JPH09214685A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪転式カメラ機能と電子ファイル機能の両機
能を具備させた画像記録装置について、常に確実な画像
記録と画像保存撮影ができるようにしたものを提供す
る。 【解決手段】 原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬送さ
れる原稿の画像情報を撮影媒体に撮影する画像情報撮影
手段と、原稿の画像情報を光電変換素子により電気信号
として読取って記録する画像情報記録手段とを備えた画
像記録装置において、原稿の画像情報を撮影する撮影媒
体と電気的に記録する記録媒体とを相互に関連付けるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、被写体（原稿）の
画像情報を、例えば長尺状のマイクロフィルム等の撮影
媒体に撮影記録する機能（輪転式カメラ機能）と、例え
ば光磁気記録装置等のデジタル記録媒体に電気的に記録
する機能（電子ファイル）を合わせ持った画像記録装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ａ）画像記録装置の例として、輪転式カメラが挙げられ
る。

【０００３】輪転式カメラは、マイクロフィルム化して
保存すべき資料、例えば手形・小切手・株券・文書・図
面等の資料の順次導入を受け、その資料の画像情報を長
尺状のマイクロフィルムに順次写し込み処理し、撮影済
資料は装置外へ排出する自動撮影装置である。

【０００４】マイクロフィルムに撮影された画像は、長
期保存性、画質、証拠能力性に優れ、輪転式カメラはそ
の高速撮影性能に特徴がある。

【０００５】ｂ）また、画像記録装置の他の例として、
被写体の画像を光電変換素子により読取って電気信号に
よりデジタル記録媒体に記録する電子ファイルも挙げら
れる。

【０００６】電子ファイルも文書・図面等の資料を順次
記録媒体に記録するものであるが、マイクロフィルムの
ように現像等を必要としないため記録後の画像再現の即
時性があり、検索や編集性能に優れている。

【０００７】ｃ）そこで、上記ａ）の輪転式カメラ機能
と、ｂ）の電子ファイル機能の特徴を合わせ持った画像
記録装置が考案されている。

【０００８】本発明は、上記ｃ）の輪転式カメラ機能と
電子ファイル機能の両機能を具備させた画像記録装置に
関する。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】輪転式カメラ機能と電
子ファイル機能の両機能を具備させた画像記録装置にお
いて、被写体の画像をマイクロフィルム等の撮影媒体と
光磁気ディスク等のデジタル記録媒体との両方に同時に
記録するときには、通常、即時記録再現性のあるデジタ
ル記録媒体を普段の検索や編集の対象とし、長期保存性
の高いマイクロフィルムを被写体画像の保存用（バック
アップ）に使用するようにしている。

【００１０】このようにマイクロフィルム等の撮影媒体
を保存用に使用するときには、全ての被写体の画像が確
実にマイクロフィルムに撮影されている必要があるが、
従来例の画像記録装置においてはマイクロフィルムのみ
あるいはデジタル記録のみの画像記録も可能であるた
め、確実にマイクロフィルムに同時撮影されるという保
証がなかった。

【００１１】また、撮影媒体やデジタル記録媒体が自由
に着脱できる画像記録装置においては、特に保存用とし
て使用していた組み合わせ以外の記録媒体との組み合わ
せで間違って画像記録を行ってしまい、マイクロフィル
ムが確実な画像の保存媒体にならないと言う問題点があ
った。

【００１２】更に、デジタル記録媒体の例としての光磁
気ディスクを取り上げると、該光磁気ディスク１枚とマ
イクロフィルム１本との画像記録容量（記録できる画像
枚数）は大きく異なることが多い。例えば、撮影縮小率
が小さいときには、１枚の光磁気ディスクに対して数本
のマイクロフィルムに撮影される画像が記録できる場合
や、縮小率が大きい撮影のときには１本のマイクロフィ
ルムに撮影される画像が数枚の光磁気ディスクに記録さ
れると言うことが発生するので、該記録媒体同士の組み
合わせがさらに複雑且つ煩雑になってしまうという問題
点があった。

【００１３】そこで本発明は、輪転式カメラ機能と電子
ファイル機能の両機能を具備させた画像記録装置につい
て、常に確実な画像記録と画像保存撮影ができるように
したものを提供することを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像記録装置である。

【００１５】（１）原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬
送される原稿の画像情報を撮影媒体に撮影する画像情報
撮影手段と、原稿の画像情報を光電変換素子により電気
信号として読取って記録する画像情報記録手段とを備え
た画像記録装置において、原稿の画像情報を撮影する撮
影媒体と電気的に記録する記録媒体とを相互に関連付け
ることを特徴とする画像記録装置。

【００１６】（２）原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬
送される原稿の画像情報を撮影媒体に撮影する画像情報
撮影手段と、原稿の画像情報を光電変換素子により電気
信号として読取る手段と、電気信号を記録媒体に記録す
る画像情報記録手段と、画像情報撮影媒体を装置から着
脱する手段と、電気信号記録媒体を装置から着脱する手
段とを備えた画像記録装置において、原稿の画像情報を
撮影する撮影媒体と電気的に記録する記録媒体とを相互
に関連付けることを特徴とする画像記録装置。

