JPH09213153A - 真空遮断器用接点材料及びその製造方法 - Google Patents

真空遮断器用接点材料及びその製造方法

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JPH09213153A
JPH09213153A JP8020742A JP2074296A JPH09213153A JP H09213153 A JPH09213153 A JP H09213153A JP 8020742 A JP8020742 A JP 8020742A JP 2074296 A JP2074296 A JP 2074296A JP H09213153 A JPH09213153 A JP H09213153A
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powder
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JP8020742A
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Isao Okutomi
功 奥富
Shigeaki Sekiguchi
薫旦 関口
Keisei Seki
経世 関
Takashi Kusano
貴史 草野
Atsushi Yamamoto
敦史 山本
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SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
Original Assignee
SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐溶着特性及び耐消耗特性を安定させると共
に、遮断特性に優れた真空遮断器用接点材料を得る。 【解決手段】 Cu又はAgの少なくとも1種よりなる
高導電性成分と、粒子径が、 0.1〜 150μmであって少
なくとも全体の90容積%を占めるCrよりなる耐弧性成
分と、粒子径が 0.1〜 150μmであるAl又はSiの少
なくとも1種よりなる第1補助成分と均一に混合して混
合粉にすると共に、この混合粉に対して相対密度を88%
以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器用接点
材料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空中でのアーク拡散性を利用して高真
空中で電流遮断を行わせる真空バルブの接点は、対向す
る固定、可動の2つの接点から構成されている。真空遮
断器には、大電流断性能、耐電圧性能及び耐溶着性能の
基本的3要件の他に、接点の耐消耗特性が重要な要件と
なっている。
【0003】しかしながら、これらの要件の中には相反
するものがある関係上、単一の金属種によって総ての要
件を満足させる事は不可能である。この為、実用されて
いる多くの接点材料に於いては、不足する性能を相互に
補えるような2種以上の元素を組合せる事によって、例
えば大電流用、高耐圧用などのように特定の用途に合っ
た接点材料の選択採用が行われ、それなりに優れた特性
を持つ真空バルブが開発されている。しかし、さらに強
まる要求を充分満足する真空バルブは、未だ得られてい
ないのが実情である。
【0004】例えば、大電流遮断性を目的とした接点と
して、Crを50wt%程度含有させたCu−Cr合金(例
えば、特公昭45-35101)が知られている。この合金は、
Cr自体がCuと略同等の蒸気圧特性を保持し、かつ強
力なガスのゲッタ作用を示す等の効果で高電圧大電流断
性を実現している。すなわち、Cu−Cr合金は、高耐
圧特性と大容量遮断とを両立させ得る接点として多用さ
れている。
【0005】また、CuCr合金の接点特性の安定化に
は、合金中のCr量の変動、Cr粒子の粒度、粒度分
布、Crの偏析の程度、合金中に存在する空孔の程度な
どに依存することが判明し、より一層の安定性の維持向
上には、加えてCuCr合金に添加するAl,Siの量
が極めて重要であることが判った。すなわち、真空バル
ブの再点弧現象の発生頻度に注目した時には、合金中の
Al,Siの量は各々100ppm以下〜1ppm の範囲で存在
させることによって、再点弧抑制効果が発揮される(例
えば、特開昭 62-5525,特開昭 62-150618)。これらに
は、Al,Siの量がこれより多くなると再点弧特性が
