JPH09207883A - ヨットの操帆装置 - Google Patents
ヨットの操帆装置Info
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- JPH09207883A JPH09207883A JP8018956A JP1895696A JPH09207883A JP H09207883 A JPH09207883 A JP H09207883A JP 8018956 A JP8018956 A JP 8018956A JP 1895696 A JP1895696 A JP 1895696A JP H09207883 A JPH09207883 A JP H09207883A
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- mast
- drive mechanism
- drive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブームやマストを自動的に操作することがで
きるヨットの操帆装置を提供する。 【解決手段】 水平面内で揺動可能に船体5に取付けら
れたブーム6と、該ブーム6によって垂直面内で起倒可
能に支持されたマスト7と、該マスト7を倒置位置と起
立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構30と、上
記ブーム6を風向き及び進行方向に応じて揺動駆動する
ブーム駆動機構20とを備えたヨット1の操帆装置にお
いて、マスト7の起倒角度を検出するマスト角度検出手
段40と、検出されたマスト角度が所定角度以下のとき
には上記ブーム駆動機構20によるブーム6の駆動を停
止するブーム駆動制御手段(コントローラ)12とを備
えたものである。
きるヨットの操帆装置を提供する。 【解決手段】 水平面内で揺動可能に船体5に取付けら
れたブーム6と、該ブーム6によって垂直面内で起倒可
能に支持されたマスト7と、該マスト7を倒置位置と起
立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構30と、上
記ブーム6を風向き及び進行方向に応じて揺動駆動する
ブーム駆動機構20とを備えたヨット1の操帆装置にお
いて、マスト7の起倒角度を検出するマスト角度検出手
段40と、検出されたマスト角度が所定角度以下のとき
には上記ブーム駆動機構20によるブーム6の駆動を停
止するブーム駆動制御手段(コントローラ)12とを備
えたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平面内で揺動可
能に船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂
直面内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒
置位置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構
と、上記ブームを風向き及び進行方向に応じて揺動駆動
するブーム駆動機構とを備えたヨットの操帆装置に関す
る。
能に船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂
直面内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒
置位置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構
と、上記ブームを風向き及び進行方向に応じて揺動駆動
するブーム駆動機構とを備えたヨットの操帆装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のヨットは、種々のロープをブーム
やマストに掛け渡して、このロープを引いたり戻したり
しながら、ブームの角度を調整するように構成されてい
る。
やマストに掛け渡して、このロープを引いたり戻したり
しながら、ブームの角度を調整するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のヨットにおける操帆は習熟を要し、素人には極めて困
難な操作であった。そのため従来からヨットの操帆を簡
単に行なうことのできる操帆装置の出現が待望されてい
た。
のヨットにおける操帆は習熟を要し、素人には極めて困
難な操作であった。そのため従来からヨットの操帆を簡
単に行なうことのできる操帆装置の出現が待望されてい
た。
【0004】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、ヨットのブームやマストを自動的に操
作する場合に、第1にはマストが正規角度にない場合の
ブーム揺動を停止し、第2にはブームが正規角度位置に
ない場合のマストの傾倒を停止し、第3にはブームの回
動可能角度範囲内に生体が位置する場合のブーム揺動を
停止し、他艇との接触事故やブームの損傷を未然に防止
することができるヨットの操帆装置を提供することを目
的としている。
たものであって、ヨットのブームやマストを自動的に操
作する場合に、第1にはマストが正規角度にない場合の
ブーム揺動を停止し、第2にはブームが正規角度位置に
ない場合のマストの傾倒を停止し、第3にはブームの回
動可能角度範囲内に生体が位置する場合のブーム揺動を
停止し、他艇との接触事故やブームの損傷を未然に防止
することができるヨットの操帆装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水平
面内で揺動可能に船体に取付けられたブームと、該ブー
ムによって垂直面内で起倒可能に支持されたマストと、
該マストを倒置位置と起立位置との間で起倒駆動するマ
スト駆動機構と、上記ブームを揺動駆動するブーム駆動
機構とを備えたヨットの操帆装置において、マストの起
倒角度を検出するマスト角度検出手段と、検出されたマ
スト角度が所定角度以下のときには上記ブーム駆動機構
によるブームの駆動を停止するブーム駆動制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
面内で揺動可能に船体に取付けられたブームと、該ブー
ムによって垂直面内で起倒可能に支持されたマストと、
該マストを倒置位置と起立位置との間で起倒駆動するマ
スト駆動機構と、上記ブームを揺動駆動するブーム駆動
機構とを備えたヨットの操帆装置において、マストの起
倒角度を検出するマスト角度検出手段と、検出されたマ
スト角度が所定角度以下のときには上記ブーム駆動機構
によるブームの駆動を停止するブーム駆動制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0006】ここで、マスト角度検出手段としては、例
えば、マストが所定角度起立されたときに、マストが当
接してオンされるリミットスイッチ等が好適に用いられ
る。
えば、マストが所定角度起立されたときに、マストが当
接してオンされるリミットスイッチ等が好適に用いられ
る。
【0007】請求項2の発明は、水平面内で揺動可能に
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒置位
