JPH08197739A - プリンタヘッドのインク滴制御電極 - Google Patents
プリンタヘッドのインク滴制御電極Info
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- JPH08197739A JPH08197739A JP2767695A JP2767695A JPH08197739A JP H08197739 A JPH08197739 A JP H08197739A JP 2767695 A JP2767695 A JP 2767695A JP 2767695 A JP2767695 A JP 2767695A JP H08197739 A JPH08197739 A JP H08197739A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Recording Measured Values (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリンタヘッドの設計の自由度及び生産性の
向上を図る。 【構成】 飛行するインク滴47の通過経路を挟むよう
に対向して配置された一対のフレキシブルプリント配線
基板35,36と、これら各フレキシブルプリント配線
基板35,36に形成され、インク滴の通過方向上流側
に位置してインク滴47を帯電させる帯電電極33と、
各フレキシブルプリント配線基板35,36に形成さ
れ、インク滴47の通過方向下流側に位置して帯電され
たインク滴47を偏向させる偏向電極34を備える。各
フレキシブルプリント配線基板35,36は、非導電性
で可撓性のポリイミド樹脂より成り、各ナイフエッジ3
0,31に沿って折り曲げ可能である。
向上を図る。 【構成】 飛行するインク滴47の通過経路を挟むよう
に対向して配置された一対のフレキシブルプリント配線
基板35,36と、これら各フレキシブルプリント配線
基板35,36に形成され、インク滴の通過方向上流側
に位置してインク滴47を帯電させる帯電電極33と、
各フレキシブルプリント配線基板35,36に形成さ
れ、インク滴47の通過方向下流側に位置して帯電され
たインク滴47を偏向させる偏向電極34を備える。各
フレキシブルプリント配線基板35,36は、非導電性
で可撓性のポリイミド樹脂より成り、各ナイフエッジ3
0,31に沿って折り曲げ可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発生させたインク滴の
飛跡を制御して印字を行うプリンタヘッドのインク滴制
御電極に関する。
飛跡を制御して印字を行うプリンタヘッドのインク滴制
御電極に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、プリンタヘッドが発生させた
インク滴の飛跡を制御し印字を行う概念を示している。
このプリンタヘッドでは、加圧したインクをノズル10
1から連続的に噴出させ、これに超音波振動を与えて粒
子化する一方、このインク滴102を帯電電極103で
帯電させてから偏向電極104においてインクの飛跡を
偏向させ、必要なインク滴を紙面に付着させている。帯
電電極103及び偏向電極104としては所定剛性を有
する板状の電極を使用し、プリンタヘッドのハウジング
側取付位置にそれぞれ別々に取り付けるのが一般的であ
る。そして、この荷電量制御形におけるインク滴の発生
方法としてはピエゾ素子などの電歪素子を用いた加圧振
動型が一般的である。尚、図中の符号105はガター、
106は記録紙である。
インク滴の飛跡を制御し印字を行う概念を示している。
このプリンタヘッドでは、加圧したインクをノズル10
1から連続的に噴出させ、これに超音波振動を与えて粒
子化する一方、このインク滴102を帯電電極103で
帯電させてから偏向電極104においてインクの飛跡を
偏向させ、必要なインク滴を紙面に付着させている。帯
電電極103及び偏向電極104としては所定剛性を有
する板状の電極を使用し、プリンタヘッドのハウジング
側取付位置にそれぞれ別々に取り付けるのが一般的であ
る。そして、この荷電量制御形におけるインク滴の発生
方法としてはピエゾ素子などの電歪素子を用いた加圧振
動型が一般的である。尚、図中の符号105はガター、
106は記録紙である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電電
極103及び偏向電極104として所定剛性を有する板
状の電極を使用した場合には、これらの電極103,1
04側の取付面とハウジング側の取付位置との形状を対
応させる必要があり、また、これに伴って各電極10
3,104を取り付けることができる場所が制限され、
プリンタヘッド設計上の制約となる。これに加えて、ハ
ウジング側に帯電電極103と偏向電極104とを別々
に取り付ける必要があるので、プリンタヘッドの生産性
が悪化し、このことは、多数の帯電電極103及び偏向
電極104を備えるフルライン型のプリントヘッドにお
いては特に顕著になってしまう。
極103及び偏向電極104として所定剛性を有する板
状の電極を使用した場合には、これらの電極103,1
04側の取付面とハウジング側の取付位置との形状を対
応させる必要があり、また、これに伴って各電極10
3,104を取り付けることができる場所が制限され、
プリンタヘッド設計上の制約となる。これに加えて、ハ
ウジング側に帯電電極103と偏向電極104とを別々
に取り付ける必要があるので、プリンタヘッドの生産性
が悪化し、このことは、多数の帯電電極103及び偏向
電極104を備えるフルライン型のプリントヘッドにお
いては特に顕著になってしまう。
【0004】本発明は、上述の各問題点を解決するため
になされたもので、プリンタヘッドを設計する上でその
自由度が大きく、また、プリンタヘッドの生産性向上を
図ることができるプリンタヘッドのインク滴制御電極を
提供することを目的とする。
になされたもので、プリンタヘッドを設計する上でその
自由度が大きく、また、プリンタヘッドの生産性向上を
図ることができるプリンタヘッドのインク滴制御電極を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、インク滴を発生させる一方、当該インク
滴の飛跡を制御して記録に必要なインク滴を記録媒体上
に付着させると共に、記録に不要なインク滴をガターで
回収し再使用するプリンタヘッドのインク滴制御電極に
おいて、飛行するインク滴の通過経路を挟むように対向
して配置された一対の帯電電極と偏向電極とがプラスチ
ックシートをベース材としたフレキシブルプリント配線
基板で構成している。
め、本発明は、インク滴を発生させる一方、当該インク
滴の飛跡を制御して記録に必要なインク滴を記録媒体上
に付着させると共に、記録に不要なインク滴をガターで
回収し再使用するプリンタヘッドのインク滴制御電極に
おいて、飛行するインク滴の通過経路を挟むように対向
して配置された一対の帯電電極と偏向電極とがプラスチ
ックシートをベース材としたフレキシブルプリント配線
基板で構成している。
【0006】
【作用】したがって、一対のフレキシブルプリント配線
基板をハウジング側取付位置に取り付けると、各帯電電
極及び各偏向電極が適正位置に配置される。この場合、
各フレキシブルプリント配線基板は、ハウジング側取付
位置の形状に沿って変形しながら固定される。記録媒体
に向けて飛行するインク滴は、各フレキシブルプリント
配線基板の間を通過する。そして、このインク滴は、各
帯電電極間を通過しながら電荷を帯びた後、各偏向電極
間を通過しながら磁場による影響を受けて偏向される。
基板をハウジング側取付位置に取り付けると、各帯電電
極及び各偏向電極が適正位置に配置される。この場合、
各フレキシブルプリント配線基板は、ハウジング側取付
位置の形状に沿って変形しながら固定される。記録媒体
に向けて飛行するインク滴は、各フレキシブルプリント
配線基板の間を通過する。そして、このインク滴は、各
帯電電極間を通過しながら電荷を帯びた後、各偏向電極
間を通過しながら磁場による影響を受けて偏向される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0008】図1及び図2は、本発明に係るプリンタヘ
ッドのインク滴制御電極の一実施例を示し、このインク
滴制御電極をプリンタヘッドであるフルライン型インク
ジェットヘッドに使用した例を示している。このインク
ジェットヘッド1は、インク滴発生部及びインク滴制御
部より構成されている。
ッドのインク滴制御電極の一実施例を示し、このインク
滴制御電極をプリンタヘッドであるフルライン型インク
ジェットヘッドに使用した例を示している。このインク
ジェットヘッド1は、インク滴発生部及びインク滴制御
部より構成されている。
【0009】インク滴発生部は、糸状に連続噴出するイ
ンクの流れを切断することにより記録媒体に向けて飛び
出るインク滴を発生させると共に、記録に不要なインク
を回収するもので、ハウジング2と、このハウジング2
内に回転自在に収容される回転ドラム3と、回転ドラム
3の下方に配置されるスリット機構4より構成されてい
る。
ンクの流れを切断することにより記録媒体に向けて飛び
出るインク滴を発生させると共に、記録に不要なインク
を回収するもので、ハウジング2と、このハウジング2
内に回転自在に収容される回転ドラム3と、回転ドラム
3の下方に配置されるスリット機構4より構成されてい
る。
【0010】回転ドラム3は、ステンレス製の円筒部材
である厚肉パイプ5と、この厚肉パイプ5を被覆するノ
ズルパイプ6と、厚肉パイプ5内に収容されるドラムコ
ア7より構成されている。厚肉パイプ5の外周面には、
図3に示すように、螺旋状の溝5aが形成されている。
この螺旋状の溝(以下、螺旋溝と称す)5aと厚肉パイ
プ5の内部空間とは、径方向に穿孔される複数の連通孔
5bによって連通されている。この螺旋溝5aは、回転
ドラム3の1回転で1ピッチ分の印字、描画が可能とな
るように回転ドラム3の端から端まで連続して形成され
ている。
である厚肉パイプ5と、この厚肉パイプ5を被覆するノ
ズルパイプ6と、厚肉パイプ5内に収容されるドラムコ
ア7より構成されている。厚肉パイプ5の外周面には、
図3に示すように、螺旋状の溝5aが形成されている。
この螺旋状の溝(以下、螺旋溝と称す)5aと厚肉パイ
プ5の内部空間とは、径方向に穿孔される複数の連通孔
5bによって連通されている。この螺旋溝5aは、回転
ドラム3の1回転で1ピッチ分の印字、描画が可能とな
るように回転ドラム3の端から端まで連続して形成され
ている。
【0011】また、ノズルパイプ6としては、広がりの
無い細い糸状にインクを噴出できるインク噴出孔6aを
形成可能とするため、極薄例えば40ミクロン程度の厚
みのニッケル製パイプを採用している。そして、例えば
35ミクロン程度のインク噴出孔6aが所定ピッチ、例
えば、300DPI(ドット・パー・インチ)に相当す
る軸方向ピッチpで厚肉パイプ5の螺旋溝5aと同じリ
ードとなるように穿孔されている。このような構成のノ
ズルパイプ6は、例えば電鋳法によって製造され、レー
ザ加工などによって孔が開けられる。また、場合によっ
ては薄膜材を丸めて溶接し研削によってシーム部分を除
去するようにして得ることもできる。したがって、厚肉
パイプ5にノズルパイプ6を被せ、螺旋溝5aとインク
噴出孔6aとが一致するように位置決めしてから接着な
いし圧入などで固着することにより、厚肉パイプ5内の
インクを各インク噴出孔6aから噴出させることができ
る。なお、接着剤を使用してノズルパイプ6を厚肉パイ
プ5に固着する場合には、厚肉パイプ5の外周面に接着
剤だまり用溝5cを形成することが望ましい。
無い細い糸状にインクを噴出できるインク噴出孔6aを
形成可能とするため、極薄例えば40ミクロン程度の厚
みのニッケル製パイプを採用している。そして、例えば
35ミクロン程度のインク噴出孔6aが所定ピッチ、例
えば、300DPI(ドット・パー・インチ)に相当す
る軸方向ピッチpで厚肉パイプ5の螺旋溝5aと同じリ
ードとなるように穿孔されている。このような構成のノ
ズルパイプ6は、例えば電鋳法によって製造され、レー
ザ加工などによって孔が開けられる。また、場合によっ
ては薄膜材を丸めて溶接し研削によってシーム部分を除
去するようにして得ることもできる。したがって、厚肉
パイプ5にノズルパイプ6を被せ、螺旋溝5aとインク
噴出孔6aとが一致するように位置決めしてから接着な
いし圧入などで固着することにより、厚肉パイプ5内の
インクを各インク噴出孔6aから噴出させることができ
る。なお、接着剤を使用してノズルパイプ6を厚肉パイ
プ5に固着する場合には、厚肉パイプ5の外周面に接着
剤だまり用溝5cを形成することが望ましい。
【0012】ドラムコア7は、円筒7aと、この円筒7
a内を放射状に画する隔壁7bと、各隔壁7b間を仕切
る仕切板7cより構成され、例えばアルミニウムを押し
出し加工することで製造される。各隔壁7bは、円筒7
a内を周方向に、例えば4つの空間に画している。そし
て、これら4つの空間の各々は、仕切板7cで更に2分
割されている。各仕切板7cは、円筒7aの内周面に形
成されている。
a内を放射状に画する隔壁7bと、各隔壁7b間を仕切
る仕切板7cより構成され、例えばアルミニウムを押し
出し加工することで製造される。各隔壁7bは、円筒7
a内を周方向に、例えば4つの空間に画している。そし
て、これら4つの空間の各々は、仕切板7cで更に2分
割されている。各仕切板7cは、円筒7aの内周面に形
成されている。
【0013】なお、ドラムコア7の円筒7aは、例えば
軸方向の2箇所で全周に亘り切り欠かれている。したが
って、各切欠7d,7dは、円筒7aを長さ方向に3分
割されている。但し、このドラムコア7は一体成形され
ているので、各切欠7dにより円筒7aが分離すること
はない。各切欠7dは、円筒7aの長さ方向に所定の距
離をおいて設けられている。また、放射状を成す各隔壁
7bの一側の中心部分には、インク供給孔7eが設けら
れている。したがって、このインク供給孔7eからドラ
ムコア7内の各空間内に流入したインクは、各隔壁7b
及び各仕切板7cで押されてこの回転ドラム3と一体と
なって高速回転し、その遠心力で各切欠7dから勢い良
く噴出し、更に、厚肉パイプ5の各連通孔5b及び螺旋
溝5aを通ってノズルパイプ6の各インク噴出孔6aか
ら糸状に連続噴射する。なお、ドラムコア7の円筒7a
を必ずしも3分割する必要はなく、円筒7aの長さ等に
応じて2分割或いは4以上に分割する構成としても良
い。
軸方向の2箇所で全周に亘り切り欠かれている。したが
って、各切欠7d,7dは、円筒7aを長さ方向に3分
割されている。但し、このドラムコア7は一体成形され
ているので、各切欠7dにより円筒7aが分離すること
はない。各切欠7dは、円筒7aの長さ方向に所定の距
離をおいて設けられている。また、放射状を成す各隔壁
7bの一側の中心部分には、インク供給孔7eが設けら
れている。したがって、このインク供給孔7eからドラ
ムコア7内の各空間内に流入したインクは、各隔壁7b
及び各仕切板7cで押されてこの回転ドラム3と一体と
なって高速回転し、その遠心力で各切欠7dから勢い良