著しく低下する傾向にあることが示されている。
【0006】一方、CuCr接点は、活性度の高いCr
を使用している事から、接点素材の製造(焼結工程な
ど)、接点素材から接点片へと加工する時などに於い
て、原料粉の選択、不純物の混入、雰囲気の管理などに
配慮しながら製造している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、高耐圧大
容量化が望めるCuCr接点は、両者の高温度での蒸気
圧特性が近似していることなどが主因となって、遮断し
た後でも比較的平滑な表面損傷特性を示し安定した電気
特性を発揮している。ところが、近年一層の大電流遮断
や、より高電圧が印加される可能性のある回路への適応
が日常的に行われることから、接点に著しい消耗や強固
な溶着現象が見られる様になってきた。真空バルブに於
いて、遮断によって異常的に損傷・消耗した接点では、
次の定常電流の開閉時の接触抵抗の異常上昇や温度の異
常上昇を引起こしたり、耐電圧不良を引起こすことがあ
る。このため、より一層の大容量遮断や高耐圧化を実現
するには、接点の異常的損傷・消耗は極力抑制する必要
がある。
【0008】しかしながら、上述したような所望の機能
を満足するようなCuCr接点であっても、近年の適応
状況においては耐溶着特性と耐消耗特性にばらつきがみ
られ、必ずしも満足する機能が得られるとはいえなくな
ってきた。本発明の目的は、耐溶着特性及び耐消耗特性
を安定させると共に、遮断特性に優れた真空遮断器用接
点材料及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Cu又はAgの少なくとも1種よりなる高
導電性成分と、粒子径が、 0.1〜 150μmであって少な
くとも全体の90容積%を占めるCrよりなる耐弧性成分
と、粒子径が 0.1〜 150μmであるAl又はSiの少な
くとも1種よりなる第1補助成分と均一に混合して混合
粉にすると共に、この混合粉に対して相対密度(各々の
理論密度に基づいて算出される)を88%以上にしたこと
を要旨とする。
【0010】また、このような真空遮断器用接点材料を
得るため、上記混合粉を非酸化性雰囲気中においてCu
の溶融温度以上〜Cuの溶融温度以下の温度で焼結して
接点素材を得るようにしたことを要旨とする。このよう
な構成において、耐溶着特性及び耐消耗特性のばらつき
を低減させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を具体的
に説明する。まず、本実施例に係る接点の評価条件およ
び結果について説明する。 耐溶着性:外径25mmΦの一対の円盤状の試料に、外径25
mmΦで先端が 100Rの球面をなす加圧ロッドを対向さ
せ、100kg の荷重を与え、10−5Paの真空中に於い
て、50Hz,20kAの電流を20mm秒通電し、その時の試料−
ロッド間の引き外しに必要な力を測定し耐溶着性の判断
を行った。なお、評価は実施例9に示したCu−Cr接
点の耐溶引き外し力を 1.0とした時の相対的な値で比較
した。表中の各例には実施例9を除き上記接点数3個の
測定値に於けるばらつき幅を示した。
【0012】耐消耗特性:表面粗さを5μmに仕上げた
フラット接点と同じ表面粗さを持つ曲率半径 100Rの凸
状接点とを対向させる。両接点を開閉機構を持つ真空度
10−5Paに排気した着脱可能な簡易型真空バルブに取
り付け、40kgの加重を与えた上で、 7.2kV,31.4kAの電
力を4回投入・遮断させた。この投入・遮断前後の接点
表面の損傷状況から材料の消耗量を(平均損傷深さ×損
傷面積)として算出した。なお評価は3本の簡易型真空
バルブの各々フラット接点と凸状接点の両方についてそ
の表面を3カ所ずつ計18点測定し、表1にはその最大値
と平均値を記載した。
【0013】遮断特性:参考として遮断テストも実施し
た。遮断テストは接点間ギャップ8mmに対向させた直径
20mmの接点を上記着脱可能な簡易型真空バルブに組み込
み、ベーキング、電圧エージングなどを与えた後、 7.2
kV,50Hzで1kAずつ電流を増加させながら遮断限界を調
べた。なお評価は3本の簡易型真空バルブについて測定
したもので、後述する表中には実施例9に示したCu−
Cr接点のデータを 1.0とした時の相対的な値で比較し
た。表中の各例には実施例9を除きばらつき幅(最大値
と最低値)を示した。
【0014】次いで、本発明を実施するに於いて、接点
製造には例えば溶浸法、固相焼結法、アークメルト法な