置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構と、
上記ブームを揺動駆動するブーム駆動機構とを備えたヨ
ットの操帆装置において、ブームの角度位置を検出する
ブーム角度検出手段と、検出されたブーム角度がマスト
を中心とする所定角度範囲外のときには上記マスト駆動
機構のよるマストの倒置位置への駆動を停止するマスト
駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒置位
置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構と、
上記ブームを揺動駆動するブーム駆動機構とを備えたヨ
ットの操帆装置において、ブームの角度位置を検出する
ブーム角度検出手段と、検出されたブーム角度がマスト
を中心とする所定角度範囲外のときには上記マスト駆動
機構のよるマストの倒置位置への駆動を停止するマスト
駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】ここで、ブーム角度検出手段としては、船
体上におけるブームの揺動範囲内の所定角度位置に左右
取付けられた反射型光センサー等が好適に用いられる。
体上におけるブームの揺動範囲内の所定角度位置に左右
取付けられた反射型光センサー等が好適に用いられる。
【0009】請求項3の発明は、水平面内で揺動可能に
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒置位
置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構と、
上記ブームを揺動駆動するブーム駆動機構とを備えたヨ
ットの操帆装置において、ブームの揺動可能角度範囲内
に位置する生体を検出する生体検出手段と、生体が検出
されたときには上記ブーム駆動機構によりブームの揺動
を停止するブーム駆動制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、該マストを倒置位
置と起立位置との間で起倒駆動するマスト駆動機構と、
上記ブームを揺動駆動するブーム駆動機構とを備えたヨ
ットの操帆装置において、ブームの揺動可能角度範囲内
に位置する生体を検出する生体検出手段と、生体が検出
されたときには上記ブーム駆動機構によりブームの揺動
を停止するブーム駆動制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0010】ここで、生体検出手段としては、船体上の
生体が発する赤外線を検出することができる赤外線セン
サー等が好適に用いられる。
生体が発する赤外線を検出することができる赤外線セン
サー等が好適に用いられる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3の何
れかのヨットの操帆装置において、上記ブーム駆動機構
及びマスト駆動機構が、該両駆動機構共用の油圧源を有
する油圧式のものであり、かつ油圧源を何れかの駆動機
構側に切り替える切り替え回路を備えていることを特徴
とするものである。
れかのヨットの操帆装置において、上記ブーム駆動機構
及びマスト駆動機構が、該両駆動機構共用の油圧源を有
する油圧式のものであり、かつ油圧源を何れかの駆動機
構側に切り替える切り替え回路を備えていることを特徴
とするものである。
【0012】ここで、切り替え回路としては、油圧回路
に設けられた切換弁等が好適に用いられ、この切り替え
回路には、自動的に切り替えするものや、手動によって
切り替えするものがある。
に設けられた切換弁等が好適に用いられ、この切り替え
回路には、自動的に切り替えするものや、手動によって
切り替えするものがある。
【0013】請求項5の発明は、水平面内で揺動可能に
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、上記ブームを風向
き及び進行方向に応じて揺動駆動するブーム駆動機構と
を備えたヨットの操帆装置において、揺動自在に配設さ
れた操作レバーの中立位置からの揺動角度が大きいほど
ブームの揺動速度が大きくなるようにブーム駆動機構を
制御するブーム駆動制御手段を備えたことを特徴とする
ものである。
船体に取付けられたブームと、該ブームによって垂直面
内で起倒可能に支持されたマストと、上記ブームを風向
き及び進行方向に応じて揺動駆動するブーム駆動機構と
を備えたヨットの操帆装置において、揺動自在に配設さ
れた操作レバーの中立位置からの揺動角度が大きいほど
ブームの揺動速度が大きくなるようにブーム駆動機構を
制御するブーム駆動制御手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0014】ここで、操作レバーの中立位置からの角度
を大きくしたときに、作動油の供給量を増大させるよう
にすることによって、揺動速度が大きくなるように構成
すればよい。
を大きくしたときに、作動油の供給量を増大させるよう
にすることによって、揺動速度が大きくなるように構成
すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。図1〜図23は本発明の一
実施形態装置説明するための図であり、図1,図2は該
実施形態装置を備えたヨットの概略側面図,平面図であ
る。図中、ヨット1は、船体5の船底の後尾にラダー2
を、略中央部にバラストキール3を、該バラストキール
3の後側に船内エンジン4で駆動されるスクリュウ4a
をそれぞれ備えている。また船体5の上方にはブーム6
が水平面内で揺動可能に配設され、該ブーム6の前端に
はマスト7が垂直面内で起倒可能に支持されており、該
マスト7とブーム6との間にはメインセール8が張設さ
れている。
図面を参照しつつ説明する。図1〜図23は本発明の一
実施形態装置説明するための図であり、図1,図2は該
実施形態装置を備えたヨットの概略側面図,平面図であ
る。図中、ヨット1は、船体5の船底の後尾にラダー2
を、略中央部にバラストキール3を、該バラストキール
3の後側に船内エンジン4で駆動されるスクリュウ4a
をそれぞれ備えている。また船体5の上方にはブーム6
が水平面内で揺動可能に配設され、該ブーム6の前端に
はマスト7が垂直面内で起倒可能に支持されており、該
マスト7とブーム6との間にはメインセール8が張設さ
れている。
【0016】そして本実施形態のヨット1は、上記マス
ト7を垂直面内で起倒駆動するマスト起倒機構30と、
上記ブーム6を水平面内で揺動駆動するブーム駆動機構
20とを有する操帆装置10を備えている。
ト7を垂直面内で起倒駆動するマスト起倒機構30と、
上記ブーム6を水平面内で揺動駆動するブーム駆動機構
20とを有する操帆装置10を備えている。
【0017】上記ブーム駆動機構20は、図3に示すよ
うに、パイプ製の支持部材22の上端部に固着された軸
受筒26により上記ブーム6の下面に固着された駆動筒
25aを軸受26aを介して回動自在に支持し、該駆動
筒25aに自在継手24を介して接続され、上記支持部
材22内に挿通された伝達ロッド25bの下端部を自在
継手23を介して駆動源21Aのピニオン軸21aに接
続した構造を有している。
うに、パイプ製の支持部材22の上端部に固着された軸
