JPH09212942A - 記録モード判別回路およびそれを有する信号再生装置 - Google Patents

記録モード判別回路およびそれを有する信号再生装置

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JPH09212942A
JPH09212942A JP8016074A JP1607496A JPH09212942A JP H09212942 A JPH09212942 A JP H09212942A JP 8016074 A JP8016074 A JP 8016074A JP 1607496 A JP1607496 A JP 1607496A JP H09212942 A JPH09212942 A JP H09212942A
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JP8016074A
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Toshiyuki Murayama
敏之 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の記録モードによる記録部分が混在するテ
ープ状記録媒体の記録モードを自動判別し、再生モード
を良好に切り換える。 【解決手段】磁気テープ15より磁気ヘッド26でCT
LパルスPCTLを再生してサーボ回路25に供給する。
磁気テープ15には、アナログ記録モード及びディジタ
ル記録モードによる記録部分が混在しており、各々の記
録モードではCTLパルスPCTLの記録間隔が異なって
いる。速度検出回路28は、巻き取り側の巻径r及び角
速度ωの情報を使用して磁気テープ15の走行速度Vab
sを算出し、その情報をサーボ回路25に供給する。走
行速度VabsとパルスPCTLの所定時間当たりの個数との
比は記録モードに対応した値となるため、サーボ回路2
5ではその比に基づいて現在再生されている記録部分の
記録モードを判別し、切換制御信号Cswを作成する。こ
の信号Cswでスイッチ29,37を切り換え、記録モー
ドに対応した再生モードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録モード判別
回路およびそれを有する信号再生装置に関する。詳しく
は、テープ状記録媒体の走行速度と長手方向トラックか
らの再生パルスの所定時間当たりの個数の比に基づいて
記録モードを判別することによって、アナログ記録モー
ドやディジタル記録モード等の記録モードの自動判別を
可能にし、再生モードの切り換えを良好に行ない得るよ
うにした記録モード判別回路およびそれを有する信号再
生装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ上の傾斜記録トラック
に回転磁気ヘッドを使用してビデオ信号を記録するVT
R(Video Tape Recorder)が知られている。この場
合、アナログ信号記録のために規定されたテープフォー
マットに準じた記録が行われるアナログ記録モードと、
ディジタル信号記録のために規定されたテープフォーマ
ットに準じて記録が行われるディジタル記録モードとが
ある。図3Aは、アナログ記録モードによるテープフォ
ーマットの一例を示しており、1フレームが2トラック
(Ta1,Ta2)で構成されている。また、図3Bは、デ
ィジタル記録モードによるテープフォーマットの一例を
示しており、1フレームが10トラック(Td1〜Td1
0)で構成されている。
【0003】従来、アナログ記録モードによる記録はア
ナログ記録専用テープカセットを使用して行われている
と共に、ディジタル記録モードによる記録はディジタル
記録専用テープカセットを使用して行われている。この
場合、例えばアナログ記録専用テープカセットにはその
カセット上の特定位置に穴が設けられているが、ディジ
タル記録専用テープカセットにはそのカセット上の上記
特定位置には穴が設けられていない。
【0004】そこで、上述したアナログ記録専用テープ
カセットやディジタル記録専用テープカセットよりビデ
オ信号を再生する従来のVTRでは、装着されたテープ
カセット上の上述した特定位置における穴の有無を検出
し、その検出結果に応じて装着されたテープカセットが
アナログ記録専用テープカセットであるかディジタル記
