JP2910478B2 - 電子スロットル制御装置 - Google Patents

電子スロットル制御装置

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JP2910478B2
JP2910478B2 JP5034909A JP3490993A JP2910478B2 JP 2910478 B2 JP2910478 B2 JP 2910478B2 JP 5034909 A JP5034909 A JP 5034909A JP 3490993 A JP3490993 A JP 3490993A JP 2910478 B2 JP2910478 B2 JP 2910478B2
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throttle valve
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喜徳 杉田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用エンジンなど
のスロットルバルブの開閉をドライバが操作するアクセ
ル操作子の位置に対応して駆動されるモータによって行
う電子式スロットル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種スロットル制御装置として
は、例えば特開平2−252926号公報に開示された
ような、全閉あるいは全開位置に基づいてスロットル開
度のフィードバック制御を行うものがある。また、この
全閉あるいは全開位置、すなわちスロットル基準位置の
具体的な検出については、特開昭63−180755号
公報にスロットル基準位置検出装置が開示されている。
【0003】これによれば、スロットルバルブの開閉を
行うアクチュエータへの電圧の出力値を制御するため
に、スロットルバルブが全開時におけるスロットルセン
サの出力値を全開基準値として検出する一方、スロット
ルバルブが全閉状態のときのスロットルセンサの出力値
を全閉基準値として検出し、これらの基準値とスロット
ルセンサの時々刻々の実際の出力値とをもとに、コント
ローラによってスロットルバルブの開度が演算され、開
閉制御に用いられる。これにより、アクセルペダルの操
作に正確に対応したスロットルバルブの開閉が行なわ
れ、ドライバーの意図が的確に反映された運転がなされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記基準値の
検出には、スロットルバルブが実際に全閉あるいは全開
状態になることが必要で、たとえば運転開始後全閉や全
開に対応するアクセルペダルの操作が行なわれるまでは
検出されない。これら全開基準値および全閉基準値が検
出されるまでの間は、上記従来のスロットル制御装置に
おいては、基準値として予め別途設定された値が用いら
れる。
【0005】ここで、この予め設定される値を、追って
検出されるべき実際の基準値よりも小さい値にすると、
アクセルペダルを踏んでもスロットルバルブが開かない
領域が発生してしまうことになるうえ、レスポンスにタ
イムラグも発生することになる。逆にこの設定値として
実際の基準値よりも大きくなると考えられる値を選んだ
場合には、ドライバーがアクセルペダルを踏んだとき、
実際のスロットルバルブの開度はドライバーが意図した
スロットルバルブの開度よりも大きくなってしまい、意
図したよりも過大な反応を得て、ドライバーは車両を思
いのままに操縦できないという不快感を抱くという問題
がある。したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、全閉基準値および全開基準値が検出される前におい
ても、ドライバーのアクセルペダル操作に的確に対応作
動する電子スロットル制御装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、図1
に示すように、アクセル操作子の位置を検出するアクセ
ル位置検出手段1と、アクセル位置検出手段1により検
出されたアクセル操作子の位置に基づいてエンジンのス
ロットルバルブの目標開度を算出する目標開度設定手段
2と、スロットルバルブを開閉するスロットルバルブ駆
動手段7と、スロットルバルブの基準位置を検出する基
準位置検出手段3と、その基準位置を基にスロットルバ
ルブの開度を検出するスロットル開度検出手段4と、ス
ロットルバルブの開度に対応させて予め設定された前記
スロットルバルブ駆動手段の駆動電源値を記憶させた記
憶手段5と、スロットルバルブ駆動手段7を制御する制
御手段6とを有し、この制御手段6は、スロットル開度
検出手段4により検出されたスロットル開度をパラメー
タとして該スロットル開度が前記の目標開度になるよう
にスロットルバルブ駆動手段への制御信号を演算する第
1の制御信号発生手段6Aと、前記駆動電源値をパラメ