受筒26により上記ブーム6の下面に固着された駆動筒
25aを軸受26aを介して回動自在に支持し、該駆動
筒25aに自在継手24を介して接続され、上記支持部
材22内に挿通された伝達ロッド25bの下端部を自在
継手23を介して駆動源21Aのピニオン軸21aに接
続した構造を有している。
【0018】上記支持部材22の下端部は船底5dに膨
出形成された支持ボス部5aにボルト締め等により固着
され、上記軸受筒26は船室Aの天井壁5bに膨出形成
された支持ボス部5cにボルト締め等により固着されて
いる。このようにして上記支持部材22及び軸受筒26
は船体5に対して、上記ブーム6,マスト7の重量,風
圧による曲げ荷重(曲げモーメント)に耐える上で有利
な構造でもって強固に支持されている。
出形成された支持ボス部5aにボルト締め等により固着
され、上記軸受筒26は船室Aの天井壁5bに膨出形成
された支持ボス部5cにボルト締め等により固着されて
いる。このようにして上記支持部材22及び軸受筒26
は船体5に対して、上記ブーム6,マスト7の重量,風
圧による曲げ荷重(曲げモーメント)に耐える上で有利
な構造でもって強固に支持されている。
【0019】ここで駆動源21Aの配置については、図
23に示すように構成しても良い。この例では、軸受筒
26の下端部を上記天井壁5bの支持ボス部5c上面に
固定し、上記駆動源21Aを該支持ボス部5cの下面に
固定している。このように構成した場合には、船室A内
にブーム駆動機構構成部品が位置しないので、船室A内
空間を有効に使用することができる利点がある。なお、
上記駆動源21Aを天井壁5bの下面に配置することも
可能である。
23に示すように構成しても良い。この例では、軸受筒
26の下端部を上記天井壁5bの支持ボス部5c上面に
固定し、上記駆動源21Aを該支持ボス部5cの下面に
固定している。このように構成した場合には、船室A内
にブーム駆動機構構成部品が位置しないので、船室A内
空間を有効に使用することができる利点がある。なお、
上記駆動源21Aを天井壁5bの下面に配置することも
可能である。
【0020】図4,図5は上記駆動源21Aの詳細構造
を示す。該駆動源21Aは以下の構造を有するラック・
ピニオン式のものである。ハウジング21gを略水平方
向に貫通する1本の筒体からなるシリンダ21内にラッ
ク21bを摺動自在に挿入配置し、該ラック21bの両
端部にピストン21c,21cを一体形成し、これらの
ピストン21c,21cとシリンダ21の両端部に螺着
された端板28で一対の油圧室21d,21dを形成す
る。
を示す。該駆動源21Aは以下の構造を有するラック・
ピニオン式のものである。ハウジング21gを略水平方
向に貫通する1本の筒体からなるシリンダ21内にラッ
ク21bを摺動自在に挿入配置し、該ラック21bの両
端部にピストン21c,21cを一体形成し、これらの
ピストン21c,21cとシリンダ21の両端部に螺着
された端板28で一対の油圧室21d,21dを形成す
る。
【0021】そして上記ラック21bにボルト21fで
着脱可能に固定されたラック歯21b′に上記ピニオン
軸21aの下端部に形成されたピニオンギヤ21eを噛
合させる。なお上記ピニオン軸21aは上下一対のベア
リング27a,27bを介して上記ハウジング21gで
軸支されている。
着脱可能に固定されたラック歯21b′に上記ピニオン
軸21aの下端部に形成されたピニオンギヤ21eを噛
合させる。なお上記ピニオン軸21aは上下一対のベア
リング27a,27bを介して上記ハウジング21gで
軸支されている。
【0022】また、上記ラック21bには、上記各油圧
室21dと相手油圧室21dとをそれぞれ連通する2つ
の通路21iが形成されており、該各通路21iにはリ
リーフバルブ21hが設けられている。これにより、油
圧室21dの内圧が異常に上昇することを防止してい
る。28aは上記油圧室21dに作動油を供給する給油
口、28bは油圧室21d内が負圧になるのを防止する
バルブである。なお、上記駆動源21Aは上記ハウジン
ク21gに形成されたフランジ部21g′を船底5d内
面にボルト締めすることにより船体5に固定されてい
る。
室21dと相手油圧室21dとをそれぞれ連通する2つ
の通路21iが形成されており、該各通路21iにはリ
リーフバルブ21hが設けられている。これにより、油
圧室21dの内圧が異常に上昇することを防止してい
る。28aは上記油圧室21dに作動油を供給する給油
口、28bは油圧室21d内が負圧になるのを防止する
バルブである。なお、上記駆動源21Aは上記ハウジン
ク21gに形成されたフランジ部21g′を船底5d内
面にボルト締めすることにより船体5に固定されてい
る。
【0023】上記駆動源21Aでは、油圧を油圧室21
d,21dのいずれか一方にかけることによって、ラッ
ク21bが左右いずれか一方に移動し、これによりピニ
オン21eが所定角度回転され、このピニオン21eの
回転が上記伝達ロッド25b,駆動筒25aを介してブ
ーム6に伝達され、その結果ブーム6が所定角度揺動す
るようになっている。
d,21dのいずれか一方にかけることによって、ラッ
ク21bが左右いずれか一方に移動し、これによりピニ
オン21eが所定角度回転され、このピニオン21eの
回転が上記伝達ロッド25b,駆動筒25aを介してブ
ーム6に伝達され、その結果ブーム6が所定角度揺動す
るようになっている。
【0024】上記駆動源21Aによれば、図24に示す
ような従来の駆動源a、即ち、シリンダをラックbの左
ピストン用左シリンダdと右ピストン用右シリンダeと
いうように別個独立のもので構成した場合に比べて、シ
リンダの芯出しが容易確実であり、また構造が簡単であ
るという利点がある。
ような従来の駆動源a、即ち、シリンダをラックbの左
ピストン用左シリンダdと右ピストン用右シリンダeと
いうように別個独立のもので構成した場合に比べて、シ
リンダの芯出しが容易確実であり、また構造が簡単であ
るという利点がある。
【0025】ここで上記駆動源21Aには各種の変形例
が採用可能である。図6はいわゆるダブルラック方式の
例である。この駆動源21Bは、ピニン軸21aの下端
部に設けられたピニオンギヤ21jの左右に一対のラッ
ク単体21k,21kを配置し、これらのラック単体2
1k,21kを収容するケーシング21tの右側面にに
シリンダ単体21m,21mを並列配置してボルト締め
固定し、該各シリンダ単体21m内に摺動自在に配置さ
れた各ピストン21nをピストンロッド21uを介して
上記ラック単体21kに接続した構造を有している。
が採用可能である。図6はいわゆるダブルラック方式の
例である。この駆動源21Bは、ピニン軸21aの下端
部に設けられたピニオンギヤ21jの左右に一対のラッ
ク単体21k,21kを配置し、これらのラック単体2
1k,21kを収容するケーシング21tの右側面にに
シリンダ単体21m,21mを並列配置してボルト締め
固定し、該各シリンダ単体21m内に摺動自在に配置さ
れた各ピストン21nをピストンロッド21uを介して
上記ラック単体21kに接続した構造を有している。
【0026】この駆動源21Bでは、シリンダ単体21
m,21mの一方にピストン21nの前進向きの油圧を
かけ、他方に後退向きの油圧をかけることにより、ラッ
ク単体21k,21kが逆方向に移動してピニオン21