【００１７】（３）上記（１）または（２）に記載の画
像記録装置において、原稿の画像情報を撮影する撮影媒
体を特定する手段と、画像情報を電気的に記録する記録
媒体を特定する手段と、特定した内容を記憶する手段と
を備え、特定の撮影媒体と特定の記録媒体とを１対１に
対応させることを特徴とする画像記録装置。

【００１８】（４）上記（１）または（２）に記載の画
像記録装置において、原稿の画像情報を撮影する複数の
画像撮影媒体を特定する手段と、画像情報を電気的に記
録する記録媒体を任意の領域に分割して確保する手段
と、確保された個々の領域を特定する手段と、特定した
内容を記憶する手段とを備え、複数の画像撮影媒体と情
報記録媒体の特定の領域とを対応させることを特徴とす
る画像記録装置。

【００１９】（５）上記（１）または（２）に記載の画
像記録装置において、原稿の画像情報を撮影する画像撮
影媒体を特定する手段と、画像情報を電気的に記録する
複数の記録媒体を特定する手段と、特定した内容を記録
する手段とを備え、特定の画像撮影媒体と複数の情報記
録媒体とを対応させることを特徴とする画像記録装置。

【００２０】（６）上記（１）乃至（５）の何れか１つ
に記載の画像記録装置において、対応する特定の画像撮
影媒体が存在していないときあるいは存在しているが撮
影が不可能であるとき、あるいは対応する特定の記録媒
体が存在していないときあるいは存在しているが記録が
不可能であるときには、画像記録装置全体の撮影及び記
録を禁止することを特徴とする画像記録装置。

【００２１】（７）上記（６）に記載の画像記録装置に
おいて、画像記録装置全体の撮影及び記録を禁止した際
に撮影を実行しようとした操作者に対して警告を発する
手段を有することを特徴とする画像記録装置。

【００２２】〈作 用〉本発明は、輪転式カメラ機能と
電子ファイル機能の両機能を具備させた画像記録装置に
おいて、マイクロフィルム等の撮影媒体とデジタル記録
する記録媒体との組み合わせを特定し、特定された組み
合わせとは異なる組み合わせあるいは組み合わせる相手
が存在しないときには画像の撮影記録を禁止することに
よって、常に確実な画像記録と画像保存撮影（バックア
ップ）ができるようにしたものである。

【００２３】即ち、撮影媒体とデジタル記録媒体とを相
互に関連付けて両者を対応させて組み合わせておき、こ
れ以外の組み合わせを排除することによって、撮影媒体
に撮影された画像とデジタル記録媒体に記録された画像
とを完全に一致させることができるので、確実に、撮影
媒体による保存媒体を作成することができる。

【００２４】特に、撮影媒体に対する撮影の撮影縮小率
が小さいとき、あるいは大きいときなどで、デジタル記
録媒体１枚と撮影媒体１本との画像記録容量（記録でき
る画像枚数）が大きく異なるときに、１枚のデジタル記
録媒体に対して数本の撮影媒体が対応する、あるいはそ
の反対に１本の撮影媒体に対して数枚のデジタル記録媒
体が対応するようなときにも、媒体の組み合わせが煩雑
になったり、組み合わせを間違えたりすることなく撮影
・記録することができる

【００２５】

【発明の実施の形態】

〈第１の実施形態例〉（図１〜図１３） （１）画像記録装置例 図１は本発明に従う画像記録装置例の概略構成図、図２
は該装置の光学系のミラー構成の斜視図である。

【００２６】本例の画像記録装置は、シート状の被写体
（原稿）を順次搬送して、その搬送被写体の画像情報
を、撮影媒体としての長尺状のマイクロフィルムに撮影
記録する輪転式カメラ機能と、デジタル記録媒体として
の光磁気ディスクに記録する電子ファイル機能を合わせ
持った装置である。

【００２７】ａ）被写体搬送系 図１において、画像記録装置本体１１の給紙部の原稿載
置板１２上に置かれたシート状被写体（原稿）Ｓは、矢
印ｂ方向に回転する給紙ローラ１３と、矢印ｃ方向に回
転する分離ローラ１４によって１枚ずつ分離されて給紙
される。

【００２８】ベルトローラ１６、２１には上流側搬送ベ
ルト１７が掛けられており、テンションローラ２０によ
って適当なテンションが保持されて、上流側駆動ローラ
１９の回転により上流側搬送ベルト１７の回動がなさ
れ、この回動する上流側搬送ベルト１７により、上記の
１枚分離給紙された被写体Ｓの搬送がなされる。アイド
ラローラ１５及びガイドユニット１８は被写体Ｓを上流
側ベルト１７に押しつける役目をする。１０は被写体セ
ンサであり、搬送される被写体Ｓを検知して撮影・記録
枚数の計数やタイミング作成に使用される。

【００２９】そして、被写体Ｓは上流側ベルト１７によ
って水平方向から垂直方向へと搬送され、露光部として
の２枚の被写体ガイドガラス３２・３２′の隙間通路を
下から上に通過し、この通過時に被写体Ｓは一対の照明
ランプ３１・３１′によってその両面を同時に照明され
る。ガイドガラス３２・３２′の上下にはニップローラ
２２・２３がそれぞれ設けられている。

