JPH10186050A - 光電センサとこの光電センサを用いた紙送り装置 - Google Patents

光電センサとこの光電センサを用いた紙送り装置

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JPH10186050A
JPH10186050A JP8343664A JP34366496A JPH10186050A JP H10186050 A JPH10186050 A JP H10186050A JP 8343664 A JP8343664 A JP 8343664A JP 34366496 A JP34366496 A JP 34366496A JP H10186050 A JPH10186050 A JP H10186050A
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JP
Japan
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light
receiving element
photoelectric sensor
mending tape
light receiving
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Withdrawn
Application number
JP8343664A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Osumi
吉正 大角
Hayami Hosokawa
速美 細川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出物体を光学的に検出する光電センサにお
いて、紙上に貼られたメンディングテープを正確に検出
することができるようにする。 【解決手段】 LED2からの光のワーク3への入射角
より大きい出射角でワーク3から出射される光を受光す
る位置で、かつLED2からの光のワーク3への入射方
向とワーク3面に対し垂直な方向とで規定される入射面
を含まない位置に第1の受光素子4を配置する。これに
より、ワーク3上のメンディングテープからの正反射光
の分布のピークを第1の受光素子4によりとらえ、メン
ディングテープの有無により第1の受光素子4の受光量
が大きく変化するので、メンディングテープの正確な検
出が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面を粗面加工
し、紙や拡散反射系の物体上で視覚的にとらえにくくし
た透明粘着テープを検出する光電センサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の物体の表面状態等を光学的に検出
する光電センサについて図面を参照して説明する。図1
9(a)(b)は光電センサ100の構成及びセンサの
受光量分布を示す。LED101からレンズ102を通
して出射されたコリメート光103は、検出物体104
(以下、ワークという)に照射され、その反射光がライ
ンセンサ105に受光される。このラインセンサ105
は、ワーク104への入射光の角度とほぼ等しい角度で
ワーク104から出射する反射光を受光する位置に配置
されている。この反射光の受光量分布の傾きの最大値
(以下、尖塔度という)を計測することにより、ワーク
の判別、表面状態の検出を行うことができる。
【0003】また、図20は従来の他の例による光電セ
ンサ110の構成を示し、LED等の光源101より照
射される光は偏光フィルタ111により偏光されワーク
104に照射され、このワーク104からの反射光は偏
光ビームスプリッタ112(以下、PBSという)によ
り2つの偏光方向(偏光フィルタ111により偏光され
た光と同じ偏光方向と直交する偏光方向)の光に分離さ
れ、この分離された光はそれぞれ第1及び第2の受光素
子113a,113bで受光される。PBS112は、
LED101からワーク104へ入射する角度とほぼ等
しい角度でワーク104から出射する反射光を受光する
位置に配置されている。そして、2つの受光素子113
a,113bにより反射光に含まれる2つの偏光方向の
光をとらえ、両受光素子113a,113bの受光量を
比較することにより、ワーク104の判別、表面状態の
検出を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
(a)に示すような構成の光電センサ100では、紙上
で視覚的にとらえにくくした透明粘着テープ(以下、メ
ンディングテープという)を検出するのは困難である。
以下、その理由を図21、及び図22を参照して説明す
る。図21(a)に示すように、メンディングテープ1
20は、1方向に筋を入れることにより粗面加工が施さ
れており、図21(a)におけるA−A´線断面は図2
1(b)のごとくである。このようにメンディングテー
プ120の表面には凹凸があるため、図21(c)に示
すように、メンディングテープ120の表面に筋方向と
直交する方向からコリメート光103を照射すると、表
面の凹凸により反射方向が変化し、高角度で反射する光
ほど反射率が高いため、表面反射光の分布も変化する。