ータとしてスロットル開度が前記目標開度になるように
スロットルバルブ駆動手段への制御信号を演算する第2
の制御信号発生手段6Bとを備え、基準位置検出手段3
によりスロットルバルブの基準位置が検出されるまで
は、第2の制御信号発生手段6Bで演算された制御信号
をスロットルバルブ駆動手段7に与え、基準位置が検出
されたあとは、第1の制御信号発生手段6Aで演算され
た制御信号をスロットルバルブ駆動手段7に与えるよう
に構成されたものとした。
【0007】
【作用】制御手段が、スロットル開度をパラメータとし
てこのスロットル開度が目標開度になるようにスロット
ルバルブ駆動手段への制御信号を演算する第1の制御信
号発生手段に加え、スロットルバルブの開度に対応させ
て予め設定された駆動電源値をパラメータとしてスロッ
トルバルブ駆動手段への制御信号を演算する第2の制御
信号発生手段を備え、スロットルバルブの基準位置が検
出されるまでは、上記第2の制御信号発生手段で演算さ
れた制御信号をスロットルバルブ駆動手段に与えるか
ら、スロットルバルブの基準位置が検出されずいまだス
ロットル開度による制御ができない間も、アクセル操作
子の位置に基づいて求められる目標開度に精度よく対応
した制御信号がスロットルバルブ駆動手段へ与えられ、
ドライバのアクセル操作に的確に対応したスロットル制
御が行なわれる。
【0008】
【実施例】図2は本発明の実施例のシステム構成を示
し、図3はとくにその制御対象部分であるスロットルア
クチュエータの詳細構造を示す図である。まず、スロッ
トルアクチュエータ30について説明すると、アクセル
操作子としてのアクセルペダル13から導かれたアクセ
ルワイヤ14が接続されるアクセルドラム36と、DC
モータ31が装備され、アクセルドラム36とスロット
ルバルブ8のスロットル軸35との間にノーマルクロー
ズタイプの第1の電磁クラッチ32が設けられるととも
に、DCモータ31とスロットル軸35との間にノーマ
ルオープンタイプの第2の電磁クラッチ33が設けられ
ている。
【0009】スロットル軸35にはスロットルバルブ8
を閉方向に付勢するスロットルバルブ用リターンスプリ
ング38が設けられ、アクセルドラム36には、これを
閉方向に付勢するアクセルドラム用リターンスプリング
37が設けてある。さらに、スロットル軸35上にはス
ロットルバルブ8の回転角を計測するスロットルセンサ
16、アクセルドラム36にはその回転角を計測するア
クセルセンサ15Aがそれぞれ所定の位置に配置してあ
る。
【0010】第1および第2の電磁クラッチ32、33
は各々スロットルコントローラ10からその電磁クラッ
チコイル39、40への通電のオン、オフにより作動
し、常時は、第1の電磁クラッチ32では、クラッチプ
レート41がアクセルドラム36と連結方向にスプリン
グ43で付勢されており、第2の電磁クラッチ33で
は、クラッチプレート42がDCモータ31から遮断さ
れる方向にスプリング44で付勢されている。
【0011】次にシステム全体の構成について説明す
る。エンジンの吸入空気量を調節するスロットルバルブ
8は、上述のように、DCモータ31および第1および
第2の電磁クラッチ32、33を用いた電子式のスロッ
トルアクチュエータ30により駆動される。スロットル
アクチュエータ30には、アクセルペダル13からのア
クセルワイヤ14が接続されるとともに、その第1およ
び第2の電磁クラッチ32、33とDCモータ31はス
ロットルコントローラ10の出力により制御される。
【0012】スロットルコントローラ10にはアクセル
センサ15、およびスロットルセンサ16が接続されて
いる。アクセルセンサ15は、スロットルアクチュエー
タに設けられたアクセルセンサ15Aとアクセルペダル
13部に設けられたアクセルセンサ15Bとで2重系と
され、それぞれ、アクセル開度ACCを求めるためポテ
ンショメータの出力電圧を信号として出力する。スロッ
トルセンサ16はスロットル開度TVOに対応する信号
をポテンショメータの出力電圧として送出する。スロッ
トルコントローラ10にはさらに、車速センサ17が接
続されている。車速センサ17はトランスミッションの
出力軸に設けられた電磁ピックアップなどにより、車速
に比例した周波数のパルス信号を出力する。
【0013】スロットルコントローラ10は、ワンチッ
プマイコン11、DCモータ駆動回路12、電磁クラッ
チ駆動回路20、電流検知回路19からなっている。ワ
ンチップマイコン11は、CPU、RAM、ROM、デ
ジタルポート、A/Dポート、ならびに各種タイマーを
内蔵し、またRAMによりバックアップメモリも形成さ
れている。システム正常時には、各種センサ信号やスイ
ッチ信号に基づいて目標スロットル開度を演算し、実ス
ロットル開度がこの目標値に一致するように、DCモー
タ31の正逆回転方向を指示するDIR出力信号、また
例えば公知のPID制御において所定のデューティ比に
よるモータ駆動電流を指示するDUTY出力信号、なら
