JPH09209565A - 容器形成方法および容器形成用内型枠 - Google Patents

容器形成方法および容器形成用内型枠

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JPH09209565A
JPH09209565A JP1876596A JP1876596A JPH09209565A JP H09209565 A JPH09209565 A JP H09209565A JP 1876596 A JP1876596 A JP 1876596A JP 1876596 A JP1876596 A JP 1876596A JP H09209565 A JPH09209565 A JP H09209565A
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JP
Japan
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container
bag
forming
inner mold
concrete
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JP1876596A
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Inventor
Masafumi Okada
雅文 岡田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置作業あるいは除去作業が容易な内型枠
と、当該内型枠を用いた容器形成方法とを提供する。 【解決手段】 容器が備えるべき内部空間の形状・容積
と同等の形状・容積を有する変形自在な袋状物5Aを準
備しておき、袋状物5Aの内部に流体7を充填して袋状
物5Aを膨ますと共に、膨ました後の袋状物5Aの形体
を維持した状態で、袋状物5Aを内型枠5としてその表
面側を容器形成材料3で覆い、容器形成材料3を硬化さ
せて容器を形成した後、袋状物5Aの内部から流体7を
排出して、袋状物5Aを収縮させ、容器内から袋状物5
Aを取出してなる容器形成方法および容器形成用内型
枠。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内型枠の表面側を
容器形成材料で覆った後、当該容器形成材料を硬化させ
て容器を形成する容器形成方法、および、当該容器形成
方法に用いる容器形成用内型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内型枠を用いて容器を形成するも
のとして、例えば、図4に示すごとく、建築物の地下に
形成するコンクリート製の地下水槽1があった。当該地
下水槽1の形成方法としては、まず、所定の位置に地下
水槽1の容量以上の地下空間2を形成する。次に、この
地下空間2の底部にコンクリート3Aを打設して底面部
を形成した後、当該地下空間2の内部において、コンク
リート打設用の複数のコンクリートパネル9を支保工1
0を用いて組立てることにより地下水槽1の内面側を構
成する。そして、前記地下空間2の内面と前記コンクリ
ートパネル9の表面との間にコンクリート3Aを打設
し、当該コンクリート3Aが硬化した後、前記コンクリ
ートパネル9および支保工10を除去して地下水槽1を
形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の地
下水槽形成方法によれば次のような問題があった。即
ち、コンクリート3Aを打設するために、複数のコンク
リートパネル9の組立作業、あるいは、除去作業が必要
であったから、前記地下水槽1の形成に際して長期間を
要していた。しかも、前記コンクリートパネル9どうし
の接続箇所に不良部分があると、コンクリート打設時に
当該部分からコンクリート3Aが漏れ出ることとなり、
前記地下水槽1の内壁面が健全に形成されないばかり
か、地下水槽1の密閉性自体が損なわれるおそれがあっ
た。そして、前記コンクリートパネル9どうしの組立て
および除去に際しては、一般に、前記地下空間2内での
人手作業が必要とされるから作業の安全性を十分に確保
する必要があった。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、設置作業あるいは除去作業が容易な内型枠
と、当該内型枠を用いた容器形成方法とを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成1)この目的を達成するための本発明の特徴手段
は、請求項1に記載したごとく、容器が備えるべき内部
空間の形状および容積と同等の形状および容積を有する
変形自在な袋状物を準備しておき、前記袋状物の内部に
流体を充填して前記袋状物を膨ますと共に、膨ました前
記袋状物の形体を維持した状態で、当該袋状物を前記内
型枠としてその表面側を前記容器形成材料で覆い、当該
容器形成材料を硬化させて容器を形成した後、前記袋状
物の内部から流体を排出して前記袋状物を収縮させ、前
