JPH09208070A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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- JPH09208070A JPH09208070A JP3871596A JP3871596A JPH09208070A JP H09208070 A JPH09208070 A JP H09208070A JP 3871596 A JP3871596 A JP 3871596A JP 3871596 A JP3871596 A JP 3871596A JP H09208070 A JPH09208070 A JP H09208070A
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- Japan
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- sheet feeding
- recording material
- separating
- roller
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 封筒,葉書,厚紙等でも一般の斜行取りのシ
ーケンスでの斜行取りができるようにし、シート材等の
より確実な分離搬送を可能とするとともに、ジャム処理
が容易で高耐久性を有する給紙装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 分離ローラ軸9には所定の締めしろを設
けて取付けられたねじりコイル形状のクラッチバネ35
が取付けられている。このクラッチバネ35の一端35
aが分離ローラ6の芯金部8に設けられたバネ固定用の
切欠部8aに係合し固定されている。分離ローラ軸9の
中心から、芯金部8bとクラッチバネ35aとの当接部
までの距離X1 が芯金部8dとクラッチバネ35bとの
当接部までの距離X2 よりも小さく設定され、記録材1
01 の分離に必要な正方向空転トルクよりも、斜行取り
動作で分離ローラ6が逆転する逆方向空転トルクのほう
が小さく設定されている。
ーケンスでの斜行取りができるようにし、シート材等の
より確実な分離搬送を可能とするとともに、ジャム処理
が容易で高耐久性を有する給紙装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 分離ローラ軸9には所定の締めしろを設
けて取付けられたねじりコイル形状のクラッチバネ35
が取付けられている。このクラッチバネ35の一端35
aが分離ローラ6の芯金部8に設けられたバネ固定用の
切欠部8aに係合し固定されている。分離ローラ軸9の
中心から、芯金部8bとクラッチバネ35aとの当接部
までの距離X1 が芯金部8dとクラッチバネ35bとの
当接部までの距離X2 よりも小さく設定され、記録材1
01 の分離に必要な正方向空転トルクよりも、斜行取り
動作で分離ローラ6が逆転する逆方向空転トルクのほう
が小さく設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばプリンタ・複
写機・印刷装置・スキャナ等の画像記録装置・画像読取
装置等において、画像記録部・画像読取部等へ記録材・
原稿等の用紙(シート材、枚葉紙)を1枚分離・搬送す
る給紙装置及び該給紙装置を備えた画像記録装置・画像
読取装置に関する。
写機・印刷装置・スキャナ等の画像記録装置・画像読取
装置等において、画像記録部・画像読取部等へ記録材・
原稿等の用紙(シート材、枚葉紙)を1枚分離・搬送す
る給紙装置及び該給紙装置を備えた画像記録装置・画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のインクジェット記録装置
の給紙装置には、用紙としての記録材の分離機構とし
て、特公平1−54248号公報・特開昭60−488
42号公報・特開昭60−128146号公報・特開昭
62−105834号公報等に示されるような、給紙ロ
ーラに従動可能に分離ローラを当接させ、記録材と記録
材との間の摩擦力よりも大きく、分離ローラと記録材と
の摩擦力より小さい制動トルクを分離ローラに与えるこ
とにより記録材の1枚分離を行なう手段が用いられてい
た。
の給紙装置には、用紙としての記録材の分離機構とし
て、特公平1−54248号公報・特開昭60−488
42号公報・特開昭60−128146号公報・特開昭
62−105834号公報等に示されるような、給紙ロ
ーラに従動可能に分離ローラを当接させ、記録材と記録
材との間の摩擦力よりも大きく、分離ローラと記録材と
の摩擦力より小さい制動トルクを分離ローラに与えるこ
とにより記録材の1枚分離を行なう手段が用いられてい
た。
【0003】即ち、図14にそのような給紙装置の要部
を示した。21は給紙ローラ、29はこれに当接させた
分離ローラである。給紙ローラ21は矢示の反時計方向
(給紙方向)に回転駆動される。分離ローラ29は、給
紙ローラ21に対して従動可能な状態で当接し、かつ分
離ローラ29には記録材10と記録材10との間の摩擦
力よりも大きく、分離ローラ29と記録材10との間の
摩擦力よりも小さい制動トルクが与えられている。
を示した。21は給紙ローラ、29はこれに当接させた
分離ローラである。給紙ローラ21は矢示の反時計方向
(給紙方向)に回転駆動される。分離ローラ29は、給
紙ローラ21に対して従動可能な状態で当接し、かつ分
離ローラ29には記録材10と記録材10との間の摩擦
力よりも大きく、分離ローラ29と記録材10との間の
摩擦力よりも小さい制動トルクが与えられている。
【0004】この構成により、給紙ローラ21と分離ロ
ーラ29のニップ部に2枚以上の記録材101 ,102
…が搬送された場合でも、給紙ローラ21に直接接触す
る最上位の記録材101 のみが給紙ローラ21の回転力
で給紙ローラ21と分離ローラ29とのニップ部を給紙
方向Aに通過・搬送されていき、次位以下の記録材10
2 ,103 …は分離ローラ29の制動トルクによる戻し
作用で給紙ローラ21と分離ローラ29とのニップ部を
通過することが阻止され、結局、給紙ローラ21により
直接に搬送力が受ける最上位の記録材101 のみが1枚
だけ重送が防止されて分離・搬送されていく。
ーラ29のニップ部に2枚以上の記録材101 ,102
…が搬送された場合でも、給紙ローラ21に直接接触す
る最上位の記録材101 のみが給紙ローラ21の回転力
で給紙ローラ21と分離ローラ29とのニップ部を給紙
方向Aに通過・搬送されていき、次位以下の記録材10
2 ,103 …は分離ローラ29の制動トルクによる戻し
作用で給紙ローラ21と分離ローラ29とのニップ部を
通過することが阻止され、結局、給紙ローラ21により
直接に搬送力が受ける最上位の記録材101 のみが1枚
だけ重送が防止されて分離・搬送されていく。
【0005】そして、給紙ローラ21と分離ローラ29
とにより1枚分離・搬送された記録材101 は、紙ガイ
ド18,22に案内されて、搬送ローラ対4,5のニッ
プ部に挟持搬送され記録材101 の先端部が搬送ローラ
4,5のニップ部を所定量通過した位置で一時停止し、
給紙ローラ21の回転駆動も停止される。
とにより1枚分離・搬送された記録材101 は、紙ガイ
ド18,22に案内されて、搬送ローラ対4,5のニッ