録専用テープカセットであるかを判別して再生モードを
アナログ再生モードまたはディジタル再生モードに自動
的に切り換えるようになっている。これは、アナログ記
録専用テープカセットにはアナログ記録モードによる記
録のみがなされ、一方ディジタル記録専用テープカセッ
トにはディジタル記録モードによる記録のみがなされる
という前提があったからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アナログ記
録専用テープカセットとディジタル記録専用テープカセ
ットの価格を比較すると、一般的にディジタル記録専用
テープカセットの方が高価である。これは、ディジタル
記録専用テープカセットはアナログ記録専用テープカセ
ットよりも記録密度が格段に高くなければならない等の
理由による。そのため、近年、安価なアナログ記録専用
テープカセットに対してもディジタル記録モードによる
記録を可能とすることが強く望まれている。
【0006】しかし、アナログ記録専用テープカセット
に対してディジタル記録モードによる記録を可能とする
VTRを考えると、過去においてアナログ記録モードに
よる記録が行われているアナログ記録専用テープカセッ
トの一部分にディジタル記録モードによる記録が行われ
るという事態が起こり得る。つまり、アナログ記録モー
ドによる記録部分とディジタル記録モードによる記録部
分が混在したテープカセットが存在し得る。したがっ
て、アナログ記録専用テープカセットに対してディジタ
ル記録モードによる記録を可能とするVTRでは、アナ
ログ記録モードによる記録部分とディジタル記録モード
による記録部分が混在したテープカセットをも再生でき
る必要がある。
【0007】しかし、上述した従来のVTRでは、装着
されたテープカセット上の特定位置における穴の有無を
検出し、その検出結果に応じて装着されたテープカセッ
トがアナログ記録専用テープカセットであるかディジタ
ル記録専用テープカセットであるかを判別して再生モー
ドをアナログ再生モードまたはディジタル再生モードに
自動的に切り換えるようになっている。そのため、従来
のVTRでは、アナログ記録モードによる記録部分とデ
ィジタル記録モードによる記録部分が混在したアナログ
記録専用テープカセットを再生しようとする場合、アナ
ログ再生モードに自動的に切り換えられることから、ア
ナログ記録モードによる記録部分の再生は可能である
が、ディジタル記録モードによる記録部分の再生は不可
能である。
【0008】そこで、この発明では、複数の記録モード
による記録部分が混在するテープ状記録媒体の記録モー
ドの自動判別を可能にし、再生モードの切り換えを良好
に行ない得るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録モー
ド判別回路は、テープ状記録媒体の長手方向トラックに
記録モードに応じた間隔で記録されているパルスを再生
するパルス再生手段と、テープ状記録媒体の走行速度を
検出する走行速度検出手段と、パルス再生手段で再生さ
れるパルスの所定時間当たりの個数をカウントするカウ
ント手段と、走行速度検出手段で検出されるテープ状記
録媒体の走行速度とカウント手段でカウントされたパル
スの所定時間当たりの個数の比に基づいて記録モードを
判別する記録モード判別手段とを備えるものである。例
えば、走行速度検出手段は、テープ状記録媒体の巻き取
り側の巻径および角速度の情報を使用してテープ状記録
媒体の走行速度を算出して得ることができる。また例え
ば、記録モード判別手段は、連続した複数回の判別結果
が同じものとなるとき判別出力を更新するようにしても
よい。
【0010】また、この発明に係る信号再生装置は、テ
ープ状記録媒体に信号がいかなる記録モードで記録され
たかを判別する記録モード判別回路と、この記録モード
判別回路の判別結果に応じて再生モードを切り換える再
生モード切換手段とを有するものである。そして、記録
モード判別回路は、テープ状記録媒体の長手方向トラッ
クに記録モードに応じた間隔で記録されているパルスを
再生するパルス再生手段と、テープ状記録媒体の走行速
度を検出する走行速度検出手段と、パルス再生手段で再
生されるパルスの所定時間当たりの個数をカウントする
カウント手段と、走行速度検出手段で検出されるテープ
状記録媒体の走行速度とカウント手段でカウントされた
パルスの所定時間当たりの個数の比に基づいて記録モー
ドを判別する記録モード判別手段とを備えるものであ
