JPH09207887A - 船外機のエンジンにおける制御センサ取り付け構造 - Google Patents

船外機のエンジンにおける制御センサ取り付け構造

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JPH09207887A
JPH09207887A JP8015778A JP1577896A JPH09207887A JP H09207887 A JPH09207887 A JP H09207887A JP 8015778 A JP8015778 A JP 8015778A JP 1577896 A JP1577896 A JP 1577896A JP H09207887 A JPH09207887 A JP H09207887A
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engine
sensor
detection sensor
sensor mounting
throttle body
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JP8015778A
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Nobuyuki Shomura
伸行 庄村
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のエンジンにおける制御センサの取り
付け構造において、制御センサの取り付けに係る部品点
数を削減し、かつ、エンジン構成部品のレイアウトの自
由度の向上および配線の効率化を図ると共に防振性をよ
り一層向上させ、しかも船外機以外のエンジンに使用さ
れるスロットルボディを流用可能とする。 【解決手段】 燃料噴射装置22と、燃料噴射装置22
を制御するための吸気温度検出センサ28および大気圧
検出センサ30とを備えた船外機2のエンジン4におい
て、防振材からなりかつ吸気温度検出センサ28および
大気圧検出センサ30それぞれを抱持する単品のセンサ
取付ホルダ34をエンジン4に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のエンジン
における制御センサ取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に船外機は、自動二輪車や四輪の自
動車等と異なり、フレームやボディを持つ構造でないた
め、燃料噴射装置を備えた船外機のエンジンにおいて
は、燃料噴射を制御するための大気圧検出センサ(ある
いは吸気圧検出センサ)や吸気温度検出センサ等の各種
制御センサを、エンジンに直接取り付けるようにしてい
る。そして、これらの制御センサは、主に四輪の自動車
用に開発された半導体部品(電子部品)を用いたもので
耐振性の高いものではないため、振動するエンジンに取
り付ける場合は、その耐振性が所定の規格内に入るよう
防振構造を用いている。
【0003】以下、従来の制御センサ取り付け構造(吸
気温度検出センサおよび大気圧検出センサの取り付け構
造)を図13〜図19を参照して説明する。まず、図1
3〜図16を用いて吸気温度検出センサの取り付け構造
について説明する。図13〜図16に示す取り付け構造
は、吸気温度検出センサaをスロットルディbに設けた
場合の一例である。このスロットルボディbは、略円筒
状を呈するもので、エンジンに取り入れる空気の量を調
節するためのスロットルバルブcを有する。また、スロ
ットルボディbの上部には、スロットルバルブcの回転
軸c1の回転角度を検出するためのスロットルセンサd
が設けられている。吸気温度検出センサaは、このスロ
ットルセンサdの近傍におけるスロットルボディbの上
部に取り付けられる。スロットルボディbの上流側開口
b1の周壁には、センサ取付用のボス部b2が上方に向
けて突設されており、吸気温度検出センサaは、このボ
ス部b2に設けた取付孔b3に防振ゴムeを介して取付
プレートfおよびビスgにより固定される。取り付けら
れた状態において吸気温度検出センサaは、図15に示
すように、その下端部をスロットルボディb内に臨ませ
かつ防振ゴムeにより防振された状態で、エンジンに取
り込まれる空気の温度を検出する。
【0004】次に、大気圧検出センサの取り付け構造を
図17〜図19を参照して説明する。大気圧検出センサ
hは、エンジンにおける前記吸気温度検出センサaとは
別の位置に設けられる。すなわち、大気圧検出センサh
