JPH08184904A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08184904A
JPH08184904A JP32868294A JP32868294A JPH08184904A JP H08184904 A JPH08184904 A JP H08184904A JP 32868294 A JP32868294 A JP 32868294A JP 32868294 A JP32868294 A JP 32868294A JP H08184904 A JPH08184904 A JP H08184904A
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JP
Japan
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cartridge
camera
loading
chamber lid
film
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Withdrawn
Application number
JP32868294A
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English (en)
Inventor
Ryoji Okuno
良治 奥野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08184904A publication Critical patent/JPH08184904A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録媒体出入り用カバーを有する画像記
録媒体カートリッジ等のカートリッジを使用するカメラ
において、前記カートリッジの使用可能状態に対する適
正な対応と前記カメラに対する前記カートリッジの装填
及び取出しの少なくともいずれか一方のための操作性の
向上を図る。 【構成】 前記カメラに対する前記カートリッジの装填
及び取出しの少なくともいずれか一方のための動作を行
なうための第1の手段と、前記カートリッジの使用可能
状態に従って第1の手段の動作を変化させるための第2
の手段とを有するカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ等の動力を用い
て可動遮光フィルムカートリッジ等のカートリッジを自
動的に装填又は取り出すようにするカメラの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来フィルムカートリッジをカメラに装
填する際のほとんどが、図21に示すような背蓋52を
カメラから後ろに開放させ、開放部に現れるカートリッ
ジ室58にカートリッジ57を装填させる方法であっ
た。しかしながら、この方法では、開放部がカメラ内部
の様々な機構までカメラ使用者に見せてしまうことによ
り、カメラに不慣れな人には不安を覚えさせたり、ま
た、カートリッジの装填がカメラ各々で微妙に異なるた
め、装填が複雑になったり、何度もカメラやカートリッ
ジを持ち替えたりしなければならなくなり、カートリッ
ジ装填の失敗やカメラ使用者にカートリッジ装填に対し
て、煩わしさを引き起こしていた。
【0003】そこで本出願人よりカートリッジの新しい
装填方法を特願平5−119320号公報により提案し
ている。これは、カメラ内でスライド開閉するカートリ
ッジ室蓋があり、カートリッジ室蓋が開放状態にある時
は、カートリッジを挿入すればカメラ内に設けられた電
動ローラによりカートリッジが引き込まれ、人の手の力
を使わずに完全に装填され、逆に、カートリッジを取り
出す際には、電動でカートリッジ室蓋が開き、カートリ
ッジが取り出し易い位置まで電動ローラにより送り出さ
れるカメラである。これは、従来の装填方法に比べ、内
部機構がカメラ使用者の目に触れるような部分も少な
く、装填が極めて簡単に行えるので、初心者にも安心し
て装填が行える優れたものとなっている。
【0004】一方、近年様々なカートリッジが提案され
ており、特開平3−75637号公報に見られるよう
な、フィルムが初期状態において完全にカートリッジ内
に収納されており、フィルム送り出し時にカートリッジ
のフィルム出入口遮光扉を開放させてやるものや、特開
平2−244848号公報に見られるようなフィルムに
磁気入力層があり様々な撮影情報が入力・読み出しでき
るもの、特開平4−37844号公報に見られるよう
な、カートリッジ端面にカートリッジ使用状態を示す凹
部が形成されるようなもの、特開平4−233910号
公報に見られるようなカートリッジ端面に設けられたバ
ーコードなどによる情報を光学的に検知してカートリッ
ジ使用状態を検出するようなものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、カートリ
ッジを自動的に装填又は取り出すものに於いて、カート
リッジの使用可否に対しては何ら考慮されていなかっ
た。
【0006】本発明の目的は、画像記録媒体出入り用カ
バーを有する画像記録媒体カートリッジ等のカートリッ
ジを使用するカメラにおいて、前記カートリッジの使用
可能状態に対する適正な対応と前記カメラに対する前記
カートリッジの装填及び取出しの少なくともいずれか一
方のための操作性の向上を図れるようにしようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するために、本発明は、画像記録媒体出入り用カバーを
有する画像記録媒体カートリッジ等のカートリッジを使
用するカメラにおいて、前記カメラに対する前記カート
リッジの装填及び取出しの少なくともいずれか一方のた
めの動作を行なうための第1の手段と、前記カートリッ
ジの使用可能状態に従って第1の手段の動作を変化させ
るための第2の手段とを備え、前記カートリッジの使用
可能状態に応じて前記カートリッジの装填及び取出しの
少なくともいずれか一方のための動作を制御するもので
ある。
【0008】
【実施例】以下本発明の好ましい具体的実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例を構成するカ
メラの断面図である。図1において、1はカメラ本体、
2はラック部2aを有し、カートリッジ室18を開閉す
るカートリッジ室蓋、3はラック部2aと係合し、カー
トリッジ室蓋に動力を伝達するギア列、4はカートリッ
ジ室蓋に動力を伝達するモータ、5aはカートリッジ室
蓋閉完了検知スイッチ、5bはカートリッジ室蓋開完了
検知スイッチ、6はカートリッジ運搬用の弾性ローラ部
を有したギア、7はカートリッジ運搬用の自由に回転可
能な従属ローラ、8はギア6に動力を伝達するギアを有
したモータ、9aはカートリッジ引き込み開始検知スイ
ッチ、9bはカートリッジ送り出し終了検知スイッチ、
10はカートリッジ装填完了検知スイッチ、11はカー
トリッジ内スプールと係合し、フィルムを駆動させるた
めのフォーク部を有したフォークギア、12はカメラの
フィルム給送機構に動力を与えるモータで、不図示のギ
ア列を介して前述のフォークギア11と、スプール部を
有したスプールギア13に動力を分配している。14は
メインスイッチ、15aはカートリッジ室蓋開スイッ
チ、15bはカートリッジ室蓋閉スイッチ、16はフィ
ルム強制巻き戻しスイッチ、17はカートリッジ、18
はカートリッジ室、19はカメラの動きを制御するマイ
コン、20はマイコン内に内蔵された時間制御回路、2
1はカートリッジエジェクトスイッチ、22はカートリ
ッジ17が具備しているフィルム出入口を遮光するため
の扉を開閉させるためのドライバ、23a,23bは該
ドライバ22の開,閉位置を検知するスイッチ、24は
該ドライバ22を駆動させるためのモータ、25は後述
するカートリッジ17の端面に表示されるISO感度、
撮影可能規定駒数、ネガ・ポジといったカートリッジの
性能を示すバーコード情報を光学的に読み取るためのフ
ォトリフレクタ、26は警告用ブザー、27はカートリ
ッジ室18の入口近傍のカメラ外装部に設けられて、カ
ートリッジ17の接近を検知する為のフォトセンサ、2
8はカートリッジ室蓋2に具備されて、後述するカート
リッジ17の端面に表示されるカートリッジ17のフィ
ルム使用状態を検出するためのフォトリフレクタ、29
は磁気層を有するフィルムに対し情報の書き込み、読み
出しを行うための磁気ヘッド、30は警告ランプ、30
aはフィルムの動きを検出するためのフォトインタラプ
タで、フィルムの動きに従動するパルス板30bの動き
を検知する。
【0010】本実施例で使われるカートリッジ17は、
特開平3−75637号公報に開示されているような、
情報の記録又は読出しが可能な磁気層を有するフィルム
が未露光の初期状態では、全てカートリッジ内に遮光状
態で収納されているものである。フィルムをカートリッ
ジから引き出したい時は、フィルム出入口遮光扉と連動
する操作部を駆動し、フィルム出入口遮光扉を開放させ
ねばならない。もし、カートリッジを従来のフィルム出
入り口にテレンプ等を用いて遮光を行うタイプを使う場
合、勿論ドライバ22、ドライバ位置検知スイッチ23
a、23b、ドライバ駆動用モータ24は必要ない。
【0011】又、本実施例で使用されるフィルムカート
リッジ17は、図20にその詳細が示されるようにカー
トリッジ17内のフィルム供給スプール17aと一体の
フランジ部17bがカートリッジの使用前、使用後で該
フランジ17bの停止位置を変え、フランジ部17bの
切欠き部によって表われる表示17dによりカートリッ
ジ17が未使用なのか、一部使用済みなのか、完全に使
用済みなのかといったカートリッジ17の使用状態の情
報を示すようになっている。又、ISO感度、撮影可能
規定駒数、ネガ・ポジといったカートリッジの性能はフ
ランジ部17b表面のバーコード17eで表わされてい
る。また、このカートリッジ17では前記カメラ側のド
ライバ22と係合するフィルム出入口遮光扉開閉用操作
部17fと前記カメラ側のフォークギア11のフォーク
部と係合するスプール駆動用ドライバー係合部17cと
が同一面に設けられている。
【0012】次に実施例の主な動きを説明する。図1に
おいて、カートリッジ17がカートリッジ室18に未装
填の状態でカートリッジ室蓋2を開ける時には、カート
リッジ室蓋開スイッチ15aを押圧し、マイコン19に
伝達する。マイコン19はカートリッジ室蓋駆動用モー
タ4に通電し、ギア列3を介してカートリッジ室蓋2を
閉位置から開位置まで駆動する。開駆動を行ったカート
リッジ室蓋2の先端部が開完了検知スイッチ5bを押圧
し、マイコン19へ伝達されてモータ4の駆動が停止さ
れる。その後決められた所定時間カートリッジ室18へ
のカートリッジ17の進入を待つ。もし、所定時間内に
カートリッジ17の進入が検知されなければ、再びモー
タ4を駆動カートリッジ室蓋2を閉める。一方、カート
リッジ室18が開放状態で所定時間内にカートリッジ1
7がカートリッジ室18に進入してくると、カートリッ
ジ引き込み開始検知スイッチ9aを押圧し、マイコンへ
と伝達される。
【0013】次に、カートリッジ運搬用モータ8がカー
