JPH09208988A - 洗浄料 - Google Patents

洗浄料

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JPH09208988A
JPH09208988A JP3537696A JP3537696A JPH09208988A JP H09208988 A JPH09208988 A JP H09208988A JP 3537696 A JP3537696 A JP 3537696A JP 3537696 A JP3537696 A JP 3537696A JP H09208988 A JPH09208988 A JP H09208988A
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JP
Japan
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acid
fatty acid
poe
urea
oil
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Withdrawn
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JP3537696A
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English (en)
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Hiroyuki Yano
裕之 矢野
Akira Noda
章 野田
Yoshinobu Saito
吉信 斉藤
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長鎖脂肪酸のトリエタノ−ルアミン塩を洗浄
成分として含む洗浄料において、起泡性、洗浄性、使用
後のさっぱり感を低下させることなく、高温下、光照射
下における長期保存安定性が良好な性質を有する洗浄料
を提供する。 【解決手段】 尿素を0.5〜10.0重量%配合す
る。また、これにさらに金属キレート剤を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長鎖脂肪酸のトリ
エタノールアミン塩を含む洗浄料に関し、さらに詳しく
は、高温下、光照射下における色焼けが防止された長鎖
脂肪酸トリエタノールアミン塩含有の洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】長鎖
脂肪酸のトリエタノールアミン塩は洗浄性、泡立ち、低
温安定性に優れており、従来より、皮膚洗浄料、頭髪洗
浄料、台所用洗剤等に広く用いられている。しかしなが
ら、長鎖脂肪酸のトリエタノールアミン塩を含む洗浄料
は、30℃以上の高温保存条件下および光照射下におい
て、色調変化、変臭の発生等を生じ、保存性不良が指摘
されていた。そのため、長鎖脂肪酸トリエタノールアミ
ン塩を含む洗浄料は処方上、および製品化した後も外装
等の品質管理上、種々の制約を受けるという問題点があ
った。本発明は、このような従来の問題点を解決するた
めになされたもので、長鎖脂肪酸のトリエタノールアミ
ン塩を洗浄成分として含む洗浄料において、高温下およ
び光照射下での保存で、色調変化、変臭の発生等のいわ
ゆる色焼けがなく、長期保存安定性に優れた洗浄料を提
供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の洗浄料は、長鎖脂肪酸のトリエタノール
アミン塩からなるアニオン性界面活性剤を洗浄成分とし
て含み、さらに尿素を配合してなることを特徴とする。
【0004】また本発明によれば、長鎖脂肪酸のトリエ
タノールアミン塩を含む洗浄料の色焼け防止方法であっ
て、洗浄料全体に対して0.5〜10.0重量%の尿素
を配合することを特徴とする洗浄料の色焼け防止方法が
提供される。
【0005】本発明は、長鎖脂肪酸のトリエタノールア
ミン塩を含む洗浄料の高温下および光照射下での色調変
化、変臭の発生等のいわゆる色焼けを、尿素を配合する
ことで、何らの弊害なく有効に防止できるという新しい
知見に基づいてなされたものである。尿素を配合するこ
とによる色焼け防止の作用機序については、はっきりし
た点は不明であるが、トリエタノールアミンの配合によ
って生じる洗浄料の色焼けはメイラード反応の一種によ
るものと考えられ、尿素を配合することによってこの反
応が有効に抑えられるためであると考えられる。
【0006】本発明の洗浄料成分である長鎖脂肪酸トリ
エタノールアミン塩の脂肪酸としては、例えばラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、ベヘニン酸、リノール酸、オレイン酸、
アラキン酸、2−パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、
エライジン酸、リシノール酸、リノエライジン酸、リノ
レン酸、アラキドン酸、12−ヒドロキシステアリン酸
等が含まれる。このうち、好ましい脂肪酸としては、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
およびイソステアリン酸が挙げられる。長鎖脂肪酸トリ
エタノールアミン塩の配合量は洗浄料全量中、1.0〜
95.0重量%が適当である。本発明の長鎖脂肪酸トリ
エタノールアミン塩は、長鎖脂肪酸トリエタノールアミ
ン塩そのものを洗浄料中に配合してもよいし、あるいは
長鎖脂肪酸とトリエタノールアミンとを別々に洗浄料中
に配合することで、結果として系中に長鎖脂肪酸トリエ
タノールアミン塩が配合されたものであってもよい。ま
た、この場合、洗浄料中に過剰量の長鎖脂肪酸あるいは
トリエタノールアミンが残存していても差し支えない。
【0007】また本発明における尿素の配合量は、制限
的ではないが、上記した効果を十分に得るためには0.
