JP2940333B2 - 電子式スロットルの駆動装置 - Google Patents

電子式スロットルの駆動装置

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JP2940333B2 JP3490893A JP3490893A JP2940333B2 JP 2940333 B2 JP2940333 B2 JP 2940333B2 JP 3490893 A JP3490893 A JP 3490893A JP 3490893 A JP3490893 A JP 3490893A JP 2940333 B2 JP2940333 B2 JP 2940333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットルバルブの
開閉制御をモータで行う電子式スロットルの駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種スロットルの駆動装置とし
ては、例えば特開平2−30933号公報に開示された
ものなどがあり、スロットルバルブの開度を検出しモー
タによりこれを目標開度に一致させるようにフィードバ
ック制御などが行なわれる。ここでスロットルバルブの
開度を検出するには、ポテンショメータなどによるスロ
ットルセンサが用いられるが、その出力値にはセンサ取
り付け時のばらつきや、性能のばらつきがあるため、ス
ロットルバルブの全閉あるいは全開状態に対応する基準
位置を確定する必要がある。
【0003】この全閉あるいは全開位置、すなわちスロ
ットル基準位置の具体的な検出については、特開昭63
−180755号公報にスロットル基準位置検出装置が
開示されている。すなわち、モータでスロットルバルブ
の開閉を行うアクチュエータへの電圧の出力値を制御す
るために、運転開始後スロットルバルブが全開時におけ
るスロットルセンサの出力値を全開基準値として検出す
る一方、スロットルバルブが全閉状態のときのスロット
ルセンサの出力値を全閉基準値として検出し、これらの
基準値とスロットルセンサの時々刻々の実際の出力値と
をもとに、コントローラによってスロットルバルブの開
度が演算され、これが開閉制御に用いられることにな
る。
【0004】具体的に例えば上記全閉基準値は、スロッ
トルバルブ全閉位置にスイッチが取り付けられ、このス
イッチが作動したときのスロットルセンサ出力値が全閉
位置の基準値として学習される。これにより、アクセル
ペダルの操作に正確に対応したスロットルバルブの開閉
が行なわれ、ドライバーの意図が的確に反映された運転
がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記基準値の
検出には、スロットルバルブが実際に全閉あるいは全開
状態になることが必要で、たとえば運転開始後全閉や全
開に対応するアクセルペダルの操作が行なわれるまでは
検出されない。しかし上記従来のスロットル制御装置に
おいては、車両のイグニッションスイッチが投入される
と、スロットルバルブの基準位置学習が行われるのを待
たずにモータによるスロットル制御が始まるため、ドラ
イバがアクセルペダルを一度も全閉にしないまま走行を
開始してしまうと、ドライバの望むスロットル開度と実
際にモータで駆動されて得られたスロットル開度との間
にズレが生じ、車両の運転性が低下してしまうという問
題がある。したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、基準位置が学習されないままモータによるスロット
ル制御が開始されることなく、ドライバのアクセルペダ
ル操作に的確に対応したスロットルバルブの制御が行な
われるようにした電子式スロットルの駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、スロットルバルブ8とアクセル操作子
7側との間に設けられ、非通電時に連結状態となり、通
電時に開放状態となる第1のクラッチ5と、スロットル
バルブ駆動用のモータ4と、前記スロットルバルブ8と
モータ4との間に設けられ、通電時には連結状態とな
り、非通電時には開放状態となる第2のクラッチ6と、
スロットルバルブ8の基準位置を検出する基準位置検出
手段1と、この基準位置を基にスロットルバルブの開度
を検出するスロットル開度検出手段2と、基準位置検出
