JPH09211165A - 原子炉の炉心 - Google Patents

原子炉の炉心

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JPH09211165A
JPH09211165A JP8021491A JP2149196A JPH09211165A JP H09211165 A JPH09211165 A JP H09211165A JP 8021491 A JP8021491 A JP 8021491A JP 2149196 A JP2149196 A JP 2149196A JP H09211165 A JPH09211165 A JP H09211165A
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Takeshi Nakajima
毅 中嶋
Noriyuki Yoshida
紀之 吉田
Hisao Nogiwa
久生 野際
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初装荷炉心の出力ピーキングや炉停止余裕が
設計条件を満たしつつ、炉心平均濃縮度を高くして取出
平均燃焼度を向上させる。 【解決手段】 濃縮度の異なる3種類の燃料集合体より
構成される初装荷炉心において、制御棒廻りの燃料集合
体4体で構成されるセルを基本単位とし、運転サイクル
中長期間に渡って制御棒が挿入されるコントロールセル
15aを低濃縮燃料13a4体で構成して炉心中心部を
中心として1つ置きに格子状態に配置し、このコントロ
ールセル15aに面隣接するセル15bは中濃縮燃料1
3b2体と高濃縮燃料13c2体で構成し、コントロー
ルセル15aに面隣接しないセル15cは低濃縮燃料1
3a2体と中濃縮燃料13b1体と高濃縮燃料13c1
体で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉の熱的制限
値や炉停止余裕等の炉心特性を悪化させることなく初装
荷炉心の取出燃焼度を高くすることができる原子炉炉心
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に原子炉は、図11に示す如く断面
十字型の制御棒11の周囲に4体の燃料集合体13を装
荷して単位格子(以下、セルという。)15を構成し、
これらセル15を複数個格子状態に配列して炉心を構成
している。
【0003】ところで、このような原子炉は約1年強、
すなわち1サイクル運転毎に燃料集合体の交換が行われ
るが、この燃料集合体は1〜5サイクルの間燃焼される
ように設計されており、燃料交換の際には全燃料集合体
のうち 1/4〜1/5 ずつが交換される。したがって、燃料
集合体を 1/4ずつ交換して運転した場合、第4サイクル
以後は燃焼が最も進んだ燃料集合体、燃焼が中程度進ん
だ燃料集合体、燃焼が進んでいない燃料集合体、すなわ
ち残留濃縮度が最低、中程度、最高の燃料集合体が装荷
された炉心となり、以後は燃料交換毎に残留濃縮度最低
の燃料集合体から取り出し、代わりに新燃料集合体を装
荷すれば、同じ状態の炉心が維持される。このような炉
心を平衡炉心と称している。
【0004】しかしながら、原子炉を建設して初めて燃
料集合体を装荷した炉心すなわち初装荷炉心において
は、全燃料集合体が同じ濃縮度の新燃料集合体であるの
で、はじめの2〜3サイクルの間は、完全に燃焼してい
ない、つまり残留濃縮度の比較的高い燃料集合体が燃料
交換の際に炉心から取り出されることになり、不経済で
あった。
【0005】このような課題を解決すべく、原子炉の炉
心装荷方法はこれまで様々な改良が加えられてきた。た
とえば初装荷炉心に装荷する燃料集合体を濃縮度の異な
る3種類のもの、すなわち高濃縮燃料、中濃縮燃料、低
濃縮燃料とし、それらを新燃料、2サイクル目燃料、3
サイクル目以上燃料にみたてて平衡炉心を模擬した初装
荷炉心を構成する。これは多種類濃縮度炉心と呼ばれて
いる炉心装荷方法である。平衡炉心においては、中性子
の漏れが大きく熱中性子束の低い炉心最外周部に残留濃