プ部に挟持搬送され記録材101 の先端部が搬送ローラ
4,5のニップ部を所定量通過した位置で一時停止し、
給紙ローラ21の回転駆動も停止される。
【0006】次に搬送ローラ対4,5が逆回転をし、記
録材101 が搬送方向と反対方向(矢印B方向)に戻さ
れる(図15)。この時、給紙ローラ21には駆動が伝
達されず停止状態のままである。つまり、搬送ローラ対
4,5の逆転動作により、記録材101 は、搬送方向と
反対方向に戻され、搬送ローラ対4,5と給紙ローラ2
1との間でループを形成する。さらに記録材101 が戻
され搬送ローラ対4,5のニップから排出されると、記
録材101 のループによる反力により、記録材101 の
先端部が、搬送ローラ対4,5のニップ部に突き当るこ
とにより、記録材101 の先端の斜行取りが行なわれ
る。
録材101 が搬送方向と反対方向(矢印B方向)に戻さ
れる(図15)。この時、給紙ローラ21には駆動が伝
達されず停止状態のままである。つまり、搬送ローラ対
4,5の逆転動作により、記録材101 は、搬送方向と
反対方向に戻され、搬送ローラ対4,5と給紙ローラ2
1との間でループを形成する。さらに記録材101 が戻
され搬送ローラ対4,5のニップから排出されると、記
録材101 のループによる反力により、記録材101 の
先端部が、搬送ローラ対4,5のニップ部に突き当るこ
とにより、記録材101 の先端の斜行取りが行なわれ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、記録材101 が、封筒や葉書、厚紙である場
合には、搬送ローラ4,5の逆転動作時に、記録材10
1 にループを形成するための記録材101 の反力が大き
く、搬送ローラ4,5のニップ部で記録材101が滑べ
り、図15に示すように記録材101 の先端101A(…
で示す)が搬送ローラ4,5のニップ部を通過出来ない
で残ってしまう現象が発生し、記録材101 の斜行取り
が出来ないという問題があった。
来例では、記録材101 が、封筒や葉書、厚紙である場
合には、搬送ローラ4,5の逆転動作時に、記録材10
1 にループを形成するための記録材101 の反力が大き
く、搬送ローラ4,5のニップ部で記録材101が滑べ
り、図15に示すように記録材101 の先端101A(…
で示す)が搬送ローラ4,5のニップ部を通過出来ない
で残ってしまう現象が発生し、記録材101 の斜行取り
が出来ないという問題があった。
【0008】また、分離ローラのスラスト方向または、
ラジアル方向より、弾性部材を介して摺動部材を当接さ
せることで空転トルクを発生させる構成のものでは、分
離ローラを搬送方向と搬送方向と反対方向に回転させる
構成が可能であるため封筒や厚紙の場合には、記録材1
01 の反力で分離ローラを逆転させ、記録材101 の先
端101Aを搬送ローラ対4,5のニップから排出させる
ことが考えられたが、分離に必要な搬送方向と反対側の
空転トルクと厚紙の反力で滑べり出す搬送方向の空転ト
ルクが同じ値でしか設定することが出来ないため両方の
条件を満たす空転トルクを設定することが難しい。
ラジアル方向より、弾性部材を介して摺動部材を当接さ
せることで空転トルクを発生させる構成のものでは、分
離ローラを搬送方向と搬送方向と反対方向に回転させる
構成が可能であるため封筒や厚紙の場合には、記録材1
01 の反力で分離ローラを逆転させ、記録材101 の先
端101Aを搬送ローラ対4,5のニップから排出させる
ことが考えられたが、分離に必要な搬送方向と反対側の
空転トルクと厚紙の反力で滑べり出す搬送方向の空転ト
ルクが同じ値でしか設定することが出来ないため両方の
条件を満たす空転トルクを設定することが難しい。
【0009】また、摺動部材によって分離ローラに空転
トルクを発生させる構成のため、空転トルクのばらつき
が大きく、さらに耐久により摺動部材の表面性が変化す
ることから空転トルクが低下してしまう等の問題があっ
た。
トルクを発生させる構成のため、空転トルクのばらつき
が大きく、さらに耐久により摺動部材の表面性が変化す
ることから空転トルクが低下してしまう等の問題があっ
た。
【0010】また、給紙部のジャム処理を行なう場合に
は、矢印A方向には、分離ローラ29が搬送方向に回転
可能であることから容易にジャム処理を行なうことが出
来るが、記録材101 をB方向に排出してジャム処理を
行なう場合には分離ローラ29の回転が止められている
ため、排出するための力が大きくなり記録材101 が破
損したり、分離ローラ29と記録材101 が摺動される
ため分離ローラ29の表面が摩耗するという問題があっ
た。
は、矢印A方向には、分離ローラ29が搬送方向に回転
可能であることから容易にジャム処理を行なうことが出
来るが、記録材101 をB方向に排出してジャム処理を
行なう場合には分離ローラ29の回転が止められている
ため、排出するための力が大きくなり記録材101 が破
損したり、分離ローラ29と記録材101 が摺動される
ため分離ローラ29の表面が摩耗するという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、封筒,葉書,厚紙等でも一般の斜行取りのシーケン
スでの斜行取りができるようにし、シート材等のより確
実な分離搬送を可能とするとともに、ジャム処理が容易
で高耐久性を有する給紙装置を提供することにある。さ
らに、該給紙装置を備えた画像記録装置及び画像読取装
置を提供することにある。
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、封筒,葉書,厚紙等でも一般の斜行取りのシーケン
スでの斜行取りができるようにし、シート材等のより確
実な分離搬送を可能とするとともに、ジャム処理が容易
で高耐久性を有する給紙装置を提供することにある。さ
らに、該給紙装置を備えた画像記録装置及び画像読取装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、給紙方向に回
転駆動される給紙回転体と、回転軸に回転可能に支持さ
れた分離回転体とによって、シート材を挟持して搬送す
る給紙装置であって、前記分離回転体に、前記シート材
搬送方向に所定の正方向空転トルク以上のトルクが作用
した場合には前記回転軸に対して空転させ、前記シート
材搬送方向と逆方向に所定の逆方向空転トルク以上のト
ルクが作用した場合には前記回転軸に対して空転させる
空転機構を有し、前記正方向空転トルクと前記逆方向空
転トルクとを独立に設定できることを特徴とする。
転駆動される給紙回転体と、回転軸に回転可能に支持さ
れた分離回転体とによって、シート材を挟持して搬送す
る給紙装置であって、前記分離回転体に、前記シート材
搬送方向に所定の正方向空転トルク以上のトルクが作用
した場合には前記回転軸に対して空転させ、前記シート
材搬送方向と逆方向に所定の逆方向空転トルク以上のト
ルクが作用した場合には前記回転軸に対して空転させる
空転機構を有し、前記正方向空転トルクと前記逆方向空
転トルクとを独立に設定できることを特徴とする。
【0013】給紙回転体及び分離回転体のシート材搬送
方向下流側に、該シート材を挟持して搬送する第2ロー
ラ対を有し、該第2ローラ対のニップ部と、給紙回転体
と分離回転体とのニップ部との間で、シート材にループ
を形成させて該シート材先端の斜行を修正する給紙装置
であって、前記シート材のループによる復原力が所定の