手段1でスロットルバルブの基準位置が検出されるまで
は、前記第1および第2のクラッチ5、6に通電を行な
わず、スロットルバルブ8をアクセル操作子7側と連結
させ、スロットルバルブの基準位置が検出されたあと
は、第1および第2のクラッチ5、6への通電を保持し
てスロットルバルブ8をモータ4と連結させ、スロット
ル開度検出手段2で検出されるスロットルバルブの開度
に基づき前記のモータ4を制御する制御手段3とからな
るものとした。
【0007】
【作用】スロットルバルブの基準位置が学習されるまで
は、両電磁クラッチに通電されずスロットルバルブがア
クセル操作子側と連結されて、アクセル操作子によりス
ロットルバルブが作動される。エンジンが始動される
と、スロットルバルブの基準位置が学習されたかを判別
し、学習されていればアクセル操作子側と遮断された状
態で、スロットル開度検出手段2で検出されるスロット
ルバルブの開度に基づいて、モータによるスロットルバ
ルブ制御が開始される。スロットルバルブの基準位置学
習を終えてからモータによるスロットル制御が開始され
るから、ドライバの望むスロットル開度と実際のスロッ
トル開度とが一致し、運転性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施例のシステム構成を示し、図3はと
くにその制御対象部分であるスロットルアクチュエータ
の詳細構造を示す図である。まず、スロットルアクチュ
エータ30について説明すると、アクセル操作子として
のアクセルペダル13から導かれたアクセルワイヤ14
が接続されるアクセルドラム36と、スロットルバルブ
8駆動用のモータとしてのDCモータ31が装備され、
アクセルドラム36とスロットルバルブ8のスロットル
軸35との間に非通電時に連結状態となり、通電時に開
放状態となるノーマルクローズタイプの第1のクラッチ
としての第1の電磁クラッチ32が設けられるととも
に、DCモータ31とスロットル軸35との間に通電時
に連結状態となり、非通電時に開放状態となるノーマル
オープンタイプの第2のクラッチとしての第2の電磁ク
ラッチ33が設けられている。
【0009】スロットル軸35にはスロットルバルブ8
を閉方向に付勢するスロットルバルブ用リターンスプリ
ング38が設けられ、アクセルドラム36には、これを
閉方向に付勢するアクセルドラム用リターンスプリング
37が設けてある。さらに、スロットル軸35上にはス
ロットルバルブ8の回転角を計測するスロットルセンサ
16、アクセルドラム36にはその回転角を計測するア
クセルセンサ15Aがそれぞれ所定の位置に配置してあ
る。
【0010】第1および第2の電磁クラッチ32、33
は各々スロットルコントローラ10からその電磁クラッ
チコイル39、40への通電のオン、オフにより作動
し、常時は、第1の電磁クラッチ32では、クラッチプ
レート41がアクセルドラム36と連結方向にスプリン
グ43で付勢されており、第2の電磁クラッチ33で
は、クラッチプレート42がDCモータ31から遮断さ
れる方向にスプリング44で付勢されている。
【0011】次にシステム全体の構成について説明す
る。エンジンの吸入空気量を調節するスロットルバルブ
8は、上述のように、DCモータ31および第1および
第2の電磁クラッチ32、33を用いた電子式のスロッ
トルアクチュエータ30により駆動される。スロットル
アクチュエータ30には、アクセルペダル13からのア
クセルワイヤ14が接続されるとともに、その第1およ
び第2の電磁クラッチ32、33とDCモータ31はス
ロットルコントローラ10の出力により制御される。ス
ロットルコントローラ10にはアクセルセンサ15、ス
ロットルセンサ16、ならびにエンジン回転センサ17
が接続されている。
【0012】アクセルセンサ15は、スロットルアクチ
ュエータに設けられたアクセルセンサ15Aとアクセル
ペダル13部に設けられたアクセルセンサ15Bとで2
重系とされ、それぞれ、アクセル開度ACCを求めるた
めポテンショメータの出力電圧を信号として出力する。
スロットルセンサ16はスロットル開度TVOに対応す
る信号をポテンショメータの出力電圧として送出する。
【0013】スロットルコントローラ10は、ワンチッ
プマイコン11、DCモータ駆動回路12、電磁クラッ
チ駆動回路18からなっている。ワンチップマイコン1
1は、CPU、RAM、ROM、デジタルポート、A/
Dポート、ならびに各種タイマーを内蔵し、またRAM
によりバックアップメモリも形成されている。
【0014】システム正常時には、各種センサ信号やス
イッチ信号に基づいて目標スロットル開度を演算し、実
スロットル開度がこの目標値に一致するように、DCモ
ータ31の正逆回転方向を指示するDIR出力信号、ま
た例えば公知のPID制御において所定のデューティ比
によるモータ駆動電流を指示するDUTY出力信号、な
らびに電磁クラッチの通電を指示するCLUTCH信号
を出力する。またシステム故障時には、モータ駆動電流
および電磁クラッチの駆動電流遮断を指示する出力を行
い、DCモータ31によるスロットル制御からアクセル
ペダル13によるスロットル直接駆動に移行させる。
【0015】DCモータ駆動回路12は、ワンチップマ
イコン11からのDUTY、DIRなどの出力信号に基
づき、モータ駆動電流およびその電流方向を制御する。
電磁クラッチ駆動回路18は、ワンチップマイコン11
からのCLUTCH出力信号に基づいて、直列に接続さ
れた第1、第2電磁クラッチ32、33への通電をオン
オフする。
【0016】図4、図5はワンチップマイコン11にお
ける制御処理の流れを示すフローチャートである。 ま
ず、ステップ101〜103において、アクセルセンサ
15、スロットルセンサ16ならびにエンジン回転セン
サ17からの信号が読み込まれ、それぞれアクセル開度
Acc、スロットル開度TVO、そしてエンジン回転数
Neが演算される。上記ステップのうちステップ102
でスロットル開度検出手段が構成される。そして、ステ
ップ104でドライバーが操作するスタートスイッチの
オン、オフがチェックされる。 スタートスイッチがオ
ンであればこれから始動されるものとしてステップ10
5に進み、オフのときにはステップ106へ進む。
【0017】ステップ105では、電磁クラッチ駆動電
流のオン、オフを指示するCLUTCH、モータの駆動
電流ならびに回転方向を指示するDUTY、DIRの値
がゼロにクリアされる。一方、ステップ106において
は、エンジン回転数がチェックされる。エンジン回転数
が所定値例えば500rpm以上であるときは、エンジ
ンが既に始動したあとと判断して、ステップ107に進
み、500rpmに達していないときにはステップ10
5に進む。
【0018】ステップ107では、CLUTCHが1に
セットされたあと、ステップ108に進んで、スロット
ル全閉位置の学習終了フラグがセットされているかどう
かがチェックされる。学習終了フラグが1にセットされ
ているときは、ステップ109に進み、図6に示される
ようなエンジンや車両特性を考慮して予め設定されたア
クセル開度−スロットル開度対応マップに基づいて、ア
クセル開度ACCから目標スロットル開度TVORが演
算される。
【0019】そして次のステップ110において、PI
D制御など公知の制御手法を用いて、スロットル開度偏
差、すなわち(目標開度TVOR−実スロットル開度T
VO)に基づいてデューティ比でモータ駆動電流を指示
するDUTYと、モーター回転方向を指示するDIRが
算出される。ステップ111でこれらDUTY、DIR
とさらにCLUTCHが所定のI/0レジスタに書き込
まれ、電磁クラッチおよびDCモータへの制御信号が出
力される。
【0020】先のステップ108におけるチェックで学
習終了フラグがセットされていなかったときには、ステ
ップ112に進んで、アクセルペダルが全閉状態にある
かどうかがチェックされる。ここでは、アクセル開度≦
所定値の場合にはドライバがアクセルペダルを踏んでい
ないものと判断して、ステップ113でスロットル全閉
位置の学習が行なわれる。ステップ108、112、1
13が発明の基準位置検出手段を構成している。ここ
で、先のステップ107においてCLUTCHがセット
されているから、第1電磁クラッチが開放され、スロッ
トルバルブは全閉位置方向に付勢するリターンスプリン
グにより確実に全閉位置に戻る。
【0021】ステップ113のスロットル全閉位置学習
では、現時点のスロットルセンサ出力と1サイクル前に
記憶されたスロットルセンサ出力とが比較され、同じ場
合にはタイマがインクリメントされ、相違する場合には
タイマがクリアされる。こうしてタイマーが例えば20
0msを越えると、その時のスロットルセンサ出力値が
全閉位置の基準値として作業メモリに記憶されるととも
に、スロットル全閉位置学習終了フラグがセットされ
る。
【0022】そしてステップ114において、モータの
駆動電流及び回転方向を指示するDUTY,DIRの
値、ならびにCLUTCHがクリアされてステップ11
1に進む。ステップ112のチェックでアクセルペダル
が全閉状態にないときには、直接ステップ114に進
む。なお、ステップ105でクリアされた各制御信号の
値もステップ111においてI/0レジスタに書き込ま
れ、次のサイクルに移る。ステップ104〜111が発
明の制御手段を構成している。上記のフローが例えば1
0msecごとの一定の周期で繰り返される。
【0023】この実施例は以上のように構成され、エン
ジン始動が確認されるまでは、第1、第2電磁クラッチ
が通電されない。そのためノーマルクローズタイプの第
1の電磁クラッチ32によりスロットルバルブとアクセ
ルペダルとが連結状態にあり、アクセルペダル操作によ
ってスロットルバルブが直接機械的に作動される。そし
てエンジンの始動後、アクセルペダルが全閉位置に戻っ
た際に、スロットルセンサの全閉位置基準値が学習、記
憶される。他方、アクセルペダルが全閉位置に戻らずス
ロットルセンサの全閉位置の学習が済まない間は、DC
モータ、各電磁クラッチへの制御信号がクリアされスロ
ットルバルブとアクセルペダルとが連結状態に維持され
て、アクセルペダル操作によってスロットルバルブが直
接機械的に作動される。
【0024】上記のスロットル全閉位置学習終了後は、
スロットルセンサの出力から上記記憶された全閉位置基
準値を差し引くことにより実際のスロットル開度が正確
に検出できる。したがって、スロットルバルブの開度に
基づいて開閉制御する装置において、スロットルバルブ
の基準位置学習を終えてからDCモータによるスロット
ル制御を開始するから、スロットルバルブのDCモータ
による的確なフィードバック制御が実行され、ドライバ
の望むスロットル開度と実際のスロットル開度とが一致
して運転性が向上する。また、上記のようにエンジン始
動が確認されるまでDCモータを作動させないので、ス
タータモータによるクランキングでバッテリー電圧が極
端に低下することがあってもスロットルバルブの作動に
は影響しないという効果もある。
【0025】図7、図8は第2の実施例を示すフローチ
ャートである。ステップ213でスロットル全閉位置の
学習が行なわれて、全閉位置の基準値が作業メモリに記
憶され、スロットル全閉位置学習終了フラグがセットさ
れたあと、ステップ213Aが設けられ、ここで上記学
習された全閉位置の基準値がバックアップメモリにも記
憶される。そしてこのあとステップ214でモータの駆
動電流及び回転方向を指示するDUTY,DIRの値、
ならびにCLUTCHがクリアされる。
【0026】さらに、CLUTCHを1にセットするス
テップ207のあと、ステップ208でスロットル全閉
位置学習終了フラグがチェックされるより前段に、ステ
ップ207Aが設けられ、バックアップメモリの状態が
チェックされる。ここでバックアップメモリに異常がな
ければ、ステップ207Bに進んでバックアップメモリ
ーから前回の車両運転時学習のスロットル全閉位置の基
準値が読み出される。
【0027】このあとステップ209に進み、アクセル
開度ACCから目標スロットル開度TVORが演算され
る。そして、次のステップ210において、ステップ2
07Bで読み出されたスロットル全閉位置の基準値をそ
のまま用いて、スロットル開度が算出され、(目標開度
TVOR−実スロットル開度TVO)のスロットル開度
偏差に基づいてモータ駆動電流を指示するDUTY、お
よびモータ回転方向を指示するDIRが算出される。
【0028】ステップ207Aでのチェックでバックア
ップメモリが正常でないときには、ステップ208に進
む。その他のステップ201〜204、205、21
1、212、214は、それぞれ図4、図5に示された
ステップ101〜104、105、111、112、1
14と同じである。
【0029】以上により、前実施例では運転の都度スロ
ットル全閉位置学習が終了するまでは、モータによる制
御を開始しないのに対して、この実施例では再運転に際
してバックアップメモリに異常がなければ、前回学習さ
れたスロットル全閉位置がそのまま利用され、エンジン
始動が確認されたらすぐにモータによるスロットル開度
のフィードバック制御が可能となる。もちろん、車両運
転休止中にバッテリ端子が外されたりして、バックアッ