縮度の低い燃料から装荷するが、多種類濃縮度炉心にお
いても、これと同様の考えで炉心最外周部に低濃縮燃料
を装荷し、それ以外は高、中、低濃縮燃料を適切に組み
合わせた複数のセルで炉心を構成する。このような多種
類濃縮度炉心により、第1サイクル終了時に取り出す低
濃縮燃料の残留濃縮度は低減され、燃料経済性は向上し
た。
【0006】多種類濃縮度炉心を改良し、第1サイクル
終了時に取り出す燃料の残留濃縮度をさらに低減するこ
とにより燃料経済性をさらに向上したのが、改良型多種
類濃縮度炉心である。これは、特公平5−27075号
公報に記載があるように、多種類濃縮度炉心と同様に、
濃縮度の異なる3種類の燃料、すなわち高濃縮燃料、中
濃縮燃料、低濃縮燃料から構成される炉心構成である
が、炉心最外周には高濃縮燃料を装荷し、原子炉出力調
整用の制御棒廻りに配置する4体の燃料集合体で構成す
るセル(以下、コントロールセルという。)には低濃縮
燃料を装荷し、そのほかのセルには高濃縮、中濃縮、低
濃縮燃料を適当に装荷して構成することが特徴である。
【0007】多種類濃縮度炉心では、熱中性子束が低く
燃焼があまり進まない炉心最外周に低濃縮燃料を装荷し
ていたが、改良型多種類濃縮度炉心では、第1サイクル
終了後に取り出される運命となっている低濃縮燃料を、
炉心最外周ではなくむしろ熱中性子束が高く燃焼が良く
進む炉心中心付近に装荷してより燃焼させた方が、取出
時における残留濃縮度はますます低くなり燃料経済性は
さらに向上する、という原理を利用したものである。同
様に、炉心最外周のみならず、最外周から2層目にも高
濃縮燃料を装荷すれば、低濃縮燃料は必然的にさらに炉
心中心付近に装荷することになり、第1サイクル終了後
に取り出す低濃縮燃料の残留濃縮度はますます低くな
り、燃料経済性はさらに向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】初装荷炉心において、
取出平均燃焼度を上げて燃料経済性を向上させるには、
炉心平均濃縮度を上げる必要があるが、これには以下に
示すような問題点がある。
【0009】すなわち、炉心平均濃縮度を上げるために
は、3種類の濃縮度の異なる燃料のうち、高濃縮燃料の
割合を多くするか、低濃縮燃料や中濃縮燃料の濃縮度を
増加することが考えられる。ここで、高濃縮燃料は、燃
料機械設計上の燃焼度の制限より、取替燃料よりも高い
濃縮度とすることは困難であるため、上記方法が有効で
ある。このような方法で炉心平均濃縮度を上げると、初
装荷炉心の反応度は大きくなるので、制御棒の挿入本数
が増加し、出力分布がさらに非均質になり、炉心断面に
おける径方向の出力ピーキングが増加するという問題を
生じる。
【0010】また、制御棒の本数の増加に対応して制御
棒を挿入するコントロールセルを低濃縮燃料で用意する
と、逆に平均濃縮度が低下してしまい、これを補償する
ために炉心最外周付近に多くの高濃縮燃料を装荷する
と、これもまた径方向の出力ピーキングが増加するとい
う問題を生じる。さらに、反応度が高い高濃縮燃料の比
率が増えると、炉停止余裕も厳しくなるという問題点が
ある。
【0011】炉心断面における径方向の出力ピーキング
が増加すると、燃料集合体の最大線出力密度や最小限界
出力比といった原子炉の運転に関する熱的パラメータが
悪化し、運転裕度の減少につながる。したがって、炉心
断面における径方向の出力分布は平坦であるのが望まし
い。
【0012】このように、濃縮度の異なる3種類の燃
料、すなわち高濃縮、中濃縮、および低濃縮燃料から構
成され、コントロールセルには低濃縮燃料を装荷し、か
つ炉心外周領域の燃料装荷パターンに関しては、高い燃
料経済性を実現するために炉心最外周のみならず最外周
から2層目にも高濃縮燃料を装荷した炉心においては、
前述したような炉心断面における径方向の出力ピーキン
グの増加をもたらすために炉心の運転裕度が少なくなる
という問題が生じる。
【0013】本発明は、かかる事情に対処してなされた
もので、炉心の出力ピーキングや炉停止余裕が設計条件
を満たしつつ、炉心平均濃縮度を高くして取出平均燃焼