どを選択し適宜使用した。ここでは、高導電性成分とし
てCuを、耐弧性成分としてはCrを、第1補助成分と
してAl(Si)を代表金属として選択し説明する。
【0015】例えば、固相焼結法を選択して本実施例の
接点を製造するには、Cu粉、Cr粉、Al粉の各々を
所定の粒子径範囲に調整する。これらの各々を均一に混
合し[Cu・Cr・Al]混合粉を得る。次いでプレス
機にて前記混合粉を成型し成型体を得た後、例えば水素
ガス、アルゴンガス、窒素ガスなどでは露点を−70℃程
度又は真空雰囲気では真空度を1×10-3Pa.程度の雰
囲気にて、 900℃〜Cuの溶融点以下の焼結温度(Ag
の場合にはAgの溶融点以下の温度)で約1時間焼結し
供試接点とした。必要によりこの過程を複数回繰り返し
接点の相対密度を88%以上に調節し供試接点とした。焼
結温度、時間を適宜選択することによっても接点密度を
調節し供試接点とした。88%より低い時には、接点の耐
溶着性は、相対密度がほぼ 100%の接点の1/3〜2/
3程度に改善されるものの、接点の耐消耗性が相対密度
がほぼ 100%の接点の 1.3〜 3.5倍程度に増加(特性が
劣化)すると共に耐電圧特性も 0.8〜 0.4倍に低下(特
性が劣化)する傾向にあり、更に 800℃での銀ロウ付け
処理を行った時、5mmの厚さの接点内部の空隙を貫通し
て接点表面層にまで銀ロウがしみでてきて、耐電圧特性
の一層の低下が見られる。従って、本実施例での接点の
相対密度を88%以上とする事によって、第1補助成分の
効果が充分発揮される。
【0016】また、溶浸法を選択して本実施例の接点の
製造は、Cr粉、Al粉の各々を所定の粒子径範囲に調
整する。まず必要により少量のCu粉を混合したCr粉
又はCr・Al粉を所定の粒子径範囲に調整し、これを
露点が−70℃程度の水素、アルゴン、窒素などの雰囲気
で又は真空度が1×10-3Pa.程度の真空雰囲気にて、
900℃〜Cuの溶融点以下の焼結温度(Agの場合には
Agの溶融点以下の温度)例えば、 950℃で約1時間仮
焼結し、Cr,CrCu,CrAl、CrAlCu仮焼
結体を得る。次いで、これら仮焼結体の残存空孔中にC
u(導電成分がAgの場合にはAg)をCuの溶融点以
上の温度例えば1150℃で1時間溶浸させ供試接点とし
た。一部の接点では溶浸工程の後の冷却工程を凝固温度
近傍から約650℃近傍の温度区間の冷却速度をCuマト
リックト中にCrが大量には固溶しないように制御しな
がら冷却し導電率を調整し供試接点とした。
【0017】さらに、アークメルト法を選択して本実施
例の接点の製造は、ラバープレスしたCr粉,CuC
r、CrAl、CuCrAl混合粉を水素中で例えば 8
00℃で約1時間仮焼結して得た仮焼結体、又はCuとC
rとAlを重ね合わせたCuCrAl合わせ板を製造し
た後これを電極としアルゴン中で例えば2000Aでエレク
トロンビーム溶解させながら水冷銅ルツボで凝固させ供
試接点とした。
【0018】また、溶融吹付け法を選択して本発明の接
点の製造は、1〜10mm程度の厚さのCu板表面上に溶融
Cu、溶融Cr、溶融Alを同時に又は溶融CuCrA
lを吹付け凝固させて供試点とした。
【0019】更に、直接溶融法を選択して本発明実施の
接点の製造は、Cu板表面上に設置した固体状のCrA
l混合体、CuCrAl混合体に直接例えばエレクトロ
ンビームを照射しCu板の一部又は全部と共に溶融しC
uCrAl供試接点とした。
【0020】供試するCr粉は、上記の様にCr粉単体
で良いが、その表面をあらかじめ 0.01 〜50μmの厚さ
のFe,Wなどで被覆したものを使用する事によって、
混合過程でのCr粉の変質を軽減出来るため、必要によ
り適宜採用した。
【0021】また、Alなど第1の補助成分やBiなど
第2の補助成分の量は、Cuなどの高導電性成分やCr
などの耐弧性成分の量に比べて著しく微量な為、これら
の混合には十分な管理の基で実施したが、より確実にす
る為にまず第1補助成分や第2補助成分の量とほぼ同量
の高導電性成分や耐弧性成分とを1次混合し、得られた
1次混合粉と残部の高導電性成分や耐弧性成分とを混合
することが、均一分散混合に対して有効であるため必要
により適宜採用した。
【0022】また、各製法によって得た接点に対しても
さらに非酸化性雰囲気中で少なくとも 350℃の熱処理を
追加することは、接点の硬さ、加工性、導電率などの調
整に対して有益である為必要により適宜採用した。上記
したいずれの方法を選択してもよい。次に、このように
して製造された接点について、条件についてまとめた表