5重量%以上の量であること、また高温保管時における
変臭の発生を防止するためには10.0重量%以下とす
ることが好ましい。またさらに好ましくは1.0〜4.
0重量%である。尿素の配合は、洗浄料の調製の際に他
の成分と共に配合することができる。
【0008】本発明においては、尿素と共に金属キレー
ト剤をさらに配合することにより、色焼け防止効果は一
段と高められる。特にクリーム状や液状の洗浄料では成
分中に水を含むため、その中に微量に混在する金属イオ
ンが色焼けを増長させることがわかったが、金属キレー
ト剤を配合することでこの金属イオンを排除できるため
である。この結果、尿素を多量に配合することなく色焼
け防止効果が得られ、尿素の多量配合による変臭の発生
等の問題を回避することができる。また、固型の洗浄料
においても、手洗い水が付着する等の二次汚染により金
属イオンの混入が生じるため、金属キレート剤の配合は
効果的である。
【0009】本発明で用いられる金属キレート剤として
は、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、E
DTA二ナトリウム、EDTA三ナトリウム、EDTA
四ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン
酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、シクロヘキサン
ジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレ
ンジアミン二酢酸、ジオキサオクタンジアミン四酢酸、
エチレンジアミン三酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、ニトリロ三酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−
ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸等が挙げられる。
このうち好ましい金属キレート剤としては、エチレンジ
アミン四酢酸(EDTA)、EDTA二ナトリウム、E
DTA三ナトリウム、EDTA四ナトリウム、ヘキサメ
タリン酸ナトリウムが挙げられる。金属キレート剤の配
合量は、0.01〜1.0重量%、好ましくは0.05
〜0.5重量%である。多量に配合しすぎると、経時で
変臭を起こすようになる。
【0010】本発明には、通常洗浄料に使用される成分
を任意に配合できる。かかる成分としては次のようなも
のが挙げられる。
【0011】保湿剤としては、300から20000程
度の分子量のポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、エリス
リトール、ジグリセリン、キシリトール、マルチトー
ル、マルトース、D−マンニット、水アメ、ブドウ糖、
果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロ
ン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナ
トリウム、胆汁酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、グルコ
サミン、シクロデキストリン、トレハロース等がある。
【0012】陰イオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエー
テル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム
等のN−アシルサルコシン酸塩、N−ミリストイル−N
−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウ
リッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウ
ム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイル
エーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテル
リン酸ナトリウム等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチ
ルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイル
モノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク
酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスル
ホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸カリウム等のアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−
ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN
−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン
硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル
塩、ロート油等の硫酸化物、POEアルキルエーテルカ
ルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステル
スルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂
肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモ
ノエタノールアミドコハク酸塩、N−パルミトイルアス
パラギン酸塩、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0013】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂
肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレ
イン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリ
セリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒ
マシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げら
れる。
【0014】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビ
タンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレー
ト、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソ
ルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラ
ウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE
−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモ
ノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル
類、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グ
リセリンモノイソステアレート、POE−グリセリント
リイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステ
ル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、
POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリ
コール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエ
ーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエ
ーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチル
ドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエ
ーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニ
ルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテ
ル類、 POE・POPセチルエーテル、POE・PO
P2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモ
ノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、PO
E・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアル
キルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テト
ラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、
POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、
POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステ
アリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等
のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビッ
トミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノー
ルアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノ
ールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ
糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデ
ヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシ
ド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0015】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン系両性
界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界
面活性剤等が挙げられる。
【0016】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0017】液体油脂としては、アマニ油、ツバキ油、
マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリ
ーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワ
ー油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ
油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小
麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花
生油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛脚脂、肝油、トリ
グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパル
ミチン酸グリセリン等がある。
【0018】固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、パ
ーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、馬脂、硬化
油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバター等がある。ロ
ウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、
カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロ
ウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元ラノリ
ン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロウ、ホ
ホバロウ、セラックロウ等がある。エステル油として
は、オクタン酸セチル等のオクタン酸エステル、ラウリ
ン酸ヘキシル等のラウリン酸エステル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のミリス
チン酸エステル、パルミチン酸オクチル等のパルミチン
酸エステル、ステアリン酸イソセチル等のステアリン酸
エステル、イソステアリン酸イソプロピル等のイソステ
アリン酸エステル、イソパルミチン酸オクチル等のイソ
パルミチン酸エステル、オレイン酸イソデシル等のオレ
イン酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル等のアジピ
ン酸ジエステル、セバシン酸ジエチル等のセバシン酸ジ
エステル、リンゴ酸ジイソステアリル等がある。
【0019】炭化水素油としては、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パ
ラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイ
クロクリスタリンワックス等がある。
【0020】シリコーン油としては、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイド
ロジェンポリシロキサン等がある。
【0021】ステロールとしては、コレステロール、シ
トステロール、フィトステロール、ラノステロール等が
ある。
【0022】水溶性高分子としては、アラビアゴム、ト
ラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、
カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クイ
ンスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコ
シ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキ
ス)等の植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカ
ン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイ
ン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキ
シメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン
等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセル
ロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース
硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、
セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナト
リウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等の
アルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カル
ボキシビニルポリマー(CARBOPOL(商品名)等)、アル