びに電磁クラッチの通電を指示するCLUTCH信号を
出力する。またシステム故障時には、モータ駆動電流お
よび電磁クラッチの駆動電流遮断を指示する出力を行
い、DCモータ31によるスロットル制御からアクセル
ペダル13によるスロットル直接駆動に移行させる。
【0014】DCモータ駆動回路12は、ワンチップマ
イコン11からのDUTY、DIRなどの出力信号に基
づき、モータ駆動電流およびその電流方向を制御する。
なお、このDCモータ駆動回路12に導かれるモータ駆
動電源ラインにアクセルリミットスイッチ18が設けら
れている。アクセルリミットスイッチ18はアクセルペ
ダル13が踏まれていない非操作時のみ開放される構成
とされ、ドライバがアクセルペダルから足を離したとき
にはモータ駆動電源が遮断され、スロットルバルブ8は
リターンスプリング37、38により全閉となる。
【0015】電磁クラッチ駆動回路20は、ワンチップ
マイコン11からのCLUTCH出力信号に基づいて、
直列に接続された第1、第2電磁クラッチ32、33へ
の通電をオンオフする。電流検知回路19は、抵抗19
と協働してDCモータ駆動電流値を検知し、ワンチップ
マイコン11へ出力信号MCRTとして出力する。
【0016】上記構成におけるワンチップマイコン11
での処理の流れが図4、図5のフローチャートに示され
る。まず、図示しないイグニッションスイッチが投入さ
れると、ステップ101において、接続されている各種
センサおよびスイッチ類からの入力信号に基づいて、シ
ステムの診断が行なわれる。 ステップ102で診断結
果のチェックがなされ、システムに異常がなければステ
ップ103に進む。
【0017】ステップ103では、スロットル基準位置
学習済みフラグがセットされているかどうかがチェック
される。フラグがセットされているときは、104に進
み、スロットルセンサ16からの出力信号とスロットル
基準位置とからスロットル開度TVOが算出される。こ
のあとステップ105で、車速センサ17およびアクセ
ルセンサ15からの信号に基づき車速VSPおよびアク
セル開度ACCが算出され、続いてステップ106にお
いて、上に求めた諸データを基に目標スロットル開度T
VORが設定される。上記ステップ104が発明のスロ
ットル開度検出手段を、ステップ105がアクセル位置
検出手段をそれぞれ構成し、また、ステップ106が目
標開度設定手段を構成している。
【0018】ステップ107では、目標スロットル開度
と実スロットル開度の偏差、すなわち(TVOR−TV
O)に基づいて、モータ駆動電流を指示するDUTY
と、モータ回転方向を指示するDIRが演算され、ステ
ップ108において、これらDUTY、DIRが所定の
メモリエリアに書き込まれて、DCモータ駆動回路12
を介してDCモータ31が制御される。上記ステップ1
07が発明の第1の制御信号発生手段を構成し、ステッ
プ108がスロットルバルブ駆動手段を構成している。
【0019】ステップ103のチェックでフラグがセッ
トされていないときには、ステップ110に進んで、ス
ロットル基準位置学習値記憶データ用を含むバックアッ
プメモリの診断が行なわれる。ステップ111でその診
断結果がチェックされ、バックアップメモリが正常であ
れば、ステップ112において学習済みフラグがセット
されて、ステップ104に進む。
【0020】ステップ111でバックアップメモリが異
常と判断された場合には、ステップ113に進んで、ス
ロットル基準位置学習条件が成立しているかどうかがチ
ェックされる。ここでは、アクセルセンサ15からの信
号により、アクセルペダル全閉状態が発生したかどう
か、ならびに、アクセルセンサからの信号によりアクセ
ルペダル全開状態が発生したかどうかが調べられる。こ
れらの状態が発生していればスロットル基準位置学習条
件が成立していることとなる。
【0021】そして、条件が成立しているときには、ス
テップ114において、スロットル基準位置の学習が行
なわれる。ここでは、アクセルペダル全開および全閉時
のスロットルセンサ16の出力値が基準位置データとし
て抽出され、この学習値が記憶される。このあと、ステ
ップ112に進んで学習済みフラグがセットされる。上
記ステップ113、114、112が発明の基準位置検
出手段を構成している。
【0022】ステップ113のチェックでスロットル基
準位置学習条件が成立していない場合には、スロットル
基準位置不明としてステップ115に進む。ステップ1
15では、ステップ105と同様にアクセルセンサ15
の出力に基づくACCなどが算出され、ステップ116
において、ACCやその他の車両条件などから、目標ス
ロットル開度TVORが設定される。上記ステップ11
5、116は、先のステップ105,106とともに、
それぞれアクセル位置検出手段、目標開度設定手段を構
成している。
【0023】そして、ステップ117においては、モー
タ駆動電流値を参照してDUTY、DIRが算出され