復原力を超える場合には、前記分離回転体が、シート材
搬送方向と逆方向に空転するように逆方向空転トルクを
設定してもよい。
方向下流側に、該シート材を挟持して搬送する第2ロー
ラ対を有し、該第2ローラ対のニップ部と、給紙回転体
と分離回転体とのニップ部との間で、シート材にループ
を形成させて該シート材先端の斜行を修正する給紙装置
であって、前記シート材のループによる復原力が所定の
復原力を超える場合には、前記分離回転体が、シート材
搬送方向と逆方向に空転するように逆方向空転トルクを
設定してもよい。
【0014】分離回転体の回転軸に所定の締めしろを設
けてねじりコイルバネを巻着し、該分離回転体の回転に
より前記ねじりコイルバネの径が増大する方向のトルク
が与えられるように、該ねじりコイルバネの両端部を、
それぞれ分離回転体に係合させてもよい。
けてねじりコイルバネを巻着し、該分離回転体の回転に
より前記ねじりコイルバネの径が増大する方向のトルク
が与えられるように、該ねじりコイルバネの両端部を、
それぞれ分離回転体に係合させてもよい。
【0015】ねじりコイルバネと分離回転体との係合部
の分離回転体の回転軸の軸心からの距離を変えることに
より、空転トルクを変化させるようにしてもよい。
の分離回転体の回転軸の軸心からの距離を変えることに
より、空転トルクを変化させるようにしてもよい。
【0016】給紙回転体は、周方向に、分離回転体と当
接する一定の径を有する搬送部と、該搬送部より小さい
径を有する小径部と、を有し、給紙時には、該給紙回転
体の搬送部と分離回転体が当接してシート材の分離搬送
を行い、非給紙時には、前記給紙回転体の小径部が前記
分離回転体と相対する位置で停止しているようにしても
よい。
接する一定の径を有する搬送部と、該搬送部より小さい
径を有する小径部と、を有し、給紙時には、該給紙回転
体の搬送部と分離回転体が当接してシート材の分離搬送
を行い、非給紙時には、前記給紙回転体の小径部が前記
分離回転体と相対する位置で停止しているようにしても
よい。
【0017】本発明に係る給紙装置を備えた画像記録装
置であることを特徴とする。
置であることを特徴とする。
【0018】本発明に係る給紙装置を備えた画像読取装
置であることを特徴とする。
置であることを特徴とする。
【0019】
(第1の実施形態)図1は本発明に従う給紙装置を用い
た画像記録装置の一例の概略構成図である。本実施形態
に係る画像記録装置はインクジェット式の画像記録装置
である。
た画像記録装置の一例の概略構成図である。本実施形態
に係る画像記録装置はインクジェット式の画像記録装置
である。
【0020】1は複数のノズルにより選択的にインクを
吐出して記録を行なう記録ヘッド、11は該記録ヘッド
にインクを供給するインクタンクである。この記録ヘッ
ド1及びインクタンク11は主走査キャリッジ12に搭
載してある。主走査キャリッジ12は丸棒ガイドレール
13、及びガイドレール14とコロ15によって支持さ
れ、かつガイドレール13,14に沿って紙面に垂直の
方向(主走査方向)に往復移動自由である。この主走査
キャリッジ12は不図示の正逆転制御モータ等の駆動源
から不図示のタイミングベルト等を介して動力が与えら
れて印字領域を往復移動制御される。即ち記録ヘッド1
が往復移動制御される。1Aは記録ヘッド1の下向きヘ
ッド面に対向させて配設したプラテン板である。
吐出して記録を行なう記録ヘッド、11は該記録ヘッド
にインクを供給するインクタンクである。この記録ヘッ
ド1及びインクタンク11は主走査キャリッジ12に搭
載してある。主走査キャリッジ12は丸棒ガイドレール
13、及びガイドレール14とコロ15によって支持さ
れ、かつガイドレール13,14に沿って紙面に垂直の
方向(主走査方向)に往復移動自由である。この主走査
キャリッジ12は不図示の正逆転制御モータ等の駆動源
から不図示のタイミングベルト等を介して動力が与えら
れて印字領域を往復移動制御される。即ち記録ヘッド1
が往復移動制御される。1Aは記録ヘッド1の下向きヘ
ッド面に対向させて配設したプラテン板である。
【0021】20は記録装置の一端側に前下りに配設し
た給紙トレイ、40はこの給紙トレイ20の先端側に連
設した給紙中板である。給紙中板40は後端側の支軸4
1を中心に矢印Gの上下方向に揺動自由であり、不図示
のカム手段により、給紙時には上げ回動され、非給紙時
には下げ回動される。
た給紙トレイ、40はこの給紙トレイ20の先端側に連
設した給紙中板である。給紙中板40は後端側の支軸4
1を中心に矢印Gの上下方向に揺動自由であり、不図示
のカム手段により、給紙時には上げ回動され、非給紙時
には下げ回動される。
【0022】10はシート材としての記録材であり、上
記の給紙トレイ20及び給紙中板40上に搭載セットさ
れ、先端部は給紙台19の紙端部規制面19bに受け止
められて位置規制されている。
記の給紙トレイ20及び給紙中板40上に搭載セットさ
れ、先端部は給紙台19の紙端部規制面19bに受け止
められて位置規制されている。
【0023】21は給紙台19の上方に配置した給紙回
転体としての給紙ローラ、給紙ローラ21の側面にはガ
イド部材42が設けられている。6は給紙台19に配置
し、給紙ローラ21の下面に対して当接させた分離回転
体としての分離ローラである。この給紙ローラ21・ガ
イド部材42・分離ローラ6については後述する。
転体としての給紙ローラ、給紙ローラ21の側面にはガ
イド部材42が設けられている。6は給紙台19に配置
し、給紙ローラ21の下面に対して当接させた分離回転
体としての分離ローラである。この給紙ローラ21・ガ
イド部材42・分離ローラ6については後述する。
【0024】給紙スタート信号により、給紙中板40が
支軸41を中心に上げ回動されて積載記録材10の先端
側上面が分離ローラ6の手前側において給紙ローラ21
の下面に当接した状態になり、また給紙ローラ21が給
紙方向である矢示の反時計方向へ回転駆動されること
で、該給紙ローラ21と分離ローラ6との共働により積
載記録材10の最上位の記録材101 のみが給紙ローラ
21と分離ローラ6とのニップ部を通って重送を生じる
ことなく1枚分離・搬送される。
支軸41を中心に上げ回動されて積載記録材10の先端
側上面が分離ローラ6の手前側において給紙ローラ21
の下面に当接した状態になり、また給紙ローラ21が給
紙方向である矢示の反時計方向へ回転駆動されること
で、該給紙ローラ21と分離ローラ6との共働により積
載記録材10の最上位の記録材101 のみが給紙ローラ
21と分離ローラ6とのニップ部を通って重送を生じる
ことなく1枚分離・搬送される。
【0025】その1枚分離・搬送された記録材101 は
紙ガイド18,22に案内されて次位の第2回転体対と
しての搬送ローラ対(レジストローラ対)4,5のニッ
プ部に到達する。そしてこの記録材101 は該搬送ロー
ラ対4,5により挟持され記録ヘッド1とプラテン板1
Aとの間の印字部へ搬送されていく。
紙ガイド18,22に案内されて次位の第2回転体対と
しての搬送ローラ対(レジストローラ対)4,5のニッ
プ部に到達する。そしてこの記録材101 は該搬送ロー
ラ対4,5により挟持され記録ヘッド1とプラテン板1
Aとの間の印字部へ搬送されていく。
【0026】この印字部での記録材の搬送(副走査搬
送)と、記録ヘッド1の主走査方向への往復移動制御及
び記録ヘッド1からのインク吐出制御によって、記録材
面に順次に目的の印字情報が記録処理されていく。記録
処理された記録材部分は排紙ローラ対26,27に挟持
されて排紙トレイ28に排出収納されていく。
送)と、記録ヘッド1の主走査方向への往復移動制御及
び記録ヘッド1からのインク吐出制御によって、記録材
面に順次に目的の印字情報が記録処理されていく。記録
処理された記録材部分は排紙ローラ対26,27に挟持
されて排紙トレイ28に排出収納されていく。
【0027】本実施形態では、給紙装置が画像記録装置
において画像記録部へ記録材を供給する場合について説
明しているが、給紙装置が画像読取装置において画像読
取部へ原稿等を供給する場合であってもよいことは当然
である。
において画像記録部へ記録材を供給する場合について説
明しているが、給紙装置が画像読取装置において画像読
取部へ原稿等を供給する場合であってもよいことは当然
である。
【0028】図2は給紙装置の拡大図である。この図2
は給紙待機状態時の側面図である。図3・図4・図10
はこの図2の給紙待機状態時から給紙ローラが1回転駆
動されて給紙トレイ上の積載記録材の最上位記録材が1
枚分離搬送されていく過程状態を示している。図5は分
離ローラ部分の一部切欠き平面図である。図6は図3・
図4の状態時における給紙ローラ・分離ローラ部分の正
面図であり、分離ローラ部分は縦断面で表わしてある。
図7は図10の状態時における給紙ローラ・分離ローラ
部分の正面図であり、分離ローラ部分は縦断面で表わし
てある。図8・図9は記録材1枚分離動作の説明図であ
る。
は給紙待機状態時の側面図である。図3・図4・図10
はこの図2の給紙待機状態時から給紙ローラが1回転駆
動されて給紙トレイ上の積載記録材の最上位記録材が1
枚分離搬送されていく過程状態を示している。図5は分
離ローラ部分の一部切欠き平面図である。図6は図3・
図4の状態時における給紙ローラ・分離ローラ部分の正
面図であり、分離ローラ部分は縦断面で表わしてある。
図7は図10の状態時における給紙ローラ・分離ローラ
部分の正面図であり、分離ローラ部分は縦断面で表わし
てある。図8・図9は記録材1枚分離動作の説明図であ
る。
【0029】a.機構構成 主として図2・図5・図6を参照して、本発明の空転機
構を説明する。給紙ローラ21は記録材10の搬送のた
めに摩擦係数の高い弾性部材で構成され、芯金部38の
外周にそのような弾性部材381 を取付けることで構成
してある。給紙ローラ21の外円周には他の外周部より
半径の小さい部分を有する範囲(小径部)21aがあ
る。該給紙ローラ21の両側面には、給紙ローラ21の
芯金部38と一体に構成された回転軸382 に摩擦係数
の低い樹脂で構成されたガイド部材42が回転可能に取
付けられ、ガイド部材42には回転軸382 の直径より
も大きい直径を有する穴421 が設けられている。これ
により、ガイド部材42は、分離ローラ6側に自重によ
り当接しかつ回転可能な状態になる。
構を説明する。給紙ローラ21は記録材10の搬送のた
めに摩擦係数の高い弾性部材で構成され、芯金部38の
外周にそのような弾性部材381 を取付けることで構成
してある。給紙ローラ21の外円周には他の外周部より
半径の小さい部分を有する範囲(小径部)21aがあ
る。該給紙ローラ21の両側面には、給紙ローラ21の
芯金部38と一体に構成された回転軸382 に摩擦係数
の低い樹脂で構成されたガイド部材42が回転可能に取
付けられ、ガイド部材42には回転軸382 の直径より
も大きい直径を有する穴421 が設けられている。これ
により、ガイド部材42は、分離ローラ6側に自重によ
り当接しかつ回転可能な状態になる。
【0030】給紙ローラ21は不図示の1回転クラッチ
とソレノイドによって給紙方向に1回転駆動される給紙
ローラ軸39に固定され該軸39とともに回転する。
とソレノイドによって給紙方向に1回転駆動される給紙
ローラ軸39に固定され該軸39とともに回転する。
【0031】給紙ローラ21の下側には給紙台19に組
み込んで分離ローラ6が配設されている。分離ローラ6
は記録材10の分離搬送のために摩擦係数の高い弾性部
材で構成され、樹脂等で構成された芯金部8(図6)の
外周にそのような弾性部材81 を取付けることにより構
成してある。
み込んで分離ローラ6が配設されている。分離ローラ6
は記録材10の分離搬送のために摩擦係数の高い弾性部
材で構成され、樹脂等で構成された芯金部8(図6)の
外周にそのような弾性部材81 を取付けることにより構
成してある。
【0032】分離ローラ6の芯金部8は分離ローラ軸9
に回転可能に取付けられ、分離ローラ軸9の両端部に
は、分離ローラ軸受36,36が取付けられている。分
離ローラ軸9は分離ローラ軸受36,36に対して回転
不能な状態で固定されている。
に回転可能に取付けられ、分離ローラ軸9の両端部に
は、分離ローラ軸受36,36が取付けられている。分
離ローラ軸9は分離ローラ軸受36,36に対して回転
不能な状態で固定されている。
【0033】分離ローラ6は分離ローラ軸受36,36
の位置決め部36b,36bが給紙台19のガイド部1
9c,19cにガイドされる形で図2において矢印Hの
略上下方向に移動可能に取付けられている。
の位置決め部36b,36bが給紙台19のガイド部1
9c,19cにガイドされる形で図2において矢印Hの
略上下方向に移動可能に取付けられている。
【0034】また、分離ローラ6を給紙ローラ21側に
加圧するために、分離ローラ軸受36のバネ受け部36
aと給紙台19のバネ位置決め部19dとの間に分離ロ
ーラ加圧バネ37が設けられている。この分離ローラ加
圧バネ37は給紙台19の位置決めピン19aによって
位置決めされている。
加圧するために、分離ローラ軸受36のバネ受け部36
aと給紙台19のバネ位置決め部19dとの間に分離ロ
ーラ加圧バネ37が設けられている。この分離ローラ加
圧バネ37は給紙台19の位置決めピン19aによって
位置決めされている。
【0035】分離ローラ軸9には所定の締めしろを設け
て取付けられたねじりコイル形状のクラッチバネ35が
取付けられている。このクラッチバネ35の一端35a
が分離ローラ6の芯金部8に設けられたバネ固定用の切
欠部8aに係合し固定されている。
て取付けられたねじりコイル形状のクラッチバネ35が
取付けられている。このクラッチバネ35の一端35a
が分離ローラ6の芯金部8に設けられたバネ固定用の切
欠部8aに係合し固定されている。
【0036】b.分離ローラ6の動作(図8・図9) 分離ローラ6は外周面に、給紙方向に所定の搬送力以上
の搬送力を与えられると図8に示すように芯金部8が矢
印方向に回転し芯金部8のクラッチバネ35との係合部
8bがクラッチバネ35の係合部35aと当接し、クラ
ッチバネ35が芯金部8ととともに矢印方向に分離ロー
ラ軸9上を回転する。つまり、クラッチバネ35のゆる
みトルク(正方向空転トルク)を越えた場合に分離ロー
ラ6が回転するということである。
の搬送力を与えられると図8に示すように芯金部8が矢
印方向に回転し芯金部8のクラッチバネ35との係合部
8bがクラッチバネ35の係合部35aと当接し、クラ
ッチバネ35が芯金部8ととともに矢印方向に分離ロー
ラ軸9上を回転する。つまり、クラッチバネ35のゆる
みトルク(正方向空転トルク)を越えた場合に分離ロー
ラ6が回転するということである。
【0037】分離ローラ6の給紙ローラ21への加圧力
をF、給紙ローラ21と記録材101 との摩擦係数をμ
1、分離ローラ6と記録材102 との摩擦係数をμ2、
記録材101 と記録材102 との摩擦係数をμ3、分離
ローラ6の半径をr、分離ローラ6の外周面に働き、ク
ラッチバネ35がすべりはじめる搬送力をJとすると、
分離ローラ6のゆるみトルク(正方向空転トルク)T=
Jrをどのように設定したらよいのかについて説明す
る。
をF、給紙ローラ21と記録材101 との摩擦係数をμ
1、分離ローラ6と記録材102 との摩擦係数をμ2、
記録材101 と記録材102 との摩擦係数をμ3、分離
ローラ6の半径をr、分離ローラ6の外周面に働き、ク
ラッチバネ35がすべりはじめる搬送力をJとすると、
分離ローラ6のゆるみトルク(正方向空転トルク)T=
Jrをどのように設定したらよいのかについて説明す
る。
【0038】まず記録材10の分離のために、給紙ロー
ラ21と記録材101 との摩擦力Fμ1、及び分離ロー
ラ6と記録材102 との摩擦力Fμ2、は記録材101
と記録材102 との摩擦力Fμ3より大きいことが必要
であり、つまり、 Fμ1、Fμ2>Fμ3 ……(1) の関係を有するということである。
ラ21と記録材101 との摩擦力Fμ1、及び分離ロー
ラ6と記録材102 との摩擦力Fμ2、は記録材101
と記録材102 との摩擦力Fμ3より大きいことが必要
であり、つまり、 Fμ1、Fμ2>Fμ3 ……(1) の関係を有するということである。
【0039】次に分離ローラ6に対して、記録材10が
1枚搬送された時には、分離ローラ6が給紙ローラ21
とともに記録材10を介してすべりなく回転し、記録材
10が2枚101 ,102 侵入した場合(図8)には、
分離ローラ6側にある記録材102 を戻す方向(図9)
に作用させる必要があり、クラッチバネ35がすべりは
じめる搬送力Jを記録材101 と記録材102 との摩擦
力Fμ3よりも大きく、分離ローラ6と記録材102 と
の摩擦力Fμ2より小さくすることが必要である。つま
り、 Fμ2>J>Fμ3 ……(2) の関係を有するということである。
1枚搬送された時には、分離ローラ6が給紙ローラ21
とともに記録材10を介してすべりなく回転し、記録材
10が2枚101 ,102 侵入した場合(図8)には、
分離ローラ6側にある記録材102 を戻す方向(図9)
に作用させる必要があり、クラッチバネ35がすべりは
じめる搬送力Jを記録材101 と記録材102 との摩擦
力Fμ3よりも大きく、分離ローラ6と記録材102 と
の摩擦力Fμ2より小さくすることが必要である。つま
り、 Fμ2>J>Fμ3 ……(2) の関係を有するということである。
【0040】よって、この条件を満たす分離ローラ6の
ゆるみトルク(正方向空転トルク)T=Jrに設定すれ
ば良いということである。
ゆるみトルク(正方向空転トルク)T=Jrに設定すれ
ば良いということである。
【0041】次に記録材10の実際の分離動作について
説明する。分離ローラ6と給紙ローラ21との間に1枚
の記録材101 が搬送された場合には、クラッチバネ3
5がすべりはじめる搬送力Jよりも分離ローラ6と記録
材101 との摩擦力Fμ2のほうが大きいため、分離ロ
ーラ6は給紙ローラ21とともに記録材10を介して回
転する。
説明する。分離ローラ6と給紙ローラ21との間に1枚
の記録材101 が搬送された場合には、クラッチバネ3
5がすべりはじめる搬送力Jよりも分離ローラ6と記録
材101 との摩擦力Fμ2のほうが大きいため、分離ロ
ーラ6は給紙ローラ21とともに記録材10を介して回
転する。
【0042】この状態で図8に示すように2枚の記録材
101 ,102 が侵入した場合には、チャージされてい
たトルクTが分離ローラ6側の記録材102 に働き、記
録材102 を瞬間的にけとばして戻すように作用する。
101 ,102 が侵入した場合には、チャージされてい
たトルクTが分離ローラ6側の記録材102 に働き、記
録材102 を瞬間的にけとばして戻すように作用する。
【0043】そして図9に示すように記録材102 は給
紙ローラ21と分離ローラ6のニップの後方に戻され
る。
紙ローラ21と分離ローラ6のニップの後方に戻され
る。
【0044】これは、記録材101 と102 との摩擦力
Fμ3がクラッチバネ35がすべりはじめる搬送力Jよ
りも小さいために記録材102 は分離ローラ6とともに
後方に戻されるということである。
Fμ3がクラッチバネ35がすべりはじめる搬送力Jよ
りも小さいために記録材102 は分離ローラ6とともに
後方に戻されるということである。
【0045】よってこの分離機構を用いることにより、
重送のない給紙が可能になるということである。
重送のない給紙が可能になるということである。
【0046】次に分離ローラ6が記録材を搬送する方向
に回転トルクを発生する構成について説明する。記録材
101 に斜行取り動作によって記録材101 の搬送方向
と反対方向(矢印C方向)の力が与えられた時には図1
1に示すように、芯金部8が矢印方向に回転し芯金部8
のクラッチバネ35との係合部8dがクラッチバネ35
の係合部35bと当接し、クラッチバネ35が芯金部8
とともに矢印方向に分離ローラ軸9上を回転する。つま
り、クラッチバネ35のゆるみトルク(逆方向空転トル
ク)を越えた場合に分離ローラ6が空転するということ
である。
に回転トルクを発生する構成について説明する。記録材
101 に斜行取り動作によって記録材101 の搬送方向
と反対方向(矢印C方向)の力が与えられた時には図1
1に示すように、芯金部8が矢印方向に回転し芯金部8
のクラッチバネ35との係合部8dがクラッチバネ35
の係合部35bと当接し、クラッチバネ35が芯金部8
とともに矢印方向に分離ローラ軸9上を回転する。つま
り、クラッチバネ35のゆるみトルク(逆方向空転トル
ク)を越えた場合に分離ローラ6が空転するということ
である。
【0047】つまり、封筒や厚紙等の記録材101 の剛
性が高く、矢印C方向の力が強くなる場合には、分離ロ
ーラ6が回転し、記録材101 が戻される。また、剛性
が低い一般の記録材101 においては、矢印C方向の力
が弱い(クラッチバネ35の回転トルクより小さい)た
めに分離ローラ6は回転せず、記録材101 も戻されな
いという構成になっている。
性が高く、矢印C方向の力が強くなる場合には、分離ロ
ーラ6が回転し、記録材101 が戻される。また、剛性
が低い一般の記録材101 においては、矢印C方向の力
が弱い(クラッチバネ35の回転トルクより小さい)た
めに分離ローラ6は回転せず、記録材101 も戻されな
いという構成になっている。
【0048】また、分離ローラ軸9の中心から、芯金部
8bとクラッチバネ35aとの係合部までの距離X1 と
芯金部8dとクラッチバネ35bとの係合部までの距離
X2では、X2 のほうがX1 よりも大きく構成されてい
て、図8・図9で説明した記録材101 の分離に必要な
正方向空転トルクよりも、斜行取り動作で分離ローラ6
が逆転する逆方向空転トルクのほうが小さく設定されて
いる。
8bとクラッチバネ35aとの係合部までの距離X1 と
芯金部8dとクラッチバネ35bとの係合部までの距離
X2では、X2 のほうがX1 よりも大きく構成されてい
て、図8・図9で説明した記録材101 の分離に必要な
正方向空転トルクよりも、斜行取り動作で分離ローラ6
が逆転する逆方向空転トルクのほうが小さく設定されて
いる。
【0049】また、図8・図9に示す、記録材101 の