記容器内から前記収縮した袋状物を取出して容器を形成
する点に特徴を有する。 (作用・効果)本手段の容器形成方法によれば、支保工
等を用いたコンクリートパネルの組立て、あるいは、コ
ンクリート硬化後の前記コンクリートパネル等の除去作
業が省略できるから、容器の形成工数および形成コスト
が大幅に削減できる。そして、本発明の内型枠は、当該
内型枠自身を収縮させることにより、硬化後の容器内か
ら取出すことが容易である。このことは、前記容器の開
口部の大きさを、前記収縮させた内型枠が取出せる範囲
において可能な限り小さく設定できることを意味する。
つまり、従来の容器形成方法においては、あとでコンク
リートパネル等を搬出できるよう、大きな開口を有する
容器を一旦形成し、改めて、当該開口を所定の大きさに
縮径させて種々の使用態様に適合させる必要があった。
しかし、本発明の容器形成方法によれば、当初より、所
定サイズの開口を備えた状態に容器を形成することが可
能である。また、コンクリート等をその周囲に打設する
際に、前記内型枠の内部にコンクリートが漏れ出ること
はない。よって、内壁面の状態が健全で、良好な密閉性
を有する容器を形成することができる。さらに、内型枠
の組立作業等の為に、作業員が容器内部に入る必要もな
いから、作業の安全性も格段に向上する。構造物が完成
した後には、従来のように支保工を取出す必要がない。
しかも、当該内型枠は収縮自在であるから、小さな搬出
口を形成しておくだけで前記内型枠を容易に取出すこと
ができる。よって、工期を短縮できると共に、形成コス
トを低減することができ、作業の安全性を向上させるこ
とができる。
【0006】(構成2)本発明に係る容器形成用内型枠
は、請求項2に記載したごとく、容器が備えるべき内部
空間の形状および容積と同等の形状および容積を有する
変形自在な袋状であり、その内部に流体を充填して所定
の形状に膨張させることと、内部から流体を排出して収
縮させることとが自在となるよう構成した点にある。 (作用・効果)上述のごとく、支保工等を用いたコンク
リートパネルの組立て、あるいは、コンクリート硬化後
の前記コンクリートパネル等の除去作業が省略できるか
ら、容器の形成工数および形成コストが大幅に削減でき
る。そして、本発明の内型枠は変形自在であって、施工
に際しての運搬作業が容易であるから、工費用を大幅に
削減できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0008】本発明の容器形成方法は、例えば、コンク
リート工事における水槽の形成の際に、あるいは、タン
ク・特殊形体容器・コンクリート二次製品・FRP製タ
ンク等を形成する際に用いることができる。例えば、建
築物の地下水槽をコンクリート工事にて構築するには、
本発明の容器形成方法および容器形成用内型枠は、図1
〜図3に示すごとく用いられる。先ず、容器1である地
下水槽1Aを構築する所定の場所に地下空間2を形成す
る。当該地下空間2の容量は、構築予定の前記地下水槽
1Aの容量および壁厚等を考慮して決定する。次に、前
記地下空間2の底部に、容器形成材料3であるコンクリ
ート3Aを打設して、前記地下水槽1Aの底面部4を形
成し、当該底面部4の上に、内型枠5としての袋状物5
Aを搬入する。当該袋状物5Aは、変形自在であって強
度に優れているものが望ましく、例えば、合成樹脂等で
構成するものが考えられる。当該袋状物5Aには、少な
くとも一つの型枠開口部6を備える。即ち、前記袋状物
5Aの外部に打設したコンクリート3A等の圧力に対抗
させるべく、前記袋状物5Aの内部には、水あるいは空
気等の流体7を封入する必要があるからである。ただ
し、この型枠開口部6は、予め開口していてもよいし、
前記流体7を封入する際に前記袋状物5Aに加工を施す
ことにより初めて開口するものであってもよい。前記袋
状物5Aの内部に所定量の前記流体7を封入し、前記型
枠開口部6を閉塞した状態で、前記地下空間2と前記袋
状物5Aとの間に、前記コンクリート3Aを打設する。
当該コンクリート3Aの打設は、前記袋状物5Aの上部
にまで亘る状態に、かつ、地下水槽開口部8を開口させ
た状態に行う。尚、前記袋状物5Aの内部に前記流体7
を封入する際には、例えば、前記袋状物5Aの高さ方向
における中間部分が横方向に球状に膨らむなど、前記袋
状物5Aが不必要に変形することも考えられる。このよ
うな場合には、図示は省略するが、前記地下空間2の内
壁と前記袋状物5Aの外面とに亘るスペーサーを所定の
位置に設ける等の対処方法が考えられる。また、当該打
設の際には、前記袋状物5Aの外面に離型剤を塗布して
おくと、後に、前記袋状物5Aを前記地下水槽1Aから
除去する作業が容易となる。打設した前記コンクリート
3Aが硬化した後、前記袋状物5Aを除去する。本発明
の容器形成方法の場合、原則として、前記袋状物5Aの
型枠開口部6の位置に前記地下水槽開口部8が形成され
るから、前記袋状物5Aの除去作業は前記地下水槽開口
部8を利用して行う。除去に際しては、先ず、前記袋状
