JPH09208892A - 熱硬化型塗料組成物 - Google Patents
熱硬化型塗料組成物Info
- Publication number
- JPH09208892A JPH09208892A JP15941196A JP15941196A JPH09208892A JP H09208892 A JPH09208892 A JP H09208892A JP 15941196 A JP15941196 A JP 15941196A JP 15941196 A JP15941196 A JP 15941196A JP H09208892 A JPH09208892 A JP H09208892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imidazole
- metal salt
- coating composition
- epoxy
- salt complex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】塗料貯蔵安定性及び低温硬化性が優れる熱硬化
性塗料組成物。 【解決手段】エポキシ基含有化合物に、イミダゾ−ル金
属塩複合体を配合してなることを特徴とする熱硬化型塗
料組成物。
性塗料組成物。 【解決手段】エポキシ基含有化合物に、イミダゾ−ル金
属塩複合体を配合してなることを特徴とする熱硬化型塗
料組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な熱硬化型塗料組成
物に係わる。
物に係わる。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、イミダゾ−ル類化合
物はエポキシ樹脂の硬化剤として、また、エポキシ樹脂
とノボラックフェノ−ル、酸無水物、ジシアンジアミド
等の硬化剤との硬化促進剤として使用されている。該イ
ミダゾ−ル類化合物としては、2−エチル−4−メチル
イミダゾ−ル、2−メチルイミダゾ−ル、2−フェニル
イミダゾ−ル等が使用されている。
物はエポキシ樹脂の硬化剤として、また、エポキシ樹脂
とノボラックフェノ−ル、酸無水物、ジシアンジアミド
等の硬化剤との硬化促進剤として使用されている。該イ
ミダゾ−ル類化合物としては、2−エチル−4−メチル
イミダゾ−ル、2−メチルイミダゾ−ル、2−フェニル
イミダゾ−ル等が使用されている。
【0003】しかしながら、このようなイミダゾ−ル類
化合物はエポキシ樹脂との反応が早いので、長期貯蔵に
おいて増粘、ゲル化したりするので1液型(1パッケ−
ジ)としては使用することができないといった問題点が
ある。
化合物はエポキシ樹脂との反応が早いので、長期貯蔵に
おいて増粘、ゲル化したりするので1液型(1パッケ−
ジ)としては使用することができないといった問題点が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、エポキ
シ基含有樹脂にイミダゾ−ル金属塩複合体を配合してな
る熱硬化型塗料組成物が塗料貯蔵性、低温硬化性、塗膜
仕上がり性等の塗膜の外観及び各種性能に優れたもので
あることを見出だし、本発明を完成するに至った。
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、エポキ
シ基含有樹脂にイミダゾ−ル金属塩複合体を配合してな
る熱硬化型塗料組成物が塗料貯蔵性、低温硬化性、塗膜
仕上がり性等の塗膜の外観及び各種性能に優れたもので
あることを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、エポキシ基含有化合物
に、イミダゾ−ル金属塩複合体を配合してなることを特
徴とする熱硬化型塗料組成物に関する。
に、イミダゾ−ル金属塩複合体を配合してなることを特
徴とする熱硬化型塗料組成物に関する。
【0006】上記本発明塗料組成物は粉体塗料としても
液状塗料としても好適に使用できる。 本発明組成物に
おけるエポキシ基含有化合物としては、従来から公知の
1分子中に平均約2個以上のエポキシ基を含有する高分
子量の各種エポキシ樹脂に加えて低分子量のエポキシ化
合物まで広く包含される。
液状塗料としても好適に使用できる。 本発明組成物に
おけるエポキシ基含有化合物としては、従来から公知の
1分子中に平均約2個以上のエポキシ基を含有する高分
子量の各種エポキシ樹脂に加えて低分子量のエポキシ化
合物まで広く包含される。
【0007】また、エポキシ化合物としては、融点60
℃未満程度の液状のもの及び融点60℃以上、好ましく
は60〜200℃程度の固形タイプのものが使用でき
る。この固形タイプのものは、本発明組成物が粉体塗料
であるときの基体樹脂として使用される。また、液状タ
イプ又は固形タイプのものは本発明組成物が液状、有機
溶剤又は水性の塗料であるときの基体樹脂として使用さ
れる。
℃未満程度の液状のもの及び融点60℃以上、好ましく
は60〜200℃程度の固形タイプのものが使用でき
る。この固形タイプのものは、本発明組成物が粉体塗料
であるときの基体樹脂として使用される。また、液状タ
イプ又は固形タイプのものは本発明組成物が液状、有機
溶剤又は水性の塗料であるときの基体樹脂として使用さ
れる。
【0008】液状タイプのものとしては、従来から公知
のエポキシ化合物が使用できる。具体的には、例えば、
エピコ−ト807、同左828、同左834、同左10
01、同左5050(以上、油化シェルエポキシ社製、
商品名)等のビスフェノ−ル/エピクロルヒドリン型エ
ポキシ化合物;DEN−431、同左438(以上、ダ
ウ・ケミカル社製、商品名)等のノボラック型エポキシ
化合物、(ポリ)エチレングリコ−ルジグリシジルエ−
テル、(ポリ)プロピレングリコ−ルジグリシジルエ−
テル、トリメチロ−ルプロパントリグリシジルエ−テル
等のポリアルキレンエ−テル型エポキシ化合物;ダイマ
−酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエス
テル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等の
グリシジルエステル型エポキシ化合物;グリシジル(メ
タ)アクリレ−ト、アリルグリシジルエ−テル等の同重
合体又は該モノマ−とその他の軟質不飽和モノマ−との
共重合体等を挙げることができる。軟質不飽和モノマ−
とは、そのホモポリマ−のガラス転移温度が60℃未満
のものであり、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ラウリル等を挙げることができる。
のエポキシ化合物が使用できる。具体的には、例えば、
エピコ−ト807、同左828、同左834、同左10
01、同左5050(以上、油化シェルエポキシ社製、
商品名)等のビスフェノ−ル/エピクロルヒドリン型エ
ポキシ化合物;DEN−431、同左438(以上、ダ
ウ・ケミカル社製、商品名)等のノボラック型エポキシ
化合物、(ポリ)エチレングリコ−ルジグリシジルエ−
テル、(ポリ)プロピレングリコ−ルジグリシジルエ−
テル、トリメチロ−ルプロパントリグリシジルエ−テル
等のポリアルキレンエ−テル型エポキシ化合物;ダイマ
−酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエス
テル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等の
グリシジルエステル型エポキシ化合物;グリシジル(メ
タ)アクリレ−ト、アリルグリシジルエ−テル等の同重
合体又は該モノマ−とその他の軟質不飽和モノマ−との
共重合体等を挙げることができる。軟質不飽和モノマ−
とは、そのホモポリマ−のガラス転移温度が60℃未満
のものであり、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ラウリル等を挙げることができる。
【0009】固形タイプのものとしては、従来から公知
のエポキシ化合物が使用できる。具体的には、例えば、
エピコ−ト1001、同左1004、同左1007、同
左1009(以上、油化シェルエポキシ社製、商品名)
等のビスフェノ−ル/エピクロルヒドリン型エポキシ化
合物;EOCN−1020(日本化薬株式会社、商品
名)等のクレゾ−ルノボラック型エポキシ化合物;上記
エポキシ基含有不飽和モノマ−とその他の硬質不飽和モ
ノマ−との共重合体等が挙げられる。硬質不飽和モノマ
−とは、そのホモポリマ−のガラス転移温度が60℃以
上のもであり、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸第3ブチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン等を挙げることができる。
のエポキシ化合物が使用できる。具体的には、例えば、
エピコ−ト1001、同左1004、同左1007、同
左1009(以上、油化シェルエポキシ社製、商品名)
等のビスフェノ−ル/エピクロルヒドリン型エポキシ化
合物;EOCN−1020(日本化薬株式会社、商品
名)等のクレゾ−ルノボラック型エポキシ化合物;上記
エポキシ基含有不飽和モノマ−とその他の硬質不飽和モ
ノマ−との共重合体等が挙げられる。硬質不飽和モノマ
−とは、そのホモポリマ−のガラス転移温度が60℃以
上のもであり、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸第3ブチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン等を挙げることができる。
【0010】上記エポキシ化合物としては、1分子中に
平均約2個以上のエポキシ基、好ましくはエポキシ当量
約150〜40000、更に、好ましくは約150〜1
0000の範囲、また、平均分子量約300〜8000
0、好ましくは約300〜20000の範囲が好適であ
る。
平均約2個以上のエポキシ基、好ましくはエポキシ当量
約150〜40000、更に、好ましくは約150〜1
0000の範囲、また、平均分子量約300〜8000
0、好ましくは約300〜20000の範囲が好適であ
る。
【0011】本発明組成物におけるイミダゾ−ル金属塩
複合体としては、イミダゾ−ル類化合物(例えば、2−
エチル−4−メチルイミダゾ−ル、1−メチルイミダゾ
−ル、1,2−ジメチルイミダゾ−ル、2−メチルイミ
ダゾ−ル、2−エチルイミダゾ−ル等のアルキルイミダ
ゾ−ル類、1−(2−カルバミルエチル)イミダゾ−ル
等のカルバミルアルキル置換イミダゾ−ル類、1−ベン
ジル−2−メチルイミダゾ−ル等のアルカリル置換イミ
ダゾ−ル類、1−ビニル−2−メチルイミダゾ−ル等の
アルケニル置換イミダゾ−ル類、1−アリル−2−エチ
ル−4−メチルイミダゾ−ル等のアリル置換イミダゾ−
ル類及びポリイミダゾ−ル等)と金属塩[例えば、金属
塩を形成する金属類(例えば、銅、ニッケル、コバル
ト、カルシウム、亜鉛、ジルコニウム、銀、クロム、マ
ンガン、錫、鉄、チタン、アンチモン、アルミニウム
等)のクロライド、ブロマイド、フルオライド、サルフ
ェ−ト、ニトレ−ト、アセテ−ト、マレ−ト、ステアレ
−ト、ベンゾエ−ト、メタクリレ−ト等の塩類]との複
合体が包含される。
複合体としては、イミダゾ−ル類化合物(例えば、2−
エチル−4−メチルイミダゾ−ル、1−メチルイミダゾ
−ル、1,2−ジメチルイミダゾ−ル、2−メチルイミ
ダゾ−ル、2−エチルイミダゾ−ル等のアルキルイミダ
ゾ−ル類、1−(2−カルバミルエチル)イミダゾ−ル
等のカルバミルアルキル置換イミダゾ−ル類、1−ベン
ジル−2−メチルイミダゾ−ル等のアルカリル置換イミ
ダゾ−ル類、1−ビニル−2−メチルイミダゾ−ル等の
アルケニル置換イミダゾ−ル類、1−アリル−2−エチ
ル−4−メチルイミダゾ−ル等のアリル置換イミダゾ−
ル類及びポリイミダゾ−ル等)と金属塩[例えば、金属
塩を形成する金属類(例えば、銅、ニッケル、コバル
ト、カルシウム、亜鉛、ジルコニウム、銀、クロム、マ
ンガン、錫、鉄、チタン、アンチモン、アルミニウム
等)のクロライド、ブロマイド、フルオライド、サルフ
ェ−ト、ニトレ−ト、アセテ−ト、マレ−ト、ステアレ
−ト、ベンゾエ−ト、メタクリレ−ト等の塩類]との複
合体が包含される。
【0012】上記複合体において、金属としては、焼付
けによる塗膜の変色がないことから、特に亜鉛を使用す
ることが好ましい。
けによる塗膜の変色がないことから、特に亜鉛を使用す
ることが好ましい。
【0013】上記複合体において、塩類としては、クロ
ライド、アセテ−トが好ましく、更にアセテ−トを使用
したイミダゾ−ル金属塩複合体はエポキシ樹脂との相溶
性が向上し、塗膜外観(光沢)、加工性などが良くなる
のでこのものを使用することが好ましい。
ライド、アセテ−トが好ましく、更にアセテ−トを使用
したイミダゾ−ル金属塩複合体はエポキシ樹脂との相溶
性が向上し、塗膜外観(光沢)、加工性などが良くなる
のでこのものを使用することが好ましい。
【0014】該イミダゾ−ル類化合物としては、好まし
くはアルキルイミダゾ−ル類、更に、好ましくは2−エ
チル−4−メチルイミダゾ−ル、2−メチルイミダゾ−
ルであり、更に低温硬化性の観点から2−メチルイミダ
ゾ−ルを使用することが好ましい。金属塩としては、好
ましくは亜鉛クロライド、亜鉛アセテ−ト、銅クロライ
ド等である。
くはアルキルイミダゾ−ル類、更に、好ましくは2−エ
チル−4−メチルイミダゾ−ル、2−メチルイミダゾ−
ルであり、更に低温硬化性の観点から2−メチルイミダ
ゾ−ルを使用することが好ましい。金属塩としては、好
ましくは亜鉛クロライド、亜鉛アセテ−ト、銅クロライ
ド等である。
【0015】また、イミダゾ−ル金属塩複合体で使用す
るイミダゾ−ル類化合物において、上記したイミダゾ−
ル類化合物とフェニルグリシジルエ−テルのようなモノ
エポキシドとをイミダゾ−ル類化合物1モルに対してモ
ノエポキシド約1〜2モルの範囲で付加反応させてなる
付加物(エポキシ変性イミダゾ−ル類化合物)を使用す
ることができる。このようにモノエポキシドで変性した
イミダゾ−ル類化合物を使用することにより硬化性を低
下させずに塗料貯蔵安定性を向上させることができると
いった利点がある。
るイミダゾ−ル類化合物において、上記したイミダゾ−
ル類化合物とフェニルグリシジルエ−テルのようなモノ
エポキシドとをイミダゾ−ル類化合物1モルに対してモ
ノエポキシド約1〜2モルの範囲で付加反応させてなる
付加物(エポキシ変性イミダゾ−ル類化合物)を使用す
ることができる。このようにモノエポキシドで変性した
イミダゾ−ル類化合物を使用することにより硬化性を低
下させずに塗料貯蔵安定性を向上させることができると
いった利点がある。
【0016】イミダゾ−ル金属塩複合体の配合割合は、
エポキシ基含有化合物100重量部(固形分)当たり、
約1〜40重量部、好ましくは約1〜10重量部の範囲
が好ましい。配合割合が約1重量部を下回ると硬化性が
低下し耐水性、耐蝕性、耐候性、加工性等が低下し、一
方、約40重量部を上回ると塗膜外観が低下するので好
ましくない。
エポキシ基含有化合物100重量部(固形分)当たり、
約1〜40重量部、好ましくは約1〜10重量部の範囲
が好ましい。配合割合が約1重量部を下回ると硬化性が
低下し耐水性、耐蝕性、耐候性、加工性等が低下し、一
方、約40重量部を上回ると塗膜外観が低下するので好
ましくない。
【0017】本発明組成物は、上記固形タイプのエポキ
シ基含有化合物を粉体塗料用基体樹脂として、このもの
にイミダゾ−ル金属複合体を配合してなる熱硬化型粉体
塗料組成物として使用することができる。また、上記エ
ポキシ基含有化合物及びイミダゾ−ル金属複合体の成分
以外に、エポキシ基含有化合物の架橋剤である公知のも
の、例えば、ポリカルボン酸、酸無水物、フェノ−ル樹
脂等のものを配合することができる。該架橋剤を配合し
た粉体塗料としては、例えば、前記ビスフェノ−ル/エ
ピクロルヒドリン型及び/又は前記ノボラック型エポキ
シ化合物に軟化点40〜100℃の高酸価(酸価100
〜500)ポリエステル樹脂を配合(エポキシ基含有化
合物/高酸価ポリエステル樹脂=20/80〜80/2
0重量比)してなるエポキシポリエステルハイブリッド
タイプの粉体塗料、前記ビスフェノ−ル/エピクロルヒ
ドリン型及び/又は前記ノボラック型エポキシ化合物に
軟化点40〜100℃のフェノ−ル樹脂を配合(エポキ
シ基含有化合物/フェノ−ル樹脂=95/5〜80/2
0重量比)したエポキシフェノ−ル粉体塗料、前記グリ
シジル(メタ)アクリレ−トの同重合体もしくはその他
のモノマ−との共重合体に、ポリカルボン酸(例えば、
アジピン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、ポリアジピ
ン酸、ポリアゼライン酸等)を配合(エポキシ基含有化
合物/ポリカルボン酸=95/5〜80/20重量比)
した酸硬化アクリル粉体塗料等が好適なものとして挙げ
ることができる。これらの架橋剤を配合した粉体塗料は
更に低温硬化性が向上するといった効果がある。
シ基含有化合物を粉体塗料用基体樹脂として、このもの
にイミダゾ−ル金属複合体を配合してなる熱硬化型粉体
塗料組成物として使用することができる。また、上記エ
ポキシ基含有化合物及びイミダゾ−ル金属複合体の成分
以外に、エポキシ基含有化合物の架橋剤である公知のも
の、例えば、ポリカルボン酸、酸無水物、フェノ−ル樹
脂等のものを配合することができる。該架橋剤を配合し
た粉体塗料としては、例えば、前記ビスフェノ−ル/エ
ピクロルヒドリン型及び/又は前記ノボラック型エポキ
シ化合物に軟化点40〜100℃の高酸価(酸価100
〜500)ポリエステル樹脂を配合(エポキシ基含有化
合物/高酸価ポリエステル樹脂=20/80〜80/2
0重量比)してなるエポキシポリエステルハイブリッド
タイプの粉体塗料、前記ビスフェノ−ル/エピクロルヒ
ドリン型及び/又は前記ノボラック型エポキシ化合物に
軟化点40〜100℃のフェノ−ル樹脂を配合(エポキ
シ基含有化合物/フェノ−ル樹脂=95/5〜80/2
0重量比)したエポキシフェノ−ル粉体塗料、前記グリ
シジル(メタ)アクリレ−トの同重合体もしくはその他
のモノマ−との共重合体に、ポリカルボン酸(例えば、
アジピン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、ポリアジピ
ン酸、ポリアゼライン酸等)を配合(エポキシ基含有化
合物/ポリカルボン酸=95/5〜80/20重量比)
した酸硬化アクリル粉体塗料等が好適なものとして挙げ
ることができる。これらの架橋剤を配合した粉体塗料は
更に低温硬化性が向上するといった効果がある。
【0018】また、本発明組成物は、上記固形エポキシ
基含有化合物及び/又は液状エポキシ基含有化合物を有
機溶剤に溶解もしくは分散させてなる有機溶剤溶液にイ
ミダゾ−ル金属複合体を配合してなる有機溶剤系塗料組
成物として使用することができる。該有機溶剤系塗料組
成物において、エポキシ基含有化合物に上記イミダゾ−
ル金属塩複合体以外にポリカルボン酸、酸無水物等の架
橋剤を配合することができる。有機溶剤系塗料組成物で
使用する有機溶剤としては、該エポキシ基含有化合物を
溶解もしくは分散でき、エポキシ基と実質的に反応しな
い有機溶剤が使用でき、具体的には、トルエン、キシレ
ン等の芳香族系、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−
ル等のアルコ−ル系、エチルセロソルブ、ブチルセロソ
ルブ等のエ−テル系、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系、酢酸ブチル、セロソルブアセテ−ト等のエステル
系等が挙げられる。
基含有化合物及び/又は液状エポキシ基含有化合物を有
機溶剤に溶解もしくは分散させてなる有機溶剤溶液にイ
ミダゾ−ル金属複合体を配合してなる有機溶剤系塗料組
成物として使用することができる。該有機溶剤系塗料組
成物において、エポキシ基含有化合物に上記イミダゾ−
ル金属塩複合体以外にポリカルボン酸、酸無水物等の架
橋剤を配合することができる。有機溶剤系塗料組成物で
使用する有機溶剤としては、該エポキシ基含有化合物を
溶解もしくは分散でき、エポキシ基と実質的に反応しな
い有機溶剤が使用でき、具体的には、トルエン、キシレ
ン等の芳香族系、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−
ル等のアルコ−ル系、エチルセロソルブ、ブチルセロソ
ルブ等のエ−テル系、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系、酢酸ブチル、セロソルブアセテ−ト等のエステル
系等が挙げられる。
【0019】本発明組成物には、上記した成分以外に
も、必要に応じて着色剤、充填剤、紫外線安定剤、紫外
線吸収剤、流動性調整剤、ハジキ防止剤、垂れ止め剤、
硬化剤(イミダゾ−ル化合物など)等が配合できる。
も、必要に応じて着色剤、充填剤、紫外線安定剤、紫外
線吸収剤、流動性調整剤、ハジキ防止剤、垂れ止め剤、
硬化剤(イミダゾ−ル化合物など)等が配合できる。
【0020】本発明組成物は、被塗物に塗装し、焼付け
(例えば、約120℃以上の温度)硬化させることによ
って塗膜を形成することができる。被塗物としては、金
属(鉄、アルミニウム等)、無機質(ガラス等)、プラ
スチック(ポリエステル等)及びこれらのものに表面処
理、下塗り等を施したものが使用できる。
(例えば、約120℃以上の温度)硬化させることによ
って塗膜を形成することができる。被塗物としては、金
属(鉄、アルミニウム等)、無機質(ガラス等)、プラ
スチック(ポリエステル等)及びこれらのものに表面処
理、下塗り等を施したものが使用できる。
【0021】塗装は、それ自体公知の方法、例えば、粉
体塗料では静電粉体塗装、摩擦帯電粉体塗装、流動浸漬
等の塗装方法及び有機溶剤系塗料では吹付け塗装、刷毛
塗装、ロ−ラ−塗装、流し塗り塗装等の塗装方法によっ
て行うことができる。
体塗料では静電粉体塗装、摩擦帯電粉体塗装、流動浸漬
等の塗装方法及び有機溶剤系塗料では吹付け塗装、刷毛
塗装、ロ−ラ−塗装、流し塗り塗装等の塗装方法によっ
て行うことができる。
【0022】塗装膜厚は、特に制限されないが、粉体塗
料の場合には約30μm〜1mm、好ましくは約50μ
m〜100μmの範囲が好適であり、有機溶剤系塗料の
場合には約10μm〜100μm、好ましくは約20μ
m〜50μmの範囲が好適である。
料の場合には約30μm〜1mm、好ましくは約50μ
m〜100μmの範囲が好適であり、有機溶剤系塗料の
場合には約10μm〜100μm、好ましくは約20μ
m〜50μmの範囲が好適である。
【0023】
【発明の効果】本発明組成物は、イミダゾ−ル金属塩複
合体が低温(40℃程度)ではエポキシ基の反応触媒と
して作用しないので塗料貯蔵安定性に優れ、また、加熱
(120℃程度)によってイミダゾ−ル金属塩複合体が
イミダゾ−ル類化合物と金属塩に解離し、再生したイミ
ダゾ−ル類化合物によってエポキシ基の反応を促進する
ことから、塗料貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた効果
を発揮するものである。
合体が低温(40℃程度)ではエポキシ基の反応触媒と
して作用しないので塗料貯蔵安定性に優れ、また、加熱
(120℃程度)によってイミダゾ−ル金属塩複合体が
イミダゾ−ル類化合物と金属塩に解離し、再生したイミ
ダゾ−ル類化合物によってエポキシ基の反応を促進する
ことから、塗料貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた効果
を発揮するものである。
【0024】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0025】イミダゾ−ル金属塩複合体Aの製造方法 2−エチル−4−メチルイミダゾ−ル440g(4モ
ル)をメタノ−ルに溶解し、続いてZnCl2 136g
(1モル)を添加し反応をおこなって固形分50重量%
のイミダゾ−ル金属塩複合体Aを製造した。
ル)をメタノ−ルに溶解し、続いてZnCl2 136g
(1モル)を添加し反応をおこなって固形分50重量%
のイミダゾ−ル金属塩複合体Aを製造した。
【0026】イミダゾ−ル金属塩複合体Bの製造方法 2−メチルイミダゾ−ル332g(4モル)をメタノ−
ルに溶解し、続いてZnCl2 136g(1モル)を添
加し反応をおこなって固形分50重量%のイミダゾ−ル
金属塩複合体Bを製造した。
ルに溶解し、続いてZnCl2 136g(1モル)を添
加し反応をおこなって固形分50重量%のイミダゾ−ル
金属塩複合体Bを製造した。
【0027】イミダゾ−ル金属塩複合体Cの製造方法 2−メチルイミダゾ−ル332g(4モル)をメタノ−
ルに溶解し、続いてZn(CH3 COO)2 ・2H2 O
220g(1モル)を添加し反応をおこなって固形分
50重量%のイミダゾ−ル金属塩複合体Cを製造した。
ルに溶解し、続いてZn(CH3 COO)2 ・2H2 O
220g(1モル)を添加し反応をおこなって固形分
50重量%のイミダゾ−ル金属塩複合体Cを製造した。
【0028】イミダゾ−ル金属塩複合体Dの製造方法 トルエン有機溶剤中に2メチルイミダゾ−ル83g(1
モル)及びフェニルグリシジルエ−テル150g(1モ
ル)を配合し、還流温度で2時間反応をおこなった後、
減圧により溶剤を除去してエポキシイミダゾ−ル付加物
を得た。次いで得られたエポキシイミダゾ−ル付加物2
33g(1モル)をメタノ−ルに溶解し、続いてCuC
l2 ・2H2 O 42.5g(0.25モル)を添加し
反応をおこなって固形分50重量%のイミダゾ−ル金属
塩複合体Dを製造した。
モル)及びフェニルグリシジルエ−テル150g(1モ
ル)を配合し、還流温度で2時間反応をおこなった後、
減圧により溶剤を除去してエポキシイミダゾ−ル付加物
を得た。次いで得られたエポキシイミダゾ−ル付加物2
33g(1モル)をメタノ−ルに溶解し、続いてCuC
l2 ・2H2 O 42.5g(0.25モル)を添加し
反応をおこなって固形分50重量%のイミダゾ−ル金属
塩複合体Dを製造した。
【0029】イミダゾ−ル金属塩複合体Eの製造方法 トルエン有機溶剤中に2メチルイミダゾ−ル83g(1
モル)及びフェニルグリシジルエ−テル150g(1モ
ル)を配合し、還流温度で2時間反応をおこなった後、
減圧により溶剤を除去してエポキシイミダゾ−ル付加物
を得た。次いで得られたエポキシイミダゾ−ル付加物2
33g(1モル)をメタノ−ルに溶解し、続いてZn
(CH3 COO)2 ・2H2 O 55g(0.25モ
ル)を添加し反応をおこなって固形分50重量%のイミ
ダゾ−ル金属塩複合体Eを製造した。実施例1〜9及び
比較例1〜6は有機溶剤系塗料に関するものである。
モル)及びフェニルグリシジルエ−テル150g(1モ
ル)を配合し、還流温度で2時間反応をおこなった後、
減圧により溶剤を除去してエポキシイミダゾ−ル付加物
を得た。次いで得られたエポキシイミダゾ−ル付加物2
33g(1モル)をメタノ−ルに溶解し、続いてZn
(CH3 COO)2 ・2H2 O 55g(0.25モ
ル)を添加し反応をおこなって固形分50重量%のイミ
ダゾ−ル金属塩複合体Eを製造した。実施例1〜9及び
比較例1〜6は有機溶剤系塗料に関するものである。
【0030】実施例1 エピコ−ト1001(油化シェルエポキシ株式会社製、
商品名、ビスフェノ−ルA−エピクロルヒドリン、エポ
キシ当量425〜550、分子量900、融点64〜7
6℃)60gをキシロ−ル40gに溶解して固形分60
重量%のエポキシ樹脂溶液を得た。次いで、該エポキシ
樹脂溶液167g(固形分100g)に固形分50重量
%イミダゾ−ル金属塩複合体E10g(固形分5g)を
配合して実施例1のものを得た。
商品名、ビスフェノ−ルA−エピクロルヒドリン、エポ
キシ当量425〜550、分子量900、融点64〜7
6℃)60gをキシロ−ル40gに溶解して固形分60
重量%のエポキシ樹脂溶液を得た。次いで、該エポキシ
樹脂溶液167g(固形分100g)に固形分50重量
%イミダゾ−ル金属塩複合体E10g(固形分5g)を
配合して実施例1のものを得た。
【0031】実施例2〜9 表1に記載のものを配合して実施例2〜9のものを得
た。
た。
【0032】比較例1〜6 表1に記載のものを配合して比較例1〜6のものを得
た。
た。
【0033】
【表1】
【0034】表1においてエピクロンFK−5300は
大日本インキ株式会社製、商品名、エポキシ当量37
0、ノボラックエポキシ樹脂、固形分70重量%のもの
である ZX−798は東都化成株式会社製、商品名、フェノ−
ル当量700のフェノ−ル樹脂をキシレンに溶解(固形
分60重量%)したものである 実施例及び比較例の塗料性能及び塗膜性能結果を表2に
示す。
大日本インキ株式会社製、商品名、エポキシ当量37
0、ノボラックエポキシ樹脂、固形分70重量%のもの
である ZX−798は東都化成株式会社製、商品名、フェノ−
ル当量700のフェノ−ル樹脂をキシレンに溶解(固形
分60重量%)したものである 実施例及び比較例の塗料性能及び塗膜性能結果を表2に
示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2において塗料及び塗膜性能試験は下記
の方法で行った。
の方法で行った。
【0037】初期塗膜性能試験 塗装板の調整:燐酸亜鉛処理した鋼板に乾燥膜厚が約4
0μmになるようにスプレ−塗装し、130℃℃で20
分間焼付けを行ったものを試験として使用した。
0μmになるようにスプレ−塗装し、130℃℃で20
分間焼付けを行ったものを試験として使用した。
【0038】鏡面反射率:JIS K−5400の60
度鏡面光沢度を測定した。
度鏡面光沢度を測定した。
【0039】塗膜外観:塗膜表面を目視で観察し評価し
た。○は平滑性、チヂミ等の異常がないもの、△は平滑
性、チヂミ等の異常が認められるもの、×は平滑性、チ
ヂミ等の異常が著しく認められるもの 塗膜の変色:焼付け前の塗膜の色と焼付け後の塗膜の色
とを比較して着色の変化(変色)を目視で観察し評価し
た。○は変色がなく良好なもの、△は変色が認められる
もの、×は変色が著しく認められるもの 硬化性:塗膜表面をメチルエチルケトンを含浸させたガ
−ゼを指先で強く往復50回払拭した後の外観を目視評
価した。○は表面に異常がなく硬化性が良いもの、△は
わずかに表面に傷が認められ硬化性が劣るもの、×は表
面が溶解し硬化性が著しく劣るもの 屈曲性:耐屈曲試験機(直径10mm芯棒)を用いてJ
IS K−5700に準じて試験を行った。◎はワレ、
ハガレが全くないもの、○は小さなヒビ割れが認めわれ
るが剥がれなどはなく良好なもの、△はワレ、ハガレが
認められるもの、×はワレ、ハガレが著しく認められる
もの 耐衝撃性:デュポン衝撃試験機を用いて行った。重さ5
00g、撃心の直径1/2インチの条件で50cmの高
さから500gの重しを落下させ塗膜のワレ、ハガレを
観察した。◎はワレ、ハガレが全くないもの、○は小さ
なヒビ割れが認めわれるが剥がれなどはなく良好なも
の、△はワレ、ハガレが認められるもの、×はワレ、ハ
ガレが著しく認められるもの 塗料の貯蔵安定性:塗料を粘度約2ポイズになるように
希釈したものを試料として用いた。試料を40℃−3日
間密閉状態で貯蔵した後、試料の粘度を測定して下記の
基準で評価した。○は粘度上昇が0〜10ポイズのも
の、△は11〜100ポイズのもの、×はゲル化のもの
を示す 貯蔵後の塗膜性能試験 上記で貯蔵試験を行った塗料を用いて上記と同様の塗膜
性能試験を行った。実施例10〜18及び比較例7〜1
2は粉体塗料に関するものである。
た。○は平滑性、チヂミ等の異常がないもの、△は平滑
性、チヂミ等の異常が認められるもの、×は平滑性、チ
ヂミ等の異常が著しく認められるもの 塗膜の変色:焼付け前の塗膜の色と焼付け後の塗膜の色
とを比較して着色の変化(変色)を目視で観察し評価し
た。○は変色がなく良好なもの、△は変色が認められる
もの、×は変色が著しく認められるもの 硬化性:塗膜表面をメチルエチルケトンを含浸させたガ
−ゼを指先で強く往復50回払拭した後の外観を目視評
価した。○は表面に異常がなく硬化性が良いもの、△は
わずかに表面に傷が認められ硬化性が劣るもの、×は表
面が溶解し硬化性が著しく劣るもの 屈曲性:耐屈曲試験機(直径10mm芯棒)を用いてJ
IS K−5700に準じて試験を行った。◎はワレ、
ハガレが全くないもの、○は小さなヒビ割れが認めわれ
るが剥がれなどはなく良好なもの、△はワレ、ハガレが
認められるもの、×はワレ、ハガレが著しく認められる
もの 耐衝撃性:デュポン衝撃試験機を用いて行った。重さ5
00g、撃心の直径1/2インチの条件で50cmの高
さから500gの重しを落下させ塗膜のワレ、ハガレを
観察した。◎はワレ、ハガレが全くないもの、○は小さ
なヒビ割れが認めわれるが剥がれなどはなく良好なも
の、△はワレ、ハガレが認められるもの、×はワレ、ハ
ガレが著しく認められるもの 塗料の貯蔵安定性:塗料を粘度約2ポイズになるように
希釈したものを試料として用いた。試料を40℃−3日
間密閉状態で貯蔵した後、試料の粘度を測定して下記の
基準で評価した。○は粘度上昇が0〜10ポイズのも
の、△は11〜100ポイズのもの、×はゲル化のもの
を示す 貯蔵後の塗膜性能試験 上記で貯蔵試験を行った塗料を用いて上記と同様の塗膜
性能試験を行った。実施例10〜18及び比較例7〜1
2は粉体塗料に関するものである。
【0040】実施例10 エピコ−ト1004(油化シェルエポキシ株式会社製、
商品名、ビスフェノ−ルA−エピクロルヒドリン、エポ
キシ当量875〜1025、分子量1400、融点90
〜103℃)1000g、イミダゾ−ル金属塩複合体E
50g(固形分)を配合してヘンシェルミキサ−で乾式
分散混合した後、2軸溶融混合分散し、冷却後、粗粉
砕、微粉砕、濾過(150メッシュ)を行って実施例1
0の粉体塗料を得た。
商品名、ビスフェノ−ルA−エピクロルヒドリン、エポ
キシ当量875〜1025、分子量1400、融点90
〜103℃)1000g、イミダゾ−ル金属塩複合体E
50g(固形分)を配合してヘンシェルミキサ−で乾式
分散混合した後、2軸溶融混合分散し、冷却後、粗粉
砕、微粉砕、濾過(150メッシュ)を行って実施例1
0の粉体塗料を得た。
【0041】実施例11〜18 表3に記載のものを配合して実施例10と同様にして実
施例11〜18の粉体塗料を得た。
施例11〜18の粉体塗料を得た。
【0042】比較例7〜12 表3に記載のものを配合して実施例10と同様にして比
較例7〜12の粉体塗料を得た。
較例7〜12の粉体塗料を得た。
【0043】
【表3】
【0044】表3においてエピクロン5800は大日本
インキ株式会社製、商品名、エポキシ当量750〜85
0、ノボラックエポキシ樹脂、融点96〜100℃のも
のである ユピカコ−トGV−340は日本ユピカ株式会社製、商
品名、融点126℃、酸価32の高酸価ポリエステル樹
脂である 実施例及び比較例の塗料及び塗膜性能結果を表4に示
す。
インキ株式会社製、商品名、エポキシ当量750〜85
0、ノボラックエポキシ樹脂、融点96〜100℃のも
のである ユピカコ−トGV−340は日本ユピカ株式会社製、商
品名、融点126℃、酸価32の高酸価ポリエステル樹
脂である 実施例及び比較例の塗料及び塗膜性能結果を表4に示
す。
【0045】
【表4】
【0046】表4において塗料及び塗膜性能試験は次ぎ
の方法で行った。
の方法で行った。
【0047】初期塗膜性能試験 塗装板の調整:燐酸亜鉛処理した鋼板に膜厚が約80μ
mになるように静電粉体塗装を行い、140℃で30分
間焼付けを行ったものを試験として使用した。鏡面反射
率、塗膜外観、硬化性、屈曲性及び耐衝撃性試験は上記
と同様の方法で行った。
mになるように静電粉体塗装を行い、140℃で30分
間焼付けを行ったものを試験として使用した。鏡面反射
率、塗膜外観、硬化性、屈曲性及び耐衝撃性試験は上記
と同様の方法で行った。
【0048】塗膜の変色:焼付け前の塗膜は140℃で
5分間以下で焼付け(塗膜は溶融するが未硬化塗膜状
態)たものを使用した以外は上記と同様の方法で行った 貯蔵後の塗膜性能試験 粉体塗料を40℃で3日間貯蔵した後、上記と同様の塗
膜性能試験を行った。
5分間以下で焼付け(塗膜は溶融するが未硬化塗膜状
態)たものを使用した以外は上記と同様の方法で行った 貯蔵後の塗膜性能試験 粉体塗料を40℃で3日間貯蔵した後、上記と同様の塗
膜性能試験を行った。
Claims (9)
- 【請求項1】エポキシ基含有化合物に、イミダゾ−ル金
属塩複合体を配合してなることを特徴とする熱硬化型塗
料組成物。 - 【請求項2】イミダゾ−ル金属塩複合体を構成するイミ
ダゾ−ルが、2−エチル−4−メチルイミダゾ−ル、2
−メチルイミダゾ−ルから選ばれる少なくとも1種のイ
ミダゾ−ル類化合物であることを特徴とする請求項1に
記載の熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項3】イミダゾ−ル金属塩複合体を構成するイミ
ダゾ−ルが、モノエポキシドとイミダゾ−ル類化合物と
の付加物であることを特徴とする請求項1又は2に記載
の熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項4】モノエポキシドが、フェニルグリシジルエ
−テルであることを特徴とする請求項3に記載の熱硬化
型塗料組成物。 - 【請求項5】イミダゾ−ル金属塩複合体を構成する金属
塩が、亜鉛塩であることを特徴とする請求項1に記載の
熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項6】イミダゾ−ル金属塩複合体を構成する金属
塩が、亜鉛クロライド、亜鉛アセテ−トから選ばれる少
なくとも1種の金属塩であることを特徴とする請求項1
に記載の熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項7】イミダゾ−ル金属塩複合体が、エポキシ基
含有化合物100重量部に対して1〜40重量部の範囲
で配合してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か1つに記載の熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項8】熱硬化型塗料組成物が、エポキシ/フェノ
−ル硬化型塗料組成物又はエポキシ/酸硬化型塗料組成
物であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つ
に記載の熱硬化型塗料組成物。 - 【請求項9】熱硬化型塗料組成物が、熱硬化型粉体塗料
組成物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
1つに記載の熱硬化型塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15941196A JPH09208892A (ja) | 1995-11-30 | 1996-06-20 | 熱硬化型塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-312395 | 1995-11-30 | ||
JP31239595 | 1995-11-30 | ||
JP15941196A JPH09208892A (ja) | 1995-11-30 | 1996-06-20 | 熱硬化型塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208892A true JPH09208892A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=26486223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15941196A Pending JPH09208892A (ja) | 1995-11-30 | 1996-06-20 | 熱硬化型塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09208892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106459380A (zh) * | 2014-06-26 | 2017-02-22 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 快速固化树脂组合物、其制造与用途 |
CN113278132A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-08-20 | 浙江理工大学 | 一种环氧树脂固化剂及其制备方法 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15941196A patent/JPH09208892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106459380A (zh) * | 2014-06-26 | 2017-02-22 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 快速固化树脂组合物、其制造与用途 |
US20170096554A1 (en) * | 2014-06-26 | 2017-04-06 | Dow Global Technologies Llc | Fast curing resin compositions, manufacture and use thereof |
JP2017519079A (ja) * | 2014-06-26 | 2017-07-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 速硬化性樹脂組成物、その製造、及び使用 |
CN113278132A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-08-20 | 浙江理工大学 | 一种环氧树脂固化剂及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1030015A (ja) | エポキシ樹脂用硬化触媒及びそれを用いてなる熱硬化性塗料組成物 | |
EP0322807B1 (en) | Hybrid powder coating curing system | |
US20040235984A1 (en) | Coating powders, methods of manufacture thereof, and articles formed therefrom | |
JP5175509B2 (ja) | 粉体塗料組成物 | |
JPS61228059A (ja) | エポキシ樹脂塗料用組成物 | |
JPH11300271A (ja) | 複層粉体塗膜の形成方法 | |
GB2325235A (en) | Powder coating material | |
EP1361257B1 (en) | Coating powders, methods of manufacture thereof, and articles formed therefrom | |
JP2871409B2 (ja) | 切削加工用鋳物に塗膜を形成する方法 | |
JP3390865B2 (ja) | 鋳鉄管用粉体塗料 | |
JPH09208892A (ja) | 熱硬化型塗料組成物 | |
EP1287055A1 (en) | Powder compositions for heat sensitive substrates | |
JPH10152644A (ja) | 鋳鉄管用粉体塗料 | |
JP3283224B2 (ja) | 外面塗装鋳鉄管の製法および外面塗装鋳鉄管 | |
JP3282097B2 (ja) | 鋳鉄管用粉体塗料 | |
JP2001152083A (ja) | 金属製管用熱硬化性エポキシ粉体塗料及びそれを使用した被覆金属製管 | |
JPH09100425A (ja) | 鋳造物用粉体塗料 | |
JP3946589B2 (ja) | 管用粉体塗料組成物 | |
JPH11515052A (ja) | 粉体塗料用レベリング剤 | |
JPS6228193B2 (ja) | ||
JP2003286435A (ja) | 熱硬化型エポキシ樹脂粉体塗料 | |
JPS6369871A (ja) | エポキシ樹脂塗料用組成物 | |
JP3870836B2 (ja) | 粉体塗料用エポキシ樹脂組成物 | |
JPS59115322A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP2778182B2 (ja) | エポキシ系粉体塗料組成物 |