る。
【0011】テープ状記録媒体の長手方向トラックには
記録モードに応じた間隔でパルスが記録されている。そ
して、例えばアナログ記録モードとディジタル記録モー
ドでは、通常パルスの記録間隔が異なっている。このテ
ープ状記録媒体の長手方向トラックよりパルス再生手段
でパルスが再生される。また、走行速度検出手段によっ
てテープ状記録媒体の走行速度が検出される。この場
合、例えばテープ状記録媒体の巻き取り側の巻径および
角速度の情報を使用して走行速度が算出される。また、
カウント手段によってパルス再生手段で再生されるパル
スの所定時間当たりの個数がカウントされる。
【0012】上述したようにテープ状記録媒体の長手方
向トラックには記録モードに応じた間隔でパルスが記録
されていることから、テープ状記録媒体の走行速度と再
生パルスの所定時間当たりの個数の比は記録モードに対
応した値となる。そのため、記録モード判別手段では、
テープ状記録媒体の走行速度と再生パルスの所定時間当
たりの個数の比に基づいて記録モードの判別が可能とな
る。ここで、例えば記録モードが変化する境界部分では
所定時間当たりの再生パルスの個数が不正確となるた
め、誤った判別がなされるおそれがある。よって、記録
モード判別手段からの判別出力は、例えば連続した複数
回の判別結果が同じものとなるとき更新される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのVTR10の再生系の構成を示している。
【0014】VTR10は、テープ案内ドラム12と回
転磁気ヘッド13A〜13Dより構成される回転ヘッド
装置11を有している。回転磁気ヘッド13A〜13D
はドラムモータ14によって一定速度で回転するように
されている。
【0015】また、テープ案内ドラム12には、磁気テ
ープ15が所定角範囲に斜めに巻き付けられる。そし
て、磁気テープ15は、通常再生時には、キャプスタン
16およびピンチローラ17の共働によって供給リール
19側から巻き取りリール20に向かって一定速度で走
行するように構成されている。ここで、キャプスタン1
6はキャプスタンモータ18によって回転するように構
成されている。
【0016】さらに、磁気テープ15は、早送り再生時
には巻き取りリール20の回転によって供給リール19
から巻き取りリール20に向かって高速で走行するよう
に構成され、巻き戻し再生時には供給リール19の回転
によって巻き取りリール20から供給リール19に向か
って高速で走行するように構成されている。ここで、供
給リール19はリールモータ21によって回転するよう
に構成され、巻き取りリール20はリールモータ22に
よって回転するように構成されている。
【0017】また、VTR10は、上述したドラムモー
タ14、キャプスタンモータ18、リールモータ21,
22の回転等を制御するためのサーボ回路25と、磁気
テープ15の長手方向に形成されているコントロールト
ラック(CTLトラック)TCTLよりCTLパルスPCTL
を再生するための固定磁気ヘッド26と、磁気テープ1
5の走行速度を検出するためのテープ走行速度検出回路
28と、サーボ回路25より出力されるアナログ記録モ
ードまたはディジタル記録モードによる記録部分に対応
するドラムモータ14、キャプスタンモータ18、リー
ルモータ21,22のドライブ信号を選択的に取り出す
ための切換スイッチ29とを有している。
【0018】本実施の形態において、磁気テープ15の
コントロールトラックTCTLには、図3A,Bに示すよ
うに、アナログ記録モードによる記録部分では1フレー
ムに1個の割合でCTLパルスPCTLが記録されるが、
ディジタル記録モードによる記録部分では1フレームに
2個の割合でCTLパルスPCTLが記録されている。そ
して、磁気テープ15上のCTLパルスPCTLの記録間
隔は、ディジタル記録モードによる記録部分ではアナロ
グ記録モードによる記録部分の1/4倍となっている。
上述せずも、磁気テープ15の通常走行速度(1倍速
度)は、アナログ記録モードによる記録部分ではディジ
タル記録モードによる記録部分の2倍とされる。
【0019】サーボ回路25にはコントロールトラック
TCTLより固定磁気ヘッド26で再生されるCTLパル
スPCTLが再生アンプ27で増幅されて供給される。検
出回路28には、磁気テープ15が巻き取られているリ
ール側(通常再生時および早送り再生時は巻き取りリー