従って、LED101からワーク104に入射角55゜
で光を入射させたときのメンディングテープ120表面
での反射特性は、図21(d)に示すように、入射角と
出射角とが等しくないところに正反射光のピークが生じ
る。
【0005】また、図22は入射角をθ゜として光を照
射したときの紙と紙上に貼られたメンディングテープの
反射光の分布を示す図であり、同図から分かるように、
紙とメンディングテープのいずれも尖塔度は正反射受光
量のピークの前にあり、それらの勾配は領域130にお
いてはほぼ同じである。従って、両ワークの尖塔度は同
じと判断される。そのため、尖塔度でワークを判別する
図19に示した光学式センサ装置100では、紙上に貼
られたメンディングテープを検出することは困難であ
る。
【0006】また、上述の図20に示したような光電セ
ンサ110においても、紙上に貼られたメンディングテ
ープを検出するのは困難である。その理由を図23を参
照して説明する。図23は図20に示した構成の光学系
において、LED101から紙とメンディングテープに
入射角55゜で光を入射させたときの、紙とメンディン
グテープの正反射光分布を示す図である。同図に示すよ
うに、入射角(55゜)と等しい出射角の位置において
は、紙とメンディングテープの正反射光量はほぼ等し
く、偏光の成分もほぼ等しい。従って、メンディングテ
ープの有無によっても第1の受光素子113aと第2の
受光素子113bの出力比に変化は現われず、紙上に貼
られたメンディングテープを検出するのは困難である本
発明は、上述した問題点を解決するためになされたもの
であり、紙や拡散反射系の物体上に貼られたメンディン
グテープを正確に検出することが可能な光電センサを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、光源と少なくとも1つの受光素
子を備え、光源より照射された光の検出物体による反射
光の空間的な強度分布を受光素子で検出することによ
り、紙または拡散反射系の物体上に貼られたメンディン
グテープを検出する光電センサにおいて、光源からの光
の検出物体への入射角より大きい出射角で検出物体から
出射される光を受光する位置で、かつ光源からの光の検
出物体への入射方向と検出物体面に対し垂直な方向とで
規定される入射面を含まない位置に第1の受光素子が配
置されているものである。
【0008】メンディングテープの表面には1方向に筋
を入れることにより粗面加工が施されており、この粗面
加工の規則性により、正反射光の反射方向には一定の方
向性がある。例えば、メンディングテープの表面に筋方
向と平行な方向から光を照射した場合には、表面の凹凸
の斜面において反射方向が変化するため、正反射光の分
布のピークは入射面とは異なる面上に生じる。また、メ
ンディングテープの表面に筋方向と垂直な方向から光を
照射した場合には、高角度で反射する光ほど反射率が高
いため、正反射光の分布のピークは入射角よりも大きな
出射角の位置に生じる。請求項1の構成においては、入
射角よりも大きくかつ入射面を含まない位置に第1の受
光素子を配置し、この第1の受光素子によりメンディン
グテープからの正反射光のピークをとらえるので、テー
プの表面に筋方向と平行な方向や垂直な方向から光を照
射した場合においても、メンディングテープの有無によ
りその受光量には変化が現われ、紙等に貼られたメンデ
ィングテープの検出が可能となる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、上記光源から検出物体へ入射した光の紙または拡散
反射系の物体からの正反射光を受光する位置に第2の受
光素子がさらに配置されているものである。
【0010】この構成においては、メンディングテープ
からの正反射光のピークを第1の受光素子により受光
し、紙等からの正反射光のピークを第2の受光素子によ
り受光する。メンディングテープが有る場合には第1の
受光素子の受光量が大きくなり、メンディングテープが
無い場合には第2の受光素子の受光量が大きくなるの
で、紙等に貼られたメンディングテープの検出が可能と
なる。また、正反射光の分布形状をとらえることができ
るので、紙の色柄による誤動作を少なくすることができ
る。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2において、上記光源からの光の検出物体への入射
角より大きい出射角で検出物体から出射される光を受光
する位置で、かつ光源からの光の検出物体への入射方向
と検出物体面に対し垂直な方向とで規定される入射面を
含む位置に第3の受光素子がさらに配置されているもの
である。
【0012】この構成においては、メンディングテープ
の筋方向と平行な方向から光を照射した場合には、メン
ディングテープの正反射光のピークを第1の受光素子に
より受光し、紙等の正反射光のピークを第2の受光素子
により受光する。また、メンディングテープの筋方向と
垂直な方向から光を照射した場合には、メンディングテ
ープの正反射光のピークを第3の受光素子により受光す
る。これら第1又は第3の受光素子の受光量と第2の受
光素子の受光量とを比較することにより、メンディング
テープの有無による反射光量の大きな変化をとらえるこ
とができるので、紙等に貼られたメンディングテープの
検出が可能となる。また、正反射光の分布形状をとらえ
ることができるので、紙の色柄による誤動作を少なくす
ることができる。
【0013】また、請求項4の発明は、上記光源からの
光の検出物体への入射方向と検出物体面に対し垂直な方
向とで規定される入射面を挟んで第1の受光素子と対峙
する位置に、第4の受光素子がさらに配置されているも
のである。
【0014】この構成においては、紙等の正反射光のピ
ークを第2の受光素子により受光し、メンディングテー
プの正反射光のピークを第1、第3、第4のいずれかの
受光素子により受光する。これら3つの受光素子によ
り、メンディングテープの正反射光のピークをとらえる
ため、メンディングテープがいかなる方向に貼られてい
ても正確に検出を行うことができる。
【0015】また、請求項5の発明は、上記請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の光電センサと、紙を給送
する紙送り機構と、前記光電センサの出力に基づいて前
記紙送り機構の動作を制御する制御部とを備えた紙送り
装置である。
【0016】この構成においては、請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の光電センサにより紙上のメンディ
ングテープを検出し、メンディングテープが検出される
と制御部は紙送り機構を停止又は反転送りする。一般
に、メンディングテープが付着している紙をコピー機に
入れると、コピー機が発生する熱によりメンディングテ
ープが溶解し、紙詰まりが発生する場合がある。請求項
5の構成の紙送り装置をコピー機に備えれば、光電セン
サにより正確にメンディングテープを検出するので、メ
ンディングテープの溶解による紙詰まりの発生を抑える
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1(a)(b)は本実施形態によ
るメンディングテープの検出を行う光電センサの上面図
及び側面図である。この光電センサ1は、光源である発
光ダイオード2(以下、LEDという)から検出物体3
(以下、ワークという)に向けて光を照射し、このワー
ク3において反射された光を第1の受光素子4において
受光するものである。この第1の受光素子4は、図1
(a)に示すように、LED2からの光のワーク3への
入射方向とワーク3面に対し垂直な方向とで規定される
入射面を含まない位置(θ3 ≠0)で、かつ図1(b)
に示すように、LED2からの光のワーク3への入射角
(θ1 )より大きい出射角(θ2 )でワーク3から出射
される光を受光する位置に配置されている。この第1の
受光素子4による受光量変化に基づいて、紙上に貼られ
たメンディングテープを検出する。
【0018】上述の図21に示したように、メンディン
グテープの表面には1方向に筋を入れることにより粗面
加工が施されている。ここで、図2(a)に示すよう
に、光の照射方向とメンディングテープ6の筋方向が一
致する場合と、図2(b)に示すように、光の照射方向
とメンディングテープ6の筋方向が直交する場合の光電
センサ1による検出方法について図3乃至図5を参照し
て説明する。図3(a)は紙上のメンディングテープ6
の様子を示す図であり、メンディングテープ6の筋方向
をX方向、この筋と直交する方向をY方向、メンディン
グテープ6の厚み方向をZ方向とする。この図3(a)
におけるX方向と平行なA−A´線における断面は図3
(b)のごとくである。上述の図21に示したように、
テープの筋方向に直交する方向より光を照射させた場合
には、テープからの正反射光のピークは入射面上の入射
角≦出射角の位置にくる。このため、図2(b)に示す
ように、メンディングテープ6が90゜方向に貼られて
いる場合には、入射面上の入射角≦出射角を満たす位置
に第1の受光素子4を配置すれば、テープ6からの正反
射光の分布のピークをとらえ、検出が可能である。
【0019】一方、図4(a)(b)に示すように、メ
ンディングテープ6の筋方向と平行方向より光を照射さ
せた場合には、メンディングテープ6からの正反射光の
ピークをとらえるには、第1の受光素子4を入射面以外
の位置、即ちθ3 ≠0の位置に配置する必要がある。図
4(c)は図4(b)のメンディングテープ6の凹凸の
拡大図と反射の様子を示す図であり、凹凸の斜面部分に
照射された光はY方向に反射され、Y方向に広がってい
る。これは、高角度で反射する光ほど反射率が高く、0
からA又はBに近づくほど反射率が大きいからである。
従って、図5に示すように、紙とメンディングテープの
入射角と出射角が等しい位置(θ1 =θ2 の位置)での
Y方向における反射光量の変化は、θy ≠0における位
置において紙とメンディングテープとの間に差が現わ
れ、このθy ≠0の位置、即ちθ3≠0の面上に第1の
受光素子4を配置させれば、メンディングテープ6の検
出が可能となる。以上より、第1の受光素子4を入射角
≦出射角を満たす位置で、入射面を含まない位置に配置
することにより、メンディングテープ6からの正反射光
をとらえることができ、90゜方向に貼られたテープ6