は、略L字状の取付プレートjを介して、前記スロット
ルボディb以外のエンジン構成部品に設けられたボス部
iに取り付けられている。取付プレートjは、水平板部
j1および垂直板部j2からなる略L字状に形成された
ものであり、その水平板部j1の下面には、大気圧検出
センサhがビスkにより固定される。取付プレートjの
垂直板部j2は、左右一対のスペーサm、防振ゴムnお
よびワッシャpを介して前記ボス部iにボルトqで固定
されていて、防振ゴムnにエンジンの振動を吸収させて
大気圧検出センサhの振動を抑制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の制御
センサ取り付け構造においては、各制御センサ(前記吸
気温度検出センサaおよび大気圧検出センサh)を個別
に取り付けるようにしているため、各制御センサ毎に多
くの取付部品および防振ゴムを必要とする。したがっ
て、部品点数が多く、組付工数やコストに影響がでてい
た。また、各制御センサ毎に取付スペースを確保する必
要があるため、エンジン構成部品のレイアウトが制約さ
れるという不具合も生じていた。また、各制御センサが
異なる箇所に配置されることから、各制御センサとエン
ジン制御ユニットとの配線が複雑になるという不都合も
ある。
【0006】また、前記吸気温度検出センサaの取り付
け構造のように、スロットルボディbに制御センサを取
り付ける場合は、スロットルボディbに前記ボス部b2
を加工する必要があるため、他の車両(四輪の自動車
等)のスロットルボディを流用することができず、部品
の共通化が図れなかった。
【0007】また、前記大気圧検出センサhの取り付け
構造のように、ボルトqの軸部に防振ゴムnを装着する
ものにおいては、特に図17に符号Xで示す方向の振動
に対して防振ゴムnの十分な変形量が得られないという
問題点もある。防振ゴムnのボリュームを増大させれ
ば、この問題を解決することも可能であるが、そのよう
にすると、さらに大きな取付スペースが必要となり、エ
ンジン構成部品のレイアウトがさらなる制約を受ける。
また、符号Xで示す方向の振動が発生しにくいように大
気圧検出センサhを取り付けることも可能であるが、そ
の場合にあってもエンジン構成部品のレイアウトが影響
されてしまう。したがって、より防振性に優れた防振構
造が従来より強く要望されている。
【0008】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、制御センサの取り付けに係る部品点
数を削減して組立工数およびコストを低減し、かつ、エ
ンジン構成部品のレイアウトの自由度の向上および配線
の効率化を図ると共に防振性をより一層向上させ、しか
も船外機以外のエンジンに使用されているスロットルボ
ディを流用可能とした、船外機のエンジンにおける制御
センサの取り付け構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、燃料噴射装置と、該燃料噴射装置を制御
するための少なくとも吸気温度検出センサおよび圧力検
出センサを含む複数の制御センサとを備えた船外機のエ
ンジンにおいて、防振材からなりかつ前記複数の制御セ
ンサそれぞれを抱持する単品のセンサ取付ホルダをエン
ジンに固定したことを特徴とする船外機のエンジンおけ
る制御センサ取り付け構造である。
【0010】請求項2の発明は、略筒状のスロットルボ
ディを備える船外機のエンジンにおいて、前記スロット
ルボディの上流側開口の上方位置に前記センサ取付ホル
ダを固定したことを特徴とする請求項1記載の船外機の
エンジンにおける制御センサ取り付け構造である。
【0011】請求項3の発明は、多気筒2サイクルエン
ジンであって、クランク軸を回転自在に支持するクラン
クケースと、該クランクケースの前側に配設されクラン
クケース内に連通したサージタンクと、該サージタンク
の左右一側に配設されて該サージタンクに連通すると共
に上流側開口を側方に向けた略筒状のスロットルボディ
とを備えた船外機のエンジンにおいて、前記スロットル
ボディの上流側開口の上方位置であって前記サージタン
クの側壁に前記センサ取付ホルダを固定したことを特徴
とする請求項1記載の船外機のエンジンにおける制御セ
ンサ取り付け構造である。
【0012】請求項1の発明によれば、複数の制御セン
サを単品のセンサ取付ホルダに抱持させたので、各制御
センサ毎に取付部品を必要とする従来の構造に比べ、部
品点数の大幅な削減が図れる。したがって、組立工数お
よびコストを低減することができる。
【0013】また、一つのセンサ取付ホルダに複数の制