度を向上させることができるより経済的な原子炉炉心を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、濃縮度の低い方から順に低濃縮燃料、中濃縮燃料
および高濃縮燃料に分類される濃縮度の異なる3種類の
燃料集合体が初装荷される炉心において、十字型の制御
棒廻りの燃料集合体4体で構成されるセルを基本単位と
し、運転サイクル中出力調整用制御棒が挿入されるコン
トロールセルを低濃縮燃料4体で構成して、炉心中央領
域に1つ置きに格子状態に配列するとともに、前記コン
トロールセルに面隣接しかつ炉心最外周部を含まない第
1セルを中濃縮燃料2体と高濃縮燃料2体で構成し、前
記コントロールセルに面隣接せずかつ炉心最外周部を含
まない第2セルを低濃縮燃料2体と中濃縮燃料1体と高
濃縮燃料1体で構成することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、濃縮度の低い方から順
に低濃縮燃料、中濃縮燃料および高濃縮燃料に分類され
る濃縮度の異なる3種類の燃料集合体が初装荷される炉
心において、十字型の制御棒廻りの燃料集合体4体で構
成されるセルを基本単位とし、運転サイクル中出力調整
用制御棒が挿入されるコントロールセルを低濃縮燃料4
体で構成して、炉心中央領域に1つ置きに格子状態に配
列するとともに、前記コントロールセルに面隣接しかつ
炉心最外周部を含まない第1セルを中濃縮燃料2体と高
濃縮燃料2体で構成し、前記コントロールセルに面隣接
せずかつ炉心最外周部を含まない第2セルを低濃縮燃料
2体と高濃縮燃料2体で構成することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、濃縮度の低い方から順
に低濃縮燃料、中濃縮燃料および高濃縮燃料に分類され
る濃縮度の異なる3種類の燃料集合体が初装荷される炉
心において、十字型の制御棒廻りの燃料集合体4体で構
成されるセルを基本単位とし、運転サイクル中出力調整
用制御棒が挿入されるコントロールセルを低濃縮燃料4
体で構成して、炉心中央領域に1つ置きに格子状態に配
列するとともに、前記コントロールセルに面隣接しかつ
炉心最外周部を含まない第1セルを中濃縮燃料2体と高
濃縮燃料2体で構成し、前記コントロールセルに面隣接
せずかつ炉心最外周部を含まない第2セルを低濃縮燃料
1体と中濃縮燃料2体と高濃縮燃料1体で構成すること
を特徴とする。
【0017】請求項4の発明は、上記炉心において、第
1セルおよび第2セルに装荷される高濃縮燃料は、お互
い面隣接しないように配置することを特徴とする。
【0018】請求項5の発明は、上記炉心において、炉
心最外周部、コントロールセル、第1セルおよび第2セ
ルを除いた炉心周辺部に高濃縮燃料を配置することを特
徴とする。
【0019】請求項6の発明は、上記炉心において、炉
心最外周部に高濃縮燃料を配置することを特徴とする。
【0020】請求項7の発明は、上記炉心において、炉
心最外周部に中濃縮燃料を配置することを特徴とする。
【0021】請求項8の発明は、上記炉心において、高
濃縮燃料を可燃性毒物の含有量が少ないタイプと可燃性
毒物の含有量が多いタイプの2種類のタイプに分け、出
力調整用制御棒が第1サイクル初期において挿入されな
いコントロールセルに面隣接する高濃縮燃料は可燃性毒
物の含有量が多いタイプとし、その他の高濃縮燃料は可
燃性毒物の含有量が少ないタイプとすることを特徴とす
る。
【0022】本発明においては、原子炉炉心の出力分布
を平坦化するために、まず、初装荷(第1サイクル)炉
心の長期に渡って余剰反応度を補償するために出力調整
用制御棒が挿入されるコントロールセルを、制御棒廻り
に4体の低濃縮燃料で構成し、炉心最外周のセルを除く
炉心中央領域に、炉心中心部を中心基点として一つ置き
に配置する。一方、炉心中央領域の他のセルは、コント
ロールセルに面隣接する第1セルと、コントロールセル
に面隣接せずコントロールセルの対角線上に配列される
第2セルに分類される。
【0023】ここで、出力分布および炉停止余裕の観点