トリッジ引き込み駆動を開始し、ローラ6が回転を始め
る。カートリッジ17がカートリッジ室18に進入して
くると、カートリッジ側面がローラ6,7に挟み込ま
れ、ローラ6の回転力によりカメラ内部へとカートリッ
ジ17が引き込まれる。さらにカートリッジ17が引き
込まれ、カートリッジ17内のスプールの一端がフォー
クギア11に、カートリッジフィルム出入口遮光扉操作
部がドライバ22と完全係合し、カートリッジ17の端
面がカートリッジ装填完了検知手段10を押圧すると、
これがマイコンに伝達され、カートリッジ運搬用モータ
8の駆動が停止される。この時、自動でもしくはカート
リッジ室蓋閉スイッチ15bにより、カートリッジ室蓋
2を閉じる。つまりマイコン19により、モータ4が前
述と逆通電を開始し、カートリッジ室蓋2が閉駆動を始
め、カートリッジ室閉完位置検知スイッチ5aを押圧し
たところで、マイコン19によりモータ4の通電が止め
られる。これにより、装填されたカートリッジ17がカ
メラ内で遮光された状態となると、マイコン19により
ドライバモータ24がフィルム出入り口遮光扉開放駆動
を始め、ドライバ22が回転し、ドライバ開位置検知ス
イッチ23aを押圧した所でマイコン19によりモータ
24が止められる。
【0014】次に、マイコン19により、フィルム給送
用モータ12がフィルム巻き上げ駆動され、不図示の給
送ギアによりフォークギア11が回り係合しているカー
トリッジ17内のスプールを回転させ、フィルムをフィ
ルムカートリッジ17のフィルム出入口からスラスト送
りし、不図示のアパーチャと圧板の間を通して、スプー
ル12に巻き取られ、フィルムを撮影可能位置まで送
る。
【0015】次に、カートリッジ装填時のカートリッジ
室蓋動作を説明する。まず、カートリッジ室開スイッチ
15aを押圧し、マイコン19に伝達する。マイコン1
9はフィルム巻戻し完了後ドライバ22がカートリッジ
17のフィルム出入口遮光扉を閉成して、カートリッジ
が遮光にあることを検知スイッチ23bにより確認した
後、カートリッジ室蓋駆動用モータ4に通電して、カー
トリッジ室蓋2を閉位置から開位置へ動かす。カートリ
ッジ室蓋2の端部がカートリッジ室開完了検知スイッチ
5bを押圧するとマイコン19に伝達され、モータ4の
駆動を止め、次にカートリッジエジェクトスイッチ21
が押圧されると、カートリッジ運搬用モータ8をカート
リッジ送り出し方向に通電を開始する。カートリッジ1
7はフォークギア11及びドライバ22との係合から離
れてカートリッジ送り出し完了スイッチ9bを押圧しな
い位置まで送られるとマイコン19に伝達され、モータ
8の通電を止める。この際カートリッジ17の挿入部
は、ローラ6,7に挟まれた位置で止められているの
で、ローラ6、7の弾性力により、カートリッジ17が
そのまま外へ放り出されることはない。
【0016】また、駆動ローラ6と自由に回転可能なロ
ーラ7との間に挟まれたカートリッジ17は、カートリ
ッジ室挿入口を下に向けた時に、カートリッジが自重で
ずり落ちたりしない程度の表面摩擦力、押圧力で保持さ
れているので、人の力で簡単にカートリッジ室18から
抜き取ることができる。カートリッジ17が送り出し完
了位置まで駆動されると、カメラ使用者に「送り出し完
了」を認知させ、早くカートリッジ17を抜かせること
を促すため、警告ランプ30を点灯させる。
【0017】そしてカートリッジ17の送り出し完了
後、所定時間内にカートリッジ17が引き抜かれなかっ
たら、警告ランプ33による警告をやめ、カートリッジ
17を再度引き込み、カートリッジ室蓋2を閉じる。所
定時間内に、カートリッジ17がカートリッジ室18か
ら完全に引き抜かれると、カートリッジ引き込み開始検
知スイッチ9aが開放になり、このことをマイコン19
が検知して、自動で、もしくは、カートリッジ室蓋閉じ
スイッチ15bが押圧されると、モータ4によりカート
リッジ室蓋2の閉駆動を行う。そして、カートリッジ室
蓋2の端面がカートリッジ室閉位置検知スイッチ5aを
押圧すると、マイコン19はモータ4の通電を止める。
【0018】図2は図1のカメラの回路ブロック図であ
り、19は前記カメラの制御を行うマイコンで、内部に
前記時間制御回路20を合せ持っている。14は前記メ
インスイッチ、41は撮影のためのレリーズスイッチ、
42は撮影レンズの焦点距離を変化させる為の焦点距離
可変スイッチ、15aは前記カートリッジ室蓋開スイッ
チ、15bは前記カートリッジ室蓋閉スイッチ、21は
前記カートリッジエジェクトスイッチ、16は前記フィ
ルム強制巻き戻しスイッチ、45は自動測距回路である
が、固定焦点の場合必要ない。32は焦点調節の為の撮
影レンズの繰り出し、繰込み、AE、シャッタ、絞り等
を駆動させる撮影回路、33はフィルムを自動で巻き上
げ、巻き戻しするための前記モータ12を駆動するフィ
ルム給送回路、34はカートリッジ室蓋2を開閉するた
めの前記モータ4を駆動するカートリッジ室蓋開閉回路
で、図1において蓋2は、スライドする形式のものを用
いたが、形式は問わない。
【0019】35はカートリッジ室蓋2が開または閉完
了位置にきているか否かを検知するための前記検知スイ
ッチ5a,5bを含むカートリッジ室蓋位置検知回路3
6は前記ローラ6、7にカートリッジを挟み込むなりし
てカメラ内に引き込みまたは送り出すための前記モータ
8を駆動するカートリッジ運搬回路、37はカートリッ
ジのカメラ内への進入、装填完了、カートリッジの送り
出し完了をそれぞれ検知する前記検知スイッチ9a、1
0、9bを含むカートリッジ装填位置検知回路、38は
カートリッジのフィルム出入口遮光扉を開閉するための
前記モータ24を駆動するカートリッジ遮光回路で、も
しフィルム出入口遮光扉でなくテレンプ等でカートリッ
ジに巻かれたフィルムが遮光可能ならば、必要はない。
39はカートリッジの遮光扉の開閉位置を検知するため
の前記検知スイッチ23a、23bを含むカートリッジ
遮光検知回路である。カートリッジのフィルム出入口遮
光扉がカメラ給送シーケンスでフィルム完全巻き戻し
後、閉じられることになっていれば、カートリッジ遮光
検知回路39によりカートリッジフィルム出入口遮光扉
の閉位置を検知することで、カートリッジが遮光完了し
ていることを知ることができると共に間接的にフィルム
の送り状態を検知することができるが、この他にも直接
フィルムの送り状態を検知する方法として、以下の方法
がある。
【0020】図1のフィルムの反射率を利用して、フォ
ットリフレクタでフィルムの在否を検知する方法や、磁
気層を有するフィルムを用いるのであれば、フィルムが
持つ信号を磁気ヘッド25で読み出すことでフィルムの
在否を検知する方法や、フィルムの送りと連動するフィ
ルムとローラ間の面摩擦、もしくはパーフォレーション
との係合などで動かされるギア列に設けられたパルス板
30bのパルスをフォトインタラプタ30aで検出し
て、フィルムの在否を記憶しておく方法などがある。必
要フィルムがカートリッジから出ているか否か検知でき
れば方法は問わない。40は、カメラ使用者にブザーや
声などによる音、液晶などによる表示、LEDランプの
点灯点滅などによる光で警告を与えるための前記警告用
ブザー26、警告ランプ30を含む警告回路43は閃光
撮影の為のストロボ回路、44は、焦点距離可変スイッ
チ42の押圧に応じて撮影レンズの焦点距離変更駆動を
行う焦点距離変更回路45は、前記フォトリフレクタ2
5、フォトセンサ27、フォトリフレクタ28を含み、
ISO感度、撮影可能規定駒数、ネガ・ポジといった
「カートリッジの性能」、未使用なのか、一部使用済み
なのか、完全に使用済みなのかといった「カートリッジ
の使用状態」、カートリッジ室18の入口への「カート
リッジの接近」等のカートリッジ情報を検出するカート
リッジ情報検出回路である。46は、前記磁気ヘッド2
9を駆動し、フィルムの磁気層に対し、情報の書き込み
及び/又は読み出しを行うためのヘッド駆動回路であ
る。且し、「カートリッジ性能」が磁気によって書き込
まれる場合もあるので、その時はヘッド駆動回路はカー
トリッジ情報検出回路の一部となる。
【0021】次に、以上の構成でカートリッジ接近検知
によりカートリッジ室蓋2を閉位置から開位置まで動か
そうとする時のメインシーケンスを図3に示すマイコン
19のフローチャートに従って説明する。なお以下の説
明ではシーケンスのステップを()内の数字で示した。
【0022】メインスイッチ19がONされ(S10
0)、マイコンが起動状態になり(101)、カートリ
ッジ情報検出回路45のフォトセンサ27により、カー
トリッジ室18の入口への「カートリッジの接近」を検
知すると(102)、カートリッジ情報検出回路45の
フォトリフレクタ28で「カートリッジの使用状態」検
知を始め、使用(撮影)可能であればカートリッジ室蓋
を開駆動させる準備を始める(103、NO)。使用済
みであれば(103、YES)、カメラ使用者に使用済
みカートリッジであるためにカートリッジ室蓋2を開け
ないことを警告回路40により音、表示、光などを用い
て警告する(120)。カートリッジが使用可能であれ
ば、次に、カメラ内にカートリッジ17が存在するのか
否か確かめるため、カートリッジ装填位置検知回路37
のカートリッジ装填完了検知スイッチ10により、カー
トリッジ装填完了検知を行い(S104)、カートリッ
ジ17がある場合と、無い場合とに分ける。
【0023】まず、カートリッジ17が存在しない場合
は、即後述するカートリッジ室蓋2の開駆動サブルーチ
ンへ進み、カートリッジ室蓋2の開駆動を始める(10
5)。そしてカートリッジ室蓋開駆動が完了した場合が
4bで、何らかのトラブルでカートリッジ室蓋2が開駆
動の途中で止まってしまった場合が4cである。初期状
態でカメラ内にカートリッジ17が無く、カートリッジ
室蓋2が開放されたということはカートリッジを外部か
ら装填すると考えられるので、カートリッジ室蓋2の開
放が完了した際(4b)には、即後述するカートリッジ
引き込み駆動サブルーチンへ進み、カートリッジ17の
カートリッジ室18への引き込み駆動を始める(10
6)。S106でカートリッジ17が装填されなかった
場合、(S106:6d)、更に上記S105において
何らかのトラブルでカートリッジ室蓋2が開けられない
場合(S105:4c)、カートリッジ室蓋2の開け放
しを防ぐために、後述するカートリッジ室蓋閉駆動サブ
ルーチン(S107)へと移り、カートリッジ室蓋2の
閉駆動を行う。
【0024】S107において、カートリッジ室蓋2の
閉じ駆動が完了した時(S107:5b)及びカートリ
ッジ室蓋2の閉じ駆動が途中で止まった場合(S10
7:5c)のいずれの場合も、そのまま図3のシーケン
スを終了する。
【0025】一方、S106に於いて、カートリッジ1
7が完全に装填された場合(S106:6c)、後述す
るカートリッジ室蓋閉駆動サブルーチン(S108)へ
と移り、カートリッジ室蓋2の閉駆動を行う。
【0026】カートリッジ室蓋2の閉じが完了した際に
はカートリッジ遮光回路38によりカートリッジ17の
フィルム出入口遮光扉の開放駆動を行い(S109)、
フィルム給送回路33によりカートリッジ17内のフィ
ルムを撮影可能位置まで送ると共に、その間にフィルム
送りによってフィルム供給スプールと一体に回転するカ
