JP2002105490A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2002105490A
JP2002105490A JP2000301852A JP2000301852A JP2002105490A JP 2002105490 A JP2002105490 A JP 2002105490A JP 2000301852 A JP2000301852 A JP 2000301852A JP 2000301852 A JP2000301852 A JP 2000301852A JP 2002105490 A JP2002105490 A JP 2002105490A
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JP
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skin
urea
detergent composition
fatty acid
liquid detergent
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JP2000301852A
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Tetsuo Shimizu
徹男 志水
Futaba Shimizu
双葉 志水
Hideki Goto
英樹 後藤
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FUTABA CHEMICAL
FUTABA KAGAKU KK
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FUTABA CHEMICAL
FUTABA KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常温で流動性を保持でき、皮膚に対する刺激性
が少なくしかも優れた洗浄力を有し、使用後の肌が突っ
張らずにしっとりした感じやつるつるした状態に仕上げ
ることができる液状洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】炭素数10〜20の脂肪酸塩と、全体当た
り10重量%以上の尿素とを含有し且つ水を含み、前記
脂肪酸塩を形成するアルカリの少なくとも一部がアルカ
ノールアミンでありかつpHが7〜9であるところに特
徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液状洗浄剤組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】尿素は、皮膚の角質の保湿性を高める作
用や、角質溶解作用があるので、皮膚科学的疾病用の外
用剤中に配合され、薬物の経皮吸収促進剤として配合さ
れている。また、保湿効果を高めるため、医薬品をはじ
めとして医薬部外品や化粧料中にも配合されている。
【0003】尿素は徐々に加水分解することが知られて
おり、この分解は酸、アルカリの存在下でさらに促進さ
れる。尿素が分解するとアンモニアを発生し、系のpH
を上昇させる。尿素分解に起因するpH上昇は、皮膚の
アルカリ中和能に障害を与え、皮膚の細菌感染を促進す
る上に、アンモニア臭の発生により、著しく商品価値を
低下させてしまうためになかなか製剤化しにくいという
問題があり、特に尿素濃度が高くなるとこの傾向は増大
する。
【0004】尿素配合液状洗浄剤組成物としては、脂肪
酸のアルカノールアミン塩に尿素類、界面活性剤及び酸
を添加した酸性液体石鹸が提案されており(特公昭51
−44525号)、特開平5−148500号公報に
は、炭素数12〜18の脂肪酸塩の少なくともその一部
がアルカノールアミン塩である液体石鹸組成物におい
て、終濃度10重量%未満の尿素が配合されpHが7〜
8の範囲に調整されたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭51−44525号公報記載の酸性液体石鹸は、合
成界面活性剤を含有しているため、水洗して洗い流した
後でも肌がぬる付く傾向があるという欠点があった。
【0006】また、上記特開平5−148500号公報
記載の液体石鹸組成物は、炭素数の少ない脂肪酸塩を主
たる洗浄成分とするものであり、これらは水中のカルシ
ウムあるいはマグネシウムと塩を形成するので、水洗し
て洗い流した後は、さらっとした肌触りになり、肌がぬ
る付かないという利点がある。また、皮膚の角質保湿性
を高める作用や角質溶解作用を期待して、尿素が配合さ
れているものの、尿素の終濃度が10重量%未満である
ため、これらの作用を十分に発揮させることができなか
った。
【0007】本発明は前記従来技術の課題を鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、低温安定性に
優れ、皮膚刺激性が少なく、使用後にあっては肌が突っ
張らずにしっとりした感じであり且つるつるした感触が
得られる液状洗浄剤組成物を提供せんとするものであ
る。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、炭素数10〜20の脂肪酸
塩と、全体当たり10重量%以上の尿素を含有し且つ水
を含む洗浄剤組成物であって、前記脂肪酸塩を形成する
アルカリの少なくとも一部がアルカノールアミンであり
かつpHが7〜9である液状洗浄剤組成物を、その要旨
とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の液状洗浄剤組成物は、脂
肪酸塩の構成を、炭素数10〜20の脂肪酸塩にするこ
とと、尿素を全体当たり10重量%以上配合すること
と、pHを7〜9、好ましくは7〜8.5に調整するこ
とにより、皮膚刺激性を抑え、低温安定性に優れ、使用
後にあっては肌が突っ張らずにしっとりした感じであり
且つるつるした感触が得られる液状洗浄剤組成物とする
ことができる。
【0010】低温安定性に優れた液状洗浄剤組成物を作
るには、炭素数12のラウリン酸塩及び炭素数14のミ
リスチン酸塩を70〜90重量%、炭素数16のパルミ
チン酸塩及び炭素数18のステアリン酸塩70〜10重
量%とすることが好ましい。炭素数12及び14の脂肪
酸塩として、イソラウリン酸塩及びイソミリスチン酸塩
を用いることもでき、これらの脂肪酸塩を単独で用いて
もよく又併用してもよい。さらに、炭素数16及び18
の脂肪酸塩として、イソパルミチン酸塩及びイソステア
リン酸塩を用いることもでき、これらの脂肪酸塩を単独
で用いてもよく又併用してもよい。
【0011】上記脂肪酸塩は、塩を形成しているアルカ
リの少なくとも一部がアルカノールアミンであり、かつ
液状洗浄剤組成物のpHは7〜9、好ましくは7〜8.
5である。液状洗浄剤組成物のpHを7〜9にすること
により、皮膚刺激性を最小に抑えることができる。ま
た、アルカノールアミン塩の割合は、液状洗浄剤組成物
のpHが7〜9になるように調整する。すなわち、上記
脂肪酸塩は、全部がアルカノールアミン塩か、又はその
一部がアルカノールアミン塩であり残りがアルカリ金属
塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩)である。アルカ
ノールアミンとしては、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン等を例示できる。
【0012】本発明の液体石鹸組成物には、全体当たり
10重量%以上の尿素を含有する。この範囲の尿素を含
有させることにより、液状洗浄剤組成物にさらに優れた
低温安定性と、使用者全員が、肌が突っ張らずにしっと
りした感じであり且つるつるした感触を得ることができ
た。
【0013】本発明の液状洗浄剤組成物は、上記成分以
外に、所望により、キレート剤、電解質、保湿剤、ビル
ダー、界面活性剤、香料、色素等を配合することができ
る。
【0014】キレート剤は、水中のカルシウムイオンや
マグネシウムイオン等をマスキングするものであり、例
えばエデト酸等を挙げることができる。
【0015】保湿剤は、洗浄後に皮膚に保湿性を付与す
るものであり、例えばグリセリン、プロピレングリコー
ル等のポリオキシアルキレングリコール類を挙げること
ができる。
【0016】界面活性剤は、組成物の泡立ち性及び湿潤
性を改善するために補助剤として用いられるものであ
り、例えばアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤及び両性界面活性剤のいずれの界面活性剤を用いるこ
ともできる。具体的には、硫酸エステル塩、スルフォン
酸塩及びリン酸エステル塩等のアニオン系界面活性剤、
ポリエチレングリコール型及び多価アルコール型ノニオ
ン系界面活性剤、並びにアミノ酸及びベタイン型両性界
面活性剤を挙げることができる。
【0017】ビルダーは、組成物の洗浄力を向上するも
のであり、例えば有機ビルダー(クエン酸ナトリウム、
アクリル酸ナトリウム等)、無機ビルダー(トリポリリ
ン酸ナトリウム、珪酸ナトリウム等)を挙げることがで
きる。
【0018】さらに、外観あるいは芳香性を付与するた
めに色素や香料を添加することもできる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより詳しく説
明するが、これらはその代表的なものを示したに過ぎ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な設計変更
が可能である。
【0020】以下の方法により、実施例1〜5の洗浄剤
組成物を調製した。 実施例1 ラウリン酸トリエタノールアミン 20.0 尿素 30.0 水 50.0 実施例2 ミリスチン酸トリエタノールアミン 10.0 尿素 30.0 水 60.0 実施例3 ラウリン酸トリエタノールアミン 10.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン液(30%)10.0 尿素 30.0 水 50.0 実施例4 ラウリン酸トリエタノールアミン 20.0 ミリスチン酸カリウム 5.0 尿素 30.0 水 45.0 実施例5 ラウリン酸カリウム 5.0 パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 尿素 15.0 水 75.0
【0021】まず、各実施例の洗浄剤組成物はいずれも
良好な洗浄効果をもっていた。
【0022】つぎに、評価専門美容技術者20名に各実
施例の洗浄剤組成物を使用させ、洗浄後の皮膚のなめら
かさ(スベスベ感)と皮膚のさっぱり感について、表1
の基準に基づいて5点評価判定させ、その平均値を算出
し、平均値を表2の基準により、○、△、×で示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】従来の液状洗浄剤を使用すると、皮膚に痒
みを感じる特定パネラー7名に各実施例の洗浄剤組成物
を使用させ、洗浄後の皮膚の痒みについて評価させたと
ころ、全員が皮膚に痒みを感じないと評価した。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、発明の液状洗浄剤組
成物は、皮膚刺激性が弱く、かつ低温においても優れた
流動性を有する。そのため、例えば冬期においても、容
易に手、顔及び体に広げて洗浄に供することができる。
また、洗浄成分は、従来の石鹸と同じであるために、肌
が突っ張らず且つヌル付くことなく、サッパリとした仕
上がり感が得られる。さらにまた、尿素が10重量%以
上配合されているので、使用後は極めてつるつるした感
触を確実に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 英樹 愛知県名古屋市中区栄五丁目8番地28号 株式会社フタバ化学内 Fターム(参考) 4C083 AB051 AC242 AC541 AC542 AC642 AC681 AC682 AC712 CC23 DD27 EE01 EE06 4H003 AB03 AB46 BA12 DA02 EB18 ED02 FA02 FA16 FA21 FA28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数10〜20の脂肪酸塩と、全体当
    たり10重量%以上の尿素とを含有し且つ水を含む洗浄
    剤組成物であって、前記脂肪酸塩を形成するアルカリの
    少なくとも一部がアルカノールアミンでありかつpHが
    7〜9であることを特徴とする液状洗浄剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015044870A (ja) * 2009-01-13 2015-03-12 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー リンスオフパーソナルケア組成物

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