より、制御棒廻りの燃料集合体4体を1単位としたセル
を中心として組合わせを考えていくと解りやすい。コン
トロールセルには、通常定格出力運転中は制御棒が挿入
されているため、コントロールセルに挟まれた第1セル
は比較的出力は低く、−方、コントロールセルの斜めに
位置する第2セルは比較的出力は高い傾向にある。この
特性を利用すると、第1セルは第2セルと比べて比較的
反応度が高い燃料を装荷しても出力が高すぎることはな
く、また、第2セルには第1セルと比べて比較的反応度
が低い燃料を装荷して出力が高すぎないように燃料の配
置を行うことができる。
【0024】本発明は、かかる特性を利用したもので、
第1セルには、炉心の濃縮度をできるだけ高めることが
できるよう、高濃縮燃料2体と中濃縮燃料2体を装荷
し、第2セルには、低濃縮燃料2体と中濃縮燃料1体と
高濃縮燃料1体の組合わせ、または低濃縮燃料2体と高
濃縮燃料2体の組合わせ、あるいは低濃縮燃料1体と中
濃縮燃料2体と高濃縮燃料1体の組合わせを装荷する。
【0025】これを、コントロールセルと合わせて炉心
中央領域に規則的に配置することにより、炉心全体でバ
ランスよい出力分布を得ることができるものである。炉
停止余裕も、高濃縮燃料4体を1つのセルに集めなけれ
ば満たすことができる。
【0026】ところで、初装荷炉心の取出平均燃焼度を
高くするには、高濃縮燃料の体数を増加することが最も
容易な方法である。本燃料装荷パターンでは、炉心の特
性を損なうことなく規則配置的に炉心の平均濃縮度を高
くすることができる。
【0027】また、この配置の他の長所として、炉心最
外周部を除いて比較的均一に燃料を配置しているため、
不測の事態として予定より挿入している制御棒の本数が
多くなったり少なくなったりした場合でも、炉心配置を
変更することなく、制御棒パターンで容易に調整するこ
とが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、全ての実施の形態におい
て、共通する部分には同一符号を付して説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態の炉心
の燃料装荷パターンを示すもので、1、2、3の数字が
それぞれ記されたマスは、濃縮度が異なる3種類の燃料
集合体13を表し、1のマスは低濃縮燃料13a、2の
マスは中濃縮燃料13b、3のマスは高濃縮燃料13c
である。なお、全ての実施の形態において、低濃縮燃料
13aの濃縮度は1.3 wt%、中濃縮燃料13bの濃縮度
は2.5 wt%、高濃縮燃料13cの濃縮度は3.7 wt%とし
た。
【0030】図1に示す炉心は、 764体の燃料集合体1
3で構成され、出力調整用制御棒廻りに4体の低濃縮燃
料13aが装荷されるコントロールセル15aを炉心中
心部に配し、これを中心として炉心最外周のセルを除く
炉心中央領域に1つおきに格子状態に37個配置してい
る。そしてコントロールセル15aの上下左右に隣接し
かつ炉心最外周にかからないセルを第1セル15bとし
て76個配置し、コントロールセル15aに斜めに隣接し
かつ炉心最外周にかからないセルを第2セル15cとし
て32個配置している。
【0031】第1セル15bは、制御棒が挿入されるコ
ントロールセル15aに面隣接しており、これにより比
較的出力は抑えられるので、炉心の濃縮度をできるだけ
高めることができるよう、第1セル15bには2体の高
濃縮燃料13cと2体の中濃縮燃料13bを装荷する。
【0032】第2セル15cは、第1セル15bと比べ
て出力が高くなりやすいので、2体の低濃縮燃料13a
と1体の中濃縮燃料13bと1体の高濃縮燃料13cを
装荷する。
【0033】なお、第1セル15b、第2セル15cと
もに高濃縮燃料13cが互いに隣接して出力ピーキング
が高くならないように配置している。この場合、第1セ
ル15bの2体の中濃縮燃料13bと2体の高濃縮燃料
13cは第2セル15cのものよりも反応度は低いの
で、反応度が低いセルに挟まれていなくても、出力ピー
クが発生することはない。
【0034】また、上記3種類のセル15a、15b、
