JPH09211378A - フイルムビューア - Google Patents

フイルムビューア

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Publication number
JPH09211378A
JPH09211378A JP1457596A JP1457596A JPH09211378A JP H09211378 A JPH09211378 A JP H09211378A JP 1457596 A JP1457596 A JP 1457596A JP 1457596 A JP1457596 A JP 1457596A JP H09211378 A JPH09211378 A JP H09211378A
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JP
Japan
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film
cartridge
frame image
viewer
observation window
Prior art date
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Application number
JP1457596A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kashiwanuma
康修 栢沼
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09211378A publication Critical patent/JPH09211378A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】取扱性と操作性を向上させるフイルムビューア
を提供する。 【解決手段】フイルムビューア10の本体ケースカバー
121Aの同一面上に、カートリッジ44をカートリッ
ジ収納部120に収納する挿入口119と、観察用窓1
24とを形成する。これにより、カートリッジ44の取
り出しとコマ画像18の観察とを本体ケースの同一面で
行うことができるので、フイルムビューアの取扱性と操
作性が向上する。前記カートリッジ44は、スプール6
2に直交する基準面44Aを先頭にして挿入口119か
らカートリッジ収納部120に収納する。そして、カー
トリッジ44から巻き戻されて開口部Pに位置したフイ
ルム48のコマ画像18は、フイルム48のベース面側
から光源125Aで照明され、その透過画像光はミラー
反射されて観察用窓124に導かれる。これにより、コ
マ画像18をベース面側から照明しても上下左右が反転
していない正規のコマ画像18を観察用窓124から観
察できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに収
納されたフイルムをカートリッジから引き出して観察す
るフイルムビューアに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、フイルムを分断せずにカート
リッジ内に収納し、このカートリッジをプリント写真と
共にDPE取扱店からユーザーに返却するAPS(Adva
ncedPhoto System)システムが提案されている。このよ
うな形態で返却されたフイルムでは、プリント写真の焼
き増し依頼時に、従来の如くネガシースを介してコマ画
像を観察することができないため、そこで本願出願人
は、カートリッジからフイルムを引き出し、コマ画像を
観察できるようにしたフイルムビューアを提案してい
る。
【0003】図10は従来のフイルムビューアの外観を
示す斜視図であり、このフイルムビューア10のビュー
ア本体12は直方体状に形成されている。前記ビューア
本体12の正面板14の中央部には観察用窓16が開口
され、観察用窓16からフイルムのコマ画像18がフイ
ルムのベース面側から観察可能となっている。観察用窓
16の図中右側方にはキーパネル20が設けられてい
る。キーパネル20には、フイルムの連続巻き戻しを指
示する巻戻しボタン22、フイルムの連続早送りを指示
する早送りボタン24、フイルムの1コマ分の巻き戻し
を指示するREVボタン26、フイルムの1コマ分の順
送りを指示するFWDボタン28、カートリッジのイジ
ェクトボタン30、フイルムローディングを指示するL
oadボタン32、コマのフレーム番号を選択するフレ
ーム番号ボタン34、及びこのフレーム番号ボタン34
を押した後に観察したいコマ画像のフレーム番号をイン
プットする0〜9までのボタンを備えたテンキー36が
取り付けられている。
【0004】ビューア本体12の上板38には、液晶表
示板(以下「LCD」と称する)40が埋め込み固定さ
れている。LCD40には、フイルムの磁気記録層に記
録された磁気情報が表示され、また、磁気情報は、表示
切換ボタン42を押すことにより表示内容が切り換えら
れるようになっている。一方、ビューア本体12内には
図11に示すように、前記観察用窓16を挟んで図中左
側にカートリッジ44の収納室46が形成され、また図
中右側にはカートリッジ44から引き出されたフイルム
48の巻取室50が形成されている。
【0005】前記収納室46は、ビューア本体12の底
板52側に開口され、この開口部54からカートリッジ
44が出し入れされるようになっている。また、前記開
口部54は、底板52にヒンジ56を介して取り付けら
れた底蓋58によって開閉される。即ち、カートリッジ
44は、観察用窓16が形成された正面板14とは異な
る底板52から出し入れされる。
【0006】前記スプール62の他端には図11に示す
ようにリブ80が形成される。このリブ80は、カート
リッジ44の装填時に回転軸82のスリット84に係合
され、回転軸82からの回転力が伝達されるようになっ
ている。これにより、スプール62が回転され、フイル
ム48がカートリッジ44から引き出されたり、カート
リッジ44に巻き戻されたりする。
【0007】前記巻取室50には、フイルム44の巻取
軸86が配設される。前記巻取軸86はその上端と下端
とがビューア本体12に回転自在に支持されている。ま
た、巻取軸86の上部にはギヤ88が固着され、このギ
ヤ88は図12に示すクラッチ90を介してモータ92
に連結されている。前記クラッチ90は、ギヤ88に加
わるトルク(即ち、フイルム48の巻き取りトルク)が
所定のトルクを越えた時に、ギヤ88をモータ92に対
して滑らせるもので、フイルム48を定速で巻取軸86
に巻き取らせるようにしたものである。また、前記モー
タ92の駆動力は、図示しないギヤ機構を介して回転軸
82のギヤ94(図11参照)にも伝達されるようにな
っている。
【0008】前記ギヤ機構は、スプール62を回転させ
てフイルム48を送り出し、フイルム48の先端が巻取
軸86に巻き取られるまで回転軸82側に動力を伝達
し、それ以後の巻き取り時には巻取軸86側のみに動力
を伝達するように構成されている。また、ギヤ機構は、
フイルム48のカートリッジ44への巻き戻し時には、
回転軸82側のみに動力を伝達する。
【0009】前記モータ92は、図12に示すモータド
ライバ96からの駆動信号によって駆動され、またモー
タドライバ96はビューア本体12内に内蔵されたCP
U98によって、モータ92に出力する回転方向と回転
量とが制御されている。前記CPU98には、図10、
図12に示したキーパネル20からの各ボタン22乃至
36の操作に対応した指令信号が出力される。CPU9
8は、前記指令信号が出力されると、その信号に対応し
た動作をモータ92が行うようにモータドライバ96を
制御する。
【0010】ところで、カートリッジ44から引き出さ
れたフイルム48は、図12に示すガイド板100に沿
って搬送され、そして、観察用窓16を通過した後、ガ
イド板102に沿って巻取軸86に巻き取られる。ガイ
ド板100側には、パーフォレーションセンサ104が
設けられる。パーフォレーションセンサ104は、搬送
されてきたフイルム48のパーフォレーションを1コマ
毎に検出し、検出した際にHレベルの検出信号をCPU
98に出力する。パーフォレーションセンサ104が、
パーフォレーションを検出したときに、そのコマ画像の
前方のコマ画像が観察用窓16に位置されるようになっ
ている。また、パーフォレーションセンサ104の近傍
には、キャプスタンローラ105が配置される。キャプ
スタンローラ105は、前記モータ92からの回転力が
伝達され、カートリッジ44から引き出されたフイルム
48は、キャプスタンローラ105の回転力によって一
定速度で搬送される。
【0011】また、ガイド板102には光センサ106
と磁気ヘッド108が並設されている。前記光センサ1
06は、バーコード等の光学データが記録されている場
合に該光学データを読み取るものであり、これらの光学
データは光学データ読取装置110によって再生処理さ
れてCPU98のRAM112に記憶される。前記磁気
ヘッド108は、フイルム48の磁気記録層72に記録
された磁気情報を読み取るもので、読み取った情報は磁
気情報再生装置114によって再生されてCPU98の
前記RAM112に記憶される。符号115は、観察用
窓16に位置したコマ画像を乳剤面側から照射する光源
である。また、符号116はアラームであり、このアラ
ーム116は、フイルム48のカートリッジ44への巻
き戻し終了時やフイルム48の異常搬送時等に電子音が
発生するようにCPU98により制御されている。RA
M112に記憶された情報は、CPU98により必要時
に読みだされ、図10に示したLCD40に表示され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フイルムビューアは、カートリッジ44の出し入れ操作
を、観察用窓16が形成された正面板14とは異なる底
板52で行わなければならないので、取扱性や操作性が
悪いという欠点がある。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたもので、取扱性と操作性を向上させることが
できるフイルムビューアを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、箱型に形成されたフイルムビューアの本体
ケースに、現像済みフイルムが巻き取られているカート
リッジを収納するカートリッジ収納部と、前記カートリ
ッジ収納部に設けられ該カートリッジ収納部に収納され
る前記カートリッジのスプールに係合する回転軸を有す
るフイルム供給手段と、前記フイルム供給手段から供給
されるフイルムを巻き取る巻取軸を有するフイルム巻取
手段と、前記フイルム供給手段とフイルム巻取手段との
間に形成されて前記フイルムのコマ画像を露出する開口
部と、前記本体ケースに形成されると共に前記開口部に
位置したコマ画像を観察する観察用窓とを備えたフイル
ムビューアに於いて、前記本体ケースの前記観察用窓が
形成された面と同一面上に、前記カートリッジを前記カ
ートリッジ収納部に収納する挿入口が形成されているこ
とを特徴としている。
【0014】本発明によれば、本体ケースの観察用窓が
形成された面と同一面上に、カートリッジをカートリッ
ジ収納部に収納する挿入口を形成したので、カートリッ
ジの取り出し操作とコマ画像の観察とを本体ケースの同
一面で行うことができる。これにより、本発明では、フ
イルムビューアの取扱性と操作性が向上する。請求項2
記載の発明によれば、カートリッジを基準面を先頭にし
て挿入口からカートリッジ収納部に収納する。そして、
カートリッジから巻き戻されて開口部に位置したフイル
ムのコマ画像を、フイルムのベース面側から光源で照明
し、その透過画像光をミラー反射させて観察用窓に導
く。これにより、本発明では、コマ画像をフイルムのベ
ース面側から照明しても、上下左右が反転していない正
規のコマ画像を観察用窓から観察できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るフイルムビューアの好ましい実施の形態について詳説
する。図1は本発明に係るフイルムビューアの実施の形
態を示す斜視図である。また、図2は図1に示したフイ
ルムビューアの分解斜視図であり、図3は図1に示した
フイルムビューアの拡大平面図である。
【0016】これらの図面に示すフイルムビューアの本
体ケースは、下部が開放されたカバー121Aと、この
下部開放部の蓋である底板121Bとから構成される。
前記フイルムビューアのカートリッジ収納部120に
は、蓋122が設けられている。この蓋122は、カバ
ー121Aの上面123に開閉可能に設けられた蓋12
2Aと、カートリッジ収納部120に開閉可能に設けら
れた蓋122Bとから成り、蓋122Aと蓋122Bと
が連動するように連結されている。この蓋122を開け
て挿入口119を開放したのち、カートリッジ44は、
スプール62と直交する基準面44Aを先頭にしてカー
トリッジ収納部120に挿入される。このカートリッジ
44の挿入により、カートリッジ収納部120内に設け
られているポップアップ機構のポップアップ部材(図示
せず)が押し下げられ、また、カートリッジ44を挿入
した後、蓋122を閉めると、蓋122がロックされ
る。
【0017】前記収納室120に収納されるカートリッ
ジ44は、図4に示すタイプのものであり、カートリッ
ジ44を構成する胴体部60、スプール62、及び遮光
部材64等の全ての部材がプラスチックで形成されてい
る。そして、カートリッジ44は、フイルム48(図5
参照)を先端まで前記スプール62に巻き込んでおき、
使用するときにスプール62の回転によってフイルム4
8を出入口68からカートリッジ44の外部へ送り出す
タイプのものである。
【0018】また、カートリッジ44の胴体部60の端
面(基準面44Aと反対側の端面)60Aには、カート
リッジ44に収納された写真フイルムの使用状況を示す
4種類の形の異なるマーク(開口部)69A、69B、
69C、69Dが同心円状に所定の間隔で一体成形され
ている。これらの開口部69A〜69Dの内側には、開
口部69A〜69Dのうちいずれか一つの開口部に位置
する図示しない白色プレートがスプール62を中心に回
転自在に設けられている。この白色プレートが、例えば
円形の開口部69Aに位置していると、この開口部69
Aが白色表示されて、未使用の写真フイルムが収納され
たカートリッジと識別される。また、前記白色プレート
が半円形の開口部69Bに位置していると、開口部69
Bが白色表示されて途中使用のカートリッジと識別され
る。白色プレートが×字状の開口部69Cに位置してい
ると、開口部69Cが白色表示されて撮影済みのカート
リッジと識別される。白色プレートが矩形状の開口部6
9Dに位置していると、開口部69Dが白色表示されて
現像済みのカートリッジと外部から識別される。
【0019】前記フイルム48は図5に示すように、コ
マ画像18の終端を示すパーフォレーション70がコマ
画像18の枠外の上部にコマ毎に形成され、また、前記
パーフォレーション70の近傍には磁気記録層72が形
成されている。更に、コマ画像18の枠外の下部にも磁
気記録層72が形成されている。この磁気記録層72、
72には、そのコマ画像18の撮影日時、標準、ハイビ
ジョン、パノラマを示す撮影サイズ、シャッター速度、
F値、ストロボON/OFF、ロールタイトル、コマタ
イトル等の情報が撮影時に磁気記録されている。
【0020】一方、コマ画像18の枠外の上部には光学
データ19Aが形成される。この光学データ19Aは、
フイルム48のコマ番号を示す数字である。また、コマ
画像18の枠外の下部には光学データ19Bが形成さ
れ、この光学データ19Bはフイルム48のISOレン
ジを示す数字(例えば、400)である。前記カートリ
ッジ44には図4に示すように、胴体部60の端面60
Aに爪76が設けられている。前記爪76は、該カート
リッジ44に収納されたフイルム48が現像済みか未現
像かを示するもので、現像済みである場合には、ラボ等
で折られ取り除かれてユーザーに返却される。
【0021】図1〜図3に於いてフイルムビューア10
のガバー121Aの上面には、観察用窓124が設けら
れ、また、観察用窓124に近接して取出しスイッチ1
30、情報読込スイッチ131、表示切換スイッチ13
2、送りスイッチ133、戻しスイッチ134、及びL
CD140が設けられている。カートリッジ収納部12
0には、カートリッジ44のスプール62に係合する回
転軸を有し、この回転軸をモータ駆動するフイルム供給
機構が設けられ、また、フイルム供給機構に対向する位
置には、フイルム供給機構から供給されるフイルムを巻
き取る巻取軸を有し、この巻取軸をモータ駆動するフイ
ルム巻取機構が設けられているが、これらのフイルム供
給機構及びフイルム巻取機構は、図10〜図12に示し
た従来のフイルムビューアと同様に構成されているた
め、その詳細な説明は省略する。
【0022】次に、コマ画像を観察用窓124で観察す
る場合の観察光学系について説明する。図2に示すよう
に、観察しようとする所望のコマ画像18は、フイルム
搬送路上の所定の位置に形成された開口部Pに停止させ
られる。この開口部Pの後方には、コマ画像18をベー
ス面から照明するためのランプ125Aを備えたランプ
ハウス125が配設されている。また、開口部Pを挟ん
でランプハウス125と対向する前方位置には、反射ミ
ラー126が配設されている。更に、観察用窓124に
は、レンズホルダー127によって接眼レンズ128
A、128Bが配設されている。
【0023】上記構成の観察光学系により、ランプハウ
ス125によってベース面から照明されたコマ画像の透
過光は、反射ミラー126で上方に90°反射されるこ
とにより画像反転され、そして接眼レンズ128A、1
28Bを介して観察用窓124に導かれる。これによ
り、観察用窓124では上下左右が反転していない正規
のコマ画像18を観察することができる。図2上で、符
号129はランプ125Aの交換時に開閉されるランプ