御センサを取り付けることができるので、複数の制御セ
ンサが一箇所に集中し、複数の制御センサに係る取付ス
ペースもエンジンにおいて分散しない。したがって、エ
ンジン構成部品のレイアウトの自由度を向上させること
ができる。また、複数の制御センサが一箇所に集中する
ことから、各制御センサに係る配線が効率的に行えるよ
うになる。
【0014】また、センサ取付ホルダ自体のボリューム
をある程度確保することにより、あらゆる方向の振動に
センサ取付ホルダが十分に対応することが可能となるた
め、従来に比してより防振性を向上させることができ
る。
【0015】また、請求項2の発明によれば、前記スロ
ットルボディの上流側開口の上方位置に前記センサ取付
ホルダを固定したので、複数の制御センサは、前記船外
機内における吸気経路の最終部に配置されることにな
る。このため、吸気経路を通る過程でエンジン構成部品
と衝突するなどして水滴等の水分が十分に分離した空気
中に、複数の制御センサが存在することになり、制御セ
ンサの内部への水分等の侵入を防止することができる。
【0016】さらに、請求項3の発明によれば、複数の
制御センサを抱持したセンサ取付ホルダを前記サージタ
ンクに固定したので、スロットルボディに特別な加工を
施す必要がない。よって、船外機以外のエンジンに使用
されているスロットルボディを船外機のエンジン用とし
て流用することが可能となる。また、センサ取付ホルダ
がサージタンクの側壁に固定されているので、よどみの
無い吸気経路上に制御センサを設置することができ、よ
って常温またはそれに近い環境下での制御センサの使用
が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。なお、本実施形態において左・右
とは、船外機の左舷側・右舷側を意味し、また前・後と
は、船の前進方向・後進方向を意味する。図1および図
2に示すように、本実施形態に係る船外機2は、多気筒
2サイクルのエンジン4と、エンジン4を内包するエン
ジンケース6とを備えたものであって、船体の船尾板
(図示略)に固定される。エンジンケース6は、上方か
らエンジン4を覆うアッパカバー6aと、このアッパカ
バー6aの下端縁に嵌まる上端縁を有するロアカバー6
bとから主に構成される。アッパカバー6aの上壁の後
部には、図1に示すように、略上方に向けて開口した空
気取入口6a1が形成されており、この空気取入口6a
1は、アッパカバー6aに設けられたカバー6cによっ
て上方から覆われている。このカバー6cとアッパカバ
ー6aの上壁の後部によって、空気取入口6a1の周囲
には、後端に空気導入口6d1を有する空気導入室6d
が形成される。
【0018】エンジン4は、図1および図2に示すよう
に、クランク軸8を回転自在に支持するクランクケース
10と、クランク軸8の回転により上下動するピストン
(図示略)を摺動させるシリンダ12と、クランクケー
ス10から外部上方に突出したクランク軸8の上端部に
配設されたマグネト14とを備える。さらに、エンジン
4には、クランクケース10の前側に上下方向に沿って
配設され、かつ、クランクケース10の内部に連通した
縦長のサージタンク16が備えられる。このサージタン
ク16の左右一側(本実施形態では右側)の側壁16a
には、サージタンク16に取り入れる空気の量を調節す
るスロットルバルブ(図示略)が組み込まれた略筒状の
スロットルボディ18が配設されている。
【0019】スロットルボディ18は、図1および図2
に示すように、サージタンク16の側壁16aにおける
上下方向中央部よりもやや下方位置に、左右方向に中心
軸が沿うように配置されており、空気を濾過するフィル
タ20が設けられたその上流側開口18aを側方(本実
施形態では右側方)に向けている。なお、前記空気導入
口6d1より空気導入室6dに導かれた空気は、図1お
よび図2に示すように、エンジンケース6内において、
マグネト14の周辺を通り抜けた後にクランクケース1
0およびサージタンク16の外面に沿って下降し、フィ
ルタ20で濾過されると共に上流側開口18aからスロ
ットルボディ18内に流入する。
【0020】次に、エンジン4に備えられた燃料噴射装
置について説明する。このエンジン4には、図1に示す
ように、シリンダ数に対応した複数のインジェクタ24
を有する燃料噴射装置22と、この燃料噴射装置22の
各インジェクタ24の燃料噴射量を制御するための各種
制御センサと、各制御センサからの情報を分析して最適
なインジェクタ24の開弁時間を決定・指令するエンジ