15cを除く炉心周辺領域で、最外周は低濃縮燃料13
aを配置し、その他は高濃縮燃料13cを配置して,で
きるだけ炉心平均濃縮度を高くしたものとしている。
【0035】図1に示すように、コントロールセル15
aが配置され比較的出力が高い炉心中央領域では、セル
を中心に3種類の濃縮度の燃料を分散して配置すること
により、出力分布を平坦にすることができる。
【0036】上記3種類の燃料の濃縮度・可燃性毒物の
分布は、最終的な詳細3次元評価で運転制限値を満足す
るように決めればよい。この実施の形態では、特に細か
な濃縮度・可燃性毒物の分布については述べない。
【0037】なお、この実施の形態の炉心において、 7
64体の燃料集合体13のうち低濃縮燃料13aは 304
体、中濃縮燃料13bは 184体、高濃縮燃料13cは 2
76体であり、平均濃縮度は2.46wt%となる。
【0038】図2は、本発明の第1の実施の形態の変形
例を示すもので、第1の実施の形態と比較して、1/4 炉
心対称性として鏡面対称の燃料装荷パターンを形成して
いる。したがって、1/4 対称軸上の第1セル15bにお
いて、高濃縮燃料13cが2体隣接することになるが、
制御棒が挿入されるコントロールセル15aに隣接して
いるのでピーキング上厳しくなることはない。
【0039】図3は、第1の実施の形態の他の変形例を
示すもので、 872体の燃料集合体13が装荷される炉心
に対する適用例を示している。この場合もコントロール
セル15aは37個であり、2体の高濃縮燃料13cと2
体の中濃縮燃料13bを装荷した第1セル15bがコン
トロールセル15aと面隣接する位置に、2体の低濃縮
燃料13aと1体の中濃縮燃料13bと1体の高濃縮燃
料13cを装荷した第2セル15cがコントロールセル
15aと面隣接しない位置にそれぞれ配置されている。
【0040】このように、コントロールセル15aを炉
心中央領域に1つおきに格子状態に配置し、それに対し
て第1セル15bと第2セル15cを規則的に配置する
燃料装荷パターンは、炉心の大きさにより制約を受ける
ものではなく、大型炉心においても適用可能である。
【0041】なお、この炉心において、 872体の燃料集
合体13のうちの低濃縮燃料13aは 344体、中濃縮燃
料13bは 228体、高濃縮燃料13cは 300体であり、
平均濃縮度は2.44wt%である。
【0042】図4は、本発明の第2の実施の形態の炉心
の燃料装荷パターンを示すもので、第1の実施の形態の
炉心の燃料装荷パターンと比較して、さらに炉心平均濃
縮度を高めるため、第2セル15cに低濃縮燃料13a
2体と高濃縮燃料13c2体を装荷している。この場合
でも、第1セル15bの中濃縮燃料13b2体と高濃縮
燃料13c2体よりも反応度は低いので、反応度が低い
セルに挟まれていなくても、出力ピークが発生すること
はない。
【0043】これによって、第1の実施の形態と同様に
出力分布を平坦にし炉停止余裕に余裕を持った炉心を得
ることができる。
【0044】また、この実施の形態の炉心において、 7
64体の燃料集合体13のうち低濃縮燃料13aは 304
体、中濃縮燃料13bは 152体、高濃縮燃料13cは 3
08体であり、炉心平均濃縮度は第1の実施の形態のもの
より高く2.51wt%となり、さらなる取出燃焼度の増加が
期待できる。
【0045】図5は、本発明の第3の実施の形態の炉心
の燃料装荷パターンを示すもので、第1の実施の形態の
炉心の燃料装荷パターンと比較して、第2セル15cに
低濃縮燃料13a1体と中濃縮燃料13b2体と高濃縮
燃料13c1体を装荷している。
【0046】この場合でも、第2セル15cは第1のセ
ル15bの中濃縮燃料13b2体と高濃縮燃料13c2
体よりも反応度は低いので、反応度が低いセルに挟まれ
ていなくても、出力ピークが発生することはない。ま
た、炉心平均濃縮度は第1の実施の形態より高く2.51wt
%となり、さらなる取出燃焼度の増加が期待できる。
【0047】なお、この実施の形態の炉心において、 7
64体の燃料集合体13のうち低濃縮燃料13aは 272
体、中濃縮燃料13bは 216体、高濃縮燃料13cは 2