だけでなく、0゜方向に貼られたテープ6に対しても検
出を行うことができる。
【0020】次に、第1の実施形態による光電センサ1
の処理回路を図6に示す。発振回路20からの発振出力
を受けた投光パルス発生回路21は投光パルス信号を発
生し、LED2を駆動する。これによりLED2はパル
ス的に投光し、この投光のうち、ワークで反射した光
は、受光素子4により受光され、電気信号に変換され
る。これら電気信号はピークホールド回路22(以下、
P/H回路という)又はサンプルホールド回路(以下、
S/H回路という)によってピーク値が検出され、弁別
回路23に送られる。この弁別回路23は、ピーク値を
しきい値24と比較し比較結果を出力する。第1の受光
素子4がメンディングテープからの正反射光をとらえ、
第1の受光素子4の出力が所定のしきい値24を越える
とメンディングテープ有りと判定する。
【0021】(第2の実施形態)図7(a)(b)は本
実施形態による光電センサの上面図及び側面図である。
この光電センサ31においては、LED2と第1の受光
素子4は図1と同等の構成を有し、さらに、第2の受光
素子32が、図7(a)に示すように、LED2からの
光のワーク3への入射方向とワーク3面に対し垂直な方
向とで規定される入射面を含む位置(θ3 =0)で、か
つ図7(b)に示すように、LED2からの光のワーク
3への入射角(θ1 )と等しい出射角(θ4 )でワーク
3から出射される光を受光する位置に配置されている。
即ち、第2の受光素子32は、紙や拡散反射系のワーク
3からの正反射光を受光する位置に配置されている。
【0022】上述の図1に示した光電センサ1において
は、メンディングテープの有無による受光量の変化を、
第1の受光素子4により直接とらえる構成となっていた
ため、メンディングテープの有無による受光量変化と、
紙の色柄による受光量変化の区別がつかず、誤検出を起
こすことがある。本実施の形態に係る光電センサ31
は、メンディングテープからの正反射光を第1の受光素
子4において受光し、紙等からの正反射光を第2の受光
素子32において受光する。この第1の受光素子4の受
光量と第2の受光素子32の受光量を処置回路にて比較
することにより、メンディングテープの有無による反射
光量の大きな変化をとらえることができるので、ワーク
3の色柄の影響を受けずに、正確な検出を行うことがで
きる。より詳細に説明すると、上述の図22に示したよ
うに、紙と紙上に貼られたメンディングテープでは、正
反射光量のピーク位置がずれる。そこで、紙と紙上に貼
られたメンディングテープの正反射光のセンサによる受
光光量差を最大にするには、メンディングテープ等の目
標とする検出対象の物体のピーク位置と、紙等の目標と
する検出対象の物体以外の物体のピーク位置に受光素子
を配置するのが最も効果的である。紙上に貼られたメン
ディングテープの正反射光のピークは、上述したよう
に、90゜にテープが貼られている場合を除いて、入射
面以外のθ1 <θ2 の位置にあり、また、紙の正反射光
のピークは入射面上のθ1 =θ4 の位置にある。従っ
て、それぞれの位置に第1及び第2の受光素子を配置す
ると、正確なメンディングテープの検出ができる。
【0023】次に、第2の実施形態による光電センサ3
1の処理回路を図8に示す。発振回路20からの発振出
力を受けた投光パルス発振回路21は投光パルス信号を
発生し、LED2を駆動する。これにより、LED2は
パルス的に投光し、この投光のうち、ワークで反射した
光は、2つの受光素子4,32により受光され、受光信
号に変換される。これら受光信号はP/H回路22a,
22bによってピーク値が検出され、演算回路25に送
られる。この演算回路25は各ピーク値を演算(減算)
し、この演算値は弁別回路23に送られ、しきい値24
と比較され、検出信号が出力される。このように、入射
面以外のθ1 <θ2 の位置に配置された第1の受光素子
4により、メンディングテープにおける正反射光の光量
の変化をとらえ、入射面上のθ1 =θ4 の位置に配置さ
れた第2の受光素子32により、紙等における正反射光
の光量変化をとらえる。この第1の受光素子4と第2の
受光素子32との光量差を処理回路にて比較することに
より、ワークの色柄の影響を受けずに、メンディングテ
ープを検出することができる。
【0024】(第3の実施形態)図9(a)(b)は本
実施形態による光電センサの上面図及び側面図である。
本実施形態の光電センサ41においては、LED2、第
1の受光素子4、第2の受光素子32は図7と同等の構
成を有し、さらに第3の受光素子42が、図9(a)に
示すように、LED2からの光のワーク3への入射方向
とワーク3面に対し垂直な方向とで規定される入射面を
含む位置(θ3 =0)で、かつ図9(b)に示すよう
に、LED2からの光のワーク3への入射角(θ1 )よ
り大きい出射角(θ5 )でワーク3から出射される光を
受光する位置に配置されている。
【0025】90゜に貼られたメンディングテープにお
いては、テープも紙もθ3 =0に信号量のピークがあ
る。従って、上述の図7に示した光電センサ31によ
り、90゜に貼られたメンディングテープの検出を行う
には、第1の受光素子4を入射面に極めて近い位置に配
置する必要がある。しかし、これでは第1の受光素子4
と第2の受光素子32の受光差が小さくなり、検出が困
難となるという問題を生じる。それに対し、光電センサ
41においては、90゜に貼られたメンディングテープ
での正反射光のピーク位置、即ち、入射面上のθ1 <θ
5 の位置に第3の受光素子を配置することにより、上記
問題を解決している。メンディングテープが90゜に貼
られている場合には第3の受光素子42によりテープの
正反射光のピークを、メンディングテープが90゜以外
の角度に貼られている場合には第1の受光素子4により
テープの正反射光のピークをとらえ、これらの値と、紙
の正反射光のピークをとらえている第2の受光素子との
値との間で、上述の第2の実施形態に示したものと同等
の演算を行う。この演算により、メンディングテープの
有無による反射光量の大きな変化をとらえることができ
るので、メンディングテープが90゜方向に貼られてい
る場合でも、正確に検出を行うことができる。
【0026】図10は第3の実施形態による光電センサ
41の処理回路図である。この処理回路は、上述の図8
の処理回路に、第3の受光素子42、第3のP/H回路
22c、第2の演算回路25b、第2の弁別回路23
b、第2のしきい値24b,OR回路26を加えたもの
である。受光素子4,32,42からの受光信号はP/
H回路22a,22b,22cによってピーク値が検出
される。P/H回路22a,22bにより検出された値
は演算回路25aに、P/H回路22b,22cにより
検出された値は演算回路25bに、それぞれ送られる。
これら演算回路25a,25bは上記により検出された
各ピーク値を演算(減算)し、これらの値は弁別回路2
3a,23bに送られ、しきい値24a,24bと比較
され、その結果はOR回路26を経て出力される。この
ように、入射面上に第3の受光素子42を配置すること
により、メンディングテープが90゜に貼られている場
合においても、安定した検出が可能となる。
【0027】(第4の実施形態)図11(a)(b)は
本実施形態による光電センサの上面図及び側面図であ
る。この光電センサ51においては、LED2、第1の
受光素子4、第2の受光素子32、第3の受光素子42
は上述の図7と同等の構成を有し、第4の受光素子52
が、図11(a)に示すように、LED2からの光のワ
ーク3への入射方向とワーク3面に対し垂直な方向とで
規定される入射面以外の位置(θ3 ≠0)で、かつ図1
1(b)に示すように、LED2からの光のワーク3へ
の入射角(θ1 )より大きい出射角(θ2 )でワーク3
から出射される光を受光する位置に配置されている。即
ち、入射面を挟んで第1の受光素子4と対峙する位置
に、第4の受光素子52は配置されている。
【0028】上述の第1乃至第3の実施形態に示した光
電センサ1、31、41は、0゜から90゜の方向に貼
られているメンディングテープに対してのみ検出可能で
あったが、本実施の形態に係る光電センサ51は全方位
に貼られたメンディングテープに対して検出可能な構成
となっている。以下、その理由を図12を参照して説明
する。図12はメンディングテープの方向と各々の方向
における正反射光の反射の様子を示す図であり、メンデ
ィングテープが貼られている紙面に対して垂直な方向を
X方向、紙面上における照射光方向に対して垂直な方向
をY方向とする。図12(a)に示すように、メンディ
ングテープ6が0゜方向に貼られている場合には、テー
プ6における正反射光の分布は、±Y方向に変化し、こ
の方向には第1の受光素子4が配置されているので、テ
ープ6からの正反射光のピークをとらえることができ、
検出が可能である。また、図12(b)に示すように、
メンディングテープ6が45゜方向に貼られている場合
においては、正反射光の分布は+Y方向、X方向に変化
し、この方向には第1の受光素子4が配置されているの
で、検出可能である。また、図12(c)に示すよう
に、メンディングテープ6が90゜方向に貼られている
場合においては、正反射光の分布はX方向に変化し、こ
の方向には第3の受光素子42が配置されているので、
検出可能である。さらに、図12(d)に示すように、
メンディングテープ6が135゜方向に貼られている場
合においては、正反射光の分布は−Y方向、X方向に変
化し、この方向に第4の受光素子52が配置されている
ので、検出可能である。このように、入射面に対して両
側に受光素子を配置することにより、メンディングテー
プ6がどのような方向に貼られていても、メンディング
テープ6からの正反射光をとらえることができるように
なるので、より一層正確なテープ6の検出が可能とな
る。
【0029】図13は本実施形態による光電センサ51
の処理回路図である。この処理回路は、上述の図10の
処理回路に、第4の受光素子52、第4のP/H回路2
2d、第3の演算回路25c、第3の弁別回路23c、
第3のしきい値24cを加えたものである。受光素子
4,32,42,52からの受光信号はP/H回路22
a,22b,22c,22dによってピーク値が検出さ
れる。P/H回路22a,22bにより検出された値は
演算回路25aに、P/H回路22b,22cにより検
出された値は演算回路25bに、P/H回路22b,2
2dにより検出された値は演算回路25cにそれぞれ送