ル20側、巻き戻し再生時は供給リール19側)のテー
プ巻径rおよび角速度ωの情報が供給される。ここで、
テープ巻径rは例えば距離センサ等を使用することで得
ることができ、また角速度ωは例えばリールモータの回
転軸に取り付けられた周波数発電機(図示せず)の出力
信号を使用して得ることができる。検出回路28では、
テープ巻径rおよび角速度ωの情報を使用してテープ走
行速度(テープ絶対速度)Vabs(=r×ω)が算出さ
れる。そして、サーボ回路25には検出回路28で算出
されたテープ走行速度Vabsの情報が供給される。
【0020】なお、検出回路28でテープ走行速度Vab
sを検出するようにしたことで、磁気テープ15が巻き
取りリール20の回転によって走行するようにされる早
送り再生時や供給リール19の回転によって走行するよ
うにされる巻き戻し再生時にあってもテープ走行速度V
absを良好に検出できる。
【0021】切換スイッチ29のa側の固定端子には、
サーボ回路25より出力されるアナログ記録モードによ
る記録部分に対応するモータ14,18,21,22の
ドライブ信号SDa1〜SDa4が供給され、そのd側の固定
端子にはサーボ回路25より出力されるディジタル記録
モードによる記録部分に対応するモータ14,18,2
1,22のドライブ信号SDd1〜SDd4が供給される。モ
ータ14,18,21,22には、それぞれ切換スイッ
チ29の可動端子に得られるモータ14,18,21,
22のドライブ信号がそれぞれドライブアンプ31〜3
4を介して供給される。
【0022】また、サーボ回路25では、固定磁気ヘッ
ド26で再生されたCTLパルスPCTLやテープ走行速
度Vabsの情報を使用して、切換スイッチ29等の切り
換えを制御するための切換制御信号Cswが作成される。
図2は、サーボ回路25に含まれる切換制御信号作成部
40の構成を示している。
【0023】この作成部40は、マイクロコンピュータ
(以下、「マイコン」という)41と、一定周期のタイ
マパルスPtmrを発生してマイコン41に供給するタイ
マパルス発生器42と、上述した固定磁気ヘッド26で
再生されたCTLパルスPCTLの個数をカウントし、そ
のカウント値CNをマイコン41に供給するカウンタ4
3と、マイコン41の制御によってカウント値CNの書
き込み、読み出しを行うためのメモリ44とを有してい
る。
【0024】マイコン41には、上述したテープ走行速
度検出回路28より供給されるテープ走行速度Vabsの
情報と共に、アナログ記録モードによる記録部分におけ
る磁気テープ15の通常走行速度(1倍速度)Vanaと
その速度Vanaで磁気テープ15が走行しているときに
タイマパルスPtmrの1周期中にアナログ記録モードに
よる記録部分より再生されるCTLパルスPCTLの個数
Tanaの比Vana/Tanaの情報と、ディジタル記録モー
ドによる記録部分における磁気テープ15の通常走行速
度(1倍速度)Vdigiとその速度Vdigiで磁気テープ1
5が走行しているときにタイマパルスPtmrの1周期中
にディジタル記録モードによる記録部分より再生される
CTLパルスPCTLの個数Tdigiの比Vdigi/Tdigiの
情報も供給される。
【0025】ここで、本実施の形態においては、上述し
たようにアナログ記録モードによる記録部分における磁
気テープ15の通常走行速度Vanaがディジタル記録モ
ードによる記録部分における磁気テープ15の通常走行
速度Vdigiの2倍であることから、速度Vanaと速度Vd
igiの間には、(1)式の関係が得られる。
【0026】 Vana=2Vdigi ・・・(1) また、本実施の形態においては、上述したように磁気テ
ープ15上のCTLパルスPCTLの記録間隔はディジタ
ル記録モードによる記録部分ではアナログ記録モードに
よる記録部分の1/4倍となっており、(1)式の関係
をも考慮すると、個数Tdigiと個数Tanaの間には、
(2)式の関係が得られる。
【0027】 Tdigi=2Tana ・・・(2) したがって、上述した(1)式および(2)式の関係を
考慮すると、比Vana/Tanaと比Vdigi/Tdigiの間に
は、(3)式の関係が得られる。
【0028】 Vdigi/Tdigi=(Vana/Tana)/4 ・・・(3) 図2の作成部40では、以下のようにして切換制御信号
Cswが作成される。すなわち、磁気テープ15のアナロ
グ記録モードによる記録部分を再生しているのであれ
ば、タイマパルスPtmrの1周期中に再生されるCTL
パルスPCTLの個数Taは(Vabs/Vana)×Tanaとな
り、テープ走行速度Vabsと個数Taの比はVana/Tan
aとなるものと考えられる。一方、磁気テープ15のデ
ィジタル記録モードによる記録部分を再生しているので
あれば、タイマパルスPtmrの1周期中に再生されるC
TLパルスPCTLの個数Tdは(Vabs/Vdigi)×Tdi
giとなり、テープ走行速度Vabsと個数Tdの比はVdig
i/Tdigiとなるものと考えられる。
【0029】そこで、マイコン41は、タイマパルスP
tmrの立ち上がりエッジが発生する都度、以下の〜
の動作をして、切換制御信号Cswを作成する。
【0030】 タイマパルスPtmrの立ち上がりエッ
ジ発生時点におけるカウンタ43のカウント値CN1を
読み込む。
【0031】 メモリ44に記憶されている前回のタ
イマパルスPtmrの立ち上がりエッジ発生時点における
カウンタ43のカウント値CN0を読み出し、|CN1
−CN0|を計算し、タイマパルスPtmrの1周期中に
再生されるCTLパルスPCTLの個数Tcを得る。
【0032】 テープ走行速度検出回路28より供給
されるテープ走行速度Vabsの情報を読み込み、テープ
走行速度Vabsと個数Tcの比Vabs/Tcを計算する。
【0033】 で計算したVabs/Tcを、Vana/
TanaおよびVdigi/Tdigiと比較する。そして、Vabs
/TcがVdigi/TdigiよりVana/Tanaに近ければ現
在再生されている記録部分はアナログ記録モードによる
記録部分であると判別し、一方Vabs/TcがVana/T
anaよりVdigi/Tdigiに近ければ現在再生されている
記録部分はディジタル記録モードによる記録部分である
と判別する。
【0034】 次回の上述したような処理のために、
タイマパルスPtmrの立ち上がりエッジ発生時点におけ
るカウンタ43のカウント値CN1をメモリ44にカウ
ント値CN0として書き込む。
【0035】 でアナログ記録モードによる記録部
分であると判別するときは切換制御信号Cswとして例え
ばローレベル「L」の信号を出力し、一方ディジタル記
録モードによる記録部分であると判別するときは切換制
御信号Cswとして例えばハイレベル「H」の信号を出力
する。
【0036】ここで、初回の処理でメモリ44より読み
出されるカウント値CN0は意味がなく、またアナログ
記録モードによる記録部分とディジタル記録モードによ
る記録部分との境界部分では1周期中に再生されるCT
LパルスPCTLの個数Tcが不正確となるため、で誤
った判別がなされるおそれがある。そこで、における
判別が予め定めた所定回数だけ連続して一致するときの
み、において切換制御信号Cswを更新することで、誤
判別の影響を回避することが可能となる。
【0037】なお、切換制御信号Cswは、再生開始前の
初期状態では、ローレベル「L」またはハイレベル
「H」のいずれかの状態に置かれる。例えば、前回の再
生終了時における状態となるようにしてもよい。さらに
は、再生開始前に予め再生開始部分で磁気テープ15を
走行させ、切換制御信号Cswを再生開始部分に対応した
状態にしておいてもよい。
【0038】図1に戻って、切換スイッチ29にはサー
ボ回路25で作成されて出力される切換制御信号Cswが
供給される。そして、切換スイッチ29は、切換制御信
号Cswがローレベル「L」であるときはa側に接続さ
れ、ハイレベル「H」であるときはd側に接続される。
【0039】また、VTR10は、磁気テープ15の再
生信号に対してアナログ再生処理をして再生ビデオ信号
Vaを得るアナログ再生処理系35と、磁気テープ15
の再生信号に対してディジタル再生処理をして再生ビデ
オ信号Vdを得るディジタル再生処理系36と、磁気テ
ープ15より回転磁気ヘッド13A〜13Dで再生され
る信号をアナログ再生処理系35またはディジタル再生
処理系36に選択的に供給するための切換スイッチ37
とを有している。
【0040】ここで、磁気テープ15より回転磁気ヘッ
ド13A〜13Dで再生される信号は再生アンプ38を
介して切換スイッチ37の可動端子に供給される。ま
た、切換スイッチ37のa側の固定端子はアナログ再生
処理系35の入力側に接続され、そのd側の固定端子は
ディジタル再生処理系36の入力側に接続される。切換
スイッチ37にはサーボ回路25で作成されて出力され
る切換制御信号Cswが供給される。そして、切換スイッ
チ37は、切換制御信号Cswがローレベル「L」である
ときはa側に接続され、ハイレベル「H」であるときは
d側に接続される。
【0041】次に、図1に示すVTR10の再生動作を
説明する。ユーザの操作パネルの操作に基づき、図示し
ないシステムコントローラの制御によって、磁気テープ
15が所定速度で走行するようにされると共に、回転ヘ
ッド装置11の回転磁気ヘッド13A〜13Dが所定速
度で回転するようにされる。この状態で、固定磁気ヘッ
ド26によって磁気テープ15のコントロールトラック
TCTLより再生されるCTLパルスPCTLは再生アンプ2
7で増幅されてサーボ回路25に供給されると共に、テ
ープ走行速度検出回路28で検出されたテープ走行速度
Vabsの情報がサーボ回路25に供給される。これによ
り、サーボ回路25からは上述したように磁気テープ1
5の現在再生されている記録部分の記録モードに対応し
た状態の切換制御信号Cswが出力される。
【0042】ここで、磁気テープ15の現在再生されて
いる記録部分がアナログ記録モードによる記録部分であ
るときは、切換制御信号Cswがローレベル「L」の信号
となる。そのため、切換スイッチ29はa側に接続さ
れ、サーボ回路25より出力されるアナログ記録モード
による記録部分に対応するドライブ信号SDa1〜SDa4が
それぞれドライブアンプ31〜34を介してモータ1
4,18,21,22に供給される。これにより、回転
磁気ヘッド13A〜13Dの回転速度や磁気テープ15
のテープ走行速度Vabsはアナログ記録モードによる記
録部分に対応した速度となるように制御される。また、
切換スイッチ37はa側に接続され、磁気テープ15よ
り回転磁気ヘッド13A〜13Dで再生される信号は再
生アンプ38で増幅された後に切換スイッチ37のa側
を通じてアナログ再生処理系35に供給される。そのた
め、再生信号に対してアナログ再生処理系35でアナロ
グ再生処理が行われ、再生ビデオ信号Vaが得られる。
【0043】一方、磁気テープ15の現在再生されてい
る記録部分がディジタル記録モードによる記録部分であ
るときは、切換制御信号Cswがハイレベル「H」の信号
となる。そのため、切換スイッチ29はd側に接続さ
れ、サーボ回路25より出力されるディジタル記録モー
ドによる記録部分に対応するドライブ信号SDd1〜SDd4
がそれぞれドライブアンプ31〜34を介してモータ1
4,18,21,22に供給される。これにより、回転
磁気ヘッド13A〜13Dの回転速度や磁気テープ15
のテープ走行速度Vabsはディジタル記録モードによる
記録部分に対応した速度となるように制御される。ま
た、切換スイッチ37はd側に接続され、磁気テープ1
5より回転磁気ヘッド13A〜13Dで再生される信号
は再生アンプ38で増幅された後に切換スイッチ37の
d側を通じてディジタル再生処理系36に供給される。
そのため、再生信号に対してディジタル再生処理系36
でディジタル再生処理が行われ、再生ビデオ信号Vdが
得られる。
【0044】このように本実施の形態においては、磁気
テープ15の現在再生されている記録部分がアナログ記
録モードによる記録部分であるかディジタル記録モード
による記録部分であるかに応じてサーボ回路25より出
力される切換制御信号Cswの状態が変化して切換スイッ
チ29,37が切り換えられて再生モードの切り換えが
自動的に行われるため、アナログ記録モードとディジタ
ル記録モードによる記録部分が混在する磁気テープ15
よりビデオ信号を良好に再生できる。
【0045】なお、上述実施の形態におけるアナログ記
録モードとディジタル記録モードのテープフォーマット
(図3A,B参照)は一例であってこれに限定されるも
のではない。また、上述実施の形態では磁気テープ15
にアナログ記録モードによる記録部分とディジタル記録
モードによる記録部分とが混在する場合を示している
が、その他のモードによる記録部分が混在する磁気テー
プにおいても、同様にいかなる記録モードによる記録部
分かを判別して再生モードを切り換えて、良好な再生を
行うことができる。ただし、各記録モードによる記録部
分におけるCTLパルスPCTLの記録間隔が異なってい
る必要がある。
【0046】また、上述実施の形態では、磁気テープ1