76体であ図6は、本発明の第4の実施の形態の炉心の燃
料装荷パターンを示すもので、第1の実施の形態と比較
して、炉心中央部の炉心構成は同じであるが、炉心最外
周部に中濃縮燃料13bを装荷している。
【0048】これにより、さらに出力分布を均一化し、
熱的制限値や炉停止余裕を満足する炉心を提供すること
もできる。これは、最外周に低濃縮燃料より反応度が高
い中濃縮燃料を配置することにより、最外周の出力を高
くすることができるので、相対的に炉心中央部のピーキ
ングを低くすることができることによる。炉心平均濃縮
度は、第1の実施の形態のものより高く2.60wt%とな
り、さらなる取出燃焼度の増加が期待できる。
【0049】なお、この実施の形態の炉心において、 7
64体の燃料集合体13のうち低濃縮燃料13aは 212
体、中濃縮燃料13bは 276体、高濃縮燃料13cは 2
76体である。
【0050】図7は、本発明の第4の実施の形態の変形
例として、 872体の燃料集合体13が装荷される炉心の
例を示している。この場合も図6に示す 764体の装荷炉
心と作用、効果は同じである。
【0051】なお、この炉心において、 872体の燃料集
合体13のうちの低濃縮燃料13aは 252体、中濃縮燃
料13bは 320体、高濃縮燃料13cは 300体であり、
平均濃縮度は2.57wt%となり、図3に示す燃料装荷パタ
ーンの炉心の平均濃縮度2.44wt%よりも高くなる。
【0052】図8は、本発明の第5の実施の形態の炉心
の燃料装荷パターンを示すもので、第1の実施の形態お
よび第4の実施の形態と比較して、炉心中央部の炉心構
成は同じであるが、炉心最外周部に高濃縮燃料13cを
装荷している。
【0053】これにより、さらに、出力分布を均一化
し、熱的制限値や炉停止余裕を満足する炉心を提供する
こともできる。これは、最外周に低濃縮燃料や中濃縮燃
料より反応度が高い高濃縮燃料を配置することにより、
最外周の出力を高くすることができるので、相対的に炉
心中央部のピーキングを低くすることができることによ
る。
【0054】また、この実施の形態において、 764体の
燃料集合体13のうち低濃縮燃料13aは 212体、中濃
縮燃料13bは 184体、高濃縮燃料13cは 368体であ
り、炉心平均濃縮度は、第4の実施の形態のものよりさ
らに高く2.75wt%となり、さらなる取出燃焼度の増加が
期待できる。
【0055】図9は、本発明の第5の実施の形態の変形
例として、 872体の燃料集合体13が装荷される炉心の
例を示すが、この場合も第5の実施の形態の 764体の装
荷炉心と作用、効果は同じである。
【0056】なお、この炉心において、 872体の燃料集
合体13のうちの低濃縮燃料13aは 252体、中濃縮燃
料13bは 228体、高濃縮燃料13cは 392体であり、
平均濃縮度は2.69wt%である。
【0057】図10は、第6の発明の実施の形態の炉心
の燃料装荷パターンを示すもので、マスの中に4の数字
が記された燃料集合体13は、高濃縮燃料13cと濃縮
度は同じであるが可燃性毒物の含有量が多いタイプの第
2の高濃縮燃料13dを示している。
【0058】図10に示すように、この実施の形態で
は、第1の実施の形態と比較して、コントロールセル1
5a、第1セル15b、第2セル15cの配置構成は同
じであるが、高濃縮燃料に可燃性毒物の含有量の異なる
2種類のタイプを用意して、炉心中央部において第1サ
イクル初期に出力調整用制御棒17が挿入されないコン
トロールセル15aと面隣接する位置に、可燃性毒物の
含有量が少ない高濃縮燃料13cの替りに可燃性毒物の
含有量が多い第2の高濃縮燃料13dを装荷する。
【0059】これにより、制御棒が挿入されていないセ
ル周辺の出力分布を可燃性毒物の含有量が多いタイプで
抑えることができるので、制御棒パターンと組み合わせ
て出力分布を均一化し、熱的制限値や炉停止余裕を満足
する炉心を提供することができる。なお、この実施の形
態の炉心の平均濃縮度は、第1の実施の形態と低濃縮燃
料、中濃縮燃料、高濃縮燃料の各装荷数は同じため、2.
46wt%である。
【0060】また、このような燃料装荷方法は、上記い
ずれの実施の形態とも組み合わせて用いることができ
る。
【0061】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、濃縮
度の異なる3種類の燃料集合体から構成される原子炉炉
心において、炉心内の出力分布を均一化し、熱的制限値
や炉停止余裕を満足し、平均濃縮度を増加することがで
き、ひいては取出平均燃焼度を増加して燃料経済性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の炉心を示す燃料装
荷パターン図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の変形例を示す燃料
装荷パターン図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の他の変形例を示す
燃料装荷パターン図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の炉心を示す燃料装
荷パターン図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の炉心を示す燃料装
荷パターン図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の炉心を示す燃料装
荷パターン図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の変形例を示す燃料
装荷パターン図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の炉心を示す燃料装
荷パターン図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の変形例を示す燃料
装荷パターン図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の炉心を示す燃料
装荷パターン図である。
【図11】セルを模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
11………制御棒 13………燃料集合体 13a………低濃縮燃料 13b………中濃縮燃料 13c………高濃縮燃料 13d………第2の高濃縮燃料 15………セル 15a………コントロールセル 15b………第1セル 15c………第2セル 17………サイクル初期に挿入される出力調整用制御棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野際 久生 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃縮度の低い方から順に低濃縮燃料、中
    濃縮燃料および高濃縮燃料に分類される濃縮度の異なる
    3種類の燃料集合体が初装荷される炉心において、十字
    型の制御棒廻りの燃料集合体4体で構成されるセルを基
    本単位とし、運転サイクル中出力調整用制御棒が挿入さ
    れるコントロールセルを低濃縮燃料4体で構成して、炉
    心中央領域に1つ置きに格子状態に配列するとともに、
    前記コントロールセルに面隣接しかつ炉心最外周部を含
    まない第1セルを中濃縮燃料2体と高濃縮燃料2体で構
    成し、前記コントロールセルに面隣接せずかつ炉心最外
    周部を含まない第2セルを低濃縮燃料2体と中濃縮燃料
    1体と高濃縮燃料1体で構成することを特徴とする原子
    炉の炉心。
  2. 【請求項2】 濃縮度の低い方から順に低濃縮燃料、中
    濃縮燃料および高濃縮燃料に分類される濃縮度の異なる
    3種類の燃料集合体が初装荷される炉心において、十字
    型の制御棒廻りの燃料集合体4体で構成されるセルを基
    本単位とし、運転サイクル中出力調整用制御棒が挿入さ
    れるコントロールセルを低濃縮燃料4体で構成して、炉
    心中央領域に1つ置きに格子状態に配列するとともに、
    前記コントロールセルに面隣接しかつ炉心最外周部を含
    まない第1セルを中濃縮燃料2体と高濃縮燃料2体で構
    成し、前記コントロールセルに面隣接せずかつ炉心最外
    周部を含まない第2セルを低濃縮燃料2体と高濃縮燃料
    2体で構成することを特徴とする原子炉の炉心。
  3. 【請求項3】 濃縮度の低い方から順に低濃縮燃料、中
    濃縮燃料および高濃縮燃料に分類される濃縮度の異なる
    3種類の燃料集合体が初装荷される炉心において、十字
    型の制御棒廻りの燃料集合体4体で構成されるセルを基
    本単位とし、運転サイクル中出力調整用制御棒が挿入さ
    れるコントロールセルを低濃縮燃料4体で構成して、炉
    心中央領域に1つ置きに格子状態に配列するとともに、
    前記コントロールセルに面隣接しかつ炉心最外周部を含
    まない第1セルを中濃縮燃料2体と高濃縮燃料2体で構
    成し、前記コントロールセルに面隣接せずかつ炉心最外
    周部を含まない第2セルを低濃縮燃料1体と中濃縮燃料
    2体と高濃縮燃料1体で構成することを特徴とする原子
    炉の炉心。
  4. 【請求項4】 第1セルおよび第2セルに装荷される高
    濃縮燃料は、お互い面隣接しないように配置することを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の原
    子炉の炉心。
  5. 【請求項5】 炉心最外周部、コントロールセル、第1
    セルおよび第2セルを除いた炉心周辺部に高濃縮燃料を
    配置することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載の原子炉の炉心。
  6. 【請求項6】 炉心最外周部に高濃縮燃料を配置するこ
    とを特徴とする請求項5記載の原子炉の炉心。
  7. 【請求項7】 炉心最外周部に中濃縮燃料を配置するこ
    とを特徴とする請求項5記載の原子炉の炉心。
  8. 【請求項8】 高濃縮燃料を可燃性毒物の含有量が少な
    いタイプと可燃性毒物の含有量が多いタイプの2種類の
    タイプに分け、出力調整用制御棒が第1サイクル初期に
    おいて挿入されないコントロールセルに面隣接する高濃
    縮燃料は可燃性毒物の含有量が多いタイプとし、その他
    の高濃縮燃料は可燃性毒物の含有量が少ないタイプとす
    ることを特徴とする請求項1ないし第7項記載の原子炉
    の炉心。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180092857A (ko) * 2017-02-09 2018-08-20 가부시끼가이샤 도시바 경수로용 연료 집합체, 경수로 노심 설계 방법 및 경수로용 연료 집합체 설계 방법

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