jを同方向に回転駆動するので、大きな回転力が得られ
る利点がある。
m,21mの一方にピストン21nの前進向きの油圧を
かけ、他方に後退向きの油圧をかけることにより、ラッ
ク単体21k,21kが逆方向に移動してピニオン21
jを同方向に回転駆動するので、大きな回転力が得られ
る利点がある。
【0027】また上記駆動源21Bでは、シリンダ単体
21m,21mをケーシング21tの同じ右側に配置し
たので、例えば左,右に配置する場合に比較して左右方
向の寸法を短くでき、装置を小型化できる利点がある。
21m,21mをケーシング21tの同じ右側に配置し
たので、例えば左,右に配置する場合に比較して左右方
向の寸法を短くでき、装置を小型化できる利点がある。
【0028】図7に示す駆動源21Cは、ラック・ピニ
オンに代えてチェン・スプロケット式としたものであ
る。即ち、ケーシング21tの一側に一対のシリンダ単
体21p,21pを並列配置し、各ピストン21q,2
1qをピストンロッド21uを介してチェーン21rに
接続し、このチェーン21rを上記ピニオン軸21aの
下端に固着されたスプロケット21sに巻き回した構造
を有している。
オンに代えてチェン・スプロケット式としたものであ
る。即ち、ケーシング21tの一側に一対のシリンダ単
体21p,21pを並列配置し、各ピストン21q,2
1qをピストンロッド21uを介してチェーン21rに
接続し、このチェーン21rを上記ピニオン軸21aの
下端に固着されたスプロケット21sに巻き回した構造
を有している。
【0029】上記駆動源21cは、ラック・ピニオン式
に比較して構造が簡単であり、しかも図6の駆動源に比
較してさらに小型に構成できる利点がある。
に比較して構造が簡単であり、しかも図6の駆動源に比
較してさらに小型に構成できる利点がある。
【0030】上記マスト駆動機構30は、図9に示すよ
うに、ブーム6の先端部で支持ピン6bにより回動自在
に支持されたマスト7の下端部にアーム部7aを延長形
成し、該アーム部7aに、上記ブーム6に支持ピン6a
で軸支されたシリンダ30aのピストンロッド30bを
連結ピン30cで回動可能に連結した構造を有してい
る。なお、上記アーム部7a,シリンダ30aはブーム
6内に配設されており、図9はブーム6を断面した状態
を示している。
うに、ブーム6の先端部で支持ピン6bにより回動自在
に支持されたマスト7の下端部にアーム部7aを延長形
成し、該アーム部7aに、上記ブーム6に支持ピン6a
で軸支されたシリンダ30aのピストンロッド30bを
連結ピン30cで回動可能に連結した構造を有してい
る。なお、上記アーム部7a,シリンダ30aはブーム
6内に配設されており、図9はブーム6を断面した状態
を示している。
【0031】上記油圧シリンダ30aが前進駆動され、
ピストンロッド30bが延びるとマスト7は倒され、油
圧シリンダ30aが後退駆動され、ピストンロッド30
bがシリンダ内に入るとマスト7は起立されるようにな
っている。なお、マスト駆動機構としては、自動式,あ
るいは油圧式のものに限らず、手動式あるいはメカニカ
ル式のものとしてもよい。
ピストンロッド30bが延びるとマスト7は倒され、油
圧シリンダ30aが後退駆動され、ピストンロッド30
bがシリンダ内に入るとマスト7は起立されるようにな
っている。なお、マスト駆動機構としては、自動式,あ
るいは油圧式のものに限らず、手動式あるいはメカニカ
ル式のものとしてもよい。
【0032】また上記マスト駆動機構30は、マスト7
とブーム6との連結部に、該マスト7が起立位置に駆動
されたときに該マスト7をブーム6に対して自動的にロ
ックするマストロック機構31と、該ロックを自動的に
解除するロック解除機構32とをを備えている。
とブーム6との連結部に、該マスト7が起立位置に駆動
されたときに該マスト7をブーム6に対して自動的にロ
ックするマストロック機構31と、該ロックを自動的に
解除するロック解除機構32とをを備えている。
【0033】上記マストロック機構31は、図10に示
すように、マスト7の側壁に被係止凹部31aを凹設
し、ブーム6側に係止爪31bを枢軸31dを介して回
動可能に枢支して上記被係止凹部31aに係脱可能とす
るとともに、スプリング31eで係合方向に付勢した構
造となっている。なお、33はマスト7を倒置側に付勢
するばねである。
すように、マスト7の側壁に被係止凹部31aを凹設
し、ブーム6側に係止爪31bを枢軸31dを介して回
動可能に枢支して上記被係止凹部31aに係脱可能とす
るとともに、スプリング31eで係合方向に付勢した構
造となっている。なお、33はマスト7を倒置側に付勢
するばねである。
【0034】また上記ロック解除機構32は上記マスト
ロック機構31の下側に配設されており、該ロック解除
機構32は、図11に示すように、モータ32aの駆動
ギヤ32bにより上記枢軸31dに形成された枢軸側ギ
ヤ32cをロック解除側に回転させることによって、係
止爪31bを被係止凹部31aから離脱させて、ロック
を解除するようになっている。なお、上記駆動モータ3
2aはマスト7を起立側にばね33が所定値以上圧縮さ
れるように付勢したとき、又は専用のスイッチをオンに
したときに起動され、ロック解除を行う。なお、ロック
解除機構32は、上述した自動式のものに限らず、係止
爪31bのロックを解除するためのロック解除レバー等
を設けた手動式としてもよい。
ロック機構31の下側に配設されており、該ロック解除
機構32は、図11に示すように、モータ32aの駆動
ギヤ32bにより上記枢軸31dに形成された枢軸側ギ
ヤ32cをロック解除側に回転させることによって、係
止爪31bを被係止凹部31aから離脱させて、ロック
を解除するようになっている。なお、上記駆動モータ3
2aはマスト7を起立側にばね33が所定値以上圧縮さ
れるように付勢したとき、又は専用のスイッチをオンに
したときに起動され、ロック解除を行う。なお、ロック
解除機構32は、上述した自動式のものに限らず、係止
爪31bのロックを解除するためのロック解除レバー等
を設けた手動式としてもよい。
【0035】また本実施形態装置には、マスト7の起倒
角度を検出するマスト角度検出センサ40(図12参
照)と、ブーム6の角度位置を検出するブーム角度検出
センサ42(図13参照)と、ブーム6の揺動可能角度
範囲内に位置する生体を検出する生体検出センサ44
(図14参照)とを備えている。
角度を検出するマスト角度検出センサ40(図12参
照)と、ブーム6の角度位置を検出するブーム角度検出
センサ42(図13参照)と、ブーム6の揺動可能角度
範囲内に位置する生体を検出する生体検出センサ44
(図14参照)とを備えている。
【0036】ここで、上記マスト角度検出センサ40と
しては、マスト7が所定角度起立したときにマスト7の
外面に当接してオンされるリミットスイッチが採用で
き、ブーム角度検出センサ42としては、船体5の上面
におけるブーム6の所定回転角度位置に、ブーム6に向
けて左右2箇所取付けられた反射型の光センサが採用で
き、また生体検出センサ44としては、検出領域内にお
いて、生体から発する赤外線を検出する赤外線感知セン
サを採用することができる。
しては、マスト7が所定角度起立したときにマスト7の
外面に当接してオンされるリミットスイッチが採用で
き、ブーム角度検出センサ42としては、船体5の上面
におけるブーム6の所定回転角度位置に、ブーム6に向
けて左右2箇所取付けられた反射型の光センサが採用で
き、また生体検出センサ44としては、検出領域内にお
いて、生体から発する赤外線を検出する赤外線感知セン
サを採用することができる。
【0037】そして本実施形態装置のコントローラ12
は、検出されたマスト角度θが所定角度以下のときには
ブーム駆動機構20によるブーム6の駆動を停止するブ
ーム駆動制御手段として、また検出されたブーム角度が
マスト7を中心とする所定角度範囲外のときにはマスト
駆動機構30によるマスト7の倒置位置への駆動を停止
するマスト駆動制御手段として、さらに生体が検出され
たときにはブーム駆動機構20によりブーム6の揺動を
停止するブーム駆動機構制御手段として機能する。
は、検出されたマスト角度θが所定角度以下のときには
ブーム駆動機構20によるブーム6の駆動を停止するブ
ーム駆動制御手段として、また検出されたブーム角度が
マスト7を中心とする所定角度範囲外のときにはマスト
駆動機構30によるマスト7の倒置位置への駆動を停止
するマスト駆動制御手段として、さらに生体が検出され
たときにはブーム駆動機構20によりブーム6の揺動を
停止するブーム駆動機構制御手段として機能する。
【0038】次に、油圧回路を図15に基づいて説明す
る。符号90は供給電源、13は油圧パワーユニット、
70は油圧制御ユニット、30は油圧シリンダ30aを
含む上記マスト駆動機構、20は駆動源21Aを含む上
記ブーム駆動機構である。
る。符号90は供給電源、13は油圧パワーユニット、
70は油圧制御ユニット、30は油圧シリンダ30aを
含む上記マスト駆動機構、20は駆動源21Aを含む上
記ブーム駆動機構である。
【0039】上記供給電源90はDC電源(バッテリ)
91,極性切換リレー92,及びPWM電源11を備え
ている。
91,極性切換リレー92,及びPWM電源11を備え
ている。
【0040】また上記油圧パワーユニット13は、モー
タ13aで駆動されるポンプ13b,一対のリリーフバ
ルブ13c,13c,圧力保持用のシャトルバルブ13
dを備えている。また油圧制御ユニット70は、切換弁
70a,流量制御弁70b,70c,70d,及び緊急
用の手動切換弁70eを備えている。
タ13aで駆動されるポンプ13b,一対のリリーフバ
ルブ13c,13c,圧力保持用のシャトルバルブ13
dを備えている。また油圧制御ユニット70は、切換弁
70a,流量制御弁70b,70c,70d,及び緊急
用の手動切換弁70eを備えている。
【0041】次に、制御回路を図16に基づいて説明す
る。DC電源91はコントローラ12に供給されるとと
もに、極性切換リレー92を介してPWM電源11に供
給されている。そしてコントローラ12は、マスト角度
検出センサ40からのマスト7の起倒角度検出信号,ブ
ーム角度検出センサ42からのブーム6の角度位置検出
信号,及び生体検出センサ44からのブーム6の揺動可
能角度範囲内に位置する生体の検出信号が入力され、操
作レバー15からのマスト起倒モード又は操帆モードに
おける操作信号に応じて、切換弁70a,上記極性切換
リレー92,及びPWM電源11を制御する。
る。DC電源91はコントローラ12に供給されるとと
もに、極性切換リレー92を介してPWM電源11に供
給されている。そしてコントローラ12は、マスト角度
検出センサ40からのマスト7の起倒角度検出信号,ブ
ーム角度検出センサ42からのブーム6の角度位置検出
信号,及び生体検出センサ44からのブーム6の揺動可
能角度範囲内に位置する生体の検出信号が入力され、操
作レバー15からのマスト起倒モード又は操帆モードに
おける操作信号に応じて、切換弁70a,上記極性切換
リレー92,及びPWM電源11を制御する。
【0042】図18,図19は操作レバー15の傾き角
度とPWM出力との関係を示す。図18の操帆モードに
おいては、操作レバー15を中立位置Nから右側に傾け
るとブームが右側に揺動し、左側に傾けるとブームが左
側に揺動し、その傾き角度が大きいほどブーム6の揺動
速度が速くなるように上記PWM電源11を制御する。
ます図19の起倒モードにおいては、操作レバー15を
前方に傾けるとマストが起立し、後方に傾けるとマスト
が倒れるようにPWM電源を制御する。なお、マストの
起立,倒置完了が検出されると、それ以降は操作レバー
15を前後に倒してもマストは動かない。
度とPWM出力との関係を示す。図18の操帆モードに
おいては、操作レバー15を中立位置Nから右側に傾け
るとブームが右側に揺動し、左側に傾けるとブームが左
側に揺動し、その傾き角度が大きいほどブーム6の揺動
速度が速くなるように上記PWM電源11を制御する。
ます図19の起倒モードにおいては、操作レバー15を
前方に傾けるとマストが起立し、後方に傾けるとマスト
が倒れるようにPWM電源を制御する。なお、マストの
起立,倒置完了が検出されると、それ以降は操作レバー
15を前後に倒してもマストは動かない。
【0043】即ち、上記操作レバー15はブームの揺
動,マストの起倒の切り替えスイッチを兼ねており、該
レバー15を左右に回動させるとブームが揺動し、前後
に回動させるとマストが起倒する。また操作レバー15
から手を離すと該レバー15は中立位置に戻る。
動,マストの起倒の切り替えスイッチを兼ねており、該
レバー15を左右に回動させるとブームが揺動し、前後
に回動させるとマストが起倒する。また操作レバー15
から手を離すと該レバー15は中立位置に戻る。
【0044】図20,図21は上記操作レバー15の操
作速度(高・中・低)とPWMによる駆動電圧の立ち上
がり/下がり特性を示す。即ち、操帆速度が高(H)ほ
ど立ち上がり/下がりを緩やかにし、操帆速度が低
(L)ほど速くすることを示している。このようにする
ことにより、起動/停止(ON/OFF)時の慣性力が
過大になるのを防止して駆動メカニズムに無理な負荷が
かかるのを防止できる。
作速度(高・中・低)とPWMによる駆動電圧の立ち上
がり/下がり特性を示す。即ち、操帆速度が高(H)ほ
ど立ち上がり/下がりを緩やかにし、操帆速度が低
(L)ほど速くすることを示している。このようにする
ことにより、起動/停止(ON/OFF)時の慣性力が
過大になるのを防止して駆動メカニズムに無理な負荷が
かかるのを防止できる。
【0045】次に、図22のフローチャートを参照しつ
つ、本実施形態装置の動作を説明する。先ず、船室A内
に配設された選択スイッチ(ブームに設けても良い)に
よってマスト起倒モードか操帆モードかの選択が行わ
れ、マスト起倒モードが選択された場合には、上記切換
弁70aが図15と逆側に切換られるとともに、ブーム
6が船体中心線を挟んだ所定角度内にあるかどうかがブ
ーム角度検出センサ42からの検出信号により判断され
(ステップ101,102)、ブーム6が所定の角度範
囲内にない場合にはマスト7の起倒動作は行われない。
つ、本実施形態装置の動作を説明する。先ず、船室A内
に配設された選択スイッチ(ブームに設けても良い)に
よってマスト起倒モードか操帆モードかの選択が行わ
れ、マスト起倒モードが選択された場合には、上記切換
弁70aが図15と逆側に切換られるとともに、ブーム
6が船体中心線を挟んだ所定角度内にあるかどうかがブ
ーム角度検出センサ42からの検出信号により判断され