【００３０】ベルトローラ２５及び２７には下流側搬送
ベルト２８が掛けられており、テンションローラ２６に
よって適当なテンションが保持され、下流側駆動ローラ
２９の回転により下流側搬送ベルト２８の回動がなさ
れ、ガイドガラス３２・３２′の間を通過した被写体Ｓ
はこの回動する下流側搬送ベルト２８により垂直方向へ
搬送され、次いで水平方向へと搬送経路を転換され、矢
印ｄ方向に進行してスタッカ３０へ放出される。アイド
ラローラ２４は被写体Ｓを下流側搬送ベルト２８に押し
つける役目をする。

【００３１】ｂ）光学系 露光部である２枚の被写体ガイドガラス３２・３２′の
両側には、該ガイドガラス３２・３２′間を垂直方向に
移動する被写体Ｓの平面に対して左右にそれぞれ４５°
の角度をなす一対の第１ミラー１・１′が対称の位置に
配設されている。この第１ミラー１・１′は前述の被写
体搬送系の各ローラ軸と同様に画像記録装置本体１１の
内部の不図示のベース構造体に支持されている。

【００３２】露光部３２・３２′において一対の照明ラ
ンプ３１・３１′に照らされた被写体Ｓの両面の像はそ
れぞれ第１ミラー１・１′によって反射され、図２のよ
うに、画像情報を撮影媒体としてのマイクロフィルムに
撮影する画像情報撮影手段としてのカメラ部３５に第１
の光学系Ａを介して導光され、また画像情報を電気信号
として読取って記録媒体としての光磁気ディスクにデジ
タル記録する画像情報記録手段の画像読取り部（光電変
換素子）３５に第２の光学系Ｂを介して導光される。

【００３３】．第１の光学系Ａとカメラ部３５（輪転
式カメラ機能） 第１の光学系Ａは、スリット２・２′、第２ミラー３、
第３ミラー４、第４ミラー５を有し、露光部３２・３
２′において第１ミラー１・１′によって反射された被
写体Ｓの両面の像はそれぞれスリット２・２′を通過
し、その通過した像は第２ミラー３によって斜め下方に
反射される。この像は第３ミラー４によって再び上方に
反射された後、第４ミラー５によって前方に反射され、
この第４ミラー５によって反射された像はカメラ部３５
に入る。

【００３４】カメラ部３５は本例のものは画像記録装置
本体１１の所定の部位に着脱自在のカメラユニットであ
る。図３はそのカメラユニット３５の外観斜視図、図４
は該カメラユニット３５の蓋体５１を開いて内部を見せ
た状態の斜視図、図５は該カメラユニット内の概略の平
面図、図６は該カメラユニット内に装填されるロールマ
イクロフィルムの斜視図である。

【００３５】カメラユニット３５において、５０はフィ
ルム収納部、５１はこのフィルム収納部５０に対してヒ
ンジ部５２・５２を中心に開閉回動操作自由の遮光蓋体
である。フィルム収納部５０に対して蓋体５１を閉じ込
むと、蓋体５１側の係止突起部５１ａがフィルム収納部
５０側のフック部５４ａに引っ掛かることで開き止めさ
れる。フィルム収納部５０の開口部周縁には蓋体の形状
に合わせた遮光壁部５３を具備させてあり、フィルム収
納部５０に対して蓋体５１を閉じ込んだ状態においてフ
ィルム収納部５０と蓋体５１の間から光が入らないよう
にしてある。

【００３６】フィルム収納部５０側のフック部５４ａは
フィルム収納部５０側に具備させた蓋体解放レバー部５
４に設けてあり、このレバー部５４を復元弾性に抗して
押すことによりフック部５４ａが係止突起部５１ａから
逃げ外れて蓋体５１の開き止めが解除される。

【００３７】フィルム収納部５０には、結像レンズ４
７、シャッタ４８、キャプスタンローラ４６、ガイドロ
ーラ４５・４５、フィルム繰り出し側軸４１、フィルム
巻き取り側軸４２等を具備させてある。

【００３８】フィルム繰り出し側軸４１にロールマイク
ロフィルムＦの供給リール４３を装着し、フィルムＦの
先端側を図４・図５のように、ガイドローラ４５、キャ
プスタンローラ４６、ガイドローラ４５を経由させて、
フィルム巻き取り側軸４２に装着した巻き取りリール４
４のコア部に巻つけて係止させてフィルムＦの装填を行
ない、フィルム収納部５０に対して蓋体５１を閉じ込ん
だ状態にする。

【００３９】カメラユニット３５が画像記録装置本体１
１の所定の部位に所定に装着されることで、キャプスタ
ンローラ４６は画像記録装置本体１１側の不図示の駆動
系と不図示のキャプスタンクラッチを介して連結した状
態になる。

【００４０】そして被写体Ｓが露光部３２・３２′にく
るタイミングに合わせてキャプスタンクラッチが連結制
御されて、キャプスタン４６が所定に回転駆動されるこ
とで、未露光フィルムが巻き付けた供給リール４３から
巻き取りリール４４へとフィルムＦが所定の速度で移送
される。

【００４１】キャプスタンローラ４６の前方には不図示
のソレノイドと連結されたシャッタ４８があり、図５の
矢印ｅまたはｆ方向に移動動作されることによって被写
体画像をフィルムＦ上に撮影したり、投影光を遮光した
りすることができる。

【００４２】キャプスタンローラ４６には、フィルムＦ
の搬送量（移送量）を計測する手段としてのフィルムエ
ンコーダ２１１（図５）が接続されていて、このエンコ
ーダ２１１のセンサ２１１ａからフィルムＦの搬送量に
応じたパルスが発生してフィルム搬送量計測手段に入力
する。

【００４３】而して、第１の光学系Ａを介してカメラ部
３５に導光された被写体Ｓの両面の像は結像レンズ４７
によりキャプスタンローラ４６上の撮影媒体としてのマ
イクロフィルムＦに縮小撮影される。

【００４４】．第２の光学系Ｂ及び光磁気ディスク装
置（電子ファイル機能） 第２の光学系Ｂは、スリット６・６′、第５ミラー７、
第６ミラー８、第７ミラー９を有し、第１ミラー１・
１′によって反射された被写体Ｓの両面の像はそれぞれ
スリット６、６′を通過し、その通過した像は第５ミラ
ー７によって斜め下方に反射される。この像は第６ミラ
ー８によって再び上方に反射された後、第７ミラー９に
よって前方に反射され、この第７ミラー９によって反射
された像は画像読取り部３６に導光される。

【００４５】画像読取り部３６は結像素子アレーと光変
換素子アレーを含み、被写体Ｓの両面の像を時系列電気
デジタル画素信号として光電変換読取し、その読取り画
像情報が光磁気ディスク装置によりデジタル記録媒体と
しての光磁気ディスクに記録される。

【００４６】図７は光磁気ディスク装置（光磁気ディス
クドライブ）８２の外観斜視図であり、該装置８２は画
像記録装置本体１１の適所に具備させてある。あるいは
画像記録装置本体１１とは別の装置として構成され、画
像記録装置本体１１とケーブル接続される。８１はこの
光磁気ディスク装置８２に着脱自在の、デジタル記録媒
体としての光磁気ディスクである。

【００４７】図８は画像記録装置本体１１を作動制御す
るためのコントロール部１２６の斜視図を示す。該コン
トロール部１２６はキーボード１２７及びディスプレイ
１２８より構成され、画像記録装置本体１１のＣＰＵと
電気的に結合されており、キーボード１２７のキー操作
でＣＰＵを介して画像記録装置本体１１を制御してい
る。

【００４８】ｃ）被写体画像情報の処理流れ（フロー） 図９は上述の被写体画像情報の処理流れをブロックで表
したものである。

【００４９】即ち、露光部３２・３２′を搬送される被
写体Ｓの画像情報は第１の光学系Ａを介してカメラ部３
５に入りマイクロフィルムＦに撮影記録される（輪転式
カメラ機能）。

【００５０】また、露光部３２・３２′を搬送される被
写体Ｓの画像情報は第２の光学系Ｂを介して画像読取り
部３６に入り、光電変換素子で電気信号に変換されて、
画像読取り回路６１に入力される。ここで電気信号が増
幅された後、画像処理回路６２で画像処理されてから画
像メモリ６３に一時的に保存される。画像メモリ６３に
保存された画像データは画像データ出力回路６４を経由
して光磁気ディスク装置８２に送られてデジタル記録媒
体としての光磁気ディスク８１に記録される。また、画
像データ出力回路６４から画像データが画像表示装置
（ＣＲＴ、液晶ディスプレイ等）６５に送られて画像が
表示される。

【００５１】（２）制御回路 図１０は画像記録装置本体１１を作動するための制御回
路のブロック図である。

【００５２】キーボード１２７及びディスプレイ１２８
を有するコントロール部１２６（図８）は画像記録装置
本体１１内のＣＰＵ２０４に接続されている。

【００５３】ＣＰＵ２０４は、画像メモリを含む記憶部
２０５、制御部２０６、演算部２０７から構成されてい
る。

【００５４】ＣＰＵ２０４は、フィルム駆動制御回路２
０８、フィルム搬送量計測回路２１０、光磁気ディスク
駆動回路２１２、画像処理回路２１４に接続されてお
り、これらの回路を介してさらに、フィルム駆動モータ
２０９、フィルムエンコーダ２１１（図５）、光磁気デ
ィスク記録部２１３、光電変換素子を有する画像読取り
部３６（図２）に接続されている。

【００５５】（３）撮影媒体Ｆとデジタル記録媒体８１
の相互関連付け 本実施形態例では、画像記録装置本体１１において、輪
転式カメラ機能における撮影媒体としてのマイクロフィ
ルムＦと、電子ファイル機能におけるデジタル記録媒体
として光磁気ディスク８１に画像を撮影・記録するとき
に、使用するマイクロフィルムＦと光磁気ディスク８１
との組み合わせを限定しておく例を示す。