ン制御ユニット26とが備えられる。この実施形態で
は、吸気温度検出センサ28、大気圧検出センサ(圧力
検出センサの一例)30およびスロットルセンサ32が
エンジン4の適所に設けられており、このうちスロット
ルセンサ32は、前記スロットルボディ18の上部に配
設され、スロットルバルブの開度を検知する。
【0021】吸気温度検出センサ28および大気圧検出
センサ30は、防振材からなる単品のセンサ取付ホルダ
34に抱持されており、このセンサ取付ホルダ34は、
エンジン4に固定される。以下、このセンサ取付ホルダ
34による制御センサ取り付け構造を詳細に説明する。
【0022】前記センサ取付ホルダ34は、図3〜図5
に示すように、概略箱状を呈する単体部品であり、大気
圧検出センサ30を抱持する第1抱持部34aと、吸気
温度検出センサ28を抱持する第2抱持部34bと、ボ
ルト挿入孔34c1を有する取付片部34cとから主に
構成される。なお、このセンサ取付ホルダ34の防振材
料としては、断熱性および耐久性に優れた、ゴム等の弾
性体が好ましい。
【0023】第1抱持部34aは、図6〜図10に示す
ように、後側(船外機の後部に向く側)のみが開放した
略立方体形状の空間であり、大気圧検出センサ30の外
形に対応した内形を有する。第1抱持部34aの下壁に
は、図8に示すように、大気圧検出センサ30の検出部
30a(後述)が嵌まる長穴34dが形成されている。
第2抱持部34bは、図3に示すように前記第1抱持部
34aの前壁に一体成形されており、左右方向に貫通し
た断面略矩形の略筒状を呈する。第2抱持部34bの内
形は、吸気温度検出センサ28の外形に対応したものと
なっている。第2抱持部34bの下側近傍には、図5に
示すように第1抱持部34aの前壁の下端から前方に向
けて突出したリード線支持部34eが一体成形される。
取付片部34cは、図3に示すように、第1抱持部34
aの上壁から上方に突出するように一体成形されてお
り、そのボルト挿入孔34c1は左右方向に貫通してい
る。
【0024】大気圧検出センサ30は、図3に示すよう
にその下壁に下方に突出した検出口30aを備えてお
り、その検出口30aが前記長穴34d(図8参照)に
逃げた状態で第1抱持部34aに後方開放側から挿着さ
れる。吸気温度検出センサ28は、図3に示すように、
前記第2抱持部34bに左側から右側へ挿入される。ま
た、吸気温度検出センサ28のリード線28aは、図5
に示すように、第2抱持部34bの左側で折り返された
後に前記リード線支持部34eに保持される。
【0025】このように大気圧検出センサ30および吸
気温度検出センサ28を共に抱持するセンサ取付ホルダ
34は、図1および図2に示すように、スロットルボデ
ィ18の上流側開口18aの上方位置であってサージタ
ンク16の側壁16aに固定される。サージタンク16
の側壁16aには、図2に示すように、センサ取付ホル
ダ34を固定するためのボス部36が突設されている。
センサ取付ホルダ34のボス部36への固定に際して
は、図5に示すように、前記取付片34cのボルト挿入
孔34c1にスペーサ38を挿着すると共に、ワッシャ
40を通したボルト42をスペーサ38の内孔に挿入
し、さらにこのボルト42をボス部36に螺入するよう
にする。
【0026】以上のような構成を有する本実施形態によ
れば、大気圧検出センサ30および吸気温度検出センサ
28それぞれを単品のセンサ取付ホルダ34の第1抱持
部34aおよび第2抱持部34bに抱持させたので、各
制御センサ毎に取付部品を必要とする従来の構造に比
べ、部品点数の大幅な削減が図れる。すなわち、この二
つの制御センサの取り付けには、ボルト42・スペーサ
38・ワッシャ40のみで足り、組み立て工数およびコ
ストを低減することができると共に、エンジン4の軽量
化および制御センサのメンテナンス性の向上も図れる。
【0027】また、一つのセンサ取付ホルダ34に大気
圧検出センサ30および吸気温度検出センサ28の二つ
の制御センサを取り付けられるので、複数の制御センサ
が一箇所に集中し、よって複数の制御センサに係る取付
スペースがエンジン6において分散しないため、エンジ
ン構成部品のレイアウトの自由度を向上させることがで
きる。また、大気圧検出センサ30および吸気温度検出
センサ28が一箇所に集中することから、大気圧検出セ
ンサ30および吸気温度検出センサ28とエンジン制御
ユニット26との間のハーネス44(図1参照)の配線
を効率的に行うことができる。
【0028】また、センサ取付ホルダ34自体のボリュ
ームが大きいと共にセンサ取付ホルダ34が大気圧検出
