JPH09209784A - 駆動ユニットの出力設定要素の制御方法および装置 - Google Patents

駆動ユニットの出力設定要素の制御方法および装置

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JPH09209784A
JPH09209784A JP2238197A JP2238197A JPH09209784A JP H09209784 A JPH09209784 A JP H09209784A JP 2238197 A JP2238197 A JP 2238197A JP 2238197 A JP2238197 A JP 2238197A JP H09209784 A JPH09209784 A JP H09209784A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式ストッパが衝当することにより電気的
または機械的損傷が発生することなく、内燃機関の出力
設定要素の設定範囲を拡大可能にする。 【解決手段】 第1の運転状態において出力設定要素4
2の設定がある限界に制限される場合、この限界は、機
械式制限ストッパに割り当てられた出力設定要素の位置
から導出される。第2の運転状態においては、この限界
が解除され、出力設定要素の位置は機械式制限ストッパ
に至るまで解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動ユニットの出
力設定要素、とくに内燃機関の絞り弁の制御方法および
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種類の方法ないしこの種類の装置は
ドイツ特許公開第3931455号から既知である。こ
こでは、自動車の駆動ユニットの出力設定要素、とくに
その絞り弁が設定値の関数として設定される。出力設定
要素は少なくとも1つの機械式制限ストッパを有し、当
該制限ストッパはその最小位置(絞り弁が閉じた位
置)、すなわち駆動ユニットのアイドリング出力に割り
当てられている。既知の方法においては、設定要素は位
置制御回路の範囲内で目標位置値の関数として設定さ
れ、この目標位置値は加速ペダルが操作される加速運転
においては少なくとも加速ペダル位置から形成され、ア
イドリング制御範囲においては目標アイドリング設定に
基づいて形成される。設定要素の範囲内の電気的および
/または機械的損傷を回避するために、少なくとも1つ
の機械式ストッパに割り当てられた設定要素の位置が連
続的に測定され、この測定値から設定要素に対する最小
設定値が導出される。この場合、この最小値は、すべて
の公差(例えば温度ドリフト)を考慮して設定要素がそ
の機械式ストッパに衝当しないように選択される。絞り
弁制御の好ましい実施態様においては、正確な機械式ス
トッパの値と最小設定値との間の差は絞り弁の角度とし
て0.5ないし1°の範囲であり、したがって既知の方
法によれば、空気量を最小にする好ましい実施態様にお
いては、最小出力の設定が制限される。とくに小型モー
タにおけるアイドリング制御運転においては、駆動ユニ
ットのアイドリング出力は十分に広い範囲で低減できな
い場合、この方法の利用は困難なことがある。この方法
は、アイドリング制御範囲において漏れ空気量の割合が
高いときにとくに問題となる。この場合、出力設定要素
により調節可能ではない空気量(たとえば空気に囲まれ
た噴射弁内を流れる空気量)は、漏れ空気とみなされ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】少なくとも1つの機械
式ストッパが衝当することにより電気的および/または
機械的損傷が発生することなく、内燃機関の出力設定要
素の設定範囲を拡大可能にする手段を提供することが本
発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の駆動ユニットの出力設定要素の制御方法に
おいては、駆動ユニットの出力設定要素が少なくとも1
つの機械式制限ストッパを有し、前記出力設定要素が運
転変数の関数として設定値に従って設定され、当該設定
が第1の運転状態において前記少なくとも1つの制限ス
トッパのそばでの前記出力設定要素の位置から導出され
た限界値に制限される。そして、前記の制限が少なくと
も1つの第2の運転状態において解除され、前記出力設
定要素の設定が前記少なくとも1つの機械式制限ストッ
パに至るまで行われることを特徴とする。
【0005】上記課題を達成するため、本発明の駆動ユ
ニットの出力設定要素の制御装置においては、前記出力
設定要素が少なくとも1つの機械式制限ストッパを有
し、前記制御装置が運転変数の関数として設定値に従っ
て出力設定要素を設定する制御ユニットを備え、前記出
力設定要素の設定が第1の運転状態において前記機械式