【００５６】図１１に組み合わせの例を示す。光磁気デ
ィスク８１にはディスク番号が付けられていてディスク
番号１、３、６がある。マイクロフィルムＦは撮影する
順番にフィルムＮｏ．１、２、３と番号を付けた３本の
フィルムがある。

【００５７】図１１からわかるように、組み合わせ１と
して、ディスク番号１とフィルムＮｏ．１とは必ず同時
に撮影記録されるものであり、同様に、ディスク番号３
とフィルムＮｏ．２及びディスク番号６とフィルムＮ
ｏ．３とが組み合わせとして記憶されている。

【００５８】このような組み合わせのときに、マイクロ
フィルムＦと光磁気ディスク８１に同時撮影・記録を行
うときの制御例を図１２のフローチャートを使って説明
する。

【００５９】まず、ステップ４００で、カメラ部３５に
マイクロフィルムＦを装填する。このフィルムＦがフィ
ルムＮｏ．１となる。

【００６０】ステップ４０１で、同時撮影・記録すると
きの光磁気ディスク８１が光磁気ディスクドライブ８２
に装填されているかどうか確認し、装填されていなけれ
ば光磁気ディスク８１を挿入する（ステップ４０２）。

【００６１】ステップ４０３で、その装填された光磁気
光ディスク８１のディスク番号を画像記録装置本体１１
が認識する。

【００６２】ステップ４０４で、画像撮影・記録開始の
指示をすると、まず、光磁気ディスク８１のディスク番
号とマイクロフィルムＮｏの組み合わせが調査される
（ステップ４０５）。

【００６３】フィルムＮｏ．１に対するディスク番号で
あれば、すなわちディスク番号が１であれば、画像の撮
影・記録が開始可能となる（ステップ４０６）。

【００６４】ディスク番号が組み合わせと異なっている
ときには、コントロール部１２６のディスプレイ１２８
にその旨の警告表示がなされ（ステップ４０７）、異な
るディスクを光磁気ディスクドライブ８２から排出して
（ステップ４０８）、正しいディスク（ディスク番号
１）の挿入を促すとともに、画像撮影・記録が禁止され
る（ステップ４０９）。

【００６５】この第１の実施形態例において、画像情報
をデジタル記録と同時に撮影記録するマイクロフィルム
Ｆは１本とは限らず、図１３のように２本あるいはそれ
以上の本数のフィルムを組み合わせてもよい。

【００６６】〈第２の実施形態例〉（図１４〜図１７） この第２の実施形態例は、マイクロフィルムＦを装填し
た複数のカメラユニット３５のそれぞれにＩＤを付け
て、着脱自在のカメラユニット３５を使用したときに
も、第１の実施形態例と同様の効果が発生するようにし
たものである。

【００６７】即ち図１４は、画像記録装置本体１１側に
おいて、装着されたカメラユニット３５と光磁気ディス
ク８１を特定するための構成を表したブロック図であ
る。

【００６８】２０４は画像記録装置本体１１側のＣＰＵ
であるが、その内部には周辺機器制御部２０６、外部と
の通信制御部２１６、記憶部２０５があり、記憶部２０
５の中には画像情報を記憶するメモリ２２０、画像の管
理情報を記憶するメモリ２２１、装着されているカメラ
ユニット３５のＩＤを記憶するメモリ２２２、装着され
ている光磁気ディスク８１のディスク番号を記憶するメ
モリ２２３、同時撮影・記録するときのカメラユニット
Ｎｏとディスク番号の組み合わせを記憶しておくメモリ
２２４がある。

【００６９】カメラユニット３５はその内部に、ＣＰＵ
２３０と、個々のカメラユニットＩＤを記憶するＩＤメ
モリ２３１、画像記録装置本体１１側のＣＰＵ２０４と
の情報のやり取りをするための通信制御部２３２、表示
制御部２３３、記憶部２３４がある。

【００７０】光磁気ディスク８１の記憶領域には、ディ
スク番号メモリ２３６、画像を記憶する領域２３７、画
像の管理情報を記憶する画像管理領域２３８、画像を検
索するときなどに使用する画像検索領域２３９がある
が、画像記録装置本体１１側のＣＰＵ２０４が光磁気デ
ィスク８１に記録するときには、ディスク駆動回路２１
２と情報記録制御回路２３５を含んだ光磁気ディスク制
御装置８２を経由する必要がある。

【００７１】図１４のように、画像記録装置本体１１に
夫々着脱使用される複数のカメラユニット３５にそれぞ
れＩＤを記憶できるようにしたので、画像記録装置本体
１１は装着されたカメラユニット３５を特定することが
できる。

【００７２】図１５に組み合わせの例を示す。光磁気デ
ィスク８１にはディスク番号が付けられていて、ディス
ク番号２、５、７がある。カメラユニットＩＤはそれぞ
れ１、２、３としてある。

【００７３】組み合わせ１として、ディスク番号２とカ
メラユニットＩＤ１とは必ず同時に撮影・記録されるも
のであり、同様に、組み合わせ２として、ディスク番号
５とカメラユニットＩＤ２とが、組み合わせ３として、
ディスク番号７とカメラユニットＩＤ３とが組み合わせ
として記憶されている。