られる。これら演算回路25a,25b,25cは上記
により検出された各ピーク値を演算(減算)し、これら
の値は弁別回路23a,23b,23cに送られ、しき
い値24a,24b,24cと比較され、その結果はO
R回路26を経て出力される。このように、入射面を挟
んで第1の受光素子4と対峙する位置に第4の受光素子
52を配置し、3方向でメンディングテープにおける正
反射光をとらえることにより、全方位に貼られたメンデ
ィングテープに対する検出が可能となる。
【0030】(第5の実施形態)図14(a)(b)は
本実施形態による光電センサの上面図及び側面図であ
る。この光電センサ61は、上述の図11に示した構成
の光電センサ51において、LED2、第1乃至第4の
受光素子4,32,42,52のそれぞれに、同じ偏光
方向の偏光フィルタ62を配置したものである。また、
処理回路図は上述の図13に示したものと同じである。
一般に、LEDよりS偏光の光を照射した時のワーク表
面における拡散反射光は、ランバート分布をとり、偏光
状態もランダムとなる(どの方向で受光してもS偏光と
P偏光は1:1である)。一方、LEDよりS偏光の光
を照射した時のワーク表面における正反射光の偏光方向
は保存される。従って、本実施形態の光電センサ61の
ように、LED2よりS偏光の光をワーク3に照射し、
偏光フィルタ62を介して第1乃至第4の受光素子4,
32,42,52によりワーク3からの反射光を受光す
ると、それぞれの受光素子4,32,42,52におけ
る正反射成分量は変化せず、拡散反射成分量は半分にな
る。このように、拡散反射光量の影響が減り、メンディ
ングテープの有無による信号量差が大きくなるので、上
述の第1乃至第4の実施形態に示した光電センサよりも
正確にメンディングテープの検出を行うことができる。
【0031】(第6の実施形態)図15(a)(b)は
本実施形態による光電センサの上面図及び側面図であ
る。この光電センサ71は、上述の図14に示した構成
の光電センサ61において、さらに、第5の受光素子7
2を配置したものである。この第5の受光素子72は、
LED2からの光のワーク3への入射方向とワーク3面
に対し垂直な方向とで規定される入射面を含む位置(θ
3 =0)で、かつ、LED2からの光のワーク3への入
射角(θ1 )より小さい出射角でワーク3から出射され
る光を受光する位置に配置されている。また、この第5
の受光素子72は、投光と直交する偏光方向の偏光フィ
ルタ73を介してワーク3からの反射光を受光してい
る。
【0032】上述の図14に示した光電センサ61で
は、偏光フィルタ62により、SまたはP偏光成分のい
ずれかのみを抽出していたので、拡散反射光の影響は減
るが、拡散反射光中で投光と同じ偏光成分を持ったもの
の除去はできない。それに対し、光電センサ71は、投
光と直交する偏光方向の偏光フィルタ73を介した第5
の受光素子72の受光量より、投光と直交する偏光成分
値を得ており、例えば、LED2よりS偏光の光を投光
すると、第1乃至第4の受光素子4,32,42,52
はS偏光の光を受光し、第5の受光素子72はP偏光の
光を受光している。このように、SとP両方の偏光成分
値を得て、これら両成分値の比較より、拡散反射光成分
を除去し、正反射光成分を抽出できるので、より正確な
メンディングテープの検出が可能となる。
【0033】また、図16は光電センサ71の処理回路
図である。この処理回路は、上述の図13の処理回路
に、第5の受光素子72、第5のP/H回路22e、演
算回路25d,25e,25f,25gを加えたもので
ある。受光素子4,32,42,52,72からの受光
信号はP/H回路22a,22b,22c,22d,2
2eによってピーク値が検出される。P/H回路22
b,22eにより検出された値は演算回路25dに、P
/H回路22a,22eにより検出された値は演算回路
25eに、P/H回路22c,22eにより検出された
値は演算回路25fに、P/H回路22d,22eによ
り検出された値は演算回路25gにそれぞれ送られる。
これら演算回路25d,25e,25f,25gは、P
/H回路22a乃至22dの値からP/H回路22eの
値を減算し、正反射光成分を抽出する。演算回路25
d,25eによる値は演算回路25aに、演算回路25
d,25fによる値は演算回路25bに、演算回路25
d,25gによる値は演算回路25cにそれぞれ送ら
れ、さらに演算される。この演算値は弁別回路23a,
23b,23cに送られ、しきい値24a,24b,2
4cと比較され、その結果はOR回路26を経て出力さ
れる。このように、拡散反射成分を除去し、正反射成分
のみを抽出することができるので、より正確なメンディ
ングテープの検出が可能となる。
【0034】(第7の実施形態)図17は本実施形態に
よる光電センサを備えた紙送り装置を示す構成図であ
る。図17(a)に示すように、この紙送り装置80
は、コピー機内部に備えられるものであり、トレイ81
内に配された紙82の上に貼られたメンディングテープ
を光電センサ83により検出し、メンディングテープが
検出されると紙送り機構84を停止又は反転させるもの
である。また、図17(b)は紙送り装置80の制御系