ートリッジ17の端面のバーコードから、カートリッジ
情報検出回路45のフォトリフレクタ25により「カー
トリッジの性能」検知を行い(S110)図3のシーケ
ンスを終了する。一方、S106において、カートリッ
ジ17は装填されたが、その引き込み駆動途中で止まっ
てしまった場合(S106:66)と、S108におい
てカートリッジ室蓋2の閉じ駆動が途中で止まった場合
(S108:5c)はそれぞれそのまま図3のシーケン
スを終了する。
【0027】次に、S104でカートリッジ室18内に
カートリッジ17が存在した場合(S104:YE
S)、全駒撮影終了後の自動巻き戻し、或いは強制巻き
戻しスイッチ16による強制巻き戻しで、カートリッジ
17内にフィルムが完全に巻き戻され、フィルム出入口
遮光扉が閉じられてカートリッジ17の遮光がなされて
いるかをカートリッジ遮光検知回路39により検知す
る。カートリッジ17の遮光が完了していれば、(S1
11:YES)後述するカートリッジ室蓋開駆動サブル
ーチンへと進み、カートリッジ室蓋2の開駆動を行う
(S112)が、カートリッジ17の遮光が完了してい
ない時は(S111:NO)、カートリッジ室蓋2を開
けるとフィルムが感光するので、カートリッジ室蓋2の
開放動作は行わず、警告回路40によりあらかじめ設定
したTc秒間、音、表示光等で警告を出し(120)、
図3のシーケンスを終了する。S112でカートリッジ
室蓋2の開放が完了した時は4bに進み、開放途中で止
まってしまった場合は4cに進む。初期状態でカメラ内
にカートリッジ17が存在し、カートリッジ室蓋2が開
放されたということは、カートリッジ装填状態を確認す
る、もしくはカートリッジを送り出して、新しいカート
リッジを入れ替えると考えられるので、まずマイコン1
9内のタイマT1をスタートし(S113)、T0秒間だ
け外部からカートリッジエジェクトスイッチ21が押圧
されるのを待つ(S114)。T0秒内にカートリッジ
エジェクトスイッチ21が押圧されると(S114:Y
ES)、タイマT1をリセットし(S115)、後述す
るカートリッジ送り出し駆動サブルーチンへ進み、カー
トリッジ17のカートリッジ室18からの送り出し駆動
を始める(S118)。因に、このエジェクトスイッチ
21はカートリッジ室蓋2の開完了状態でないと受け付
けない。S118カートリッジ17の送り出しが終了
し、カートリッジ17がカートリッジ室18から抜き取
られるか、又は、後述するように再度カートリッジ17
がカートリッジ室18に完全に装填された場合(S11
8:7b)及び、S112カートリッジ室蓋2が開駆動
途中で止まってしまった場合(S112:4c)、カー
トリッジ室18は開放されたが、T0秒間内にカートリ
ッジエジェクトスイッチ12が押圧されなかった場合
(S116:YES)いずれも、カートリッジ室18が
開き放しとなるのを防ぐために後述するS119のカー
トリッジ室蓋閉駆動サブルーチンへ進み、カートリッジ
室蓋2の閉駆動を始める。そして、その閉駆動が完了し
た場合がS119:5b、閉駆動途中でトラブルにより
止まってしまった場合がS119:5cである。
【0028】以上、カートリッジ室蓋2が完全に閉じて
いる状態がS107:5b、S110:5b、S11
9:5b、カートリッジ17を挿入したままの状態でカ
ートリッジ室蓋2が開放されているのがS116:6
b、S118:7c、カートリッジ室蓋が閉じきらない
位置にとまっているのがS107:5c、S108:5
c、S119:5cである。
【0029】図3に示したカートリッジ室開シーケンス
を用いると、カートリッジ室蓋2の開閉駆動やカートリ
ッジ17の運搬駆動がトラブル無く動けば、カートリッ
ジ室蓋開閉スイッチ15a、15bを使うことなく使用
済みカートリッジは装填させず、使用可能カートリッジ
に対してはカートリッジ室18を開放してから遮蔽する
までを行うことができることがわかる。
【0030】次にカートリッジ室蓋閉スイッチ15bを
押圧してカートリッジ室蓋2を開位置から閉位置まで動
かそうとする時のメインシーケンスを、図4に示すマイ
コン19のフローチャートに従って説明する。このシー
ケンスは、図3で先に示したカートリッジ室蓋開放のシ
ーケンス途中、何らかのトラブルでカートリッジ室が開
放され放しになっている時や、シーケンス途中で強制的
にカートリッジ室蓋を閉じようとする時に用いられるも
のである。メインスイッチ14がONされ(S20
0)、マイコンが起動状態になり(S201)、カート
リッジ室蓋閉スイッチ15bが押され、マイコンに伝達
される(S202)。尚、カートリッジ室蓋閉スイッチ
15bが押圧されることでマイコン19が起動するよう
にS202をS200としても良い。
【0031】次にカートリッジ室蓋2の状態の如何にか
かわらず、後述するカートリッジ室蓋閉駆動サブルーチ
ンへ進み、カートリッジ室蓋2の閉駆動を始める(S3
03)。それによってカートリッジ室蓋2の閉駆動が完
了した場合がS203:5bで、未完了の場合がS20
3:5cである。完了した場合は、カートリッジ17が
カメラ内に完全に装填されているか、または全く存在し
ないかを確かめるためにカートリッジ装填位置検知回路
37のカートリッジ装填完了検知スイッチ10の検知を
行い(S204)、カートリッジ17が存在する時には
(S204:YES)、マイコン19内のメモリに格納
されたカートリッジが使用不可であったかどうかの検知
情報を確認し(S208)、使用可能であれば(S20
8:NO)、カートリッジ遮光回路26によりカートリ
ッジ17のフィルム出入口遮光扉を開放して(S20
5)、フィルム給送回路33により撮影可能位置までフ
ィルムを送り(S206)図4のシーケンスを終了す
る。使用不可であれば(S208:YES)警告回路4
0を用いて所定のTC秒間警告し(S209)、図4の
シーケンスを終える。
【0032】また、S203でカートリッジ室蓋2は閉
完了しているが、カメラ内にカートリッジ17が存在し
ない場合(S204:NO)はこのままこのシーケンス
を終了する。S203でカートリッジ室蓋2が閉まり切
らない時は(S203:5c)、逆に後述のカートリッ
ジ室蓋開駆動サブルーチンへ進みカートリッジ室蓋2の
閉駆動を行い(S207)、その駆動の完了、未完了に
かかわらず、図4シーケンスを終了する。
【0033】以上の図3、図4で示したものがカートリ
ッジ接近検知及びカートリッジ室蓋閉スイッチ15bを
押圧した際のメインシーケンスである。
【0034】図5は、カートリッジエジェクトスイッチ
を押圧して、カートリッジ装填位置から指で取り出せる
送り出し位置まで、カートリッジを動かそうとする時の
シーケンスである。
【0035】メインスイッチ414がONされ(S30
0)、マイコンが起動状態になり(S301)、カート
リッジエジェクトスイッチ21が押され、マイコンに伝
達される(S302)。尚、カートリッジエジェクトス
イッチ21が押圧されることでマイコン19が起動する
ようにS302をS300としても良い。
【0036】次に、カートリッジ室蓋2がカートリッジ
17の送り出しに邪魔になっていないかどうか、カート
リッジ室蓋開位置検知回路35によりカートリッジ室蓋
2が開完了しているか否かで判定し(S303)、邪魔
になっているようであれば、そのままこのシーケンスを
終了する(S303:YES)。一方、邪魔になってい
なければ(S303:NO)、カートリッジ17が送り
出せる位置に装填されているかどうかをカートリッジ装
填位置検知回路37のカートリッジ送り出し終了検知ス
イッチ9bにより行う(S304)。カートリッジ17
がすでに送り出しの完了の位置にある時は、そのままこ
のシーケンスを終了し(S304:NO)、送れる状態
ならば(S304:YES)、後述するカートリッジ送
り出し駆動サブルーチンに入り、カートリッジ17のカ
ートリッジ室18からの送り出し駆動を行う(S30
5)。カートリッジ17の送り出しがそのままこの不完
全で止まってしまった場合を終了し(S305:7
c)、カートリッジ17の送り出しが完了した場合、カ
ートリッジ室18が開放し放しになるのを防ぐために、
後述するカートリッジ室蓋閉駆動サブルーチンに入り、
カートリッジ室蓋2の閉駆動を行う(S306)。そし
て、S306において、カートリッジ室蓋2の閉駆動の
完了した場合がS306:5bで、不完全な場合がS3
06:5cであるが、いずれにせよ、このシーケンスを
終了する。
【0037】次に、図3、図4、図5に示されるカート
リッジ室蓋開,閉駆動と、カートリッジ引き込み、送り
出し駆動を実際に行う各実行サブルーチン、そして、動
作不完全の場合、繰り返し駆動を行うサブルーチンを説
明する。図6は図3におけるS105、S112、図4
におけるS207に示される、カートリッジ室蓋開駆動
サブルーチンである。まず、カートリッジ室蓋開閉回路
33よりカートリッジ室蓋駆動用モータ4の駆動を開始
する(S400)。予め設定しておいたカートリッジ閉
完了位置から開完了位置までトラブル無く動くに充分な
時間T0秒を計時するマイコン19内のタイマT1をスタ
ートさせる(S401)。このT0秒間内でカートリッ
ジ室蓋位置検知回路35によりカートリッジ室蓋2の開
完了検知がなされなければ、何らかのトラブルによりカ
ートリッジ室蓋2が動いていないということになり、こ
のタイマT1がトラブル検知手段となる。タイマT1がT
0秒になるまで(S406)の間、繰り返しカートリッ
ジ室蓋2の開完了検知を行い(S402)、T0秒にな
るまでにカートリッジ室蓋2が開完了されれば(S40
2:YES)後述するS409の繰り返し駆動サブルー
チンのカウントNをリセットし(S403)、タイマT
1をリセットし(S304)、カートリッジ室蓋2の開
駆動を止め(S405)、このサブルーチンから抜ける
(4b)。
【0038】また、T0秒になるまでにカートリッジ室
蓋2の開完了検知がされない場合は(S406:YE
S)、タイマT1をリセットし(S407)、カートリ
ッジ室蓋2の開駆動を一旦中止し(S408)、再度カ
ートリッジ室蓋2を開駆動させてやるための後述する繰
り返し駆動サブルーチンに入る(S409)。この繰り
返し駆動サブルーチンを所定回数行って(S409:9
c)、なおもカートリッジ室蓋2が開け切らない時は
(S409:9b)、警告回路40により音や液晶等に
よる表示、光の明減などによりカメラ使用者にカートリ
ッジ室蓋開動作が完了しなかったことをTC秒間警告し
て(S410)、このサブルーチンから抜ける(4
c)。尚繰り返し動作サブルーチンよりカートリッジ室
蓋2が開完了した場合(S409:9cよりS302:
YES)は前述と同様に4bへとたどる。
【0039】図7は図3におけるS107、108、1
19、図4におけるS203に示されるカートリッジ室
蓋閉駆動サブルーチンである。まず、カートリッジ室蓋
開閉回路33によりカートリッジ室蓋駆動用モータ4の
駆動を開始する(S500)。予め設定しておいたカー
トリッジ開完了位置から閉完了位置までトラブル無く動
くに充分な時間T0秒を計時するマイコン19内のタイ
マT2をスタートさせる(S501)。このT0秒間内で
カートリッジ室蓋位置検知回路35によりカートリッジ
室蓋閉完了検知がなされなければ、指などをカートリッ
ジ挿入口にカートリッジ室蓋2が挟み込んでしまってい