【００７４】このような組み合わせのときに、フィルム
Ｆと光磁気ディスク８１に同時撮影・記録を行うときの
例を図１６のフローチャートを使って説明する。

【００７５】ステップ４２０で、画像の撮影記録を開始
したときには、まず、カメラユニット３５が画像記録装
置本体１１に装着されていることが確認される（ステッ
プ４２１）。無ければカメラユニット３５を挿入する
（ステップ４２２）。

【００７６】つぎに、光磁気ディスク８１が光磁気ディ
スクドライブ８２に入っているか確認される（ステップ
４２３）。無ければ光磁気ディスク８１を光磁気ディス
クドライブ８２に挿入する（ステップ４２４）。

【００７７】次に、画像記録装置本体１１が、装着され
ているディスク番号とカメラユニットＩＤを認識し（ス
テップ４２５、４２６）、図１３において登録されてい
る組み合わせの中の１つと一致するかどうか判断する
（ステップ４２７）。

【００７８】組み合わせと一致していれば画像撮影記録
を開始する（ステップ４２８）。

【００７９】ステップ４２５・４２６で認識したディス
ク番号とカメラユニットＩＤの組み合わせが登録内容と
一致しないときには、組み合わせが異なっているという
警告をコントロール部１２６のディスプレイ１２８に表
示し（ステップ４２９）、画像撮影・記録を禁止して
（ステップ４３０）、光磁気ディスク８１とカメラユニ
ット３８を排出する（ステップ４３１）。

【００８０】この第２の実施形態例において、画像情報
のデジタル記録と同時に撮影記録するマイクロフィルム
のカメラユニットは１個とは限らず、図１７のように、
２個あるいはそれ以上の個数のカメラユニットＩＤを組
み合わせても良い。

【００８１】図１７は、ディスク番号２の光磁気ディス
クとカメラユニットＩＤ１とＩＤ２のマイクロフィルム
との組み合わせを組み合わせ１、ディスク番号５とカメ
ラユニットＩＤ３とＩＤ４を組み合わせ２、ディスク番
号７とカメラユニットＩＤ５とＩＤ６を組み合わせ３と
したものである。

【００８２】〈第３の実施形態例〉（図１８〜図２０） この第３の実施形態例には、マイクロフィルムＦの画像
撮影容量に対して光磁気ディスク８１の画像記録容量が
はるかに大きいときに、光磁気ディスク８１の記録領域
を複数の領域に分割して、複数のカメラユニットと組み
合わせるようにした例を示す。

【００８３】図１８にその組み合わせの例を示す。光磁
気ディスク８１のディスク番号３の記録領域は３つの領
域（領域１、２、３）に分割されており、それぞれがマ
イクロフィルム１本分の記憶容量を持っている。カメラ
ユニットＩＤは３、６、９があり、組み合わせが１〜３
まである。

【００８４】これを図１９のフローチャートを用いて説
明すると、ステップ４４０で、まず、光磁気ディスク番
号３にフィルム３本分の記録領域を確保し、これを記録
領域１、２、３とする。

【００８５】カメラユニットＩＤに合わせて、ステップ
４４１で、ディスク番号３−領域１とカメラユニットＩ
Ｄ３とを組み合わせて、組み合わせ１とする。

【００８６】同様に、ステップ４４２で、ディスク番号
３−領域２とカメラユニットＩＤ６とを組み合わせて組
み合わせ２とし、ステップ４４３で、ディスク番号３−
領域３とカメラユニットＩＤ９とを組み合わせて組み合
わせ３とする。

【００８７】ステップ４４４で全ての組み合わせを組み
合わせ記憶部２２４に記憶しておく。

【００８８】次に、このような組み合わせのときにカメ
ラユニット３８と光磁気ディスク８１に同時撮影・記録
を行うときの例を図２０のフローチャートを使って説明
する。

【００８９】ステップ４５０で、画像の撮影・記録を開
始したときには、まず、所定の光磁気ディスク８１が装
着されているか確認し（ステップ４５１）、ディスク番
号３が装着されていなければ、ステップ４５２で光磁気
ディスク番号３を光磁気ディスクドライブ８２に挿入す
る（ステップ４５２）。

【００９０】次にカメラユニットが装着されていないと
きには（ステップ４５３）、カメラユニット３８を挿入
し（ステップ４５４）、そのＩＤを確認する。

【００９１】カメラユニットＩＤが３であれば（ステッ
プ４５５）、図１８の組み合わせに従ってディスク番号
３の記録領域１を指定して（ステップ４５６）、画像撮
影・記録を開始する（ステップ４５７）。

【００９２】カメラユニットＩＤが６であれば（ステッ
プ４５８）、図１８の組み合わせに従ってディスク番号
３の記録領域２を指定して（ステップ４５９）、画像撮
影・記録を開始する（ステップ４５７）。

【００９３】カメラユニットＩＤが９であれば（ステッ
プ４６０）、図１８の組み合わせに従ってディスク番号
３の記録領域３を指定して（ステップ４６１）、画像撮
影・記録を開始する（ステップ４５７）。

