JPH09207671A - 電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置におけるクラッチギア保持構造 - Google Patents

電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置におけるクラッチギア保持構造

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JPH09207671A
JPH09207671A JP2136496A JP2136496A JPH09207671A JP H09207671 A JPH09207671 A JP H09207671A JP 2136496 A JP2136496 A JP 2136496A JP 2136496 A JP2136496 A JP 2136496A JP H09207671 A JPH09207671 A JP H09207671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したクラッチ力、確実なクラッチ作用。 【解決手段】 減速機構50の最終段ギアとしてのクラ
ッチギア60の円形透孔601がシャフトホルダ3の軸
部31の面取り部310(特に円弧部)に嵌合保持さ
れ、かつクラッチギア60の保持部603がミラーアセ
ンブリ4のユニットハウジング(上ハウジング44)の
円筒部443に嵌合保持されている。すなわち、クラッ
チギア60はシャフト部材2及び3とミラーアセンブリ
4に、上下2箇所において回転可能にかつ縦軸X−X方
向に移動可能に保持されている。この結果、クラッチギ
ア60の傾きを押えて、安定したクラッチ力が得られ、
確実なクラッチ作用が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のド
アやフェンダ等に装備される外部用後写鏡としてのミラ
ー装置であって、特に、手動によりミラーアセンブリの
鏡面を左右方向及び上下方向に調整することができ、か
つ電動によりミラーアセンブリを格納、復帰させたりす
ることができる電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置
におけるクラッチギア保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のミラー装置としては、手動によ
りミラーアセンブリの鏡面を左右方向及び上下方向に調
整したり、また手動によりミラーアセンブリを格納、復
帰させたりするミラー装置と、リモートコントロールに
よりミラーアセンブリの鏡面を左右方向及び上下方向に
調整したり、また電動によりミラーアセンブリを格納、
復帰させたりするミラー装置とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、手動
によりミラーアセンブリの鏡面を左右方向及び上下方向
に調整したり、また電動によりミラーアセンブリを格
納、復帰させたりするミラー装置が開発されていない。
【0004】そこで、本出願人は、手動によりミラーア
センブリの鏡面を左右方向及び上下方向に調整すること
ができ、かつ電動によりミラーアセンブリを格納、復帰
させたりすることができる電動格納式兼手動鏡面調整式
ミラー装置を提供した。
【0005】本発明の目的は、上述の電動格納式兼手動
鏡面調整式ミラー装置において、安定したクラッチ力が
得られると共に確実なクラッチ作用が得られるクラッチ
ギア保持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、減速機構の最終段ギアであるクラッチ
ギアをシャフト部材とミラーアセンブリとの2箇所で回
転可能にかつ縦軸方向に移動可能に保持させたことを特
徴とする。
【0007】この結果、クラッチギアはシャフト部材と
ミラーアセンブリとの2箇所で回転可能にかつ縦軸方向
に移動可能に保持されているので、このクラッチギアの
傾きを押えて、安定したクラッチ力が得られ、確実なク
ラッチ作用が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電動格納式兼手動
鏡面調整式ミラー装置におけるクラッチギア保持構造の
一実施の形態を添付図面を参照して説明する。この例は
図1に示すように、自動車CのドアDに装備されるドア
ミラーについて説明する。
【0009】図において、1は例えばダイカスト製のブ
ラケットである。このブラケット1には例えば合成樹脂
製の球面ワッシャ13が固定されている。このブラケッ
ト1がミラーベース12を介して自動車CのドアD、す
なわち車体に固定されるものである。図において、2及
び3はシャフト部材を構成する例えば金属製のシャフト
及び例えばダイカスト製のシャフトホルダである。この
シャフト2の頭部には例えば合成樹脂製の球面ガイド2
4が固定されている。このシャフト2がシャフトホルダ
3の軸部31の貫通孔中に貫通されている。このシャフ
ト2の外面とシャフトホルダ3の貫通孔内面とには2平
面の面取り部が設けられているので、シャフト2とシャ
フトホルダ3とが相互にシャフト軸(シャフト2の中心
軸)回りに回転不可能にかつシャフト軸方向に移動可能
に取り付けられて、シャフト部材が構成されることとな
る。
【0010】上述のブラケット1には上述のシャフト部
材2及び3が、ピボット機構を介して、回転可能にかつ
シャフト部材2及び3のシャフト軸が前記回転中心Oを
通るように取り付けられている。次に、上述のピボット
機構の構成について説明する。すなわち、ブラケット1
及び球面ワッシャ13には球面部(段部を介して中央部
と周辺部とからなる球面部)が形成されており、この球
面部の中央部にはブラケット1からなる外側圧接球面1
10が設けられており、かつこの球面部の周辺部には球
面ワッシャ13からなる内側圧接球面130が設けられ
ている。また、シャフト2の球面ガイド24には上述の
ブラケット1の外側圧接球面110に圧接する内側圧接
球面240が設けられており、一方、シャフトホルダ3
には上述のブラケット1の内側圧接球面130に圧接す
る外側圧接球面301が設けられている。そして、ブラ
ケット1の円形透孔111中にはシャフト部材2及び3
が挿通されている。このシャフト2の頭部と反対側の端
部にはスプリング押え用ワッシャ25が取り付けられて
いると共に、このシャフト2の頭部と反対側の端部の環
状溝にはEリング26が固定されている。このスプリン
グ押え用ワッシャ25の下面とシャフトホルダ3の軸部
31の上端面との間には圧縮形のピボットトルク用の第
1コイルスプリング27が介装されている。
【0011】上述のシャフト部材2及3は、上述のブラ
ケット1に対して、ガイド機構により、前記シャフト軸
である縦軸X−X回りにまた前記回転中心Oを通りかつ
縦軸X−Xに直交する横軸Y−Y回りにそれぞれ回転す
るようにガイドされている。すなわち、上述のブラケッ
ト1の球面部の周縁に上述の横軸Y−Yと平行なガイド
平面112が設けられている。一方、上述のシャフトホ
ルダ3の周辺からガイド軸32及び33が横軸Y−Y方
向にこの横軸Y−Yと同軸に一体に突設されている。こ
の一のガイド軸32は円柱形状をなし、他のガイド軸3
3は半円柱形状をなす。このガイド軸32及び33が上
述のガイド平面112上に上述の第1コイルスプリング
27のスプリング力で圧接されることによりガイド機構
が構成される。
【0012】上述のシャフ部材2及び3にはミラーアセ
ンブリ4が、手動により縦軸X−X回りの左右方向に及
び横軸Y−Y回りの上下方向に鏡面調整可能に支持され
ている。このミラーアセンブリ4は、前面及び側面に開
口部40及び41がそれぞれ設けられたミラーハウジン
グ42と、このミラーハウジング42の前面開口部40
に固定されたミラー43と、このミラーハウジング42
内にスクリュウ48により固定されかつ側面開口部41
から外部に突出したユニットハウジング44及び45と
からなる。また、上述のユニットハウジング44及び4
5は、2分割された上ハウジング(44)と下ハウジン
グ(45)とから構成されており、この下ハウジング4
5の外部に突出した端部の下面の中央には円形の透孔4
51が設けられている。さらに、上述のシャフトホルダ
3の上面が上述の横軸Y−Yを含みかつ上述のピボット
機構の球面の中心Oを中心とする円形の平面をなす。
【0013】そして、上述のシャフトホルダ3の円柱形
状の軸部31に上述のミラーアセンブリ4のユニットハ
ウジング(下ハウジング45)の円形透孔451が回転
可能に外嵌されると共に、このシャフトホルダ3の円形
上面上にミラーアセンブリ4のユニットハウジング(下
ハウジング45)の下面が載置され、かつこのシャフト
ホルダ3の上面とミラーアセンブリ4の下面との間には
円形透孔を有する円形ワッシャ46が介装されている。
それから、上述のスプリング押え用ワッシャ25と後述
する最終段ギアとしてのクラッチギア60との間には圧
縮形のピボットトルク兼クラッチトルク用の第2コイル
スプリング28が上述の第1コイルスプリング27の外
側に同軸に介装されている。なお、上述のユニットハウ
ジングの上ハウジング44と下ハウジング45とはボル
ト57、ナット58及びスクリュウ47により一体に固
定されている。
【0014】上述のミラーアセンブリ4と上述のシャフ
ト部材2及び3との間には、ミラーアセンブリ4を縦軸
X−X回りに使用位置(図3及び図4を参照)と格納位
置(図3及び図4を参照)との間において回転変移させ
るモータ5及び減速機構50が介装されている。すなわ
ち、モータ5及び減速機構50は上述のミラーアセンブ
リ4のユニットハウジング44及び45内にそれぞれ内
蔵されかつ固定支持されている。上述の減速機構50
は、回転軸がジョイントを介してモータ5の出力軸に連
結された第1ウォームと、この第1ウォームに噛み合う
ヘリカルギアの第1ウォームホイールと、この第1ウォ
ームホイールと同軸の第2ウォームと、この第2ウォー
ムに噛み合う第2ウォームホイール(ヘリカルギア)
と、この第2ウォームホイールに噛み合うと共に上述の
シャフト部材2及び3に装着された最終段ギアとしての
クラッチギア60と、から構成されている。
【0015】上述のミラーアセンブリ4と前記シャフト
部材2及び3との間には、前記ミラーアセンブリ4が前
記使用位置と前記格納位置とを規制するための規制機構
が設けられている。すなわち、上述のミラーアセンブリ
4のユニットハウジング(下ハウジング45)の下面に
は2個のボール454が等間隔に保持されている。一
方、上述のシャフトホルダ3の上面には2本の円弧形状
の長溝302が、上述のピボット機構の中心Oを中心と
する円形上に設けられている。この長溝302に上述の
ボール454が収納されている。
【0016】さらに、図面では省略したが、モータ5に
通電させてモータ5の駆動によりミラーアセンブリ4が
回転変位して使用位置に又は格納位置に位置したときに
モータ5への通電が遮断されてミラーアセンブリ4が使
用位置又は格納位置に停止するためのスイッチ装置が、
具備されている。なお、このスイッチ装置のモータ5へ
の通電遮断制御としては、PTC素子等の電流制御、ク
ラッチとリミットスイッチとの併用、クラッチとパター
ンスイッチとの併用等がある。
【0017】上述のシャフト部材2及び3と上述の減速
機構50の最終段ギアとしてのクラッチギア60との間
にはクラッチ機構6が介装されている。このクラッチ機
構6は、上述のクラッチギア60の下面に保持された3
個のボール61と、クラッチ板62とから構成されてい
る。上述のクラッチ板62は、図9に示すように、円形
板形状をなし、中央には非円形(2個の円弧と2個の直
線とからなる形状)透孔620が設けられており、周辺
には3個の小円形透孔621が等間隔に設けられてい
る。また、上述のクラッチギア60は、図8に示すよう
に、上面側に凹部600が設けられており、下部側の中
央に凹部600と連通する円形の透孔601が設けられ
ており、歯部602の上部に保持部603が設けられて
おり、下面に上述の3個のボール61が等間隔に保持さ
れている。さらに、上述のシャフトホルダ3の円柱形状
の軸部31の上端部には2平面の面取り部310が設け
られている。
【0018】そして、上述のシャフトホルダ3の軸部3
1の面取り部310には上述のクラッチ板62の非円形
透孔620が嵌合されていて、このクラッチ板62がシ
ャフト部材2及び3に回転不可能に取り付けれている。
このクラッチ板62の下面とミラーアセンブリ4のユニ
ットハウジング(下ハウジング45)との間には円形透
孔を有する円形ワッシャ63が介装されている。一方、
上述のシャフトホルダ3の軸部31の面取り部310に
は上述のクラッチギア60の円形透孔601が嵌合され
ると共に、上述のミラーアセンブリ4のユニットハウジ
ング(上ハウジング44)の円筒部443内面には上述
のクラッチギア60の保持部603が嵌合保持されてい
て、このクラッチギア60がシャフト部材2及び3とミ
ラーアセンブリ4のユニットハウジング(上ハウジング
44)に回転可能にかつ縦軸X−X方向に移動可能に取
り付けれている。このクラッチギア60のボール61が
クラッチ板62の小円形透孔621に嵌合されている。
【0019】このクラッチギア60のボール61とクラ
ッチ板62の小円形透孔621との嵌合保持するクラッ
チトルクは、上述のクラッチギア60の凹部600中に
収納されかつこのクラッチギア60とスプリング押え用
ワッシャ25との間に介装された上述の第2コイルスプ
リング28のばね力により得られる。また、この第2コ
イルスプリング28のばね力は、上述のクラッチギア6
0、ボール、クラッチ板、ワッシャ、ボール454、ワ
ッシャ46及びシャフトホルダ3を介して、上述のピボ
ット機構の球面110、130、240、301を圧接
保持するピボットトルクとしても作用する。
【0020】上述のブラケット1と上述のシャフト部材
2及び3との間には、上述のミラーアセンブリ4の左右
方向の手動鏡面調整角度を規制するストッパ機構が設け
られている。このブラケット1には一対のストッパ壁部
14が、縦軸X−X回りに対向して設けられている。こ
の一対のストッパ壁部14の間に上述のシャフト部材2
及び3の円柱形状のガイド軸32が配置されている。
【0021】上述のブラケット1と上述のミラーアセン
ブリ4との間にはブーツ7が介装されている。このブー
ツ7は、ゴム製の蛇腹形状をなし、かつ断面長円形の筒
形状をなし(図8を参照)、両端に開口部がそれぞれ設
けられており、この開口部の周辺にはフランジ部がそれ
ぞれ設けられている。一方、上述のミラーアセンブリ4
のユニットハウジング44及び45には長円形状のフラ
ンジ部49が一体に突設されている。
【0022】そして、ブーツ7の両端開口部がブラケッ
ト1の周辺及びミラーアセンブリ4のユニットハウジン
グ44及び45のフランジ部49の周辺にそれぞれ嵌合
されており、かつこのブーツ7の両端フランジ部がブラ
ケット1とミラーベース12との間及びミラーアセンブ
リ4のユニットハウジング44及び45のフランジ部4
9とミラーハウジング42の側面開口部41の周縁との
間においてそれぞれ圧接されている。
【0023】以下その操作作動について説明する。ま
ず、手動によりミラーアセンブリ4を縦軸X−X回りに
回転させると、継状態のクラッチ機構6を介してクラッ
チギア60とシャフト部材2及び3とが縦軸X−X回り
に回転するので、ミラーアセンブリ4の縦軸X−X回り
の左右方向の鏡面調整が行われる。一方、手動によりミ
ラーアセンブリ4を横軸Y−Y回りに回転させると、継
状態のクラッチ機構6を介してシャフト部材2及び3が
横軸Y−Y回りに回転するので、ミラーアセンブリ4の
横軸Y−Y回りの上下方向の鏡面調整が行われる。ま
た、モータ5に通電させてモータ5を駆動させると、図
3に示すように、継状態のクラッチ機構6を介してミラ
ーアセンブリ4が使用位置から格納位置に、又は格納位
置から使用位置に、縦軸X−X回りに回転変位する。
【0024】このように、手動によりミラーアセンブリ
4の鏡面(ミラー43)を左右方向及び上下方向に調整
することができ、かつ電動によりミラーアセンブリ4を
格納、復帰させたりすることができる。
【0025】このとき、モータ5の駆動によりミラーア
センブリ4を使用位置と格納位置との間において回転変
位させる電動トルクを、手動によりミラーアセンブリ4
の鏡面調整を行うピボット調整トルクよりも小となすこ
とにより、上述の手動鏡面調整と電動格納とを確実に行
うことができる。
【0026】さらに、ミラーアセンブリ4を手動や外力
により固定側のブラケット1及びシャフト部材2及び3
に対して縦軸X−X回りに回転させると、ストッパ機構
14及び32が作動して、クラッチギア60のボール6
1がクラッチ板62の小円形透孔621から乗り上げ、
これに伴ってクラッチギア60が縦軸X−X方向に上昇
し、この結果、継状態のクラッチ機構6が断状態となっ
て、図3に示すように、ミラーアセンブリ4が使用位置
から前方傾倒位置に又は後方傾倒位置に手動傾倒や緩衝
傾倒する。
【0027】特に、この実施の形態においては、減速機
構50の最終段ギアとしてのクラッチギア60(クラッ
チ機構6のクラッチギア60)の円形透孔601がシャ
フトホルダ3の軸部31の面取り部310(特に円弧
部)に嵌合保持されると共に、クラッチギア60の保持
部603がミラーアセンブリ4のユニットハウジング
(上ハウジング44)の円筒部443に嵌合保持されて
いる。すなわち、このクラッチギア60はシャフト部材
2及び3とミラーアセンブリ4に、上下2箇所において
回転可能にかつ縦軸X−X方向に移動可能に保持されて
いるものであるから、クラッチギア60の傾きを押え
て、安定したクラッチ力が得られ、確実なクラッチ作用
が得られる。
【0028】また、クラッチギア60の2保持箇所、す
なわちクラッチギア60の保持部603及びミラーアセ
ンブリ4の上ハウジング44の保持箇所と、クラッチギ
ア60円形透孔601及びシャフトホルダ3の軸部31
の保持箇所との間の距離が大であると、上述のクラッチ
ギア60の保持力がさらに大となり、さらにクラッチギ
ア60の傾きを押えて、さらに安定したクラッチ力が得
られ、さらに確実なクラッチ作用が得られる。
【0029】なお、上述の実施の形態においては、右側
のドアミラーについて説明したが、左側のドアミラーも
ほぼ同様に構成されている。
【0030】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の電動
格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置におけるクラッチギ
ア保持構造は、減速機構の最終段ギアであるクラッチギ
アをシャフト部材とミラーアセンブリとの2箇所で回転
可能にかつ縦軸方向に移動可能に保持させたものである
から、このクラッチギアの傾きを押えて、安定したクラ
ッチ力が得られ、確実なクラッチ作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装
置におけるクラッチギア保持構造の一実施の形態を示
し、ドアミラーとして自動車のドアに装備された状態の
斜視図である。
【図2】図1におけるII部の一部を破断した斜視図で
ある。
【図3】右側のドアミラーの内部機構の概略を示し、上
ハウジングを取り外した状態の横断面図である。
【図4】同じく右側のドアミラーの内部機構を示し、上
ハウジングを取り外した状態の横断面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図4におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図4におけるVII−VII線断面図である。
【図8】クラッチギアの縦断面図である。
【図9】クラッチ板の平面図である。
【符号の説明】
1…ブラケット、110…外側圧接球面(ピボット機
構)、111…円形透孔、112…ガイド平面(ガイド
機構)、12…ミラーベース、13…球面ワッシャ、1
30…内側圧接球面(ピボット機構)、14…ストッパ
壁部(ストッパ機構)、2…シャフト(シャフト部
材)、24…球面ガイド、240…内側圧接球面(ピボ
ット機構)、25…スプリング押え用ワッシャ、26…
Eリング、27…第1コイルスプリング、28…第2コ
イルスプリング、3…シャフトホルダ(シャフト部
材)、301…外側圧接球面(ピボット機構)、302
…長溝(規制機構)、31…軸部、310…面取り部、
32…ガイド軸(ガイド機構兼ストッパ機構)、33…
ガイド軸(ガイド機構)、4…ミラーアセンブリ、40
…前面開口部、41…側面開口部、42…ミラーハウジ
ング、43…ミラー、44…上ハウジング(ユニットハ
ウジング)、443…円筒部、45…下ハウジング(ユ
ニットハウジング)、451…円形透孔、454…ボー
ル(規制機構)、46…ワッシャ、47及び48…スク
リュウ、49…フランジ部、5…モータ、50…減速機
構、57…ボルト、58…ナット、6…クラッチ機構、
60…クラッチギア(減速機構50の最終段ギア)、6
00…凹部、601…円形透孔、602…歯部、603
…保持部、61…ボール、62…クラッチ板、620…
非円形透孔、621…小円形透孔、7…ブーツ、C…自
動車、D…ドア、O…ピボット機構の球面の中心、X−
X…縦軸、Y−Y…横軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるブラケットと、 シャフトを有するシャフト部材と、 前記ブラケットに前記シャフト部材を回転可能にかつ前
    記シャフト部材のシャフト軸が前記回転中心を通るよう
    に取り付けたピボット機構と、 前記シャフト部材が前記ブラケットに対して前記シャフ
    ト軸である縦軸回りにまた前記回転中心を通りかつ前記
    縦軸に直交する横軸回りにそれぞれ回転するのを、ガイ
    ドするガイド機構と、 前記シャフト部材に支持され、手動により前記ブラケッ
    トに対して前記縦軸回りの左右方向に及び前記横軸回り
    の上下方向に鏡面調整が行われるミラーアセンブリと、 前記ミラーアセンブリと前記シャフト部材との間に介装
    され、前記ミラーアセンブリを前記縦軸回りに使用位置
    と格納位置との間において回転変位させるモータ及び減
    速機構と、 前記シャフト部材と前記減速機構の最終段ギアとの間に
    介装され、常態においては前記シャフト部材と前記最終
    段ギアとが継状態にあるクラッチ機構と、 を備えた電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置におい
    て、 前記減速機構の最終段ギアであるクラッチギアは前記シ
    ャフト部材と前記ミラーアセンブリとの2箇所で回転可
    能にかつ前記縦軸方向に移動可能に保持されていること
    を特徴とする電動格納式兼手動鏡面調整式ミラー装置に
    おけるクラッチギア保持構造。
  2. 【請求項2】 前記クラッチギアと前記シャフト部材及
    び前記ミラーアセンブリとの2保持箇所間の距離が大で
    あることを特徴とする請求項1に記載の電動格納式兼手
    動鏡面調整式ミラー装置におけるクラッチギア保持構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004106115A1 (ja) * 2003-05-27 2004-12-09 Ichikoh Industries, Ltd. 車両用ミラー装置
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