る等のトラブルによりカートリッジ室蓋2が動いていな
いことになり、このタイマT2がカートリッジ室18内
への異物進入検知手段にもなっている。タイマT2がT0
秒になるまで(S506)の間、繰り返しカートリッジ
室蓋2の閉完了検知を行い(S502)、T0秒になる
までにカートリッジ室蓋2が閉完了されれば(S50
2:YES)後述するS509の繰り返し駆動サブルー
チンのカウントNをリセットし(S603)、タイマT
2をリセットし(S504)、カートリッジ室蓋2の閉
駆動を止め(S505)、このサブルーチンから抜ける
(5b)。
【0040】また、T0秒間内にカートリッジ室蓋2の
閉完了検知がされない場合は(S506:YES)、タ
イマT2をリセットし(S507)、カートリッジ室蓋
2の閉駆動を一旦中止し(S508)、再度カートリッ
ジ室蓋2を閉駆動させてやるための後述する繰り返し駆
動サブルーチンに入る(S509:9a)。この繰り返
しサブルーチンを所定回数行って(S509:9c)、
なおもカートリッジ室蓋2が開け切らない時は(S50
9:9b)、警告回路40により音や液晶などによる表
示,光の明減等によりカメラ使用者にカートリッジ室蓋
2の閉動作が完了しなかったことをTC秒間警告して
(S510)、このサブルーチンから抜ける(5c)。
尚繰り返し動作サブルーチンによりカートリッジ室蓋2
が閉完了した場合(S509:9cよりS502:YE
S)は前述と同様に5bへとたどる。
【0041】図8は図3におけるS103に示されるカ
ートリッジ引き込み駆動サブルーチンである。まず、カ
ートリッジ装填待ち限度時間TA秒を計時するマイコン
19内のタイマT3をスタートさせる(S600)。こ
のTA秒間内でカートリッジ17のカートリッジ室18
内への進入がカートリッジ装填位置検知回路37のカー
トリッジ引き込み開始検知スイッチにより検知されなけ
ればカメラ使用者がカートリッジ17を装填する意志が
無いものとして(S601:NO,S618:YES)
タイマT3をリセットし(S619)、このサブルーチ
ンから抜ける(6d)。また、TA秒間内にカートリッ
ジの進入が検知されると(S601:YES)、タイマ
3をリセットし(S602)、カートリッジ運搬回路
36によりカートリッジの引き込み駆動用モータ8を駆
動し(S603)、カートリッジ運搬ローラ6を引き込
み駆動させ、同時に予め設定しておいたカートリッジが
進入位置から装填完了されるに充分な時間TB秒を計時
するマイコン19内のタイマT3をスタートさせる(S
604)。カートリッジ引き込み待時間TB秒の間(S
706)、カートリッジ11が引き込みローラ6、7に
挟み込まれ、ローラ6の回転力により引き込まれて装填
が完了したか否かをカートリッジ装填位置検知回路37
のカートリッジ装填完了検知スイッチ10により繰り返
し検知する(S605)。TB秒間内にカートリッジ1
7の装填完了が検知されると(S605:YES)、後
述すするS609の繰り返し駆動サブルーチンのカウン
トNをリセットし(S620)タイマT3をリセットし
(S621)、カートリッジ引き込み駆動を終了し(S
622)、このサブルーチンから抜ける(6c)。
【0042】一方、TB秒間内にカートリッジ17の装
填が検知されなければ(S606:YES)、タイマT
3をリセットし(S607)、カートリッジ引き込み駆
動を一旦中止し(S608)、再度カートリッジの引き
込み駆動をさせるための後述する繰り返し駆動サブルー
チンに入る(S609)。この繰り返し駆動サブルーチ
ンを所定回数行って(S609:9c)、なおもカート
リッジ装填が完了しない時は(S609:9b)、警告
回路40により音や液晶などによる表示,光の明減など
により、カメラの使用者にカートリッジ引き込み動作が
完了しなかったことをTC秒間警告して(S610)、
今度は、カートリッジ運搬回路36により完全に装填さ
れていないと思われるカートリッジ17のカートリッジ
室18からの送り出し駆動を開始する(S611)。
【0043】一方、繰り返し駆動サブルーチンによりカ
ートリッジ装填完了した場合(S609:9cよりS6
05:YES)は前述と同様に6cへとたどる。
【0044】S611で、カートリッジ17の送り出し
駆動が開始されると同時に予め設定しておいたカートリ
ッジの装填完了位置から送り出し完了位置まで、トラブ
ルなしで充分送り出し駆動できる時間TA秒を計時する
マイコン内のタイマT3のカウントを始める(S61
2)。カートリッジ装填位置検知回路35のカートリッ
ジ送り出し終了検知スイッチ9bによりカートリッジ送
り出し完了検知がTA秒間内に繰り返し行われ(S61
3、S614:NO)、TA秒間内に検知されなければ
(S614:YES)、カートリッジ17がカートリッ
ジ室18に未完了で装填されたまま引き込みも送り出し
もできない状態でいると想定され、そのままタイマT3
をリセットし(S615)、カートリッジ送り出し駆動
を中止し(S616)、警告回路40により音、表示、
光等でカメラ使用者にカートリッジ引き込み駆動が完了
しなかったことをTC秒間警告して(S617)、この
サブルーチンから抜ける(6b)。
【0045】一方、カートリッジ17が装填され、引き
込まれたにもかかわらず、装填未完了で逆に手で抜き取
ることのできる位置まで送り出された場合(S613:
YES)、タイマT3をリセットし(S623)、カー
トリッジ送り出し駆動を終了し(S624)、警告回路
40により、カートリッジが抜き取り可能な位置にある
ことをカメラ使用者に認知させ、かつ、抜き取りを促す
ように今までの警告とは異なった第2の警告を開始する
(S625)。例えば、図1のようにカートリッジ室挿
入口すぐ横に警告ランプ30等を設けておくと暗がりで
もよく見え、カートリッジがどこから出ているのか、お
のずと導いてくれるのでよい。
【0046】第2の警告が始まると予め設定しておいた
カートリッジを人が抜き取るまでの待ち限度時間TB
を計時するタイマT3がカウントを始める(S62
6)。カートリッジ装填位置検知回路35のカートリッ
ジ引き込み開始検知スイッチ9bによりタイマT3がTB
秒になるまでの間カートリッジ17が抜き取られた否か
を繰り返し検知し(S627)、抜き取りが検知されれ
ば(S627:YES)タイマT3をリセットし(S6
31)、前記第2の警告を止め(S632)、カートリ
ッジ室18が空でかつ開放の状態でこのサブルーチンを
抜け(6d)、検知されなければ(S628:YES)
タイマT3をリセットし(S629)、カートリッジ室
にカートリッジが指で抜き取れる進入状態でカートリッ
ジ室蓋2が開放されたままで、カートリッジ引き込み駆
動が完了しなかったことを警告回路40により音、表
示、光等でカメラ使用者にTC秒間警告し、このサブル
ーチンから抜ける(6b)。
【0047】図9は図3におけるS118、図5におけ
るS305で示されるカートリッジ送り出し駆動サブル
ーチンである。まず、カートリッジ運搬回路36により
カートリッジ送り出し駆動用モータ8の駆動を開始し
(S700)、カートリッジ運搬用ローラ6を送り出し
駆動させ、同時に予め設定しておいたカートリッジが装
填完了位置から送り出し完了位置までトラブル無しで充
分送り出し駆動できる時間TA秒を計時するマイコン1
9内のタイマT4のカウントを始める(S701)。タ
イマT4がTA秒になるまでの間カートリッジ装填位置検
知回路37のカートリッジ送り出し終了検知スイッチ9
bにより繰り返しカートリッジ送り出し完了検知が行わ
れ(S702)、TA秒時間内に送り出し完了が検知さ
れればカートリッジ17が装填されていなかった場合も
含め(S702:YES)、後述するS718の繰り返
し駆動サブルーチンのカウントNをリセットし(S70
3)、タイマT4をリセットし(S704)、カートリ
ッジ送り出し駆動を終了する(S705)。
【0048】逆にTA秒時間内に送り出し検知がされな
い場合(S715:YES)、タイマT4をリセットし
(S716)、カートリッジ送り出し駆動を一旦中止し
(S717)、再度繰り返し送り出し動作を行う後述の
繰り返し駆動サブルーチンへ入る(S718)。この繰
り返し駆動サブルーチンを所定回数行うまでに(S81
8:9c)、送り出し完了を検知すると(S702:Y
ES)、前述のS704まで進む。また繰り返し動作サ
ブルーチンを所定回数行ったにもかかわらず、なおも送
り出し完了が検知されない場合(S718:9b)、警
告回路40によりカートリッジ送り出し駆動が完了しな
かったことをカメラ使用者に音、表示、光等を用いてT
C秒間警告を与える(S719)。そして、カートリッ
ジ装填位置検知回路37のカートリッジ装填完了検知ス
イッチ10によりカートリッジ17が全く動かなかった
のか、少しは送り出されているのかを検知し(S72
0)、全く動かない場合は(S720:YES)このサ
ブルーチンを抜け(7b)、少しは送り出されている場
合は(S720:NO)、カートリッジ運搬回路36に
よりもう一度引き込み動作を行う(S721)。
【0049】一方、S705でカートリッジ17の送り
出しが完了し、カートリッジ17の送り出し駆動が終了
すると警告回路40により、例えばカートリッジ室挿入
口近辺に設けられたランプ等を点灯させることで、今ま
での警告とは異なった第2の警告を始め、カートリッジ
が送り出されていることをカメラ使用者に伝える。
【0050】次に、予め設定しておいた、人がカートリ
ッジを抜き取るまでの待ち限度時間TB秒を計時するタ
イマTAのカウントを始める(S707)。所定時間TB
秒までの間(S711)、カートリッジ装填位置検知回
路35のカートリッジ引き込み開始検知スイッチ9aに
よりカートリッジ17の抜き取り完了検知が繰り返し行
われ(S708)、所定時間TB秒内にカートリッジが
抜き取り完了が検知されると(S708:YES)、タ
イマT4をリセットし(S709)、前記第2の警告を
中止し(S710)、このサブルーチンから抜ける(7
b)。
【0051】また、所定時間TB秒内に抜き取り完了が
検知されなければ(S711:YES)、タイマT4
リセットし(S712)、第2の警告を中止し(S71
3)カートリッジが抜き取られないままになっているこ
とをカメラ使用者に伝えるために、警告回路40により
音、表示、光等でTC秒間警告を与え(S714)、抜
き取られないままになっているカートリッジ17を逆に
カメラ内へ引き込む動作を始める。カートリッジ運搬回
路36により、カートリッジ引き込み駆動用モータ8の
駆動を開始し(S721)、カートリッジ運搬用ローラ
6を引き込み駆動させる。この際、S714、S72
0:NOの流れとも、カートリッジ17がローラ6、7
に挟まれた状態にあるので、そのまま引き込み駆動され
ることになる。同時に予め設定しておいたカートリッジ
進入位置から、カートリッジ装填完了位置にトラブル無
しで充分運搬可能な時間TB秒間までを計時するタイマ
4のカウントを開始する(S722)。所定時間TB
の間(S726)、カートリッジ装填位置検知回路37
のカートリッジ装填完了検知スイッチ10により繰り返
しカートリッジ装填完了検知を行い(S723)、所定
時間TB秒内に装填完了が検知されれば(S723:Y
ES)、タイマT4をリセットし(S724)、カート