制限ストッパのそばでの前記出力設定要素の位置から導
出された限界値に制限される。そして、少なくとも1つ
の第2の運転状態において、前記制御ユニットが、前記
の制限が解除され且つ前記出力設定要素の設定が前記機
械式制限ストッパに至るまで行われるように形成されて
いることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施態
様により詳細に説明する。
【0007】図1に駆動ユニットの出力設定要素を制御
するための制御ユニットが示されている。この場合、制
御ユニットは少なくとも1つのマイクロコンピュータ1
0を含み、マイクロコンピュータ10は、出力回路12
および少なくとも1つの出力ライン14を介して最終段
回路16と結合されている。マイクロコンピュータ10
にはその入力回路18を介して種々の入力ラインが供給
され、すなわち、加速ペダル位置を測定するための測定
装置22から入力ライン20が、エンジン回転速度を測
定するための測定装置26から入力ライン24が、設定
要素の位置、エンジン温度等のような駆動ユニットない
し自動車のその他の運転変数を測定するための測定装置
32ないし34から入力ライン28ないし30が、およ
び最終段回路16から入力ライン36が供給される。さ
らに、最終段回路16には、2つの出力ライン38およ
び40を介して、電気的に操作可能な出力設定要素42
が接続されている。
【0008】好ましい実施態様においては、出力設定要
素42として、内燃機関の電気的に操作可能な絞り弁が
使用され、当該絞り弁は戻しばねの力に抗して直流モー
タにより設定される。この場合、直流モータは、接続ラ
イン38および40を介して最終段回路16の接続端に
接続されている。当該最終段回路16は、この実施形態
においては、フルブリッジ回路として形成されている。
この場合、直流モータはフルブリッジ回路の対角の両端
に接続されている。少なくとも1つの測定抵抗により、
モータ内を流れる電流が最終段回路16において求めら
れ、その求められた電流はライン36を介してマイクロ
コンピュータ10に供給される。好ましい実施形態にお
いてはパルス幅変調信号である少なくとも1つの操作信
号を介して、フルブリッジ段は、モータしたがって設定
要素が前後に回転されまたは所定位置に保持されるよう
に操作される。
【0009】通常の直流モータ(DCモータ)を使用す
る代わりに、他の実施形態においては、電気整流子モー
タ、回転調整器、ステップモータ等が使用され、この場
合も同様に、本発明による解法の上記の利点が達成され
る。さらに、本発明による解法の適用は、出力設定要素
としての絞り弁に限定されず、少なくとも1つの機械式
制限ストッパを有する、駆動ユニットのあらゆる出力設
定要素においてもまた同様に使用可能である(たとえば
噴射ポンプの制御棒)。
【0010】マイクロコンピュータ10は、入力ライン
20ないし36を介して、出力設定要素の制御に必要な
運転変数、したがって駆動ユニットの出力の設定に必要
な運転変数を受け取る。この場合、好ましい実施形態に
おいて、アイドリング制御範囲外においては、出力設定
要素は少なくとも加速ペダル位置の関数として設定さ
れ、一方アイドリング範囲においては、出力設定要素は
所定のエンジン回転速度に調節するように設定される。
この場合、好ましい実施形態においては、加速ペダルが
操作されていないときにアイドリング制御範囲が存在す
る。更に、たとえば、走行速度および/またはエンジン
回転速度が代替形態または補足形態としてアイドリング
制御を作動させる所定のしきい値を下回ったとき、アイ
ドリング制御範囲を検出するような他の基準を設けても
よい。
【0011】好ましい実施形態においては、アイドリン
グ制御範囲外において、加速ペダル位置、および場合に
より、エンジン回転速度、ギヤ段位置等のような他の運
転変数に基づいて出力設定要素に対する設定目標値が形
成される。このとき、この設定目標値は、たとえばPI
D動作を有する制御器を備えた位置制御回路の範囲内
で、この設定値と実際位置との間の差の関数として制御
される。好ましい実施形態においては、アイドリング制
御範囲において、出力設定要素を設定するための設定値
がアイドリング回転速度制御器の出力信号に基づいて決
定される。アイドリング回転速度制御器は、エンジン温
度、バッテリ電圧等のような運転変数の関数として与え
られる目標値および実際回転速度の関数として、所定の
制御方式(たとえばPID)に従って、実際回転速度を
目標回転速度に調節する方向に出力信号を形成する。こ
の出力信号は、アイドリング回転速度制御器に後続して
設けられる出力設定要素42の位置制御回路に対する設
定値を示している。
【0012】他の有利な実施形態においては、位置制御
回路のほかに、回転モーメント制御回路、負荷制御回
路、空気容積または空気質量制御回路等が使用され、こ
れらの範囲内において出力設定要素は設定される。
【0013】さらに、マイクロコンピュータ10は、少
なくとも1つの機械式ストッパ、好ましくは設定要素の
アイドリング・ストッパにおける設定要素の現在位置を
測定するための手段、および上記の従来の技術の欄にお
ける記載の従来技術から既知のような設定要素42を設
定するための設定限界αminを形成するための手段を含
んでいる。
【0014】本発明により、正常運転(部分負荷、全負
荷、惰行運転)に対しこの限界が保持され、これにより
下部機械式ストッパへの動的衝当およびこれにより発生
の可能性がある機械的および/または電気的損傷(たと
えばモータと絞り弁との間に挿入されているギア装置の
損傷)が排除される。アイドリング制御範囲において
は、設定要素の設定範囲はこの下部機械式ストッパまで
拡大され、この場合、設定要素のサーボモータ内を流れ
る電流が連続的にモニタリングされる。この手段によ
り、アイドリング制御範囲において、設定要素は正常運
転の所定の限界以下に設定可能である。設定要素が機械
式ストッパに当接したときに明らかに上昇するモータ電
流をモニタリングすることにより、アイドリング範囲内
の制御がモニタリングされる。モータ電流が許容限界以
上に上昇した場合、設定要素の設定は、モータ電流が許
容限界以下に低下するように調節される。これは、電流
制御の範囲内のみでなく、アイドリング制御範囲におけ
る設定要素の設定のために実際の最小値を与えることに
よっても行うことが可能である。このように、設定要素
は常に機械式ストッパまで設定することが可能であり、
この場合、アイドリング制御は正常運転の学習された限
界とは無関係に、現在の最小位置に設定することが可能
である。
【0015】好ましい実施形態においては、本発明によ
る解法は、マイクロコンピュータ10のプログラムとし
て実行される。この一例が図2に流れ図として示されて
いる。
【0016】ここに示したプログラム部分は、所定の時
点において、たとえば10ないし100ミリ秒ごとに開
始される。プログラム部分がスタートした後、第1のス
テップ100において、本発明による解法の実行のため
に必要な運転変数、すなわち、加速ペダル位置β、エン
ジン回転速度Nmot、アイドリング目標回転速度Nmot
Soll、設定要素の位置αIst、サーボモータ内を流れる
電流I、正常運転において設定要素を設定するための限
界値αminならびにその他の運転変数(ギヤ段位置、エ
ンジン温度、バッテリ電圧等)が読み込まれる。それに
続く問い合わせステップ102において、内燃機関がア
イドリング制御範囲内に存在するか否かが検査される。
加速ペダルが放されるかまたは絞り弁が所定の位置範囲
内にありかつ場合によりエンジン回転速度が所定の限界
値を下回っているとき、内燃機関はアイドリング制御範
囲内に存在している。内燃機関がアイドリング制御範囲
内に存在していないことをステップ102が示した場
合、ステップ104により、設定要素に対する設定目標
値αSollが、加速ペダル位置βならびに場合によりその
他の運転変数に基づいて決定される。それに続くステッ
プ106において、その目標値が、学習された最小値α
minに制限される。それに続くステップ108におい
て、位置制御の範囲内において設定要素に対する操作信
号τが、目標値αSo llおよび位置の実際値αIstに基づ
いて決定される。その後プログラム部分は終了され、所
定の時間経過後繰り返される。
【0017】内燃機関がアイドリング制御範囲内にある
ことをステップ102が与えたとき、問い合わせステッ
プ112により、サーボモータ内を流れる電流Iが所定
の限界値I0を超えているか否かが検査される。電流I
が制限値I0を超えていない場合、ステップ110によ
り、設定要素に対する設定目標値αSollが、アイドリン
グ回転速度制御器に基づいて、目標エンジン回転速度N
motSollおよび実際回転速度Nmotの関数として決定され
る。それに続くステップ108において、ステップ11
0において決定された目標値に基づいて、操作信号τが
計算される。しかしながら、モータ電流が所定の限界値
を超えている場合、設定要素の範囲内の損傷を回避する
ために、ステップ114において、設定要素に対する
(ステップ110において計算された現在の)設定目標
値が所定の値Δだけ上昇される。次に、それに続くステ
ップ108において、操作信号値を形成するために、ス
テップ114において形成された目標値が使用される。
この場合、ステップ110において計算された設定目標
値は、電流が制限値I0を超えているかぎり値Δだけ繰
り返し上昇される。
【0018】このように、設定要素は、アイドリング制
御の範囲内で、実際の機械式ストッパに当接するまで設
定可能である。
【0019】図2に示す方法のほかに、他の有利な実施
形態においては、電流限界値に最初に到達したとき、こ
