JPH09208529A - (メタ)アクリル系単量体およびそれを用いたプラスチック光学材料 - Google Patents

(メタ)アクリル系単量体およびそれを用いたプラスチック光学材料

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JPH09208529A
JPH09208529A JP2153896A JP2153896A JPH09208529A JP H09208529 A JPH09208529 A JP H09208529A JP 2153896 A JP2153896 A JP 2153896A JP 2153896 A JP2153896 A JP 2153896A JP H09208529 A JPH09208529 A JP H09208529A
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JP
Japan
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meth
acrylate
acrylic monomer
monomer
optical material
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JP2153896A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Tanaka
克佳 田中
Takanori Fujita
隆範 藤田
Hideji Ichikawa
秀二 市川
Masaru Matsushima
勝 松島
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Original Assignee
NOF Corp
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られる重合体の屈折率、耐熱性および耐衝
撃性などの物性を維持しつつ、アッベ数に優れ、色収差
を抑制できる(メタ)アクリル系単量体およびそれを用
いたプラスチック光学材料を提供する。 【解決手段】 (メタ)アクリル系単量体は下記一般式
(1)で表されるものである。また、プラスチック光学
材料は、この(メタ)アクリル系単量体の単独重合体ま
たは(メタ)アクリル系単量体を必須成分として得られ
る共重合体よりなる。 【化1】 (但し、式中R1 は水素またはメチル基であり、R2
炭素数2〜6のアルキレン基である。R3 およびR4
それぞれ水素、アルキル基またはR3 とR4 で環構造を
形成する基であって、R3 とR4 の炭素数の総和が3〜
15となる基である。また、Xは塩素、臭素、ヨウ素ま
たは炭素数1〜4のアルキル基、mは0、1又は2であ
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、眼鏡用プラスチ
ックレンズなどとして好適に使用される(メタ)アクリ
ル系単量体および耐衝撃性に優れ、且つアッベ数が高
く、色収差が抑制されたプラスチック光学材料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、眼鏡レンズの分野においては、無
機ガラスに代わって有機ガラスが広く用いられている。
有機ガラスが用いられている理由は、有機ガラスが耐衝
撃性、軽量性、成形性および染色性に優れているからで
ある。
【0003】このような有機ガラスを形成する樹脂とし
ては、ポリメチルメタクリレ−ト、ポリジエチレングリ
コ−ルビスアリルカ−ボネ−ト、ポリスチレン、ポリカ
−ボネ−トなどが挙げられる。
【0004】しかしながら、ポリメチルメタクリレ−ト
は、色収差の程度を示すアッベ数が58と大きく優れて
いるものの、屈折率が1.49程度と低く、強度の近視
のためのレンズを作製する場合、レンズのコバを厚くし
なければならないという問題がある。
【0005】ところで、アッベ数は、光の分散の程度を
表す指数である。分散は、可視光線領域における屈折率
の分布状態であり、分散が小さいとは領域内での屈折率
の差が小さいことであり、色収差が起こりにくいことを
意味する。通常、この分散の大きさはその逆数とも云え
るアッベ数を用いて表現される。すなわち、分散が大き
いときはそのアッベ数は小さい値を示し、逆に分散が小
さいときはそのアッベ数は大きくなりレンズとして優れ
ている。
【0006】前記ポリジエチレングリコ−ルビスアリル
カ−ボネ−トは、耐衝撃性に優れ、さらにアッベ数も5
8と大きい。しかし、比重が1.33程度と比較的大き
く、またポリメチルメタクリレ−トと同様に屈折率が
1.49程度と低いため、強度の近視のためのレンズを
作製する場合、レンズのコバを厚くしなければならな
い。
【0007】また、ポリスチレンは屈折率が1.59と
高く、比重が1.05と小さく優れているが、耐熱性、
耐候性およびハ−ドコ−ト皮膜の密着性に劣っているう
えにアッベ数も31と小さい。
【0008】ポリカ−ボネ−トは、屈折率が1.58と
高く、耐衝撃性に優れた樹脂である。しかし、射出成
形、圧縮成形等によって成形されるため、成形物に流れ
が生じやすく、複屈折が生じやすい欠点があり、しかも
容易に傷つきやすい等表面硬度に問題がある。
【0009】そこで、最近では、下記化学式(2)で表
されるビスフェノ−ルAのアクリル酸誘導体のモノマ−
を用いて得られる樹脂が提案されている(特公平6−9
3041号公報)。
【0010】
【化2】 (但し、R1 は水素又はメチル基、R2 は炭素数2〜6
のアルキレン基である。)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この特公平6−930
41号公報に開示されているビスフェノ−ルAのアクリ
ル酸誘導体を重合してなる成形物では、ビスフェノ−ル
A骨格に基づいて屈折率が高く、しかもカ−ボネ−ト基
が導入されていることで耐衝撃性が改善されている。と
ころが、この成形物より得られるプラスチック光学材料
は、アッベ数が39程度であるために、色収差の改善は
十分とは云えない。
【0012】この発明は、以上のような従来技術の問題
に着目してなされたものである。その目的とするところ
は、得られる重合体の屈折率、耐熱性および耐衝撃性な
どの物性を維持しつつ、アッベ数に優れ、色収差を抑制
できる(メタ)アクリル系単量体およびそれを用いたプ
ラスチック光学材料を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の(メタ)アクリル系単量体〔この明細
書では、アクリルとメタクリルを(メタ)アクリルと総
称する〕は、下記一般式(1)で表されるものである。
【0014】
【化3】 (但し、式中R1 は水素またはメチル基であり、R2
炭素数2〜6のアルキレン基である。R3 およびR4
それぞれ水素、アルキル基またはR3 とR4 で環構造を
形成する基であって、R3 とR4 の炭素数の総和が3〜
15となる基である。また、Xは塩素、臭素、ヨウ素ま
たは炭素数1〜4のアルキル基、mは0、1又は2であ
る。) 第2の発明のプラスチック光学材料は、第1の発明の
(メタ)アクリル系単量体の単独重合体または前記(メ
タ)アクリル系単量体を必須成分とする共重合体よりな
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態について詳細に説明する。(メタ)アクリル系単量
体は前記一般式(1)で表され、一般式(1)中R1
水素またはメチル基であり、R2 は炭素数2〜6のアル
キレン基である。R2としては、炭素数2〜4であるこ
とが得られる光学材料の表面硬度や耐衝撃性を保持する
ために好ましい。また、R3 およびR4 はそれぞれ水
素、アルキル基またはR3 とR4 で環構造を形成する基
であって、R3 とR4 の炭素数の総和が3〜15となる
基である。なお、R3 とR4 のいずれかが水素である場
合、他のR 3 またはR4 は炭素数が3〜15である。
【0016】このR3 ,R4 の総炭素数が3から15の
アルキル基であることが特徴の1つであるが、その総炭
素数が多すぎると屈折率が小さくなってしまい、また総
炭素数が少なすぎるとアッベ数が小さくなってしまうた
めに、総炭素数は4〜12が好ましく、5〜8がさらに
好ましく、5〜7が特に好ましい。
【0017】また、R3 とR4 とは同一でも異なってい
てもよい。これらR3 とR4 がシグマ(σ)結合からな
るアルキル基であることにより、得られる重合体よりな
る光学材料のアッベ数が高くなる。
【0018】Xは塩素、臭素、ヨウ素で、好ましくは塩
素、臭素、または炭素数1〜4のアルキル基である。ま
た、mは0、1又は2である。これらの官能基は適宜選
択、組合わされることによって種々の化合物が例示され
る。
【0019】それらの代表的な化合物を例示すると、下
記の化学式(4)〜(13)に示される化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】
【化13】 前記一般式(1)で表される(メタ)アクリル系単量体
は新規化合物であり、その合成方法は、(メタ)アクリ
ル酸エステルのクロルギ酸エステル体とジフェノ−ル体
とを有機溶媒中にて塩基存在下で反応させることによっ
て合成される。また、別法としてジフェノ−ルのクロル
ギ酸エステル体と(メタ)アクリル酸エステルのアルコ
−ル体とを有機溶媒中にて塩基存在下で反応させること
によっても合成される。
【0030】プラスチック光学材料は、一般式(1)で
表される(メタ)アクリル系単量体を単独重合または
(メタ)アクリル系単量体を必須成分とし他の重合可能
な単量体を併用して共重合することによって得られる。
【0031】一般式(1)で表される(メタ)アクリル
系単量体と併用できる他の重合可能な単量体としては、
重合性モノマ−例えば、ビニル芳香族単量体としてはス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、エチル
スチレン、p−クロロスチレン、o−クロロスチレン、
クロロメチルスチレン、p−ブロモスチレン、m−ブロ