る。すなわち、図6の(a)はDCモータにおける電流
値と出力軸トルクの関係、および印加電圧と出力軸トル
クの関係を示す。この関係図から、DCモータ31の軸
出力によって駆動されるスロットルバルブ8のイナーシ
ャと、このスロットルバルブ8を閉方向に付勢するリタ
ーンスプリング37、38の付勢力およびイナーシャ、
ならびに出力軸トルクのつりあい点から、図6の(b)
に示される電流値−スロットル開度が求められる。
【0024】したがってここでは、図6の(b)の特性
図上で、目標スロットル開度TVORに対応した目標電
流値IT を設定し、そのときの電流検知回路19からの
出力信号MCRTによる実際のDCモータ駆動電流値I
との偏差(IT −I)に基づいて、PID制御など公知
の制御手法を用いて、DUTY、ならびにDIRが演算
される。このあと、ステップ108に進み、上記DUT
Y、DIRがメモリに書き込まれ、これに基づいてDC
モータ駆動回路12を介してDCモータ31が電流値フ
ィードバックにより制御される。上記ステップ117が
発明の第2の制御信号発生手段を構成している。
【0025】ステップ102のチェックでシステムに異
常があると判断されたときには、ステップ118に進
む。ここでは、電磁クラッチ駆動電流のオンオフを指示
するCLUTCH、モータ駆動電流、ならびに回転方向
を指示するDUTY、DIRがそれぞれ初期化されて、
次のフローサイクルに進む。上記のフローが、車両のイ
グニッションスイッチ投入後、所定の周期で繰り返され
る。
【0026】この実施例は以上のように構成され、スロ
ットルセンサ16の全開および全閉状態における出力の
基準値を検出し、該基準値とスロットルセンサの出力値
を基にスロットルバルブ8の実開度を求め、DCモータ
31により開閉制御するとともに、スロットルセンサ1
6の全開および全閉基準値が検出されるまでの間は、ア
クセルセンサ15の出力値とスロットルバルブ駆動用D
Cモータ31の電流値とを対応させて記憶した特性図マ
ップを用いて、電流値フィードバック制御によって上記
DCモータ31を駆動させるようにしたから、この間に
おいてもドライバのアクセルペダル操作に的確に対応し
たスロットル制御が行なわれる。
【0027】図7、図8は第2の実施例を示すフローチ
ャートである。ここでは、スロットルセンサの全開およ
び全閉基準値が検出されるまでの間、電流値フィードバ
ック制御にかわり電圧値のフィードフォワード制御によ
ってDCモータを駆動させる。 すなわち、先に示
した図6の(a)の関係図から、同図(c)に示される
電圧値−スロットル開度の特性図も得られる。この
(c)の特性図上で、目標スロットル開度TVORに対
応した目標電圧値ET を設定することができる。
【0028】したがって、この実施例においては、ステ
ップ216で目標スロットル開度が設定されたあと、ス
テップ217において、その目標電圧値ET に相当する
DUTYおよびDIRが演算される。このあとステップ
208に進み、上記DUTY、DIRがメモリに書き込
まれ、これに基づいてDCモータ31が制御される。そ
の他ステップ201〜207、210〜215、218
は、図4、図5に示されたフローにおけるステップ10
1〜107、110〜115、118と同じである。
【0029】これにより、スロットルセンサ16の全開
および全閉基準値が検出されるまでの間、DCモータ3
1の電圧値フィードフォワード制御が行なわれることと
なる。したがって第1の実施例と同様に、スロットルセ
ンサの全開および全閉基準値を検出し、該基準値とスロ
ットルセンサの出力値を基にスロットルバルブの実開度
を求め、DCモータにより開閉制御するとともに、スロ
ットルセンサの全開および全閉基準値が検出されるまで
の間は、電圧値フィードフォワードによりDCモータが
制御され、アクセルペダル操作に的確に対応したスロッ
トル制御が行なわれる
【0030】なお、上記各実施例においては、アクセル
操作子としてアクセルペダル13を用いているが、これ
に限定されず、たとえば手操作されるアクセルレバーな
どであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、第1の制御信
号発生手段でスロットル開度をパラメータとしてこのス
ロットル開度が目標開度になるように制御信号を演算し
てスロットルバルブ駆動手段を制御する一方、スロット
ルバルブの基準位置が検出されるまでは、第2の制御信
号発生手段により、スロットルバルブの開度に対応させ
て予め設定された駆動電源値をパラメータとして制御信
号を演算するようにしたから、この間も、第1の制御信
号発生手段による場合と同じく、アクセル操作子の位置
に基づいて求められる目標開度に精度よく対応した制御
信号がスロットルバルブ駆動手段へ与えられ、ドライバ
のアクセル操作に的確に対応したスロットル制御が行な
われる。 これにより、ドライバのアクセル操作に対す