のとき存在する目標値から導出された限界値が現在のア
イドリング制御範囲において限界値として採用され、こ
のとき、ステップ110において形成された設定目標値
がこの限界値に制限される。電流を常時モニタリングす
ることにより、新たに限界値を超えたとき、対応する最
小値の適合が行われる。したがって、公差の考慮が必要
なくなり、これにより設定要素を機械式ストッパに当接
するまで常に調節することができる。
【0020】図3は本発明による解法の作動方式を時間
線図で示している。この場合、図3において、(A)に
加速ペダル位置βの時間経過が、(B)に設定要素の位
置αIstならびに設定目標値αSollの時間経過が、
(C)に電流Iの時間経過が、および(D)に回転速度
motの時間経過が示されている。
【0021】この場合、ドライバが正常加速運転から加
速ペダルを戻したとする。時点T0において、加速ペダ
ルが放されたとする。これに応じて、加速ペダル位置か
ら導出された目標値αSoll(図3の(B)において破線
で示されている)は時点T0まで低下し、一方モータ電
流Iはこの時間範囲内においてほぼその限界値の下側に
とどまっている。エンジン回転速度Nmotは、図3の
(D)に示すように、時点T0までそれに対応する挙動
を示している。本発明による解法を明瞭にするために、
時点T0においてドライバにより設定された目標値α
Sollが学習された限界値αminより小さい運転状態から
スタートするものとする。これにより、アイドリング制
御が作動している時点T0とT1との間の時間範囲におい
て、設定要素の位置の実際値αIstは図3の(B)にお
いて実線で示されるように制限される。エンジン回転速
度Nmotは、加速ペダルを戻したことによる作用のため
のT0とT1との間の時間範囲における低下により、さら
に低下する。時点T1において、本来のアイドリング制
御範囲内に入る。これにより、時点T1以降、図3の
(B)に示すように、下部限界αminが解除される。本
発明による解法を図で示すために、アイドリング制御
は、時点T1以降、設定要素に対する目標値αSollをさ
らに低下することから出発する。設定要素の位置の実際
値はそれに追従し、これにより設定要素の設定が限界α
minの下側に生じる。時点T1とT2との間において、モ
ータ電流Iは急上昇する。時点T2において、設定要素
の機械式下部ストッパαUAが当接し、これにより電流
Iがその限界値I0を超えたとする。これにより、本発
明による目標値の制限が行われ、したがって設定要素は
下部機械式ストッパαUAに設定される。
【0022】上記の説明により、アイドリング制御器の
作動の関数として下部限界の解除が行われる。他の有利
な実施形態においては、種々の時点において両方の手段
が行われ得る。たとえば、アイドリング制御器は、加速
ペダルが放され、ないしは設定要素が所定の位置範囲内
に到達したときに既に作動させてもよい。このとき、た
とえば、エンジン回転速度、目標値等の関数として下部
限界が解除され、下部限界の下側で設定を行う方法がア
イドリング制御に与えられる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下の通りの効果を奏する。即ち、ドイツ特許
公開第3631283号(米国特許第4947815
号)から機械式最小ストッパを有する設定要素であって
内燃機関への空気供給量の設定要素が既知であるが、本
発明の方法により、設定要素の設定範囲は拡大される。
この場合、設定要素の機械式ストッパに対する制御の際
に発生し得る電気的および/または機械的損傷が回避さ
れる。
【0024】アイドリング制御範囲においてのみ、すな
わちアイドリング制御が作動されているときにおいての
み設定範囲の拡大が行われることはとくに有利である。
これにより、アイドリング制御範囲は、学習された最小
設定値を超えて設定要素の機械式制限ストッパまで拡大
される。
【0025】さらに、この範囲において、設定要素のモ
ータ内を流れる電流をモニタリングすることにより機械
式ストッパの当接が確実に検出され、設定要素の対応調
節により電気的および/または機械的損傷が回避される
ことは有利である。
【0026】さらに、制御可能な最小空気量を明らかに
低減させることができ、これによりアイドリング回転速
度の低減及び空気に包囲された噴射弁の使用が可能とな
り、および/または発生する漏れ空気によるアイドリン
グ回転速度への影響が低減される。
【0027】本発明による解法を小容量エンジンに使用
することはとくに有利である。
【0028】さらに、学習された最小値をアイドリング
範囲外で設定要素の設定のための下限界として維持する
ことは有利であり、これにより機械式ストッパの動的衝
当およびそれにより発生の可能性がある設定要素の範囲