モスチレン、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、
ビニルフェノ−ル、ビニルナフタレン、ビニルカルバゾ
−ル、ビニルピリジン、ビニルチオフェン、ビニルフラ
ン等が挙げられる。
【0032】さらに、他の例としては、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、(メタ)アクリル
酸、メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アク
リレ−ト、イソプロピル(メタ)アクリレ−ト、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレ−ト、グリシジル(メ
タ)アクリレ−ト、テトラヒドロフリル(メタ)アクリ
レ−ト、メチルトリグリコ−ル(メタ)アクリレ−ト、
n−ブトキシエチル(メタ)アクリレ−ト、メトキシジ
エチレングリコ−ル(メタ)アクリレ−ト、メトキシテ
トラエチレングリコ−ル(メタ)アクリレ−ト、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレ−ト、フェノキシプロピル
(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レ−ト、アリル (メタ)アクリレ−ト、フェニル(メ
タ)アクリレ−ト、ベンジル(メタ)アクリレ−ト、p
−クロルフェニル(メタ)アクリレ−ト、p−クロルベ
ンジル(メタ)アクリレ−ト、p−ブロモフェニル(メ
タ)アクリレ−ト、p−ブロモベンジル(メタ)アクリ
レ−ト、ナフチル(メタ)アクリレ−ト、(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリロニトリル、2−ヒドロキシ−3−
フェノキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、エチレング
リコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジ
オ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,3−ブチレングリ
コ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−ト、ポリエチレングリコ−ルジ
(メタ)アクリレ−ト、プロピレングリコ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、ジプロピレングリコ−ルジ(メタ)
アクリレ−ト、ポリプロピレングリコ−ルジ(メタ)ア
クリレ−ト、グリセリンジ(メタ)アクリレ−ト、3−
アクリロイルグリセリンモノメタクリレ−ト、トリメチ
ロ−ルプロパントリ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリ
スリト−ルテトラ(メタ)アクリレ−ト、2,2−ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(メ
タ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシト
リエトキシフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−
(メタ)アクリロイルオキシテトラエトキシフェニル]
プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオ
キシヘキサエトキシフェニル]プロパン、2,2−ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシプロピルオキシフェ
ニル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロ
イルオキシポリエトキシフェニル]プロパン、2,2−
ビス[4−(3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒ
ドロキシプロピルオキシ)フェニル]プロパン、ビスフ
ェノ−ルS−ジ(メタ)アクリレ−ト、ビスフェノ−ル
ケトンジ(メタ)アクリレ−ト、ビスフェノ−ルスルフ
ィドジ(メタ)アクリレ−ト、ビスフェノ−ルA−ジグ
リシジル(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパ
ントリ(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ルビ
スアリルカ−ボネ−ト、ジイソプロピルフマレ−ト、ジ
イソプロピルマレ−ト、ジアリルフマレ−ト、ジアリル
マレ−ト、ジベンジルフマレ−ト、ジベンジルマレ−
ト、ジベンジルメサコネ−ト、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、
テレフタル酸ジアリル、シアヌル酸アリル、イソシアヌ
ル酸アリル、ナフタレンジカルボン酸ジアリル、アリル