分離時には、芯金部8dとクラッチバネ35bは当接せ
ず、図11に示す斜行取り動作の時には、芯金部8bと
クラッチバネ35aは当接しない構成になっている。こ
の構成により、記録材を戻す方向の空転トルクと記録材
を搬送する方向の空転トルクの両方を発生することが可
能となる。
分離時には、芯金部8dとクラッチバネ35bは当接せ
ず、図11に示す斜行取り動作の時には、芯金部8bと
クラッチバネ35aは当接しない構成になっている。こ
の構成により、記録材を戻す方向の空転トルクと記録材
を搬送する方向の空転トルクの両方を発生することが可
能となる。
【0050】次に斜行取りの動作について説明する。
【0051】図2の給紙待機状態において、給紙ローラ
21およびガイド部38aは、半径の小さい部分21a
が下向きの回転角姿勢状態で回転を停止している。分離
ローラ6はガイド部材42と当接状態にある。
21およびガイド部38aは、半径の小さい部分21a
が下向きの回転角姿勢状態で回転を停止している。分離
ローラ6はガイド部材42と当接状態にある。
【0052】図2の給紙待機状態において、給紙スター
ト信号により不図示の1回転クラッチのソレノイドが起
動されてクラッチがオンとなり、不図示の駆動源の動力
が給紙ローラ軸39に伝達されて、給紙ローラ21が給
紙方向に回転を開始する。これと同時的に給紙トレイ2
0の給紙中板40が不図示のカム機構により上げ回動さ
れる。これにより積載記録材10の先端側上面が給紙ロ
ーラ21の搬送部21bの外周部に所定の当接圧で当接
して、積載記録材10の最上位記録材101 に繰り出し
力が作用して最上位記録材101 が給紙ローラ21と分
離ローラ6のニップ部へ搬送される。
ト信号により不図示の1回転クラッチのソレノイドが起
動されてクラッチがオンとなり、不図示の駆動源の動力
が給紙ローラ軸39に伝達されて、給紙ローラ21が給
紙方向に回転を開始する。これと同時的に給紙トレイ2
0の給紙中板40が不図示のカム機構により上げ回動さ
れる。これにより積載記録材10の先端側上面が給紙ロ
ーラ21の搬送部21bの外周部に所定の当接圧で当接
して、積載記録材10の最上位記録材101 に繰り出し
力が作用して最上位記録材101 が給紙ローラ21と分
離ローラ6のニップ部へ搬送される。
【0053】そして引き続く給紙ローラ21の回転によ
り最上位記録材101 は給紙ローラ21により搬送され
る。この時、先に述べた分離ローラ6の分離作用(図8
・図9)により、ニップ部に於いて記録材101 は重送
なく1枚づつ確実に分離される。また、最上位記録材1
01 の先端部が給紙ローラ21と分離ローラ6のニップ
部に進入した後は不図示のカム機構により給紙トレイ2
0の給紙中板40が下げ回動される。
り最上位記録材101 は給紙ローラ21により搬送され
る。この時、先に述べた分離ローラ6の分離作用(図8
・図9)により、ニップ部に於いて記録材101 は重送
なく1枚づつ確実に分離される。また、最上位記録材1
01 の先端部が給紙ローラ21と分離ローラ6のニップ
部に進入した後は不図示のカム機構により給紙トレイ2
0の給紙中板40が下げ回動される。
【0054】さらに給紙ローラ21が給紙方向に回転す
ると記録材101 は紙ガイド18,22に案内されて、
搬送ローラ対4,5のニップ部に挟持搬送され、記録材
101 の先端部が搬送ローラ4,5のニップ部を所定量
通過した位置で一時停止し、給紙ローラ21の回転駆動
も停止される。給紙ローラ21の回転の間、分離ローラ
6も給紙ローラ21とともに記録材を介して回転してい
る。この時、給紙ローラ21と分離ローラ6の当接圧
は、分離ローラ加圧バネ37より与えられ、ガイド部材
42は、自重により分離ローラ6に当接し従動回転を行
なう。
ると記録材101 は紙ガイド18,22に案内されて、
搬送ローラ対4,5のニップ部に挟持搬送され、記録材
101 の先端部が搬送ローラ4,5のニップ部を所定量
通過した位置で一時停止し、給紙ローラ21の回転駆動
も停止される。給紙ローラ21の回転の間、分離ローラ
6も給紙ローラ21とともに記録材を介して回転してい
る。この時、給紙ローラ21と分離ローラ6の当接圧
は、分離ローラ加圧バネ37より与えられ、ガイド部材
42は、自重により分離ローラ6に当接し従動回転を行
なう。
【0055】次に図4に示すように、搬送ローラ対4,
5が逆回転をし、記録材101 が搬送方向と反対方向
(矢印B方向)に戻される。この時、給紙ローラ21に
は図示しないクラッチ機構が設けられ、搬送方向と反対
方向には駆動が伝達されない構成を有し、停止状態にあ
る。つまり、搬送ローラ対4,5の逆転動作により、記
録材101 は、搬送方向と反対方向に戻されループを形
成する。さらに記録材101 が戻され搬送ローラ対4,
5のニップから排出されると、記録材101 のループに
よる反力により記録材101 の先端部が搬送ローラ対
4,5のニップ部に突き当ることにより、記録材101
の先端の斜行取りが行なわれる。
5が逆回転をし、記録材101 が搬送方向と反対方向
(矢印B方向)に戻される。この時、給紙ローラ21に
は図示しないクラッチ機構が設けられ、搬送方向と反対
方向には駆動が伝達されない構成を有し、停止状態にあ
る。つまり、搬送ローラ対4,5の逆転動作により、記
録材101 は、搬送方向と反対方向に戻されループを形
成する。さらに記録材101 が戻され搬送ローラ対4,
5のニップから排出されると、記録材101 のループに
よる反力により記録材101 の先端部が搬送ローラ対
4,5のニップ部に突き当ることにより、記録材101
の先端の斜行取りが行なわれる。
【0056】この斜行取り動作によって、発生する記録
材101 のループの反力は、分離ローラ6側にも作用
し、図11で説明したように、封筒や厚紙等の記録材1
01 の剛性が高く、戻し方向の反力が大きい場合には、
分離ローラ6が逆転し記録材101 が戻される。また、
剛性が低い一般の記録材101 においては反力が小さい
ため分離ローラ6は回転せず記録材101 も戻されない
状態で斜行取りが行なわれる。
材101 のループの反力は、分離ローラ6側にも作用
し、図11で説明したように、封筒や厚紙等の記録材1
01 の剛性が高く、戻し方向の反力が大きい場合には、
分離ローラ6が逆転し記録材101 が戻される。また、
剛性が低い一般の記録材101 においては反力が小さい
ため分離ローラ6は回転せず記録材101 も戻されない
状態で斜行取りが行なわれる。
【0057】斜行取りが終了すると、給紙ローラ21と
搬送ローラ4,5は同期回転し、給紙ローラ21は1回
転を終了した時点で1回転クラッチがオフになり、回転
が停止する。この時点で給紙ローラ21による給紙動作
が終了する。
搬送ローラ4,5は同期回転し、給紙ローラ21は1回
転を終了した時点で1回転クラッチがオフになり、回転
が停止する。この時点で給紙ローラ21による給紙動作
が終了する。
【0058】給紙ローラ21の1回転終了後も記録材1
01 は回転を続行している搬送ローラ4,5により搬送
が行なわれる。図10はこの状態を示している。
01 は回転を続行している搬送ローラ4,5により搬送
が行なわれる。図10はこの状態を示している。
【0059】記録材101 は印字部へ搬送されて印字部
で印字処理を受ける。この時、給紙ローラ21は停止状
態にあり、分離ローラ6は給紙台19に設けられたスト