1及び表2、評価結果についてまとめた表3及び表4を
参照しながら説明する。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】(実施例1〜3,比較例1〜2)第1補助
成分(Al量)が諸特性に及ぼす効果を明らかにする為
に、まず、耐弧成分Crの粒径を10〜90μm一定として
Cu量をほぼ75%とした上で、Al量を 0.008〜 2.2%
の範囲に変化させた75%Cu−Cr−Al接点を製造し
た。製造にあたっては、原料Cr粉中のAlの量を 0.0
02%近傍に調製したCr粉を出発粉として採用した。す
なわちAl量が 0.008%(比較例1)の如く、極めて少
量のAl量を含有させた接点を製造するには、目標とす
るAl量から原料Cr粉(出発粉)中のAlの量を差引
いた量だけを、混合工程で追加する方法を採用した(実
施例1〜3も同様)。すなわち具体的には、Alが量的
に極めて微量である為、Al量とほぼ同量(同容積)の
Cu又は/およびCrを1次混合し(1次混合粉),得
られた前記1次混合粉とほぼ同量(同容積)のCuとを
2次混合(2次混合粉)する方式によって均一混合粉を
得た。この様にして得た均一混合粉の所定量とCu、C
rとを充分混合後例えば7トン/cm2 で成型し真空中10
00℃で焼結して75%Cu−Cr−Al接点素材を得た
後、所定接点形状に加工し接点とした。一方目標とする
Al量が 2.2%(比較例2)の様に前記より多い時に
は、上記した様な1次混合粉、2次混合粉を作っても良
いが、必ずしもこの方法でなく、直接Cu、Cr、Al
粉を混合する通常の方法でも目標成分量を得る。
【0028】製造した接点を前記した着脱式の簡易型真
空バルブに装着し、前記した耐溶着性、耐消耗特性及び
参考として遮断特性を評価した。その結果を表に示す。
表から明らかな様に、75%Cu−Cr−Al接点中のA
l量が 0.008%(比較例1)では、標準試料とした後述
する実施例9の特性と比較して、50Hz,20kAの電流を20
mm秒通電しその時の試料−ロッド間の引き外しに必要な
力によって評価した耐溶着性及び参考として評価した
7.2kV,50Hzで1kAずつ電流を増加させながら調査した
遮断限界値では大差なかったが、 7.2kV,31.4kAを4回
投入・遮断させた後の接点表面の損傷状況(平均損傷深
さ×損傷面積)から算出した耐消耗特性に於いて平均
値、最大値とも大きな増加が見られた。
【0029】一方、該接点中のAl量が 0.02 %, 0.1
% 1.0%(実施例1〜3)では、標準試料とした後述す
る実施例9の特性と比較して、耐溶着性、遮断特性及び
耐消耗特性に於いてほぼ同等の好ましい値の範囲にあっ
た。
【0030】しかし該接点中のAl量が 2.2%(比較例
2)では、標準試料とした後述する実施例9の特性と比
較して、耐消耗特性に於いて平均値、最大値とも大きな
増加とばらつきが見られ、さらに耐溶着性、遮断特性に
於いて著しい劣化が見られた。つまり、接点材料中のA
lの量が 0.02 %以下では、遮断による接点材料の消耗
量が大きい。また、1%以上では、遮断時の大きなエネ
ルギー処理の為の接点片表面の荒れなどで耐消耗特性
と、ジュール溶着が多くなるなど耐溶着特性の低下を招
くので好ましくない。従って、75%Cu−Cr−Al接
点中のAl量は、 0.02 〜 1.0(実施例1〜3)の範囲
が望ましい。
【0031】(実施例4〜5,比較例3〜4)上述した
実施例1〜3,比較例1〜2では、耐弧成分Crの粒径
を10〜90μm一定としてCu量をほぼ75%としたCu−
Cr−Al接点について、第1補助成分としてAlを例
として選択し、Al量の添加効果を検討した結果を示し
た。しかし、本発明では第1補助成分としてはAlに限
ることなく実施が可能である。
【0032】すなわち、第1補助成分としてSiを選択
した時の調査結果を述べる。第1補助成分(Si量)が
諸特性に及ぼす効果を明らかにする為に、まず、Cu量
をほぼ75%とした上で、Si量を 0.007〜 2.2%の範囲
に変化させた75%Cu−Cr−Si接点を製造した(実
施例4〜5,比較例3〜4)。製造にあたっては、原料
Cr粉中のSiの量を 0.002%近傍に調製したCr粉を
出発粉として採用した。
【0033】すなわちSi量が 0.007%(比較例3)の
如く、極めて少量のSi量を含有させた接点を製造する
には、目標とするSi量から原料Cr粉(出発粉)中の
Siの量を差引いた量だけを、混合工程で追加する方法
を採用した(実施例4〜5も同様)。すなわち具体的に
は、Siが量的に極めて微量である為、Si量とほぼ同
量(同容積)のCu又は/およびCrとを1次混合し
(1次混合粉),得られた前記1次混合粉とほぼ同量
(同容積)のCuとを2次混合(2次混合粉)する方式
によって均一混合粉を得た。この様にして得た均一混合
粉の所定量とCu、Crとを充分混合後例えば7トン/
cm2 で成型し真空中1000℃で焼結して75%Cu−Cr−
Si接点素材を得た後、所定接点形状に加工し接点とし
た。一方目標とするSi量が 2.5%(比較例4)の様に
前記より多い時には、上記した様な1次混合粉、2次混
合粉を作っても良いが、必ずしもこの方法でなく、直接
Cu、Cr、Si粉を混合する通常の方法でも目標成分
量を得る。
【0034】製造した接点を前記した着脱式の簡易型真
空バルブに装着し、前記した耐溶着性、耐消耗特性及び
参考として遮断特性を評価した。その結果を表に示す。
表から明らかな様に、75%Cu−Cr−Si接点中のS
i量が 0.007%(比較例3)では、標準試料とした後述
する実施例9の特性と比較して、耐溶着性及び遮断特性
では大差なかったが、耐消耗特性に於いて平均値、最大
値とも大きな増加が見られ好ましくなかった。
【0035】一方該接点中のAi量が 0.02 %, 1.0%
(実施例4〜5)では、標準試料とした後述する実施例
9の特性と比較して、耐溶着性、遮断特性及び耐消耗特
性に於いてほぼ同等の好ましい値の範囲にあった。
【0036】しかし該接点中のAl量が 2.5%(比較例
6)では、標準試料とした後述する実施例9の特性と比
較して、耐消耗特性に於いて平均値、最大値とも大きな
増加とばらつきが見られ、さらに耐溶着特性、遮断特性
に於いても著しい劣化が見られた。従って、上述した結
果から75%Cu−Cr−Al接点中のSi量は、 0.02
〜1.0%(実施例4〜5)の範囲が望ましい事が判っ
た。
【0037】(実施例6〜7,比較例5〜6)上述した
実施例1〜5,比較例1〜4では、Cu量をほぼ75%と
したCu−Cr−Al接点について、第1補助成分とし
てAl,Siの各々を単独で添加した添加結果を示し
た。しかし本発明ではこれに限ることなく第1補助成分
としてAl、Siを同時に添加しても効果が確認され
た。
【0038】すなわち第1補助成分としてAlとSiと
を同時添加した場合の調査結果を述べる。第1補助成分
(Al+Si量)が諸特性に及ぼす効果を明らかにする
為に、まず、耐弧成分Crの粒径を10〜90μm一定とし
てCu量をほぼ75%とした上で、(Al+Si)量を
0.008〜 2.6%の範囲に変化させた75%Cu−Cr−S
i接点を製造した(実施例6〜7,比較例5〜6)。製
造にあたっては、原料Cr粉中のAlの量、Siの量に
ついては前記実施例1〜5,比較例1〜4の場合と同じ
配慮をしたCr粉を出発粉として採用した。
【0039】接点素材の製造に於いても、(Al+S
i)量を少量とした実施例6〜7,比較例5では、前記
と同じ混合法を採った。一方目標とする(Al+Si)
量が 2.6%(比較例6)の様に前記より多い時には直接
Cu、Cr、Al、Si粉を混合する通常の方法によっ
て目標成分量を得た。
【0040】製造した接点を前記した着脱式の簡易型真
空バルブに装着し、前記した耐溶着性、耐消耗特性及び
参考として遮断特性を評価した。その結果を表に示す。
表から明らかな様に、75%Cu−Cr−Al−Si接点
中の(Al+Si)量が 0.08 %(比較例5)では、標
準試料とした後述する実施例9の特性と比較して、耐溶
着性及び遮断特性では大差なかったが、耐消耗特性に於
いて平均値、最大値とも大きな増加が見られ好ましくな
かった。この傾向はAl、Siが量であっても同等であ
った。
【0041】従って、上述した結果から75%Cu−Cr
−Al−Si接点中の(Al+Si)量は、前記単独で
添加した場合と同様に 0.02 〜 1.0%(実施例6〜7)
の範囲が望ましい事が判った。
【0042】(実施例8〜10,比較例7)上述した実施
例1〜5,比較例1〜4では耐弧成分Crの粒径を10〜
90μm一定としてCu量をほぼ75%としたCu−Cr−
Al接点について、第1補助成分としてAl又は/及び
Siを添加した効果を示した。
【0043】しかし、本発明のAl又は/及びSiの添
加効果は、耐弧成分Crの粒径の範囲は先に述べた10〜
90μmに限ることなく発揮された。すなわち耐弧成分C
rの粒径範囲が諸特性に及ぼす効果を明らかにする為
に、第1の補助成分としてAlを 0.03 %、Cu量をほ
ぼ75%とした上で、耐弧成分Crの粒径の範囲を 0.1〜
150μmの範囲に変化させた75%Cu−Cr−Al接点
を製造した(実施例8〜10,比較例7)。製造にあたっ
ては、原料Cr粉中のAlの量、Siの量については前
記実施例1〜7,比較例1〜6の場合と同じ配慮をした
Cr粉を出発粉として採用した。また接点素材の製造に
於いても、Al量が少量のため前記と同じ混合法を採っ
た。
【0044】製造した接点を前記した着脱式の簡易型真
空バルブに装着し、前記した耐溶着性、耐消耗特性及び
参考として遮断特性を評価した。その結果を表に示す。
表から明らかな様に、75%Cu−Cr−Al接点中で用
いた耐弧成分Crの粒径が 150μm以上(比較例7)で
は、標準試料とした実施例9の特性と比較して、耐消耗
特性に於いて平均値、最大値とも大きな増加とばらつき
が見られた上、さらに耐溶着性、遮断特性に於いて著し
い低下が見られた。特に消耗テスト後の接点断面の金属
顕微鏡的観察によると、 150μm以上の巨大Cr粒子と
Cuとの界面が起点となった長く連続した亀裂が多数発
生した。他の粒子直径のCrを使用した接点では、同じ
Cr量であっても亀裂発生が少ない事がわかった。耐弧
成分Crの粒径が 0.1〜20μm,70〜 150μm(実施例
8,10)では、標準試料とした実施例9(10〜90μm)
の特性とほぼ同等の好まして範囲であった。
【0045】従って、上述した結果から、本発明である
第1補助成分のAl又は/及びSiの添加効果を十分発
揮させるには、使用する耐弧成分のCrの粒子直径は、
0.1〜 150μmの範囲のものを選択する必要がある。
【0046】(実施例11〜12,比較例8〜9)上述した
実施例1〜5,比較例1〜4では、Cu量をほぼ75%と
したCu−Cr−Al接点について、第1補助成分とし
てAl又は/及びSiを添加した添加結果を示した(実
施例1〜9)。また同じくCu量をほぼ75%としたCu
−Cr−Al接点について、第1補助成分の添加効果を
充分に発揮させるのに有効な耐弧成分Crの粒子径の選
択範囲も確認した(実施例8〜10)。
【0047】しかし本発明の第1補助成分の添加効果
は、上記例のCu量をほぼ75%としたCu−Cr−Al
接点に限ることなく、一定のCu量のCu−Cr−Al
接点についても、第1補助成分の添加効果が確認され
た。
【0048】すなわち、Cu量を40%としたCu−Cr
−Al接点、Cu量を90%としたCu−Cr−Al接点
(実施例11,12)では、表に示した如く標準試料とした
実施例9の特性と比較して、耐溶着性、遮断特性及び耐
消耗特性に於いてほぼ同等の好ましい値の範囲にあっ
た。
【0049】これに対してCu量を25%としたCu−C
r−Al接点(比較例8)では、大幅な耐溶着性の低下
が見られた。耐消耗特性、遮断特性に於いても好ましく
なかった。またCu量を95%としたCu−Cr−Al接
点(比較例8)では、耐消耗特性テストに於いて激しい
接点損傷が起こり著しく耐消耗性が劣った上、溶着特性
に於ていも大きなばらつきが見られた。従って、上述し
た結果から、Cu量が40〜90%のCu−Cr−Al接点
に於いて、本発明である第1補助成分のAl又は/及び
Siの添加効果が十分発揮される。
【0050】なお比較例8に示した25%Cu−Cr−A
l接点は、あらかじめ1030℃で作成Crスケルトン(必
要により少量のCuを含有させても良くまた更にAlも
含有させて於いても良い)の残存空隙中に1150℃で残余
のCu(必要とする所定のAl量がこのCu中から供給
されるようにしても良い)を溶浸させて製造した。
【0051】また実施例11に示した40%Cu−Cr−A
l接点は、所定比率のCu板とCr板を複数組みを重合
わせたCuCrを消耗電極としたアーク溶解法によって
も製造供給して、固相焼結法、溶浸法によって各々製造
した接点と比較したが、アーク溶解法による接点では特
に耐消耗特性に、また固相焼結法による接点では特に耐
溶着特性に、溶浸法による接点では特に遮断特性に優位
にある傾向を示したが、互いに許容範囲の特性を示し、
本発明である第1補助成分のAl又は/及びSiの添加
効果を発揮させる製造方法としていずれも実用上有益な
製造方法である事が判った。
【0052】更に、内径50mmの水冷Cuるつぼの中に、
外径が約50mm、厚さ約6mmのCu板とほぼ75%Cu粉、
0.1%Al粉、残部Crの比率となる様に混合した混合
粉を成型した直径50mm、厚さ約1mmの成型体とを重ねる
様にして設置した後、Cu−Al−Cr成型体の表面エ
