JPH09213857A - タイバー切断装置 - Google Patents

タイバー切断装置

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JPH09213857A
JPH09213857A JP1386696A JP1386696A JPH09213857A JP H09213857 A JPH09213857 A JP H09213857A JP 1386696 A JP1386696 A JP 1386696A JP 1386696 A JP1386696 A JP 1386696A JP H09213857 A JPH09213857 A JP H09213857A
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Akira Fukumizu
彰 福泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂外郭体20から導出されるリード21を連
結するタイバー22と樹脂ダム23を切断除去するタイ
バー切断装置において、タイバー22の幅が変っても一
つのポンチ1で対応するとともにメッキヒゲの出ないタ
イバー切断を可能とする。 【解決手段】後側からタイバー22と当接するようにポ
ンチを内側に旋回させる機構を設け、タイバー22の幅
が変っても、タイバー22に当接し回転モーメント与え
タイバー22を捩切るようにし、ヒゲの発生の要因とな
るリード21とタイバー22との連結部の盛上がりを起
すようなポンチ1に押圧力を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置など電
子デバイスのチップを樹脂封止して形成される樹脂外郭
体から導出されるリードを連結するタイバー部および樹
脂外郭体とタイバー部間に介在する樹脂ばりを切断除去
するタイバー切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のタイバー切断装置の一例を
示す側面図である。従来、この種のタイバー切断装置
は、図3に示すように、ポンチプレート12を固定する
上型ホルダ9と、先端部が平坦な面をもつポンチ7を位
置決めするポンチガイド11と、ポンチガイド11とポ
ンチプレート12を連結しているボルト13およびポン
チプガイド11をポンチプレート2から押し開くように
反発力を与えるばね14と、樹脂外郭体20とリード2
1を載置するダイ8とを備えている。
【0003】また、ダイ8の両側には突出した部分があ
り、上型の下降に伴なってポンチガイド11がこの突出
部に当接し、さらに上型の下降によりばね14が圧縮し
ポンチ7が下降し下型のダイ8の切断穴に入り込みタイ
バーと樹脂ばりを切断除去していた。なお、このポンチ
7とダイ8の切断穴とが常に精密に嵌合するように、上
型と下型とを精密に摺動するようにガイドポスト15が
設けられていた。
【0004】図4(a)および(b)は図3のタイバー
切断装置によるタイバーと樹脂ばりを切断除去を説明す
るためのダイの部分平面図と断面図である。次に、図3
および図4を参照してタイバーおよび樹脂ばりの切断除
去の動作を説明する。まず、図3の上型ホルダ9がプレ
スの動作により下降し、それに伴なってポンチガイド1
1も下降する。ポンチガイド11の面がダイ8の突出部
に当接すると、ばね14が圧縮するとともにポンチ7が
ポンチガイド11より突出する。
【0005】このポンチ7の突出により、図4に示すよ
うに、ポンチ7が破線のようにダイ8の切断穴16に入
り込み、リード21を連結するタイバー22を切断する
と同時に樹脂ダムと呼ばれている樹脂ばりを破断し、タ
イバー片22aおよび樹脂片23aとしてダイ8の下に
落していた。
【0006】しかしながら、近年、電子デバイスの高集
積化および小型化に伴なってリードの幅およびその間隔
が益々狭小化されるようになってきた。そして、この樹
脂外郭体20とタイバー22との間も狭くし、樹脂ダム
23の長さもできるだけ短くし、樹脂ばりを少なくする
ように装置の改善が施されてきた。そして、ポンチ7に
より樹脂外郭体20が食われ欠けなど生じないように、
ポンチ7の位置を決め樹脂ばりが僅か樹脂外郭体20に
残る程度にポンチ7の位置を設定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5(a)および
(b)は本発明における課題を説明するための樹脂外郭
体とリードを示す図およびポンチと電子デバイスを示す
図である。しかしながら、工程の合理化された現在で
は、リードをメッキ後にタイバー切断することとなって
いる。そのため、新な問題を起していた。
【0008】この問題は、柔かなメッキ部分は、図5