キル変性カルボキビニルポリマー(PEMULEN(商品名)
等)等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分
子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系
高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリ
レート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポ
リエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、
ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクト
ライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子が等があ
る。
【0023】pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グ
リコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム
等がある。
【0024】酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α
−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチ
ルヒドロキシアニソール等がある。
【0025】抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、
石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0026】各種の抽出液としては、ドクダミエキス、
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエ
キス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキ
ス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タ
イムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエ
キス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキ
ス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギ
クエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線
抽出物、シルク抽出液等がある。
【0027】さらに、本発明の洗浄料は、必要に応じて
適当な香料、色素等を安定性を損なわない範囲で添加で
きる。
【0028】また、本発明の洗浄料の剤型は、固形状、
粉末状、クリーム状、液状等、通常用いられる剤型とす
ることができるが、クリーム状あるいは液状の洗浄料の
ような色焼けしやすい剤型で特に効果的である。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、本発明品の比較試験結果を示
す。
【0030】試験例 表1〜表3記載の処方で試験品1〜30を調製し、以下
の(1)〜(6)の試験を行った。その結果を併せて表
1〜表3に示す。
【0031】(1)色調安定性試験法(高温下) 各試料を50℃の恒温槽内に保存し、1か月後の褐色変
化度を目視観察し、以下の規準により判断した。 評価 ◎:まったく褐変していない。 ○:僅かに変色が認められたが、商品価値にはまったく
影響しない。 △:褐変が認められる。 ×:褐変が著しい。
【0032】(2)色調安定性試験法(光照射下) 各試料を日光照射下に保存し、1か月後の褐色変化度を
目視観察し、以下の規準により判断した。 評価 ◎:まったく褐変していない。 ○:僅かに変色が認められたが、商品価値にはまったく
影響しない。 △:褐変が認められる。 ×:褐変が著しい。
【0033】(3)起泡性試験法 2500ml容器の撹拌機付き円筒形シリンダーに40
℃の人工硬水(70ppm炭酸カルシウム)を400m
l入れ、被験試料40gを添加後、4500rpmで1
分間撹拌した後の泡容量を測定した。 評価 ○:泡立ち良好(泡容量1200ml以上)。 △:泡立ち普通(泡容量800ml以上)。 ×:泡立ち不良(泡容量800ml未満)。
【0034】(4)洗浄力試験法 CaCl2 /MgCl2 =3/1.5。DH人工硬水で
試料濃度1%溶液を作成し、ウールサージを用いた人工
皮脂汚垢汚染布を40℃の条件下でターコドメーター
(JIS K-3371)により洗浄し、洗浄前後の反射率により
洗浄率を求めた。
【0035】
【数1】洗浄率(%)={[Rs]−[Rd]/[R
s]−[Rc]}×100
【0036】[Rc]:汚垢塗布前のラバーの反射率
(コントロール)。 [Rs]:汚垢塗布後(洗浄操作前)のラバーの反射
率。 [Rd]:洗浄操作後のラバーの反射率。 評価 ○:洗浄性良好(洗浄率80%以上)。 △:洗浄性普通(洗浄率60%以上,80%未満)。 ×:洗浄性不良(洗浄率60%未満)。
【0037】(5)官能試験法(使用後のさっぱり感の
評価) 各試料を用いて洗顔後の肌のさっぱり感の有無につい
て、実使用試験を専門パネラー20名により実施した。
なお、評価方法は以下の基準に従った。 評価 ○:専門パネラー20名中、15名以上がさっぱり感あ
りと認めた。 △:専門パネラー20名中、8名以上がさっぱり感あり
と認めた。 ×:専門パネラー20名中、7名以下がさっぱり感あり
と認めた。
【0038】(6)匂い安定性試験法(変臭の有無の評
価) 各試料を50℃の恒温槽内に保存し、1か月後の各試料
を用いて変臭発生状態を次の基準により評価した。 評価 ◎:まったく変臭が認められない。 ○:僅かに変臭が認められたが、商品価値にはまったく
影響しない。 △:変臭が認められる。
【0039】
【表1】 ───────────────────────────────── 試験品 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ─────────────────────────────────ラウリン 酸トリエタノールアミン 20 20 20 20 20 20 20 20ミリスチン 酸トリエタノールアミン 20ハ゜ルミチン 酸トリエタノールアミン 20 エチレンジアミン四酢酸 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 尿素 0 0.2 0.5 1 2 4 8 12 4 4 精製水 残 残 残 残 残 残 残 残 残 残 ───────────────────────────────── 色調安定性(高温下) × △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 色調安定性(光照射下) × △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 起泡性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 洗浄力 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ さっぱり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 匂い安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ ◎ ◎ ─────────────────────────────────
【0040】