のブロック図であり、光電センサ83の出力に基づいて
紙送り機構84の動作を制御する制御部85が備えられ
ている。一般に、メンディングテープが付着している紙
82をコピー機に入れると、コピー機が発生する熱によ
りメンディングテープが溶解し、紙詰まりが発生する場
合がある。光電センサ83は、上述の第1乃至第5の実
施形態に示したものであり、メンディングテープの正確
な検出を行うことができるので、メンディングテープの
溶解による紙詰まりの発生を抑えることができる。
【0035】(第8の実施形態)図18は本実施形態に
係る紙幣判別装置の構成を示す図である。紙幣判別装置
は、紙幣86上に貼られたメンディングテープ87の有
無を光電センサ83により検出し、テープ87が貼られ
たものは変造紙幣であると判定するものである。紙幣8
6は少し光沢があり、その反射特性はメンディングテー
プ87と近似しているため、従来の光電センサでは、紙
幣86上のメンディングテープ87の検出は困難であっ
た。しかし、本発明の光電センサ83においては、メン
ディングテープ87からの正反射光をとらえることによ
り検出を行うため、紙幣86上のメンディングテープ8
7の有無を検出することができ、より確実に変造紙幣で
あるか否かの判定を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の光電セ
ンサによれば、光源からの光の検出物体への入射角より
大きい出射角で検出物体から出射される光を受光する位
置で、かつ光源からの光の検出物体への入射方向と検出
物体面に対し垂直な方向とで規定される入射面を含まな
い位置に第1の受光素子を配置することによって、メン
ディングテープからの正反射光の分布のピークをとらえ
ることができるので、メンディングテープの有無により
第1の受光素子の受光量が大きく変化し、テープの検出
が可能となる。
【0037】また、請求項2に記載の光電センサによれ
ば、請求項1の構成に、光源から検出物体へ入射した光
の紙等からの正反射光を受光する位置に第2の受光素子
をさらに配置することによって、第2の受光素子により
紙等からの正反射光のピークを常にとらえることができ
るので、両受光素子からの受光量の比較により、紙の色
柄の影響を受けずに、メンディングテープの正確な検出
が可能となる。
【0038】また、請求項3に記載の光電センサによれ
ば、請求項1又は請求項2の構成に、光源からの光の検
出物体への入射角より大きい出射角で検出物体から出射
される光を受光する位置で、かつ光源からの光の検出物
体への入射方向と検出物体面に対し垂直な方向とで規定
される入射面を含む位置に第3の受光素子をさらに配置
することによって、第3の受光素子により、入射面上の
メンディングテープからの正反射光のピークをとらえる
ことができるので、テープが90゜に貼られている場合
においても、安定した検出が可能となる。
【0039】また、請求項4に記載の光電センサによれ
ば、請求項1乃至請求項3のいずれかの構成に、光源か
らの光の検出物体への入射方向と検出物体面に対し垂直
な方向とで規定される入射面を挟んで第1の受光素子と
対峙する位置に、第4の受光素子をさらに配置すること
によって、第1、第3、第4の3つの受光素子によりメ
ンディングテープからの正反射光のピークをとらえるの
で、テープがいかなる方向に貼られていても正確な検出
ができる。
【0040】また、請求項5に記載の紙送り装置によれ
ば、上記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光電
センサを備えることによって、正確なメンディングテー
プの検出が可能となるので、この紙送り装置をコピー機
等に用いれば、テープが貼られている紙を排除すること
ができるので、コピー機が発生する熱でテープが溶解し
て起こり得る紙詰まりを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による光電センサの光学系の構
成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示して
いる。
【図2】メンディングテープの方向性と、メンディング
テープにおける正反射光の反射方向を説明するための図
であり、(a)は0゜方向、(b)は90゜方向に貼ら
れたメンディングテープの状態を示している。
【図3】(a)はメンディングテープの平面図、(b)
は(a)におけるメンディングテープのA−A´線にお
ける断面図である。
【図4】0゜方向に貼られたメンディングテープにおけ
る正反射光の反射方向を説明するための図であり、
(a)はメンディングテープの側面図、(b)はメンデ
ィングテープの正面図、(c)はメンディングテープの
凹凸を拡大した図である。
【図5】0゜方向に貼られたメンディングテープにおけ
るY方向での反射光量の分布変化を示す図である。
【図6】第1の実施形態による光電センサの処理回路図
である。
【図7】第2の実施形態による光電センサの光学系の構
成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示して
いる。
【図8】第2の実施形態による光電センサの処理回路図
である。
【図9】第3の実施形態による光電センサの光学系の構
成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示して
いる。
【図10】第3の実施形態による光電センサの処理回路
図である。
【図11】第4の実施形態による光電センサの光学系の
構成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示し
ている。
【図12】メンディングテープの方向性と、メンディン
グテープにおける正反射光の反射方向を説明するための
図であり、(a)は0゜方向、(b)は45゜方向、
(c)は90゜方向、(d)は135゜方向に貼られた
メンディングテープの状態を示している。
【図13】第4と第5の実施形態による光電センサの処
理回路図である。
【図14】第5の実施形態による光電センサの光学系の
構成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示し
ている。
【図15】第6の実施形態による光電センサの光学系の
構成図であり、(a)は上面図、(b)は側面図を示し
ている。
【図16】第6の実施形態による光電センサの処理回路
図である。
【図17】(a)は第7の実施形態によるコピー機内部
に備えられる紙送り装置の構成を説明するための図、
(b)は紙送り装置の制御系のブロック図である。
【図18】第8の実施形態による紙幣判別装置の構成を
示す図である。
【図19】(a)は従来のメンディングテープを光学的
に検出する光電センサの構成図であり、(b)はライン
センサ上の受光量を示す図である。
【図20】従来のメンディングテープを光学的に検出す
る光電センサの構成図である。
【図21】(a)はメンディングテープの構成図、
(b)は(a)におけるメンディングテープのA−A´
線における断面拡大図、(c)はメンディングテープに
コリメート光を照射したときの表面での反射状態を示す
図、(d)は入射光の入射角を55゜としたときのメン
ディングテープ表面における反射特性を示す図である。
【図22】入射角をθ゜として光を照射したときの紙と
紙上に貼られたメンディングテープの反射光の分布を示
す図である。
【図23】光源から紙とメンディングテープに向けて、
入射角55゜で光を入射したときの、紙とメンディング
テープの正反射光分布を示す図である。
【符号の説明】
1、31、41、51、61、71、 光電センサ 2 LED(光源) 3 ワーク(検出物体) 4 第1の受光素子 6 メンディングテープ 32 第2の受光素子 42 第3の受光素子 52 第4の受光素子 80 紙送り装置 82 紙 83 光電センサ 84 紙送り機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と少なくとも1つの受光素子を備
    え、前記光源より照射された光の検出物体による反射光
    の空間的な強度分布を前記受光素子で検出することによ
    り、紙または拡散反射系の物体上に貼られたメンディン
    グテープを検出する光電センサにおいて、 前記光源からの光の検出物体への入射角より大きい出射
    角で検出物体から出射される光を受光する位置で、かつ
    該光源からの光の検出物体への入射方向と検出物体面に
    対し垂直な方向とで規定される入射面を含まない位置に
    第1の受光素子が配置されていることを特徴とする光電
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記光源から検出物体へ入射した光の紙
    または拡散反射系の物体からの正反射光を受光する位置
    に第2の受光素子がさらに配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光電センサ。
  3. 【請求項3】 前記光源からの光の検出物体への入射角
    より大きい出射角で検出物体から出射される光を受光す
    る位置で、かつ該光源からの光の検出物体への入射方向
    と検出物体面に対し垂直な方向とで規定される入射面を
    含む位置に第3の受光素子がさらに配置されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光電セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記光源からの光の検出物体への入射方
    向と検出物体面に対し垂直な方向とで規定される入射面
    を挟んで前記第1の受光素子と対峙する位置に、第4の
    受光素子がさらに配置されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の光電センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の光電センサと、紙を給送する紙送り機構と、前記光電
    センサの出力に基づいて前記紙送り機構の動作を制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする紙送り装置。
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