メタクリレ−ト等が挙げられる。これらの単量体は、単
独または混合物として使用される。
【0033】共重合体において、一般式(1)で表され
る(メタ)アクリル系単量体と上記各種単量体との組成
比は、所望の光学材料に要求される光学特性、機械的特
性及び製造の際要求される重合条件等により異なるため
一律には限定できないが、一般式(1)で表される(メ
タ)アクリル系単量体が10重量%以上、好ましくは2
0重量%以上となるようにするのが望ましい。かかる量
より少ない場合、得られる共重合体は、アッベ数、耐衝
撃性および屈折率の向上効果は得られない。
【0034】次に、所定形状の光学材料成形物を調製す
るためには、例えば加熱硬化法と活性エネルギ−線硬化
法がある。加熱硬化法は、前述の単量体と重合開始剤を
混合して単量体混合物を調製し、これを所望形状の成形
凹部を有する金型内に流し込んで加熱硬化させる方法で
ある。
【0035】その際用いられる重合開始剤としては、1
0時間半減期温度が120℃以下のアゾ系重合開始剤ま
たは有機過酸化物が使用される。これらの重合開始剤は
1種又は2種以上が用いられる。この重合開始剤のうち
アゾ系重合開始剤としては、例えば2,2−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2−アゾビス(2−メチロ
ブチロニトリル)、1,1−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス
イソブチレ−ト等が好ましい。
【0036】また、有機過酸化物としては、過酸化ベン
ゾイル、ジイソプロピルパ−オキシジカ−ボネ−ト、ジ
−n−プロピルパ−オキシジカ−ボネ−ト、ビス(4−
t−ブチルシクロヘキシル)パ−オキシジカ−ボネ−
ト、t−ブチルパ−オキシイソプロピルカ−ボネ−ト、
t−ブチルパ−オキシベンゾエ−ト、t−ブチルパ−オ
キシ−2−エチルヘキサノエ−ト、t−ブチル パ−オ
キシネオデカノエ−ト、ジ−t−ブチルパ−オキサイ
ド、1,1−ビス(t−ブチル)パ−オキシ−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等が好ましい。
【0037】この重合開始剤の使用量は、単量体組成物
中0.05〜5重量%が好適で、0.1〜4重量%がさ
らに好適である。この使用量が0.05重量%未満の場
合は単量体の硬化が不十分で、得られる成形物の物性が
低下し、5重量%を越える場合は硬化反応の制御が困難
となり、成形物表面にクラックが生じ易くなるので好ま
しくない。
【0038】また、硬化反応時には、酸素による硬化速
度の低下や成形物の着色を防ぐため、不活性ガスたとえ
ば窒素、ヘリウム、二酸化炭素等で置換もしくはその雰
囲気下で行うことが望ましい。硬化温度および硬化時間
は、使用する硬化剤により異なるが、20〜130℃の
範囲で5〜48時間とするのが好ましい。硬化時間の短
縮、硬化反応の完結および未反応の硬化剤の分解処理を
目的として適時昇温することができる。例えば、使用す
る硬化剤の10時間半減期温度より約30℃低い温度か
ら徐々に昇温し、最終的には10時間半減期温度より約
30℃高い温度で硬化を完結させる。
【0039】このような加熱硬化により得られる成形物
には内部歪みが存在するので、好ましくは100〜14
0℃、さらに好ましくは110〜130℃で加熱し、3
0分以上6時間未満、好ましくは1〜4時間アニ−リン
グ処理を行うのが良い。また、単量体組成物の粘度が低
い場合、あるいは硬化収縮の大きい場合には予め予備重
合を行った後に所望の金型内に仕込んで硬化させること
ができる。
【0040】一方、活性エネルギ−線硬化法は、単量体
と増感剤を型内に仕込み、紫外線や電子線などの活性エ
ネルギ−線を照射して硬化させる方法である。増感剤と
しては、例えばベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフ
ェノン、4−フェノキシベンゾフェノン、2,2−ジエ
トキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケ
タ−ル等が挙げられる。これらは単独または混合物とし
て用いられる。
【0041】増感剤の使用量は、単量体組成物中0.0
1〜1重量%が好ましく、0.02〜0.5重量%がさ
らに好ましい。使用量が0.01重量%未満の場合には
単量体の重合が不十分となり、得られる成形物の物性が
低下する。1重量%を越える場合は重合反応の制御が困
難となり、成形物に着色や表面クラックが生じ易くなる
ので好ましくない。
【0042】硬化反応時には、酸素による硬化速度の低
下や成形物の着色を防ぐため、不活性ガスたとえば窒
素、ヘリウム、二酸化炭素等で置換もしくはその雰囲気
下で行うことが望ましい。活性エネルギ−線としては、
波長200〜600nm程度の範囲のものが好ましい。
また、その線源としてはケミカルランプ、キセノンラン
プ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、金属ハロゲンランプ等が