カバーである。
【0024】図6は前記開口部Pを前方から見た正面図
であり、図7は図6の縦断面図でランプハウス125、
反射ミラー126及び接眼レンズ128A、128Bの
光学系を含めた断面図である。図6に示すように、開口
部Pはコマ画像が露出する大きさの矩形状開口部であ
り、その上縁部には長尺状の透明板142が固着される
と共に、その下縁部には長尺状の透明板144が固着さ
れる。前記開口部Pに位置したコマ画像18(図5参
照)は、前記透明板142と透明板144とで挟まれる
空間部146から露出される。また、コマ画像18毎に
形成されている光学データ19A(コマ番号)は前記透
明板142を介して透視され、光学データ19B(IS
Oレンジ)は前記透明板144を介して透視される。
【0025】図7において、前記透明板142の下縁部
には凹状の溝143が形成され、また、透明板144の
上縁部にも凹状の溝145が形成される。図示の如く、
フイルム48は、上縁部が前記溝143にガイドされ、
下縁部が前記溝145にガイドされながら開口部Pを通
過するようになっている。符号148は、ランプ125
Aからの照明光を拡散する拡散板である。
【0026】次に、上記構成のフイルムビューアの動作
について、図8に示すフローチャートを参照しながら説
明する。まず、フイルムビューアにACアダプタを接続
し、フイルムビューアに電源の供給を可能にする(S2
0)。続いて、図1に示すようにフイルムビューア10
のカバー121Aの上方からカートリッジ44をカート
リッジ収納部120に基準面44Aを先頭に挿入し、蓋
122によりロックする(S21)。このとき、挿入さ
れたカートリッジ44が現像済みか否かをカートリッジ
44に設けれている爪76(図4参照)の有無によって
判別し(S22)、爪76が折れていない場合には、
「未現像であること」を示すエラーメッセージをLCD
140に表示し、その後、自動イジェクトする(S2
3)。即ち、蓋122のロックが解除され、ポップアッ
プ機構の動作によってカートリッジが排出される。
【0027】一方、カートリッジ44が現像済みの場合
(爪76が折れている場合)には、カートリッジ44か
らフイルム48を引き出し、フイルムリーダー部をフイ
ルム巻取機構の巻取軸(図示せず)に巻き付けるローデ
ィング動作を行わせる(S24)。このローディング動
作終了時には、フイルムの先頭コマのコマ画像18が観
察用窓124で観察できる観察位置に停止し、また、コ
マ画像18を照明する光源が点灯される。
【0028】観察位置に停止したコマ画像18は図7に
示したように、光源125Aによってベース面側から照
明され、そして、その透過画像光が反射ミラー126に
より90°上方にミラー反射されて観察用窓124(図
1参照)に導かれる。これにより、本実施の形態では、
コマ画像18をベース面から照明しても、上下左右が反
転していない正規のコマ画像18を観察用窓124から
観察できる。
【0029】次に、情報読込スイッチ131を押下する
と(S25)、先頭コマが観察位置で停止している場合
には直ちに、先頭コマが観察位置にない場合には先頭コ
マまでフイルムを一旦巻き戻した後(S26)、フイル
ムを最終コマまで連続的に早送りして停止させる(S2
8)。また、この連続早送り中に、フイルムリーダー部
の磁気記録層及び各コマに対応する磁気記録層に記録さ
れている各磁気情報は連続的に読み取られ、この読み取
られた磁気情報はRAMに記憶される(S27)。
【0030】従って、磁気情報の読み込みが終了した時
点では、最終コマが観察用窓124によって観察できる
ようになっており、また、LCD140には最終コマの
磁気情報が表示される。さて、任意のコマ画像が観察位
置に停止している状態で、送りスイッチ133又は戻し
スイッチ134を押すと、フイルム48は送り方向又は
戻し方向に1コマ送りされ、これにより観察用窓124
では、現在のコマよりも1コマ後又は1コマ前のコマ画
像を確認できるようになる(S29)。また、磁気情報
の読み込みが終了している場合には、現在観察位置に停
止しているコマ画像の磁気情報がLCD140に表示さ
れる。
【0031】コマ画像等の確認終了後、取出しスイッチ
130が押されると(S30)、光源が消灯され、カー
トリッジ内にフイルムが巻き戻される(S31)。そし
て、フイルム巻取りが終了すると、蓋122のロックが
解除され、カートリッジはポップアップ機構により自動
的にカートリッジ収納部120から排出される(S3
2)。
【0032】尚、送りスイッチ133又は戻しスイッチ
134を押し続けると、フイルムは送り方向又は戻し方
向に連続的に給送される。また、このフイルムビューア
はパワーセーブ機能を有しており、ステップS20に示
したようにACアダプタが接続され、フイルムビューア
に電源の供給を可能な状態で、カートリッジ44が挿入
され蓋122が閉じられると、又は上記スイッチ等が押
されると、パワーオンとなる。その後、通常のパワーオ
ンの状態からスイッチ等の無操作時間が、例えば3分経
過すると、省電力と光源の光熱によるフイルムの劣化防
止のために、光源を消灯して電源をオフにするパワーセ
ーブモードとなる。このパワーセーブモード時に、いず
れかのスイッチが操作されると、再度電源をオンにし、
光源を点灯させる。
【0033】図9は撮影条件、撮影年月日等を示す撮影
情報を表示したLCD140の平面図である。同図に示
すように、LCD140には、コマ番号、撮影年月日、
撮影時刻、プリントタイプ、プリント枚数、シャッター
スピード及び絞り値(Fナンバー)がシルク表示され
る。以上説明したように、本実施の形態のフイルムビュ
ーアは図1に示したように、観察用窓124とカートリ
ッジ44の挿入口119とをカバー121Aの同一面
(上面123)上に形成したので、同一面でカートリッ
ジ44の出し入れ操作とコマ画像18の観察とを行うこ
とができる。従って、本実施の形態のフイルムビューア
は取扱性と操作性とが向上する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ムビューアによれば、本体ケースの観察用窓が形成され
た面と同一面上に、カートリッジをカートリッジ収納部
に収納する挿入口を形成したので、取扱性と操作性とを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフイルムビューアの実施の形態を
示す斜視図。
【図2】図1に示したフイルムビューアの分解斜視図。
【図3】図1に示したフイルムビューアの拡大平面図。
【図4】本発明に適用されるカートリッジの斜視図。
【図5】カートリッジ及びフイルムの説明図。
【図6】図1に示したフイルムビューアのフイルム露出
用開口部の正面図。
【図7】図1に示したフイルムビューアの光学系の断面
図。
【図8】図1に示したフイルムビューアの動作を示すフ
ローチャート。
【図9】図1に示したフイルムビューアのLCD上の表
示内容を示すLCDの平面図。
【図10】従来のフイルムビューアの外観を示す斜視
図。
【図11】図10に示したフイルムビューアの一部破断
部を含む正面図。
【図12】図10に示したフイルムビューアの制御系を
示すブロック図。
【符号の説明】
18…コマ画像 44…カートリッジ 48…フイルム 119…挿入口 120…カートリッジ収納部 122…蓋 124…観察用窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱型に形成されたフイルムビューアの本体
    ケースに、現像済みフイルムが巻き取られているカート
    リッジを収納するカートリッジ収納部と、前記カートリ
    ッジ収納部に設けられ該カートリッジ収納部に収納され
    る前記カートリッジのスプールに係合する回転軸を有す
    るフイルム供給手段と、前記フイルム供給手段から供給
    されるフイルムを巻き取る巻取軸を有するフイルム巻取
    手段と、前記フイルム供給手段とフイルム巻取手段との
    間に形成されて前記フイルムのコマ画像を露出する開口
    部と、前記本体ケースに形成されると共に前記開口部に
    位置したコマ画像を観察する観察用窓とを備えたフイル
    ムビューアに於いて、 前記本体ケースの前記観察用窓が形成された面と同一面
    上に、前記カートリッジを前記カートリッジ収納部に収
    納する挿入口が形成されていることを特徴とするフイル
    ムビューア。
  2. 【請求項2】前記カートリッジは、該カートリッジのス
    プールに直交する基準面を先頭にして前記挿入口から前
    記カートリッジ収納部に収納されると共に、カートリッ
    ジから巻き戻されて前記開口部に位置したフイルムのコ
    マ画像は、該フイルムのベース面側から光源に照明され
    て、その透過画像光がミラー反射によって前記観察用窓
    に導かれることを特徴とする請求項1記載のフイルムビ
    ューア。
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