JPH09211726A - ランプハウス - Google Patents

ランプハウス

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Publication number
JPH09211726A
JPH09211726A JP1614896A JP1614896A JPH09211726A JP H09211726 A JPH09211726 A JP H09211726A JP 1614896 A JP1614896 A JP 1614896A JP 1614896 A JP1614896 A JP 1614896A JP H09211726 A JPH09211726 A JP H09211726A
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JP
Japan
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lamp house
lid
light source
main body
film
Prior art date
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Application number
JP1614896A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Sawaumi
三男 澤海
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09211726A publication Critical patent/JPH09211726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプハウスに収納する光源を迅速且つ容易に
交換することができ、更には部品点数を少なくしてコス
トダウンを図ることができるランプハウス構造を提供す
る。 【解決手段】豆電球125Aをランプハウス125に取
り付ける場合、ランプハウス本体204と蓋206を繋
ぐヒンジ部208を揺動軸として蓋206を揺動させて
ランプハウス本体204の後面に形成した開口202を
開成して、開口202から豆電球125Aをランプハウ
ス本体204に形成した切り欠き部210に係合させて
仮り止めする。この状態で、蓋206を揺動させて開口
202を閉成してランプハウス本体側に形成した係止爪
212で蓋206を止める。これにより、蓋206に形
成した突状片206Bが豆電球125Aを切り欠き部2
10の深部側に押圧して豆電球125Aをしっかりとラ
ンプハウス本体に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプハウスに係
り、特にカートリッジに収納されたフイルムをカートリ
ッジから引き出して観察するフイルムビューアの光源を
収納するランプハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、フイルムを分断せずにカート
リッジ内に収納し、このカートリッジをプリント写真と
共にDPE取扱店からユーザーに返却する返却形態が提
案されている。このような形態で返却されたフイルムで
は、プリント写真の焼き増し依頼時に、従来の如くネガ
シースを介してコマ画像を観察することができない。こ
のことから、本願出願人は、カートリッジからフイルム
を引き出し、コマ画像を観察できるようにしたフイルム
ビューアを提案している。
【0003】このフイルムビューアは、カートリッジを
ビューア本体に装填し、ビューア本体に設けたフイルム
引き出し用ノブを指で回すことにより、このノブに連結
されたギヤ列を介してカートリッジのスプールを回転さ
せて、フイルムをカートリッジから引き出すようにして
いる。引き出されたフイルムのコマ画像を、ランプハウ
ス内に支持した光源からの光をランプハウス内面で反射
させて照明することによりビューア本体に開口された観
察用窓から観察することができる。また順次引き出され
たフイルムは、前記ノブに連動する巻取軸に巻き取られ
るようになっている。観察終了後には、前記ノブを逆転
させて前記スプールを巻き戻し方向に回転させることに
よりフイルムをカートリッジに収納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フイルムビ
ューアの光源は、光源の寿命等により交換する必要があ
る。しかしながら、従来のフイルムビューアに設けられ
ているランプハウスは、ランプハウス内に光源を支持す
る装着部を有すると共に、ランプハウスの裏蓋が複数箇