挙げられる。さらに、硬化成形物の内部歪みを除去する
ために加熱硬化法と同様のアニ−リング処理を施すのが
好ましい。
【0043】また、加熱硬化法と活性エネルギ−線硬化
法を併用することができる。すなわち、単量体に重合開
始剤および増感剤を混合し、重合開始剤による加熱予備
重合を行った後、所望の型内に仕込み、活性エネルギ−
線による重合を行う。逆に、活性エネルギ−線による重
合を行った後に、加熱重合によって重合を完結すること
ができる。
【0044】なお、単量体組成物に必要に応じて染料、
顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、各種安定
剤、帯電防止剤、フォトクロミック化合物、蛍光増白
剤、内部離型剤、重合度調製剤等を添加することができ
る。
【0045】次に、光学材料用成形物は前記単量体を加
熱硬化法または活性エネルギ−線硬化法により型内で重
合すると同時に所定形状に成形することによって得られ
る。あるいは、この光学材料用成形物は単量体を加熱硬
化法または活性エネルギ−線硬化法により予備重合した
後、型内でさらに重合して所定形状に成形することによ
り得られる。さらに、光学材料用成形物は単量体を加熱
硬化法または活性エネルギ−線硬化法により重合して一
定形状の成形物を得、この成形物をレンズ形状に切削研
磨することにより得られる。
【0046】また、成形物の表面にハ−ドコ−ト皮膜を
設け、表面の耐磨耗性をさらに向上させることができ
る。このハ−ドコ−ト剤の塗布は、硬化終了後の成形物
またはハ−ドコ−ト皮膜の密着性を向上させるためにプ
ライマ−液が塗布された成形物に対して行われる。プラ
イマ−液としては、ポリウレタンやメラミン等の溶液が
用いられる。塗布方法としては、デッピング法、スピン
コ−ト法、フロ−コ−トイ法、スプレ−法等が採用され
る。
【0047】さらに、成形物表面に反射防止膜を設け、
表面反射を抑制することによって可視光線透過率を高め
ることができる。以上のように、この実施形態によれ
ば、次のような効果が発揮される。 (a)一般式(1)で示される(メタ)アクリル系単量
体中のR3 とR4 とは、炭素数の総和が3以上となるよ
うに、主にシグマ(σ)結合を有するアルキル基で構成
されている。このため、得られる重合体よりなるプラス
チック光学材料のアッベ数をシグマ結合の数の増大に伴
って40以上まで高めることができ、色収差を抑制する
ことができる。 (b)一般式(1)中にはベンゼン環が含まれているた
め、光学材料の屈折率を高めることができる。 (c)(メタ)アクリル系単量体中には、2つの(メ
タ)アクリル基が含まれていることから、重合体は架橋
構造を有し、光学材料の耐熱性を向上させることができ
る。 (d)(メタ)アクリル系単量体は、カーボネート基
(−OCOO−)を有するとともに、2つの(メタ)ア
クリル基を有することから、得られる光学材料の耐衝撃
性を改善することができる。
【0048】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げてこの発
明をさらに具体的に説明するが、この発明はこれらの実
施例により何ら限定されるものではない。また、以下の
説明で用いる単量体の略記号を下記に示す。
【0049】単量体の略記号 MONO−1は前記化学式(4)の化合物を示す。MO
NO−2は前記化学式(6)の化合物を示す。
【0050】MONO−3は前記化学式(7)の化合物
を示す。MONO−4は前記化学式(12)の化合物を
示す。MONO−Rは下記化学式(14)の化合物を示
す。
【0051】
【化14】 St: スチレン Bz: ベンジルメタクリレ−ト 上記単量体MONO−1〜MONO−4の合成を実施例
で説明する。 (実施例1、MONO−1の合成)窒素雰囲気下、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン200g
(0.745mol)のジクロロメタン2リットル溶液
に、トリエチルアミン416ml(2.98mol)、
2−(クロロカルボニルオキシ)エチルメタクリレ−ト
294g(1.53mol)を加え、0℃にて1時間反
応させた。反応液に水1リットルを加えて抽出操作を行
い、その有機層を1%水酸化ナトリウム水溶液、水、
0.35%塩酸水溶液、さらに水にて洗浄操作を行っ
た。この有機層を硫酸マグネシウムで濾過した後、減圧
濃縮することによりMONO−1を446g(0.73
0mol)を得た。 純度(液体クロマトグラフィ−): 98.2% マススペクトルの分子イオンピ−ク(m/e): 61
赤外線吸収スペクトル(cm-1、CHCl3 ):176
4(O−CO−O−)、1720(C−CO−O−)、
1637(CH2 =CCH3 −) (実施例2、MONO−2の合成)窒素雰囲気下、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペン
タン452g(1.67mol)のジクロロメタン4.
5リットル溶液に、トリエチルアミン931ml(6.
68mol)、2−(クロロカルボニルオキシ)エチル
メタクリレ−ト659g(3.42mol)を加え、0
℃にて1時間反応させた。反応液に水2リットルを加え
て抽出操作を行い、その有機層を1%水酸化ナトリウム
水溶液、水、0.35%塩酸水溶液、さらに水にて洗浄
操作を行った。この有機層を硫酸マグネシウム濾過した
後、減圧濃縮することによりMONO−2を958g
(1.64mol)を得た。 純度(液体クロマトグラフィ−): 98.6% マススペクトルの分子イオンピ−ク(m/e): 58
赤外線吸収スペクトル(cm-1、CHCl3 ):176
2(O−CO−O−)、1718(C−CO−O−)、
1633(CH2 =CCH3 −) (実施例3、MONO−3の合成)窒素雰囲気下、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン3
97g(1.48mol)のジクロロメタン4リットル
溶液に、トリエチルアミン825ml(5.92mo
l)、2−(クロロカルボニルオキシ)エチルメタクリ
レ−ト584g(3.03mol)を加え、0℃にて1
時間反応させた。反応液に水2リットルを加えて抽出操
作を行い、その有機層を1%水酸化ナトリウム水溶液、
水、0.35%塩酸水溶液、さらに水にて洗浄操作を行
った。この有機層を硫酸マグネシウム濾過した後、減圧
濃縮することによりMONO−3を847g(1.46
mol)を得た。 純度(液体クロマトグラフィ−): 98.7% マススペクトルの分子イオンピ−ク(m/e): 58
赤外線吸収スペクトル(cm-1、CHCl3 ):176
3(O−CO−O−)、1720(C−CO−O−)、
1639(CH2 =CCH3 −) (実施例4、MONO−4の合成)窒素雰囲気下、2,
2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタン455g(1.11mol)
のジクロロメタン4リットル溶液に、トリエチルアミン
619ml(4.44mol)、4−(クロロカルボニ
ルオキシ)ブチルアクリレ−ト471g(2.28mo
l)を加え、0℃にて1時間反応させた。反応液に水2
リットルを加えて抽出操作を行い、その有機層を1%水
酸化ナトリウム水溶液、水、0.35%塩酸水溶液、さ
らに水にて洗浄操作を行った。この有機層を硫酸マグネ
シウム濾過した後、減圧濃縮することによりMONO−
4を808g(1.08mol)を得た。 純度(液体クロマトグラフィ−): 99.0% マススペクトルの分子イオンピ−ク(m/e): 74
6(M+ )、748(M + +2)、750(M+ +4) 赤外線吸収スペクトル(cm-1、CHCl3 ):177
0(O−CO−O−)、1722(C−CO−O−)、
1642(CH2 =CCH3 −) 次に、上記で合成された各々単量体を用いて重合を行
い、所定形状の光学材料用成形物を調製したので、以下
の実施例にて示す。
【0052】尚、その諸物性を以下に示す方法により測
定し評価した。 屈折率、アッベ数: アッベ屈折率計〔アタゴ(株)社
製の商品名2T〕を用いて、成形物の屈折率およびアッ
ベ数を測定した。
【0053】耐衝撃性: 成形物(直径8cm、厚さ1.