く噴出し、更に、厚肉パイプ5の各連通孔5b及び螺旋
溝5aを通ってノズルパイプ6の各インク噴出孔6aか
ら糸状に連続噴射する。なお、ドラムコア7の円筒7a
を必ずしも3分割する必要はなく、円筒7aの長さ等に
応じて2分割或いは4以上に分割する構成としても良
い。
【0014】また、厚肉パイプ5及びドラムコア7の両
側の開口は、軸部8a,9aを有する端板8,9により
塞がれている。一側の端板8にはインク供給孔8aが穿
孔されており、このインク供給孔8aはドラムコア7の
インク供給孔7eに通じている。また、他方の端板9と
ドラムコア7との間には、皿ばね10が設けられてい
る。この皿ばね10は、ドラムコア7を一側の端板8に
押しつけて各端板8,9とドラムコア7とを一体回転さ
せると共に、ドラムコア7と厚肉パイプ5との材質の違
いに起因した熱膨張量の違いを吸収するものである。
側の開口は、軸部8a,9aを有する端板8,9により
塞がれている。一側の端板8にはインク供給孔8aが穿
孔されており、このインク供給孔8aはドラムコア7の
インク供給孔7eに通じている。また、他方の端板9と
ドラムコア7との間には、皿ばね10が設けられてい
る。この皿ばね10は、ドラムコア7を一側の端板8に
押しつけて各端板8,9とドラムコア7とを一体回転さ
せると共に、ドラムコア7と厚肉パイプ5との材質の違
いに起因した熱膨張量の違いを吸収するものである。
【0015】各端板8,9の軸部8a,9aは、軸受部
材、例えばボールベアリング11を介してハウジング2
に回転可能に支持されている。各ボールベアリング11
の側面はシート状のシール部材で覆われており、各ボー
ルベアリング11の隙間を液密にシールしてインクの漏
洩を防止している。また、一側の端板8とボールベアリ
ング11との間には、コイルスプリング12が配置され
ており、回転ドラム3は他側のボールベアリング11に
向けて予圧されている。これにより、予圧をかけながら
各ボールベアリング11を適切に使用することができ、
また、回転ドラム3を後述する記録紙の幅方向に位置決
めできる。
材、例えばボールベアリング11を介してハウジング2
に回転可能に支持されている。各ボールベアリング11
の側面はシート状のシール部材で覆われており、各ボー
ルベアリング11の隙間を液密にシールしてインクの漏
洩を防止している。また、一側の端板8とボールベアリ
ング11との間には、コイルスプリング12が配置され
ており、回転ドラム3は他側のボールベアリング11に
向けて予圧されている。これにより、予圧をかけながら
各ボールベアリング11を適切に使用することができ、
また、回転ドラム3を後述する記録紙の幅方向に位置決
めできる。
【0016】このように構成された回転ドラム3は、プ
ーリ15、ベルト16及びプーリ14を介して駆動用モ
ータ13に接続されている。なお、図中符号17は、回
転ドラム3と一体的に回転するロータリエンコーダ、符
号18は、ロータリエンコーダ17のゼロ位置を検出す
るフォトセンサである。
ーリ15、ベルト16及びプーリ14を介して駆動用モ
ータ13に接続されている。なお、図中符号17は、回
転ドラム3と一体的に回転するロータリエンコーダ、符
号18は、ロータリエンコーダ17のゼロ位置を検出す
るフォトセンサである。
【0017】ハウジング2は、回転ドラム3を収容する
角パイプ19と、この角パイプ19の両端を液密に閉塞
する一対の端板60,61と、回転ドラム3を支持する
一対の支持壁20,21より構成されている。角パイプ
19は、回転ドラム3を所定の間隔をあけて囲繞し、回
転ドラム3の各インク噴出孔6aから糸状に連続噴射す
るインクを受けとめてその底部に一時的に貯留する。こ
の角パイプ19の内周面には、例えば、モルトプレーン
等の透液性部材(図示省略)がライニングとして施され
ており、これにより、各インク噴出孔6aから噴出する
インクが角パイプ19の内周面に衝突した際に霧化する
のを防止している。また、モルトプレーン等に付着した
インクはその自重によって流下し底部に集められる。こ
の角パイプ19の底面には、スリット機構4を取り付け
る為の細長い矩形状の切欠19aが形成されている。
角パイプ19と、この角パイプ19の両端を液密に閉塞
する一対の端板60,61と、回転ドラム3を支持する
一対の支持壁20,21より構成されている。角パイプ
19は、回転ドラム3を所定の間隔をあけて囲繞し、回
転ドラム3の各インク噴出孔6aから糸状に連続噴射す
るインクを受けとめてその底部に一時的に貯留する。こ
の角パイプ19の内周面には、例えば、モルトプレーン
等の透液性部材(図示省略)がライニングとして施され
ており、これにより、各インク噴出孔6aから噴出する
インクが角パイプ19の内周面に衝突した際に霧化する
のを防止している。また、モルトプレーン等に付着した
インクはその自重によって流下し底部に集められる。こ
の角パイプ19の底面には、スリット機構4を取り付け
る為の細長い矩形状の切欠19aが形成されている。
【0018】各支持壁20,21は、それらの上側半部
で角パイプ19を支持しながらこの角パイプ19を所定
の高さに配置している。そして、各支持壁20,21の
上側半部には軸孔20a,21aが設けられており、ベ
アリング11,11を介して回転ドラム3を回転自在に
支持している。
で角パイプ19を支持しながらこの角パイプ19を所定
の高さに配置している。そして、各支持壁20,21の
上側半部には軸孔20a,21aが設けられており、ベ
アリング11,11を介して回転ドラム3を回転自在に
支持している。
【0019】一方、各支持壁20,21の下側半部に
は、第1窓20b,21b及び第2窓20c,21cが
設けられている。第1窓20b,21bは、角パイプ1
9の底面に対向する位置に形成され、角パイプ19の底
部に溜まったインクを回収できる。また、第2窓20
c,21cは、後述するガター21に対向する位置に形
成され、ガター39で回収されたインクを回収できる。
は、第1窓20b,21b及び第2窓20c,21cが
設けられている。第1窓20b,21bは、角パイプ1
9の底面に対向する位置に形成され、角パイプ19の底
部に溜まったインクを回収できる。また、第2窓20
c,21cは、後述するガター21に対向する位置に形
成され、ガター39で回収されたインクを回収できる。
【0020】各支持壁20,21の外側面は、インク流
路23〜27を規定する側蓋28,29で覆われてい
る。一側の支持壁20を覆う側蓋28には、図4に示す
ように、支持壁20との間の空間を3つのインク流路2
3,24,25に画する隔壁28aと、第1流路23に
通じるインク供給ポート28b及び全ての流路23,2
4,25に通じるインク回収ポート28cが設けられて
いる。インク供給ポート28bは、支持壁20の軸孔2
0aに通じている。したがって、インク供給ポート28
bから側蓋28内に流入したインクは、支持壁20の軸
孔20a、端板8及びドラムコア7の各インク供給孔8
a,7eを通って回転ドラム3内に流入する一方、回転
ドラム3内に流入できずに軸孔20aから溢れてしまっ
た余剰分のインクは、第1流路23を通ってインク回収
ポート28cへと落下する。また、第2流路24は第1
窓20bに通じており、したがって、角パイプ19で回
収されたインクは、第1窓20bから第2流路24を通
ってインク回収ポート28cへと落下する。更に、第3
流路25は第2窓20cに通じており、したがって、ガ
ター39で回収されたインクは、第2窓20cから第3
流路25を通ってインク回収ポート28cへと落下す
る。
路23〜27を規定する側蓋28,29で覆われてい
る。一側の支持壁20を覆う側蓋28には、図4に示す
ように、支持壁20との間の空間を3つのインク流路2
3,24,25に画する隔壁28aと、第1流路23に
通じるインク供給ポート28b及び全ての流路23,2
4,25に通じるインク回収ポート28cが設けられて
いる。インク供給ポート28bは、支持壁20の軸孔2
0aに通じている。したがって、インク供給ポート28
bから側蓋28内に流入したインクは、支持壁20の軸
孔20a、端板8及びドラムコア7の各インク供給孔8
a,7eを通って回転ドラム3内に流入する一方、回転
ドラム3内に流入できずに軸孔20aから溢れてしまっ
た余剰分のインクは、第1流路23を通ってインク回収
ポート28cへと落下する。また、第2流路24は第1
窓20bに通じており、したがって、角パイプ19で回
収されたインクは、第1窓20bから第2流路24を通
ってインク回収ポート28cへと落下する。更に、第3
流路25は第2窓20cに通じており、したがって、ガ
ター39で回収されたインクは、第2窓20cから第3
流路25を通ってインク回収ポート28cへと落下す
る。
【0021】また、他側の支持壁21を覆う側蓋29に
は、図5に示すように、支持壁21との間の空間を第4
流路26及び第5流路27に画する隔壁29aと、各流
路26,27に通じるインク回収ポート29bが設けら
れている。第4流路26は支持壁21の第1窓21bに
通じており、したがって、角パイプ19で回収されたイ
ンクは、第1窓21bから第4流路26を通ってインク
回収ポート29bへと落下する。また、第5流路27は
第2窓21cに通じており、したがって、ガター39で
回収されたインクは、第2窓21cから第5流路27を
通ってインク回収ポート29bへと落下する。
は、図5に示すように、支持壁21との間の空間を第4
流路26及び第5流路27に画する隔壁29aと、各流
路26,27に通じるインク回収ポート29bが設けら
れている。第4流路26は支持壁21の第1窓21bに
通じており、したがって、角パイプ19で回収されたイ
ンクは、第1窓21bから第4流路26を通ってインク
回収ポート29bへと落下する。また、第5流路27は
第2窓21cに通じており、したがって、ガター39で
回収されたインクは、第2窓21cから第5流路27を
通ってインク回収ポート29bへと落下する。
【0022】なお、インク回収用の第1窓20b,21
b及び第2窓20c,21cを、両側の支持壁20,2
1にそれぞれ形成することにより、インクジェットヘッ
ド1を傾斜して設置した場合でも何れか一方の支持壁の
第1及び第2窓を通じてインクをスムーズに回収するこ
とができる。
b及び第2窓20c,21cを、両側の支持壁20,2
1にそれぞれ形成することにより、インクジェットヘッ
ド1を傾斜して設置した場合でも何れか一方の支持壁の
第1及び第2窓を通じてインクをスムーズに回収するこ
とができる。
【0023】スリット機構4は、回転ドラム3から糸状
に噴出されるインクを切断してインク滴を形成するもの
で、一対のナイフエッジ30,31より構成されてい
る。各ナイフエッジ30,31は、これらの基端側を角
パイプ19の下面に固着される共に、角パイプ19の底
面の切欠19aから角パイプ19内に侵入し、回転ドラ
ム3に向けて突出している。各ナイフエッジ30,31
は、回転ドラム3と略同じ長さの範囲に亘って設けら
れ、且つ、回転ドラム3と平行に配置されている。各ナ
イフエッジ30,31は、所定の間隔をあけて向かい合
わせに配置され、したがって、各ナイフエッジ30,3
1間にはスリット32が形成される。全てのインク噴出
孔6aより糸状に連続噴出したインク46は、各ナイフ
エッジ30,31で切断され、スリット32を通過する
インク滴47が次々に形成される。このスリット32の
幅は適宜値に設定されており、所望の粒径のインク滴を
形成することができる。
に噴出されるインクを切断してインク滴を形成するもの
で、一対のナイフエッジ30,31より構成されてい
る。各ナイフエッジ30,31は、これらの基端側を角
パイプ19の下面に固着される共に、角パイプ19の底
面の切欠19aから角パイプ19内に侵入し、回転ドラ
ム3に向けて突出している。各ナイフエッジ30,31
は、回転ドラム3と略同じ長さの範囲に亘って設けら
れ、且つ、回転ドラム3と平行に配置されている。各ナ
イフエッジ30,31は、所定の間隔をあけて向かい合
わせに配置され、したがって、各ナイフエッジ30,3
1間にはスリット32が形成される。全てのインク噴出
孔6aより糸状に連続噴出したインク46は、各ナイフ
エッジ30,31で切断され、スリット32を通過する
インク滴47が次々に形成される。このスリット32の
幅は適宜値に設定されており、所望の粒径のインク滴を
形成することができる。
【0024】ここで、回転ドラム3から糸状に噴出する
インクは、遠心力と回転ドラム3の回転力との合成方向
に飛び出すため、各ナイフエッジ30,31を回転ドラ
ム3の回転中心の真下に設置した場合には、各ナイフエ
ッジ30,31に対してインク及びインク滴の飛跡(図
1中点線で示している)が大きく斜交する関係となる。
このため、単純な形状のナイフエッジ30,31ではそ
の腹部分(ハウジング2の外部となるナイフエッジ3
0,31の内側の斜面の部分)にインク滴が接触して霧
化する虞がある。そこで、本実施例の場合、一対のナイ
フエッジ30,31は、回転ドラム3の中心よりも回転
方向の手前側にずらして配置されている。この場合、ナ
イフエッジ30,31の形状が単純であっても、ナイフ
エッジ30,31の間を通過する際のインク滴の飛跡が
ナイフエッジ30,31の腹部分と非平衡でかつ接触し
ない角度となり、インク滴の霧化防止策を講じる必要が
ない。
インクは、遠心力と回転ドラム3の回転力との合成方向
に飛び出すため、各ナイフエッジ30,31を回転ドラ
ム3の回転中心の真下に設置した場合には、各ナイフエ
ッジ30,31に対してインク及びインク滴の飛跡(図
1中点線で示している)が大きく斜交する関係となる。
このため、単純な形状のナイフエッジ30,31ではそ
の腹部分(ハウジング2の外部となるナイフエッジ3
0,31の内側の斜面の部分)にインク滴が接触して霧
化する虞がある。そこで、本実施例の場合、一対のナイ
フエッジ30,31は、回転ドラム3の中心よりも回転
方向の手前側にずらして配置されている。この場合、ナ
イフエッジ30,31の形状が単純であっても、ナイフ
エッジ30,31の間を通過する際のインク滴の飛跡が
ナイフエッジ30,31の腹部分と非平衡でかつ接触し
ない角度となり、インク滴の霧化防止策を講じる必要が
ない。
【0025】また、各ナイフエッジ30,31は、これ
らの背面(ハウジング2の内側となる斜面の部分)と角
パイプ19との間に不要インクを貯留する空間を形成す
るように設けられている。これらの空間は僅かに負圧と
することが好ましく、各空間を負圧にした場合には、ス
リット32から回転ドラム3側へ空気が引き込まれてス
リット32の周辺に付着する不要のインクが角パイプ1
9内に吸い込まれ、記録紙側へ落ちないようにできる。
らの背面(ハウジング2の内側となる斜面の部分)と角
パイプ19との間に不要インクを貯留する空間を形成す
るように設けられている。これらの空間は僅かに負圧と
することが好ましく、各空間を負圧にした場合には、ス
リット32から回転ドラム3側へ空気が引き込まれてス
リット32の周辺に付着する不要のインクが角パイプ1
9内に吸い込まれ、記録紙側へ落ちないようにできる。
【0026】また、各ナイフエッジ30,31の先端
は、回転ドラム3の回転方向の手前側のナイフエッジ3
0に比べて、奥側のナイフエッジ31の方が低い位置に
配置されている。このように各ナイフエッジ30,31
の先端を上下方向にずらして配置することで、インク滴
の表面張力によってスリット32が詰まるのを防止でき
る。
は、回転ドラム3の回転方向の手前側のナイフエッジ3
0に比べて、奥側のナイフエッジ31の方が低い位置に
配置されている。このように各ナイフエッジ30,31
の先端を上下方向にずらして配置することで、インク滴
の表面張力によってスリット32が詰まるのを防止でき
る。
【0027】インク滴制御部は、各ナイフエッジ30,
31間のスリット32を通り抜けたインク滴のうち、必
要なインク滴だけを用紙に衝突させるべくインク滴の飛
跡を偏向させるものである。このインク滴制御部は、イ
ンク滴制御電極とガター39等より構成されている。ま
た、インク滴制御電極は、帯電電極33と偏向電極34
より構成されている。
31間のスリット32を通り抜けたインク滴のうち、必
要なインク滴だけを用紙に衝突させるべくインク滴の飛
跡を偏向させるものである。このインク滴制御部は、イ
ンク滴制御電極とガター39等より構成されている。ま
た、インク滴制御電極は、帯電電極33と偏向電極34
より構成されている。
【0028】帯電電極33及び偏向電極34は、図6及
び図8に示すように、曲げることができる可撓性のプラ
スチックシートをベース材としたフレキシブルプリント
配線基板35,36によって構成されている。例えば、
非導電性で可撓性のポリイミド樹脂より成る各フレキシ
ブルプリント配線基板35,36には、帯電電極33と
偏向電極34とがインク滴の飛跡方向に並んで形成され
ている。また、各フレキシブルプリント配線基板35,
36は、回転ドラム3の長さとほぼ同じ長さに形成され
ている。図6に示す一方のフレキシブルプリント配線基
板35にあっては、帯電電極33aはほぼ全幅に亘って
形成されているが、偏向電極34aは複数に分割されて
いる。即ち、このフレキシブルプリント配線基板35に
ついては、回転ドラム3に形成された各インク噴出孔6
aの1リード毎に1枚の偏向電極34aが形成されてい
る。一方、図8に示す他方のフレキシブルプリント配線
基板36に形成された帯電電極33b及び偏向電極34
bは、このフレキシブルプリント配線基板36のほぼ全
幅長に亘って形成されている。
び図8に示すように、曲げることができる可撓性のプラ
スチックシートをベース材としたフレキシブルプリント
配線基板35,36によって構成されている。例えば、
非導電性で可撓性のポリイミド樹脂より成る各フレキシ
ブルプリント配線基板35,36には、帯電電極33と
偏向電極34とがインク滴の飛跡方向に並んで形成され
ている。また、各フレキシブルプリント配線基板35,
36は、回転ドラム3の長さとほぼ同じ長さに形成され
ている。図6に示す一方のフレキシブルプリント配線基
板35にあっては、帯電電極33aはほぼ全幅に亘って
形成されているが、偏向電極34aは複数に分割されて
いる。即ち、このフレキシブルプリント配線基板35に
ついては、回転ドラム3に形成された各インク噴出孔6
aの1リード毎に1枚の偏向電極34aが形成されてい
る。一方、図8に示す他方のフレキシブルプリント配線
基板36に形成された帯電電極33b及び偏向電極34
bは、このフレキシブルプリント配線基板36のほぼ全
幅長に亘って形成されている。
【0029】各フレキシブルプリント配線基板35,3
6は、各ナイフエッジ30,31の腹部分に固着された
絶縁体63,64に接着されている。したがって、各帯
電電極33a,33b同士及び各偏向電極34a,34
b同士は、スリット32を挟んで向かいあっている。そ
して、他方のフレキシブルプリント配線基板36の両端
部に形成されているアーム36a,36bは湾曲されて
スリット32の両脇部分を跨ぎ、一方のフレキシブルプ
リント配線基板35の両端部に形成されたアーム35
a,35cに接続されている。これにより、各フレキシ
ブルプリント配線基板35,36の帯電電極33a,3
3bは、各アーム35a,36aに形成された電極を通
じて電気的に接続され、グランドに対して電圧が印加さ
れインク滴47に所定の電荷を与えることができる。同
様に、他方のフレキシブルプリント配線基板36の偏向
電極34bは各アーム35c,36bに形成された電極
を通じて一方のフレキシブルプリント配線基板35のア
ーム35cに形成された電極65に電気的に接続され、
いわゆるグランド側電極になっている。これに対し、一
方のフレキシブルプリント配線基板35に形成された各
偏向電極34aは、それぞれ独立の電極となっている。
各偏向電極34aは各リード毎に設けられているので、
各電極34aは、1リード毎にインク滴を制御できる。
なお、スリット32を跨ぐ各アーム36a,36bは、
スリット32の両脇部分に配置されているので、インク
滴の通過を妨げることはない。
6は、各ナイフエッジ30,31の腹部分に固着された
絶縁体63,64に接着されている。したがって、各帯
電電極33a,33b同士及び各偏向電極34a,34
b同士は、スリット32を挟んで向かいあっている。そ
して、他方のフレキシブルプリント配線基板36の両端
部に形成されているアーム36a,36bは湾曲されて
スリット32の両脇部分を跨ぎ、一方のフレキシブルプ
リント配線基板35の両端部に形成されたアーム35
a,35cに接続されている。これにより、各フレキシ
ブルプリント配線基板35,36の帯電電極33a,3
3bは、各アーム35a,36aに形成された電極を通
じて電気的に接続され、グランドに対して電圧が印加さ
れインク滴47に所定の電荷を与えることができる。同
様に、他方のフレキシブルプリント配線基板36の偏向
電極34bは各アーム35c,36bに形成された電極
を通じて一方のフレキシブルプリント配線基板35のア
ーム35cに形成された電極65に電気的に接続され、
いわゆるグランド側電極になっている。これに対し、一
方のフレキシブルプリント配線基板35に形成された各
偏向電極34aは、それぞれ独立の電極となっている。
各偏向電極34aは各リード毎に設けられているので、
各電極34aは、1リード毎にインク滴を制御できる。
なお、スリット32を跨ぐ各アーム36a,36bは、
スリット32の両脇部分に配置されているので、インク
滴の通過を妨げることはない。
【0030】なお、図7及び図9中符号56は、各フレ
キシブルプリント配線基板35,36を絶縁体63,6
4に固着する粘着剤である。また、本実施例において
は、各ナイフエッジ30,31の形状は比較的単純なも
のに設定されているが、たとえ複雑な形状に設定されて
いる場合でも、これらの形状に対応するように各フレキ
シブルプリント配線基板35,36は変形し、したがっ
て、各フレキシブルプリント配線基板35,36はナイ
フエッジ30,31の腹部分に良好に固着される。さら
に、各フレキシブルプリント配線基板35,36は薄肉
に成形されている。したがって、回転ドラム3に対して
各ナイフエッジ30,31の先端の陰に隠れてインク滴
の飛跡に干渉することなく、スリット32を通り抜けた
インク滴はこれら各フレキシブルプリント配線基板3
5,36の間を通過する。
キシブルプリント配線基板35,36を絶縁体63,6
4に固着する粘着剤である。また、本実施例において
は、各ナイフエッジ30,31の形状は比較的単純なも
のに設定されているが、たとえ複雑な形状に設定されて
いる場合でも、これらの形状に対応するように各フレキ
シブルプリント配線基板35,36は変形し、したがっ
て、各フレキシブルプリント配線基板35,36はナイ
フエッジ30,31の腹部分に良好に固着される。さら
に、各フレキシブルプリント配線基板35,36は薄肉
に成形されている。したがって、回転ドラム3に対して
各ナイフエッジ30,31の先端の陰に隠れてインク滴
の飛跡に干渉することなく、スリット32を通り抜けた
インク滴はこれら各フレキシブルプリント配線基板3
5,36の間を通過する。
【0031】ガター39は、樋状を成している。このガ
ター39はナイフエッジ31の下面に固着され、受けと
めたインク滴を支持壁20の第2窓20c又は支持壁2
1の第2窓21cに向けて流している。
ター39はナイフエッジ31の下面に固着され、受けと
めたインク滴を支持壁20の第2窓20c又は支持壁2
1の第2窓21cに向けて流している。
【0032】なお、このインクジェットヘッド1では、
非作動時には各ナイフエッジ30,31間のスリット3
2を閉塞し、ハウジング2内のインクの乾燥を防止す
る。この乾燥防止機構は、例えば角パイプ19の側面に
回転自在に取り付けられ、先端をガター39の近傍に位
置させるアームプレート37と、アームプレート37の
先端部分を被覆し、ガター39に接触してスリット32
を閉塞する閉塞部材38と、インクジェットヘッド1の
作動時にアームプレート37を動かしてスリット32を
露出させるアクチュエータ等より構成されている。閉塞
部材38は、例えば発泡性の材料で構成されている。ま
た、アクチュエータとしては、図示はしないが、例えば
ソレノイドを使用する。このソレノイドは、角パイプ1
9の上面に取り付けられる。ソレノイド及びアームプレ
ート37は、角パイプ19に取り付けられているので、
円筒形状のパイプに取り付ける場合に比べてこれらを固
定し易い。なお、ソレノイドに代えて流体圧シリンダを
利用したアクチュエータを使用しても良い。
非作動時には各ナイフエッジ30,31間のスリット3
2を閉塞し、ハウジング2内のインクの乾燥を防止す
る。この乾燥防止機構は、例えば角パイプ19の側面に
回転自在に取り付けられ、先端をガター39の近傍に位
置させるアームプレート37と、アームプレート37の
先端部分を被覆し、ガター39に接触してスリット32
を閉塞する閉塞部材38と、インクジェットヘッド1の
作動時にアームプレート37を動かしてスリット32を
露出させるアクチュエータ等より構成されている。閉塞
部材38は、例えば発泡性の材料で構成されている。ま
た、アクチュエータとしては、図示はしないが、例えば
ソレノイドを使用する。このソレノイドは、角パイプ1
9の上面に取り付けられる。ソレノイド及びアームプレ
ート37は、角パイプ19に取り付けられているので、
円筒形状のパイプに取り付ける場合に比べてこれらを固
定し易い。なお、ソレノイドに代えて流体圧シリンダを
利用したアクチュエータを使用しても良い。
【0033】また、図4及び図5中符号40は、インク
ジェットヘッド1の下方に記録紙を供給する給紙用ロー
ラである。この給紙用ローラ40は、回転ドラム3によ
る印字に連動して回転され、錘ローラ41とともに記録
紙を挟みながらこの記録紙を回転ドラム3の下方に供給
するものである。給紙用ローラ40及び錘ローラ41で
供給された記録紙22は、給紙用台66の上を滑りなが
ら移動する。錘ローラ41は、フレーム42に形成され
たU字状切欠42a内に落とされて、記録紙の進み方向
に拘束されている。なお、給紙用ローラ40は、図10
に示すように、ウォームホイール44及びウォーム45
を備える回転力伝達手段を介してステッピングモータ4
3に接続されている。ステッピングモータ43は、イン
クジェットヘッド1の作動に連動して作動する。
ジェットヘッド1の下方に記録紙を供給する給紙用ロー
ラである。この給紙用ローラ40は、回転ドラム3によ
る印字に連動して回転され、錘ローラ41とともに記録
紙を挟みながらこの記録紙を回転ドラム3の下方に供給
するものである。給紙用ローラ40及び錘ローラ41で
供給された記録紙22は、給紙用台66の上を滑りなが
ら移動する。錘ローラ41は、フレーム42に形成され
たU字状切欠42a内に落とされて、記録紙の進み方向
に拘束されている。なお、給紙用ローラ40は、図10
に示すように、ウォームホイール44及びウォーム45
を備える回転力伝達手段を介してステッピングモータ4
3に接続されている。ステッピングモータ43は、イン
クジェットヘッド1の作動に連動して作動する。
【0034】以上のように構成されているインクジェッ
トヘッド1は次のようにしてインク滴を形成し、印字作
動する。
トヘッド1は次のようにしてインク滴を形成し、印字作
動する。
【0035】先ず駆動用モータ13を立ち上げ、印字開
始に備える。このとき、回転ドラム3の回転が所定回転
数に達する前には、遠心力よりも回転力の影響の方が大
きく、インク滴の飛跡が通常印刷時とは異なる場合があ
る。そこで、回転ドラム3の回転数が所定回転数に達す
るまでは、画信号とは無関係に、インク滴を帯電電極3
3で帯電させて偏向電極34でガター39へ確実に衝突
して回収されるように制御することが好ましい。
始に備える。このとき、回転ドラム3の回転が所定回転
数に達する前には、遠心力よりも回転力の影響の方が大
きく、インク滴の飛跡が通常印刷時とは異なる場合があ
る。そこで、回転ドラム3の回転数が所定回転数に達す
るまでは、画信号とは無関係に、インク滴を帯電電極3
3で帯電させて偏向電極34でガター39へ確実に衝突
して回収されるように制御することが好ましい。
【0036】そして、回転ドラム3が所定回転数に達し
た後、印字動作に入る。このとき、インク供給ポート2
8bから供給されたインクは、各インク供給孔8a,7
eを通って回転ドラム3内に流入し、さらに、回転ドラ
ム3の高速回転によって発生する遠心力で各インク噴出
孔6aから連続して糸状に噴出する。このとき、噴出し
たインクは飛行させるのに十分な初速度が与えられ、あ
たかも回転ドラム3の回転に伴って回転方向へ移動す
る。そして、このインクは、一対のナイフエッジ30,
31を横切る瞬間に切断され、スリット32を通過する
時間分の長さのインクがインク滴としてスリット32か
らハウジング2の外方に飛び出す。
た後、印字動作に入る。このとき、インク供給ポート2
8bから供給されたインクは、各インク供給孔8a,7
eを通って回転ドラム3内に流入し、さらに、回転ドラ
ム3の高速回転によって発生する遠心力で各インク噴出
孔6aから連続して糸状に噴出する。このとき、噴出し
たインクは飛行させるのに十分な初速度が与えられ、あ
たかも回転ドラム3の回転に伴って回転方向へ移動す
る。そして、このインクは、一対のナイフエッジ30,
31を横切る瞬間に切断され、スリット32を通過する
時間分の長さのインクがインク滴としてスリット32か
らハウジング2の外方に飛び出す。
【0037】また、ナイフエッジ30,31を通過する
瞬間を除いた領域、即ちナイフエッジ30,31を通過
した後再びナイフエッジに到達する以前の領域では、回
転ドラム3から糸状に噴出するインクは回転ドラム3を
囲繞するハウジング2の内周面に衝突して不要なインク
として角パイプ19の底部に溜まり、そして、第1窓2
0b又は21bより第2流路24又は第4流路26を通
ってインク回収ポート28c又は29bへと落下し、さ
らに、図示しないタンクへと回収された後、再使用され
る。
瞬間を除いた領域、即ちナイフエッジ30,31を通過
した後再びナイフエッジに到達する以前の領域では、回
転ドラム3から糸状に噴出するインクは回転ドラム3を
囲繞するハウジング2の内周面に衝突して不要なインク
として角パイプ19の底部に溜まり、そして、第1窓2
0b又は21bより第2流路24又は第4流路26を通
ってインク回収ポート28c又は29bへと落下し、さ
らに、図示しないタンクへと回収された後、再使用され
る。
【0038】一方、スリット32から飛び出たインク滴
は、各フレキシブルプリント配線基板35,36の間を
これらに沿って飛行し、各帯電電極33a,33b間を
通過しながら帯電された後、各偏向電極34a,34b
間を通過しながら必要に応じて偏向され、その飛跡が変
えられる。この場合、偏向電極34a,34bは、フォ
トセンサ18がロータリエンコーダ17のゼロ位置を検
出した後所定のタイミングでインク滴の偏向を開始す
る。そして、記録に必要なインク滴は、ガター39の横
を通り抜けて記録紙に付着する。
は、各フレキシブルプリント配線基板35,36の間を
これらに沿って飛行し、各帯電電極33a,33b間を
通過しながら帯電された後、各偏向電極34a,34b
間を通過しながら必要に応じて偏向され、その飛跡が変
えられる。この場合、偏向電極34a,34bは、フォ
トセンサ18がロータリエンコーダ17のゼロ位置を検
出した後所定のタイミングでインク滴の偏向を開始す
る。そして、記録に必要なインク滴は、ガター39の横
を通り抜けて記録紙に付着する。
【0039】回転ドラム3には多数のインク噴出孔6a
が設けられており、回転ドラム3の端のものから順番に
次々にインク滴が形成される。インク滴は、各帯電電極
33a,33b間を通過して帯電された後、同一リード
毎に同一の偏向電極34bで飛跡制御される。したがっ
て、実際にインク滴の飛跡制御を行う電極34は、イン
ク滴が形成される位置の移動に伴い1リード分毎に隣の
電極34に移動する。回転ドラム3は、1回転毎に1リ
ード分の印字を行う。
が設けられており、回転ドラム3の端のものから順番に
次々にインク滴が形成される。インク滴は、各帯電電極
33a,33b間を通過して帯電された後、同一リード
毎に同一の偏向電極34bで飛跡制御される。したがっ
て、実際にインク滴の飛跡制御を行う電極34は、イン
ク滴が形成される位置の移動に伴い1リード分毎に隣の
電極34に移動する。回転ドラム3は、1回転毎に1リ
ード分の印字を行う。
【0040】そして、記録に不要なインク滴はガター3
9で受けとめられ、このガター39を伝わって各第2窓
20c又は21cから第3流路25又は第5流路27を
通ってインク回収ポート28c,29bに向けて落下す
る。この後、インクは、各インク回収ポート28c,2
9bからタンクへと回収された後、再使用される。
9で受けとめられ、このガター39を伝わって各第2窓
20c又は21cから第3流路25又は第5流路27を
通ってインク回収ポート28c,29bに向けて落下す
る。この後、インクは、各インク回収ポート28c,2
9bからタンクへと回収された後、再使用される。
【0041】各帯電電極33及び偏向電極34は、フレ
キシブルプリント配線基板35,36に形成されて一体
化されている。したがって、各ナイフエッジ30,31
への帯電電極33及び偏向電極34の取り付け作業が容
易になり、インクジェットヘッド1の生産性向上を図る
ことができる。また、ナイフエッジ30,31の腹部分
の形状に対応させて可撓性のフレキシブルプリント配線
基板35,36を変形させることができるので、帯電電
極33及び偏向電極34の取り付けの自由度が向上し、
また、ナイフエッジ30,31の形状の設計の自由度が
向上する。
キシブルプリント配線基板35,36に形成されて一体
化されている。したがって、各ナイフエッジ30,31
への帯電電極33及び偏向電極34の取り付け作業が容
易になり、インクジェットヘッド1の生産性向上を図る
ことができる。また、ナイフエッジ30,31の腹部分
の形状に対応させて可撓性のフレキシブルプリント配線
基板35,36を変形させることができるので、帯電電
極33及び偏向電極34の取り付けの自由度が向上し、
また、ナイフエッジ30,31の形状の設計の自由度が
向上する。
【0042】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では、フレキシブルプリント配線
基板35,36で形成された帯電電極33,偏向電極3
4を回転ドラム3を使用した連続噴射式のインクジェッ
トヘッドに適用した場合について説明したが、適用でき
るヘッドはこのタイプのヘッドに限るものではなく、例
えば、ピエゾ素子を用いた連続噴射式インクジェットヘ
ッドやバブルジェット型のヘッド等その他のタイプのヘ
ッドに適用しても良い。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では、フレキシブルプリント配線
基板35,36で形成された帯電電極33,偏向電極3
4を回転ドラム3を使用した連続噴射式のインクジェッ
トヘッドに適用した場合について説明したが、適用でき
るヘッドはこのタイプのヘッドに限るものではなく、例
えば、ピエゾ素子を用いた連続噴射式インクジェットヘ
ッドやバブルジェット型のヘッド等その他のタイプのヘ
ッドに適用しても良い。
【0043】また、ナイフエッジ30,31、帯電電極
33、偏向電極34及びガター39を、回転ドラム3の
中心真下に鉛直線上に配置しても良い。この場合には、
ナイフエッジ30,31の腹部分の角度を開くことによ
ってインク滴の霧化を防止するようにしても良い。
33、偏向電極34及びガター39を、回転ドラム3の
中心真下に鉛直線上に配置しても良い。この場合には、
ナイフエッジ30,31の腹部分の角度を開くことによ
ってインク滴の霧化を防止するようにしても良い。
【0044】また、回転ドラム3のノズルパイプ6に形
成されるインク噴出孔6aは、本実施例の場合、1条の
螺旋を構成するように穿孔されていいるが、場合によっ
ては2条以上の螺旋を構成するようにしても良い。例え
ば、2条の螺旋を形成する場合には、1回転で2ライン
分の印字が可能になる。
成されるインク噴出孔6aは、本実施例の場合、1条の
螺旋を構成するように穿孔されていいるが、場合によっ
ては2条以上の螺旋を構成するようにしても良い。例え
ば、2条の螺旋を形成する場合には、1回転で2ライン
分の印字が可能になる。
【0045】また、本実施例の場合、インク噴射孔6a
が形成する螺旋の1リード毎に偏向電極34aを設け、
各偏向電極34aを各リード毎に独立して制御している
が、これに特に限定されるものではなく、例えば複数の
リードをまとめて同一の偏向電極34で制御する構成と
しても良い。
が形成する螺旋の1リード毎に偏向電極34aを設け、
各偏向電極34aを各リード毎に独立して制御している
が、これに特に限定されるものではなく、例えば複数の
リードをまとめて同一の偏向電極34で制御する構成と
しても良い。
【0046】また、本実施例では、インク噴出孔6aを
螺旋状に連続的に形成している場合について主に説明し
たが、これに特に限定されるものではなく螺旋状に不連
続に形成しても良いし、また、1リード分毎に異なる螺
旋状に形成しても良い。例えば、複数条の螺旋を想定
し、円周の1/4(1/4リード)に亘って第1の螺旋
にインク噴出孔を形成し、次の1/4は隣る第2の螺旋
に沿ってインク噴出孔を形成し、さらに次の1/4を第
3の螺旋に沿って形成し、さらに最後の1/4を第4の
螺旋に沿ってインク噴出孔を形成するようにしても良
い。また、1つの螺旋の1リード分の領域の全域にイン
ク噴出孔を等間隔で配置しなくとも、一部分にだけまと
めてインク噴出孔を形成するようにしても良い。
螺旋状に連続的に形成している場合について主に説明し
たが、これに特に限定されるものではなく螺旋状に不連
続に形成しても良いし、また、1リード分毎に異なる螺
旋状に形成しても良い。例えば、複数条の螺旋を想定
し、円周の1/4(1/4リード)に亘って第1の螺旋
にインク噴出孔を形成し、次の1/4は隣る第2の螺旋
に沿ってインク噴出孔を形成し、さらに次の1/4を第
3の螺旋に沿って形成し、さらに最後の1/4を第4の
螺旋に沿ってインク噴出孔を形成するようにしても良
い。また、1つの螺旋の1リード分の領域の全域にイン
ク噴出孔を等間隔で配置しなくとも、一部分にだけまと
めてインク噴出孔を形成するようにしても良い。
【0047】また、一対のナイフエッジ30,31に代
えて、矩形断面の仕切板等を使用しても良い。
えて、矩形断面の仕切板等を使用しても良い。
【0048】さらに、本実施例ではフルライン型のヘッ
ドに適用した例について説明したが、これに特に限定さ
れるものではなく、記録紙の幅方向にヘッドを往復移動
させることによって1ライン分の印刷を行うタイプのヘ
ッドとして構成することも可能である。
ドに適用した例について説明したが、これに特に限定さ
れるものではなく、記録紙の幅方向にヘッドを往復移動
させることによって1ライン分の印刷を行うタイプのヘ
ッドとして構成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用した
プリンタヘッドのインク滴制御電極では、インク滴の通
過経路を挟んで配置された一対の帯電電極と偏向電極を
それぞれフレキシブルプリント配線基板で形成したの
で、帯電電極及び偏向電極の形状がハウジング側取付位
置の形状を設計する上での制約に成り難く、また、各電
極を取り付けることができる場所の制約に成り難い。こ
のため、プリンタヘッドの設計の自由度や各電極の取付
の自由度を向上させることができる。さらに、各フレキ
シブルプリント配線基板をハウジング側に取り付けるこ
とで、帯電電極及び偏向電極を配置することができるの
で、プリンタヘッドの生産性向上を図ることができる。
プリンタヘッドのインク滴制御電極では、インク滴の通
過経路を挟んで配置された一対の帯電電極と偏向電極を
それぞれフレキシブルプリント配線基板で形成したの
で、帯電電極及び偏向電極の形状がハウジング側取付位
置の形状を設計する上での制約に成り難く、また、各電
極を取り付けることができる場所の制約に成り難い。こ
のため、プリンタヘッドの設計の自由度や各電極の取付
の自由度を向上させることができる。さらに、各フレキ
シブルプリント配線基板をハウジング側に取り付けるこ
とで、帯電電極及び偏向電極を配置することができるの
で、プリンタヘッドの生産性向上を図ることができる。
【図1】本発明に係るインク滴制御電極を使用したイン
クジェットヘッドの横断面図である。
クジェットヘッドの横断面図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの縦断面図であ
る。
る。
【図3】図1のインクジェットヘッドの回転ドラムの一
部を切り欠いた斜視図である。
部を切り欠いた斜視図である。
【図4】図2中矢線IV−IVに沿うインクジェットヘ
ッドの断面図である。
ッドの断面図である。
【図5】図2中矢線V−Vに沿うインクジェットヘッド
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本発明を適用したインク滴制御電極を示し、一
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
【図7】図6の矢線VII−VIIに沿うフレキシブル
プリント配線基板の断面図である。
プリント配線基板の断面図である。
【図8】本発明を適用したインク滴制御電極を示し、他
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
側に配置されるフレキシブルプリント配線基板を展開し
た状態の正面図である。
【図9】図8の矢線IX−IXに沿うフレキシブルプリ
ント配線基板の断面図である。
ント配線基板の断面図である。
【図10】図1のインクジェットヘッドと各駆動用モー
タのレイアウトを示す平面図である。
タのレイアウトを示す平面図である。
【図11】従来の連続噴射式インクジェットヘッドの原
理図である。
理図である。
1 インクジェットヘッド 2 ハウジング 3 回転ドラム 4 スリット機構 30,31 ナイフエッジ 32 スリット 33 帯電電極 34 偏向電極 35,36 フレキシブルプリント配線基板 39 ガター 46 噴出インク 47 インク滴
Claims (1)
- 【請求項1】 インク滴を発生させる一方、当該インク
滴の飛跡を制御して記録に必要なインク滴を記録媒体上
に付着させると共に、記録に不要なインク滴をガターで
回収し再使用するプリンタヘッドのインク滴制御電極に
おいて、飛行するインク滴の通過経路を挟むように対向
して配置された一対の帯電電極と偏向電極とがプラスチ
ックシートをベース材としたフレキシブルプリント配線
基板で構成されていることを特徴とするプリンタヘッド
のインク滴制御電極。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2767695A JPH08197739A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | プリンタヘッドのインク滴制御電極 |
PCT/JP1995/001495 WO1996005060A1 (en) | 1994-08-11 | 1995-07-26 | An ink jet printer |
AU30867/95A AU3086795A (en) | 1994-08-11 | 1995-07-26 | An ink jet printer |
US08/776,230 US5933171A (en) | 1994-01-11 | 1995-07-26 | Ink jet printer having rotary drum |
DE69508257T DE69508257T2 (de) | 1994-08-11 | 1995-07-26 | Tintenstrahldrucker |
EP95926510A EP0775056B1 (en) | 1994-08-11 | 1995-07-26 | An ink jet printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2767695A JPH08197739A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | プリンタヘッドのインク滴制御電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197739A true JPH08197739A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12227570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2767695A Pending JPH08197739A (ja) | 1994-01-11 | 1995-01-25 | プリンタヘッドのインク滴制御電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197739A (ja) |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP2767695A patent/JPH08197739A/ja active Pending
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