センサ30および吸気温度検出センサ28を取り囲むよ
うに抱持するため、センサ取付ホルダ34が前後・左右
・上下のいずれの方向の振動にも十分に対応することが
可能となり、従来に比してより一層防振性を向上させる
ことができる。したがって、図11(a)に示すような
サーミスタ等の温度検出素子28bが露出しているタイ
プの吸気温度検出センサ28の使用が可能になる。すな
わち、この露出タイプの吸気温度検出センサ28は、図
11(b)に示すような、温度検出素子28A1が外部
から隔離されたタイプに比べ、エンジン4の熱伝導を受
けにくく温度変化に対する追従性がよいものの耐振性が
劣るため、従来の制御センサ取り付け構造には適用しに
くかったが、本実施形態においては前述のごとく防振性
が優れているため、この種のセンサの船外機への使用が
可能となる。
【0029】また、センサ取付ホルダ34自体のボリュ
ームが大きく、それと同時にセンサ取付ホルダ34とサ
ージタンク16との接触面積が小さいことから、シリン
ダ12から吸気温度検出センサ28へ熱が伝導しにくく
なる。したがって、エンジン4を再始動する際などに正
確な吸気温度を検出することができ、よってエンジン4
が要求する最適な噴射量を演算・噴射することができ
る。これに対して、例えば図15に示した前記従来の防
振構造においては、防振ゴムe自体のボリュームが小さ
くしかも防振ゴムeと吸気温度検出センサaとの接触面
積および防振ゴムeとエンジン(スロットルボディb)
との接触面積が大きい。そのため、エンジンを高回転運
転した直後に停止させた場合、エンジンの冷却機能(冷
却水の循環)が停止してエンジンの燃焼により生じた熱
がシリンダ→クランクケース→インテークマニホールド
・サージタンク→スロットルボディbの順に伝導する
と、吸気温度検出センサaが暖められてしまう。このた
め、吸気温度検出センサaが暖められた状態でエンジン
を再始動すると、実際の吸気温度よりも高い温度を検出
してしまうという不具合が生ずる。
【0030】また、本実施形態によれば、センサ取付ホ
ルダ34をサージタンク16に固定したので、スロット
ルボディ18に特別な加工を施す必要がない。よって、
船外機以外のエンジンに使用されているスロットルボデ
ィを船外機のエンジン用として流用することが可能とな
る。それと同時に、エンジンの排気量が異なりスロット
ルボディの形状が異なるもの同士であっても、センサ取
付ホルダ34の共通化が図れる。
【0031】さらに、センサ取付ホルダ34がサージタ
ンク16の側壁16aに固定されているので、よどみの
無い吸気経路上に大気圧検出センサ30が位置すること
になる。よって、大気圧検出センサ30を常温またはそ
れに近い環境下で使用することが可能となる。大気圧検
出センサ30は、一般にシリコンチップのピエゾ抵抗効
果を利用した圧力変換素子を内部に備えるものであり、
チップ上に形成されたブリッジ状の抵抗に流れる電流の
圧力歪みによる変化を増幅・温度補正して出力する。そ
の圧力検出公差は、図12に示すように、常温で最も誤
差が少なくなる温度特性を示す。したがって、本実施形
態によれば、大気圧検出センサ30を最も圧力検出公差
の少ない条件で使用することが可能となる。また、スロ
ットルボディ18の上流側開口18aの上方近傍位置に
センサ取付ホルダ34を固定したので、大気圧検出セン
サ30は、船外機2内における吸気経路の最終部に配置
されることになる。このため、吸気経路を通る過程でエ
ンジン構成部品と衝突するなどして水滴等の水分が十分
に分離した空気の中に、大気圧検出センサ30が存在す
ることになり、大気圧検出センサ30の内部への水分等
の侵入を防止することができる。さらに、本実施形態に
おいては、大気圧検出センサ30の検出口30aが下方
に向いているため、より一層水分が大気圧検出センサ3
0内に侵入しにくくいものとなる。これらの作用効果
は、吸気温度検出センサ28についても同様であり、し
かも大気圧検出センサ30自体は熱を発生するものでは
ないことから、この二つの制御センサを一つのセンサ取
付ホルダ34に抱持させることが可能となり、よって上
記のような従来に比べて有利な効果を得ることができ
る。
【0032】なお、本実施形態は本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定さ
れない。例えば、本発明に係るセンサ取付ホルダは、本
実施形態に係るセンサ取付ホルダ34に限定されず、複
数の制御センサそれぞれを抱持するものであれば他の形
状でもよいが、本実施形態のセンサ取付ホルダ34のご
