JP3080663B2 - 原子炉初装荷炉心の運転方法 - Google Patents

原子炉初装荷炉心の運転方法

Info

Publication number
JP3080663B2
JP3080663B2 JP03000273A JP27391A JP3080663B2 JP 3080663 B2 JP3080663 B2 JP 3080663B2 JP 03000273 A JP03000273 A JP 03000273A JP 27391 A JP27391 A JP 27391A JP 3080663 B2 JP3080663 B2 JP 3080663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
enrichment
core
cycle
insertion depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03000273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04249794A (ja
Inventor
岩 宏 司 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03000273A priority Critical patent/JP3080663B2/ja
Publication of JPH04249794A publication Critical patent/JPH04249794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080663B2 publication Critical patent/JP3080663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉初装荷炉心の運
転方法に係り、とりわけ、その運転の経済性を向上させ
ることのできる運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炉心の状態を、平衡炉心と初装荷炉心と
2通りに区別して呼ぶことがある。この時、平衡炉心と
は、燃料取替を数回繰り返して炉心の燃焼度分布や燃料
物質の組成が平衡状態に達したものをいい、いわゆる取
替燃料が新燃料として使用されている。また初装荷炉心
とは、原子炉の第一サイクルですべての燃料が新燃料の
みにより構成されたものをいい、初装荷燃料が使用され
る。平衡炉心の場合、通常、濃縮度種類が1種類の新燃
料を装荷して取り出し、それらすべての燃料が数サイク
ル(通常は3〜4サイクル)炉心で燃焼したのち取り出
されるサイクルを繰り返すのが普通である。
【0003】これに対して初装荷炉心の場合、第一サイ
クルの初めは全炉心分の新燃料を装荷し、それらの燃料
の一部は第二サイクルまたは第三サイクルに取り出され
るものがある。このためそれらの燃料の炉心内滞在時間
はそれぞれ1〜2サイクルとなり、初めに装荷した燃料
の平均の取り出し燃焼度は、平衡炉心の場合の取り出し
燃焼度より小さくなっている。
【0004】このように初装荷炉心において、短いサイ
クルで取り出される燃料が存在し、取り出し燃焼度が高
くできないため、いくつかの改善案が考案されてきた。
例えば従来の濃縮度種類を1種類とした初装荷燃料で
は、第一サイクルで取り出される燃料は、その濃縮度本
来の燃焼度に到達できていないため、次のサイクルで使
用する例がある。さらに改善された方法として、取り出
し燃焼度に合わせて複数種類の濃縮度の集合体をあらか
じめ用意し、基本的に低い濃縮度のものが短い炉心滞在
期間として、取り出し燃料に無駄な核分裂性物質が残ら
ないようにする考え方がある。これを初装荷濃縮度多種
類炉心と呼ぶ。
【0005】さらに初装荷濃縮度多種類炉心では、平衡
炉心と同様な考え方でコントロールセルを組み合わせる
ことがあり、この場合コントロールセルには、可燃性毒
物の使用されていない、最も低い濃縮度の燃料集合体を
配置して用いられている。例として[Crowthe
r,Reese,LWR Inovative Cor
e Loading Starategies,Pro
c.Topical meeting on Adva
nces in Fuel Management(M
ar.1986)]などがある。
【0006】このように初装荷炉心では、複数の濃縮度
の燃料を組み合わせることにより燃焼効率を良くするこ
とができるが、依然として第一サイクルで取り出される
燃料の取り出し燃焼度は低いままであり、平衡炉心用の
取替燃料と比較すると、取り出し燃焼度が低くなってい
る問題は残った。
【0007】この対策として、第一サイクルの炉心でな
るべく低濃縮度燃料を燃焼させる方法として、炉心最周
辺に高濃縮度燃料を配置し、低濃縮度燃料を炉心の内側
に配置することにより、なるべく低濃縮度燃料の燃焼を
進める方法も考案されている。この例として[Watanabe
et.al. IMEC:AN IMPROVED MULTI-ENRICHMENT INITIAL
BWR CORE 同]がある。
【0008】なお、これら2つの文献にも示されている
ように、初装荷濃縮度多種類炉心においては、コントロ
ールセル炉心の概念が平衡炉心における経験からそのま
ま初装荷炉心にも適用されており、最低濃縮度の燃料を
可燃性毒物なしとして、かつコントロールセル位置に配
置して、出力運転中はコントロールセルの制御棒を余剰
反応度制御に使用されるのが前提となっている。また初
装荷多種類炉心では、装荷される燃料の平均の濃縮度は
取替燃料の濃縮度より低くなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の初装荷
炉心では、第一サイクルで取り出される最低濃縮度の燃
料の燃焼度をなるべく大きくすることが、燃料経済性上
有利であるにもかかわらず、最低濃縮度に隣接する制御
棒を主として使用して、かえって最低濃縮度の燃料の燃
焼度を抑制していた。すなわち、従来の初装荷多種類炉
心はコントロールセルを用いており、ここには最低濃縮
度の燃料が配置されているために、制御棒により取出燃
焼度が抑制される結果となっていた。
【0010】また、初装荷炉心第一サイクルのEOCで
余剰反応度を残す運転をする場合、サイクルを通じて一
定以上の制御棒反応度が加えられているため、部分的に
位置を固定とできる制御棒ができるにもかかわらず、従
来はコントロールセルのすべての制御棒をサイクル中に
変動させ、運転手順が複雑になっていた。
【0011】本発明は、このような点を考慮してなされ
たもので、第一サイクル取り出し燃料の燃焼度を高める
ことができる原子炉初装荷炉心の運転方法を提供するこ
とを目的とする。本発明の他の目的は、炉心の運転を簡
略化できる原子炉初装荷炉心の運転方法を提供するにあ
る。本発明のさらに他の目的は、炉心の運転を簡略化で
き、しかも第一サイクル取り出し燃料の燃焼度を高める
ことができる原子炉初装荷炉心の運転方法を提供するに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
前記目的を達成する手段として、濃縮度が異なる複数種
類の燃料集合体を用い周辺部の方に中心部より濃縮度の
高い燃料集合体が配置された原子炉初装荷炉心におい
て、濃縮度が最低でない燃料集合体のみに隣接する制御
棒を用い、その挿入深さを可変とする運転を行なうよう
にしたことを特徴とする。
【0013】本発明の第2の発明は、前記目的を達成す
る手段として、濃縮度が異なる複数種類の燃料集合体を
用い周辺部の方に中心部より濃縮度の高い燃料集合体を
配置し、かつ第一サイクルの終了時に余剰反応度が残る
ように設計された原子炉初装荷炉心において、運転中の
余剰反応度を制御する制御棒を2つのグループに分け、
一方のグループは挿入深さを固定とし、他方のグループ
は挿入深さを可変とする運転を行なうようにしたことを
特徴とする。
【0014】本発明の第3の発明は、前記目的を達成す
る手段として、濃縮度が異なる複数種類の燃料集合体を
用い周辺部の方に中心部より濃縮度の高い燃料集合体を
配置し、かつ第一サイクルの終了時に余剰反応度が残る
ように設計された原子炉初装荷炉心において、濃縮度が
最低でない燃料集合体のみに隣接する制御棒の少なくと
も一部の挿入深さを固定とし、それ以外の制御棒の一部
の挿入深さを可変とする運転を行なうようにしたことを
特徴する。
【0015】
【作用】本発明の第1の発明に係る原子炉初装荷炉心の
運転方法においては、濃縮度が最低でない燃料集合体の
みに隣接する制御棒を用いて運転が行なわれる。このた
め、最低濃縮度燃料に隣接する制御棒が使用されること
はなく、最低濃縮度燃料の相対出力が制御棒により抑制
されることがなくなり、第一サイクルに取り出される最
低濃縮度燃料の燃焼度を大きくすることが可能となる。
【0016】また、本発明の第2の発明に係る原子炉初
装荷炉心の運転方法においては、運転中の余剰反応度を
制御する制御棒が、挿入深さを固定とするグループと、
挿入深さを可変とするグループとに分けられ、運転中の
余剰反応度変動分に対しては、挿入深さ可変グループの
制御棒で反応度制御が行なわれ、余剰反応度の一定部分
に対しては、挿入深さ固定グループの制御棒で反応度制
御が行なわれる。このため、駆動する制御棒の数が少な
くなり、炉心の運転を簡略化することが可能となる。
【0017】さらに、本発明の第3の発明に係る原子炉
初装荷炉心の運転方法においては、濃縮度が最低でない
燃料集合体のみに隣接する制御棒の少なくとも一部の挿
入深さが固定とされ、それ以外の制御棒の一部の挿入深
さが可変とされる。
【0018】ここで、挿入深さ固定の制御棒の場合、サ
イクル中に挿入位置が変化しないことから、可燃性毒物
の存在する燃料に隣接する場合であっても、制御棒位置
変化に伴なう軸方向出力ピーキング拡大の影響が少な
く、任意の場所の制御棒をこれに用いることができる。
そして、初装荷多種類炉心の場合、このように用いる制
御棒の位置としてコントロールセル以外の位置とするこ
とにより、コントロールセルでの制御棒挿入量が減少
し、最低濃縮度燃料の燃焼度を大きくすることが可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1を参照して
説明する。図1は、本発明に係る沸騰水型原子炉の初装
荷炉心の一例を示す断面図であり、17行17列の燃料
集合体配置について炉心の1/4断面を示している。炉
心は回転対称の配置であり、他の象現については省略さ
れている。
【0020】この炉心の燃料集合体は2種類の濃縮度が
使用される。すなわち、図中、符号1は低濃縮度燃料集
合体であり、平均濃縮度は、天然ウラン相当の0.7w
t%が使用されている。また、図中、符号3は高濃縮度
燃料集合体であり、平均濃縮度は、約3.6wt%が使
用されている。そして、低濃縮度燃料集合体1は232
体、高濃縮度燃料集合体3は640体となっている。
【0021】また、この炉心には、図1に太枠で示すコ
ントロールセル10が設定されており、各コントロール
セル10内には、低濃縮度燃料集合体1が配置されてい
る。
【0022】また、低濃縮度燃料集合体1には、可燃性
毒物が含まれておらず、一方高濃縮度燃料集合体3に
は、可燃性毒物が含まれている。
【0023】前記炉心の周辺部には、高濃縮度燃料集合
体3が配置されており、運転中は、この周辺位置にある
高濃縮度燃料集合体3のみに囲まれた32体の制御棒2
0のみが使用され、コントロールセル10の制御棒は使
用されないようになっている。次に、本実施例の作用に
ついて説明する。運転中は、高濃縮度燃料集合体3にの
み隣接する制御棒20が用いられる。このため、高濃縮
度燃料の出力が抑制され、逆に低濃縮度燃料の出力は大
きくなる。また、高濃縮度燃料が炉心の最外周に配置さ
れ、炉心の中心部に低濃縮度燃料が配置されているた
め、低濃縮度燃料の出力が大きくなり、燃焼が進む。
【0024】また、制御棒20は、高濃縮度燃料に隣接
していて、制御棒20の反応度価値が充分あるため、運
転中の余剰反応度制御は、これらの制御棒20のみで行
なわれる。
【0025】本発明者等は、図1に示す炉心と図2に示
す従来の炉心とを用い、三次元炉心計算コードにより、
15ケ月運転相当の全く同一の期間燃焼させ、炉心の第
一サイクル終了時相当燃焼度の燃料別の燃焼度を求め、
以下の表1に示す結果を得た。
【0026】なお、図2に示す従来の炉心は、37個の
コントロールセル10位置の制御棒20をすべて使用
し、それ以外の制御棒を用いない場合の例であり、使用
する燃料集合体1,3の濃縮度、体数、装荷位置は、図
1のものと全く同一である。また、図1および図3の炉
心とも、運転中の余剰反応度制御のため、サイクル中に
挿入ノッチ深さを調整した。
【0027】
【表1】 表1からも明らかなように、低濃縮度燃料集合体1以外
の部分の制御棒20を使用することにより、第一サイク
ルで取り出される低濃縮度燃料の燃焼度を20%以上伸
ばすことができることが判る。
【0028】このように、第一サイクルで取り出される
燃料のいわゆる燃料サイクルコストを、ほぼ20%程度
削減することができる。また、高濃縮度燃料集合体3が
炉心の最外周に配置され、かつ低濃縮度燃料集合体1が
炉心中央に配置されているので、低濃縮度燃料の反応度
が高くなり、さらに燃焼を進めることができる。また、
使用する燃料の種類が2種類であるので、製造工程を短
縮して燃料の製造コストを低減できる。
【0029】図3は、本発明の第2実施例を示すもの
で、以下これについて説明する。本実施例に係る炉心
は、使用する燃料濃縮度および燃料配置が、前記第1実
施例と全く同一となっており、また15ケ月運転相当の
運転期間では、サイクル終了時において余剰反応度が残
るよう設計されている。
【0030】また、運転中の余剰反応度を制御する制御
棒は、コントロールセル10位置のもののみが使用され
るようになっており、この制御棒は、第1のグループの
制御棒21と第2のグループの制御棒22とに分けられ
ている。第1のグループの12本の制御棒21は、挿入
深さがサイクルを通じて固定とされ、EOCでも同じ挿
入状態となっている。一方、第2のグループの制御棒2
2は、燃焼に伴なって、サイクル中のある時点で挿入深
さが変えられるようになっており、EOCではすべて引
き抜かれるようになっている。なお、その他の点につい
ては、前記第1実施例と同一構成となっており、作用も
同一である。
【0031】このように、位置変化のある制御棒22が
従来より減少しており、制御棒操作が容易となる。ま
た、EOCに余剰反応度を残すことは、余剰反応度分だ
け初装荷燃料の平均の濃縮度を上げることができること
と同じであり、初装荷燃料の平均の取り出し燃焼度を高
めることができる。
【0032】図4は、本発明の第3実施例を示すもの
で、以下これについて説明する。本実施例に係る炉心
は、使用する燃料濃縮度および燃料配置が、前記第1実
施例と全く同一となっており、また15ケ月運転相当の
運転期間では、サイクル終了時において余剰反応度が残
るよう設計されている。
【0033】また制御棒は、高濃縮度燃料集合体3のみ
に囲まれた位置の制御棒23と、コントロールセル10
位置の制御棒24の2種類が用いられるようになってお
り、前記制御棒23は、挿入深さがサイクルを通じて固
定とされ、EOCでも同じ挿入状態が維持されるように
なっている。一方、制御棒24は、燃焼に伴なって、サ
イクル中のある時点で挿入深さが変えられるようになっ
ており、EOCではすべて引き抜かれるようになってい
る。なお、その他の点については、前記第1実施例と同
一構成となっており、作用も同一である。
【0034】このように、コントロールセル10の制御
棒24の使用が減っているため、低濃縮度燃料の出力が
高められ、取り出し時の燃焼度を高めることができる。
また、実際に必要となるコントロールセル10の数を減
らすことができるため、それによる余裕から生じた低濃
縮度燃料集合体1を適当な位置に配置し、熱的特性を向
上させることに用いることができる。また、同時に操作
する制御棒24の数が減るため、炉心の運転が簡素化で
きる。
【0035】図5は、本発明の第4実施例を示すもの
で、以下これについて説明する。本実施例に係る炉心
は、低濃縮度燃料集合体4、中濃縮度燃料集合体5およ
び高濃縮度燃料集合体6の3種類の集合体を組合わせて
構成されており、コントロールセル10は、低濃縮度燃
料集合体4によって構成されている。
【0036】また、低濃縮度燃料集合体4は、炉心の最
外周に1層のみ配置され、いわゆる低漏洩型炉心となっ
ており、また高濃縮度燃料集合体6の大半は、最外周よ
り2層目ないし3層目部分に配置されている。
【0037】また、制御棒20は、高濃縮度燃料集合体
6または中濃縮度燃料集合体5に隣接する炉心周辺位置
のもののみが使用されるようになっている。なお、その
他の点については、前記第1実施例と同一構成となって
おり、作用も同一である。
【0038】このように、低濃縮度燃料集合体4には制
御棒20が隣接しておらず、出力を抑制することがない
ので、第一サイクルに取り出す低濃縮度燃料集合体4の
燃焼度を高めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
明は、濃縮度が最低でない燃料集合体のみに隣接する制
御棒を用いるようにしているので、第一サイクル取り出
し燃料の燃焼度を高めることができる。
【0040】また、本発明の第2の発明は、運転中の余
剰反応度を制御する制御棒を2つのグループに分け、一
方のグループは挿入深さを固定とし、他方のグループは
挿入深さを可変としているので、炉心の運転を簡略化す
ることができる。
【0041】さらに、本発明の第3の発明は、濃縮度が
最低でない燃料集合体のみに隣接する制御棒の少なくと
も一部の挿入深さを固定とし、それ以外の制御棒の一部
の挿入深さを可変としているので、炉心の運転を簡略化
できるとともに、第一サイクル取り出し燃料の燃焼度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る原子炉初装荷炉心の
1/4の構成を示す断面図。
【図2】従来の原子炉初装荷炉心の1/4の構成を示す
断面図。
【図3】本発明の第2実施例に係る原子炉初装荷炉心の
1/4の構成を示す断面図。
【図4】本発明の第3実施例に係る原子炉初装荷炉心の
1/4の構成を示す断面図。
【図5】本発明の第4実施例に係る原子炉初装荷炉心の
1/4の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 低濃縮度燃料集合体 4 低濃縮度燃料集合体 3 高濃縮度燃料集合体 6 高濃縮度燃料集合体 5 中濃縮度燃料集合体 10 コントロールセル 20 制御棒 21 制御棒 22 制御棒 23 制御棒 24 制御棒
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 7/00 G21C 3/328 G21C 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濃縮度が異なる複数種類の燃料集合体を用
    い周辺部の方に中心部より濃縮度の高い燃料集合体が配
    置された原子炉初装荷炉心において、濃縮度が最低でな
    い燃料集合体のみに隣接する制御棒を用い、その挿入深
    さを可変とする運転を行なうことを特徴とする原子炉初
    装荷炉心の運転方法。
  2. 【請求項2】濃縮度が異なる複数種類の燃料集合体を用
    い周辺部の方に中心部より濃縮度の高い燃料集合体を配
    置し、かつ第一サイクルの終了時に余剰反応度が残るよ
    うに設計された原子炉初装荷炉心において、運転中の余
    剰反応度を制御する制御棒を2つのグループに分け、一
    方のグループは挿入深さを固定とし、他方のグループは
    挿入深さを可変とする運転を行なうことを特徴とする原
    子炉初装荷炉心の運転方法。
  3. 【請求項3】濃縮度が異なる複数種類の燃料集合体を用
    い周辺部の方に中心部より濃縮度の高い燃料集合体を配
    置し、かつ第一サイクルの終了時に余剰反応度が残るよ
    うに設計された原子炉初装荷炉心において、濃縮度が最
    低でない燃料集合体のみに隣接する制御棒の少なくとも
    一部の挿入深さを固定とし、それ以外の制御棒の一部の
    挿入深さを可変とする運転を行なうことを特徴とする原
    子炉初装荷炉心の運転方法。
JP03000273A 1991-01-07 1991-01-07 原子炉初装荷炉心の運転方法 Expired - Fee Related JP3080663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03000273A JP3080663B2 (ja) 1991-01-07 1991-01-07 原子炉初装荷炉心の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03000273A JP3080663B2 (ja) 1991-01-07 1991-01-07 原子炉初装荷炉心の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04249794A JPH04249794A (ja) 1992-09-04
JP3080663B2 true JP3080663B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=11469300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03000273A Expired - Fee Related JP3080663B2 (ja) 1991-01-07 1991-01-07 原子炉初装荷炉心の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080663B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998041991A1 (fr) * 1997-03-17 1998-09-24 Hitachi, Ltd. Procede d'exploitation d'un reacteur
JP6466206B2 (ja) * 2015-03-02 2019-02-06 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 初装荷炉心および燃料交換方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04249794A (ja) 1992-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2915200B2 (ja) 燃料装荷方法及び原子炉炉心
JPS6244632B2 (ja)
US5787139A (en) Fuel loading method
JP2564383B2 (ja) 原子炉の炉心及び原子炉の燃料装荷方法並びに原子炉の運転方法
JPS623916B2 (ja)
JP3080663B2 (ja) 原子炉初装荷炉心の運転方法
JPS6296889A (ja) 軽水型原子炉炉心およびその燃料装荷方法
JP3340818B2 (ja) 原子炉の炉心
JPH04301792A (ja) 原子炉の炉心
JPH05249270A (ja) 原子炉の炉心
JP3175996B2 (ja) 沸騰水型原子炉の初装荷炉心
JP3960572B2 (ja) 原子炉炉心とその運転方法
JP3260600B2 (ja) 初装荷炉心
JP2972917B2 (ja) 燃料集合体
JPS61128185A (ja) 原子炉炉心
JP2627952B2 (ja) 原子炉炉心
JPH0644055B2 (ja) 沸騰水型原子炉の炉心構造および燃料装荷方法
JP3303583B2 (ja) 燃料集合体及び初装荷炉心
JP2852101B2 (ja) 原子炉の炉心及び燃料の装荷方法
JPS6013283A (ja) 沸騰水型原子炉
JP3318193B2 (ja) 燃料装荷方法
JP3596831B2 (ja) 沸騰水型原子炉の炉心
JPS6335440Y2 (ja)
JPH0432355B2 (ja)
JPS61165682A (ja) 原子炉炉心

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees