JPH09207330A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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Publication number
JPH09207330A
JPH09207330A JP1915696A JP1915696A JPH09207330A JP H09207330 A JPH09207330 A JP H09207330A JP 1915696 A JP1915696 A JP 1915696A JP 1915696 A JP1915696 A JP 1915696A JP H09207330 A JPH09207330 A JP H09207330A
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JP
Japan
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ink
rotary drum
slit mechanism
ink jet
jet head
Prior art date
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Pending
Application number
JP1915696A
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English (en)
Inventor
Akihiro Hachiman
明宏 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字の信頼性を高め、騒音などの発生を抑え
る。また、コストを抑える。 【解決手段】 ハウジング内に回転ドラム3を収容する
と共に、回転ドラム3の外周面に螺旋状に並んで設けら
れた複数のインク噴出孔から回転ドラム3内のインクを
遠心力により糸状に連続噴出させ、ハウジング内に設け
られたスリット機構165に噴出インクの一部を通過さ
せて記録媒体168に向けて進むインク滴47を次々形
成し、インク滴47の飛翔を制御してインク滴47を記
録媒体168に付着させて記録を行うものであって、イ
ンク滴47の飛翔方向を重力方向とは異なる方向、例え
ば回転ドラム3の上方に設け、インク滴47の飛翔方向
を上側の方向に設定した。スリット機構165の上側に
帯電電極33と偏向電極34と記録媒体168用の通路
とを順に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に噴出され
たインクを切断してインク滴を形成し、このインク滴の
飛跡を制御して印字を行う連続噴射式のインクジェット
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】連続噴射式インクジェットヘッドは、従
来、図27に示すように、加圧したインクをノズル10
1から連続的に噴出させ、これに超音波振動を与えて粒
子化する一方、このインク滴102を荷電電極103で
帯電させてから偏向電極104においてインクの飛跡を
制御し、必要なインク滴を紙面に付着させる方式のもの
が一般的である。この荷電量制御形におけるインク滴の
発生方法としてはピエゾ素子などの電歪素子を用いた加
圧振動型が一般的である。なお、図中の符号105はガ
ター、106は記録紙である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このピ
エゾ素子を用いた連続噴射式インクジェットヘッドは、
振動音の発生や吐出圧力の不均一性が問題となることが
ある。特に、ヘッドを動かさずに紙などの記録媒体の全
幅に一度に印字可能なフルライン型のヘッドを構成しよ
うとする場合、紙幅に相当する大きさの圧電振動子を必
要とするため、振動音が無視できない程度に大きくなり
騒音と成りかねない問題を含んでいる上に、吐出圧力の
不均一性の影響も大きくなり無視できなくなる虞があ
る。このため、従来の連続噴射式インクジェットヘッド
では、フルライン型ヘッドの実現が難しく、ヘッドを紙
幅方向に往復運動させる分だけ印刷速度を速くできない
問題を有している。
【0004】また、他の印字方式、例えばバブルジェッ
ト型のヘッドによってフルライン型ヘッドを構成する場
合においても、ヘッド幅が広くなるほど発熱体の耐久性
やバブル発生の信頼性が低くなり、歩留まりが悪くなる
問題がある。
【0005】一方、インクジェットヘッドを製品化する
に際し、連続して安定した印字を可能にすると共にコス
トを低減する必要がある。
【0006】本発明は、上述の各問題点を解決するため
になされたもので、インク滴を形成する上で信頼性が高
く且つ騒音などの発生の虞も少ない連続噴射式のインク
ジェットヘッドを提供することを目的とする。また、連
続して安定した印字を可能にすると共にコスト抑制が図
られた連続噴射式のインクジェットヘッドを提供するこ
とをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ハウジング内に回転ドラ
ムを収容すると共に、該回転ドラムの外周面に螺旋状に
並んで設けられた複数のインク噴出孔から当該回転ドラ
ム内のインクを遠心力により糸状に連続噴出させ、ハウ
ジング内に設けられたスリット機構に噴出インクの一部
を通過させて記録媒体に向けて進むインク滴を次々形成
し、当該インク滴の飛翔を制御してインク滴を記録媒体
に付着させて記録を行うように構成してなるインクジェ
ットヘッドであって、インク滴の飛翔方向を重力方向と
は異なる方向となるようにスリット機構を設定したもの
である。
【0008】したがって、連続運転を行っていると、ス
リット機構にミスト状のインクが付着し、やがてインク
のミストは集まってインク留へと成長するが、重力によ
り落下し、即ち、記録を行うために形成されたインク滴
の飛翔方向とは異なる方向に落下し、記録媒体に付着す
ることがない。
【0009】また、請求項2記載の発明は、スリット機
構を回転ドラムの上方に設け、インク滴の飛翔方向を上
側の方向に設定してインクジェットヘッドを構成してい
る。したがって、スリット機構に付着し集まってインク
留へと成長したインクは、ハウジング内に落下して回収
される。
【0010】この場合、請求項3記載のインクジェット
ヘッドは、スリット機構の上側に帯電電極部と偏向電極
部と前記記録媒体用の通路とを順に配置したものであ
る。したがって、スリット機構から飛び出したインク滴
は、帯電電極部を通過しながら必要に応じて帯電された
後、偏向電極部を通過しながら偏向される。これによ
り、必要なインク滴のみが記録媒体上に付着し、印字が
行われる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、スリット機
構を回転ドラムの側方に設け、インク滴の飛翔方向を横
方向に設定してインクジェットヘッドを構成している。
したがって、スリット機構に付着し集まってインク留へ
と成長したインクは、ハウジングの内面を伝わって垂れ
落ちハウジング内に回収される。
【0012】この場合、請求項5記載のインクジェット
ヘッドは、インク滴の飛翔方向に帯電電極部と偏向電極
部と記録媒体用の通路とを順に配置したものである。し
たがって、スリット機構から飛び出したインク滴は、帯
電電極部を通過しながら必要に応じて帯電された後、偏
向電極部を通過しながら偏向される。これにより、必要
なインク滴のみが記録媒体上に付着し、印字が行われ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1及び図2は、本発明をフルライン型の
インクジェットヘッドとして構成した実施例を示す。こ
のインクジェットヘッド1は、インク滴発生部及びイン
ク滴制御部より構成されている。
【0015】インク滴発生部は、糸状に連続噴出するイ
ンクの流れを切断することにより記録媒体に向けて飛び
出るインク滴を発生させると共に、記録に不要なインク
を回収するもので、ハウジング2と、このハウジング2
内に回転自在に収容される回転ドラム3と、回転ドラム
3の下方に配置されるスリット機構4より構成されてい
る。
【0016】回転ドラム3は、詳しくは図3及び図4に
示すように、内部にインクが供給されるインク供給孔7
aを有し、且つ外周面に当該インク供給孔7aに連通す
る螺旋溝7bが形成されたコアドラム7と、該コアドラ
ム7よりも大径に成形されて熱膨張差を吸収する隙間5
を介在させながらコアドラム7を覆い、且つ螺旋溝7b
に通じる複数のインク噴出孔6aが形成されたノズルパ
イプ6と、コアドラム7とノズルパイプ6との間に設け
られて前記隙間5を塞ぐ弾性シール部材67より構成さ
れている。
【0017】コアドラム7のインク供給孔7aと螺旋溝
7bとは、インク供給孔7aから放射状に設けられた多
数の連通孔7cによって連通されている。螺旋溝7bが
一条の時は、回転ドラム3の1回転で1ピッチ分の印
字、描画が可能となるようにコアドラム7の端から端ま
で連続して形成されている。
【0018】コアドラム7は、例えば樹脂により形成さ
れている。即ち、コアドラム7は、例えばフェノール樹
脂を押出成形することで得られたパイプ状の部材に螺旋
溝7bや各連通孔7cを機械加工したものである。コア
ドラム7を加工容易な樹脂製にすることで、製造コスト
の低減を図ることができると共に、当該コアドラム7の
軽量化や耐久性の向上を図ることが可能になる。
【0019】コアドラム7の両端には、軸部8a,9a
を有する端板8,9が、例えばねじ72によって固定さ
れている。一側の端板8にはインク供給孔8bが穿孔さ
れており、このインク供給孔8bはドラムコア7内のイ
ンク供給孔7aに通じている。
【0020】また、ノズルパイプ6としては、広がりの
無い細い糸状にインクを噴出できるインク噴出孔6aを
形成可能とするため、極薄例えば40ミクロン程度の厚
みのニッケル製パイプを採用している。そして、例えば
35ミクロン程度のインク噴出孔6aが所定ピッチ、例
えば、300DPI(ドット・パー・インチ)に相当す
る軸方向ピッチpでコアドラム7の螺旋溝7bと同じリ
ードとなるように穿孔されている。このような構成のノ
ズルパイプ6は、例えば電鋳法によって製造され、プレ
ス加工などによって孔が開けられる。また、場合によっ
ては薄膜材を丸めて溶接し研削によってシーム部分を除
去するようにして得ることもできる。
【0021】ノズルパイプ6はコアドラム7及び各端板
8,9よりも大径に成形されており、ノズルパイプ6と
コアドラム7及び各端板8,9との間には、熱膨張差を
吸収する隙間5が形成される。ノズルパイプ6は、螺旋
溝7bの位置と各インク噴出孔6aの位置とが一致する
ように位置決めされた後コアドラム7にかぶせられてい
る。
【0022】弾性シール部材67は、例えばOリングで
ある。Oリング67は、コアドラム7の外周面の両端に
形成された環状溝7d,7d内に配置されている。各O
リング67の内径は各環状溝7dの底面の径に比べて小
さく、また、外径は、ノズルパイプ6の内径よりも大き
い。したがって、各Oリング67は弾性変形しながら隙
間5を塞ぎ、また、ノズルパイプ6とコアドラム7とを
摩擦係合させて一体化させる。
【0023】各端板8,9の軸部8a,9aは、軸受部
材、例えばボールベアリング11を介してハウジング2
に回転可能に支持されている。各ボールベアリング11
の側面はシート状の弾性シール部材で覆われており、各
ボールベアリング11の隙間を液密にシールしてインク
の漏洩を防止している。また、一側の端板8とボールベ
アリング11との間には、コイルスプリング12が配置
されており、回転ドラム3は他側のボールベアリング1
1に向けて予圧されている。これにより、予圧をかけな
がら各ボールベアリング11を適切に使用することがで
き、また、回転ドラム3を後述する記録紙22の幅方向
に位置決めできる。
【0024】ここで、フェノール樹脂の熱膨張係数は、
ニッケルの熱膨張係数に比べて著しく大きい。したがっ
て、フェノール樹脂製のコアドラム7の膨張量は、ニッ
ケル製のノズルパイプ6の膨張量に比べて大きい。仮に
温度変化が生じても回転ドラム3では、コアドラム7と
ノズルパイプ6との間に隙間5を介在させているので、
この隙間5がコアドラム7とノズルパイプ6の熱膨張差
を吸収し、膨張時におけるノズルパイプ6の変形、破裂
や収縮時におけるしわの発生等を防止する。各Oリング
67は、コアドラム7とノズルパイプ6の熱膨張に応じ
て弾性変形し、隙間5による熱膨張差の吸収を許容す
る。また、コアドラム7の各連通孔7cを通じて環状溝
7dから隙間5に流入したインクは、各Oリング67に
よりシールされて回転ドラム3の両端から漏れることは
ない。
【0025】このように構成された回転ドラム3は、プ
ーリ15、ベルト16及びプーリ14を介して駆動用モ
ータ13に接続されている。なお、図中符号17は、回
転ドラム3と一体的に回転するロータリエンコーダ、符
号18は、ロータリエンコーダ17のゼロ位置を検出す
るフォトセンサである。
【0026】ハウジング2は、回転ドラム3を収容する
角パイプ19と、この角パイプ19の両端を液密に閉塞
する一対の端板60,61と、回転ドラム3を支持する
一対の支持壁20,21より構成されている。角パイプ
19は、回転ドラム3を所定の間隔をあけて囲繞し、回
転ドラム3の各インク噴出孔6aから糸状に連続噴射す
るインクを受けとめてその底部に一時的に貯留する。こ
の角パイプ19の内周面には、例えば、モルトプレーン
等の透液性部材(図示省略)がライニングとして施され
ており、これにより、各インク噴出孔6aから噴出する
インクが角パイプ19の内周面に衝突した際に霧化する
のを防止している。また、モルトプレーン等に付着した
インクはその自重によって流下し底部に集められる。こ
の角パイプ19の底面には、スリット機構4を取り付け
る為の細長い矩形状の切欠19aが形成されている。
【0027】各支持壁20,21は、それらの上側半部
で角パイプ19を支持しながらこの角パイプ19を所定
の高さに配置している。そして、各支持壁20,21の
上側半部には軸孔20a,21aが設けられており、ベ
アリング11,11を介して回転ドラム3を回転自在に
支持している。
【0028】一方、各支持壁20,21の下側半部に
は、第1窓20b,21b及び第2窓20c,21cが
設けられている。第1窓20b,21bは、角パイプ1
9の底面に対向する位置に形成され、角パイプ19の底
部に溜まったインクを回収できる。また、第2窓20
c,21cは、後述するガター39に対向する位置に形
成され、ガター39で回収されたインクを回収できる。
【0029】各支持壁20,21の外側面は、インク流
路23〜27を規定する側蓋28,29で覆われてい
る。一側の支持壁20を覆う側蓋28には、図5に示す
ように、支持壁20との間の空間を3つのインク流路2
3,24,25に画する隔壁28aと、第1流路23に
通じるインク供給ポート28b及び全ての流路23,2
4,25に通じるインク回収ポート28cが設けられて
いる。インク供給ポート28bは、支持壁20の軸孔2
0aに通じている。したがって、インク供給ポート28
bから側蓋28内に流入したインクは、支持壁20の軸
孔20a、端板8及びドラムコア7の各インク供給孔8
b,7eを通って回転ドラム3内に流入する一方、回転
ドラム3内に流入できずに軸孔20aから溢れてしまっ
た余剰分のインクは、第1流路23を通ってインク回収
ポート28cへと落下する。また、第2流路24は第1
窓20bに通じており、したがって、角パイプ19で回
収されたインクは、第1窓20bから第2流路24を通
ってインク回収ポート28cへと落下する。更に、第3
流路25は第2窓20cに通じており、したがって、ガ
ター39で回収されたインクは、第2窓20cから第3
流路25を通ってインク回収ポート28cへと落下す
る。
【0030】また、他側の支持壁21を覆う側蓋29に
は、図6に示すように、支持壁21との間の空間を第4
流路26及び第5流路27に画する隔壁29aと、各流
路26,27に通じるインク回収ポート29bが設けら
れている。第4流路26は支持壁21の第1窓21bに
通じており、したがって、角パイプ19で回収されたイ
ンクは、第1窓21bから第4流路26を通ってインク
回収ポート29bへと落下する。また、第5流路27は
第2窓21cに通じており、したがって、ガター39で
回収されたインクは、第2窓21cから第5流路27を
通ってインク回収ポート29bへと落下する。
【0031】なお、インク回収用の第1窓20b,21
b及び第2窓20c,21cを、両側の支持壁20,2
1にそれぞれ形成することにより、インクジェットヘッ
ド1を傾斜して設置した場合でも何れか一方の支持壁の
第1及び第2窓を通じてインクをスムーズに回収するこ
とができる。
【0032】インク供給ポート28bには、図13に示
すように、液体ポンプ51が接続されており、したがっ
て、タンク50内のインクが大量に供給される。一方、
各インク回収ポート28c,29bはタンク50に接続
されており、したがって、回収したインクはタンク50
へと戻される。そして、このように循環するインクは、
タンク50に接続された補給ポート52から補給され
る。ここで、ノズルパイプ6の各インク噴出孔6aは非
常に細く、したがって、各インク噴出孔6aの目詰まり
を防止するためにインクに混入する粉塵等を除去する必
要がある。この場合、流体ポンプ51の吸入口にフィル
タを配置したのでは、フィルタの大型化が困難であるこ
とから液体ポンプ51の吐出量を大きな値に設定し難
く、回転ドラム3への供給に必要な量を確保するのが難
しい。したがって、本実施例では、タンク50と補給ポ
ート52との間、即ちインクの補給経路に濾過手段であ
るフィルタ53を配置し、インク補給時にインクを濾過
している。これにより、循環するインクは全て濾過済み
のものとなり、インクを濾過しながら循環させる必要が
なくなって多量のインクを循環させることが可能にな
る。
【0033】スリット機構4は、回転ドラム3から糸状
に噴出されるインクを切断してインク滴を形成するもの
で、対向して配置された一対の仕切り部材30,31よ
り構成されている。これら各仕切り部材30,31は、
スリット32を形成するナイフエッジ部68,69と、
ハウジング2側、即ち角パイプ19に取り付けられてナ
イフエッジ部68,69を支持する支持部70,71と
に分割されており、さらに、ナイフエッジ部6,69の
先端に付着したインクを毛管現象により回収する回収路
を形成するインク回収手段151を有している。
【0034】各支持部70,71は、その基端側を角パ
イプ19の下面に固着させる共に、その先端側を角パイ
プ19の底面の切欠19aから角パイプ19内に侵入さ
せて回転ドラム3に向けて突出させている。各ナイフエ
ッジ部68,69は平板状に成形されて各支持部70,
71の先端に固着されている。各ナイフエッジ部68,
69は電気を通す材料、例えばSUS304,316等
の導電性材料により形成されている。
【0035】各仕切り部材30,31はナイフエッジ部
68,69と支持部70,71とに分割されているの
で、これらナイフエッジ部68,69及び支持部70,
71の形状が単純化されてこれらの製造が簡単になる。
また、各ナイフエッジ部68,69にはテフロンコート
等の撥水加工を、各支持部70には親水加工をそれぞれ
施す場合に、これら性質が反する加工の処理をそれぞれ
容易に行うことができる。
【0036】各仕切り部材30,31は、回転ドラム3
と略同じ長さの範囲に亘って設けられ、且つ、回転ドラ
ム3と平行に配置されている。そして、各ナイフエッジ
部68,69の先端は、所定の間隔をあけて向かい合わ
せに配置され、スリット32を形成している。全てのイ
ンク噴出孔6aより糸状に連続噴出したインク46は、
各ナイフエッジ部68,69で切断され、スリット32
を通過するインク滴47が次々に形成される。このスリ
ット32の幅は適宜値に設定されており、所望の粒径の
インク滴を形成することができる。
【0037】ここで、回転ドラム3から糸状に噴出する
インクは、遠心力と回転ドラム3の回転力との合成方向
に飛び出すため、各仕切り部材30,31を回転ドラム
3の回転中心の真下に設置した場合には、各仕切り部材
30,31に対してインク及びインク滴の飛跡(図1中
点線で示している)が大きく斜交する関係となる。この
ため、単純な形状の仕切り部材30,31ではその腹部
分(ハウジング2の外部となる仕切り部材30,31の
内側の部分)にインク滴が接触して霧化する虞がある。
そこで、本実施例の場合、一対の仕切り部材30,31
は、回転ドラム3の回転中心の真下よりも回転方向の手
前側にずらして配置されている。この場合、仕切り部材
30,31の形状が単純であっても、仕切り部材30,
31の間を通過する場合のインク滴の飛跡が仕切り部材
30,31の腹部分と接触しない角度となり、インク滴
の霧化防止策を講じる必要がない。
【0038】また、各仕切り部材30,31は、これら
の背面(ハウジング2の内側となる部分)と角パイプ1
9との間に不要インクを貯留する空間を形成するように
設けられている。これらの空間は僅かに負圧とすること
が好ましく、各空間を負圧にした場合には、スリット3
2から回転ドラム3側へ空気が引き込まれてスリット3
2の周辺に付着する不要のインクが角パイプ19内に吸
い込まれ、記録紙側へ落ちないようにできる。
【0039】また、各仕切り部材30,31の先端は、
回転ドラム3の回転方向の手前側の仕切り部材30に比
べて、奥側の仕切り部材31の方が低い位置に配置され
ている。
【0040】インク回収手段151は、前述した各支持
部70,71と、これら各支持部70,71及び各ナイ
フエッジ部68,69に対して毛管作用に必要な所定の
間隔152,152を保持して対向する各インク受け部
材153,154とを備えて構成されている。図14〜
図16に、インク回収手段151を詳しく示す。なお、
図15及び図16は、角パイプ19等の図示を省略して
いる。
【0041】各インク受け部材153,154は、例え
ば板材を折曲成形したもので、各支持部70,71の全
長にわたって設けられている。各インク受け部材15
3,154と各支持部70,71との間には、切欠を有
する間隔保持板155,156がそれぞれ介在してお
り、各インク受け部材153,154を各間隔保持板1
55,156に固着し、さらに各間隔保持板155,1
56を各支持部70,71に固着することで、各インク
受け部材153,154と各支持部70,71との間に
間隔152を形成している。各間隔保持板155,15
6は、例えば0.1mm程度の厚さの板材であり、した
がって、間隔152は0.1mm程度の薄いインク回収
路である。
【0042】各インク受け部材153,154と各支持
部70,71との間の各間隔152は、各支持部70,
71に設けられた各孔70a,71aを介して角パイプ
19内に通じている。したがって、各ナイフエッジ部6
8,69に付着したインクのミストは、図14中矢印で
示すように、毛管現象により各間隔152に吸い込まれ
て角パイプ19内に回収される。即ち、ミスト状になっ
て各ナイフエッジ部68,69に付着したインクは、図
14中仮想線で示すようなインク留に成長してスリット
を塞ぐ前に各間隔152を介して角パイプ19内に回収
される。これにより、各ナイフエッジ部68,69は、
インク滴を形成するという機能を良好に維持して印字の
部分的な欠落を防止すると共に、記録紙へのインクのボ
タ落ちを防止する。
【0043】なお、各インク受け部材153,154と
各支持部70,71のそれぞれ向かい合う面には、親水
処理を施して濡れ性を高めたり、洗剤等により油分を取
り除いておくことが望ましいが、必ずしもこれらの処理
を施す必要はない。
【0044】インク滴制御部は、各仕切り部材30,3
1間のスリット32を通り抜けたインク滴のうち、必要
なインク滴だけを用紙に衝突させるべくインク滴の飛跡
を偏向させるものである。このインク滴制御部は、帯電
電極33、偏向電極34及びガター39等より構成され
ている。
【0045】帯電電極33及び偏向電極34は、図7及
び図9に示すように、折り曲げ可能なプラスチックシー
ト35,36に形成され、フレキシブルプリント配線基
板を構成している。即ち、非導電性で可撓性のポリイミ
ド樹脂より成る各シート35,36内には、銅箔より構
成される帯電電極33と偏向電極34とがインク滴の飛
跡方向に並んで形成されている。各シート35,36
は、回転ドラム3の長さとほぼ同じ長さに形成されてい
る。
【0046】回転ドラム3の回転方向に関して前側の仕
切り部材30に接着される一方のプラスチックシート3
5では、図7に示すように、偏向電極34aはこのシー
ト35のほぼ全長に亘って形成されているが、帯電電極
33は複数に分割されている。即ち、このプラスチック
シート35については、回転ドラム3に形成された各イ
ンク噴出孔6aの1リード毎に1枚の帯電電極33が形
成されている。
【0047】一方、回転ドラム3の回転方向に関して後
側の仕切り部材31に接着される他方のプラスチックシ
ート36には、図9に示すように、偏向電極34bのみ
が形成されている。即ち、プラスチックシート36に
は、帯電電極は形成されていない。偏向電極34bは、
このシート36のほぼ全長に亘って形成されている。そ
して、各帯電電極33及び偏向電極34a,34bは、
図8及び図10に示すように、各プラスチックシート3
5,36の樹脂層内に形成されている。
【0048】各フレキシブルプリント配線基板35,3
6は、各仕切り部材30,31の腹部分に固着された絶
縁体63,64に接着されている。これにより、各配線
基板35,36はスリット32を挟んで向かい合って配
置され、配線基板35に形成されている各帯電電極33
がナイフエッジ部68の付近に位置する。
【0049】そして、各帯電電極33は、それぞれ別々
に電源に接続されている。また、各ナイフエッジ68,
69及び回転ドラム3はアースされている。したがっ
て、オン状態の帯電電極33は、回転ドラム3から噴出
してどちらか一方のナイフエッジ部68,69に接触し
ているインク柱との間に静電誘導現象を発生させる。静
電誘導現象が発生している状態でインク柱が切断される
と、帯電しているインク滴47が形成される。各帯電電
極33は選択的に電源に接続され、必要な場合にのみイ
ンク滴47を帯電させる。
【0050】また、各配線基板35,36がスリット3
2を挟んで向かい合っているので、各偏向電極34a,
34bも向かい合って配置される。そして、各偏向電極
34a,34b間には、所定値の電圧が印加される。し
たがって、各偏向電極34a,34b間にはクーロン力
が発生し、帯電電極33によって帯電されたインク滴4
7の飛跡を偏向させる。
【0051】なお、図8及び図10中符号56は、各フ
レキシブルプリント配線基板35,36を絶縁体63,
64に固着する粘着剤である。また、本実施例において
は、各仕切り部材30,31の形状は比較的単純なもの
に設定されているが、たとえ複雑な形状に設定されてい
る場合でも、これらの形状に対応するように各フレキシ
ブルプリント配線基板35,36は変形し、したがっ
て、各フレキシブルプリント配線基板35,36は仕切
り部材30,31の腹部分に良好に固着される。さら
に、各フレキシブルプリント配線基板35,36は薄肉
に成形されている。したがって、回転ドラム3に対して
各ナイフエッジ68,69の先端の陰に隠れてインク滴
47の飛跡に干渉することなく、スリット32を通り抜
けたインク滴47はこれら各フレキシブルプリント配線
基板35,36の間を通過する。
【0052】ガター39は、樋状を成している。このガ
ター39は仕切り部材31の下面に固着され、受けとめ
たインク滴を支持壁20の第2窓20c又は支持壁21
の第2窓21cに向けて流している。
【0053】なお、このインクジェットヘッド1では、
非作動時には各仕切り部材30,31間のスリット32
を閉塞し、ハウジング2内のインクの乾燥を防止する。
この乾燥防止機構は、例えば角パイプ19の側面に回転
自在に取り付けられ、先端をガター39の近傍に位置さ
せるアームプレート37と、アームプレート37の先端
部分を被覆し、ガター39に接触してスリット32を閉
塞する閉塞部材38と、インクジェットヘッド1の作動
時にアームプレート37を動かしてスリット32を露出
させるアクチュエータ等より構成されている。閉塞部材
38は、例えば発泡性の材料で構成されている。アクチ
ュエータとしては、図示はしないが、例えばソレノイド
を使用する。このソレノイドは、角パイプ19の上面に
取り付けられる。ソレノイド及びアームプレート37
は、角パイプ19に取り付けられているので、円筒形状
のパイプに取り付ける場合に比べてこれらを固定し易
い。なお、ソレノイドに代えて流体圧シリンダを利用し
たアクチュエータを使用しても良い。
【0054】また、図5及び図6中符号40は、インク
ジェットヘッド1の下方に記録紙を供給する給紙用ロー
ラである。この給紙用ローラ40は、回転ドラム3によ
る印字に連動して回転され、錘ローラ41とともに記録
紙を挟みながらこの記録紙を回転ドラム3の下方に供給
するものである。給紙用ローラ40及び錘ローラ41で
供給された記録紙22は、給紙用台66の上を滑りなが
ら移動する。錘ローラ41は、フレーム42に形成され
たU字状切欠42a内に落とされて、記録紙の進み方向
に拘束されている。なお、給紙用ローラ40は、図11
に示すように、ウォームホイール44及びウォーム45
を備える回転力伝達手段を介してステッピングモータ4
3に接続されている。ステッピングモータ43は、イン
クジェットヘッド1の作動に連動して作動する。
【0055】本実施形態のインクジェットヘッド1は、
マイクロコンピュータより成る制御用コントローラ(図
示省略)を有しており、このコントローラによって作動
が制御されている。
【0056】以上のように構成されているインクジェッ
トヘッド1は、例えばコンピュータの出力装置としての
プリンタに組み込まれて使用される。そして、プリンタ
の電源がオン操作されると、コントローラは予め記憶し
ている制御プログラムの実行を開始し、印字指令の入力
により印字を開始する一方、印字を行っていない状態、
即ち非作動の状態のままで所定時間Tsが経過すると、
各インク噴出孔6aの自動洗浄を行う。
【0057】ここで、印字指令は、プリンタに接続され
たコンピュータから入力される信号である。また、所定
時間Tsは、回転ドラム3の各インク噴出孔6a内に残
っているインクが乾燥する時間よりも十分短い時間であ
り、インクジェットヘッド1の使用環境等によって異な
るが、例えば24時間である。
【0058】コントローラが実行する制御プログラムの
フローチャートを図18に示す。コントローラは、先ず
ステップS301でタイマーを作動させた後、ステップ
S302に進んでタイマー作動後所定時間Tsが経過し
たか否かを判断する。そして、所定時間Tsの経過前で
あれば、ステップS303に進んで印字指令が入力して
いるか否かを判断し、印字指令が未入力の場合にはステ
ップS302に戻って時間Tsの経過又は印字指令の入
力を待つ。
【0059】そして、印字指令が入力されると、コント
ローラはステップS303からステップS304に進
む。このステップS304では、インクジェットヘッド
1は次のようにしてインク滴を形成し、印字作動する。
【0060】先ず駆動用モータ13を立ち上げる。この
とき、回転ドラム3の回転が所定回転数に達する前に
は、遠心力よりも回転力の影響の方が大きく、インク滴
の飛跡が通常印刷時とは異なる場合がある。そこで、回
転ドラム3の回転数が所定回転数に達するまでは、画信
号とは無関係に、インク滴を帯電電極33で帯電させて
偏向電極34でガター39へ確実に衝突して回収される
ように制御することが好ましい。
【0061】そして、回転ドラム3が所定回転数に達し
た後、印字動作に入る。このとき、インク供給ポート2
8bから供給されたインクは、各インク供給孔8b,7
eを通って回転ドラム3内に流入し、さらに、回転ドラ
ム3の高速回転によって発生する遠心力で各インク噴出
孔6aから連続して糸状に噴出する。このとき、噴出し
たインクは飛行させるのに十分な初速度が与えられ、あ
たかも回転ドラム3の回転に伴って回転方向へ移動す
る。そして、このインクは、一対の仕切り部材30,3
1を横切る瞬間に各ナイフエッジ部68,69で切断さ
れ、スリット32を通過する時間分の長さのインクがイ
ンク滴としてスリット32からハウジング2の外方に飛
び出す。
【0062】このとき、インク滴は帯電電極33によっ
て必要に応じて帯電される。帯電電極33は、フォトセ
ンサ18がロータリエンコーダ17のゼロ位置を検出し
た後所定のタイミングでインク滴の帯電制御を開始す
る。そして、記録に必要なインク滴は帯電された後各偏
向電極34a,34b間を通過するので、各偏向電極3
4a,34b間のクーロン力を受けて偏向され、ガター
39の横を通り抜けて記録紙に付着する。回転ドラム3
には多数のインク噴出孔6aが設けられており、回転ド
ラム3の端のものから順番に次々にインク滴が形成され
る。インク滴は、同一リード毎に同一の帯電電極33に
より必要に応じて帯電された後、偏向電極34a,34
bで飛跡制御される。したがって、実際にインク滴の飛
跡制御を行う電極33は、インク滴が形成される位置の
移動に伴い1リード分毎に対応して隣の電極33に移動
する。回転ドラム3は、インク噴出孔6aが一条の時1
回転毎に1リード分の印字を行う。
【0063】そして、記録に不要なインク滴はガター3
9で受けとめられ、このガター39を伝わって各第2窓
20c又は21cから第3流路25又は第5流路27を
通ってインク回収ポート28c,29bに向けて落下す
る。この後、インクは、各インク回収ポート28c,2
9bからタンクへと回収された後、再使用される。
【0064】また、仕切り部材30,31を通過する瞬
間を除いた領域、即ち仕切り部材30,31を通過した
後再び仕切り部材に到達する以前の領域では、回転ドラ
ム3から糸状に噴出するインクは回転ドラム3を囲繞す
るハウジング2の内周面に衝突して不要なインクとして
角パイプ19の底部に溜まり、そして、第1窓20b又
は21bより第2流路24又は第4流路26を通ってイ
ンク回収ポート28c又は29bへと落下し、さらに、
図示しないタンクへと回収された後、再使用される。
【0065】以上のようにして、印字作動が終了する
と、コントローラは、図18に示す制御プログラムのス
テップS305に進んでタイマーをリセットした後、ス
テップS302に戻り時間Tsの経過又は印字指令の入
力を待つ。
【0066】インクジェットヘッド1の非作動状態が長
時間継続されて所定時間Tsに達すると、コントローラ
はステップS302からステップS306に進んで自動
洗浄プログラムルーチンを実行する。自動洗浄プログラ
ムルーチンは、インクジェットヘッドの洗浄方法、即ち
液体ポンプ51の停止状態で回転ドラム3を回転させて
各インク噴出孔6a内の目詰まりを防止する。
【0067】自動洗浄プログラムルーチンの一例を図1
9に示す。コントローラは、先ずステップS311にお
いて液体ポンプ51の停止を確認する。次に、コントロ
ーラは、ステップS312に進み、駆動モータ13を作
動させて回転ドラム3を回転させる。この場合、回転ド
ラム3の回転数を、通常の印字時の回転数よりも大きく
設定することが好ましい。液体ポンプ51が停止してい
る場合には回転ドラム3内には新たにインクが供給され
ることがなく、この状態で回転ドラム3を高速回転させ
ることで、コアドラム7及びノズルパイプ6内のインク
を各インク噴出孔6aから遠心力で排出する。この場
合、形成されるインク滴の帯電及び偏向を適切に行うこ
とでスリット32から飛び出したインク滴を全てガター
39で回収し、誤った印字を防止する。なお、ガター3
9で回収されたインクは、図示しないフィルタを介して
タンク50に蓄えられ再使用される。
【0068】次に、ステップS313に進んで時間T1
だけ待機した後、ステップS314に進んで回転ドラム
3を停止させる。時間T1は、遠心力によってコアドラ
ム7及びノズルパイプ6内のインクを全て排出し且つ各
インク噴出孔6a内にもインクを残さない、即ち各イン
ク噴出孔6aの洗浄を行うのに十分な時間であり、具体
的には回転ドラム3の大きさや構造、その他の条件に応
じて最適値に設定される。各インク噴出孔6a内のイン
クを全て排出することで、長時間放置に起因したインク
粘度の増加による各インク噴出孔6aの目詰まりを防止
することができる。
【0069】この後、コントローラは自動洗浄プログラ
ムルーチンを終了し、図18の制御プログラムに復帰す
る。そして、ステップS305を実行してタイマーをリ
セットした後、ステップS302に戻る。コントローラ
は、この制御プログラムを繰り返し実行し、コンピュー
タからの指令通りに印字を行い、また、必要に応じて自
動洗浄を行う。
【0070】なお、上述の実施形態は本発明の好適な形
態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、仕切り部材30,31、帯電電極33、
偏向電極34及びガター39を、回転ドラム3の中心真
下に鉛直線上に配置しても良い。この場合には、仕切り
部材30,31の腹部分の角度を開くことによってイン
ク滴の霧化を防止するようにしても良い。
【0071】また、回転ドラム3のノズルパイプ6に形
成されるインク噴出孔6aは、本実施形態の場合、1条
の螺旋を構成するように穿孔されているが、場合によっ
ては2条以上の螺旋を構成するようにしても良い。例え
ば、2条の螺旋を形成する場合には、1回転で2ライン
分の印字が可能になる。
【0072】また、本実施形態の場合、インク噴射孔6
aが形成する螺旋の1リード毎に帯電電極33を設け、
各帯電電極33を各リード毎に独立して制御している
が、これに特に限定されるものではなく、例えば1リー
ドを複数の帯電電極33で制御する構成としても良い。
【0073】また、本実施形態では、インク噴出孔6a
を螺旋状に連続的に形成している場合について主に説明
したが、これに特に限定されるものではなく螺旋状に不
連続に形成しても良いし、また、1リード分毎に異なる
螺旋状に形成しても良い。例えば、複数条の螺旋を想定
し、円周の1/4(1/4リード)に亘って第1の螺旋
にインク噴出孔を形成し、次の1/4は隣る第2の螺旋
に沿ってインク噴出孔を形成し、さらに次の1/4を第
3の螺旋に沿って形成し、さらに最後の1/4を第4の
螺旋に沿ってインク噴出孔を形成するようにしても良
い。また、1つの螺旋の1リード分の領域の全域にイン
ク噴出孔を等間隔で配置しなくとも、一部分にだけまと
めてインク噴出孔を形成するようにしても良い。
【0074】また、上述の実施形態では、回転ドラム3
の隙間5をシールする各Oリング67をコアドラム7に
設けられた各環状溝7dに配置しているが、各Oリング
67の配置場所は当該場所に限るものではなく、例えば
図12に示すように、各端板8,9(端板8のみ図示)
に環状溝8cを形成して当該環状溝8cに各Oリング6
7を配置しても良いことは勿論である。
【0075】さらに、本実施例ではフルライン型のヘッ
ドに適用した例について説明したが、これに特に限定さ
れるものではなく、記録紙の幅方向にヘッドを往復移動
させることによって1ライン分の印刷を行うタイプのヘ
ッドとして構成することも可能である。さらに、上述の
実施形態では、インク回収手段151として、各インク
受け部材153,154を各間隔保持板155,156
を介して各支持部70,71に固着させることで各間隔
152,152を形成すると共に、これら各インク受け
部材153,154に各絶縁体63,64を固着させて
いるが、この構成に限るものではなく、例えば図17に
示すように、各絶縁体63’,64’にそれぞれ溝63
a’,64a’を予め形成しておくと共に、これら各絶
縁体63’,64’を各支持部70,71に直接固着す
ることで、各支持部70,71との間に各間隔152,
152を形成し、これら各間隔152,152を介して
ミスト状のインクを回収する構成としても良い。
【0076】また、上述の実施形態では、インク回収手
段151の各インク受け部材153,154と各間隔保
持板155,156とをそれぞれ別々に形成している
が、これらを一体成形品としても良いことは勿論であ
る。
【0077】さらに、上述の実施形態では、液体ポンプ
51の停止状態で回転ドラム3を回転させることでイン
クジェット1の洗浄を行い各インク噴出孔6aの目詰ま
りを防止しているが、インクジェットヘッド1の洗浄方
法としてはこの方法に限るものではない。例えば、記録
停止状態、即ちインクジェットヘッド1の非作動状態に
おいて、流体ポンプ51によって回転ドラム3内に洗浄
液を充填させ、各インク噴出孔6aの目詰まりを防止し
てなるインクジェットヘッドの洗浄方法を採用しても良
い。そして、この場合、回転ドラム3内に洗浄液を充填
させた後、流体ポンプ51を停止させて回転ドラム3を
所定時間回転させ、回転ドラム3内の洗浄液を排出する
ことが好ましい。
【0078】かかる洗浄方法を実行するための自動洗浄
プログラムルーチンを図20に、システム構成の概念を
図21にそれぞれ示す。図21に示すコントローラ15
7は、図18に示す制御プログラムのステップS306
において、この自動洗浄プログラムルーチンを実行す
る。
【0079】先ず、ステップS321では、インクバル
ブ158を閉弁させると共に洗浄バルブ159を開弁さ
せる。この後ステップS322において流体ポンプ51
を始動させると、回転ドラム3内に洗浄液が供給され
る。そして、ステップS323において洗浄タイマー1
61を使用して時間T2の経過を待った後、ステップS
324に進んで流体ポンプ51を停止させる。回転ドラ
ム3内にT2時間にわたり洗浄液が供給されると、回転
ドラム3内のインクは全て押し流されて各インク噴出孔
6a内が洗浄される。
【0080】この後、コントローラ157は、ステップ
S325からステップS327を実行し洗浄タイマー1
61を使用して回転ドラム3を時間T3だけ回転させ
る。これにより、回転ドラム3内に充填された洗浄液が
各インク噴出孔6aから噴出し、各インク噴出孔6aが
さらに洗浄される。洗浄液は、例えばアルコールに導電
性の水を加えたもので、インク滴と同様に、適切な帯
電,偏向を行うことによりガター39で回収される。
【0081】そして、各インク噴出孔6aの洗浄が終了
すると、コントローラ157はステップS328に進ん
で洗浄バルブ159を閉弁させると共にインクバルブ1
58を開弁させ、このプログラムルーチンを終了して、
図18の制御プログラムに復帰する。なお、この洗浄方
法では、回転ドラム3を所定時間回転させて充填された
洗浄液を噴出させる工程を省略しても良いことは勿論で
ある。また、図21中符号160は洗浄液タンク、符号
162は洗浄スイッチ、符号163は解除スイッチであ
る。
【0082】また、インクジェットヘッドの洗浄方法と
しては、液体ポンプ51の停止状態よりこの液体ポンプ
51を逆回転させてインクを回転ドラム3より排出さ
せ、各インク噴出孔6aの目詰まりを防止するものでも
良い。即ち、液体ポンプ51を逆回転させることで回転
ドラム3内を減圧し、回転ドラム3内や各インク噴出孔
6a内のインク及び塵埃等を吸い出すことで、各インク
噴出孔6aを洗浄しても良い。
【0083】なお、上述の各洗浄方法は、インクジェッ
トヘッドの使用者の手動によるスイッチ操作で強制的に
実行されるものであっても良い。
【0084】さらに、上述のインクジェットヘッド1で
は、スリット機構4を回転ドラム3の下方に配置し、イ
ンク滴47の飛翔方向を重力方向にほぼ一致させている
が、インク滴の飛翔方向を重力方向とは異なる方向とな
るようにスリット機構を設定しても良い。
【0085】例えば、図22に示すインクジェットヘッ
ド164のように、スリット機構165を回転ドラム3
の上方に設け、インク滴47の飛翔方向を上側の方向に
設定しても良い。即ち、インクジェットヘッド164で
は、回転ドラム3を収納する角パイプ(筐体)19の上
板19nに開口部166を設けると共に、この開口部1
66の近傍に、例えば0.1mm厚のSUS304,3
16材等の平板167を一定間隔(例えば0.1mm)
離して平行に2枚突き合わせるようにし、例えばシリコ
ーン接着剤等により密着固定することでスリット機構1
65を構成している。そして、このように構成されたス
リット機構165の上方に、一対の帯電電極33,33
及び偏向電極34,34を設け、さらにガター39を配
置している。
【0086】インク柱46は、各スリット板(平板)1
67の間からインク滴47となって上方へ飛び出す。イ
ンク滴47が形成される瞬間、各帯電電極33には画像
信号に応じて電圧が印加され、静電誘導現象により選択
的にインク滴47を帯電する。その後、インク滴47を
上方の各偏向電極34間に通し、帯電したインク滴(も
しくは帯電していないインク滴)4をガター39で回収
し、そうでないインク滴47を紙等の記録媒体168上
に到達させ、印字を行う。
【0087】各帯電電極33としては青銅の焼結ブロッ
クを用い、各偏向電極34としては銅板に絶縁コートを
施したものを用いた。これらは導電性の材料であれば特
に限定されるものではなく、また、上述したインクジェ
ットヘッド1のようにフレキシブル配線基板で構成して
も良い。
【0088】スリット機構165を上方に配置すること
で、各スリット板167に付着したインクのミストを角
パイプ19内に落下させることができ、良好なインク滴
の形成が可能になる。また、インクが記録紙に落下する
ことがないので、安定した印字を行うことが可能にな
る。さらに、スリット機構165を2枚のスリット板1
67で構成しているので、スリット機構の形成が容易に
なり、インクジェットヘッドの製造コストを安くするこ
とができる。
【0089】なお、スリット板167としては、1枚の
板にレーザ等によりスリット加工を施したものを使用し
ても良い。また、図23に示すように、角パイプ19の
内部に樹脂等による内壁169を設け、スリット板16
7の近傍に溜まったインクを角パイプ19の底部へスム
ーズに流れるようにしても良い。
【0090】また、図24に示すように、反時計回りに
回転ドラム3が回転する方向からみて、左側面に開口部
166、スリット32、各帯電電極33、各偏向電極3
4、ガター39を設けて左側方へのインク吐出を行う構
成としても良い。一方、図25に示すように、右側方へ
インク吐出を行う構成としても良い。
【0091】また、図26に断面を上方から示すよう
に、回転ドラム3の回転軸を鉛直方向に設定し、他は図
22に示すインクジェットヘッド164と同様の構成に
することで鉛直縦型のライン型ヘッドを構成しても良
い。この場合、ガター39の形状を変形させて適宜形状
に設定することが望ましい。このような構成にすること
で、塗装等の用途に適したインクジェットヘッドを構成
することができる。ただし、鉛直縦型のライン型ヘッド
は、上述した各インクジェットヘッド1,164を縦型
にすることでも構成可能である。
【0092】なお、上述の各インクジェットヘッドを複
数個用いてカラー印刷を行っても良いことは勿論であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、ハウジング内に回転ドラムを収容すると共に、
該回転ドラムの外周面に螺旋状に並んで設けられた複数
のインク噴出孔から当該回転ドラム内のインクを遠心力
により糸状に連続噴出させ、ハウジング内に設けられた
スリット機構に噴出インクの一部を通過させて記録媒体
に向けて進むインク滴を次々形成し、当該インク滴の飛
翔を制御してインク滴を記録媒体に付着させて記録を行
うように構成してなるインクジェットヘッドであって、
インク滴の飛翔方向を重力方向とは異なる方向となるよ
うにスリット機構を設定したので、スリット機構に付着
したインクが記録媒体に向けて垂れ落ちるのを防止する
ことができ、記録媒体への安定した印字を行うことが可
能となる。また、重力を利用してスリット機構からのイ
ンクの垂れ落ちを防止することができるので、スリット
機構を単純な形状にすることができ、インクジェットヘ
ッドを安いコストで提供することが可能になる。
【0094】また、請求項2記載の発明は、スリット機
構を回転ドラムの上方に設け、インク滴の飛翔方向を上
側の方向に設定したので、スリット機構に付着し集まっ
てインク滴へと成長したインクをハウジング内に落下さ
せて回収することができる。
【0095】この場合、請求項3記載の発明は、スリッ
ト機構の上側に帯電電極部と偏向電極部と前記記録媒体
用の通路とを順に配置しているので、スリット機構から
飛び出したインク滴を必要に応じて偏向させることがで
き、必要なインク滴のみを記録媒体に付着させて印字動
作を行うことができる。
【0096】また、請求項4記載の発明は、スリット機
構を回転ドラムの側方に設け、インク滴の飛翔方向を横
方向に設定したので、スリット機構に付着し集まってイ
ンク留へと成長したインクをハウジングの内面を利用し
てハウジング内に回収することができる。
【0097】この場合、請求項5記載の発明は、インク
滴の飛翔方向に帯電電極部と偏向電極部と記録媒体用の
通路とを順に配置したので、スリット機構から飛び出し
たインク滴を必要に応じて偏向させることができ、必要
なインク滴のみを記録媒体に付着させて印字動作を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの横断
面図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの縦断面図であ
る。
【図3】図1のインクジェットヘッドの回転ドラムの一
部を切り欠いた斜視図である。
【図4】図1のインクジェットヘッドの回転ドラムの縦
断面図である。
【図5】図2中矢線V−Vに沿うインクジェットヘッド
の断面図である。
【図6】図2中矢線VI−VIに沿うインクジェットヘ
ッドの断面図である。
【図7】図1のインクジェットヘッドの電極を示し、一
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
【図8】図7の矢線VIII−VIIIに沿うフレキシ
ブルプリント配線基板の断面図である。
【図9】図1のインクジェットヘッドの電極を示し、他
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
【図10】図9の矢線X−Xに沿うフレキシブルプリン
ト配線基板の断面図である。
【図11】図1のインクジェットヘッドと各駆動用モー
タのレイアウトを示す平面図である。
【図12】本発明に係るインクジェットヘッドの回転ド
ラムの他の実施形態を示す拡大断面図である。
【図13】図1のインクジェットヘッドのインクの回収
経路を示す概略図である。
【図14】図1のインクジェットヘッドのインク回収手
段を拡大して示す断面図である。
【図15】図14のインク回収手段を示す斜視図であ
る。
【図16】図14のインク回収手段を示す正面図であ
る。
【図17】図14のインク回収手段の他の実施形態を示
す断面図である。
【図18】図1のインクジェットヘッドのコントローラ
が実行する制御プログラムのフローチャートを示す図で
ある。
【図19】図18の制御プログラム中で実行される洗浄
方法のプログラムルーチンのフローチャートを示す図で
ある。
【図20】図18の制御プログラム中で実行される他の
洗浄方法のプログラムルーチンのフローチャートを示す
図である。
【図21】図20の洗浄方法を実施するシステムの概略
構成図である。
【図22】本発明を適用したインクジェットヘッドの他
の実施形態を示し、スリット機構を上方に配置した場合
の断面図である。
【図23】図22のインクジェットヘッドに内壁を設け
た場合の断面図である。
【図24】図22の変形例を示し、スリット機構を一側
方に配置した場合の断面図である。
【図25】図22の変形例を示し、スリット機構を他側
方に配置した場合の断面図である。
【図26】本発明を適用したインクジェットヘッドを縦
型にした場合の水平な断面を示す図である。
【図27】従来の連続噴射式インクジェットヘッドの原
理図である。
【符号の説明】
1,164 インクジェットヘッド 2 ハウジング 3 回転ドラム 4,165 スリット機構 5 熱膨張差を吸収する隙間 6 ノズルパイプ 6a インク噴出孔 7 コアドラム 19 角パイプ 30,31 仕切り部材 32 スリット 33 帯電電極 34 偏向電極 39 ガター 46 噴出インク 47 インク滴 67 Oリング(弾性シール部材) 68,69 ナイフエッジ部 70,71 支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に回転ドラムを収容すると
    共に、該回転ドラムの外周面に螺旋状に並んで設けられ
    た複数のインク噴出孔から当該回転ドラム内のインクを
    遠心力により糸状に連続噴出させ、前記ハウジング内に
    設けられたスリット機構に前記噴出インクの一部を通過
    させて記録媒体に向けて進むインク滴を次々形成し、当
    該インク滴の飛翔を制御して前記インク滴を記録媒体に
    付着させて記録を行うように構成してなるインクジェッ
    トヘッドであって、前記インク滴の飛翔方向を重力方向
    とは異なる方向となるように前記スリット機構を設定し
    たことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記スリット機構を回転ドラムの上方に
    設け、前記インク滴の飛翔方向を上側の方向に設定して
    なることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 前記スリット機構の上側に帯電電極部と
    偏向電極部と前記記録媒体用の通路とを順に配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記スリット機構を回転ドラムの側方に
    設け、前記インク滴の飛翔方向を横方向に設定してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】前記インク滴の飛翔方向に帯電電極部と偏
    向電極部と前記記録媒体用の通路とを順に配置したこと
    を特徴とする請求項4記載のインクジェットヘッド。
JP1915696A 1996-02-05 1996-02-05 インクジェットヘッド Pending JPH09207330A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109228340A (zh) * 2018-10-29 2019-01-18 共享智能铸造产业创新中心有限公司 一种应用于fdm打印机的打印头

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