【００９４】カメラユニットＩＤが組み合わせにないも
のであれば、組み合わせが異なっていると言う警告をコ
ントロール部１２６のディスプレイ１２８に表示し（ス
テップ４６２）、画像撮影・記録を禁止して（ステップ
４６３）、光磁気ディスク８１とカメラユニット３５を
排出する（ステップ４６４）。

【００９５】〈第４の実施形態例〉（図２１・図２２） この第４の実施形態例は、上記第３の実施形態例とは逆
に、光磁気ディスク８１の画像記録容量に対してマイク
ロフィルムＦの画像撮影容量がはるかに大きいときに、
マイクロフィルムＦの画像撮影範囲を複数の範囲に分割
して複数の光磁気ディスクと組み合わせるときの例を示
す。

【００９６】図２１にその組み合わせの例を示す。カメ
ラユニットＩＤ７の内部のマイクロフィルムはディスク
番号４、５、８に合わせて３つの範囲（フィルム範囲
１、２、３）に分割されており、ディスク番号４がフィ
ルム範囲１に、ディスク番号５がフィルム範囲２に、デ
ィスク番号８がフィルム範囲３にそれぞれ組み合わされ
ている。（組み合わせ１〜３） この組み合わせの流れを図２２のフローチャートを用い
て説明する。まず撮影記録を始めるときに、ステップ４
７０で、カメラユニットＩＤ７とディスク番号４とを組
み合わせておき、画像撮影・記録を開始する（ステップ
４７１）。

【００９７】画像の撮影・記録が進んで、ディスク番号
４への記録が完了すると（ステップ４７２）、ディスク
番号４を光磁気ドライブ８２から排出する（ステップ４
７３）。

【００９８】次に、カメラユニットＩＤ７のフィルム範
囲を２に切り換え（ステップ４７４）、光磁気ディスク
番号５を光磁気ディスクドライブ８２に挿入して（ステ
ップ４７５）、カメラユニットＩＤ７のフィルム範囲２
とディスク番号５の組み合わせを作る（ステップ４７
６）。

【００９９】さらに、画像の撮影記録が進んで、ディス
ク番号５への記録が完了すると（ステップ４７７）、デ
ィスク番号５を光磁気ドライブ８２から排出する（ステ
ップ４７８）。

【０１００】次に、カメラユニットＩＤ７のフィルム範
囲を３に切り換え（ステップ４７９）、光磁気ディスク
番号８を光磁気ディスクドライブ８２に挿入して（ステ
ップ４８０）、カメラユニットＩＤ７のフィルム範囲３
とディスク番号８の組み合わせを作る（ステップ４８
１）。

【０１０１】図２２のフローチャートには表現されてい
ないが、前述の各実施形態例と同様に、撮影の途中で正
しくない組み合わせが生じたときには、警告を発した
り、撮影・記録を禁止するのはもちろんである。

【０１０２】このとき、記録媒体が挿入されるなどして
正しい組み合わせの状態に復帰した場合、自動的に警告
を中止して撮影・記録禁止状態を解除するようにしても
良い。

【０１０３】〈その他〉 １）各実施形態例における画像記録装置本体１１は、撮
影のみ及びデジタル記録のみを行う機能を備えているの
で、組み合わせの相手が存在しなくても、どちらか単独
で撮影あるいは記録できるように切り換えることも可能
である。

【０１０４】２）各実施形態例では、デジタル記録媒体
として光磁気ディスク８１を取り上げたが、これは例え
ばハードディスクやＣＤ−ＲＯＭやデジタル記録テープ
などの媒体でも良い。

【０１０５】３）例として主にマイクロフィルム１本と
ディスク１枚の組み合わせを挙げてきたが、画像記録装
置本体１１に複数のマイクロフィルムや複数のディスク
を装着できる場合には、複数のマイクロフィルムあるい
は複数の光磁気ディスクとの組み合わせを作るようにし
ても良い。

【０１０６】以上説明したような構成によって、マイク
ロフィルムＦあるいはカメラユニット３５と光磁気ディ
スク８１との一部あるいは全部を相互に組み合わせて、
その組み合わせ以外の状態での撮影・記録することを禁
止することによって、画像を光磁気ディスク８１に記録
すると同時に、その保存用バックアップとしてマイクロ
フィルムＦにも同時撮影するときに、間違って違うディ
スクやフィルムに記録してしまったり、あるいはディス
クのみ、フィルムのみに記録してしまうという問題が発
生しなくなり、完全な保存用バックアップを作成するこ
とができるようになる。

【０１０７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬送される原稿の画像
情報をマイクロフィルム等の撮影媒体に撮影する画像情
報撮影手段（輪転カメラ機能）と、原稿の画像情報を光
電変換素子により電気信号として読取って光磁気ディス
ク等のデジタル記録媒体に記録する画像情報記録手段
（電子ファイル機能）とを備えた画像記録装置におい
て、撮影媒体とデジタル記録媒体とを相互に関連付ける
ことで、即ち、撮影媒体とデジタル記録媒体を対応させ
て組み合わせておき、これ以外の組み合わせを排除する
ことによって、撮影媒体に撮影された画像とデジタル記
録媒体に記録された画像とを完全に一致させることがで
きるので、確実に、撮影媒体による保存媒体（バックア
ップ）を作成することができるという効果がある。

