JP3781741B2 - デリック式荷役装置 - Google Patents
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Description
図4〜図5に示すように、グースネックボディー2の支持孔2aには、グースネック3の旋回軸3aが挿入されており、この回り対偶でグースネック3は旋回自在となっている。グースネック3のフランジ部3b上にはアイピース3cが立設され、この両側にブーム4の基部に固定された2枚のヒールピース4aが位置しており、アイピース3cとヒールピース4a,4aに対し、水平なヒールピースピン3dが通されている。ブーム4はこのヒールピースピン3dで支持され、俯仰可能となっている。
また、ブーム4の先端の滑車を介したロープ8によりフック5が吊下げられており、このロープ8の末端は吊上げウインチに巻取られている。この吊上げウインチを正逆回転させると、フックを上下することができる。
しかし、それでも事故防止効果は完全でなく、しかも、図4(B)に示すような、使用不能範囲において、全てのクレーン動作を禁止してしまうので、荷役作業能率が低かった。例えば、ブーム4を旋回させないで、ロープ8を引込んで、荷物を引寄せる等の作業は、アイピース3cとヒールピース4aを損傷させるおそれはないのであるが、これも一律に禁止されていたのである。
第2発明のデリック式荷役装置は、第1発明において、前記給排制御回路が、油圧源と前記油圧式旋回装置との間をつなぐ第1給排回路と、前記油圧源と前記油圧式俯仰装置との間をつなぐ第2給排回路と、前記油圧源と前記油圧式吊上げ装置との間をつなぐ第3給排回路と、前記油圧源に対し前記第1給排回路、前記第2給排回路、前記第3給排回路の全てに連通させる位置と、前記第1給排回路への給排を阻止し、前記第2給排回路と前記第3給排回路への給排を許容する位置との間で選択的に切換える切換弁とからなることを特徴とする。
第3発明のデリック式荷役装置は、第2発明において、前記起動手段が、前記ブームの俯仰角が75°以上80°以下を検知するセンサと、該スイッチの検知信号を受けて、前記切換弁の切換駆動を行うコントローラとからなることを特徴とする。
第2発明によれば、切換弁によって第1給排回路への連通を択一的に選択するので、油圧式の旋回、俯仰、吊上げ各装置を確実に動作停止させたり動作継続させることができる。
第3発明によれば、ブームの支持構造が破損しやすい俯仰角75°〜80°の領域で給排制御回路が起動するので、損傷防止効果が確実であり、かつ一部荷役可能領域も拡大することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る給排制御装置の回路図である。
図1において、SWは旋回ウインチ、M1は旋回ウインチ用の油圧モータであり、これらにより、特許請求の範囲にいう油圧式旋回装置が構成されている。TWは俯仰ウインチ、M2は俯仰ウインチ用の油圧モータであり、これらにより特許請求の範囲にいう油圧式俯仰装置が構成されている。CWは吊上げウインチ、M3は吊上げウインチ用の油圧モータであり、これらにより特許請求の範囲にいう油圧式吊上げ装置が構成されている。
もちろん、前段側の操作弁が駆動位置である押し位置あるいは引き位置にあるときは、当然に排出油路12,14から供給油路13,15を通じて後段側の操作弁経由で油圧モータに作動油が供給されるので、後段側の油圧モータを駆動することができる。
ブーム4が、俯仰角度30°〜70°内にあるときは、図1に示すように、切換弁20がスプリング付勢の通常位置aにあるので、ポンプPが吐出した作動油が油圧モータM1,M2,M3の順に給排されていく。このため、操作弁V1,V2,V3を手動操作することにより、旋回ウインチSW、俯仰ウインチTW、吊上げウインチCWの全てを自在に駆動することができる。したがって、完全な荷役作業が可能である。
ブーム4が俯仰角度を大きくして、70°を超えると、センサ10が検知してコントローラよりソレノイド駆動信号を出力する。この結果、ソレノイド22によって切換弁20が切換位置bに代るので、ポンプPが吐出した油路11内の作動油は、切換弁20内のバイパス路21を経由して油路13に供給される。この油路13の作動油は、さらに油路14,15,16に流れるので、俯仰用モータM2と吊上げ用モータM3を駆動させることができる。しかし、切換弁20から旋回用モータM1側へは給油が遮断されるので、旋回用モータM1が動くことはない。
この結果、旋回ウインチSWは停止、俯仰ウインチTWと吊上げウインチCWは動作不能となるので、ブーム4の旋回は不能に拘束された状態で、ブーム4の俯仰動作とフック5の吊上げ吊下げのみが可能となる。
前記各実施形態では、油圧モータ駆動のウインチを用いたが、ウインチを用いる代わりに、油圧シリンダ等の種々のアクチュエータで、ブームの駆動やフックの上げ下げをさせるものにも、本発明を適用できる。特許請求の範囲にいう油圧式旋回装置、油圧式俯仰装置、油圧式吊上げ装置は、ウインチ以外のアクチュエータを用いたものを含む趣旨である。
前記実施形態では、一部荷役を行わせる範囲をブーム4の俯仰角70°〜85°に設定したが、この範囲はブーム4の支持構造に合わせて適宜変更してよいものである。
前記実施形態では、給排制御回路を切換弁20を用いた構成としたが、これ以外にも旋回動作を不能にし、俯仰動作と吊上げ動作を許容することができれば、どのような構成の給排制御回路を用いてもよい。
2 グースネックボディー
3 グースネック
4 ブーム
10 俯仰角センサ
20 切換弁
SW 旋回ウインチ
TW 俯仰ウインチ
CW 吊上げウインチ
M1 旋回ウインチ用の油圧モータ
M2 俯仰ウインチ用の油圧モータ
M3 吊上げウインチ用の油圧モータ
V1 旋回操作弁
V2 俯仰操作弁
V3 吊上げ操作弁
Claims (3)
- ポストのグースネックボディーに旋回自在に取付けられたグースネックと、
該グースネックに俯仰自在に取付けられたブームと、
該ブームから吊下げられたフックと、
前記ブームを旋回させる油圧式旋回装置と、
前記ブームを俯仰させる油圧式俯仰装置と、
前記フックを上下させる油圧式吊上げ装置と、
前記油圧式旋回装置と油圧源との間に介装された、前記油圧式旋回装置への作動油の給排を阻止し、前記油圧式俯仰装置と前記油圧式昇降装置への作動油の給排を許容する給排制御回路と、前記ブームの俯仰角が設定値以上になったことを検知して、前記給排制御回路を作動させる起動手段とを備えた
ことを特徴とするデリック式荷役装置。 - 前記給排制御回路が、
油圧源と前記油圧式旋回装置との間をつなぐ第1給排回路と、前記油圧源と前記油圧式俯仰装置との間をつなぐ第2給排回路と、前記油圧源と前記油圧式吊上げ装置との間をつなぐ第3給排回路と、
前記油圧源に対し前記第1給排回路、前記第2給排回路、前記第3給排回路の全てに連通させる位置と、前記第1給排回路への給排を阻止し、前記第2給排回路と前記第3給排回路への給排を許容する位置との間で選択的に切換える切換弁とからなる
ことを特徴とする請求項1記載のデリック式荷役装置。 - 前記起動手段が、前記ブームの俯仰角が75°以上80°以下を検知するセンサと、
該スイッチの検知信号を受けて、前記切換弁の切換駆動を行うコントローラとからなる
ことを特徴とする請求項2記載のデリック式荷役装置。
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