(ステップ101,102)、ブーム6が所定の角度範
囲内にない場合にはマスト7の起倒動作は行われない。
【0046】そしてブーム6が所定角度範囲内にある場
合に、起倒切換スイッチ、即ち操作レバー15の位置が
判断され、該スイッチが倒置側にある場合、即ち操作レ
バー15が後方に倒されている場合には、モータ13a
がポンプ13bを倒置方向に回転駆動し、マスト7が倒
置位置に達するまでマスト起倒シリンダ30aの倒置側
に油圧が供給され、倒置位置に達し、操作レバー15の
位置が中央に復帰されるとモータ13aが停止される
(ステップ103〜ステップ107)。
合に、起倒切換スイッチ、即ち操作レバー15の位置が
判断され、該スイッチが倒置側にある場合、即ち操作レ
バー15が後方に倒されている場合には、モータ13a
がポンプ13bを倒置方向に回転駆動し、マスト7が倒
置位置に達するまでマスト起倒シリンダ30aの倒置側
に油圧が供給され、倒置位置に達し、操作レバー15の
位置が中央に復帰されるとモータ13aが停止される
(ステップ103〜ステップ107)。
【0047】上記ステップ103で起倒切換スイッチが
起立側にある場合、即ち操作レバー15が前方に倒され
た場合には、モータ13aがポンプ13bをマスト7が
起立するまで起立方向に回転駆動し、また上記起倒切換
スイッチが中央に位置するとモータ回転が停止される
(ステップ103,108,109)
起立側にある場合、即ち操作レバー15が前方に倒され
た場合には、モータ13aがポンプ13bをマスト7が
起立するまで起立方向に回転駆動し、また上記起倒切換
スイッチが中央に位置するとモータ回転が停止される
(ステップ103,108,109)
【0048】ステップ101において、船室A内の選択
スイッチによって操帆モードが選択されると、上記切換
弁70aが図15の状態に切換られ、マスト検出センサ
40によってマスト7が起立状態にあるがどうかが判別
され(ステップ101,110参照)、マスト7が起立
位置に無い場合には操帆動作は行われない。
スイッチによって操帆モードが選択されると、上記切換
弁70aが図15の状態に切換られ、マスト検出センサ
40によってマスト7が起立状態にあるがどうかが判別
され(ステップ101,110参照)、マスト7が起立
位置に無い場合には操帆動作は行われない。
【0049】マスト7が起立位置にあると判別される
と、操作レバー15の位置が左右いずれの側にあるかど
うかが判別され、右側にある場合には、生体検出センサ
44によって人間が揺動可能領域に存在するかどうかが
判別され、存在する場合には、警告が発せられ、モータ
13aが停止される(ステップ111〜ステップ114
参照)。
と、操作レバー15の位置が左右いずれの側にあるかど
うかが判別され、右側にある場合には、生体検出センサ
44によって人間が揺動可能領域に存在するかどうかが
判別され、存在する場合には、警告が発せられ、モータ
13aが停止される(ステップ111〜ステップ114
参照)。
【0050】人間が存在しない場合には、操作レバー1
5の傾き角度に応じたPWM出力によりモータ13aが
ブーム右側揺動方向に駆動回転され、メインセール8が
予め想定された位置に達するまで操帆シリンダ21の右
揺動側に作動油が供給され、セールが想定された位置に
達すると、操作レバー15の位置が中央に復帰されてモ
ータ13aが停止される(ステップ112,115,1
16,117,106,107参照)。なお、上記操作
レバー15が大きいほど動作速度が速くなる。
5の傾き角度に応じたPWM出力によりモータ13aが
ブーム右側揺動方向に駆動回転され、メインセール8が
予め想定された位置に達するまで操帆シリンダ21の右
揺動側に作動油が供給され、セールが想定された位置に
達すると、操作レバー15の位置が中央に復帰されてモ
ータ13aが停止される(ステップ112,115,1
16,117,106,107参照)。なお、上記操作
レバー15が大きいほど動作速度が速くなる。
【0051】ステップ111において、操作レバー15
が左側にある場合には、人間が揺動可能領域に検出され
ると,警告,モータ13a停止が行われ、検出されない
場合には操作レバー15の傾き角度に応じて操帆シリン
ダ21の左揺動側への作動油供給が行われる(ステップ
111,118,119,114,120〜122,1
06,107参照)。
が左側にある場合には、人間が揺動可能領域に検出され
ると,警告,モータ13a停止が行われ、検出されない
場合には操作レバー15の傾き角度に応じて操帆シリン
ダ21の左揺動側への作動油供給が行われる(ステップ
111,118,119,114,120〜122,1
06,107参照)。
【0052】本実施形態では、ブーム6を支持する支持
部材22の下端部を船底5dの支持ボス部5aに固定す
るとともに、伝達部材25bを介してブーム6を揺動駆
動する駆動源21Aを船底5dに固定したので、ブーム
6の支持剛性を向上できるとともに、船体5の重心が低
くなり、安定性を向上できる。
部材22の下端部を船底5dの支持ボス部5aに固定す
るとともに、伝達部材25bを介してブーム6を揺動駆
動する駆動源21Aを船底5dに固定したので、ブーム
6の支持剛性を向上できるとともに、船体5の重心が低
くなり、安定性を向上できる。
【0053】支持部材22の下端部を船室5bの天井部
5cに固定するとともに、駆動源21Aを該天井部5c
に固定した場合には、船室5b内にブーム駆動機構の各
部材が配設されることがなく、船室5b内を有効に使用
することができる。。
5cに固定するとともに、駆動源21Aを該天井部5c
に固定した場合には、船室5b内にブーム駆動機構の各
部材が配設されることがなく、船室5b内を有効に使用
することができる。。
【0054】ブーム駆動機構の駆動源21Aををラック
・ピニオン式とし、該ラック21bを往復駆動するシリ
ンダ21を、ケーシング21g(ピニオン保持部材)を
貫通する1本の筒体で構成したので、ピニオン保持部材
の両側に2つの別個独立のシリンダを配置した場合に比
べて、軸芯を容易確実に一致させることができる。
・ピニオン式とし、該ラック21bを往復駆動するシリ
ンダ21を、ケーシング21g(ピニオン保持部材)を
貫通する1本の筒体で構成したので、ピニオン保持部材
の両側に2つの別個独立のシリンダを配置した場合に比
べて、軸芯を容易確実に一致させることができる。
【0055】また本実施形態装置では、マスト7の起倒
角度が所定角度以下のとき、つまりマストが完全に起立
状態にない場合には、ブーム6の揺動を停止するように
したので、マスト7が倒れたままの状態での操帆動作を
防止でき、安全かつ正確にヨットを操帆でき、更にマス
ト7及びセールの損傷を防止できる。
角度が所定角度以下のとき、つまりマストが完全に起立
状態にない場合には、ブーム6の揺動を停止するように
したので、マスト7が倒れたままの状態での操帆動作を
防止でき、安全かつ正確にヨットを操帆でき、更にマス
ト7及びセールの損傷を防止できる。
【0056】ブーム角度が所定角度範囲外のときにはマ
スト7の倒置位置への駆動を停止するようにしたので、
マスト7が自艇の外側に倒置されすることはなく、他艇
の邪魔になったり、接触事故を生じることを未然に防止
することができる。
スト7の倒置位置への駆動を停止するようにしたので、