リッジの引き込み駆動を終了し(S725)、このサブ
ルーチンから抜ける(7b)。
【0052】また所定時間TB秒内に装填完了の検知が
なされない場合(S726:YES)、タイマT4をリ
セットし(S727)、カートリッジ引き込み駆動を直
ちに中止させ(S728)、警告回路40によりカート
リッジ装填が完了しなかったことをカメラ使用者に、
音、表示、光等を用いてTC秒間警告を与え(S72
9)、このサブルーチンから抜ける(7c)。
【0053】図6のS409、図7のS509、図8の
S609、図9のS718に示される繰り返し駆動を行
うためのサブルーチンである。この繰り返し駆動は、カ
ートリッジ室蓋開閉駆動やカートリッジ送り出し引き込
み駆動が不完全な状態で終わった時、再度同じ動作を自
動で試みるために設定されたもので、始めての所望の駆
動が不完全に終わった後に行うステップとして位置づけ
られている。所望の駆動が不完全に終了した後に、再度
同一駆動を試みるので、所望の駆動を中止後、タイマT
2をスタートさせ(S800)、予め設定しておいた休
止時間Ta秒間所望の駆動を行わず休ませる。タイマT2
が設定時間Ta秒を計時すると(S801)、タイマT2
をリセットし(S802)、繰り返し回数Nをカウント
しはじめ(S803)、回数Nが予め設定した回数Na
になるまで、再度同一駆動を始めから行うループに入る
ようにする(S804:NO)。
【0054】そして、1回の所望の駆動が不完全であっ
たことをカメラ使用者に知らせるため、警告回路40に
より音、表示、光等によりTC秒間警告を与えた後、所
望の駆動の初期ループへと戻り(S805)、このサブ
ルーチンを抜ける(9c)。そして、繰り返し動作回数
Nが所定のNa回まで所望の駆動が完了しない時には
(S804:YES)、カウントNをリセットし、この
サブルーチンから抜ける(9b)。
【0055】尚、もし、シーケンス上、この繰り返し動
作はいらないとした時は、図10のサブルーチンそのも
のを省いてもよいし、繰り返し設定回数Na=1にして
おけば、繰り返しループ(S804:NO)に入ること
なく、次のシーケンスへと進める。
【0056】以上の本発明の第1の実施例によれば、使
用済みカートリッジをカメラに装填しようとする時は、
カートリッジ室蓋が開かないので、2重撮影をしてしま
うといったことを防止できる。
【0057】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0058】図11は本発明の第2の実施例を示す、カ
ートリッジ接近検知により、カートリッジ室蓋を閉位置
から開位置まで動かそうとする時のメインシーケンスで
ある。
【0059】本実施例では第1の実施例の図3のシーケ
ンスが図11のシーケンスに一部変更される以外、カメ
ラの構成、動作は第1の実施例と同じであるので図1〜
2、3〜10を援用するものとしてそれらの説明は省略
する。
【0060】又、図1に於いて図3と同一の処理を行う
ステップは図3と同一のステップ番号を付して説明は省
略する。
【0061】図11において、S102で「カートリッ
ジ接近」を検知すると、該カートリッジ17が使用可能
であるか否かを検知し(S103)、該「カートリッジ
使用状態」の検知結果をマイコン19内のメモリに格納
する(900)。その後、カートリッジ室蓋2が開き、
カートリッジが完全に装填されカートリッジ室蓋2が閉
じられると(S108:56)、S901で、S900
で格納した「カートリッジ使用状態」の検知結果の情報
を呼び出し、カートリッジに撮影可能駒がある場合のみ
(S900、YES)、カートリッジ17のフィルム出
入口遮光扉を開き(S109)、フィルムを撮影可能位
置まで送るようにする(S110)。一方、カートリッ
ジが使用済みで撮影不能で(S900、NO)、警告回
路40によりカメラ使用者にカメラに装填されたフィル
ムが使用済みであることを光、音、表示などによってT
C秒間だけ警告をし(S902)、そのままこのシーケ
ンスを終える。
【0062】以上に示した、本発明の第2実施例によれ
ば、カートリッジ装填前に、カメラに装填されるカート
リッジ17を使用済みだと検知してもカートリッジ17
は装填可能であり、使用済みカートリッジをカメラに入
れて携帯することができる。また装填されたカートリッ
ジ17はそのフィルム出入口遮光扉を閉じたままの状態
でカートリッジ室蓋2が閉じられているので、カートリ
ッジ室開スイッチ15aが押されると、瞬時にカートリ
ッジ室蓋2を開くことができ、操作が瞬敏になる。
【0063】以上の第1、第2の実施例は、カートリッ
ジ使用状態の検知をカートリッジが装填される前のカー
トリッジがカメラ外にある場合に行えるものであった。
【0064】次に、カートリッジの使用状態検知をカー
トリッジ室壁面で行う第3の実施例を説明する。
【0065】図12は本発明の第3の実施例を示すカメ
ラの構成図である。本実施例が前記第1、第2の実施例
と異なる点は、本実施例が前記第1、第2の実施例のよ
うに、カメラ外部でカートリッジ17の使用状態を検知
する代わりに、カートリッジ室壁面でカートリッジの使
用状態を検知するようにした点にある。その為に本実施
例は、カートリッジの使用状態を検出するための前記第
1、第2の実施例のフォトリフレクタ28がカートリッ
ジ室壁面18に設けられている。図12の他の構成は、
図1と同じであるので図1と同一の構成には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0066】その他、本実施例では、前記第1の実施例
の図3のシーケンスが図13のシーケンスに一部変更さ
れ、図14のサブルーチンが追加される以外第1の実施
例と同じであるので、図2、4〜10を援用するものと
して、それらの説明は省略する。
【0067】図13は、本実施例に於けるカートリッジ
接近検知によりカートリッジ室蓋2を閉位置から開位置
まで動かそうとする時のメインシーケンスを示すマイコ
ン19のフローチャートである。
【0068】図13に於いて、図3と同一の処理を行う
ステップは、図3と同一のステップ番号を付して説明を
省略する。
【0069】図13に於いて、S102で、カートリッ
ジ情報検出回路45のフォトセンサ27が「カートリッ
ジの接近」を検知すると、カートリッジ17の使用状態
にかかわらず、そのままS104に進み、カメラ内にカ
ートリッジが存在するか否かのカートリッジ装填完了検
知を行い、以降のステップに進む。
【0070】一方、S105で、カートリッジ室蓋2の
開放が完了した際(4b)には、即後述する第2カート
リッジ引き込み駆動サブルーチンへ進み、カートリッジ
17のカートリッジ室18への引き込み駆動を始める
(S1100)。S1100でカートリッジ17が装填
されなかった場合、(S1100:6d)、カートリッ
ジ室蓋2の開け放しを防ぐために、カートリッジ室蓋閉
駆動サブルーチン(S107)へと移り、カートリッジ
室蓋2の閉駆動を行う。
【0071】一方、S1100に於いて、カートリッジ
17が完全に装填された場合(S1100:6c)、カ
ートリッジ室蓋閉駆動サブルーチン(S108)へと移
り、カートリッジ室蓋2の閉駆動を行う。
【0072】又、S1100に於いて、カートリッジ1
7は装填されたが、その引き込み駆動途中で止まってし
まった場合(S1100:6b)、そのまま図13のシ
ーケンスを終了する。
【0073】更に、S1100に於いて、カートリッジ
引き込み駆動中に、カートリッジ室18の壁面に設けら
れたカートリッジ情報検出回路45のフォトリフレクタ
28で、「カートリッジの使用状態」を検知し、カート
リッジ17が使用不可であれば引き込み駆動を中止し
(S1100:6e)、図9のカートリッジ送り出し駆
動サブルーチンを始め(S1101)、送り出し駆動が
完了しない場合は(S1101,7c)、そのまま図1
3のシーケンスを終了し、送り出しが完了すれば(S1
101,7b)、図7のカートリッジ室蓋閉駆動サブル
ーチンを始める(S1102)。カートリッジ室蓋2の
閉の完了いかんにかかわらず図13のシーケンスを終了
する。
【0074】図13に示したシーケンスによれば、カー
トリッジ室蓋2の開閉駆動やカートリッジ17の運搬駆
動がトラブルなく行われれば、使用済みカートリッジを
一度は引き込もうとするが再度送り出し、カメラに装填
させないようにして、カートリッジ室18の開放から閉
成までが自動で行われる。
【0075】図14は、図13のS1100に示される
第2カートリッジ引き込み駆動サブルーチンであり、図
8と同一処理を行うステップは、図8と同一のステップ
番号を付して説明を省略する。
【0076】図14に於いて、カートリッジ引き込み途
中にカートリッジ情報検出回路45のフォトリフレクタ
28によりカートリッジ使用済みが検知されると(S1
200,YES)、S609の繰り返し駆動サブ ーチ
ンのカウントNをリセットし(S1201)、タイマT
3をリセットし(S1202)、カートリッジ引き込み
駆動をやめ(1203)、カメラ使用者に装填しようと
しているカートリッジ17が使用済みであることを伝え
るため、警告回路40により音、光、表示などを用いて
C秒間警告を与え(S1204)、このサブルーチン
から抜ける(6d)。
【0077】以上説明した本発明の第3の実施例によれ
ば、使用済みカートリッジを装填しようとすると、カメ
ラが使用済みであることを判定してカートリッジを送り
出してしまうので、使用済みのカートリッジを誤って使
用してしまうことを防止できる。
【0078】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
本実施例は、前記第3の実施例の一部の変形例で、図1
5にフローチャートを示す、カートリッジ接近検知によ
り、カートリッジ室蓋を閉位置から開位置まで動かそう
とする時のメインシーケンス及び図16にフローチャー
トを示す第2カートリッジ引き込み駆動サブルーチンが
前記第3の実施例の図13、図14に示されるそれらと
一部異なるのみで他は前記第3の実施例と同一である。
【0079】図15において、図13と同一の処理を行
うステップは、図13と同一のステップ番号を付して説
明を省略する。図15においてS105で、カートリッ
ジ室蓋2の開放が完了した際(4b)には、即後述する
第2カートリッジ引き込み駆動サブルーチンへ進み、カ
ートリッジ17のカートリッジ室18への引き込み駆動
を始める(S1300)。S1100でカートリッジ1
7が装填されなかった場合、(S1300:6d)、カ
ートリッジ室蓋2の開け放しを防ぐために、カートリッ
ジ室蓋閉駆動サブルーチン(S107)へと移り、カー
トリッジ室蓋2の閉駆動を行う。
【0080】一方、S1300に於いて、カートリッジ
17が完全に装填された場合(S1300:6c)、カ
ートリッジ室蓋閉駆動サブルーチン(S108)へと移
り、カートリッジ室蓋2の閉駆動を行う。
【0081】また、S1300に於いて、カートリッジ
17は装填されたが、その引き込み駆動途中で止まって
しまった場合(S1300:6b)、そのまま図15の
シーケンスを終了する。
【0082】更に、S1300に於いて、カートリッジ
引き込み駆動中に後述するように、カートリッジ情報検
出回路45のフォトリフレクタ28により「カートリッ
ジの使用状態」を検知し、この検知結果をマイコンに記
憶しており、S1301においてこの情報に基づいて、
使用済みであった場合は(S1301:NO)、カメラ
使用者に装填されたカートリッジが使用済みであったこ
とを知らせるため、警告回路40により音、光、表示な
どを用いたTC秒間警告する(S1302)。使用済み
でなかった場合は(S1301:YES)、カートリッ
ジ17のフィルム出入口遮光扉を開放させ(S10
9)、フィルムを撮影可能な位置まで送る(S11
0)。
【0083】図16は図15のS1100に示される第
2カートリッジ引き込み駆動サブルーチンで、図8と同
一の処理を行うステップは図8と同一ステップ番号を付
して説明を省略する。図16においてS603でカート
リッジの引き込み駆動が開始され、S604でマイコン
19内のタイマT3をスタートさせると、S1400で
そのカートリッジ引き込み駆動中に、カートリッジ情報
検出手段45のフォトリフレクタ28により、「カート
リッジの使用状態」を検出し、その検出結果をマイコン
19内のメモりに格納する。尚、その他の処理は図8と
同じである。
【0084】以上説明した本発明の第4の実施例によれ
ば、使用済みカートリッジを装填すると、カメラが使用
済みであることを判定して、カートリッジをカメラ内に
完全に引き込み装填はするが、フィルム出入口遮光扉は
開放せず、フィルムも送らず、使用済みカートリッジが
装填されたことを警告するので、使用済みカートリッジ
の携帯性を向上できると共に使用済みカートリッジを再
度使用してしまうような失敗も防止できる。
【0085】次に、本発明の第5の実施例を説明する。
本実施例がいままでの実施例と異なる点は、「カートリ
ッジの使用状態」の検知をカートリッジ装填室18の最
端面カートリッジ情報検出回路45のフォトリフレクタ
25を用いて行う点にある。
【0086】前述したように、本実施例で使用されるカ
ートリッジ17は、図20にその詳細が示されるように
カートリッジ17の使用状態がスプールフランジ部17
bの切欠部の位置によって現われる表示17により示さ
れる。フォトリフレクタ25は装填されるカートリッジ
の表示17dに対向する位置に設けられており、装填さ
れたカートリッジ17が使用可能であれば、スプールフ
ランジ17bが表示17dを隠す位置にあるので、フォ
トリフレクタ25がフランジ部17bの反射光をうける
ことになるので、これによってカートリッジ使用可能が
検知される。逆にカートリッジが使用済みである時、ス
プールフランジ17bの切欠き部が表示7dの上にくる
ので、フォトリフレクタ25は表示7dの反射光を受光
し、又は、フランジ部7bの切欠き部によって反射光を
受光しないことによってカートリッジの使用不可が検知
される。
【0087】本実施例において図17にフローチャート
を示すカートリッジ接近検知によりカートリッジ室蓋を
閉位置から開位置まで動かそうとする時のメインシーケ
ンスが前記第1の実施例の図3のそれと異なるのみで、
他は、前記第1の実施例と同一である。
【0088】図17に於いて、図3と同一の処理を行う
ステップは、図3と同一のステップ番号を付して説明を
省略する。
【0089】図17に於いて、S102で、カートリッ
ジ情報検出回路45のフォトセンサ27が、「カートリ
ッジの接近」を検知すると、カートリッジ17の使用状
態にかかわらず、そのままS104に進み、カメラ内に
カートリッジが存在するか否かのカートリッジ装填完了
検知を行い、以降のステップに進む。
【0090】その後、カートリッジ室蓋2が開き、カー
トリッジが完全に装填されカートリッジ室蓋2が閉じら
れると(S108:5b)、S1500に進み、カート
リッジ情報検出回路45のフォトリフレクタ25により
「カートリッジの使用状態」を検知し、使用可能であれ
ば(S1500:YES)、カートリッジ17に具備さ
れたフィルム出入口遮光扉を開放し(S109)、フィ
ルムを撮影可能位置まで送り、(S110)、そのまま
このシーケンスから抜ける。逆にカートリッジが使用済
みである場合は(S1500:NO)、カメラ使用者に
装填されたカートリッジが使用済みであることを知らせ
るために、警告回路40により音や光や表示などを用い
て予め設定されたTC秒間警告を与える(S150
1)。そして、図6に示されるカートリッジ室蓋開駆動
サブルーチンに進みカートリッジ室蓋2の開駆動を行い
(S1502)、カートリッジ室蓋2が完全に開くと
(S1502、4b)、S118のカートリッジ送り出
し駆動サブルーチンへ進み、カートリッジ17のカート
リッジ室18からの送り出し駆動を行う。そして、使用
済みカートリッジが完全に抜き取られる、もしくは、送
り出し駆動は行われたが全くカートリッジが送り出され
なかった場合が(S118,7b)で、この場合即カー
トリッジ室蓋閉駆動サブルーチンに進み、カートリッジ
室蓋2の閉駆動を行い(S119)、このシーケンスを
抜ける。一方、S1502、S118、S119のいず
れのサブルーチンの場合も駆動半ばで止まってしまった
時はそのままシーケンスを抜ける(S1502:4c、
S118:7c、S119:5c)。
【0091】以上説明した本発明の第5の実施例によれ
ば、使用済みカートリッジの場合カメラ内に一度は装填
されるが、即送り出され、使用済みカートリッジが再度
使用されてしまうような事故を防止できる。
【0092】又、「カートリッジの使用状態」の検知と
「カートリッジの性能」の検知とが共通のフォトリフレ
クタ25で行えるのでコストダウン、省スペース化にな
る。
【0093】次に本発明の第6の実施例を説明する。本
実施例は前記第5の実施例の図17のシーケンスのS1
501より後のステップを省略し、S1501で使用済
みカートリッジが装填されたことを警告すると、そのま
ま図17のシーケンスを終了する。他は前記第5の実施
例と同じである。これは使用済みカートリッジをカメラ
に装填した際は、そのままカートリッジ室蓋2を閉じ、
使用済みカートリッジ17を送り出さないようにしたも
のである。
【0094】本実施例によれば使用済みカートリッジを
装填すると、カメラ内に完全に引き込み装填された後、
フィルム出入口遮光扉を開放せず、フィルムも送らず、
使用済みカートリッジが装填されたことを警告するの
で、使用済みカートリッジの携帯性を向上できると共
に、使用済みカートリッジを再度使用してしまうような
失敗も防止できる。
【0095】又、「カートリッジの使用状態」の検知と
「カートリッジの性能」の検知が共通のフォトリフレク
タ25で行えるのでコストダウン、省スペース化にな
る。
【0096】次に、本発明の第7の実施例を説明する。
本実施例は、「カートリッジの使用状態」の検知を前記
第5、第6の実施例と同様にカートリッジ情報検出回路
45のフォトリフレクタ25によって行うが、前記第
5、第6の実施例のようにカートリッジ17のフランジ
部17bの切欠部の位置によって「カートリッジの使用
状態」を判定するのではなく、「カートリッジの性能」
を示す、カートリッジ17のフランジ部17b表面のバ
ーコード17eの位置をフォトリフレクタ25によって
検知することによって「カートリッジの使用状態」を判
定するようにしたものである。
【0097】本実施例において図18にフローチャート
を示すカートリッジ接近検知によりカートリッジ室蓋を
閉位置から開位置まで動かそうとする時のメインシーケ
ンスが前記第1の実施例の図3とそれと異なるのみで、
他は、前記第1の実施例と同一である。
【0098】図18に於いて、図3と同一の処理を行う
ステップは、図3と同一のステップ番号を付して説明を
省略する。
【0099】図18に於いて、S102で、カートリッ
ジ情報検出回路45のフォトセンサ27が「カートリッ
ジの接近」を検知すると、カートリッジ17の使用状態
にかかわらず、そのままS104に進み、カメラ内にカ
ートリッジが存在するか否かのカートリッジ装填完了検
知を行い、以降のステップに進む。
【0100】その後、S109でカートリッジ17のフ
ィルム出入口遮光扉を開放すると、フィルム給送回路3
3によりカートリッジ17をフィルム巻戻し方向に駆動
する(S1600)。それにより、カートリッジのフラ
ンジ部17b表面のバーコード17eが設定されていた
位置をカートリッジ情報検出回路45のフォトリフレク
タ25によって検出し、「カートリッジの使用状態」を
判定する(S1601)。装填されたカートリッジが使
用済みでない場合は(S1601:YES)、更に、フ
ォトリフレクタ25によって、バーコード17eから
「カートリッジの性能」の情報を読み取り(S160
6)、フィルム給送回路33により、カートリッジ17
の駆動をフィルム巻戻し方向からフィルム巻上げ方向に
切り換え、フィルムを撮影可能位置まで送り(S160
7)、図18のシーケンスを終了する。
【0101】一方、装填されたカートリッジが使用済み
の場合は(S1601:NO)、フィルム給送回路33
によりカートリッジ17のフィルム巻戻し方向の駆動を
停止し(S1602)、カメラ使用者に装填されたカー
トリッジが使用済みであることを、警告回路40により
音、光、表示などでTC秒間警告し(S1603)、カ
ートリッジ遮光回路33によりカートリッジ17のフィ
ルム出入口遮光扉を閉め(S1604)、カートリッジ
17が完全に遮光状態とした後図6に示されるカートリ
ッジ室蓋開駆動サブルーチンに進み、カートリッジ室蓋
2の開駆動を行う(S1605)。カートリッジ室蓋2
が完全に開放されると(S1605:4b)、図9に示
されるカートリッジ送り出し駆動サブルーチンへ進み、
使用済みカートリッジをカートリッジ室18から送り出
し(S1606)、カートリッジが完全に抜き取られた
かもしくは抜き取られないで完全にカートリッジ室18
に装填されたままになった場合のみ(S1606:7
b)、図7に示されるカートリッジ室蓋閉駆動サブルー
チンに進み、カートリッジ室2の閉駆動を行う(S16
07)。そしてカートリッジ室蓋2が完全に閉じた場合
が(1607:5b)である。一方、S1605、S1
606、S1607のいずれのサブルーチンの場合も、
動作途中で止まった場合は(S1605:4c、S16
06:7c、S1607:5c)、それぞれの駆動を中
止し図18のシーケンスを終了する。
【0102】以上説明した本発明の第7の実施例によれ
ば、使用済みカートリッジの場合カメラ内に一度は装填
されるが、即送り出され、使用済みカートリッジが再度
使用されてしまうような事故を防止できる。
【0103】又、「カートリッジの使用状態」の検知と
「カートリッジの性能」の検知とが共通のフォトリフレ
クタ25で行えるのでコストダウン、省スペース化にな
る。
【0104】次に本発明の第8の実施例を説明する。本
実施例は前記第7の実施例の図18のシーケンスのS1
603より後のステップを省略し、S1603で使用済
みカートリッジが装填されたことを警告すると、そのま
ま図18のシーケンスを終了する。他は前記第 の実施
例と同じである。これは使用済みカートリッジをカメラ
に装填した際は、そのままカートリッジ室蓋2を閉じ、
使用済みカートリッジ17を送り出さないようにしたも
のである。
【0105】本実施例によれば使用済みカートリッジを
装填すると、カメラ内に完全に引き込み装填された後、
フィルム出入口遮光扉を開放せず、フィルムも送らず、
使用済みカートリッジが装填されたことを警告するの
で、使用済みカートリッジの携帯性を向上できると共
に、使用済みカートリッジを再度使用してしまうような
失敗も防止できる。
【0106】又、「カートリッジの使用状態」の検知と
「カートリッジの性能」の検知が共通のフォトリフレク
タ25で行えるのでコストダウン、省スペース化にな
る。
【0107】次に、「カートリッジの使用状態」の検知
をカートリッジ室内以外のカメラ内で行う第9の実施例
を説明する。
【0108】本実施例は、「カートリッジの使用状態」
を検知する検知手段としてカートリッジ表面以外に、例
えばフィルムの磁気層に「フィルムの使用状態」が書き
込まれていることを想定して、この磁気層から図1の磁
気ヘッド29により「カートリッジ性能」と共に読み出
すようにしている。
【0109】本実施例において図19にフローチャート
を示すカートリッジ接近検知によりカートリッジ室蓋を
閉位置から開位置まで動かそうとする時のメインシーケ
ンスが前記第1の実施例の図3のそれと異なるのみで、
他は、前記第1の実施例と同一である。
【0110】図19に於いて、図3と同一の処理を行う
ステップは、図3と同一のステップ番号を付して説明を
省略する。
【0111】図19に於いて、S102で、カートリッ
ジ情報検知回路45のフォトセンサ27が「カートリッ
ジの接近」を検知すると、カートリッジ17の使用状態
にかかわらず、そのままS104に進み、カメラ内にカ
ートリッジが存在するか否かのカートリッジ装填完了検
知を行い、以降のステップに進む。
【0112】その後、S109でカートリッジ17のフ
ィルム出入口遮光扉を開放すると、フィルム給送回路3
3によりカートリッジ17内のフィルムを撮影可能位置
まで送る(S1700)。この間に磁気ヘッド29を用
いてヘッド駆動回路46によりフィルムに設けられた磁
気層よりデータを読み出す(S1701)。この磁気層
より読み出されたデータに基づいて装填されたカートリ
ッジが使用済みでない場合は、このまま図19のシーケ
ンスを抜けるが、使用済みである場合は、カメラ使用者
に装填されたカートリッジが使用済みであることを、警
告回路40により音、光、表示などでTC秒間警告し
(S1702)、再びフィルム給送回路33によりカー
トリッジ17内へフィルムを巻き戻し(S1703)、
フィルムがカートリッジ17内へ完全に巻き戻された
後、カートリッジ遮光回路33によりカートリッジ17
のフィルム出入口遮光扉を閉め(S1704)、カート
リッジ17が完全に遮光状態とした後図6に示されるカ
ートリッジ室蓋開駆動サブルーチンに進み、カートリッ
ジ室蓋2開駆動を行う(S1705)。カートリッジ室
蓋2が完全に開放されると(S1705:4b)、図9
に示されるカートリッジ送り出し駆動サブルーチンへ進
み、使用済みカートリッジをカートリッジ室18から送
り出し(S1706)、カートリッジが完全に抜き取ら
れたかもしくは抜き取られないで完全にカートリッジ室
18に装填されたままになった場合のみ(S1706:
7b)、図7に示されるカートリッジ室蓋閉駆動サブル
ーチンに進み、カートリッジ室2の閉駆動を行う(S1
707)。そしてカートリッジ室蓋2が完全に閉じた場
合が(1707:5b)である。一方、S1705、S
1706、S1707のいずれのサブルーチンの場合
も、動作途中で止まった場合は(S1705:4c、S
1706:7c、S1707:5c)、それぞれの駆動
を中止し図19のシーケンスを終了する。
【0113】以上説明した本発明の第9の実施例によれ
ば、使用済みカートリッジの場合、カメラ内に一度は装
填され、フィルムが送られるが、カートリッジ内へ即巻
き戻され、カートリッジがカートリッジ室から送り出さ
れるので、使用済みのカートリッジが再度使用されてし
まう事故を防止できる。
【0114】又、磁気ヘッド29により「カートリッジ
の使用状態」と「カートリッジの性能」の両方を検出で
きるのでコストダウン、省スペース化になる。
【0115】次に本発明の第10の実施例を説明する。
本実施例は、前記第9の実施例の図19のシーケンスの
S1704より後のステップを省略し、S1704でカ
ートリッジ17のフィルム出入口遮光扉を閉鎖すると、
そのまま図19のシーケンスを終了する。他は第9の実
施例と同じである。
【0116】これは、使用済みカートリッジをカメラに
装填した際にはそのままカートリッジ室蓋2を閉じたま
まにして、一端巻き上げたフィルムを巻き戻し、カート
リッジのフィルム出入口遮光扉を閉じてしまうようにし
たものである。
【0117】本実施例によれば使用済みカートリッジを
装填すると、フィルムは一端巻き上げられるが再度巻き
戻され、カメラ内でカートリッジが遮光された状態でカ
ートリッジ室蓋2を閉じて保持されるため、使用済みカ
ートリッジの携帯性も良く、かつ、使用済みカートリッ
ジを再度使用してしまう失敗も防止できる。又、カート
リッジ室蓋2を開ける時も、すでにカートリッジは遮光
されているので即時に開けることができる。
【0118】又、「カートリッジの使用状態」の検知と
「カートリッジの性能」の検知が共通の磁気ヘッド29
で行えるのでコストダウン、省スペース化になる。
【0119】尚、本発明の第2の実施例である図11に
おいて、実施例においては、ステップ(S901)をス
テップ(S108)とステップ(S109)の間に設け
たが、ステップ(S901)を、ステップ(S109)
とステップ(S110)の間に組み換えても単にフィル
ム出入口が開放されるだけなので、使用済みフィルムの
上にさらに露光することがないので問題はない。同様の
ことが第4の実施例、図15のステップ(1301)、
第6の実施例、図15のステップ(1500)。また、
本発明の第1の実施例である図3及び図11、図13、
図15、図17、図18、図19において、実施例にお
いてはステップ(S111)で、カートリッジ遮光検知
回路により、遮光が完了していない場合(S111,N
O)、警告を発してシーケンスを終了するようになって
いる。しかし、ステップ(S111)で検出しているフ
ィルムの巻き戻しさえ完了していれば、ステップ(S1
11,NO)後にフィルム出入口を閉じる、すなわち、
カートリッジ遮光扉を閉じるようにマイコン19でドラ
イバモーター24を閉じ駆動し、ドライバー22が閉じ
検知スイッチ23bを押圧したところでドライバーモー
ター駆動を終え、ステップ(S112)につなげてやれ
ば問題はない。またメカシーケンス上カートリッジ室蓋
2を開ける際には、その直前にカートリッジ遮光扉が閉
まる構成であるのならステップ(S111)では単にフ
ィルムの巻戻しがなされているかだけを確認すればよい
ことになる。
【0120】又、「カートリッジの接近」、「カートリ
ッジの使用状態」、「カートリッジの性能」等のカート
リッジ情報の検知は、各実施例に記載されるものに限ら
ず、カートリッジの形態又は必要に応じて機械的、光学
的、磁気的等、どのようなものであっても本発明は適用
できるものである。
【0121】又、以上の実施例のカートリッジ端面のバ
ーコード情報の読み取りは、フィルムを巻上げて行って
も、フィルム巻戻しで行っても、又、フィルム送りが停
止している時に行うようにしてもよい。
【0122】又、以上の各実施例に於いて、フローチャ
ート上は、「カートリッジの接近」検知によってカート
リッジ室蓋2を開放するようにしているが、これは勿論
カートリッジ室蓋開スイッチ15aの押圧によってもカ
ートリッジ室蓋2は開放される。その場合のシーケンス
は「カートリッジ接近」検知のステップが、カートリッ
ジ室蓋開スイッチ15aのON検知になる。
【0123】又、以上の各実施例に於ける「警告」はそ
の警告の内容がわかるように、それぞれ別個の形態で
「警告」するようにしてもよい。
【0124】又、以上の各実施例に於いてタイマのカウ
ントする時間は、それぞれ所望の時間を設定してよい。
【0125】また、以上の各実施例では、フィルムが使
用済みか否かによってフィルムの使用可能状態を判定す
るようにしているが、これは、フィルムが使用済みか否
か以外のフィルム使用可能状態であってもよい。
【0126】また、本発明は、カートリッジの装填方向
が実施例に記載のようにカメラ下方から装填されるもの
に限られるものではない(例えば、カメラ上方または側
方でもよい)。
【0127】また、本発明は、カートリッジが実施例に
記載のようにその軸方向から装填されるものに限られる
ものではない。
【0128】また、本発明は、以上の実施例に記載以外
の形態の可動遮光扉またはそのようなものを備えたカー
トリッジを使用するものに対しても適用できるものであ
る。
【0129】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体であっても適用できるものである。
【0130】また、本発明は、以上の実施例に記載のカ
ートリッジ以外の形式のカートリッジやフィルム以外の
画像記録媒体を有するカートリッジ、更にはその他の種
類のカートリッジや電池等のカートリッジ以外の装填物
であっても適用できるものである。
【0131】また、本発明は、以上の各実施例または、
それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにして
もよい。
【0132】また、本発明は、クレームまたは実施例の
構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成するよう
なものであっても、他の装置と結合するようなものであ
っても、装置を構成する要素となるようなものであって
もよい。
【0133】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像記録媒体出入り用カバーを有する画像記録媒体カー
トリッジ等のカートリッジを使用するカメラにおいて、
前記カートリッジの使用可能状態に対する適正な対応と
前記カメラに対する前記カートリッジの装填及び取出し
の少なくともいずれか一方のための操作性の向上が図れ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るカメラの断面図で
ある。
【図2】図1のカメラの回路ブロック図である。
【図3】図1のカメラのカートリッジ室蓋開のメインシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図4】図1のカメラのカートリッジ室蓋閉のメインシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図5】図1のカメラのカートリッジ送り出しのシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図6】図1のカメラのカートリッジ室蓋開駆動サブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図7】図1のカメラのカートリッジ室蓋閉駆動サブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図8】図1のカメラのカートリッジ引き込み駆動サブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図1のカメラのカートリッジ送り出し駆動サブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】図1のカメラの繰り返し駆動サブルーチンを