【０１０８】特に、撮影媒体に対する撮影の撮影縮小率
が小さいとき、あるいは大きいときなどで、デジタル記
録媒体１枚と撮影媒体１本との画像記録容量（記録でき
る画像枚数）が大きく異なるときに、１枚のデジタル記
録媒体に対して数本の撮影媒体が対応する、あるいはそ
の反対に１本の撮影媒体に対して数枚のデジタル記録媒
体が対応するようなときにも、媒体の組み合わせが煩雑
になったり、組み合わせを間違えたりすることなく撮影
・記録することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１の実施形態例における画像記録装置の概
略構成図

【図２】 該装置の光学系のミラー構成の斜視図

【図３】 カメラユニットの外観斜視図

【図４】 カメラユニットの蓋体を開いて内部を見せた
状態の斜視図

【図５】 カメラユニット内の概略の平面図

【図６】 カメラユニット内に総点されるロールマイク
ロフィルムの斜視図

【図７】 光磁気ディスク装置の外観斜視図

【図８】 コントロール部の斜視図

【図９】 被写体画像情報の処理流れのブロック図

【図１０】 制御回路のブロック図

【図１１】 光磁気ディスクとマイクロフィルムの組み
合わせ例

【図１２】 制御フローチャート

【図１３】 光磁気ディスクとマイクロフィルムの組み
合わせの他の例

【図１４】 第２の実施形態例における制御系のブロッ
ク図

【図１５】 光磁気ディスクとカメラユニット（マイク
ロフィルム）の組み合わせ例

【図１６】 制御フローチャート

【図１７】 光磁気ディスクとカメラユニット（マイク
ロフィルム）の組み合わせの他の例

【図１８】 第３の実施形態例における、光磁気ディス
クとカメラユニット（マイクロフィルム）の組み合わせ
例

【図１９】 制御フローチャート（その１）

【図２０】 制御フローチャート（その２）

【図２１】 第４の実施形態例における、光磁気ディス
クとカメラユニット（マイクロフィルム）の組み合わせ
例

【図２２】 制御フローチャート

【符号の説明】

Ｆ マイクロフィルム １１ 装置本体 ３５ カメラ部（カメラユニット） ３６ 画像読取り部（光電変換素子） ８１ 光磁気ディスク ８２ 光磁気ディスクドライブ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬送さ
   れる原稿の画像情報を撮影媒体に撮影する画像情報撮影
   手段と、原稿の画像情報を光電変換素子により電気信号
   として読取って記録する画像情報記録手段とを備えた画
   像記録装置において、 原稿の画像情報を撮影する撮影媒体と電気的に記録する
   記録媒体とを相互に関連付けることを特徴とする画像記
   録装置。
2. 【請求項２】 原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬送さ
   れる原稿の画像情報を撮影媒体に撮影する画像情報撮影
   手段と、原稿の画像情報を光電変換素子により電気信号
   として読取る手段と、電気信号を記録媒体に記録する画
   像情報記録手段と、画像情報撮影媒体を装置から着脱す
   る手段と、電気信号記録媒体を装置から着脱する手段と
   を備えた画像記録装置において、 原稿の画像情報を撮影する撮影媒体と電気的に記録する
   記録媒体とを相互に関連付けることを特徴とする画像記
   録装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の画像記録装置
   において、原稿の画像情報を撮影する撮影媒体を特定す
   る手段と、画像情報を電気的に記録する記録媒体を特定
   する手段と、特定した内容を記憶する手段とを備え、特
   定の撮影媒体と特定の記録媒体とを１対１に対応させる
   ことを特徴とする画像記録装置。
4. 【請求項４】 請求項１または２に記載の画像記録装置
   において、原稿の画像情報を撮影する複数の画像撮影媒
   体を特定する手段と、画像情報を電気的に記録する記録
   媒体を任意の領域に分割して確保する手段と、確保され
   た個々の領域を特定する手段と、特定した内容を記憶す
   る手段とを備え、複数の画像撮影媒体と情報記録媒体の
   特定の領域とを対応させることを特徴とする画像記録装
   置。
5. 【請求項５】 請求項１または２に記載の画像記録装置
   において、原稿の画像情報を撮影する画像撮影媒体を特
   定する手段と、画像情報を電気的に記録する複数の記録
   媒体を特定する手段と、特定した内容を記録する手段と
   を備え、特定の画像撮影媒体と複数の情報記録媒体とを
   対応させることを特徴とする画像記録装置。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５の何れか１つに記載の画
   像記録装置において、対応する特定の画像撮影媒体が存
   在していないときあるいは存在しているが撮影が不可能
   であるとき、あるいは対応する特定の記録媒体が存在し
   ていないときあるいは存在しているが記録が不可能であ
   るときには、画像記録装置全体の撮影及び記録を禁止す
   ることを特徴とする画像記録装置。
7. 【請求項７】 請求項６に記載の画像記録装置におい
   て、画像記録装置全体の撮影及び記録を禁止した際に撮
   影を実行しようとした操作者に対して警告を発する手段
   を有することを特徴とする画像記録装置。