(a)に示すように、ポンチ7のタイバー22への押圧
によりタイバー22との連結部のリードの周縁部のメッ
キ部がに押し上げられ、ポンチ7の上昇に伴なって押し
寄せられたメッキ部がポンチ7に被着し、ポンチ7の上
昇に伴なってメッキ部の一部が持上げられ糸を引くよう
にヒゲ24が発生する。このヒゲ24はリード22の間
で短絡し品質の重大な欠陥をもたらすこととなった。
【0009】そこで、このヒゲ24の発生防止のため
に、ポンチの先端部の形状を変えてみて実験を行なった
ところ、このヒゲの発生が皆無となった。このポンチ7
aの先端部は、図5(a)に示すように、樹脂外郭体2
0の側部から、例えば、0.05mmの位置から0.1
mm程度の平坦部18をもたせ、この平坦面18からリ
ード21の伸びる方向に半径約0.8mm程度のR状の
湾曲状の段差部17をもたせたものである。
【0010】このポンチ7aによるタイバー22の切断
過程は、タイバー22のリード21の伸びる方向側から
ポンチ7aが当接し、ポンチ7aの下降に伴なって段差
部17はタイバー22に回転モーメントを与えタイバー
22を曲げながら両側部をポンチ7aで切断し、最終的
に平坦部18のエッジで樹脂を切断する。すなわち、ポ
ンチ7aの押圧力を回転モーメトを与える力に分散さ
せ、直接タイバー22を押圧力を小さくしリード周縁部
のメッキの盛上がりを無くしヒゲの発生を防いでいる。
【0011】しかしながら、この種の電子デバイスは、
寸法形状が異なる種類が多く、それぞれのタイバーの幅
によってポンチの段差部のRを決めなければならなかっ
た。このため、それぞれに対応するポンチをもつ装置を
準備しなければならないという生産上の不合理な問題を
生じていた。
【0012】従って、本発明の目的は、電子デバイスの
樹脂外郭体の側部より導出するタイバーを連結するタイ
バーの幅が変ってもメッキのヒゲを発生させることなく
タイバーと樹脂ばりを切断除去できる汎用性の高いタイ
バー切断装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、電子デ
バイスの樹脂外郭体の側面より並んで外方に導出される
複数のリードを連結するタイバー部と前記樹脂外郭体と
該タイバー部との間に介在する樹脂ばりを切断除去する
タイバー切断装置において、前記樹脂外郭体側に平坦部
とこの平坦部から前記リードの伸びる方向に立ち下る段
差部をもつ形状に先端が形成されるとともに上型にスプ
リングを介して取付けられる複数のポンチと、これらの
ポンチが入り込む切断穴と前記リードを載置する平坦部
をもつとともに下型に固定されるダイと、前記上型の下
降に伴なって前記ポンチの段差部が前記リードの伸びる
方向側の前記タイバー部に当接しながら該ポンチの先端
部を内側に旋回させ前記タイバー部を捩じりさらに前記
上型の下降によって前記平坦部を前記切断穴に該ポンチ
を押し込み前記捩じられたタイバー部と前記樹脂ばりと
を切断除去するように前記ポンチの下降動作を倣わせる
倣い機構とを備えるタイバー切断装置である。また、前
記段差部の立ち下る形状が湾曲していることが望まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態におけるタイバー切断装置の側面図およびポンチ
を拡大して示す図である。このタイバー切断装置は、図
1に示すように、上型ホルダ9にポンチプレート12を
介してばね14bを挿入したボルト13bに吊し取付け
られるとともに両側に回転軸5が設けられているホルダ
ブロック2と、このホルダブロック2の回転軸5に回転
自在に取付けられるとともに樹脂外郭体20側に平坦部
1bとこの平坦部1bからリード21の伸びる方向に立
ち下る段差部1aをもつ形状に先端が形成されるポンチ
1と、このポンチ1の側面のガイドローラ4が予圧スプ
リング6の反発力で接触しながら摺動する倣い面3aを
もつとともに上型ホルダ9にポンチプレート12を介し
てばね14aを挿入するボルト13aで取付けられるポ
ンチガイド3とを備えている。
【0016】また、下型ホルダ10に固定されたダイ8
およびガイドポスト15は、従来例と同じように設けら
れている。なお、ホルダーブロック2の回転軸5に取付
けられたポンチ1は、ガイドローラ4の倣い面3aに規
制され、上型の下降により一時的に先端が内側に旋回さ
れ、さらに上型の下降によって先端がダイ8に対して垂
直に下降するようになっている。
【0017】図2(a)〜(b)は図1のタイバー切断
装置の動作を説明するためのポンチの動作順に示す図で
ある。次に、このタイバー装置の動作を図1および図2
を参照して説明する。まず、上型が下降して図1のポン
チガイド3がダイ8の突出部に当接すると、図1のばね
14bが圧縮しリード21をポンチガイド3が押さえ
る。さらに、上型が下降すると、ポンチ1とホルダブロ
ック2とが下降する。
【0018】そして、ポンチ1は、ガイドローラ4が倣
い面3aによって規制されることによって旋回し始め
る。旋回しながら下降するポンチ1は、図2(a)に示
すように、段差部1aがリード21の伸びる方向側のタ
イバー22に当りダイバー22に回転モーメントを与え
る。さらに、ポンチ1の下降により、図2(b)に示す
ように、ポンチ1は切断穴16に入り込みポンチ1の側
面刃と切断穴16の側面刃とによりタイバー22の連結
部は切断されるとともに段差部1aの旋回力と垂直力に
よってタイバー22は捩じられ曲げられる。
【0019】次に、ポンチ1の下降が進むにつれて、図
1のガイドローラ4は倣い面3aの垂直面を摺動し、そ
れによって、ポンチ1は旋回がしなくなり、ダイ8の面
に垂直に下降する。そして、ポンチ1の平坦部1bは樹
脂ダム23に当接し、切断されたタイバー片22aとと
もに樹脂片23aとして下方に落される。
【0020】このように、ポンチ1をタイバー22の外
側から内側に向けて旋回するようにすれば、タイバー2
2の幅が変更になっても、リード21の伸びる方向側の
タイバー22の端部が必ず段差部1aと当接しタイバー
22を捩りながら切断できるので、タイバー22の面に
過剰な押圧力を与えず、それによるリードのタイバーと
の連結部におけるメッキの盛上がりが無く糸を引くこと
も無くなる。
【0021】また、この段差部1aの立ち下り形状は、
厚いタイバーの場合は直線的でも良い。しかし、タイバ
ーは薄くなることを考慮すると、この立ち下り部は湾曲
していることが望ましい。なお、ポンチの下降に伴なう
旋回動作をガイドローラの倣い機構で説明したが、本発
明はこの機構に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リードの
伸びる方向側からタイバーと当接するようにポンチを内
側に旋回させる機構を設けることによって、タイバーの
幅が変っても、常にタイバーに当接し回転モーメント与
え捩切ることができ、メッキの糸ひきのようなヒゲの発
生も無くなる。その結果、本発明によれば、タイバー幅
の寸法に係わりなく一定形状の一つのポンチで対応出来
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるタイバー切断装
置の側面図およびポンチを拡大して示す図である。
【図2】図1のタイバー切断装置の動作を説明するため
のポンチの動作順に示す図である。
【図3】従来のタイバー切断装置の一例を示す側面図で
ある。
【図4】図3のタイバー切断装置によるタイバーと樹脂
ばりを切断除去を説明するためのダイの部分平面図と断
面図である。
【図5】本発明における課題を説明するための樹脂外郭
体とリードを示す図およびポンチと電子デバイスを示す
図である。
【符号の説明】
1,7,7a ポンチ 1a,17 段差部 1b,18 平坦部 2 ホルダーブロック 3,11 ポンチガイド 3a 倣い面 4 ガイドローラ 5 回転軸 6 予圧スプリング 8 ダイ 9 上型ホルダ 10 下型ホルダ 12 ポンチプレート 13a,14a ボルト 14a,14b ばね 15 ガイドポスト 16 切断穴 20 樹脂外郭体 21 リード 22 タイバー 22a タイバー片 23 樹脂ダム 23a 樹脂片 24 ヒゲ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子デバイスの樹脂外郭体の側面より並
    んで外方に導出される複数のリードを連結するタイバー
    部と前記樹脂外郭体と該タイバー部との間に介在する樹
    脂ばりを切断除去するタイバー切断装置において、前記
    樹脂外郭体側に平坦部とこの平坦部から前記リードの伸
    びる方向に立ち下る段差部をもつ形状に先端が形成され
    るとともに上型にスプリングを介して取付けられる複数
    のポンチと、これらのポンチが入り込む切断穴と前記リ
    ードを載置する平坦部をもつとともに下型に固定される
    ダイと、前記上型の下降に伴なって前記ポンチの段差部
    が前記リードの伸びる方向側の前記タイバー部に当接し
    ながら該ポンチの先端部を内側に旋回させ前記タイバー
    部を捩じりさらに前記上型の下降によって前記平坦部を
    前記切断穴に該ポンチを押し込み前記捩じられたタイバ
    ー部と前記樹脂ばりとを切断除去するように前記ポンチ
    の下降動作を倣わせる倣い機構とを備えることを特徴と
    するタイバー切断装置。
  2. 【請求項2】 前記段差部の立ち下る形状が湾曲してい
    ることを特徴とする請求項1記載のタイバー切断装置。
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