【表2】 ───────────────────────────────── 試験品 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ─────────────────────────────────ラウリン 酸トリエタノールアミン 20 20 20 20 20 20 20 20ミリスチン 酸トリエタノールアミン 20ハ゜ルミチン 酸トリエタノールアミン 20 尿素 0 0.2 0.5 1 2 4 8 12 4 4 精製水 残 残 残 残 残 残 残 残 残 残 ───────────────────────────────── 色調安定性(高温下) × × △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 色調安定性(光照射下) × × △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 起泡性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 洗浄力 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ さっぱり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 匂い安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ ◎ ◎ ─────────────────────────────────
【0041】
【表3】 ─────────────────────────────────── 試験品 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ───────────────────────────────────ラウリン 酸トリエタノールアミン 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 エチレンジアミン四酢酸 0 0.005 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1.0 2.0 尿素 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 精製水 残 残 残 残 残 残 残 残 残 残 ─────────────────────────────────── 色調安定性(高温下) ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 色調安定性(光照射下) ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 起泡性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 洗浄力 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ さっぱり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 匂い安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ ───────────────────────────────────
【0042】以上のように、脂肪酸トリエタノールアミ
ンに尿素を配合することにより、高温下、光照射下にお
ける長期保存安定性が良好な洗浄料が得られた。また、
尿素の添加は、起泡性、洗浄性、使用後のさっぱり感を
低下させなかった。さらに、金属キレート剤を配合する
ことにより、高温下、光照射下における長期保存安定性
が向上した。
【0043】実施例1 (1) ラウリン酸トリエタノールアミン 14.0 重量% (2) ミリスチン酸トリエタノールアミン 2.0 (3) ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0 (4) ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0 (5) ラウロイルジエタノールアミド 2.0 (6) ソルビトール 5.0 (7) 尿素 3.0 (8) エチレンジアミン四酢酸 0.1 (9) 香料 適量 (10) 精製水 残余 (製法)(10)に(7),(8)を溶解し、(1)〜(6)を混合した
後、(9)を加えてジェル状洗浄料とした。
【0044】実施例2 (1) ラウリン酸トリエタノールアミン 75.0 重量% (2) グリセリン 10.0 (3) 尿素 4.0 (4) ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.1 (5) 香料 適量 (6) 精製水 残余 (製法)(6)に(3),(4)を溶解し、(1),(2)を混合した
後、(5)を加えて固形石鹸とした。
【0045】実施例3 (1) ラウリン酸トリエタノールアミン 10.0 重量% (2) ミリスチン酸ナトリウム 1.0 (3) パルミチン酸カリウム 1.0 (4) ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム 5.0 (5) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0 (6) ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0 (7) 尿素 1.0 (8) エチレンジアミン四酢酸 0.1 (9) 香料 適量 (10) 精製水 残余 (製法)(10)に(7),(8)を溶解し、(1)〜(6)を混合した
後、(9)を加えて液状洗浄料とした。
【0046】実施例4 (1) ラウリン酸 7.0 重量% (2) ミリスチン酸 5.0 (3) イソステアリン酸 2.0 (4) トリエタノールアミン 12.0 (5) 化粧品用グリセリン 5.0 (6) ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 10.0 (8) エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム・2H2O 0.2 (7) 尿素 2.0 (9) 精製水 残余 (製法)(9)に(7),(8)を溶解し、高温下(60℃)で
(1)〜(3)を加え、(4)で中和し、(5),(6)を加えて液状洗
浄料とした。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる洗
浄料は、脂肪酸トリエタノールアミン塩と尿素とを共存
させることにより、起泡性、洗浄性、使用後のさっぱり
感を低下させることなく、高温下、光照射下における長
期保存安定性が良好な性質を有するものである。またさ
らに金属キレート剤を配合することにより、クリーム状
あるいは液状洗浄料のような色焼けしやすい剤型のもの
であっても良好な長期保存安定性を保持することができ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長鎖脂肪酸のトリエタノールアミン塩か
    らなるアニオン性界面活性剤を洗浄成分として含み、さ
    らに尿素を配合してなることを特徴とする洗浄料。
  2. 【請求項2】 尿素の配合量が0.5〜10.0重量%
    である請求項1記載の洗浄料。
  3. 【請求項3】 金属キレート剤をさらに配合した請求項
    1または2記載の洗浄料。
  4. 【請求項4】 クリーム状または液状洗浄料である請求
    項1〜3のいずれかに記載の洗浄料。
  5. 【請求項5】 長鎖脂肪酸のトリエタノールアミン塩を
    含む洗浄料の色焼け防止方法であって、洗浄料全体に対
    して0.5〜10.0重量%の尿素を配合することを特
    徴とする洗浄料の色焼け防止方法。
  6. 【請求項6】 長鎖脂肪酸のトリエタノールアミン塩を
    含む洗浄料の色焼け防止方法であって、洗浄料全体に対
    して0.5〜10.0重量%の尿素と、0.01〜1.
    0重量%の金属キレート剤とを配合することを特徴とす
    るクリーム状または液状洗浄料の色焼け防止方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002105490A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Futaba Kagaku:Kk 洗浄剤組成物
WO2021023415A1 (de) * 2019-08-07 2021-02-11 Beiersdorf Ag Kosmetische nanoemulsion

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