マスト7が自艇の外側に倒置されすることはなく、他艇
の邪魔になったり、接触事故を生じることを未然に防止
することができる。
【0057】さらにまた、ブーム6の揺動可能角度範囲
内の人がいる場合にはブーム6の揺動を停止するように
したので、ブーム6の損傷を防止できる。
内の人がいる場合にはブーム6の揺動を停止するように
したので、ブーム6の損傷を防止できる。
【0058】また本実施形態では、マスト起倒機構30
とブーム駆動機構20とが共通の駆動源(油圧源)を有
しているので、構造を簡単化することができ、しかも切
り替え回路によって、何れか一方の駆動機構に切り替え
て該駆動機構のみを駆動するようにしたので、ブーム6
が駆動されているときにはマスト7は駆動されず、また
マスト7が駆動されているときにはブーム6は駆動され
ないので、両方が同時に駆動されることがなく、操作性
かつ安全性に優れている。
とブーム駆動機構20とが共通の駆動源(油圧源)を有
しているので、構造を簡単化することができ、しかも切
り替え回路によって、何れか一方の駆動機構に切り替え
て該駆動機構のみを駆動するようにしたので、ブーム6
が駆動されているときにはマスト7は駆動されず、また
マスト7が駆動されているときにはブーム6は駆動され
ないので、両方が同時に駆動されることがなく、操作性
かつ安全性に優れている。
【0059】また操作レバー15の中立位置からの揺動
角度が大きいほどブーム6の揺動速度が大きくなるよう
にしたので、操作レバー15の操作とブーム6の揺動と
の間に違和感がなく操帆操作をスムーズに行うことがで
きる。
角度が大きいほどブーム6の揺動速度が大きくなるよう
にしたので、操作レバー15の操作とブーム6の揺動と
の間に違和感がなく操帆操作をスムーズに行うことがで
きる。
【0060】さらにまた本実施形態では、上記マスト7
が起立位置に駆動されたときに該マスト7をブーム6に
対して自動的にロックするマストロック機構31を設け
たので、油漏れ等によりマスト保持機能に支障が生じた
場合にもマスト7を起立状態を確実に保持することがで
きる。
が起立位置に駆動されたときに該マスト7をブーム6に
対して自動的にロックするマストロック機構31を設け
たので、油漏れ等によりマスト保持機能に支障が生じた
場合にもマスト7を起立状態を確実に保持することがで
きる。
【0061】この場合に、ロック機構として、マスト7
側に凹設された被係止凹部31aにブーム6側に回動自
在に支持した係止爪31bを係止させる構造としたの
で、確実なロックを簡単な構造によって実現できる。
側に凹設された被係止凹部31aにブーム6側に回動自
在に支持した係止爪31bを係止させる構造としたの
で、確実なロックを簡単な構造によって実現できる。
【0062】また、上記係止爪31bの上記被係止凹部
31aの係合状態を自動的に解除するロック解除機構3
2を設けたので、マスト7のロックを簡単に解除するこ
とができ、マスト7をブーム6に対して倒置状態とする
場合の作業性を向上できる。そしてこの場合に、マスト
7とブーム6との間にばね33を配設したので、ロック
解除時に該ばね33が収縮するようにマスト7に油圧を
かけることにより、上記ロックを容易に解除することが
できる。
31aの係合状態を自動的に解除するロック解除機構3
2を設けたので、マスト7のロックを簡単に解除するこ
とができ、マスト7をブーム6に対して倒置状態とする
場合の作業性を向上できる。そしてこの場合に、マスト
7とブーム6との間にばね33を配設したので、ロック
解除時に該ばね33が収縮するようにマスト7に油圧を
かけることにより、上記ロックを容易に解除することが
できる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明に係るヨットの操帆装置
によれば、マストの起倒角度が所定角度以下のときには
ブーム駆動機構によるブームの揺動を停止するようにし
たので、マストが倒れたままの状態で操帆動作が行われ
ることを事前に防止でき、安全かつ正確にヨットを操帆
でき、更にマストとこのマストに張設されるセールが損
傷することを防止できる効果がある。
によれば、マストの起倒角度が所定角度以下のときには
ブーム駆動機構によるブームの揺動を停止するようにし
たので、マストが倒れたままの状態で操帆動作が行われ
ることを事前に防止でき、安全かつ正確にヨットを操帆
でき、更にマストとこのマストに張設されるセールが損
傷することを防止できる効果がある。
【0064】請求項2の発明に係るヨットの操帆装置に
よれば、検出されたブーム角度が所定角度範囲外のとき
にはマスト駆動機構によるマストの倒置位置への駆動を
停止するようにしたので、マストが自艇の外側に倒置さ
れることはなく、他艇の邪魔になったり、接触事故を未
然に防止することができる効果がある。
よれば、検出されたブーム角度が所定角度範囲外のとき
にはマスト駆動機構によるマストの倒置位置への駆動を
停止するようにしたので、マストが自艇の外側に倒置さ
れることはなく、他艇の邪魔になったり、接触事故を未
然に防止することができる効果がある。
【0065】請求項3の発明に係るヨットの操帆装置に
よれば、ブームの揺動可能角度範囲内の生体を検出した
ときにはブーム駆動機構によるブームの揺動を停止する
ようにしたので、ブームの損傷を防止できる効果があ
る。
よれば、ブームの揺動可能角度範囲内の生体を検出した
ときにはブーム駆動機構によるブームの揺動を停止する
ようにしたので、ブームの損傷を防止できる効果があ
る。
【0066】請求項4の発明によれば、ブーム駆動機構
及びマスト駆動機構を共用の駆動源を有する油圧式のも
のとしたので、構造を簡単化することができ、しかも切
り替え回路によって、何れか一方の駆動機構側に切り替
えて該駆動機構のみを駆動するようにしたので、ブーム
が駆動されているときにはマストは駆動されず、またマ
ストが駆動されているときにはブームは駆動されないの
で、両方が同時に駆動されることがなく、操作性及び安
全性に優れている。
及びマスト駆動機構を共用の駆動源を有する油圧式のも
のとしたので、構造を簡単化することができ、しかも切
り替え回路によって、何れか一方の駆動機構側に切り替
えて該駆動機構のみを駆動するようにしたので、ブーム
が駆動されているときにはマストは駆動されず、またマ
ストが駆動されているときにはブームは駆動されないの
で、両方が同時に駆動されることがなく、操作性及び安
全性に優れている。
【0067】請求項5の発明に係るヨットの操帆装置に
よれば、操作レバーの中立位置からの揺動角度が大きい
ほどブームの揺動速度が大きくなるようにしたので、操
作レバーの操作とブームの揺動との間に違和感がなく操
帆操作をスムーズに行うことができる効果がある。
よれば、操作レバーの中立位置からの揺動角度が大きい
ほどブームの揺動速度が大きくなるようにしたので、操
作レバーの操作とブームの揺動との間に違和感がなく操
帆操作をスムーズに行うことができる効果がある。
【図1】本発明の一実施形態装置を備えたヨットを示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図2】上記ヨットの概略平面図である。
【図3】上記実施形態装置のブーム支持状態を示す断面
側面図である。
側面図である。