るレスポンスにタイムラグが発生することもなく、ある
いは意図したよりも過大な反応で違和感や不快感を抱か
せることがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】スロットルアクチュエータを示す断面図であ
る。
【図4】制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】DCモータ駆動電源値とトルクおよびスロット
ル開度の関係を示す特性図である。
【図7】第2の実施例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アクセル位置検出手段 2 目標開度設定手段 3 基準位置検出手段 4 スロットル開度検出手段 5 記憶手段 6 制御手段 6A 第1の制御信号発生手段 6B 第2の制御信号発生手段 7 スロットルバルブ駆動手段 8 スロットルバルブ 10 スロットルコントローラ 11 ワンチップマイコン 12 DCモータ駆動回路 13 アクセルペダル 14 アクセルワイヤ 15 アクセルセンサ 16 スロットルセンサ 17 車速センサ 18 アクセルリミットスイッチ 19 電流検知回路 20 電磁クラッチ駆動回路 30 スロットルアクチュエータ 31 DCモータ 32 第1の電磁クラッチ 33 第2の電磁クラッチ 35 スロットル軸 36 アクセルドラム 37、38 リターンスプリング 39、40 電磁クラッチコイル 41、42 クラッチプレート 43、44 スプリング ACC アクセル開度 TVO スロットル開度 TVOR 目標スロットル開度 VSP 車速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 9/02 F02D 11/10 F02D 41/22 F02D 45/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセル操作子の位置を検出するアクセ
    ル位置検出手段と、該アクセル位置検出手段により検出
    されたアクセル操作子の位置に基づいてエンジンのスロ
    ットルバルブの目標開度を算出する目標開度設定手段
    と、前記スロットルバルブを開閉するスロットルバルブ
    駆動手段と、前記スロットルバルブの基準位置を検出す
    る基準位置検出手段と、前記基準位置を基に前記スロッ
    トルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段
    と、前記スロットルバルブの開度に対応させて予め設定
    された前記スロットルバルブ駆動手段の駆動電源値を記
    憶させた記憶手段と、前記スロットルバルブ駆動手段を
    制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記スロッ
    トル開度検出手段により検出されたスロットル開度をパ
    ラメータとして該スロットル開度が前記目標開度になる
    ように前記スロットルバルブ駆動手段への制御信号を演
    算する第1の制御信号発生手段と、前記駆動電源値をパ
    ラメータとして前記スロットル開度が前記目標開度にな
    るように前記スロットルバルブ駆動手段への制御信号を
    演算する第2の制御信号発生手段とを備え、前記基準位
    置検出手段によりスロットルバルブの基準位置が検出さ
    れるまでは、前記第2の制御信号発生手段で演算された
    制御信号を前記スロットルバルブ駆動手段に与え、前記
    基準位置が検出されたあとは、前記第1の制御信号発生
    手段で演算された制御信号を前記スロットルバルブ駆動
    手段に与えるように構成されたことを特徴とする電子ス
    ロットル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動電源値が電流値であり、前記第
    2の制御信号発生手段は前記スロットルバルブ駆動手段
    の実際の駆動電流値と前記目標開度に対応する電流値と
    の偏差に基づいて前記制御信号を演算するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子スロットル制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動電源値が電圧値であり、前記第
    2の制御信号発生手段は前記目標開度に対応する電圧値
    に基づいて前記制御信号を演算するものであることを特
    徴とする請求項1記載の電子スロットル制御装置。
JP5034909A 1993-01-30 1993-01-30 電子スロットル制御装置 Expired - Lifetime JP2910478B2 (ja)

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