8mm)に127cmの高さより45gの鋼球を落下して割
れなかったものを○、割れたものを×とした。 耐熱性: 成形物を130℃の乾燥機中に2時間放置し
た後、目視および「フィルム配向ビュア−」(ユニチカ
リサ−チラボ社製の商品名)にて成形物を観察した。変
形、割れ、表面劣化、着色等の変化が全く認められない
ものを○、いずれかが認められたものを×とした。
【0054】耐溶剤性: 成形物をアセトン中に2時間
放置した後、成形物に変形、割れ、着色等の変化が認め
られないものを○、認められたものを×とした。 (実施例5)MONO−1を20g、重合開始剤として
t−ブチルパ−オキシ−2−エチルヘキサノエ−トを
0.2g混合し、直径8cmの二枚のガラスとシリコ−
ン製ガスケットとからなるレンズ注型鋳型に注入した。
それらを恒温槽中で70℃にて12時間加熱し、さらに
100℃にて4時間加熱した。加熱硬化後、型から硬化
した成形物を取り出し、120℃にて4時間アニ−リン
グ処理を行った。その成形物の屈折率、アッベ数、耐衝
撃性、耐熱性、耐溶剤性の物性を測定し、その結果を表
1に示した。 (実施例6〜10)実施例5において、単量体としてM
ONO−1の代わりにMONO−2、MONO−3、M
ONO−4、MONO−1とスチレンの混合物(4:
1)、MONO−1とベンジルメタクリレ−トの混合物
(3:2)を各々用いて、実施例5と同様にして、熱硬
化成形、アニ−リングを行った。その成形物の屈折率、
アッベ数、耐衝撃性、耐熱性、耐溶剤性の物性を測定
し、その結果を表1に示した。
【0055】さらに、物性比較をするために、そのため
の単量体を用いて重合を行い、所定形状の光学材料用成
形物を調製し、その物性を測定し評価した。その際に用
いたMONO−Rは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンと2−(クロロカルボニルオキシ)エ
チルメタクリレ−トを出発原料として実施例1と同様の
製造条件で合成した。 (比較例1〜5)実施例5において、単量体としてMO
NO−1の代わりにMONO−R、スチレン、ベンジル
メタクリレ−ト、MONO−Rとスチレンの混合物
(4:1)、MONO−Rとベンジルメタクリレ−トの
混合物(3:2)を各々用いて、実施例5と同様にし
て、熱硬化成形、アニ−リング処理を行った。その成形
物の屈折率、アッベ数、耐衝撃性、耐熱性、耐溶剤性の
物性を測定し、その結果を表1に示した。
【0056】実施例5〜10、比較例1〜5のいずれの
成形物においても着色は認められず、無色透明であっ
た。
【0057】
【表1】 表1に示したように、実施例5〜10ではアッベ数は4
2以上と高く、色収差が抑制される。しかも、屈折率が
高く、耐衝撃性、耐熱性および耐溶剤性に優れている。
一方、比較例1〜6では、アッベ数が39以下で、色収
差は抑制されない。しかも、比較例2,3では、耐衝撃
性、耐熱性および耐溶剤性が不良である。
【0058】なお、前記実施形態より把握される技術的
思想について以下に記載する。 (イ) 前記一般式(1)中のR3 およびR4 は、それ
らの炭素数の総和が4〜12である請求項1に記載の
(メタ)アクリル系単量体。このようにすれば、得られ
る光学材料のアッベ数を大きくして、色収差を抑制する
ことができる。 (ロ) (メタ)アクリル酸エステルのクロルギ酸エス
テル体と(メタ)アクリル酸エステルのジフェノール体
とを、有機溶媒中で塩基の存在下に反応させる前記一般
式(1)で示される(メタ)アクリル系単量体の製造方
法。この方法によれば、一般式(1)の(メタ)アクリ
ル系単量体を容易に、しかも収率良く得ることができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、以下のような優れた効果を奏する。
【0060】第1の発明の新規な(メタ)アクリル系単
量体の発明によれば、(メタ)アクリル系単量体より得
られる重合体の屈折率、耐熱性および耐衝撃性などの物
性を維持しつつ、アッベ数に優れ、色収差を効果的に抑
制することができる。
【0061】第2の発明のプラスチック光学材料の発明
によれば、光学材料は屈折率、耐熱性および耐衝撃性な
どの物性が維持され、色収差が抑制されるため、眼鏡用
プラスチックレンズなどとして好適に使用することがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される(メタ)ア
    クリル系単量体。 【化1】 (但し、式中R1 は水素またはメチル基であり、R2
    炭素数2〜6のアルキレン基である。R3 およびR4
    それぞれ水素、アルキル基またはR3 とR4 で環構造を
    形成する基であって、R3 とR4 の炭素数の総和が3〜
    15となる基である。また、Xは塩素、臭素、ヨウ素ま
    たは炭素数1〜4のアルキル基、mは0、1又は2であ
    る。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の(メタ)アクリル系単
    量体の単独重合体または前記(メタ)アクリル系単量体
    を必須成分とする共重合体よりなるプラスチック光学材
    料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041042A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-23 Nof Corporation Composition pour materiau optique, materiau optique et lentilles
WO2011142299A1 (ja) * 2010-05-10 2011-11-17 Jnc株式会社 重合性化合物

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WO2011142299A1 (ja) * 2010-05-10 2011-11-17 Jnc株式会社 重合性化合物
JP5729382B2 (ja) * 2010-05-10 2015-06-03 Jnc株式会社 重合性化合物

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