ッパ部19eと分離ローラ軸受36のバネ受け部36a
が当接状態にあり、分離ローラ加圧バネ37の圧力およ
び分離ローラ6の位置はストッパ部19eによって規制
される。また、この時、ガイド部材42は自重により分
離ローラ6に当接し従動回転する。
で印字処理を受ける。この時、給紙ローラ21は停止状
態にあり、分離ローラ6は給紙台19に設けられたスト
ッパ部19eと分離ローラ軸受36のバネ受け部36a
が当接状態にあり、分離ローラ加圧バネ37の圧力およ
び分離ローラ6の位置はストッパ部19eによって規制
される。また、この時、ガイド部材42は自重により分
離ローラ6に当接し従動回転する。
【0060】(第2の実施形態)第1の実施形態におい
ては、クラッチバネ35と芯金部8のクラッチバネとの
係合部を2箇所の切欠部8aを設けて、クラッチバネの
係合部35aが8bと係合し、クラッチバネのもう一つ
の係合部35bが8dと係合する構成について述べた
が、図12に示すように芯金部8のクラッチバネとの係
合部の切欠を1箇所にする構成でも良い。つまり、8b
と8dで切欠を構成し、この中に、クラッチバネの係合
部35aと35bも設ける構成にしても同様の効果が得
られる。
ては、クラッチバネ35と芯金部8のクラッチバネとの
係合部を2箇所の切欠部8aを設けて、クラッチバネの
係合部35aが8bと係合し、クラッチバネのもう一つ
の係合部35bが8dと係合する構成について述べた
が、図12に示すように芯金部8のクラッチバネとの係
合部の切欠を1箇所にする構成でも良い。つまり、8b
と8dで切欠を構成し、この中に、クラッチバネの係合
部35aと35bも設ける構成にしても同様の効果が得
られる。
【0061】(第3の実施形態)第1,第2の実施形態
においては、分離ローラ6の芯金部8とクラッチバネ3
5を係合させる構成について述べたが、分離ローラ6の
外周面の弾性部材81 とクラッチバネを係合させても同
様の効果が得られる。つまり図13に示すように、切欠
部を81 bと81 dで構成し、この中にクラッチバネの
係合部35aと35bを設けるものである。
においては、分離ローラ6の芯金部8とクラッチバネ3
5を係合させる構成について述べたが、分離ローラ6の
外周面の弾性部材81 とクラッチバネを係合させても同
様の効果が得られる。つまり図13に示すように、切欠
部を81 bと81 dで構成し、この中にクラッチバネの
係合部35aと35bを設けるものである。
【0062】(第4の実施形態)第1の実施形態におい
ては、分離ローラ6の端部にクラッチバネ35を設ける
構成について述べたが、反対側の端部にクラッチバネを
構成しても同様の効果が得られる。また、分離ローラ6
の両端にクラッチバネ35を設けても同様の効果が得ら
れる。
ては、分離ローラ6の端部にクラッチバネ35を設ける
構成について述べたが、反対側の端部にクラッチバネを
構成しても同様の効果が得られる。また、分離ローラ6
の両端にクラッチバネ35を設けても同様の効果が得ら
れる。
【0063】(第5の実施形態)第1の実施形態におい
ては、外円周の一部が他の外周部の半径より小さい部分
を有する給紙ローラ21を用いた構成について述べた
が、図16に示すように給紙ローラ21が丸形状であっ
ても同様の効果が得られる。
ては、外円周の一部が他の外周部の半径より小さい部分
を有する給紙ローラ21を用いた構成について述べた
が、図16に示すように給紙ローラ21が丸形状であっ
ても同様の効果が得られる。
【0064】(第6の実施形態)第1の実施形態におい
ては、搬送ローラ対4,5のニップを所定量通過させた
後、搬送ローラ対4,5を逆転させることによりループ
を形成し、斜行取りを行なう構成について説明したが、
搬送ローラ対4,5を停止させた状態で、給紙ローラ2
9の搬送により記録材101 を搬送ローラ対4,5のニ
ップ部に突き当ててループを形成する斜行取りの方法で
も同様の効果が得られる。
ては、搬送ローラ対4,5のニップを所定量通過させた
後、搬送ローラ対4,5を逆転させることによりループ
を形成し、斜行取りを行なう構成について説明したが、
搬送ローラ対4,5を停止させた状態で、給紙ローラ2
9の搬送により記録材101 を搬送ローラ対4,5のニ
ップ部に突き当ててループを形成する斜行取りの方法で
も同様の効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】正方向空転トルクと逆方向空転トルクと
を独立に設定できるようにしたため、それぞれのトルク
を最適の値に設定することができる。
を独立に設定できるようにしたため、それぞれのトルク
を最適の値に設定することができる。
【0066】シート材材のループによる復原力が所定の
復原力を超える場合には、分離回転体がシート材搬送方
向と逆方向に空転するように逆方向空転トルクを設定し
たため、シート材が封筒や葉書、厚紙等である場合で
も、シート材先端が第2ローラ対のニップ部に残らず、
一般のシート材の斜行取りのシーケンスで斜行取りが可
能となる。
復原力を超える場合には、分離回転体がシート材搬送方
向と逆方向に空転するように逆方向空転トルクを設定し
たため、シート材が封筒や葉書、厚紙等である場合で
も、シート材先端が第2ローラ対のニップ部に残らず、
一般のシート材の斜行取りのシーケンスで斜行取りが可
能となる。
【0067】分離回転体の回転軸に所定の締めしろを設
けてねじりコイルバネを巻着し、該分離回転体の回転に
より前記ねじりコイルバネの径が増大する方向のトルク
が与えられるように、該ねじりコイルバネの両端部を、
それぞれ分離回転体に係合させたため、摺動部材を当接
させる場合に比べて空転トルクのばらつきが少なく、摺
動部材の表面性の変化による空転トルクの低下も生じな
いので、安定した空転トルクの設定が可能である。ま
た、分離回転体は、所定のトルク以上のトルクで逆方向
にも空転するため、シート材を搬送方向と反対方向に排
出してジャム処理をする場合でも、記録材が破損した
り、分離回転体の表面が摩耗することがない。
けてねじりコイルバネを巻着し、該分離回転体の回転に
より前記ねじりコイルバネの径が増大する方向のトルク
が与えられるように、該ねじりコイルバネの両端部を、
それぞれ分離回転体に係合させたため、摺動部材を当接
させる場合に比べて空転トルクのばらつきが少なく、摺
動部材の表面性の変化による空転トルクの低下も生じな
いので、安定した空転トルクの設定が可能である。ま
た、分離回転体は、所定のトルク以上のトルクで逆方向
にも空転するため、シート材を搬送方向と反対方向に排
出してジャム処理をする場合でも、記録材が破損した
り、分離回転体の表面が摩耗することがない。
【0068】ねじりコイルバネと分離回転体との係合部
の分離回転体の回転軸の軸心からの距離を変えることに
より、空転トルクを変化させるようにしたため、簡単な
機構で最適な正方向及び逆方向の空転トルクを独立に設
定することができる。
の分離回転体の回転軸の軸心からの距離を変えることに
より、空転トルクを変化させるようにしたため、簡単な
機構で最適な正方向及び逆方向の空転トルクを独立に設
定することができる。
【0069】給紙回転体は、周方向に、分離回転体と当
接する一定の径を有する搬送部と、該搬送部より小さい
径を有する小径部と、を有し、給紙時には、該給紙回転
体の搬送部と分離回転体が当接して記録材の分離搬送を
行い、非給紙時には、前記給紙回転体の小径部が前記分
離回転体と相対する位置で停止しているようにしたた