所ネジ止めされた構造であった。従って、光源を交換す
る場合、ランプハウスにネジ止めされた裏蓋を外して装
着部から古い光源を取り外し、新しい光源を装着部に取
付けたら、再び裏蓋をネジ止めしなくてはならず、光源
の交換を迅速に行えないという欠点がある。
【0005】また、支持部やネジ等の部品点数が多くな
るので、製造コストのアップになるという欠点がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ラン
プハウス内に支持する光源を迅速且つ容易に交換するこ
とができ、更には部品点数を少なくしてコストダウンを
図ることができるランプハウスを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、光源が装着され該光源の光を被照明体に向
けるランプハウスに於いて、ランプハウス本体と、該ラ
ンプハウス本体の背面に設けられた蓋であって、前記光
源の着脱時に開閉されると共に、閉成時に前記光源を保
持する蓋とをプラスチックによって一体形成して成るこ
とを特徴とする。
【0007】本発明によれば、ランプハウス本体と、該
ランプハウス本体の背面に設けられた蓋であって、光源
の着脱時に開閉されると共に、閉成時に前記光源を保持
する蓋とをプラスチックによって一体形成したので、光
源の交換時に、蓋をランプハウス本体から一々取り外さ
なくてよい。また、ランプハウス本体と蓋とをプラスチ
ックで一体形成したので、蓋をランプハウス本体に止め
るネジ等の部品が必要なくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るランプハウスの好ましい実施の形態について詳説す
る。本発明に係るランプハウスを、フイルムビューア1
0の光源部に適用した例で以下説明する。
【0009】図1は本発明に係るランプハウスを備えた
フイルムビューア10の外観を示す斜視図であり、図2
は図1に示したフイルムビューアの拡大上面図である。
図1に示すように、フイルムビューア10は、底面側が
開放された外装ケーシング12と底板14とで箱体状に
形成され、この外装ケーシング12内及び上面に後述す
る光学系部品や制御系部品が配設される。これら外装ケ
ーシング12や底板は全てプラスチックで形成されてい
る。
【0010】外装ケーシング12にはフイルムビューア
のカートリッジ収納部120を閉成する外蓋121が設
けられており、この外蓋121は、カートリッジ収納部
120の内蓋122(図5参照)に連動して開閉され、
カートリッジ44(図3参照)をカートリッジ収納部1
20に挿入する。このカートリッジ44の挿入により、
カートリッジ収納部120内に設けられているポップア
ップ機構のポップアップ部材(図示せず)が押し下げら
れ、また、カートリッジ44を挿入した後、外蓋121
と連動させて内蓋122を閉めると、内蓋122がロッ
クされる。
【0011】また、図2に示すように、この外装ケーシ
ングの上面には、観察用窓124、及び取出しボタン1
30、情報読込ボタン131、表示切換ボタン132、
送りボタン133、戻しボタン134から成るキーパネ
ル135が設けられると共に、矩形状の液晶表示板(以
下「LCD」と称する)140が埋め込み固定される。
【0012】前記フイルムビューアのカートリッジ収納
部120に収納されるカートリッジ44は、図3に示す
タイプのものであり、カートリッジ44を構成する胴体
部60、スプール62、及び遮光部材64等の全ての部
材がプラスチックで形成されている。そして、カートリ
ッジ44は、フイルム48(図4参照)を先端まで前記
スプール62に巻き込んでおき、使用するときにスプー
ル62の回転によってフイルム48を出入口68からカ
ートリッジ44の外部へ送り出すタイプのものである。
【0013】フイルム48は図4に示すように、コマ画
像18の始端を示すパーフォレーション70Aと終端を
示すパーフォレーション70Bがフイルム48の長手方
向に沿ってコマ毎に形成され、また、前記パーフォレー
ション70Aと70Bとの間には磁気記録層72が形成
されている。この磁気記録層72には、そのコマの撮影
日時、標準、ハイビジョン、パノラマを示す撮影サイ
ズ、シャッター速度、F値、ストロボON/OFF、ロ
ールタイトル、コマタイトル等の情報が撮影時に磁気記
録されている。
【0014】また、光学データ19は3つの枠部から構
成されるもので、これらの枠部はカメラの撮影時に設定
された撮影サイズに応じて露光されるものである。例え
ば、左端の枠部のみが露光されているコマ画像はハイビ
ジョンサイズで撮影されたものと、また、左端と中央の
枠部が露光されているコマ画像はパノラマサイズで撮影
されたものと、全ての枠部が露光されているコマ画像は
標準サイズで撮影されたものと前記観察用窓124を介
して使用者が視認できるようになっている。前記カート
リッジ44には図3に示すように、スプール62の凹部
74に爪76が設けられている。前記爪76は、該カー
トリッジ44に収納されたフイルムが現像済みか未現像
かを示するもので、現像済みである場合には、ラボ等で
折られ取り除かれてユーザーに返却される。この爪76
は、前記ビューア本体12の内蓋122の内側に形成し
た突起(図示せず)により、その有無が検出される。即
ち、この突起は、内蓋122を閉じた際に前記スプール
62の凹部74に挿入される。従って未現像のカートリ
ッジ44を誤って装填された場合には、突起が爪76に
当たって内蓋122が閉まらない。これにより、未現像
のカートリッジを誤って装填しようとした場合には、そ
のカートリッジの露光を防止することができる。
【0015】次に、図5を参照しながらコマ画像18
(図4参照)を観察用窓124で観察する場合の観察光
学系について説明する。図5に示すように、観察しよう
とする所望のコマ画像18は、フイルム搬送路上の所定
の観察位置Pに停止させられる。この観察位置Pには、
コマ画像を照明するための光源、例えば豆電球125A
を備えたランプハウス125が後述する取り付け構造に
より取り付け固定される。また、フイルム搬送路を挟ん
でランプハウス125と対向する位置には、反射ミラー
126が配設されている。更に、観察用窓124には、
レンズホルダー127によってレンズ128A、128
Bが配設されている。129は豆電球125Aの交換時
に開閉されるランプカバーである。
【0016】そして、上記構成の観察光学系により、ラ
ンプハウス125内の豆電球125Aによって照明され
たコマ画像の透過光は、反射ミラー126及びレンズ1
28A、128Bを介して観察用窓124に導かれ、こ
れにより観察用窓124によりコマ画像を観察すること
ができる。次に、図6及び図7を参照してランプハウス
125の構造を説明する。
【0017】ランプハウス125は、前記観察位置P側
である正面側に豆電球125Aの光をコマ画像18に照
射するための照射口205を形成すると共に、後面に豆
電球125Aを出し入れする開口202を形成したラン
プハウス本体204と、前記開口202を開閉する蓋2
06とで構成され、ランプハウス本体204と蓋206
とは肉薄状に形成された溝状のヒンジ部208を介して
一体形成される。ランプハウス125を形成する材質と
しては、金型による一体形成のし易さや、蓋206の開
閉動作に伴うヒンジ部208の疲労損傷ができるだけ発
生しにくいポリプロピレン等のような曲げ変形に強いプ
ラスチックが好ましい。また、ランプハウス125の色
は光を反射し易い銀色或いは白色系統の色が好ましく、
光拡散剤を添加したプラスチック原料を使用することが
更に好ましい。
【0018】前記ランプハウス本体204は、照射口2
05が開口202よりも大きなラッパ筒状に形成される
と共に、ランプハウス本体204を構成する4面204
A、204B、204C、204Dのうちの下面204
Dが内側に屈曲形成されている。この屈曲形成された下
面204Dには、前記開口202から連続した切り欠き
部210が形成され、下面204Dのうちの下段部20
4aには豆電球125Aの円筒形なソケット部125a
の形状に合わせて半円状の第1の切り欠き部210Aが
形成され、下面204Dのうちの上段部204bには豆
電球125Aのソケット部125aを前記第1の切り欠
き部210Aにガイドすると共に、豆電球125Aのソ
ケット部125aに形成された溝125bを係止する第
2の切り欠き部210Bが形成される。また、下面20
4Dの上段部204bの開口縁には、前記第2の切り欠
き部210Bを挟んで両側に蓋206で開口202を閉
成した時に、蓋206の下縁206Aに係合する一対の
係止爪212が形成される。これにより、閉成時におけ
る蓋206の開成が防止される。更に、下面204Dの
うちの下段部204aには、第1の切り欠き部210A
の縁に一対の駒207が形成される。
【0019】一方、蓋206は、ヒンジ部208とは反
対側の先端部が開口202を閉成する長さよりも長寸法
に形成されると共に、その長寸法部に櫛歯状な複数の突
状片206Bが形成される。この突状片206Bのうち
真ん中に位置する突状片206Bは豆電球125Aのソ
ケット部125aを第2の切り欠き部210Aの深部側
に押圧して豆電球125Aをランプハウス本体204に
固定する役目を行う。
【0020】そして、このように構成したランプハウス
125に豆電球125Aを取り付ける場合は次のように
行う。先ず、ヒンジ部208を揺動軸として蓋206を
揺動させて開口202を開成したら、豆電球125Aを
開口202からランプハウス本体204内に入れる。即
ち、豆電球125Aのソケット部125aを第1の切り
欠き部210Aに当接させると共に、ソケット部125
aに形成された溝125bを第2の切り欠き部210B
に係合させる。これにより、豆電球125Aはランプハ
ウス本体204に仮止めされる。この状態で蓋206を
揺動させて開口202を閉成して、蓋206の下縁20
6Aをランプハウス本体204に形成した係止爪212
に係止する。これにより、蓋206の先端部に形成され
た板バネ状の突状片206Bが豆電球125Aのソケッ
ト部125aを第1の切り欠き部210Aの深部側に押
圧して豆電球125Aをしっかりとランプハウス本体2
04に固定し、豆電球125Aの取り付けが完了する。
前記固定において、豆電球125Aのソケット部125
aが第1の切り欠き部210Aと駒207の両方に当接
するので、豆電球125Aのぐらつきが防止される。ま
た、蓋206に板バネ状の突状片206Bを形成したこ
とにより一枚板に比べて弾性変形し易くなるので、豆電
球125Aを破損したりすることがない。尚、豆電球1
25Aをランプハウス125から取り外す場合には、上
記手順と逆に行えばよい。
【0021】従って、豆電球125Aのフィラメントの
断線等により豆電球125Aを交換する場合でも、容易
且つ迅速に行うことができる。しかも、本発明のランプ
ハウス125は、ランプハウス本体204と蓋206と
がヒンジ部208を介して一体形成されているので、豆
電球125Aを支持する特別な支持部やランプハウス本
体204に蓋206を固定するネジ等が必要なくなる。
従って、従来のランプハウスに比べて部品点数を大幅に
減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
【0022】また、ランプハウス125を観察位置Pに
取り付けるには、図8に示すように、ランプハウス本体
204の正面側の上下位置にそれぞれ形成された取付爪
214を、装置本体の正面板219(図5参照)に形成
され観察位置Pに通じる開口部216の上下位置に形成
された係止溝218に嵌め込むことにより行う。次に、
図9から図12を参照して前記反射ミラー126の取付
け構造を説明する。
【0023】図9は外装ケーシング12の一部を切り欠
いて反射ミラー126の取付部構造を示した図であり、
図10から図12は図9のA−A線に沿った断面図で、
反射ミラー126の取付け手順を示す図である。図9に
示すように、外装ケーシング12の上面に形成された観
察用窓124の下方に外装ケーシング12に一体的に反
射ミラー126の裏面側126A(図10参照)を支持
する支持板220が設けられる。この支持板220に支
持される反射ミラー126は、豆電球125Aからの光
の進路を直角に反射して観察用窓124に導くもので、
その反射角度に対応するように豆電球125Aからの光
の進路に対して135°傾斜して配設される。
【0024】支持板220は略六角形状に形成され、傾
斜して配設された支持板220の上側である基端縁22
2と両側縁224とが観察用窓124から外装ケーシン
グ12と一体的に垂下した筒状の枠体226に支持さ
れ、これにより、支持板220の下側である先端部22
8が弾性変形できるようになっている。尚、枠体226
の豆電球125A側は、豆電球125Aからの光が反射
ミラー126に当たるように額縁形状に形成されてい
る。また、枠体226のうち支持板220の両側縁22
4を支持する両側板230には、反射ミラー126の鏡
面側126Bを支持するガイドレール232が支持板に
平行に形成されると共に、支持板220の基端縁222
を支持した上板234にはストッパ片236が形成され
る。これにより、支持板220とガイドレール232と
で反射ミラー126を支持板220に沿って挿入する挿
入路233(図10参照)が形成されると共に、挿入路
233に挿入される反射ミラー126はストッパ片23
6に当接するので常に一定の位置まで挿入される。更
に、支持板220の中央部には、支持板220の一部を
構成すると共に、反射ミラー126を支持板220から
離間する方向に付勢する板バネ238が形成されると共
に、支持板220の先端部には、挿入路233に挿入さ
れた反射ミラー126が挿入路233から抜けるのを防
止する係止爪240が形成される。
【0025】そして、このように構成された反射ミラー
取付部の取付け構造に、反射ミラー126を取り付ける
には次のように行う。先ず、図10に示すように、指2
42で支持板220の先端部を弾性変形させて挿入路2
33の入口を拡げる。次に、図11に示すように、この
状態で反射ミラー126の裏面126Aが支持板220
側になるようにして、支持板220と、枠体226のう
ちの額縁状に形成された4つの桟のうち豆電球125A
側の下側の桟231との間から反射ミラー126を挿入
路233に挿入する。この場合、前記桟231の下面2
31Aは反射ミラー126の鏡面126Bが接触しても
鏡面126Bに傷を付けない平坦な平滑面に形成されて
いる。反射ミラー126の先端部が挿入路233に挿入
されたら、支持板220から指242を離して支持板2
20の先端部の弾性変形を元に戻してもよい。次に、図
12に示すように、反射ミラー126を支持板220に
沿って移動させてストッパ片236に当接するまで挿入
路233に挿入する。反射ミラー126が挿入路233
に全て挿入されると、反射ミラー126は、支持板22
0に形成された板バネ238とガイドレール232とに
より押圧固定されると共に、支持板220の先端部に形
成した係止爪240が反射ミラー126の縁に係止し、
反射ミラー126が挿入路233から抜けるのを防止す
る。
【0026】このように、反射ミラー126を挿入路2
33に挿入するだけでよいので、反射ミラー126を外
装ケーシング12に容易且つ迅速に取り付けることがで
きる。また、反射ミラー126を外装ケーシング12の
底部側から反射角度に対応して傾斜させた支持板220
の傾斜方向に沿って移動させるので、外装ケーシング1
2内での取り付けスペースを殆ど必要としない。
【0027】次に、図13を参照してフイルムビューア
の制御系について説明する。前記カートリッジ収納部1
20には、カートリッジのスプール62に係合する回転
軸82を有し、カートリッジ収納部120に対向する巻
取室には巻取軸86が設けられている。前記巻取軸86
はその上端と下端とがビューア本体に回転自在に支持さ
れると共に、巻取軸86上部にはギヤ88が固着され、
このギヤ88はクラッチ90を介してモータ92に連結
されている。前記クラッチ90は、ギヤ88に加わるト
ルク(即ち、フイルム48の巻き取りトルク)が所定の
トルクを越えた時に、ギヤ88をモータ92に対して滑
らせるもので、フイルム48を定速で巻取軸86に巻き
取らせるようにしたものである。また、前記モータ92
の駆動力は、図示しないギヤ機構を介してカートリッジ
のスプールに係合する回転軸82のギヤにも伝達される
ようになっている。
【0028】前記ギヤ機構は、スプール62を回転させ
てフイルム48を送り出し、フイルム48の先端が巻取
軸86に巻き取られるまで回転軸82側に動力を伝達
し、それ以後の巻き取り時には巻取軸86側のみに動力
を伝達するように構成されている。また、ギヤ機構は、
フイルム48のカートリッジ44への巻き戻し時には、
回転軸82側のみに動力を伝達する。
【0029】前記モータ92は、モータドライバ96か
らの駆動信号によって駆動され、またモータドライバ9
6はビューア本体内に内蔵されたCPU98によって、
モータ92に出力する回転方向と回転量とが制御されて
いる。前記CPU98には、図1、図2に示したキーパ
ネル135からの各ボタン130乃至134の操作に対
応した指令信号が出力される。CPU98は、前記指令
信号が出力されると、その信号に対応した動作をモータ
92が行うようにモータドライバ96を制御する。
【0030】ところで、カートリッジ44から引き出さ
れたフイルム48は、図13に示すガイド板100に沿
って搬送され、そして、観察用窓124を通過した後、
もう1つのガイド板102に沿って巻取軸86に巻き取
られる。ガイド板100側には、パーフォレーションセ
ンサ104が設けられる。パーフォレーションセンサ1
04は、搬送されてきたフイルム48の始端側のパーフ
ォレーション70A(図4参照)、及び終端側のパーフ
ォレーション70B(図4参照)を1コマ毎に検出し、
検出した際にHレベルの検出信号をCPU98に出力す
る。本実施例では、パーフォレーションセンサ104
が、始端側のパーフォレーション70Aを検出したとき
に、そのコマ画像の前方のコマ画像が観察用窓124に
位置するようになっている。また、パーフォレーション
センサ104の近傍には、キャプスタンローラ105が
配置される。キャプスタンローラ105は、前記モータ
92からの回転力が伝達され、カートリッジ44から引
き出されたフイルム48は、キャプスタンローラ105
の回転力によって一定速度で搬送される。
【0031】また、ガイド板102には光センサ106
と磁気ヘッド108が並設されている。前記光センサ1
06は、光学データ19の撮影サイズと、またコマ番号
を示すバーコード等の光学データ19が記録されている
場合に該光学データ19を読み取るものであり、これら
の光学データは光学データ読取装置110によって再生
処理されてCPU98のRAM112に記憶される。前
記磁気ヘッド108は、フイルム48の磁気記録層72
に記録された磁気情報を読み取るもので、読み取った情
報は磁気情報再生装置114によって再生されてCPU
98の前記RAM112に記憶される。尚、符号115
は、観察用窓126に位置したコマ画像を背面側から照
射する光源である。また、符号116はアラームであ
り、このアラーム116は、フイルム48のカートリッ
ジ44への巻き戻し終了時やフイルム48の異常搬送時
等に電子音が発生するようにCPU98により制御され
ている。
【0032】RAM112に記憶された情報は、CPU
98により必要時に読みだされ、図1、図2に示すLC
D140に表示される。図14(A)に示す第1画面に
は、例えば、ニチジ(撮影日時)、サイズ(撮影サイ
ズ)、シャッター(シャッタ速度)、シボリ(F値)、
ストロボ(ストロボON/OFF)が表示され、そし
て、表示切換ボタン132(図2参照)によって切り換
えられた(B)に示す第2画面にはロールタイトル、コ
マタイトルが表示される。
【0033】次に、上記構成のフイルムビューアの動作
について、図15に示すフローチャートを参照しながら
説明する。まず、フイルムビューアにACアダプタを接
続し、フイルムビューアに電源の供給を可能にする(S
20)。続いて、カートリッジをカートリッジ収納部1
20に挿入し、内蓋122によりロックする(S2
1)。このとき、挿入されたカートリッジが現像済みか
否かをカートリッジに設けれている爪76の有無によっ
て判別し(S22)、爪76が折れていない場合には、
「未現像であること」を示すエラーメッセージをLCD
140に表示し、その後、自動イジェクトする(S2
3)。即ち、内蓋122のロックが解除され、ポップア
ップ機構の動作によってカートリッジが排出される。
【0034】一方、カートリッジが現像済みの場合(爪
76が折れている場合)には、カートリッジからフイル
ムを引き出し、フイルムリーダー部を巻取軸86に巻き
付けるローディング動作を行わせる(S24)。このロ
ーディング動作終了時には、フイルムの先頭コマのコマ
画像が観察用窓124で観察できる観察位置に停止し、
また、コマ画像を照明する光源が点灯される。
【0035】ここで、情報読込スイッチ131を押下す
ると(S25)、先頭コマが観察位置で停止している場
合には直ちに、先頭コマが観察位置にない場合には先頭
コマまでフイルムを一旦巻き戻した後(S26)、フイ
ルムを最終コマまで連続的に早送りして停止させる(S
28)。また、この連続早送り中に、フイルムリーダー
部の磁気記録層(以下、リーダートラックという)及び
各コマに対応する磁気記録層(以下、フレームトラック
という)に記録されている各磁気情報は連続的に読み取
られ、この読み取られた磁気情報はRAMに記憶される
(S27)。
【0036】従って、磁気情報の読み込みが終了した時
点では、最終コマが観察用窓124によって観察できる
ようになっており、また、LCD140には最終コマの
磁気情報が表示される。さて、任意のコマ画像が観察位
置に停止している状態で、送りスイッチ133又は戻し
スイッチ134を押すと、フイルムは送り方向又は戻し
方向に1コマ送りされ、これにより観察用窓124で
は、現在のコマよりも1コマ後又は1コマ前のコマ画像
を確認できるようになる(S29)。また、磁気情報の
読み込みが終了している場合には、現在観察位置に停止
しているコマ画像の磁気情報がLCD140に表示され
る。
【0037】コマ画像等の確認終了後、取出しスイッチ
130が押されると(S30)、光源が消灯され、カー
トリッジ内にフイルムが巻き戻される(S31)。そし
て、フイルム巻取りが終了すると、蓋122のロックが
解除され、カートリッジはポップアップ機構により自動
的にカートリッジ収納部120から排出される(S3
2)。
【0038】送りスイッチ133又は戻しスイッチ13
4を押し続けると、フイルムは送り方向又は戻し方向に
連続的に給送される。また、このフイルムビューアはパ
ワーセーブ機能を有しており、ステップS20に示した
ようにACアダプタが接続され、フイルムビューアに電
源の供給を可能な状態で、カートリッジが挿入され蓋1
22が閉じられると、又は上記スイッチ等が押される
と、パワーオンとなる。その後、通常のパワーオンの状
態からスイッチ等の無操作時間が、例えば3分経過する