プメモリに正常な学習値が保持されなくなった場合など
には、あらためてスロットル全閉位置の学習を行なえば
よい。
【0030】なお、上記各実施例においては、アクセル
操作子としてアクセルペダル13を用いているが、これ
に限定されず、たとえば手操作されるアクセルレバーな
どであってもよい。また、スロットルバルブの基準位置
としてスロットル全閉位置を学習する例を示している
が、このかわりにスロットル全開位置を学習するものと
し、スロットル開度検出手段はこの全開位置を基に前記
スロットルバルブの開度を検出するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、スロットル開
度を検出してこれに基づきモータでスロットルバルブを
制御する電子スロットル装置において、スロットルバル
ブとアクセル操作子側との間に通電時のみ非連結状態と
なるノーマルクローズタイプの第1のクラッチを設ける
とともに、スロットルバルブとモータの間に通電時に連
結状態となる第2のクラッチを設け、スロットルバルブ
の基準位置が学習されるまでは、両クラッチに通電せ
ず、基準位置学習を終えてから通電してモータによるス
ロットル制御が開始されるものとした。 これにより、
スロットル開度が不明のままモータによるスロットル制
御がスタートすることなく、その間はアクセル操作子に
より直接スロットルが作動されるとともに、スロットル
開度が正確に検出されるようになってからモータ制御に
移行するため、ドライバの望むスロットル開度と実際の
スロットル開度とが一致して、運転性が向上するという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】スロットルアクチュエータを示す断面図であ
る。
【図4】制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】アクセル開度−スロットル開度の対応を示す図
である。
【図7】第2の実施例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 基準位置検出手段 2 スロットル開度検出手段 3 制御手段 4 モータ 5 第1のクラッチ 6 第2のクラッチ 7 アクセル操作子 8 スロットルバルブ 10 スロットルコントローラ 11 ワンチップマイコン 12 DCモータ駆動回路 13 アクセルペダル 14 アクセルワイヤ 15 アクセルセンサ 16 スロットルセンサ 17 エンジン回転センサ 18 電磁クラッチ駆動回路 30 スロットルアクチュエータ 31 DCモータ 32 第1の電磁クラッチ 33 第2の電磁クラッチ 35 スロットル軸 36 アクセルドラム 37、38 リターンスプリング 39、40 電磁クラッチコイル 41、42 クラッチプレート 43、44 スプリング TVOR 目標スロットル開度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 9/00 - 11/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブとアクセル操作子側と
    の間に設けられ、非通電時に連結状態となり、通電時に
    開放状態となる第1のクラッチと、前記スロットルバル
    ブ駆動用のモータと、前記スロットルバルブとモータと
    の間に設けられ、通電時には連結状態となり、非通電時
    には開放状態となる第2のクラッチと、前記スロットル
    バルブの基準位置を検出する基準位置検出手段と、前記
    基準位置を基に前記スロットルバルブの開度を検出する
    スロットル開度検出手段と、前記基準位置検出手段で前
    記スロットルバルブの基準位置が検出されるまでは、前
    記第1および第2のクラッチに通電を行なわず、前記ス
    ロットルバルブを前記アクセル操作子側と連結させ、前
    記スロットルバルブの基準位置が検出されたあとは、前
    記第1および第2のクラッチへの通電を保持して前記ス
    ロットルバルブをモータと連結させ、前記スロットル開
    度検出手段で検出されるスロットルバルブの開度に基づ
    き前記モータを制御する制御手段とからなることを特徴
    とする電子式スロットルの駆動装置。
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