内の機械的および/または電気的損傷が排除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】出力設定要素を制御するための制御ユニットの
ブロック図である。
【図2】制御ユニットの少なくとも1つのマイクロコン
ピュータに対するプログラムの範囲内の、本発明による
解法の流れ図である。
【図3】本発明による解法の作動方式を時間線図で示
し、(A)は加速ペダル位置βの時間経過を、(B)は
設定要素の位置αIstならびに設定目標値αSollの時間
経過を、(C)は電流Iの時間経過を、および(D)は
回転速度Nmotの時間経過をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 12 出力回路 14、20、24、28、30、36、38、40 ラ
イン 16 最終段回路 18 入力回路 22、26、32、34 測定装置 42 出力設定要素
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 3/06 H02P 3/06 F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ユニットの出力設定要素が少なくと
    も1つの機械式制限ストッパを有し、前記出力設定要素
    が運転変数の関数として設定値に従って設定され、当該
    設定が第1の運転状態において前記少なくとも1つの制
    限ストッパのそばでの前記出力設定要素の位置から導出
    された限界値に制限される、当該出力設定要素の制御方
    法において、 前記の制限が少なくとも1つの第2の運転状態において
    解除され、前記出力設定要素の設定が前記少なくとも1
    つの機械式制限ストッパに至るまで行われることを特徴
    とする駆動ユニットの出力設定要素の制御方法。
  2. 【請求項2】 第1の運転状態が、加速ペダルが操作さ
    れる加速運転であることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 第2の運転状態がアイドリング制御範囲
    であることを特徴とする請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも第2の運転状態において、前
    記設定要素を操作するモータ内を流れる電流が測定さ
    れ、測定電流が所定の限界値を超えたときに機械式スト
    ッパに到達したものとみなされることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも第2の運転状態が、加速ペダ
    ルを放したときまたは所定回転速度を下回ったときある
    いはこれら双方のときに達成されることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1の運転状態においては前記設定値が
    加速ペダル位置に基づいて与えられ、第2の運転状態に
    おいては前記設定値がアイドリング制御器に基づいて与
    えられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記出力設定要素の設定を制限するため
    に、それに応じて設定値が制限されることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 所定の電流値を超えたとき、この運転状
    態において許容電流値をもはや超えなくなるように前記
    出力設定要素の設定が修正されることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記出力設定要素が下部ストッパに当接
    しているかぎり、モータ電流が所定の電流値を取るよう
    に前記設定要素の設定が修正されることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 駆動ユニットの出力設定要素の制御装
    置であって、前記出力設定要素が少なくとも1つの機械
    式制限ストッパを有し、前記制御装置が運転変数の関数
    として設定値に従って出力設定要素を設定する制御ユニ
    ットを備え、前記出力設定要素の設定が第1の運転状態
    において前記機械式制限ストッパのそばでの前記出力設
    定要素の位置から導出された限界値に制限される、当該
    出力設定要素の制御装置において、 少なくとも1つの第2の運転状態において、前記制御ユ
    ニットが、前記の制限が解除され且つ前記出力設定要素
    の設定が前記機械式制限ストッパに至るまで行われるよ
    うに形成されていることを特徴とする駆動ユニットの出
    力設定要素の制御装置。
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