【図4】ブーム駆動装置の駆動源の断面平面図である。
【図5】上記駆動源の断面正面図(図4のV−V線断面
図)である。
図)である。
【図6】上記駆動源の変形例を示す断面平面図である。
【図7】上記駆動源の他の変形例を示す断面平面図であ
る。
る。
【図8】上記実施形態装置におけるマストの起立状態と
倒置状態を示す説明図である。
倒置状態を示す説明図である。
【図9】上記実施形態装置のマスト駆動装置部分を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図10】上記実施形態装置のマストロック機構の断面
平面図である。
平面図である。
【図11】上記実施形態装置のロック解除機構の断面平
面図である。
面図である。
【図12】上記実施形態装置のマスト角度検出センサの
配置を示す説明図である。
配置を示す説明図である。
【図13】上記実施形態装置のマストの起倒可能角度範
囲を示す説明図である。
囲を示す説明図である。
【図14】上記実施形態装置の生体検出領域を示す説明
図である。
図である。
【図15】上記実施形態装置の油圧回路図である。
【図16】上記実施形態装置の制御系統図である。
【図17】上記実施形態装置の操作レバーの傾き角度を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図18】上記実施形態装置の操帆モードにおける操作
レバーの傾き角度とPWM出力との関係を示す特性図で
ある。
レバーの傾き角度とPWM出力との関係を示す特性図で
ある。
【図19】上記実施形態装置の倒置モードにおける操作
レバーの傾き角度とPWM出力との関係を示す特性図で
ある。
レバーの傾き角度とPWM出力との関係を示す特性図で
ある。
【図20】上記実施形態装置の駆動電圧特性図である。
【図21】上記実施形態装置の操帆速度特性図である。
【図22】上記実施形態装置の動作を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図23】上記実施形態装置におけるブーム駆動機構の
駆動源の配置位置の変形例を示す概略側面図である。
駆動源の配置位置の変形例を示す概略側面図である。
【図24】従来のラック・ピニオン式駆動源の断面平面
図である。
図である。
1 ヨット 5 船体 6 ブーム 7 マスト 15 操作レバー 20 ブーム駆動機構 30 マスト駆動機構 40 マスト角度検出手段 42 ブーム角度検出手段 44 生体検出手段 70a 切換弁(切り替え回路)
Claims (5)
- 【請求項1】 水平面内で揺動可能に船体に取付けられ
たブームと、該ブームによって垂直面内で起倒可能に支
持されたマストと、該マストを倒置位置と起立位置との
間で起倒駆動するマスト駆動機構と、上記ブームを揺動
駆動するブーム駆動機構とを備えたヨットの操帆装置に
おいて、マストの起倒角度を検出するマスト角度検出手
段と、検出されたマスト角度が所定角度以下のときには
上記ブーム駆動機構によるブームの駆動を停止するブー
ム駆動制御手段とを備えたことを特徴とするヨットの操
帆装置。 - 【請求項2】 水平面内で揺動可能に船体に取付けられ
たブームと、該ブームによって垂直面内で起倒可能に支
持されたマストと、該マストを倒置位置と起立位置との
間で起倒駆動するマスト駆動機構と、上記ブームを揺動
駆動するブーム駆動機構とを備えたヨットの操帆装置に
おいて、ブームの角度位置を検出するブーム角度検出手
段と、検出されたブーム角度がマストを中心とする所定
角度範囲外のときには上記マスト駆動機構のよるマスト
の倒置位置への駆動を停止するマスト駆動制御手段とを
備えたことを特徴とするヨットの操帆装置。 - 【請求項3】 水平面内で揺動可能に船体に取付けられ
たブームと、該ブームによって垂直面内で起倒可能に支
持されたマストと、該マストを倒置位置と起立位置との
間で起倒駆動するマスト駆動機構と、上記ブームを揺動
駆動するブーム駆動機構とを備えたヨットの操帆装置に
おいて、ブームの揺動可能角度範囲内に位置する生体を
検出する生体検出手段と、生体が検出されたときには上
記ブーム駆動機構によるブームの揺動を停止するブーム
駆動制御手段とを備えたことを特徴とするヨットの操帆
装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかにおいて、上
記ブーム駆動機構及びマスト駆動機構が、該両駆動機構
共用の油圧源を有する油圧式のものであり、かつ油圧源
を何れかの駆動機構側に切り替える切り替え回路を備え
ていることを特徴とするヨットの操帆装置。 - 【請求項5】 水平面内で揺動可能に船体に取付けられ
たブームと、該ブームによって垂直面内で起倒可能に支
持されたマストと、上記ブームを揺動駆動するブーム駆
動機構とを備えたヨットの操帆装置において、揺動自在
に配設された操作レバーの中立位置からの揺動角度が大
きいほどブームの揺動速度が大きくなるようにブーム駆
動機構を制御するブーム駆動制御手段を備えたことを特
徴とするヨットの操帆装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8018956A JPH09207883A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ヨットの操帆装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8018956A JPH09207883A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ヨットの操帆装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207883A true JPH09207883A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11986109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8018956A Withdrawn JPH09207883A (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ヨットの操帆装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116888043A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-10-13 | 广东逸动科技有限公司 | 限位保护方法、起翘装置、水域推进器、设备及存储介质 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP8018956A patent/JPH09207883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116888043A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-10-13 | 广东逸动科技有限公司 | 限位保护方法、起翘装置、水域推进器、设备及存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |