JPH09210774A - 光学式センサ装置 - Google Patents

光学式センサ装置

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JPH09210774A
JPH09210774A JP8040586A JP4058696A JPH09210774A JP H09210774 A JPH09210774 A JP H09210774A JP 8040586 A JP8040586 A JP 8040586A JP 4058696 A JP4058696 A JP 4058696A JP H09210774 A JPH09210774 A JP H09210774A
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JP
Japan
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light
detected
sensor device
optical sensor
polarized
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Withdrawn
Application number
JP8040586A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Osumi
吉正 大角
Hayami Hosokawa
速美 細川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検出物体からの反射光を受光して、その受
光量または変化量を検出することにより、その表面状態
を検出する光学式センサ装置において、視覚的な被検出
物体の表面状態の判別結果との差異を少なくし、判別可
能な物体の対象を拡げる。 【解決手段】 被検出物体5に光を投光し、その被検出
物体5により反射された光を複数の偏光成分の光に分離
し、この分離された光を第1及び第2の受光素子3a,
3b及び、第1及び第2の受光素子3a,3bとは異な
る角度に配置された第3の受光素子3cにより受光する
構成とする。この構成により、被検出物体5の表面状態
によって、第1及び第2の受光素子3a,3bの検出出
力が同じとなったとしても、第3の受光素子3cの検出
出力でもって、該表面状態の検出が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出物体の有無
又は表面状態を光学的に検出する光学式センサ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の被検出物体の有無または表面状態
を光学的に検出する光学式センサ装置の構成を図19及
び図20に示す。図19に示す光学式センサ装置は、投
光部であるLED101より照射される光を偏光フィル
タ102により偏光し、被検出物体(以下ワークとい
う)105に投光し、このワーク105において反射さ
れた光を偏光ビームスプリッタ104により、2つの偏
光成分(偏光フィルタ102により偏光された光と同じ
偏光成分と、直交する偏光成分)の光に分離し、この分
離された光をそれぞれフォトダイオード(以下PDとい
う)103a,103bで受光するものであり、この2
つのPD103a,103bにより受光した光量を比較
することによりワークの表面状態を検出する。
【0003】また、図20に示す光学式センサ装置は、
投光部であるLED101から光をワーク105に投光
し、そのワーク105により反射された光を、PDアレ
イ,ラインセンサ,CCD等の受光素子106により受
光するものであり、正反射光の強度分布の尖塔度を計測
することによりワークの表面状態を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
に示すような構成では、受光範囲中での正反射光の光量
が同じであるワークを判別するのは困難である。図21
(a)は、表面が滑らかな金属108の正反射光の反射
状態を示す図、図21(b)は、表面に光沢のあるシー
ル109の正反射光の反射状態を示す図である。図21
(a)に示すように、ワークが金属108である場合に
は、1方向の正反射光が強く、また拡散反射光は小さ
い。一方、図21(b)に示すように、ワークがシール
109である場合には、シール表面の微小な凸凹のため
正反射光は広がり、1方向の正反射光は小さい。また、
金属108同様、拡散反射光は小さい。図19に示すよ
うな構成の光学式センサ装置では、1方向の正反射光に
差があっても、金属における正反射光の受光範囲内での
トータル光量aとシールにおける正反射光の受光範囲内
でのトータル光量bが等しい場合には、これら2種類の
ワークを判別することはできない。このように、金属と
シールのように、視覚により判別するのは容易なワーク
であっても、図19に示す構成の光学式センサ装置では
判別するのは困難である。
【0005】また、図20に示すような構成では、検出
物体の正反射光のピークの位置がずれると検出すること
ができない。図22(a)は、表面が滑らかなワークに
おける表面反射光の分布を示す図、図22(b)は、表
面が凸凹なワークにおける表面反射光の分布を示す図で
あり、図23(a)は、紙109における正反射光の反
射状態を示す図、図23(b)は、紙に貼られた表面を
粗面加工した透明テープ110(以下メンディングテー
プという)における正反射光の反射状態を示す図であ
る。図22(a)に示すように、表面が滑らかなワーク
においては、反射光は入射角と同じ角度に出射し、表面
反射光の分布は変化しない。一方、図22(b)に示す
ように、表面が凸凹なワークにおいては、反射方向は変
化し、表面反射光の分布は変化する。従って、図23
(a)に示すように、ワークが表面が滑らかな紙109
である場合には、入射角と反射角とが等しくなる方向に
正反射光のピークがある。一方、図23(b)に示すよ
うに、紙面上に貼られたメンディングテープ110がワ
ークである場合には、メンディングテープ110表面の
凸凹のため、正反射光のピークは、入射角と反射角とが
等しくなる方向からずれる。
【0006】図24(a)は、2種類の紙等のように、
同じ方向に正反射光のピークがあるワークの正反射光の
分布を示す図、図24(b)は、紙とメンディングテー
プのように、異なる方向に正反射光のピークがあるワー
クの正反射光の分布を示す図である。図24(a)に示
すように、同じ位置に正反射光のピークがある2種類の
ワークにおいては、受光視野内での傾きの最大値(以
下、尖塔度という)が大きく異なり、判別することがで
きる。しかし、図24(b)に示すように、異なる位置
に正反射光のピークがある2種類のワークにおいては、
尖塔度がほぼ等しくなるときがあり、そのようなときは
検出を行うことができない。本発明は、上述した問題点
を解決するためになされたものであり、視覚的な被検出
物体の表面状態の判別結果と差異が少なくなり、判別可
能な被検出物体の対象が広がり、さらには、より微細な
表面検知を行うことが可能な光学式センサ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被検出物体の有無又は表面状態を検出する
光学式センサ装置において、被検出物体に偏光成分を持
つ光を照射する投光手段と、この被検出物体により反射
された光を複数の偏光成分の光に分離する偏光分離手段
と、この偏光分離手段により分離された光をそれぞれ受
光する第1及び第2の受光手段と、前記第1及び第2の
受光手段とは異なる位置に配置され、前記投光手段から
照射された光と同じ偏光成分の光を受光する第3の受光
手段とを備えたものである。上記構成においては、第3
の受光手段により、従来の1方向の反射光の偏光成分の
情報に加え、それとは別方向での反射光の分布の情報を
取り入れることができるので、判別できる被検出物体の
対象が拡がり、また、より微細な表面状態検知が可能と
なる。また、上記構成においては、従来の偏光を用いた
光学式のセンサ装置に、1つの受光手段を配置した構成
であるので、性能改善が容易にできる。
【0008】また、本発明の光学式センサ装置は、上記
構成において、前記第3の受光手段は、前記投光部より
照射された光の光線方向と被検出物体面に対し垂直な方
向とで規定される面上に配置されているものである。こ
の構成においても、上記と同様の作用が得られる。
【0009】また、本発明の光学式センサ装置は、上記
構成において、前記第3の受光手段は、前記投光部より
照射された光の光線方向と被検出物体面に対し垂直な方
向とで規定される面上とは異なる位置に配置されている
ものである。この構成においても、上記と同様の作用が
得られる。
【0010】また、本発明は、被検出物体の有無又は表
面状態を検出する光学式センサ装置において、被検出物
体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、この被検
出物体により反射された光を複数の偏光成分の光に分離
する偏光分離手段と、この偏光分離手段により分離され
た光をそれぞれ受光する第1及び第2の受光手段と、前
記投光手段より照射された光の光線方向と被検出物体面
に対し垂直な方向とで規定される面上とは異なる位置に
配置され、前記投光手段から照射された光と同じ偏光成
分の光を受光する第3の受光手段と、前記投光手段より
照射された光の光線方向と被検出物体面に対し垂直な方
向とで規定される面上に配置され、前記投光手段から照
射された光と同じ偏光成分の光を受光する第4の受光手
段とを備えたものである。上記構成においては、第3,
第4のの受光手段により、従来の1方向の反射光の偏光
成分の情報に加え、さらに2方向での反射光の分布の情
報を取り入れることができるので、より多くの被検出物
体に対して検出が可能となり、より微細な表面状態検知
が可能となる。
【0011】また、本発明は、被検出物体の有無又は表
面状態を検出する光学式センサ装置において、被検出物
体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、この被検
出物体により反射された光を複数の偏光成分の光に分離
する偏光分離手段と、この偏光分離手段により分離され
た光をそれぞれ受光する第1及び第2の受光手段と、前
記偏光分離手段とは異なる位置に配置され、前記投光手
段から照射された光と同じ偏光成分の光に偏光する偏光
手段と、この第2の偏光手段を通過した光を受光する第
3の受光手段ととを備えたものである。上記構成におい
ては、第2の偏光手段により、第3の受光手段が受ける
光のうち、表面反射成分の割合を大きくすることができ
るので、判別できる被検出物体の対象が拡がり、より微
細な表面状態検知が可能となる。
【0012】また、本発明は、被検出物体の有無又は表
面状態を検出する光学式センサ装置において、被検出物
体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、この被検
出物体により反射された光を複数の偏光成分の光に分離
する第1の偏光分離手段と、この第1の偏光分離手段に
より分離された光をそれぞれ受光する第1及び第2の受
光手段と、前記第1の偏光分離手段とは異なる位置に配
置され、被検出物体により反射された光を複数の偏光成
分の光に分離する第2の偏光分離手段と、この第2の偏
光分離手段により分離された光をそれぞれ受光する第3
及び第4の受光手段とを備えたものである。上記構成に
おいては、2方向の偏光成分の情報を得ることができ、
正反射光の偏光成分を抽出することができるので、判別
できる被検出物体の対象が拡がり、またより微細な表面
状態検知が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。
【0014】(第1実施例)図1(a)は第1実施例に
よる光学式センサ装置の構成図である。本実施例の光学
式センサ装置は、投光手段を構成する発光LEDなどを
用いた光源1から偏光フィルタ2(偏光手段)を介して
入射面に垂直な偏光成分(以下S偏光成分という)また
は入射面に平行な偏光成分(以下P偏光成分という)を
持つ光をワーク5(被検出物体)に照射し、このワーク
5において反射された光を3つのフォトダイオードなど
でなる受光素子3a,3b,3cにより受光する。第1
の受光素子3aは偏光ビームスプリッタ4(偏光分離手
段)により反射された偏光成分の光を受光し、第2の受
光素子3bは偏光ビームスプリッタ4を通過した偏光成
分の光を受光する。この偏光ビームスプリッタ4は、入
射角とほぼ等しい角度を持つ位置に配置されている。ま
た、第3の受光素子3cは、図1(b)に示すように、
前記光源1より照射された光の光線方向とワーク5面に
対し垂直な方向とで規定される面上に配置され、第1と
第2の受光素子3a,3bとは異なる角度に配置されて
いる。
【0015】上記のような構成にすることにより、従来
の1方向の反射光のS偏光成分とP偏光成分の情報に加
えて、別方向の反射光の情報を得ることができる。図2
2(b)に示したように、表面反射光は、表面の凸凹具
合により反射方向が変化するため、表面の粗さの具合に
より反射光の分布が異なる。本実施例においては、ワー
ク5の表面が滑らかでないために、反射光の分布が変化
したことによって、受光素子3a,3bが同じ出力とな
った場合であって、受光素子3cの検出結果により反射
光の分布をとらえることができ、ワークの判別や表面状
態の検出を行うことができる。従って、金属缶に貼った
金色テープ、紙面上に貼った表面を粗面加工した透明テ
ープ(メンディングテープ)など、従来の光学式センサ
装置では検出できなかったものを検出することが可能と
なる。
【0016】また図2は第1の実施例による光学式セン
サ装置の処理回路図である。発振回路20からの発振出
力を受けた投光パルス発生回路21は投光パルス信号を
発生し、この信号は光源1を駆動する。これにより光源
1はパルス的に投光し、この投光のうち、ワークで反射
した光は、3つの受光素子3a,3b,3cにより受光
され、電気信号に変換される。これら電気信号は、各ピ
ークホールド回路24a,24b,24cによってピー
ク値が検出される。ピークホールド回路24a,24b
により検出された値は演算回路25aに、ピークホール
ド回路24a,24b,24cにより検出された値は演
算回路25bに、それぞれ送られる。この演算回路25
a,26bは各ピーク値を演算(減算または除算)し、
この演算値は判断回路26a,26bに送られ、しきい
値27a,27bと比較され、その結果はOR回路28
を経て出力される。このように2方向の反射光の情報を
得ることができるので、従来の光学式センサ装置では判
別できなかったワークの検出が可能となり、より微細な
検出が可能となる。
【0017】(第2実施例)次に、光学式センサ装置の
第2の実施例について説明する。図3は光学式センサ装
置の第3実施例による構成図である。本実施例において
は、光源1と第1,第2の受光素子3a,3bは図1と
同等の構成を有し、図3(b)に示すように、第3の受
光素子3cは光源1より照射された光の光線方向とワー
ク5面に対し垂直な方向とで規定される面上とは異なる
位置に配置されており、第4の受光素子3dは光源1よ
り照射された光の光線方向とワーク5面に対し垂直な方
向とで規定される面上に配置され、第1,第2の受光素
子3a,3bとは異なる角度に配置されている。
【0018】図22に示したように、表面反射光の分布
は、入射光に対して表面の凸凹がどちらに向きにあるか
による。このため、表面に筋がある製品を検出する際、
その筋がランダムにあれば、表面反射光の分布はどのよ
うに変化するのか予測できない。本実施例においては、
反射光の分布を2方向でとらえるため、どの方向に分布
が変化しても検出することが可能である。従って、本実
施例においては、上述の実施例1と同様の作用効果に加
えて、さらに、判別可能なワークの対象を拡げることが
できる。
【0019】また、図4は第2の実施例による光学式セ
ンサ装置の処理回路図である。本実施例による処理回路
図において、投光パルス発生装置21,光源1,3つの
受光素子3a,3b,3cとピークホールド回路24
a,24b,24cは、図2に示した処理回路図と同様
に構成されており、さらに、第4の受光素子3dとピー
クホールド回路24dを備えている。ピークホールド回
路24a,24bにより検出された値は演算回路25a
に、ピークホールド回路24a,24b,24cにより
検出された値は演算回路25bに、ピークホールド回路
24a,24b,24dにより検出された値は演算回路
25cに、それぞれ送られる。これら演算回路25a,
25b,25cは上記により検出された各ピーク値を演
算(減算または除算)し、これらの演算値は判断回路2
6a,26b,26cに送られ、しきい値27a,27
b,27cと比較され、その結果はOR回路28を経て
出力される。このように、3方向の反射光の情報を得る
ことができるので、さらに、判別可能なワークの対象を
拡げることができ、またより微細な表面状態検知が可能
となる。
【0020】(第3実施例)次に、光学式センサ装置の
第3の実施例について説明する。図5は光学式センサ装
置の第3実施例による構成図である。本実施例の光学式
センサ装置は、上述した第1実施例の第3の受光素子を
光の光線方向とワーク面に対し垂直な方向とで規定され
る面上とは異なる位置に配置するものである。また、本
実施例の処理回路図は、図2に示した第1実施例の処理
回路図と同じである。
【0021】このような構成にすることにより、上述の
第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。ま
た、製品に一定の方向に筋が入っており、それを他のも
のと区別するとき、製造ライン上では筋の入っている方
向がわかっているため、一方向の反射光の分布のみをと
らえる構成にしておけば判別することができる。従っ
て、上述の実施例2の構成に比べ、ローコスト,小型化
を図ることができる。
【0022】(第4実施例)次に、光学式センサ装置の
第4の実施例について図6(a),(b),(c)によ
り説明する。図6(a)に示す実施例においては、光源
1と第1,第2,第3の受光素子3a,3b,3cは図
1と同等の構成を有し、第3の受光素子3cとワーク5
の間に、さらに偏光フィルタ2bを配置したものであ
る。
【0023】透明体等の表面反射光の少ないワークにお
いては、表面反射光の分布に差が生じにくく検出は困難
である。そこで、図6(a)に示す実施例の光学式セン
サ装置は、入射光と同じ偏光成分を抽出するフィルタを
第3の受光素子に配置することにより、受光量中の表面
反射成分の割合を大きくし、判別性能を上げるものであ
る。
【0024】以下にその理由を図7を参照して説明す
る。図7はワーク表面における正反射光と、拡散反射光
の反射状態を示す図である。図7(a)に示すように、
表面が滑らかなワークにおいては、正反射光はほぼ入射
角と等しい方向に反射される。しかし、図7(b)に示
すように、表面が粗いワークや透明体であるワークにお
いては、正反射光の反射方向が入射角方向からずれる場
合や、反射が弱くなる場合がある。正反射光は入射光の
偏光状態を保つが、拡散反射光では入射光の偏光状態は
保たれず、S偏光成分比とP偏光成分比は、1:1とな
る。従って、第1の実施例の構成の光学式センサ装置で
は、光源よりS偏光成分の光を表面が粗いワークや透明
体であるワークに照射すると、第3の受光素子に受光さ
れる受光量は拡散反射光の光で占められ、受光量に差が
生じず、判別が困難である。本実施例においては、第3
の受光素子3cに受光される受光総量のうち、拡散反射
光量を半分に減らすことができ、表面反射光量、即ち、
正反射光量の割合を大きくすることができるので、判別
性能を上げることができる。
【0025】また、図6(a)に示す実施例において
は、実施例1の第3の受光素子3cに偏光手段を配置し
たものについて説明したが、図6(b)のように、実施
例3の第3の受光素子3cに偏光手段を配置する構造と
してもよく、また、図6(c)のように、実施例2の第
3の受光素子3cおよび第4の受光素子3dに偏光手段
を配置する構造としてもよい。これらの場合において
も、図6(a)に示す実施例同様、判別,検出性能を上
げることができる。
【0026】(第5実施例)次に、光学式センサ装置の
第5の実施例について説明する。図8は光学式センサ装
置の第5実施例による構成図である。本実施例は、第4
の実施例(図6)の問題点をさらに解決するために、該
実施例のいずれかの構成において、偏光フィルタ2bま
たは2b,2cを配置した位置に第2の偏光ビームスプ
リッタ4bを配置し、さらに、この偏光ビームスプリッ
タ4bにより反射された偏光成分の光を受光する第4の
受光素子3dを配置する。図8は、図6(a)の構成を
ベースにした例を示している。
【0027】上述の第4の実施例の図6(a)の構成で
は、偏光フィルタ2bにより、SまたはP偏光成分のい
ずれかのみを抽出していたが、図8に示した光学式セン
サ装置では、偏光ビームスプリッタ4bを備えることに
より、SとP両方の偏光成分値を得ることができ、これ
らを比較することによりワーク表面の1回反射成分を抽
出でき、より微細な表面形状の検出が可能となる。
【0028】また、図9は第5の実施例による光学式セ
ンサ装置の処理回路図である。本実施例による処理回路
図において、投光パルス発生装置21,光源1,4つの
受光素子3a,3b,3c,3dとピークホールド回路
24a,24b,24c,24dは、図4に示した処理
回路図と同様に構成されている。ピークホールド回路2
4a,24bにより検出された値は演算回路25aに、
ピークホールド回路24c,24dにより検出された値
は演算回路25bに、それぞれ送られる。これら演算回
路は上記により検出された各ピーク値を演算(減算また
は除算)し、これら2つの演算値は演算回路25cに送
られ、更に演算される。この演算値は判断回路26に送
られ、しきい値27と比較され、出力される。このよう
に、2つの方向での演算結果を比較し、判別することに
より、ワーク表面の1回反射の成分が抽出でき、より微
細な検出が可能となる。
【0029】また、この第5実施例では、図6(a)の
第2の偏光フィルタ2bを偏光ビームスプリッタ4bに
置き換え、判別,検出性能を向上させた光学式センサ装
置について説明したが、図6(b)の第2の偏光フィル
タ2b、図6(c)の第2,第3の偏光フィルタ2b,
2cを偏光ビームスプリッタに置き換える構成にして
も、判別,検出性能を上げることができる。
【0030】(第6実施例)図10にその構成を示す。
本実施例においては、図1に示した光学式センサ装置の
構成において、光源からの投光に投光ファイバ6を用
い、受光素子による受光手段のために光を伝送する受光
ファイバ7a,7b,7cを用いるものである。本構成
によれば、上述の実施例1と同様の作用効果に加えて、
センサヘッド部の小型化を図ることができる。本実施例
は、図1に示した構成の光学式センサ装置に光ファイバ
を用いた構成であるが、上述した図3,図4,図6,図
8の構成の光学式センサ装置に光ファイバを用いた構成
にしてもよい。これらの構造においても、本実施例同
様、センサヘッド部の小型化を図ることができる。
【0031】(第7実施例)図11にその構成を示す。
本実施例は、センサヘッド部とアンプ部11の間に投光
ファイバ9,受光ファイバ10a,10bを配置し、ア
ンプ部11に光源1,第1の受光素子3a,第2の受光
素子3b,第1の偏光フィルタ2a,第2の偏光フィル
タ2b,偏光ビームスプリッタ4等を配置する。これら
投光ファイバ9,受光ファイバ10a,10bには偏波
面保存ファイバを用いる。本構成によれば、センサヘッ
ド部から偏光フィルタ2,偏光ビームスプリッタ4等を
削除でき、上述した第6実施例よりも、更にセンサヘッ
ド部の小型化を図ることができる。
【0032】(第8実施例)図12にその構成を示す。
本実施例においては、第1から第7実施例に示した光学
式センサ装置において、受光素子のうち少なくとも1つ
は、光の光線方向とワーク面に対し垂直な方向とで規定
される面上にあり、かつ入射角=反射角の関係を満たす
反射光を受光する位置に配置されているものである。一
般に正反射光を受光する時、入射角と同じ角度をもつ反
射光の光量が最も大きくなる。入射角度と同じ角度をも
つ反射光の光量が最も大きいワークと、その方向からず
れる反射光の光量が最も大きいワークとを検出する場合
には、このような配置が最も効果的である。
【0033】(第9実施例)次に、光学式センサ装置の
第3の実施例について説明する。図13は光学式センサ
装置の第9実施例による構成図である。本実施例の光学
式センサ装置は、投光ファイバ9から偏光フィルタ2a
を介して片偏光(SまたはP偏光)の光をワーク5に照
射し、このワーク5において反射された光を、3つの受
光ファイバ10a,10b,10cにより受光するもの
である。第1の受光ファイバ10aは偏光ビームスプリ
ッタ4を通過する偏光成分の光を受光し、第2の受光フ
ァイバ10bはこの偏光ビームスプリッタ4により反射
された光を受光する。この偏光ビームスプリッタ4は、
受光する反射光の反射角が入射角とほぼ等しい角度を持
つ位置に配置されている。また、第3の受光ファイバ1
0cは、偏光ビームスプリッタ4とは異なる位置に配置
されており、この第3の受光ファイバ10cは第2の偏
光フィルタ2bを備えている。この第2の偏光フィルタ
2bは第1の偏光フィルタ2aと同じ偏光成分の光のみ
を通過させる。前記第1の受光ファイバ10aと第3の
受光ファイバ10cにより受光された光は、ファイバカ
プラ12により合成された後、アンプ部へ伝送される。
【0034】投光ファイバ9からS偏光成分の光を投光
したとき、第1の受光ファイバ10aはP偏光成分の光
(受光量をPとする)を、第2の受光ファイバ10bは
S偏光成分の光(受光量をS1 とする)を、第3の受光
ファイバ10cはS偏光成分の光(受光量をS2 とす
る)をそれぞれ受光する。この時、図示の方向1の演算
をS1 −P,方向2での分布ずれをS1 −S2 で演算す
れば、(S1 −P),(S1 −S2 )の値のどちらかで
差が生じる。このことから、S1 −(P+S2)の値を
求めることによってワークの表面状態を検出できる。こ
の(P+S2 )値をファイバカプラ12により合成する
ことにより、演算回路が少なくて済み、処理時間の短縮
ができる。
【0035】図14は上記第9の実施例による光学式セ
ンサ装置の処理回路である。この処理回路において、フ
ァイバAは上記第2の受光ファイバ10bに相当し、フ
ァイバBは、ファイバカプラ12により合成された第1
の受光ファイバ10a,及び第3の受光ファイバ10c
からの光を伝送するファイバである。発振回路,投光パ
ルス発生装置,光源,受光素子,ピークホールド回路,
演算回路,判断回路,しきい値等は、上述した処理回路
と同様の構成である。
【0036】(第10実施例)図15,16,17,1
8にその構成を示す。図15は、第4の実施例に示した
光学式センサ装置において、前記第2と第3の受光素子
により行う受光を1つの2分割フォトダイオードにより
行うものである。第4の実施例において、前記第2,第
3の受光素子は同じ偏光成分を持つ光を受光しているの
で、この2つの受光素子を1つの2分割フォトダイオー
ド13にまとめることにより、センサヘッド部の小型化
を図ることができる。
【0037】図16は、図8に示した光学式センサ装置
において、第1の受光素子3aと第3の受光素子3cに
より行う受光を第1の2分割フォトダイオード13aに
より、また第2の受光素子3bと第3の受光素子3dに
より行ってきた受光を第2の2分割フォトダイオード1
3bにより行い、ミラー14により第2の2分割フォト
ダイオード13bに光が受光されるよう光の進行方向を
調整する。即ち、図8における第1と第3の受光素子3
a,3c、及び第2と第4の受光素子3b,3cはそれ
ぞれ同じ偏光成分を持つ光を受光しているので、これら
4つの受光素子を2つの2分割フォトダイオード13
a,13bにまとめることにより、センサヘッド部の小
型化を図ることができる。
【0038】図17は、光学式センサ装置において、偏
光手段と偏光分離手段を1つの大きな偏光ビームスプリ
ッタ15によって行うものである。このような構成にす
ることによって、センサヘッド部の小型化を図ることが
できる。
【0039】図18は、図8に示した光学式センサ装置
において、第1と第2の偏光ビームスプリッタ4a,4
bによって行ってきた反射光の偏光成分の分離を1つの
偏光ビームスプリッタ15により行うものである。これ
により、センサヘッド部の小型化を図ることができる。
また、図17に示した光学式センサ装置よりも判別、検
出性能を上げることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の1
方向に関するS偏光成分とP偏光成分の情報に加え、別
方向での反射光の分布の情報を取り入れることができる
ので、より多くのワークに対して検出が可能となり、よ
り微細な表面状態検知が可能となり、視覚による検査結
果との差を少なくすることができる。また、本発明によ
れば、従来の偏光を用いた光学式のセンサ装置に、1つ
の受光素子を配置した構成であるので、性能改善が容易
にできる。また、本発明によれば、従来の1方向に関す
るS偏光成分とP偏光成分の情報に加え、さらに2方向
での受光量の成分の情報を取り入れることができるの
で、判別可能なワークの対象を拡げることができ、より
微細な表面状態検知が可能となる。また、本発明によれ
ば、表面反射成分の割合を大きくすることができるの
で、判別可能なワークの対象を拡げることができ、より
微細な表面状態検知が可能となる。また、本発明によれ
ば、2方向のS偏光成分とP偏光成分の情報を得ること
ができ、表面1回反射の成分を抽出することができるの
で、判別可能なワークの対象を拡げることができ、より
微細な表面状態検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による物体の有無及び表面
状態を検出する光学式センサ装置の構成図である。
【図2】第1実施例による光学式センサ装置の処理回路
図である。
【図3】第2実施例による光学式センサ装置の構成図で
ある。
【図4】第3実施例による光学式センサ装置の構成図で
ある。
【図5】第3実施例による光学式センサ装置の処理回路
図である。
【図6】第4実施例による光学式センサ装置の構成図で
ある。
【図7】(a)は、表面がなめらかなワークにおける拡
散反射光と正反射光の反射状態を示す図、(b)は、ワ
ークが透明体等であるときの拡散反射光と正反射光の反
射状態を示す図である。
【図8】第5実施例による光学式センサ装置の構成図で
ある。
【図9】第5実施例による光学式センサ装置の処理回路
図である。
【図10】第6実施例による光学式センサ装置の構成図
である。
【図11】第7実施例による光学式センサ装置の構成図
である。
【図12】第8実施例による光学式センサ装置の構成図
である。
【図13】第9実施例による光学式センサ装置の構成図
である。
【図14】第9実施例による光学式センサ装置の処理回
路図である。
【図15】第10実施例による光学式センサ装置の構成
図である。
【図16】第10実施例による光学式センサ装置の構成
図である。
【図17】第10実施例による光学式センサ装置の構成
図である。
【図18】第10実施例による光学式センサ装置の構成
図である。
【図19】従来の光学式センサ装置の構成を示す構成図
である。
【図20】従来の光学式センサ装置の構成を示す構成図
である。
【図21】(a)は、表面が滑らかな金属の正反射光の
反射状態を示す図、(b)は表面に光沢のあるシールの
正反射光の反射状態を示す図である。
【図22】(a)は、表面が滑らかなワークおける表面
反射光の分布を示す図、(b)は、表面が凸凹なワーク
における表面反射光の分布を示す図である。
【図23】(a)は、紙109における正反射光の反射
状態を示す図、(b)は、紙に貼られた表面を粗面加工
した透明テープにおける正反射光の反射状態を示す図で
ある。
【図24】(a)は、同じ方向に正反射光のピークがあ
る2種のワークの正反射光の反射分布を示す図、(b)
は、同じ方向に正反射光のピークがない2種のワークの
正反射光の反射状態を示す図である。
【符号の説明】
1 投光手段(光源) 2 偏光手段(偏光フィルタ) 3a 第1の受光手段(受光素子) 3b 第2の受光手段 3c 第3の受光手段 3d 第4の受光手段 4,偏光分離手段(偏光ビームスプリッタ) 4a 第1の偏光分離手段 4b 第2の偏光分離手段 5 被検出物体(ワーク)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物体の有無又は表面状態を検出す
    る光学式センサ装置において、 被検出物体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、 この被検出物体により反射された光を複数の偏光成分の
    光に分離する偏光分離手段と、 この偏光分離手段により分離された光をそれぞれ受光す
    る第1及び第2の受光手段と、 前記第1及び第2の受光手段とは異なる位置に配置さ
    れ、前記投光手段から照射された光と同じ偏光成分の光
    を受光する第3の受光手段と、を備えたことを特徴とす
    る光学式センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の受光手段は、前記投光手段よ
    り照射された光の光線方向と被検出物体面に対し垂直な
    方向とで規定される面上に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光学式センサ装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の受光手段は、前記投光手段よ
    り照射された光の光線方向と被検出物体面に対し垂直な
    方向とで規定される面上とは異なる位置に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学式センサ装
    置。
  4. 【請求項4】 被検出物体の有無又は表面状態を検出す
    る光学式センサ装置において、 被検出物体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、 この被検出物体により反射された光を複数の偏光成分の
    光に分離する偏光分離手段と、 この偏光分離手段により分離された光をそれぞれ受光す
    る第1及び第2の受光手段と、 前記投光手段より照射された光の光線方向と被検出物体
    面に対し垂直な方向とで規定される面上とは異なる位置
    に配置され、前記投光手段から照射された光と同じ偏光
    成分の光を受光する第3の受光手段と、 前記投光手段より照射された光の光線方向と被検出物体
    面に対し垂直な方向とで規定される面上に配置され、前
    記投光手段から照射された光と同じ偏光成分の光を受光
    する第4の受光手段と、を備えたことを特徴とする光学
    式センサ装置。
  5. 【請求項5】 被検出物体の有無又は表面状態を検出す
    る光学式センサ装置において、 被検出物体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、 この被検出物体により反射された光を複数の偏光成分の
    光に分離する偏光分離手段と、 この偏光分離手段により分離された光をそれぞれ受光す
    る第1及び第2の受光手段と、 前記偏光分離手段とは異なる位置に配置され、前記投光
    手段から照射された光と同じ偏光成分の光に偏光する偏
    光手段と、 この偏光手段を通過した光を受光する第3の受光手段
    と、を備えたことを特徴とする光学式センサ装置。
  6. 【請求項6】 被検出物体の有無又は表面状態を検出す
    る光学式センサ装置において、 被検出物体に偏光成分を持つ光を照射する投光手段と、 この被検出物体により反射された光を複数の偏光成分の
    光に分離する第1の偏光分離手段と、 この第1の偏光分離手段により分離された光をそれぞれ
    受光する第1及び第2の受光手段と、 前記第1の偏光分離手段とは異なる位置に配置され、被
    検出物体により反射された光を複数の偏光成分の光に分
    離する第2の偏光分離手段と、 この第2の偏光分離手段により分離された光をそれぞれ
    受光する第3及び第4の受光手段と、を備えたことを特
    徴とする光学式センサ装置。
JP8040586A 1996-02-02 1996-02-02 光学式センサ装置 Withdrawn JPH09210774A (ja)

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