レクトロンビームを下部に配置したCu板の表面一部が
同時に溶融するようビーム深さ、ビームの焦点、照射時
間、照射速度を調節しながら溶融させて接点素材を得
た。所定計上に加工後同様の電気的評価に供したが、本
発明である第1補助成分のAl又は/及びSiの添加効
果を充分発揮し、良好な耐消耗特性、耐溶着特性を発揮
した。
【0053】(実施例13〜15)本発明の第1補助成分の
添加効果は、上記例のCu−Cr−Al又は/及びSi
接点に限ることなく、さらに第2補助成分を添加した接
点材料に対しても有効である事が判った。
【0054】すなわちBi,Te,Sbなど耐溶着性を
改善する第2補助成分を含有したCu−Cr−Al系接
点に於いて、表に示した如く標準試料とした実施例9の
特性と比較して、遮断特性及び耐消耗特性に於いてほぼ
同等の好ましい値の範囲にあった上に、特に耐溶着性に
おいてはBi,Te,Sbとの相乗的効果が発揮され著
しい向上が見られている(実施例13〜15)。
【0055】(実施例16〜23)上述した実施例1〜15,
比較例1〜9では、本実施例に於いて使用した耐弧成分
はCrであった。本発明の第1補助成分の添加効果は、
表1に示した様に、耐弧成分がCrの場合のみならずC
rの一部をTi,V,Nb,Ta,Mo,Wで合金化し
たCu−CrTi,Cu−CrV,Cu−CrNb,C
u−CrTa,Cu−CrMo,Cu−CrW系接点で
あっても、耐消耗特性、耐溶着特性、遮断特性に於いて
同等であった(実施例16〜23)。
【0056】(実施例24〜32)本発明を実施するに於い
て使用した耐弧成分Crは、その表面をFe,Ni,C
o,Ti,V,Nb,Ta,Mo,Wで被覆したCu−
Cr系接点であっても、耐消耗特性、耐溶着特性、遮断
特性に於いて同等であった(実施例24〜32)。なお、被
覆方法は電気メッキ法、スパッタリング、イオンプレー
ティングなど通常の技術を利用した。
【0057】(実施例33〜34)上述した実施例1〜32,
比較例1〜9では、高導電性成分としてCuを使用した
例について示したが、本発明の第1補助成分の添加効果
は、高導電性成分としてAg,AgCuであっても、耐
消耗特性、耐溶着特性、遮断特性に於いて同等であった
(実施例33〜34)。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Cu又は
Agの少なくとも1種よりなる高導電性成分と、粒子径
が、 0.1〜 150μmであって少なくとも全体の90容積%
を占めるCrよりなる耐弧性成分と、粒子径が 0.1〜 1
50μmであるAl又はSiの少なくとも1種よりなる第
1補助成分と均一に混合して混合粉にすると共に、この
混合粉に対して相対密度を88%以上にしたので、耐溶着
特性及び耐消耗特性を安定させると共に、遮断特性に優
れた真空遮断器用接点材料及びその製造方法を提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 経世 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 草野 貴史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 山本 敦史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu又はAgの少なくとも1種よりなる
    高導電性成分と、粒子径が、 0.1〜 150μmであって少
    なくとも全体の90容積%を占めるCrよりなる耐弧性成
    分と、粒子径が 0.1〜 150μmであるAl又はSiの少
    なくとも1種よりなる第1補助成分とを均一に混合して
    混合粉にすると共に、この混合粉に対して相対密度を88
    %以上にしたことを特徴とする真空遮断器用接点材料。
  2. 【請求項2】 前記混合粉は、高導電性成分としてCu
    が40〜90重量%、第1補助成分としてAl又はSiのい
    ずれか1種が 0.02 〜 1.0%、残部が耐弧性成分として
    Crを含有したものであることを特徴とする請求項1記
    載の真空遮断器用接点材料。
  3. 【請求項3】 前記混合粉は、高導電性成分としてCu
    が40〜90重量%、第1補助成分としてAl又はSiの合
    計量が 0.02 〜 1.0%、残部が耐弧性成分としてCrを
    含有したものであることを特徴とする請求項1記載の真
    空遮断器用接点材料。
  4. 【請求項4】 前記混合粉は、 0.05 〜5%のBi、T