とく、エンジン4から伝わるあらゆる方向の振動を吸収
可能でありかつ多くのボルトやクランプ等を必要としな
い形状が望ましい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、制
御センサの取り付けに係る部品点数を削減して組立工数
およびコストを低減することができる。また、エンジン
構成部品のレイアウトの自由度の向上および配線の効率
化を図ることができる。また、制御センサに係る防振性
をより一層向上させることができる。また、船外機以外
のエンジンに使用されているスロットルボディを流用す
ることもできる。さらに、常温またはそれに近い環境下
での制御センサの使用が可能となり、制御センサの検出
精度を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るエンジンの側面図である。
【図2】本実施形態に係るエンジンの正面図である。
【図3】本実施形態の制御センサ取り付け構造の分解斜
視図である。
【図4】本実施形態の制御センサ取り付け構造の側面図
である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】本実施形態に係るセンサ取付ホルダの側面図で
ある。
【図7】図6におけるVII−VII断面図である。
【図8】図6におけるA矢視図である。
【図9】図6におけるIX−IX断面図である。
【図10】図6におけるB矢視図である。
【図11】本実施形態に係る吸気温度検出センサの部分
断面図であって、(a)は温度検出素子が露出していな
いタイプを示す図、(b)は温度検出素子が露出するタ
イプを示す図である。
【図12】大気圧検出センサの温度特性を示すグラフで
ある。
【図13】吸気温度検出センサが取り付けられた従来例
のスロットルボディの斜視図である。
【図14】吸気温度検出センサが取り付けられた従来例
のスロットルボディの平面図である。
【図15】吸気温度検出センサが取り付けられた従来例
のスロットルボディの断面図である。
【図16】従来の吸気温度検出センサの取り付け構造の
分解斜視図である。
【図17】従来の大気圧検出センサの取り付け構造の組
立図である。
【図18】図17におけるXVIII−XVIII断面図である。
【図19】従来の大気圧検出センサの取り付け構造の分
解斜視図である。
【符号の説明】
2 船外機 4 エンジン 8 クランク軸 10 クランクケース 16 サージタンク 16a 側壁 18 スロットルボディ 18a 上流側開口 22 燃料噴射装置 28 吸気温度検出センサ 30 大気圧検出センサ(圧力検出センサの一例) 34 センサ取付ホルダ 34a 第1抱持部 34b 第2抱持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01L 7/00 G01L 7/00 P B63H 21/26 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射装置と、該燃料噴射装置を制御
    するための少なくとも吸気温度検出センサおよび圧力検
    出センサを含む複数の制御センサとを備えた船外機のエ
    ンジンにおいて、 防振材からなりかつ前記複数の制御センサそれぞれを抱
    持する単品のセンサ取付ホルダをエンジンに固定したこ
    とを特徴とする船外機のエンジンおける制御センサ取り
    付け構造。
  2. 【請求項2】 略筒状のスロットルボディを備える船外
    機のエンジンにおいて、 前記スロットルボディの上流側開口の上方位置に前記セ
    ンサ取付ホルダを固定したことを特徴とする請求項1記
    載の船外機のエンジンにおける制御センサ取り付け構
    造。
  3. 【請求項3】 多気筒2サイクルエンジンであって、ク
    ランク軸を回転自在に支持するクランクケースと、該ク
    ランクケースの前側に配設されクランクケース内に連通
    したサージタンクと、該サージタンクの左右一側に配設
    されて該サージタンクに連通すると共に上流側開口を側
    方に向けた略筒状のスロットルボディとを備えた船外機
    のエンジンにおいて、 前記スロットルボディの上流側開口の上方位置であって
    前記サージタンクの側壁に前記センサ取付ホルダを固定
    したことを特徴とする請求項1記載の船外機のエンジン
    における制御センサ取り付け構造。
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