JPH09211595A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH09211595A
JPH09211595A JP1560596A JP1560596A JPH09211595A JP H09211595 A JPH09211595 A JP H09211595A JP 1560596 A JP1560596 A JP 1560596A JP 1560596 A JP1560596 A JP 1560596A JP H09211595 A JPH09211595 A JP H09211595A
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JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
film
light
level
camera
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1560596A
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English (en)
Inventor
Hidenori Taniguchi
英則 谷口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH09211595A publication Critical patent/JPH09211595A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的にフィルムパーフォレーションを検出
する方式では、検出の為の閾値の設定が必要となるが、
フィルムリーダー部にパーフォレーションがないタイプ
のフィルムでは閾値の設定が難しい。 【解決手段】 フィルムのリーダー部が光学検出の為の
受光素子と対応する位置まで到達する前の第1のレベル
と、受光素子と対応する位置にフィルムが存在するとき
の第2の受光レベルに基づき、フィルムパーフォレーシ
ョンの検出の為の閾値レベルを決定したカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムの給送状態
を検出するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムの巻上げを手動で行わず
に、モーターを用いて行う電動巻上げ式のカメラにおい
ては、フィルムの給送をパーフォレーションの数を光学
的に検出して制御する方式が採用されている。
【0003】この方式は、フィルムのパーフォレーショ
ンの通過領域に投光素子と受光素子を有するフォトイン
タラプタを配設し、パーフォレーションの通過部に光を
投光素子によって投光し、その光の反射または透過を受
光素子によって光学的に検出し、その検出出力を所定の
閾値と比較して、パーフォレーションを検出し、フィル
ムの給送量を判別していた。
【0004】また、上記の給送制御方式において、フォ
トインタラプタに反射型のフォトインタラプタを用いた
場合、フィルムによって反射率が異っていたり、フォト
インタラプタ自身に発光量や受光感度のバラツキがある
ため、閾値の設定が困難であったり、また不可能になる
場合もあった。
【0005】従って、そのような問題をさけるため、フ
ィルムの反射率やフォトインタラプタの感度バラツキ等
による受光出力の変動をカバーし、適切な閾値が設定で
きる様に、受光素子の出力信号の最大値と最小値を検出
してその平均値を演算し、その平均値を閾値に設定し
て、パーフォレーションの有無を判断し、その結果から
フィルムの給送状態を判断するよう構成したもの(特開
平2−77056号公報)が提案されている。
【0006】また、前記従来例においては、パーフォレ
ーションを検出するための閾値の設定をフィルムの自動
装填における空送り期間を利用して行い、また、自動装
填機能のないカメラに適用する場合には、最初の1〜2
コマ分のフィルム給送期間を利用して行うことが記載さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、図2に示すような、フィルムのリーダー部に
パーフォレーションがなく、露光可能な各撮影領域(各
駒領域)の両端のみにパーフォレーションが配設されて
いるフィルムを使用したカメラにおいては、自動装填期
中、あるいは、自動装填機能のないカメラにおいては、
最初の1〜2駒分のフィルム給送期間中を利用して、フ
ォトインタラプタの最大値、および最小値を検出して記
憶する。
【0008】そして、その平均値を演算して、その平均
値を閾値として定め、フォトインタラプタの出力信号と
比較してパーフォレーションの有無を判断し、その結果
に基づいてフィルムの給送量を判断することは不可能で
あった。
【0009】なぜなら、パーフォレーションが、フィル
ムのリーダー部にないため、前記の従来例の様なタイミ
ングで最大値,最小値を検出して記憶し、その平均値を
演算して、閾値を設定することが不可能となるからであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
フィルムの給送状態をフィルムパーフォレーションの光
学的検出により行うカメラにおいて、前記光学的検出の
為の検出手段は少なくとも受光素子を有し、フィルムの
リーダー部が該受光素子と対応する位置まで到達する前
の第1の受光レベルと、該受光素子と対応する位置にフ
ィルムが存在するときの第2の受光レベルとに基づき、
前記フィルムパーフォレーションの検出の為の閾値レベ
ルを決定するカメラを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、前記検出手段が前
記受光素子の他に投光素子及び反射部材を有し、該投光
素子からの光がフィルムの面に投光して反射する光を該
受光素子で受ける場合と、フィルムパーフォレーション
を介して該反射部材によって反射した光を該受光素子で
受ける場合との受光レベルの違いにより、該フィルムパ
ーフォレーションを検出するカメラを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、前記検出手段がフ
ィルムカートリッジのカメラへの装填に伴う前記フィル
ムの空送りの前となる前記リーダー部が到達する前の前
記受光素子の前記第1の受光レベルを記憶し、次に空送
り開始後の該リーダー部が到達した状態の前記第2の受
光レベルを記憶し、記憶された該第1及び第2の受光レ
ベルに基づき前記閾値を設定するカメラを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、前記検出手段が前
記第1の受光レベルでの最大値と、前記第2の受光レベ
ルでの最小値に基づき、前記閾値を設定するカメラを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態の回路構成
を表わす図面であり、同図において、1は電源であると
ころの電池。2はフィルムのパーフォレーションの有無
を検出するための反射型フォトインタラプタ(以下フォ
トリフレクタと称す)であり、投光素子としての発光ダ
イオード1Aと受光素子としてのフォトトランジスタ1
Bにより構成されている。
【0015】3は前記フォトリフレクタ2の発光ダイオ
ード1Aを駆動するためのトランジスタ。4は前記フォ
トリフレクタ2の発光ダイオード1Aに流れる電流値を
検出するための抵抗。
【0016】5は前記フォトリフレクタ2のフォトトラ
ンジスタ1Bに発生する光電流を電流に変換するため、
前記フォトトランジスタ1Bに直列に接続される抵抗。
6はそれ自体公知の電圧比較器(以下コンパレータと称
す)であり、反転入力端子が前記フォトトランジスタ1
Bと抵抗5の接続点に接続され、非反転入力端子が後述
のCPU18のD/A端子に接続されている。
【0017】7はそれ自体公知の定電流回路である。8
は撮影光学系内の焦点調節用レンズを、所定の焦点位置
に移動するためのレンズ駆動回路であり、駆動用のモー
ターが接続されている。
【0018】9はそれ自体公知のシャッター駆動回路。
10は被写体までの距離を測定するそれ自体公知の測定
回路。11は被写体の輝度を測定するそれ自体公知の測
光回路。12はカメラを撮影可能状態にするための電源
スイッチ(以下MSWと称す)。
【0019】13はカメラのレリーズスイッチを第1の
ストロークまで押し込むことによりオンするスイッチ
(以下SW1と称す)。14はカメラのレリーズスイッ
チを第2のストロークまで押し込むことによりオンする
スイッチ(以下SW2と称す)。
【0020】15はフィルムのカートリッジの装填/非
装填を検出するスイッチ(以下SW3と称す)。
【0021】16はフィルムのカートリッジの収納蓋の
開閉を検出するスイッチ(以下BACKと称す)。17
はフィルムの巻上げ/巻戻しを行うためのモーターを駆
動する公知のモーター駆動回路。
【0022】18はカメラの動作を制御するCPUであ
り、図示しないROM,RAM,タイマー,A/D変換
器及びD/A変換器を内蔵している。
【0023】図2は、本実施の形態で使用されるフィル
ムを表わす図であり、図中の19はフィルムカートリッ
ジを示す。
【0024】同図より明らかなように、フィルムFは、
パーフォレーションのないリーダー部F・Rを持ち、パ
ーフォレーションF・Pは撮影画面の四隅に配置されて
いる。同図において、図中の点線は撮影画面の1駒目を
示している。
【0025】従って、本図より明らかな様に、フィルム
Fの自動装填の為の空送りを行う場合、最初のパーフォ
レーションF・Pから正確にパーフォレーションF・P
の位置を検出することが必要となる。
【0026】図3はフィルムが装填されている状態を示
している。同図において、20は反射部材としての反射
板であり、フォトリフレクタ2に対面する位置に配置
(フィルムFを間に挾むように配置)されており、フィ
ルムFのパーフォレーション部分F・Pが反射板20と
フォトリフレクタ2の間を通過する様に構成されてい
る。
【0027】したがって、フォトリフレクタ2の発光ダ
イオード1Aから投光された光は、パーフォレーション
F・Pを通過して反射板20によって反射され、再びパ
ーフォレーションF・Pを通過して、フォトリフレクタ
2のフォトトランジスタ1Bによって受光される。この
とき、フォトリフレクタ2自体の出力信号は“H”にな
る(フォトトランジスタ1Bと抵抗の接続点の電位)。
【0028】また、フィルムFが移動して、フォトリフ
レクタ2の位置にパーフォレーションではなくフィルム
部分がくると、フォトリフレクタ2から投光された光
は、フィルム面より反射して再びフォトリフレクタ2で
受光される。このときの受光量は、フィルムの反射板2
0に比べて反射率が低いために、出力信号は“L”にな
る。
【0029】図4は、図1の回路の各部の信号波形を示
すタイミングチャートである。
【0030】図5は実施の形態の動作を示すフローチャ
ートである。
【0031】次に、図4の各部の信号波形及び図5のフ
ローチャートを用いて、図1の回路の動作説明を行う。
【0032】図5において、カメラに設置されている電
源スイッチMSW12をオンすると(ステップ10
1)、カメラが動作状態に移行する。続いて、フィルム
の自動装填が完了したか否かを判別し(ステップ10
2)、完了していなければステップ115へ移行する。
【0033】ステップ115ではスイッチSW3をチェ
ックしてフィルムカートリッジが装填されているか否か
をチェックし、装填されていなければステップ101
に、装填されていればステップ116に移行する。
【0034】ステップ116ではカートリッジの収納蓋
の状態をチェックし、開状態であればステップ101
に、閉状態であればステップ117に移行し、未使用状
態のフィルムが装填されたと判断できるので、自動装填
動作を開始する。
【0035】ステップ117では自動装填(空送り)を
開始する前に、CPU18のLED端子を“H”にして
定電流回路7を動作させ、トランジスタ3を駆動して発
光ダイオード1Aを点灯する。このとき、図4に示すよ
うに、フォトリフレクタ2の位置にはフィルムFのリー
ダー部F・Rが到達していないので、反射板20からの
反射光が入射し、フォトトランジスタ1BがONし、出
力信号“H”を出力する。
【0036】その後ステップ118に移行し、このとき
の信号をCPU内のA/D変換器によりA/Dし(図4
(A)のタイミング)、ステップ119でこのときのA
/D値を最大値としてメモリーしてステップ120に進
む。
【0037】ステップ120でCPU18のM1、M2
子を、給送モーターが正転してフィルム巻上げ方向に駆
動するように出力し、自動装填動作を開始してステップ
121に進む。
【0038】ステップ121では、CPU18内のタイ
マーをスタートし、あらかじめ定められた期間Tの間、
フォトリフレクタの出力信号をA/Dし(ステップ12
3)、その最小値をメモリーする(ステップ124)。
【0039】最小値は前記期間内の最小値が最終的にメ
モリーされることになる(図4(B)の期間)。T時間
のうちにフィルムが空送りされて、フィルムリーダー部
F・Pにより、反射板20がしゃへいされるため、フォ
トリフレクタの出力信号は“L”となる。
【0040】ステップ122で前記;最大値、最小値を
もとに、コンパレータ6の閾値を設定する。閾値は例え
ば(最大値+最小値)/2に設定する。
【0041】具体的には、CPU18のD/A変換器を
用いて、D/A端子より閾値電圧をコンパレータ6の非
反転入力に出力してステップ125に進む。
【0042】ステップ125ではCPU18のPLS端
子によりコンパレータ6の出力を読み、パーフォレーシ
ョンF・Pの有無を検出し(ステップ126)、検出し
たら(図4(C)のタイミング)ステップ127で給送
モーターを停止し、自動装填動作を完了させてステップ
101にもどる。
【0043】以上の様に、リーダー部F・Rにパーフォ
レーションF・Pのないフィルムタイプにおける、パー
フォレーション検出レベルの閾値設定が行われ、各フィ
ルムごとに最適の閾値が設定できることになる。
【0044】一方、ステップ102において、自動装填
が完了されていると判断された場合には、ステップ10
3に移行する。ステップ103においてはカメラのレリ
ーズスイッチSW1の状態を監視する。
【0045】ここで、撮影者によりカメラのレリーズボ
タンが第1のストロークまで押し込まれると、前記スイ
ッチSW1がONし、ステップ104に移行する。
【0046】その後、測距(ステップ104)、測光
(ステップ105)を行い、ステップ106でスイッチ
SW2の状態を監視し、撮影者によりカメラのレリーズ
ボタンが第2のストロークまで押し込まれ、前記スイッ
チSW2がONすると、レンズ駆動回路8を動作させ、
レンズを演算された合焦位置に繰り出し(ステップ10
7)、シャッター駆動回路9により露光動作を行い(ス
テップ108)、モーター駆動回路17によりモーター
を巻上げ方向に正転させて巻上げを開始する(ステップ
109)。
【0047】ステップ110では前記の閾値に設定され
ているコンパレータ6の出力を読み込み、パーフォレー
ションF・Pを検出したら(ステップ111)、ステッ
プ112で巻上げを停止し、ステップ113で、フィル
ムが全駒分終了したか否かをチェックし、終了していな
ければステップ103にもどり、終了していればフィル
ム巻戻し動作を行う(ステップ114)。
【0048】
【発明の効果】本発明はフィルムリーダー部にパーフォ
レーションのないフィルムを用いたとしても、フィルム
の反射率の違いや検出手段の動作上のバラツキに合わせ
た光学検出用の閾値を得ることができ、正確なパーフォ
レーションの光学的検出を行うことができる。
【0049】又、本発明は投光素子からの光を反射部材
を用いて受光素子で受けるかフィルムに反射させて受光
素子で受けるように検出手段を構成したので、フィルム
の反射率の違いや投光素子の輝度の個体差を加味した最
適の閾値を設定することができる。
【0050】又、本発明はフィルムリーダー部が到達し
ていない状態での受光レベルでは最大値を用い、フィル
ムが存在している状態での受光レベルでは最小値を用い
て、閾値を設定したので、状態を正確に判定できる閾値
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す回路図。
【図2】実施の形態に使用されるフィルムを表す図。
【図3】図1でのフォトインタラプタの取付け状態を示
す図。
【図4】動作状態での各部波形を示す図。
【図5】図1のカメラの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1A 発光ダイオード 1B フォトトランジスタ 2 フォトリフレクタ 6 コンパレータ 8 レンズ駆動回路 9 シャッター駆動回路 10 測距回路 11 測光回路 17 モーター駆動回路 18 CPU 19 フィルムカートリッジ 20 反射板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの給送状態をフィルムパーフォ
    レーションの光学的検出により行うカメラにおいて、前
    記光学的検出の為の検出手段は少なくとも受光素子を有
    し、フィルムのリーダー部が該受光素子と対応する位置
    まで到達する前の第1の受光レベルと、該受光素子と対
    応する位置にフィルムが存在するときの第2の受光レベ
    ルとに基づき、前記フィルムパーフォレーションの検出
    の為の閾値レベルを決定することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は前記受光素子の他に投光
    素子及び反射部材を有し、該投光素子からの光がフィル
    ムの面に投光して反射する光を該受光素子で受ける場合
    と、フィルムパーフォレーションを介して該反射部材に
    よって反射した光を該受光素子で受ける場合との受光レ
    ベルの違いにより、該フィルムパーフォレーションを検
    出することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記検出手段はフィルムカートリッジの
    カメラへの装填に伴う前記フィルムの空送りの前となる
    前記リーダー部が到達する前の前記受光素子の前記第1
    の受光レベルを記憶し、次に空送り開始後の該リーダー
    部が到達した状態の前記第2の受光レベルを記憶し、記
    憶された該第1及び第2の受光レベルに基づき前記閾値
    を設定することを特徴とする請求項1又は2記載のカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は前記第1の受光レベルで
    の最大値と、前記第2の受光レベルでの最小値に基づ
    き、前記閾値を設定することを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のカメラ。
JP1560596A 1996-01-31 1996-01-31 カメラ Withdrawn JPH09211595A (ja)

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Effective date: 20030401