示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例に係るカメラのカート
リッジ室蓋開のメインシーケンスを示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第3の実施例に係るカメラの断面図
である。
【図13】図12のカメラのカートリッジ室蓋開のメイ
ンシーケンスを示すフローチャートである。
【図14】図12のカメラの第2カートリッジ引き込み
駆動サブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施例に係るカメラのカート
リッジ室蓋開のメインシーケンスを示すフローチャート
である。
【図16】本発明の第4の実施例に係るカメラの第2カ
ートリッジ引き込み駆動サブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図17】本発明の第5の実施例に係るカメラのカート
リッジ室蓋開のメインシーケンスを示すフローチャート
である。
【図18】本発明の第7の実施例に係るカメラのカート
リッジ室蓋開のメインシーケンスを示すフローチャート
である。
【図19】本発明の第9の実施例に係るカメラのカート
リッジ室蓋開のメインシーケンスを示すフローチャート
である。
【図20】各実施例に使用されるフィルムカートリッジ
の構成図である。
【図21】従来からあるカメラのカートリッジ装填方法
を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 背蓋 3 カートリッジ室蓋駆動ギア 4 カートリッジ室蓋駆動モータ 5a カートリッジ室蓋閉完了検知スイッチ 5b カートリッジ室蓋開完了検知スイッチ 6 カートリッジ運搬ローラ(駆動側) 7 カートリッジ運搬ローラ(従属側) 8 カートリッジ運搬用モーターとギア例 9a カートリッジ進入検知スイッチ 9b カートリッジ送り出し完了検知スイッチ 10 カートリッジ装填完了検知スイッチ 11 フォークギア 12 給送用モーター 13 スプールギア 14 主電源スイッチ 15a カート室蓋開スイッチ 15b カート室蓋閉スイッチ 16 強制巻戻しスイッチ 17 フィルムカートリッジ 17a スプールフランジ 17b フィルム出入口遮光扉係合部 18 カートリッジ室 19 マイコン 20 時間制御手段(タイマー、カウンター) 21 エジェクトスイッチ 22 カートリッジフィルム出入口遮光扉開閉用ドライ
バー 23a ドライバー開け位置検知 23b ドライバー閉じ位置検知 24 ドライバー用モータ 25 検知手段(カートリッジ性能、使用済み、装填完
了などの) 26 第1の警告手段 27、28 検知手段(カートリッジ接近、使用済み、
性能など) 29 磁気ヘッド 30 第2の警告手段

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録媒体出入り用カバーを有する画
    像記録媒体カートリッジを使用するカメラにおいて、前
    記カメラに対する前記カートリッジの装填及び取出しの
    少なくともいずれか一方のための動作を行なうための第
    1の手段と、前記カートリッジの使用可能状態に従って
    第1の手段の動作を変化させるための第2の手段とを有
    することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記画像記録媒体は、フィルムを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記画像記録媒体出入り用カバーは、遮
    光のための手段を有することを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記第1の手段は、前記カメラに対する
    前記のカートリッジの装填及び取出しの少なくともいず
    れか一方を許容するためのカバーの動作を行なうための
    手段(3、4)を有することを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1の手段は、前記カメラに対する
    前記カートリッジの引き込み及び送り出しの少なくとも
    いずれか一方の動作を行なうための手段を有することを
    特徴とする請求項1または4記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記第1の手段は、前記カートリッジの
    前記画像記録媒体出入り用カバーの開閉の少なくともい
    ずれか一方を行なうための手段を有することを特徴とす
    る請求項1、4または5記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第1の手段は、前記カメラに対する
    前記カートリッジの装填及び取出しの少なくともいずれ
    か一方を許容するためのカバーを有することを特徴とす
    る請求項1記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記第1の手段は、電動駆動装置を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段は、モータを有すること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を判定するための手段(25、27、2
    8、29)を有することを特徴とする請求項1記載のカ
    メラ。
  11. 【請求項11】 前記カメラは、前記第2の手段が前記
    カートリッジの使用不可を判定することに応答して、そ
    のことを使用者に知らせるための手段を有することを特
    徴とする請求項1記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を該カートリッジの前記カメラに対する
    装填前に判定するための手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を該カートリッジの前記カメラに対する
    装填中に判定するための手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を該カートリッジの前記カメラに対する
    装填後に判定するための手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を該カートリッジのスプールの位置にし
    たがって判定するための手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    の使用可能状態を該カートリッジに設けられたバーコー
    ドに基づいて判定するための手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    に装填されたan画像記録媒体のan memory
    portion に記憶された情報に基づいて判定する
    ための手段を有することを特徴とする請求項1記載のカ
    メラ。
  18. 【請求項18】 前記第1の手段は、前記カメラに対す
    る前記カートリッジの装填を許容するためのカバーの動
    作を行なうための手段を含み、 前記第2の手段は、前記カートリッジが使用不可の場合
    には、前記第1の手段を動作させないようにするための
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  19. 【請求項19】 前記第1の手段は、前記カメラに対す
    る前記カートリッジの引き込み動作を行なうための手段
    を含み、 前記第2の手段は、前記カートリッジが使用不可の場合
    には、前記第1の手段を動作させないようにするための
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 前記第1の手段は、前記カートリッジ
    の前記画像記録媒体出入り用カバーの開動作を行なうた
    めの手段を含み、 前記第2の手段は、前記カートリッジが使用不可の場合
    には、前記第1の手段を動作させないようにするための
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  21. 【請求項21】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    が使用不可の場合には、前記カートリッジから画像記録
    媒体が出ない状態で前記カートリッジを前記カメラに対
    し装填状態に保持するための手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のカメラ。
  22. 【請求項22】 前記第2の手段は、前記カートリッジ
    が使用不可の場合には、前記画像記録媒体出入り用カバ
    ーを閉じた状態で前記カートリッジを前記カメラに対し
    装填状態に保持するための手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載のカメラ。
  23. 【請求項23】 前記第1の手段は、前記カメラに対す
    る前記カートリッジの送り出し動作を行なうための手段
    を含み、 前記第2の手段は、前記カートリッジが使用不可の場合
    には、前記第1の手段を動作させるための手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  24. 【請求項24】 前記カメラは、前記カートリッジが使
    用不可の場合には、前記第1の手段を動作させるための
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  25. 【請求項25】 遮光開閉部を有する画像記録媒体カー
    トリッジを使用するカメラにおいて、前記カメラに対す
    る前記カートリッジの装填及び取出しの少なくともいず
    れか一方のための動作を行なうための第1の手段と、前
    記カートリッジの使用可能状態に従って第1の手段の動
    作を変化させるための第2の手段とを有することを特徴
    とするカメラ。
  26. 【請求項26】 フィルムカートリッジを使用するカメ
    ラにおいて、前記カメラに対する前記カートリッジの装
    填及び取出しの少なくともいずれか一方のための動作を
    行なうための第1の手段と、前記カートリッジの使用可
    能状態に従って第1の手段の動作を変化させるための第
    2の手段とを有することを特徴とするカメラ。
JP32868294A 1994-12-28 1994-12-28 カメラ Withdrawn JPH08184904A (ja)

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