物5Aの内部に封入してある前記流体7をポンプ等で排
出し、前記袋状物5Aを縮径させる。これにより、前記
袋状物5Aが前記地下水槽1Aの内面から剥離する。さ
らに、前記袋状物5Aが、前記地下水槽開口部8から取
出し可能な状態まで縮径された後、前記袋状物5Aを前
記地下水槽1Aから取出す。その後、前記地下水槽開口
部8を所定の形状に加工し、あるいは、前記地下水槽開
口部8を構成する部材を別途装着して前記地下水槽1A
が完成する。
【0009】〔別実施形態〕 〈1〉 上記実施形態においては、予め形成した空間と
前記袋状物5Aとの間に前記容器形成材料3を充填する
例を示したが、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、FRP製タンクを形成する際にも、本発明の容
器形成方法を用いることができる。この場合には、前記
流体7を封入した前記袋状物5Aの外表面に、ガラス繊
維等の強化繊維と合成樹脂とを交互に積層して容器1を
形成することができる。 〈2〉 上記実施形態においては、地下水槽1Aが硬化
した後に前記袋状物5Aを除去したが、前記袋状物5A
は除去せず、そのまま容器1と共に使用するものであっ
てもよい。例えば、上記実施形態のごとく、コンクリー
ト3Aで前記地下水槽1Aを形成する場合には水密性の
維持が問題となるが、前記地下水槽1Aの内面に前記袋
状物5Aを残存させれば、良好な水密性を維持すること
が極めて容易である。そして、前記袋状物5Aの除去が
不要となれば、前記地下水槽1Aの地下水槽開口部8を
さらに小径に設定することも可能となり、前記地下水槽
1Aの設計範囲が広がることとなる。さらに、前記袋状
物5Aの除去作業を省略できれば、前記地下水槽1Aの
形成工数・形成コストもより低減することとなる。 〈3〉 上記実施形態においては地下水槽1Aの形成例
を示したが、本発明の内型枠5は、コンクリート製の容
器を地上に独立して形成する際にも適用可能である。そ
の場合には、従来のコンクリートパネル9等を用いて外
型枠を形成することが必要となるが、内型枠の組立てが
不要であるから、施工作業が簡略化され、工期が大幅に
短縮化できるなどの利点が得られる。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る容器形成要領の初期手順を示
す縦断面図
【図2】本実施形態に係る容器形成要領の中期手順を示
す縦断面図
【図3】本実施形態に係る容器形成要領の終期手順を示
す縦断面図
【図4】従来の容器形成要領の中期手順を示す縦断面図
【符号の説明】
1 容器 3 容器形成材料 5 内型枠 5A 袋状物 7 流体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内型枠(5)の表面側を容器形成材料
    (3)で覆った後、当該容器形成材料(3)を硬化させ
    て容器(1)を形成する容器形成方法であって、 前記容器(1)が備えるべき内部空間の形状および容積
    と同等の形状および容積を有する変形自在な袋状物(5
    A)を準備しておき、 前記袋状物(5A)の内部に流体(7)を充填して前記
    袋状物(5A)を膨ますと共に、 膨ました前記袋状物(5A)の形体を維持した状態で、
    当該袋状物(5A)を前記内型枠(5)としてその表面
    側を前記容器形成材料(3)で覆い、 当該容器形成材料(3)を硬化させて容器(1)を形成
    した後、 前記袋状物(5A)の内部から流体(7)を排出して前
    記袋状物(5A)を収縮させ、前記容器(1)内から前
    記収縮した袋状物(5A)を取出してなる容器形成方
    法。
  2. 【請求項2】 その表面側を容器形成材料(3)で覆っ
    た後、当該容器形成材料(3)を硬化させて容器(1)
    を形成するための容器形成用内型枠であって、 前記容器(1)が備えるべき内部空間の形状および容積
    と同等の形状および容積を有する変形自在な袋状であ
    り、その内部に流体(7)を充填して所定の形状に膨張
    させることと、内部から流体(7)を排出して収縮させ
    ることとが自在な容器形成用内型枠。
JP1876596A 1996-02-05 1996-02-05 容器形成方法および容器形成用内型枠 Pending JPH09209565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053154A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 鹿島建設株式会社 型枠構築方法、及び型枠構造物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053154A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 鹿島建設株式会社 型枠構築方法、及び型枠構造物

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