JPH09207611A - 自動定速走行装置 - Google Patents

自動定速走行装置

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JPH09207611A
JPH09207611A JP2264796A JP2264796A JPH09207611A JP H09207611 A JPH09207611 A JP H09207611A JP 2264796 A JP2264796 A JP 2264796A JP 2264796 A JP2264796 A JP 2264796A JP H09207611 A JPH09207611 A JP H09207611A
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JP
Japan
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vehicle speed
speed data
detecting means
turned
command signal
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Pending
Application number
JP2264796A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Hori
栄 作 堀
Tsutomu Danzaki
崎 勉 壇
Kazutaka Sakoin
一 隆 左近允
Takaaki Sekine
根 孝 明 関
Satoru Sekiguchi
口 悟 関
Kiyoshi Konishi
西 潔 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング時間と制御周期が同一で制御周
期を短くすると、サンプリング時間も短くなり、車速認
識精度が悪くなる。 【解決手段】 予め定められた時間毎に車速センサ2よ
りの車速データを検出するとともに、該予め定められた
検出時間に対して位相差を有する時間毎に車速センサ2
よりの車速データを検出する複数個の車速データ検出手
段21、22をもつ自動定速走行装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の走行速
度を任意に設定した値に自動的に保持することによっ
て、アクセルペダルを操作しなくても設定した速度で走
行させるのに利用される自動定速走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の速度を任意に設定した値で自動
的に走行させる自動定速走行装置としては、車速認識に
単一の車速検出手段が用いられているものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動定
速走行装置において、車速認識を行うに際し、単一の車
速検出手段が用いられ、この車速検出手段は、定速走行
を行う車速範囲内に車速センサから発生される最小のパ
ルス数を認識できる時間よりも長い時間にサンプリング
時間が定められているため、サンプリング時間が終了し
ないと、準備処理は行われず、サンプリング時間と制御
周期が同一で制御周期を短くすると、サンプリング時間
も短くなり、車速認識精度が悪くなるので、短い時間で
車速の変動を検出することによって車速認識の精度を向
上することが難しいという問題点があり、この問題点を
解決することが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる自動定速走行装置は、
サンプリング時間を変更することなく、より短い時間で
車速の変動を検出し、制御時間を短縮することによっ
て、オーバーシュートやアンダーシュートの少ない、よ
りスムーズな定速走行性を得ることができる自動定速走
行装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる自動定速走行装置では、自動車の現車速に比例した
車速信号を発生する車速センサと、オン操作によりクル
ーズ指令信号を発生するとともに、定速走行中に、オン
操作された後にオフ操作されるとオン操作の間に現車速
を下げて記憶車速を更新するためのコースト指令信号を
発生するセットコーストスイッチと、定速走行中に、オ
ン操作された後にオフ操作されるとオン操作間に現車速
を上げて記憶車速を更新するためのアクセラレート指令
信号を発生するとともに、定速走行中のキャンセル時に
オン操作とオフ操作によりキャンセル以前の定速走行に
復帰させるためのリジューム指令信号を発生するリジュ
ームアクセラレートスイッチと、アクチュエータ駆動電
流によりスロットルバルブを開側または閉側に駆動する
アクチュエータと、アクチュエータに電源からアクチュ
エータ駆動電流を供給し、またはそのアクチュエータ駆
動電流を遮断するスイッチング手段と、予め定められた
時間毎に車速センサよりの車速データを検出するととも
に、予め定められた時間に対して位相差を有する時間毎
に車速センサよりの車速データを検出する複数個の車速
データ検出手段を備えている構成としたことを特徴とし
ている。
【0007】この発明の請求項2に係わる自動定速走行
装置では、自動車の現車速に比例した車速信号を発生す
る車速センサと、オン操作によりクルーズ指令信号を発
生するとともに、定速走行中に、オン操作された後にオ
フ操作されるとオン操作の間に現車速を下げて記憶車速
を更新するためのコースト指令信号を発生するセットコ
ーストスイッチと、定速走行中に、オン操作された後に
オフ操作されるとオン操作間に現車速を上げて記憶車速
を更新するためのアクセラレート指令信号を発生すると
ともに、定速走行中のキャンセル時にオン操作とオフ操
作によりキャンセル以前の定速走行に復帰させるための
リジューム指令信号を発生するリジュームアクセラレー
トスイッチと、アクチュエータ駆動電流によりスロット
ルバルブを開側または閉側に駆動するアクチュエータ
と、アクチュエータに電源からアクチュエータ駆動電流
を供給し、またはそのアクチュエータ駆動電流を遮断す
るスイッチング手段と、予め定められた時間毎に車速セ
ンサよりの車速データを検出する第1の車速データ検出
手段と、第1の車速データ検出手段の検出時間に対し半
周期の位相差を有する時間毎に車速センサよりの車速デ
ータを検出する第2の車速データ検出手段を備えている
構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる自動定速走行
装置では、自動車の現車速に比例した車速信号を発生す
る車速センサと、オン操作によりクルーズ指令信号を発
生するとともに、定速走行中に、オン操作された後にオ
フ操作されるとオン操作の間に現車速を下げて記憶車速
を更新するためのコースト指令信号を発生するセットコ
ーストスイッチと、定速走行中に、オン操作された後に
オフ操作されるとオン操作間に現車速を上げて記憶車速
を更新するためのアクセラレート指令信号を発生すると
ともに、定速走行中のキャンセル時にオン操作とオフ操
作によりキャンセル以前の定速走行に復帰させるための
リジューム指令信号を発生するリジュームアクセラレー
トスイッチと、アクチュエータ駆動電流によりスロット
ルバルブを開側または閉側に駆動するアクチュエータ
と、アクチュエータに電源からアクチュエータ駆動電流
を供給し、またはそのアクチュエータ駆動電流を遮断す
るスイッチング手段と、予め定められた時間毎に車速セ
ンサよりの車速データを検出する第1の車速データ検出
手段と、第1の車速データ検出手段の検出時間に対し半
周期の位相差を有する時間毎に車速センサよりの車速デ
ータを検出する第2の車速データ検出手段と、第1の車
速データ検出手段または第2の車速データ検出手段より
算出された車速情報を車速に換算する車速データ換算手
段を備えている構成としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる自動定速走
行装置において、複数個の車速データ検出手段は互いに
位相差を有する検出時間をもつものであるため、車速デ
ータ検出手段のうちのひとつがサンプリング時間中であ
っても、他の車速データ検出手段のサンプリング時間が
終了すれば、その車速データに基いて車速情報が得られ
る。それ故、位相差のある複数個の車速データ検出手段
によってサンプリング時間を変更することなく、より短
い時間で車速の変動が検出される。
【0010】この発明の請求項2に係わる自動定速走行
装置において、第1の車速データ検出手段は第2の車速
データ検出手段に対して半周期の位相差を有する検出時
間をもつものであるため、第1の車速データ検出手段が
サンプリング時間中であっても、第2の車速データ検出
手段のサンプリング時間が終了すれば、第2の車速デー
タ検出手段によって検出された車速データに基いて車速
情報が得られる一方、第2の車速データ検出手段がサン
プリング時間中であっても、第1の車速データ検出手段
のサンプリング時間が終了すれば、第1の車速データ検
出手段によって検出された車速データに基いて車速情報
が得られる。それ故、位相差のある第1、第2の車速デ
ータ検出手段によってサンプリング時間を変更すること
なく、より短い時間で車速の変動が検出される。
【0011】この発明の請求項3に係わる自動定速走行
装置において、第1の車速データ検出手段は第2の車速
データ検出手段に対して半周期の位相差を有する検出時
間をもつものであるため、第1の車速データ検出手段が
サンプリング時間中であっても、第2の車速データ検出
手段のサンプリング時間が終了すれば、第2の車速デー
タ検出手段によって検出された車速データに基いて車速
情報が得られる一方、第2の車速データ検出手段がサン
プリング時間中であっても、第1の車速データ検出手段
のサンプリング時間が終了すれば、第1の車速データ検
出手段によって検出された車速データに基いて車速情報
が得られ、車速データ換算手段によって車速情報が車速
に換算される。それ故、位相差のある第1、第2の車速
データ検出手段によってサンプリング時間を変更するこ
となく、より短い時間で車速の変動が検出される。
【0012】
【実施例】図1ないし図3には、この発明に係わる自動
定速走行装置の実施例が示されている。
【0013】図示される自動定速走行装置1は、主とし
て、車速センサ2、セットコーストスイッチ3、リジュ
ームアクセラレートスイッチ4、キャンセルスイッチ
5、出力側がスロットルバルブ6に連結されたアクチュ
エータ7、車速センサ2,セットコーストスイッチ3,
リジュームアクセラレートスイッチ4が発生したそれぞ
れの信号を処理してアクチュエータ7の動作制御を行う
コントローラ8から構成されており、コントローラ8に
第1の車速データ検出手段21、第2の車速データ検出
手段22、車速データ換算手段23を内蔵した中央処理
回路(マイクロコンピュータ)9が備えられている。
【0014】車速センサ2はスピードメータに内蔵され
ており、車両が走行している際に現車速に比例した車速
信号をパルス信号で常時発生する。この車速センサ2か
らの車速信号はコントローラ8に備えられているインタ
ーフェースSを介して変換されて、同じくコントローラ
8に備えられている中央処理回路9に転送される。
【0015】セットコーストスイッチ3、リジュームア
クセラレートスイッチ4はいずれもステアリングホイー
ルに取付けられている自動復帰型スイッチであり、オフ
状態から乗員の操作によりオンされる。
【0016】セットコーストスイッチ3は、車両が走行
している際に、メインスイッチ15がオンされてからの
乗員のオン操作によりクルーズ指令信号を発生し、発生
したクルーズ指令信号はコントローラ8に備えられてい
るインターフェースCを介して変換され、コントローラ
8の中央処理回路9に転送される。セットコーストスイ
ッチ3は定速走行の制御中に、乗員により一定時間以上
オン操作された後にオフ操作されることによってオン操
作時間に対応して現車速を下げて記憶車速を更新するた
めのコースト指令信号を発生するとともに、定速走行の
制御中に、乗員のオン操作とオフ操作の短い時間での繰
り返しにより連続微調整が行われるとわずかづつ現車速
を下げて記憶車速を更新するためのタップダウン指令信
号を発生し、発生したコースト指令信号、タップアップ
指令信号はコントローラ8のインターフェースCを介し
て変換されて中央処理回路9に転送される。
【0017】リジュームアクセラレートスイッチ4は、
定速走行の制御中に、乗員により一定時間以上オン操作
された後にオフ操作されることによってオン操作時間に
対応して現車速を上げて記憶車速を更新するためのアク
セラレート指令信号を発生するとともに、定速走行の制
御中に、乗員の所定時間内のオン操作とオフ操作により
現車速あるいは記憶車速に所定の車速分を加算して記憶
車速を更新するためのタップアップ指令信号を発生し、
且つ定速走行の制御キャンセル時に乗員のオン操作によ
りキャンセル以前の定速走行に復帰させるためのリジュ
ーム指令信号を発生する。発生したアクセラレート指令
信号、タップアップ指令信号、リジューム指令信号はコ
ントローラ8のインターフェースCを介して変換されて
中央処理回路9に転送される。
【0018】セットコーストスイッチ3、リジュームア
クセラレートスイッチ4が取付けられているステアリン
グホイール部分にはキャンセルスイッチ5が取付けられ
ており、このキャンセルスイッチ5は定速走行の制御中
に、乗員のオン操作によって定速走行の制御を一時的に
停止させるためのキャンセル指令信号を発生する。キャ
ンセル指令信号は、定速走行の制御中にオン操作される
キャンセルスイッチ5の他に、図示ないブレーキペダル
が操作されることによってブレーキスイッチ10がオン
された際や、図示しないオートマチックトランスミッシ
ョンをニュートラルレンジかパーキングレンジへ切換え
た際や現車速が極端に低下した際や、図示しないマニュ
アルトランスミッションのクラッチペダルが操作された
際や、リジュームアクセラレートスイッチ4とセットコ
ーストスイッチ3とが同時にオン操作された際のいずれ
かであり、これらの際もキャンセル指令信号が発生す
る。ブレーキスイッチ10がオンされることによってブ
レーキランプ11が点灯し、発生したキャンセル指令信
号はコントローラ8のインターフェースBを介して変換
されて中央処理回路9に転送される。
【0019】スロットルバルブ6に出力側が連結された
アクチュエータ7には、ベントバルブ7aとバキューム
バルブ7bとセイフティバルブ7cとが備えられてお
り、これら各バルブ7a、7b、7cは通電経路が形成
されることによって作動される。ベントバルブ7aおよ
びセイフティバルブ7cは弁の一方側が大気開放されて
いるとともに弁の他方がアクチュエータ7に備えられて
いる図示しない負圧室に連通されている。アクチュエー
タ7は負圧室の負圧レベルが高くなると図示しない戻し
ばねの弾性力に抗してスロットルバルブ6を開側に駆動
させ、負圧室の負圧レベルが低くなるとスロットルバル
ブ6の開側への駆動を行わない。負圧室の負圧レベルが
低下するとスロットルバルブ6は戻しばねの弾性復元力
によって閉側に強制的に戻される。スロットルバルブ6
は負圧室の負圧レベルの他に図示しないアクセルペダル
が乗員によって操作されても駆動される。
【0020】アクチュエータ7に備えられているバキュ
ームバルブ7bは弁の一方側がエンジン(負圧発生源)
のインテークマニホールドに連通接続されているととも
に弁の他方側が負圧室に連通接続されているため、エン
ジンが動いている際に、オン状態となって弁が開くとエ
ンジンが発生している負圧をインテークマニホールドか
ら負圧室に取り入れる機能を有する。また、バキューム
バルブ7bを負圧発生モータに置き換えたときは負圧発
生モータと負圧室が連通接続されているため、負圧発生
モータが作動している際に発生している負圧を負圧室に
取り入れる機能をもつ。アクチュエータ7はベントバル
ブ7aおよびセイフティバルブ7cがオンするとともに
バキュームバルブ7bがオンすることによって負圧室の
負圧レベルを高めるとともに、ベントバルブ7aおよび
セイフティバルブ7cがオフし且つバキュームバルブ7
bがオフすることによって負圧室の負圧レベルを低くす
る。
【0021】コントローラ8には、上記中央処理回路
9、上記インターフェースS,C,B,V、リセット回
路12、定電圧回路13、リレーRL1、スイッチング
手段14を構成するベントバルブ用スイッチング部14
a,バキュームバルブ用スイッチング部14b,アクチ
ュエータ電源用スイッチング部14c,セイフティバル
ブ用スイッチング部14dが備えられている。リセット
回路12および定電圧回路13は、一端側がメインスイ
ッチ15を介して電源50に接続されているとともに他
端側が中央処理回路9に接続されており、乗員によりメ
インスイッチ15がオン切換えされると、定電圧回路1
3によって安定化された電位を中央処理回路9に印加す
る。
【0022】リレーRL1は、リレーコイルRL1−1
の一端側が一方の常開固定接点RL1−2を介してメイ
ンスイッチ15の一端側に接続されているとともにリレ
ーコイルRL1−1の他端側がアクチュエータ電源用ス
イッチング部14cに備えられているトランジスタTR
3のコレクタに接続されている。リレーRL1の他方の
常開固定接点RL1−3はアクチュエータ7のベントバ
ルブ7a、バキュームバルブ7b、セイフティバルブ7
cの一端に接続されている。リレーRL1は中央処理回
路9からアクチュエータ電源用スイッチング部14cの
トランジスタTR3に対するアクチュエータ駆動信号が
あるとリレーコイルRL1−1に通電経路が形成されて
励磁されるため、可動接点RL1−4が両常開固定接点
RL1−2、RL1−3に接続してセイフティバルブ7
cをオンさせるとともにベントバルブ7aおよびバキュ
ームバルブ7bの上流側に電源50の電位を夫々印加す
る。
【0023】アクチュエータ電源用スイッチング部14
cのトランジスタTR3がオンされている際に、中央処
理回路9からバキュームバルブ用スイッチング部14b
に備えられているトランジスタTR2に対するアクチュ
エータ駆動電流があるとバキュームバルブ7bがオンさ
れ、中央処理回路9からベントバルブ用スイッチング部
14aに備えられているトランジスタTR1に対するア
クチュエータ駆動電流があるとベントバルブ6aがオン
され、中央処理回路9からセイフティバルブ用スイッチ
ング部14dに備えられているトランジスタTR4に対
するアクチュエータ駆動電流があるとセイフティバルブ
7cがオンされる。
【0024】一方、中央処理回路9には、前述したよう
に、第1の車速データ検出手段21、第2の車速データ
検出手段22、車速データ換算手段23が備えられてい
る。
【0025】中央処理回路9に備えた第1の車速データ
検出手段21は、図2に示されるように、予め定められ
た時間( 0.1ms ) 毎に車速センサ2よりのパルスの周期
を検出する周期タイマ( TIMER 1 ) の検出回数が300
0回( 300ms )になったことがスピードタイマ( SPDTIM
ER )によってカウントされるまでの間がサンプリング時
間( 300ms ) として定められており、このサンプリング
時間内にカウントしたパルス数(車速データ)が車速デ
ータ換算手段23に有するラムエリア内に記憶される。
【0026】中央処理回路9に備えた第2の車速データ
検出手段22は、図2に示されるように、第1の車速デ
ータ検出手段21のサンプリング時間に対し半周期の位
相差を有していて、予め定められた時間( 0.1ms ) 毎に
車速センサ2よりのパルスの周期を検出する周期タイマ
( TIMER 1 ) の検出回数が3000回( 300ms )になっ
たことがスピードタイマ( SPDTIMER )によってカウント
されるまでの間がサンプリング時間( 300ms ) として定
められており、このサンプリング時間内にカウントした
パルス数(車速データ)が車速データ換算手段23に有
するラムエリア内に記憶される。
【0027】中央処理回路9に備えた車速データ換算手
段23は、第1の車速データ検出手段21および第2の
車速データ検出手段22のサンプリング時間がそれぞれ
半周期の位相差を有するため、第1の車速データ検出手
段21または第2の車速データ検出手段22より算出さ
れた車速データ(車速情報)を車速に換算する。
【0028】そして、中央処理回路9は、予め定められ
た時間(150ms) 毎に、記憶された車速データおよび現車
速データと加速度データを用いて演算処理し、アクチュ
エータ駆動信号を発生する出力制御を行う。このとき、
第1の車速データ検出手段21のサンプリング時間が第
2の車速データ検出手段22のサンプリング時間に対し
て半周期の位相差を有するため、第1の車速データ検出
手段21の車速データを用いて行う演算時間および第2
の車速データ検出手段22の車速データを用いて行う演
算時間の周期は、車速センサ2よりの車速データのサン
プリング時間を短縮したものと同等となる。
【0029】コントローラ8は、車両が走行している際
に、メインスイッチ15がオンされ、定速走行キャンセ
ル状態から乗員によりセットコーストスイッチ3がオン
されることによってアクチュエータ電源用スイッチング
部14cのトランジスタTR3をオンし、セットコース
トスイッチ3がオフされることによってクルーズ指令信
号が発生すると中央処理回路9がクルーズランプ16を
点灯させるとともに中央処理回路9に内蔵した図示しな
い増速手段によってイニシャライズセット分の増速制御
を行い、増速用のアクチュエータ駆動電流でベントバル
ブ用スイッチング部14bのトランジスタTR2および
セイフティバルブ用スイッチング部14dのトランジス
タTR4がオンされるため、ベントバルブ7aおよびセ
イフティバルブ7cは弁がいずれも閉じてバキュームバ
ルブ7bのみが開くので、アクチュエータ7は負圧室の
負圧レベルが高くなって、そのときのスロットルバルブ
6をセットイニシャライズ分開側に作動させてからバキ
ュームバルブ用スイッチング部14bのトランジスタT
R2をオフさせてイニシャライズを終了した後に、中央
処理回路9において記憶している車速データに車速セン
サ2が発生している現在の車速データを一致させるため
の定速走行制御を行う。
【0030】そして、乗員によりセットコーストスイッ
チ3がオン操作とオフ操作とを行われることによってク
ルーズ指令信号が発生した際に記憶した車速データと車
速センサ2が随時発生している車速データとを比較演算
することにより得た偏差と加速度データとの演算におけ
る結果の値が負の値になると、その演算結果に応じた時
間で増速制御を行って増速用のアクチュエータ駆動信号
が発生され、イニシャライズセットの状態からバキュー
ムバルブ用スイッチング部14bのトランジスタTR2
がオンされるので、アクチュエータ6は負圧室の負圧レ
ベルが高くなってスロットルバルブ6を開側に駆動させ
て車速センサ2が発生している車速データをメモリ車速
に一致させるための定速走行制御を行う。
【0031】そしてまた、車速データと車速センサ2が
随時発生している車速データとを比較演算することによ
り得た偏差と加速度データとの演算における結果の値が
正の値となると、中央処理回路9はその演算結果に応じ
た時間で中央処理回路に内蔵した図示しない減速手段に
よって減速用のアクチュエータ駆動信号を発生させて減
速制御を行うため、バキュームバルブ用スイッチング部
14bのトランジスタTR2がオフされるとともにベン
トバルブ用スイッチング部14aのトランジスタTR1
がオフされるので、アクチュエータ7は負圧室の負圧レ
ベルが下がりスロットルバルブ6を閉側に駆動させて車
速センサ2が発生している車速データをメモリ車速に一
致させるための定速走行制御を行う。
【0032】このような自動定速走行装置1は図2に示
されるタイミングチャートおよび図3に示されるプログ
ラムに基づいて車速の認識が行われる。
【0033】図3に示されるプログラムにおいて、ステ
ップ47においてSPDTIMER=0とし、ステップ48におい
てSPDCNTF=0 とし、ステップ49においてTIMER1=0とし
て初期化を行い、ステップ74においてTIMER1をカウン
トアップする。ステップ60においてTIMER1が100 μs
になったか否かを判別し、TIMER1が100 μs になってい
ないと判別した時は、車速検出プログラムを実行せず
に、メインルーチン(ステップ50、51、52、5
3、54、55)とステップ74を繰り返す。
【0034】ステップ60において、TIMER1が100 μs
になったと判別した時は、ステップ61でTIMER1=0と
し、TIMER1をリセット(RESET) する。次に、ステップ6
2において第1の車速データ検出手段21よりの車速デ
ータの検出、ステップ63において第2の車速データ検
出手段22よりの車速データの検出をそれぞれ行い、ス
テップ64においてSPDTIMER+1とする。次に、ステップ
65においてSPDTIMERが1500(150ms) 以上になったか否
かが判別され、1500以上になったと判別された時、ステ
ップ66を実行し、ステップ66においてSPDCNTF=0 か
否かを判別し、SPDCNTF=0 と判別した時は、ステップ6
7において第1の車速データ検出手段21よりの車速デ
ータ(DATA) をCNTDADA(RAM)に格納し、ステップ68に
おいて第1の車速データ検出手段21の車速データをク
リアし、ステップ69においてSPDCNTF=1 とし、ステッ
プ70においてSPDTIMER=0とする。ステップ66におい
てSPDCNTF=0 でないと判別した時は、ステップ71にお
いて第2の車速データ検出手段22よりの車速データ(D
ATA)をCNTDADA(RAM)に格納し、ステップ72において第
2の車速データ検出手段22よりの車速データをクリア
し、ステップ73においてSPDCNTF=0 とし、ステップ7
0においてSPDTIMER=0とする。また、ステップ65にお
いてSPDTIMERが1500(150ms) 以上になっていないと判別
した時は、第1、第2の車速データ検出手段21、22
よりの車速データの格納を行わずにメインルーチンへ戻
る。
【0035】つまりは、SPDCNTF を使用し、第1、第2
の車速データ検出手段21、22に半周期の位相差を構
成させ、かつ、第1、第2の車速データ検出段21、2
2のサンプリング時間を150ms が2回となる300ms とし
ている。
【0036】メインルーチンでは、ステップ50におい
て中央処理回路9に内蔵した図示しないスイッチ判別手
段および増速手段または減速手段に対する制御出力値の
出力制御が実行され、ステップ51において制御周期判
別用タイマTcを+1インクリメントする。次に、ステッ
プ52においてTc≧T0か否かを判別し、Tc≧T0と判別
(制御周期終了)された時は、ステップ53においてTc
=0として、ステップ54においてCNTDADA(RAM)に記憶さ
れている最新の車速データから車速データ換算手段によ
って車速情報が車速に接続され、次にステップ55にお
いて車速データ換算手段23の車速データとステップ5
4において算出された車速データとの比較による偏差と
車速データとの所定の演算を演算手段によって行い、増
速手段または減速手段を作動させる。また、ステップ5
2においてTc≧T0でないと判別(制御周期が終了してい
ない)した時は、ステップ50に戻る。
【0037】このように、コントローラ8は、位相差の
ある第1、第2の車速データ検出手段21、22よりの
車速データを認識することによって、サンプリング時間
を短縮したものと同等にして車速データの検出を行うも
のとなる。
【0038】
【発明の効果】この発明の請求項1に係わる自動定速走
行装置によれば、複数個の車速データ検出手段は互いに
位相差を有する検出時間をもつものであるため、車速デ
ータ検出手段のうちのひとつがサンプリング時間中であ
っても、他の車速データ検出手段のサンプリング時間が
終了すれば、その車速データに基いて車速情報が得られ
るので、位相差のある複数個の車速データ検出手段によ
ってサンプリング時間を短縮したものと同等にして車速
情報の認識が行われ、サンプリング時間を変更すること
なく、より短い時間で車速の変動を検出し、制御時間を
短縮することによって、オーバーシュートやアンダーシ
ュートの少ない、よりスムーズな定速走行性を得ること
ができるという優れた効果を奏する。
【0039】この発明の請求項2に係わる自動定速走行
装置によれば、第1の車速データ検出手段は第2の車速
データ検出手段に対して半周期の位相差を有する検出時
間をもつものであるため、第1の車速データ検出手段が
サンプリング時間中であっても、第2の車速データ検出
手段のサンプリング時間が終了すれば、第2の車速デー
タ検出手段によって検出された車速データに基いて車速
情報が得られる一方、第2の車速データ検出手段がサン
プリング時間中であっても、第1の車速データ検出手段
のサンプリング時間が終了すれば、第1の車速データ検
出手段によって検出された車速データに基いて車速情報
が得られるので、位相差のある第1、第2の車速データ
検出手段によってサンプリング時間を短縮したものと同
等にして車速情報の認識が行われ、サンプリング時間を
変更することなく、より短い時間で車速の変動を検出
し、制御時間を短縮することによって、オーバーシュー
トやアンダーシュートの少ない、よりスムーズな定速走
行性を得ることができるという優れた効果を奏する。
【0040】この発明の請求項3に係わる自動定速走行
装置によれば、第1の車速データ検出手段は第2の車速
データ検出手段に対して半周期の位相差を有する検出時
間をもつものであるため、第1の車速データ検出手段が
サンプリング時間中であっても、第2の車速データ検出
手段のサンプリング時間が終了すれば、第2の車速デー
タ検出手段によって検出された車速データに基いて車速
情報が得られる一方、第2の車速データ検出手段がサン
プリング時間中であっても、第1の車速データ検出手段
のサンプリング時間が終了すれば、第1の車速データ検
出手段によって検出された車速データに基いて車速情報
が得られ、車速データ換算手段によって車速情報が車速
に換算されるので、位相差のある第1、第2の車速デー
タ検出手段によってサンプリング時間を短縮したものと
同等にして車速データ換算手段が換算処理を行い、それ
によって、サンプリング時間を変更することなく、より
短い時間で車速の変動を検出し、制御時間を短縮するこ
とによって、オーバーシュートやアンダーシュートの少
ない、よりスムーズな定速走行性を得ることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動定速走行装置の一実施例
の回路構成図である。
【図2】図1に示した自動定速走行装置の時間を追った
制御動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示した自動定速走行装置の制御動作を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動定速走行装置 2 車速センサ 3 セットコーストスイッチ 4 リジュームアクセラレートスイッチ 7 アクチュエータ 8 コントローラ 14 スイッチング手段 21 第1の車速データ検出手段 22 第2の車速データ検出手段 23 車速データ換算手段
フロントページの続き (72)発明者 関 根 孝 明 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 関 口 悟 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (72)発明者 小 西 潔 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の現車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 オン操作によりクルーズ指令信号を発生するとともに、
    定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作の間に現車速を下げて記憶車速を更新するための
    コースト指令信号を発生するセットコーストスイッチ
    と、 定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作間に現車速を上げて記憶車速を更新するためのア
    クセラレート指令信号を発生するとともに、定速走行中
    のキャンセル時にオン操作とオフ操作によりキャンセル
    以前の定速走行に復帰させるためのリジューム指令信号
    を発生するリジュームアクセラレートスイッチと、 アクチュエータ駆動電流によりスロットルバルブを開側
    または閉側に駆動するアクチュエータと、 上記アクチュエータに電源からアクチュエータ駆動電流
    を供給し、またはそのアクチュエータ駆動電流を遮断す
    るスイッチング手段と、 予め定められた時間毎に車速センサよりの車速データを
    検出するとともに、該予め定められた時間に対して位相
    差を有する時間毎に車速センサよりの車速データを検出
    する複数個の車速データ検出手段を備えていることを特
    徴とする自動定速走行装置。
  2. 【請求項2】 自動車の現車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 オン操作によりクルーズ指令信号を発生するとともに、
    定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作の間に現車速を下げて記憶車速を更新するための
    コースト指令信号を発生するセットコーストスイッチ
    と、 定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作間に現車速を上げて記憶車速を更新するためのア
    クセラレート指令信号を発生するとともに、定速走行中
    のキャンセル時にオン操作とオフ操作によりキャンセル
    以前の定速走行に復帰させるためのリジューム指令信号
    を発生するリジュームアクセラレートスイッチと、 アクチュエータ駆動電流によりスロットルバルブを開側
    または閉側に駆動するアクチュエータと、 上記アクチュエータに電源からアクチュエータ駆動電流
    を供給し、またはそのアクチュエータ駆動電流を遮断す
    るスイッチング手段と、 予め定められた時間毎に車速センサよりの車速データを
    検出する第1の車速データ検出手段と、 上記第1の車速データ検出手段の検出時間に対し半周期
    の位相差を有する時間毎に該車速センサよりの車速デー
    タを検出する第2の車速データ検出手段を備えているこ
    とを特徴とする自動定速走行装置。
  3. 【請求項3】 自動車の現車速に比例した車速信号を発
    生する車速センサと、 オン操作によりクルーズ指令信号を発生するとともに、
    定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作の間に現車速を下げて記憶車速を更新するための
    コースト指令信号を発生するセットコーストスイッチ
    と、 定速走行中に、オン操作された後にオフ操作されるとオ
    ン操作間に現車速を上げて記憶車速を更新するためのア
    クセラレート指令信号を発生するとともに、定速走行中
    のキャンセル時にオン操作とオフ操作によりキャンセル
    以前の定速走行に復帰させるためのリジューム指令信号
    を発生するリジュームアクセラレートスイッチと、 アクチュエータ駆動電流によりスロットルバルブを開側
    または閉側に駆動するアクチュエータと、 上記アクチュエータに電源からアクチュエータ駆動電流
    を供給し、またはそのアクチュエータ駆動電流を遮断す
    るスイッチング手段と、 予め定められた時間毎に車速センサよりの車速データを
    検出する第1の車速データ検出手段と、 上記第1の車速データ検出手段の検出時間に対し半周期
    の位相差を有する時間毎に該車速センサよりの車速デー
    タを検出する第2の車速データ検出手段と、 上記第1の車速データ検出手段または第2の車速データ
    検出手段より算出された車速情報を車速に換算する車速
    データ換算手段を備えていることを特徴とする自動定速
    走行装置。
JP2264796A 1996-02-08 1996-02-08 自動定速走行装置 Pending JPH09207611A (ja)

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