め、シート材の確実な分離及び搬送が可能となる。
接する一定の径を有する搬送部と、該搬送部より小さい
径を有する小径部と、を有し、給紙時には、該給紙回転
体の搬送部と分離回転体が当接して記録材の分離搬送を
行い、非給紙時には、前記給紙回転体の小径部が前記分
離回転体と相対する位置で停止しているようにしたた
め、シート材の確実な分離及び搬送が可能となる。
【0070】本発明に係る給紙装置を画像記録装置に備
えたため、良好な画像記録が可能で、高耐久性を有しジ
ャム処理が容易な画像記録装置を提供できる。
えたため、良好な画像記録が可能で、高耐久性を有しジ
ャム処理が容易な画像記録装置を提供できる。
【0071】本発明に係る給紙装置を画像読取装置に備
えたため、良好な画像読取が可能で、高耐久性を有しジ
ャム処理が容易な画像読取装置を提供できる。
えたため、良好な画像読取が可能で、高耐久性を有しジ
ャム処理が容易な画像読取装置を提供できる。
【図1】実施形態に係る給紙装置を用いた記録装置の概
略構成図。
略構成図。
【図2】給紙機構部分の給紙状態を示す側面図。
【図3】給紙機構部分の給紙状態を示す側面図。
【図4】給紙機構部分の給紙状態を示す側面図。
【図5】分離ローラ部分の一部切欠き平面図。
【図6】分離ローラ部分の図3,図4の状態の正面図。
【図7】分離ローラ部分の図10の状態の正面図。
【図8】記録材1枚分離動作の説明図(その1)。
【図9】記録材1枚分離動作の説明図(その2)。
【図10】給紙機構部分の給紙状態を示す側面図。
【図11】記録材の斜行取り動作時の分離ローラ動作の
説明図。
説明図。
【図12】第2の実施形態を示す図。
【図13】第3の実施形態を示す図。
【図14】従来構成を示す図。
【図15】従来構成を示す図。
【図16】第5の実施形態を示す図。
1 記録ヘッド 4,5 レジストローラ対 6,29 分離ローラ 8 分離ローラ芯金 9 分離ローラ軸 10 記録材 11 インクタンク 12 主走査キャリッジ 13,14 ガイドレール 15 レールコロ 18,22 紙ガイド 19 給紙台 20 給紙トレイ 26,27 排紙ローラ 28 排紙トレイ 35 クラッチバネ 36 分離ローラ軸受 37 分離ローラ加圧バネ 38 給紙ローラ芯金 39 給紙軸 40 給紙中板 41 中板回転中心 42 ガイド部材
Claims (7)
- 【請求項1】 給紙方向に回転駆動される給紙回転体
と、回転軸に回転可能に支持された分離回転体とによっ
て、シート材を挟持して搬送する給紙装置であって、前
記分離回転体に、前記シート材搬送方向に所定の正方向
空転トルク以上のトルクが作用した場合には前記回転軸
に対して空転させ、前記シート材搬送方向と逆方向に所
定の逆方向空転トルク以上のトルクが作用した場合には
前記回転軸に対して空転させる空転機構を有し、前記正
方向空転トルクと前記逆方向空転トルクとを独立に設定
できることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 給紙回転体及び分離回転体のシート材搬
送方向下流側に、該シート材を挟持して搬送する第2ロ
ーラ対を有し、該第2ローラ対のニップ部と、給紙回転
体と分離回転体とのニップ部との間で、シート材にルー
プを形成させて該シート材先端の斜行を修正する給紙装
置であって、前記シート材のループによる復原力が所定
の復原力を超える場合には、前記分離回転体が、シート
材搬送方向と逆方向に空転するように逆方向空転トルク
を設定したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。 - 【請求項3】 分離回転体の回転軸に所定の締めしろを
設けてねじりコイルバネを巻着し、該分離回転体の回転
により前記ねじりコイルバネの径が増大する方向のトル
クが与えられるように、該ねじりコイルバネの両端部
を、それぞれ分離回転体に係合させたことを特徴とする
請求項1又は2記載の給紙装置。 - 【請求項4】 ねじりコイルバネと分離回転体との係合
部の分離回転体の回転軸の軸心からの距離を変えること
により、空転トルクを変化させることを特徴とする請求
項3記載の給紙装置。 - 【請求項5】 給紙回転体は、周方向に、分離回転体と
当接する一定の径を有する搬送部と、該搬送部より小さ
い径を有する小径部と、を有し、給紙時には、該給紙回
転体の搬送部と分離回転体が当接してシート材の分離及
び搬送を行い、非給紙時には、前記給紙回転体の小径部
が前記分離回転体と相対する位置で停止していることを
特徴とする請求項1乃至4記載の給紙装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5記載の給紙装置を備えた
ことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至5記載の給紙装置を備えた
ことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3871596A JPH09208070A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3871596A JPH09208070A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208070A true JPH09208070A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12533028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3871596A Withdrawn JPH09208070A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09208070A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008072317A1 (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-19 | Glory Ltd. | 紙葉類繰出装置 |
JP2009143688A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Canon Inc | シート材給送装置 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP3871596A patent/JPH09208070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008072317A1 (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-19 | Glory Ltd. | 紙葉類繰出装置 |
US8087661B2 (en) | 2006-12-13 | 2012-01-03 | Glory Ltd. | Paper-sheet feeding device |
JP2009143688A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Canon Inc | シート材給送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |