたとみなすことがで
き、旋回中に乗り手が上記ハンドリム13から手を離し
た時に旋回をし続けることを回避でき、手動車椅子と同
様の操作感を実現することができる。また、坂道におい
ては、人力の入力停止後に急激に減速して止まってしま
う等の問題を回避でき、乗り手の負担をより軽減するこ
とができる。
【0070】また、上記ポテンショメータ27,モータ
36,コントローラ35を左,右の車輪2に別個に配設
したので、各車輪2の組み立て性を向上することがで
き、コストを低減でき、また、上記補助比率の自由度を
拡大でき、乗り手の状態に応じた補助動力の供給が可能
となり、乗り手の負担をより軽減することができる。
【0071】また、上記2つのCPU71同士をシリア
ルケーブルで接続し、時間間隔をあけて異なるデータを
送るシリアル通信を採用したので、信号線数を削減で
き、上記ケーブル同士をコネクタにより連結できること
となり、上記車輪2,2を独立して取り扱うことが容易
である。
【0072】また、補助動力として上記電動モータ36
による目標トルクを演算するようにしたので、速度変化
に対する抵抗を減少できるため、人力による旋回を容易
にできる。
【0073】なお、上述のように、上記モータ36の目
標トルクを演算する方法の他に、補助動力として目標回
転速度を演算するようにしても良く、このようにした場
合、負荷変動に関わらず速度が維持されるので、登坂時
等にも平地と同様の操作回数で走行でき、またより安定
した直進走行を実現することができる。なお、補助動力
として上記モータ41の目標印加電圧を演算するように
しても良い。
【0074】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る補助
動力付き車椅子によれば、左,右駆動輪への補助動力T
L,TRのそれぞれを、左,右駆動輪への人力FL,F
Rの両方の関数として、つまり一方の駆動輪に加える補
助動力を左右両側の駆動輪に加えられる人力に基づいて
設定するようにしたので、駆動力の発生点を車椅子の重
心に近づけることができるため、駆動力の増大によって
生じ易くなった車体の旋回運動を軽減でき、乗り手の負
担を軽減することができる効果がある。
【0075】請求項2の発明によれば、左,右駆動輪へ
の補助動力TL,TRのそれぞれを、左,右駆動輪への
人力FL,FRの合成力FMとFL又はFRとの関数と
して、つまり一方の駆動輪に加える補助動力を左右両側
の駆動輪に加えられる人力の合成力に基づいて設定する
ようにしたので、より一層安定した走行を実現できる効
果がある。即ち、上記合成力FMは車両全体の直進成分
と考えられるので、このFMの補助動力成分を左,右駆
動輪に出力すると、あたかも重心を押しているような操
作感覚を与えることができ、使用者は自重が軽減された
と同じ効果が与えられ安定した走行ができる。
【0076】請求項3の発明によれば、人力入力が停止
された後も補助動力を残存させ、また請求項4の発明で
は残存力の大きさを徐々に減衰させるようにしたので、
仮想の運動量が重心に保存されているとみなすことがで
き、自重が軽減したかのような操作感を実現することが
できる効果がある。
【0077】請求項5の発明によれば、補助動力として
電動モータの目標トルクを演算するようにしたので、走
行速度の変化に対して抵抗となることがなく、人力によ
る旋回動作を容易にできる効果がある。
【0078】請求項6の発明によれば、補助動力として
電動モータの目標速度,目標印加電圧を演算するように
したので、負荷変動があっても安定した直進走行を実現
できる効果がある。
【0079】請求項7の発明によれば、人力検出手段,
補助動力源,制御手段を左,右の駆動輪毎に別個に配設
したので、組み立て性を向上でき、また、乗り手の左,
右の腕の力の差異に応じて補助比率を左,右駆動輪毎に
自由に設定でき、乗り手の負担をより一層軽減すること
ができる効果がある。
【0080】請求項8の発明によれば、制御手段同士を
シリアル接続したので、信号線数を削減できるととも
に、コネクタを設けることにより左,右駆動輪を切り離
して扱うことができ、この点からも組み立て性を向上で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による補助動力付き車椅子
の側面図である。
【図2】上記車椅子の平面図である。
【図3】上記車椅子の背面図である。
【図4】上記車椅子の車輪のハブ部分のカバーを取り外
した状態を示す正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】上記車椅子の車輪のハブ部分の背面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】上記車椅子のコントローラの構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】上記車椅子の人力入力信号と目標トルクとの
関係をアシスト比をパラメータとして示す図である。
【図11】上記人力と出力トルクとの特性図である。
【図12】上記車椅子の補助動力の制御動作を示すシス
テムの構成図である。
【図13】上記車椅子の補助動力の制御動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図14】上記車椅子の補助動力の制御動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図15】上記車椅子の補助動力の制御動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 補助動力付き車椅子 4,4 駆動輪 27 ポテンショメータ(人力検出手段) 35 コントローラ(補助動力制御手段) 36 駆動モータ(補助動力源) 75 シリアルケーブル(シリアル通信手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向に向かって左右に配置さ
    れた二つの駆動輪の何れか一方又は両方に加えられた人
    力と、該人力に基づいて求められた補助動力との合成力
    により車両の前後進及び旋回動作を行うようにした補助
    動力付き車椅子において、上記各駆動輪に加えられた人
    力を検出する人力検出手段と、補助動力を発生する補助
    動力源と、上記何れか一方の駆動輪L,他方の駆動輪R
    に加えられる人力をFL,FRとするとき、該各駆動輪
    L,Rに加えられる補助動力TL,TRが共にFL及び
    FRの関数、 TL=f(FL,FR) TR=f(FR,FL) によって設定されるように上記補助動力源を制御する補
    助動力制御手段とを備えたことを特徴とする補助動力付
    き車椅子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記補助動力制御手
    段は、上記二つの駆動輪に加えられる人力の合成力(α
    FL+βFR)をFMとするとき、上記各駆動輪L,R
    に加えられる補助動力TL,TRを、それぞれFL及び
    FM,FR及びFMの関数、 TL=f(FL,FM) TR=f(FR,FM) によって設定される値に制御することを特徴とする補助
    動力付き車椅子。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記補助動力制御手
    段は、上記二つの駆動輪に加えられる人力の合成力FM
    に基づく補助動力成分を人力供給停止後においても残存
    させることを特徴とする補助動力付き車椅子。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記補助動力制御手
    段は、上記FMに基づく補助動力成分を人力供給停止後
    においても残存させ、かつ該残存成分の大きさを時間の
    経過と共に減衰させることを特徴とする補助動力付き車
    椅子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかにおいて、上
    記補助動力源は、電動モータであり、上記補助動力制御
    手段は、上記補助動力TL,TRが目標の値となるよう
    に上記モータのトルク値を制御することを特徴とする補
    助動力付き車椅子。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4の何れかにおいて、上
    記補助力源は、電動モータであり、上記補助動力制御手
    段は、上記補助動力TL,TRが目標の値となるように
    上記モータの回転速度,又は印加電圧値を制御すること
    を特徴とする補助動力付き車椅子。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかにおいて、上
    記人力検出手段,補助動力源,及び補助動力制御手段を
    上記左,右の駆動輪毎に別個に備えていることを特徴と
    する補助動力付き車椅子。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記各駆動輪に配設
    された制御手段同士をシリアル通信手段により接続した
    ことを特徴とする補助動力付き車椅子。
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