5の傾斜記録トラックにビデオ信号を記録するVTR1
0に適用したものであるが、この発明はオーディオ信号
等その他の信号が磁気的あるいは光学的に記録され、そ
の長手方向トラックに一定間隔でパルスが記録されるテ
ープ状記録媒体より信号を再生する信号再生装置に適用
できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、テープ状記録媒体の
走行速度と長手方向トラックからの再生パルスの所定時
間当たりの個数の比に基づいて記録モードを判別するも
のであり、複数の記録モードによる記録部分が混在する
テープ状記録媒体の記録モードの自動判別が可能とな
り、再生モードの切り換えを良好に行うことができる。
また、連続した複数回の判別結果が同じものとなると
き、記録モードの判別出力を更新するようにすること
で、誤判別による影響を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのVTRの再生系の構成を示
す系統図である。
【図2】サーボ回路の切換制御信号作成部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】アナログ記録モードとディジタル記録モードの
テープフォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
10・・・VTR、11・・・回転ヘッド装置、13A
〜13D・・・回転磁気ヘッド、15・・・磁気テー
プ、16・・・キャプスタン、19・・・供給リール、
20・・・巻き取りリール、25・・・サーボ回路、2
6・・・固定磁気ヘッド、28・・・テープ走行速度検
出回路、29,37・・・切換スイッチ、35・・・ア
ナログ再生処理系、36・・・ディジタル再生処理系、
40・・・切換制御信号作成部、41・・・マイクロコ
ンピュータ、42・・・タイマパルス発生器、43・・
・カウンタ、44・・・メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体の長手方向トラックに
    記録モードに応じた間隔で記録されているパルスを再生
    するパルス再生手段と、 上記テープ状記録媒体の走行速度を検出する走行速度検
    出手段と、 上記パルス再生手段で再生される上記パルスの所定時間
    当たりの個数をカウントするカウント手段と、 上記走行速度検出手段で検出される上記テープ状記録媒
    体の走行速度と上記カウント手段でカウントされた上記
    パルスの所定時間当たりの個数の比に基づいて上記記録
    モードを判別する記録モード判別手段とを備えることを
    特徴とする記録モード判別回路。
  2. 【請求項2】 上記走行速度検出手段は、上記テープ状
    記録媒体の巻き取り側の巻径および角速度の情報を使用
    して上記テープ状記録媒体の走行速度を算出することを
    特徴とする請求項1に記載の記録モード判別回路。
  3. 【請求項3】 上記記録モード判別手段は、連続した複
    数回の判別結果が同じものとなるとき判別出力を更新す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録モード判別回
    路。
  4. 【請求項4】 テープ状記録媒体より信号を再生する信
    号再生装置において、 上記テープ状記録媒体に上記信号がいかなる記録モード
    で記録されたかを判別する記録モード判別回路と、 上記記録モード判別回路の判別結果に応じて再生モード
    を切り換える再生モード切換手段とを有し、 上記記録モード判別回路は、テープ状記録媒体の長手方
    向トラックに記録モードに応じた間隔で記録されている
    パルスを再生するパルス再生手段と、上記テープ状記録
    媒体の走行速度を検出する走行速度検出手段と、上記パ
    ルス再生手段で再生される上記パルスの所定時間当たり
    の個数をカウントするカウント手段と、上記走行速度検
    出手段で検出される上記テープ状記録媒体の走行速度と
    上記カウント手段でカウントされた上記パルスの所定時
    間当たりの個数の比に基づいて上記記録モードを判別す
    る記録モード判別手段とを備えることを特徴とする信号
    再生装置。
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