    e、Se、Pb及びSbの内のいずれか1種からなる第
    2補助成分が含有されたことを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載の真空遮断器用接点材料。
  5. 【請求項5】 前記耐弧性成分のCrの一部が、Cr量
    に対して 0.1〜50%のTi、V、Nb、Ta、Mo及び
    Wの内のいずれか1種で置換されたことを特徴とする請
    求項1〜請求項4のいずれかに記載の真空遮断器用接点
    材料。
  6. 【請求項6】 前記耐弧性成分のCrの表面は、厚さ
    0.01 〜50μmのFe、Ni、Co、Ti、V、Nb、
    Ta、Mo及びWの内のいずれか1種で被覆されたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の真
    空遮断器用接点材料。
  7. 【請求項7】 Cu又はAgの少なくとも1種よりなる
    高導電性成分と、粒子径が、 0.1〜 150μmであって少
    なくとも全体の90容積%を占めるCrよりなる耐弧性成
    分と、粒子径が 0.1〜 150μmであるAl又はSiの少
    なくとも1種よりなる第1補助成分とを均一に混合して
    混合粉を製造する工程と、この混合粉を非酸化性雰囲気
    中においてCuの溶融温度以上〜Cuの溶融温度以下の
    温度で焼結して接点素材を得る工程とを有する真空遮断
    器用接点材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記混合粉に対して混合粉自体の自重の
    みによる圧力〜8トン/cm2 以下の圧力を与えて成型体
    とし、この成型体を非酸化性雰囲気中においてCuの溶
    融温度以上〜Cuの溶融温度以下の温度で焼結して接点
    素材を得るようにしたことを特徴とする請求項7記載の
    真空遮断器用接点材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 所定のCu板と前記混合粉とを接触させ
    て載置する工程と、載置された前記Cu板及び混合粉を
    非酸化性雰囲気中において 900℃以上〜Cuの溶融温度
    以下の温度で焼結し、少なくとも一面に高導電性成分層
    を持つ接点素材を得る工程とを有する真空遮断器用接点
    材料の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1補助成分量と略同容積のCu、A
    g及びCrの内の少なくとも1種を1次予備混合し、こ
    の1次予備混合粉と残部のCu、Ag及びCrとを充分
    混合してなる請求項7〜請求項9のいずれかに記載の真
    空遮断器用接点材料の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記混合粉には 0.05 〜5%のBi、
    Te、Se、Pb及びSbの内のいずれか1種からなる
    第2補助成分が含有され、この第2補助成分量と略同容
    積のCu、Ag及びCrの内の少なくとも1種を1次予
    備混合し、この1次予備混合粉と残部のCu、Ag及び
    Crとを充分混合してなる請求項7〜請求項10のいずれ
    かに記載の真空遮断器用接点材料の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記1次予備混合粉と残部のCu、A
    g及びCrの内の少なくとも1種を2次予備混合し、こ
    の2次予備混合粉と残部のCu、Ag及びCrとを少な
    くとも1回充分混合してなる請求項10又は請求項11に記
    載の真空遮断器用接点材料の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記接点素材に対し、非酸化性雰囲気
    中において少なくとも350℃の温度での加熱処理を少な
    くとも1回施すことを特徴とする請求項7〜請求項12の
    いずれかに記載の真空遮断器用接点材料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200088633A (ko) * 2019-01-15 2020-07-23 송종석 발향장치

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