と、省電力と光源の光熱によるフイルムの劣化防止のた
めに、光源を消灯して電源をオフにするパワーセーブモ
ードとなる。このパワーセーブモード時に、いずれかの
スイッチが操作されると、再度電源をオンにし、光源を
点灯させる。
【0039】尚、本発明に係るランプハウスは、フイル
ムビューアの光源部への適用に限定されるものではな
く、例えばオーバーヘッドプロジェクタ等の光学系装置
の全てに適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るランプ
ハウスによれば、ランプハウス本体と、該ランプハウス
本体の背面に設けられた蓋であって、光源の着脱時に開
閉されると共に、閉成時に前記光源を保持する蓋とをプ
ラスチックによって一体形成したので、光源の交換時
に、蓋をランプハウス本体から一々取り外さなくてよ
く、光源の交換を容易且つ迅速に行うことができる。
【0041】また、ランプハウス本体と蓋とをプラスチ
ックで一体形成したので、蓋をランプハウス本体に止め
るネジも必要なくなり、部品点数を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るランプハウスを適用した
フイルムビューアの外観を示す斜視図
【図2】図2は、フイルムビューアの上面拡大図
【図3】図3は、カートリッジの斜視図
【図4】図4は、カートリッジ及びフイルムの説明図
【図5】図5は、図1に示したフイルムビューアの光学
系を示すブロック図
【図6】図6は、本発明のランプハウスを説明する斜視
図で蓋を閉成した状態を示す図
【図7】図7は、本発明のランプハウスを説明する斜視
図で蓋を開成した状態を示す図
【図8】図8は、本発明に係るランプハウスを装置本体
部に取り付ける構造を説明する説明図
【図9】図9は、外装ケーシングの一部を切り欠いて反
射ミラーの取り付け構造を説明する説明図
【図10】図10は、反射ミラーを取り付け部に取り付
ける作用の第1段階を説明する断面図
【図11】図11は、反射ミラーを取り付け部に取り付
ける作用の第2段階を説明する断面図
【図12】図12は、反射ミラーを取り付け部に取り付
ける作用の第3段階を説明する断面図
【図13】図13は、フイルムビューアの制御系を説明
するブロック図
【図14】図14(A)及び(B)は、フイルムビュー
アのLCDに表示される内容を説明するLCDの平面図
【図15】図15は、フイルムビューアの動作を示すフ
ローチャート図
【符号の説明】
10…フイルムビューア 12…外装ケーシング 14…底板 44…カートリッジ 48…フイルム 120…カートリッジ収納部 121…外蓋 122…内蓋 124…観察用窓 125…ランプハウス 125A…豆電球(光源) 125a…豆電球のフランジ部 126…反射ミラー 202…ランプハウス本体の開口 204…ランプハウス本体 206…蓋 206B…蓋に形成した突状片 208…ヒンジ部 210…切り欠き部 212…係止爪 220…支持板 226…枠体 232…ガイドレール 236…ストッパ片 238…板バネ 240…係止爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源が装着され該光源の光を被照明体に向
    けるランプハウスに於いて、 ランプハウス本体と、該ランプハウス本体の背面に設け
    られた蓋であって、前記光源の着脱時に開閉されると共
    に、閉成時に前記光源を保持する蓋とをプラスチックに
    よって一体形成して成ることを特徴とするランプハウ
    ス。
  2. 【請求項2】前記ランプハウス本体には、正面側に前記
    光源の照射口が形成されると共に、前記背面側に前記蓋
    を開成して前記光源を出し入れする開口が形成され、前
    記ランプハウス本体と前記蓋の少なくとも一方には、前
    記蓋の閉成時に蓋が開成するのを防止する係止爪を形成
    したことを特徴とする請求項1のランプハウス。
  3. 【請求項3】前記ランプハウス本体には、前記開口に連
    続して形成されて前記光源を係合させることにより前記
    光源をランプハウス本体に仮り止めする切り欠き部を形
    成したことを特徴とする請求項2のランプハウス。
  4. 【請求項4】前記蓋に櫛歯状の突状片を形成し、前記閉
    成時には前記突状片で前記光源を前記切り欠き部の深部
    側に押圧して前記光源を前記ランプハウス本体に固定す
    るようにしたことを特徴とする請求項3のランプハウ
    ス。
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