JPH09207310A - ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法 - Google Patents

ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法

Info

Publication number
JPH09207310A
JPH09207310A JP1675696A JP1675696A JPH09207310A JP H09207310 A JPH09207310 A JP H09207310A JP 1675696 A JP1675696 A JP 1675696A JP 1675696 A JP1675696 A JP 1675696A JP H09207310 A JPH09207310 A JP H09207310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
sheet material
squeegee
printing sheet
plate surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1675696A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Kawai
昭司 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mino Group Co Ltd
Original Assignee
Mino Group Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mino Group Co Ltd filed Critical Mino Group Co Ltd
Priority to JP1675696A priority Critical patent/JPH09207310A/ja
Publication of JPH09207310A publication Critical patent/JPH09207310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】スクリーン印刷機1は印刷シート材支持装
置Aと印刷シート材引張装置Bと印刷シート材反転装置
Cと印刷装置Dとを備えている。支持装置A及び引張装
置Bが従来のワークテーブルの代替手段となり、版面1
4の下方にセット空間Sができる。従って、印刷時に印
刷シート材8を反転させて、乾燥前に印刷シート材8の
表裏両面9,10に印刷を施すことができる。そして、
その印刷後に始めて、表面9の乾燥と裏面10の乾燥と
を同時に行い得る。また、印刷時にスキージ23に追従
するエア吹付け部30から印刷シート材8の電気配線孔
11内にエアが吹付けられて印刷シート材8の表裏両面
9,10間で流れる。 【効果】スクリーン印刷機1の構造が簡単になる。印刷
シート材8の表裏両面9,10で印刷後の塗布膜を同一
性能にするとともに、スクリーン印刷乾燥作業効率を向
上させることができる。印刷インキが電気配線孔11内
に入り込みにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークテーブル
レス式スクリーン印刷機、並びに、それを使用して実行
するスクリーン印刷方法及び印刷シート材に対するスク
リーン印刷乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクリーン印刷機においては、通
常、印刷シート材をワークテーブルに載せて位置決めし
た状態で、この印刷シート材の表面を版面に対向させ、
この版面にスキージを圧接して移動させることにより、
この表面に印刷を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スクリーン印刷機
は、下記(イ)〜(ハ)の欠点を有する。 (イ) 印刷シート材を載せて位置決めするためのワー
クテーブルを必要とするので、構造が複雑になる。
【0004】(ロ) 例えば、プリント配線基板の表裏
両面に対し写真法により回路形成やソルダーレジスト層
の形成を行う場合、予めその表裏両面に感光性塗膜を形
成しなければならない。その塗膜形成方法としては、ス
クリーン印刷など各種のものがある。前記従来のスクリ
ーン印刷機を使用してプリント配線基板の表裏両面に感
光性塗膜を形成する場合には、次のようにして行ってい
た。
【0005】まず、ワークテーブルに載せて位置決めし
た印刷シート材(印刷前のプリント配線基板)の表面に
印刷を行う。次に、この印刷シート材をワークテーブル
から取り外して乾燥機に搬出し、その表面に印刷した感
光性塗膜を乾燥する。その後、この印刷シート材を乾燥
機から取り外して再びワークテーブルに載せ、印刷シー
ト材の裏面にも印刷を行う。さらに、この印刷シート材
の裏面に印刷した感光性塗膜を同様に乾燥する。そし
て、写真法による工程に移る。
【0006】しかし、前記裏面乾燥を行う場合、すでに
乾燥された表面も同時に乾燥されるので、一回だけ行う
裏面乾燥に比べ表面乾燥は二回行うこととなり、印刷シ
ート材の表面と裏面とでは印刷された感光性塗膜の塗布
条件が異なる。印刷後の写真法による焼付けは、印刷シ
ート材の表面と裏面について同時に行うので、印刷シー
ト材(印刷後のプリント配線基板)の表面と裏面とでは
同一の性能を得ることが困難であった。
【0007】前述したように表面乾燥と裏面乾燥とを二
回に分けて別々に行うのは、表面に印刷された塗膜が十
分に乾燥されていない状態でこの表面をワークテーブル
に接触させて載せることができないからである。従っ
て、前記従来のスクリーン印刷機を使用する限り、二回
乾燥を行わざるを得ず、スクリーン印刷乾燥作業効率が
大変に悪くなっていた。
【0008】(ハ) プリント配線基板にはその表裏両
面間で電気配線孔(スルホール)が貫設されている。前
記(ロ)の印刷時にこのスルホールに対しソルダーレジ
ストインキ塗膜を刷り込むことがある。その状態のまま
で前記(ロ)の乾燥を行うと、スルホール内のインキ塗
膜も乾燥するため、後工程でスルホール内のインキ塗膜
を除去することが困難であった。それを防止するため、
印刷時にスルホールを塞ぐことができる特別な版を利用
したり、印刷前にスルホールに栓を埋設したりする必要
があった。
【0009】本発明は、第一に、ワークテーブルの存在
が根本的問題点であることに鑑みワークテーブルに代わ
る手段を提案すること、第二に、印刷シート材の両面印
刷時において表面乾燥と裏面乾燥とを同時に行い得る手
段を提案すること、第三に、印刷インキがスルホール内
に入り込みにくい手段を提案することを実現して、上記
(イ)〜(ハ)の欠点を解消することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜12)の符号を援用して本発明を説明する。第一発
明にかかるワークテーブルレス式スクリーン印刷機
(1)は、支持装置(A)と引張装置(B)と印刷装置
(D)とを備えている。この支持装置(A)は、版面
(14)に対向するセット空間(S)に供給される印刷
シート材(8)の相対向両端部(8a)を着脱可能に支
持し得る位置決め部(6)を有している。この引張装置
(B)は、この印刷シート材(8)に対しその相対向両
端部(8a)の離間方向への引張力(T)を与える引張
位置(P)を取り得る可動部(6)を有している。この
印刷装置(D)は、前記版面(14)に圧接されて移動
し得るスキージ(23)を有している。従って、この支
持装置(A)及び引張装置(B)が、従来のワークテー
ブルの代替手段となる。
【0011】第二発明にかかるワークテーブルレス式ス
クリーン印刷機(1)は、前記第一発明における支持装
置(A)と引張装置(B)と印刷装置(D)とに加え
て、反転装置(C)を備えている。この反転装置(C)
は、前記印刷シート材(8)の表裏両面(9,10)の
うち表面(9)を版面(14)に対向させる第一位置
(Q)と裏面(10)を版面(14)に対向させる第二
位置(R)とを取り得る可動部(6)を有している。
【0012】第三発明にかかるスクリーン印刷乾燥方法
は、例えば前記第二発明にかかるワークテーブルレス式
スクリーン印刷機(1)を使用して、下記のように実行
される。まず、印刷シート材(8)の表裏両面(9,1
0)のうち表面(9)を版面(14)に対向させた状態
で、版面(14)に圧接したスキージ(23)を移動さ
せてこの表面(9)に印刷を行う。次に、この印刷シー
ト材(8)を反転させて、その裏面(10)を版面(1
4)に対向させた状態で、版面(14)に圧接したスキ
ージ(23)を移動させてこの裏面(10)に印刷を行
う。このようにして印刷シート材(8)の表裏両面
(9,10)に印刷した後に始めて、この被印刷シート
(8)を前記スクリーン印刷機(1)から搬出して乾燥
機(42)で乾燥させる。
【0013】第四発明にかかるワークテーブルレス式ス
クリーン印刷機(1)は、前記第一発明または第二発明
にエア吹付け装置(E)を加えている。このエア吹付け
装置(E)は、表裏両面(9,10)を貫通する電気配
線孔(11)を有する印刷シート材(8)にあって版面
(14)に対向する表面(9)に対し反対側になる裏面
(10)に対向して、前記電気配線孔(11)に対する
エア吹付け部(30)を有している。
【0014】第五発明にかかるスクリーン印刷方法は、
例えば前記第四発明にかかるワークテーブルレス式スク
リーン印刷機(1)を使用して、下記のように実行され
る。表裏両面(9,10)を貫通する電気配線孔(1
1)を有する印刷シート材(8)にあって版面(14)
に対向する表面(9)に対し反対側になる裏面(10)
側から、前記電気配線孔(11)にエアを吹き付けなが
ら、版面(14)に圧接したスキージ(23)を移動さ
せて印刷シート材(8)の表面(9)に印刷を行う。
【0015】
【発明の実施形態】まず、本発明の第一実施形態にかか
るワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリー
ン印刷乾燥方法を図1〜9を参照して説明する。
【0016】〔図1に示すスクリーン印刷機1の機械的
構成の概略について〕このスクリーン印刷機1は、ワー
クテーブルレス式のものであり、大別して、支持装置A
と、引張装置Bと、反転装置Cと、印刷装置Dと、エア
吹付け装置Eとを備えている。上記各装置A,B,C,
D,Eを概説する。
【0017】(支持装置Aと引張装置Bと反転装置Cと
を兼用する機構)機枠(図示せず)に対し両レール2が
立設されて相対向している。この両レール2に昇降体3
が上下動可能に支持されている。この両昇降体3には回
動式の反転用エアシリンダ4(駆動部)が取着されてい
る。それらの反転用エアシリンダ4の回動軸(図示せ
ず)には直動式の引張用エアシリンダ5(駆動部)が連
結されている。これらの引張用エアシリンダ5のピスト
ンロッド5aには印刷シート材位置決め部6(可動部)
が取着されて相対向している。この両位置決め部6に設
けられた載置面6aには複数の位置決めピン6bが突設
されている。前記両レール2の下方で機枠(図示せず)
に対し直動式の昇降用エアシリンダ7(駆動部)が取り
付けられている。それらのピストンロッド7aに前記両
昇降体3が連結されている。
【0018】印刷シート材8は、プリント配線基板であ
って、その表裏両面9,10を貫通する複数の電気配線
孔11(スルホール)を有している。この印刷シート材
8の相対向両端部8aに複数の位置決め孔12が貫設さ
れている。この印刷シート材8が前記両位置決め部6間
のセット空間S(印刷シート材8の全面を接触状態で載
せて位置決めする従来のワークテーブルが存在しないワ
ークテーブルレス式非接触位置決め手段を意味するも
の)に供給され、この印刷シート材8の相対向両端部8
aが両位置決め部6の載置面6aに載せられてその各位
置決めピン6bに印刷シート材8の各位置決め孔12が
着脱可能に係合されるようになっている。従って、印刷
シート材8はほぼ水平状態でセットされる。
【0019】(印刷装置D)前記印刷シート材位置決め
部6の上方で版枠13が機枠(図示せず)に取着されて
いる。前記印刷シート材供給セット空間Sは、この版枠
13の版面14に対しその下方で対向している。
【0020】前記版枠13の上方の両側(図1の紙面に
対し直交する方向の両側)で、往復用電動モータ15
(駆動部)により往復回転する駆動ベルト16が両プー
リ17間に掛け渡されている。この両駆動ベルト16に
は支持ブラケット18が取着されている。この支持ブラ
ケット18は、駆動ベルト16の往復回転に伴い、レー
ル(図示せず)に沿って水平方向へ往復移動するように
なっている。
【0021】この支持ブラケット18には、それぞれ、
直動式のスキージ圧調節用エアシリンダ19(駆動部)
及び直動式のドクター圧調節用エアシリンダ20(駆動
部)が取り付けられている。これらのスキージ圧調節用
エアシリンダ19のピストンロッド19aにスキージ傾
斜角度調節用電動モータ21(駆動部)が取着され、こ
の両電動モータ21の回動軸(図示せず)間にスキージ
バー22が架設されている。このスキージバー22には
スキージ23が取着されている。これらのドクター圧調
節用エアシリンダ20のピストンロッド20a間にドク
ターバー24が架設され、このドクターバーにはドクタ
ー25が取着されている。
【0022】前記スキージ圧調節用エアシリンダ19及
びドクター圧調節用エアシリンダ20において、それら
のピストンロッド19a,20aの最上動位置及び最下
動位置は、それぞれ、各エアシリンダ19,20上の高
さ調節用電動モータ26,27(駆動部)に連動して、
変更されるようになっている。
【0023】前記支持ブラケット18は、スキージ23
及びドクター25などとともに、往復用電動モータ15
により往復移動して、印刷開始状態(図1,4,5,
7,8,9参照)と印刷終了状態(図2,3,6参照)
とを取り得る。
【0024】(エア吹付け装置E)前記印刷装置Dの両
支持ブラケット18のうち一方のものにエア吹付け部回
動用エアシリンダ28(駆動部)が取着され、その回動
軸(図示せず)に回動アーム29が連結されている。こ
の回動アーム29には前記版枠13の下方でエア吹付け
部30が取着されている。
【0025】〔図1に示すスクリーン印刷機1の電気的
構成の概略について〕前記反転用エアシリンダ4、引張
用エアシリンダ5、昇降用エアシリンダ7、スキージ圧
調節用エアシリンダ19、ドクター圧調節用エアシリン
ダ20、スキージ傾斜角度調節用電動モータ21、スキ
ージ高さ調節用電動モータ26、ドクター高さ調節用電
動モータ27及びエア吹付け部回動用エアシリンダ28
は、制御装置31に接続されている。この制御装置31
は、入力設定装置32からの信号に基づき、前記各エア
シリンダ4,5,7,19,20,28及び各電動モー
タ21,26,27を駆動制御するようになっている。
【0026】〔印刷シート材8に対するスクリーン印刷
乾燥方法について〕図1に示す制御装置31は、入力設
定装置32からの信号に基づき、前述した各エアシリン
ダ4,5,7,19,20,28及び各電動モータ2
1,26,27を含むスクリーン印刷機全体の駆動制御
を行い、この駆動制御により下記の工程1)→9)を経て印
刷シート材8に印刷を施すとともに、印刷後の印刷シー
ト材8を乾燥させる。
【0027】1) 図1に示す工程 昇降用エアシリンダ7のピストンロッド7aが上動して
昇降体3が反転用エアシリンダ4及び引張用エアシリン
ダ5とともに最上動位置(印刷可能位置)にある。
【0028】支持装置A、引張装置B及び反転装置Cに
おいては、反転用エアシリンダ4により位置決め部6が
第一位置Qにあり、セット空間Sで両位置決め部6間の
印刷シート材8(印刷前)の表面9が版面14の下方で
これに対向して近接している。また、引張用エアシリン
ダ5のピストンロッド5aにより位置決め部6が引張位
置Pを取り、印刷シート材8に対しその相対向両端部8
aの離間方向への引張力Tが与えられる。前記制御装置
31は、入力設定装置32に入力された設定引張力デー
タに基づき、引張用エアシリンダ5の設定圧力を調節
し、印刷シート材8に対する引張力Tを制御する。
【0029】印刷装置Dにおいては、前記印刷開始状態
でスキージ圧調節用エアシリンダ19のピストンロッド
19aによりスキージ23が最下動位置(圧接位置
23)にあり、版面14に対し圧接されている。前記制
御装置31は、入力設定装置32に入力された設定位置
データに基づき、スキージ高さ調節用電動モータ26の
設定位置を調節し、版面14に対するスキージ23の圧
接位置G23を制御する。前記制御装置31は、入力設定
装置32に入力された設定角度データに基づき、スキー
ジ傾斜角度調節用電動モータ21の設定角度を調節し、
スキージ23により圧接されて撓む印刷シート材8に対
するスキージ23の傾斜角度θ(図2参照)を制御す
る。前記制御装置31は、入力設定装置32に入力され
た設定圧力データに基づき、スキージ圧調節用エアシリ
ンダ19の設定圧力を調節し、版面14に対するスキー
ジ23の圧接力F23を制御する。一方、前記印刷開始状
態でドクター圧調節用エアシリンダ20のピストンロッ
ド20aによりドクター25が最上動位置にあり、版面
14から離間している。
【0030】エア吹付け装置Eにおいては、エア吹付け
部回動用エアシリンダ28によりエア吹付け部30が印
刷シート材8の下方でスキージ23の真下に位置して対
応している。
【0031】2) 図2に示す工程 印刷装置Dにおいては、図1に示す印刷開始状態から、
スキージ23が版面14に圧接された状態でドクター2
5とともに水平方向へ移動して図2(a)に示す印刷終
了状態になると、印刷シート材8の表面9にスキージ2
3による印刷が完了する。この場合、前記制御装置31
は、印刷シート材8に対するスキージ23の傾斜角度θ
が常にほぼ一定になるように、スキージ傾斜角度調節用
電動モータ21及びスキージ高さ調節用電動モータ26
を制御する。例えば、図2(d)に示すように、図2
(b)に示す印刷開始状態において版面14に対するス
キージ23の圧接点Lと、図2(c)に示す印刷終了状
態において版面14に対するスキージ23の圧接点M
と、スキージ23の圧接による版面14の最大撓み点N
とを結ぶ三角形を想定し、この圧接点Lと最大撓み点N
とを結ぶ傾斜直線に対するスキージ傾斜角度θと、この
圧接点Mと最大撓み点Nとを結ぶ傾斜直線に対するスキ
ージ傾斜角度θとに変更できるように、入力設定装置3
2に設定角度データを入力する。
【0032】エア吹付け装置Eにおいては、前記印刷時
に、エア吹付け部30がスキージ23とともに水平方向
へ移動し、このエア吹付け部30から印刷シート材8の
電気配線孔11にエアが吹き付けられる。
【0033】3) 図3に示す工程 エア吹付け装置Eにおいては、エア吹付け部回動用エア
シリンダ28によりエア吹付け部30(図示せず)が版
面14の下方から退避する。
【0034】昇降用エアシリンダ7のピストンロッド7
aが下動して昇降体3が反転用エアシリンダ4及び引張
用エアシリンダ5とともに最下動位置(搬出可能位置)
にある。
【0035】印刷装置Dにおいては、前記印刷終了状態
でスキージ圧調節用エアシリンダ19のピストンロッド
19aによりスキージ23が最上動位置にあり、版面1
4から離間している。一方、前記印刷終了状態でドクタ
ー圧調節用エアシリンダ20のピストンロッド20aに
よりドクター25が最下動位置(圧接位置G25)にあ
り、版面14に対し圧接されている。図1に示すよう
に、前記制御装置31は、入力設定装置32に入力され
た設定位置データに基づき、ドクター高さ調節用電動モ
ータ27の設定位置を調節し、版面14に対するドクタ
ー25の圧接位置G 25を制御する。前記制御装置31
は、入力設定装置32に入力された設定圧力10タに基
づき、ドクター圧調節用エアシリンダ20の設定圧力を
調節し、版面14に対するドクター25の圧接力F25
制御する。
【0036】4) 図4に示す工程 支持装置A、引張装置B及び反転装置Cにおいては、反
転用エアシリンダ4により位置決め部6が上下反転され
て第二位置Rにある。
【0037】印刷装置Dにおいては、図3に示す印刷終
了状態から、ドクター25が版面14に圧接された状態
でスキージ23とともに水平方向へ移動して図4に示す
印刷開始状態になると、版面14に対しドクター25に
よるインキ返しが完了する。
【0038】エア吹付け装置Eにおいては、前記インキ
返し時に、エア吹付け部30(図示せず)が版面14の
下方から退避したままスキージ23とともに移動する。 5) 図5に示す工程 昇降用エアシリンダ7のピストンロッド7aが上動して
昇降体3が反転用エアシリンダ4及び引張用エアシリン
ダ5とともに最上動位置(印刷可能位置)にある。
【0039】支持装置A、引張装置B及び反転装置Cに
おいては、セット空間Sで上下反転されて第二位置Rに
ある両位置決め部6間の印刷シート材8の裏面10が版
面14の下方でこれに対向して近接している。
【0040】印刷装置Dにおいては、前記印刷開始状態
でスキージ圧調節用エアシリンダ19のピストンロッド
19aによりスキージ23が最下動位置(圧接位置
23)にあり、版面14に対し圧接されている。一方、
前記印刷開始状態でドクター圧調節用エアシリンダ20
のピストンロッド20aによりドクター25が最上動位
置にあり、版面14から離間している。
【0041】エア吹付け装置Eにおいては、エア吹付け
部回動用エアシリンダ28によりエア吹付け部30が印
刷シート材8の下方でスキージ23の真下に位置してい
る。 6) 図6に示す工程 印刷装置Dにおいては、図5に示す印刷開始状態から、
スキージ23が版面14に圧接された状態でドクター2
5とともに水平方向へ移動して図6に示す印刷終了状態
になると、図2(a)に示す場合と同様に、印刷シート
材8の裏面10にもスキージ23による印刷が完了す
る。図示しないが、この場合も、エア吹付け装置Eにお
いて、エア吹付け部30がスキージ23とともに水平方
向へ移動し、このエア吹付け部30から印刷シート材8
の電気配線孔11にエアが吹き付けられる。そして、エ
ア吹付け装置Eにおいては、エア吹付け部回動用エアシ
リンダ28によりエア吹付け部30が版面14の下方か
ら退避する。
【0042】昇降用エアシリンダ7のピストンロッド7
aが下動して昇降体3が反転用エアシリンダ4及び引張
用エアシリンダ5とともに最下動位置(搬出可能位置)
にある。
【0043】7) 図7に示す工程 印刷装置Dにおいては、図6に示す印刷終了状態でスキ
ージ圧調節用エアシリンダ19のピストンロッド19a
によりスキージ23が最上動位置になり、版面14から
離間する。一方、図6に示す印刷終了状態でドクター圧
調節用エアシリンダ20のピストンロッド20aにより
ドクター25が最下動位置(圧接位置G 25)になり、版
面14に対し圧接する。そして、この印刷終了状態か
ら、ドクター25が版面14に圧接された状態でスキー
ジ23とともに水平方向へ移動して図7に示す印刷開始
状態になると、版面14に対しドクター25によるイン
キ返しが完了する。
【0044】支持装置A、引張装置B及び反転装置Cに
おいては、引張用エアシリンダ5のピストンロッド5a
が印刷シート材8に対する引張力Tを解除する。そし
て、前述したように最下動位置(搬出可能位置)にある
印刷シート材8を搬出搬入アーム41により把持する。
【0045】8) 図8に示す工程 搬出搬入アーム41により把持した印刷シート材8を乾
燥機42のコンベヤ43に搬出する。この場合、すでに
搬出された複数の印刷シート材8が乾燥前にコンベヤ4
3に待機している。
【0046】支持装置A、引張装置B及び反転装置Cに
おいては、印刷シート材8の搬出後に、反転用エアシリ
ンダ4により位置決め部6が上下反転されて第一位置Q
にある。
【0047】9) 図9に示す工程 乾燥前にコンベヤ43に待機している複数の印刷シート
材8が乾燥機42の乾燥ボックス44を通って乾燥され
る。
【0048】支持装置A、引張装置B及び反転装置Cに
おいては、印刷シート材8が搬出搬入アーム41により
両位置決め部6間に搬入されてセットされる。そして、
図1で示した前記工程1)に戻る。
【0049】本実施形態は下記(イ)〜(ホ)の特徴
(後記する他の技術的思想以外)を有する。 (イ) 前記支持装置A及び引張装置Bが、従来のワー
クテーブルの代替手段となるので、スクリーン印刷機1
の構造が簡単になる。また、従来のワークテーブルの代
わりに版面14の下方にセット空間Sができるので、後
記(ロ)で示す印刷シート材8の反転や、後記(ニ)で
示すエア吹付け部30の取付けを容易に行うことができ
る。
【0050】(ロ) 前記支持装置Aと引張装置Bと反
転装置Cとにより、印刷時に印刷シート材8を反転させ
て、乾燥前に印刷シート材8の表裏両面9,10にそれ
ぞれ印刷を施すことができる。そして、その印刷後に始
めて、表面9の乾燥と裏面10の乾燥とを同時に行い得
る。そのため、印刷シート材8の表面9と裏面10とで
は印刷された感光性塗膜の塗布条件がほぼ一定になり、
印刷後の写真法による焼付け時に印刷シート材8(印刷
後のプリント配線基板)の表面9と裏面10とで同一の
性能を得ることができる。従って、スクリーン印刷乾燥
作業効率が向上する。
【0051】(ハ) 印刷シート材8がほぼ水平状態で
セットされて印刷されるので、印刷シート材を垂立させ
た場合と比較して、印刷インキの垂れを防止でき、良好
な印刷を行うことができる。また、印刷シート材8を撓
ませて印刷を行うので、薄目の印刷シート材8を印刷す
る場合でも、良好な印刷を行うことができる。
【0052】(ニ) 印刷時に印刷シート材8(プリン
ト配線基板)の電気配線孔11(スルホール)内にエア
吹付け部30からエアが吹き付けられて印刷シート材8
の表裏両面9,10間で流れるので、印刷シート材8上
に印刷されたインキが電気配線孔11内に入り込みにく
くなる。従って、後工程で電気配線孔11内のインキ除
去作業を行う必要がなくなり、その除去作業効率が向上
する。
【0053】(ホ) エア吹付け部30がスキージ23
に対応して追従(平行移動)するので、印刷シート材8
がスキージ23により圧接されて撓む最大撓み点N(図
2参照)とエア吹付け部30との間の距離がほぼ一定に
なる。従って、上記(ニ)で示した電気配線孔11へエ
アをほぼ同一条件で吹き付けることができる。
【0054】〔他の実施形態〕次に、図10〜12に示
す第二実施形態を説明する。この第二実施形態は、第一
実施形態と比較して、下記の点で異なる。
【0055】第一実施形態では、図1に示すように、ス
キージ圧調節用エアシリンダ19及びドクター圧調節用
エアシリンダ20上にスキージ高さ調節用電動モータ2
6及びドクター高さ調節用電動モータ27が取り付けら
れている。図10に示す第二実施形態においては、この
スキージ高さ調節用電動モータ26及びドクター高さ調
節用電動モータ27を省略し、それらに代えて下記の構
成を追加している。
【0056】図11(a)に示すように、スキージ圧調
節用エアシリンダ19のピストンロッド19aにガイド
ローラ33が取着されてガイドレール34上に支えられ
ている。このガイドレール34は、図11(b)に示す
ように、図10に示す前記両位置決め部6間の距離にほ
ぼ等しいスパンで両持ち梁状に支持されている。このガ
イドレール34の上方で押圧ボルト35(撓み量調節手
段)が取付板36に螺合されている。そして、この押圧
ボルト35がガイドレール34に当接してガイドレール
34が下方へ撓み得るようになっている。
【0057】まず、支持装置A、引張装置B及び反転装
置Cにおける両位置決め部6間の中央位置で印刷シート
材8の中央部をスキージ圧調節用エアシリンダ19の所
定圧接力F23でスキージ23により圧接し、図12
(a)に示すように印刷シート材8の中央部における撓
み距離x(実測では最大3mm以内)を測る。そして、
この両位置決め部6間の中央位置に対し真上になるガイ
ドレール34の中央部を押圧ボルト35により圧接し、
図12(a)に示すようにガイドレール34の中央部に
おける撓み距離yが印刷シート材8の撓み距離xに等し
くなるようにこの押圧ボルト35を調節する。従って、
ガイドレール34の撓み曲線が印刷シート材8の撓み曲
線に近似する。
【0058】図12(a)に示すように、この状態でガ
イドレール34上をガイドローラ33が移動すると、こ
のガイドローラ33の回動中心33aと等距離にあるス
キージ23の回動中心23aも、ガイドレール34の撓
み曲線すなわち印刷シート材8の撓み曲線と平行に移動
する。この場合も、スキージ傾斜角度調節用電動モータ
21により、印刷シート材8に対するスキージ23の傾
斜角度θが常にほぼ一定になるようにを制御される。
【0059】しかし、第一実施形態の場合、図12
(b)に示すようにスキージ23の回動中心23aを印
刷シート材8の撓み曲線と平行に移動させるには、水平
移動するスキージ圧調節用エアシリンダ19上のスキー
ジ高さ調節用電動モータ26により、版面14に対する
スキージ23の圧接位置G23を上下動制御しなければな
らない。このような電気的制御と比較して、第二実施形
態では、ガイドレール34の撓み度合を押圧ボルト35
により調節するだけでよい。従って、簡単な構成のもと
で、スキージ23による印刷圧をほぼ一定に保持して良
好な印刷を行うことができる。
【0060】また、図11(c)に示すように、ドクタ
ー圧調節用エアシリンダ20のピストンロッド20aに
ガイドローラ37が取着されて前記ガイドレール34上
に支えられている。ドクター25の場合も、前述したス
キージ23の場合と同様に撓ませたガイドレール34上
をガイドローラ37が移動して印刷シート材8の撓み曲
線と平行に移動するので、インキ返しを一定条件で良好
に行うことができる。
【0061】前記各実施形態以外にも下記(イ)〜
(ロ)のように構成してもよい。 (イ) 電気配線孔11へエアを吹き付けるエア吹付け
部30をスキージ23に追従させず、印刷シート材8の
下方全体に対向させて固定する。
【0062】(ロ) 第一実施形態では、印刷シート材
8の表面9に対する印刷後、図4に示す工程で反転用エ
アシリンダ4により両位置決め部6を上下反転させて第
一位置Qから第二位置Rにし、その後に印刷シート材8
の裏面10にも印刷を行っている。このような反転装置
Cを省略し、印刷シート材8の表面9に対する印刷後、
図3に示す工程で印刷シート材8に対する引張力Tを解
除し、印刷シート材8を作業者が手で把持して上下反転
させる。その後、印刷シート材8に対し引張力Tを与
え、印刷シート材8の裏面10にも印刷を行う。
【0063】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1または請求項2に記載の引張装置Bに
おいて、印刷シート材8に対する引張力Tを調節し得る
ように可動部(位置決め部6)を動かす駆動部(引張用
エアシリンダ5)を備えた。従って、その調節により印
刷条件を適宜変更して、より一層良好な印刷を行うこと
ができる。
【0064】(ロ) 請求項1または請求項2に記載の
印刷装置Dにおいて、スキージ23により圧接されて撓
む印刷シート材8に対するスキージ23の傾斜角度θを
調節し得る駆動部(スキージ傾斜角度調節用電動モータ
21)を備えた。従って、その調節により印刷条件を適
宜変更して、より一層良好な印刷を行うことができる。
【0065】(ハ) 請求項1または請求項2に記載の
印刷装置Dにおいて、版面14に対するスキージ23の
圧接力F23を調節し得る駆動部(スキージ圧調節用エア
シリンダ19)を備えた。従って、その調節により印刷
条件を適宜変更して、より一層良好な印刷を行うことが
できる。
【0066】(ニ) 請求項1または請求項2に記載の
印刷装置Dにおいて、版面14に対するスキージ23の
圧接位置G23を調節し得る駆動部(スキージ高さ調節用
電動モータ26)を備えた。従って、その調節により印
刷条件を適宜変更して、より一層良好な印刷を行うこと
ができる。
【0067】(ホ) 請求項1または請求項2に記載の
印刷装置Dにおいて、スキージ23をスキージ圧調節用
駆動部(スキージ圧調節用エアシリンダ19)とともに
移動可能に支持するガイドレール34を設け、スキージ
23により圧接される印刷シート材8の撓み曲線に合わ
せてこのガイドレール34の撓み曲線を近似的に設定し
得る撓み量調節手段(押圧ボルト35)を設けた。従っ
て、ガイドレール34の撓み度合を調節するだけの簡単
な構成のもとで、スキージ23による印刷圧をほぼ一定
に保持して良好な印刷を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】第一発明によれば、支持装置(A)及び
引張装置(B)が従来のワークテーブルの代替手段とな
るので、スクリーン印刷機(1)の構造が簡単になる。
【0069】第二発明によれば、第一発明の効果に加
え、反転装置(C)により印刷時に印刷シート材(8)
を反転させて、乾燥前に印刷シート材(8)の表裏両面
(9,10)にそれぞれ印刷を施した後に始めて、表面
(9)の乾燥と裏面(10)の乾燥とを同時に行い得る
ので、印刷シート材(8)の表面(9)と裏面(10)
とでは印刷後の塗布膜を同一の性能にすることができる
とともに、スクリーン印刷乾燥作業効率を向上させるこ
とができる。
【0070】第三発明も、第二発明と同様に、印刷シー
ト材(8)の表面(9)と裏面(10)とでは印刷後の
塗布膜を同一の性能にすることができるとともに、スク
リーン印刷乾燥作業効率を向上させることができる。
【0071】第四発明によれば、第一発明及び第二発明
の効果に加え、印刷時に印刷シート材(8)の電気配線
孔(11)内にエアが吹き付けられるので、印刷シート
材(8)上に印刷されたインキが電気配線孔(11)内
に入り込みにくくなり、その除去作業効率を向上させる
ことができる。
【0072】第五発明も、第四発明と同様に、電気配線
孔(11)内のインキ除去作業効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態にかかるワークテーブルレス式
スクリーン印刷機において印刷シート材の表面に対する
印刷開始状態を示す概略正面図である。
【図2】 (a)は同スクリーン印刷機において印刷シ
ート材の表面に対する印刷終了状態を示す概略正面図で
あり、(b)、(c)及び(d)は印刷時のスキージ傾
斜角度変化を示す説明図である。
【図3】 同スクリーン印刷機において印刷シート材表
面印刷後のドクターによるインキ返し動作開始状態を示
す概略正面図である。
【図4】 同スクリーン印刷機においてドクターによる
インキ返し動作終了状態を示す概略正面図である。
【図5】 同スクリーン印刷機において印刷シート材の
裏面に対する印刷開始状態を示す概略正面図である。
【図6】 同スクリーン印刷機において印刷シート材の
裏面に対する印刷終了状態を示す概略正面図である。
【図7】 印刷シート材表裏両面印刷後において印刷シ
ート材をスクリーン印刷機から乾燥機に搬出する状態を
示す概略正面図である。
【図8】 スクリーン印刷機から搬出された印刷シート
材を乾燥機にセットした乾燥前状態を示す概略正面図で
ある。
【図9】 スクリーン印刷機から搬出された印刷シート
材を乾燥機により乾燥した後の状態を示す概略正面図で
ある。
【図10】 第二実施形態にかかるワークテーブルレス
式スクリーン印刷機において前記図1相当図である。
【図11】 (a)は第二実施形態においてスキージガ
イド構造を示す部分断面図であり、(b)は同じくドク
ターガイド構造を示す部分断面図であり、(c)は
(a)または(b)のガイドレールの支持構造を示す部
分断面図である。
【図12】 (a)は第二実施形態においてスキージ移
動軌跡を示す説明図であり、(b)は第一実施形態にお
いてスキージ移動軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
1…スクリーン印刷機、4…反転用エアシリンダ(駆動
部)、5…引張用エアシリンダ(駆動部)、6…位置決
め部(可動部)、8…印刷シート材、8a…印刷シート
材相対向両端部、9…印刷シート材表面、10…印刷シ
ート材裏面、11…印刷シート材電気配線孔、14…版
面、19…スキージ圧調節用エアシリンダ(駆動部)、
21…スキージ傾斜角度調節用電動モータ(駆動部)、
23…スキージ、26…スキージ高さ調節用電動モータ
(駆動部)、30…エア吹付け部、41…乾燥機、A…
支持装置、B…引張装置、C…反転装置、D…印刷装
置、E…エア吹付け装置、θ…スキージ傾斜角度、F23
…スキージ圧接力、G23…スキージ圧接位置、S…印刷
シート材セット空間、T…印刷シート材引張力。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版面(14)に対向するセット空間
    (S)に供給される印刷シート材(8)の相対向両端部
    (8a)を着脱可能に支持し得る位置決め部(6)を有
    する支持装置(A)と、 この印刷シート材(8)に対しその相対向両端部(8
    a)の離間方向への引張力(T)を与える引張位置
    (P)を取り得る可動部(6)を有する引張装置(B)
    と、 前記版面(14)に圧接されて移動し得るスキージ(2
    3)を有する印刷装置(D)とを備えたことを特徴とす
    るワークテーブルレス式スクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 版面(14)に対向するセット空間
    (S)に供給される印刷シート材(8)の相対向両端部
    (8a)を着脱可能に支持し得る位置決め部(6)を有
    する支持装置(A)と、 この印刷シート材(8)に対しその相対向両端部(8
    a)の離間方向への引張力(T)を与える引張位置
    (P)を取り得る可動部(6)を有する引張装置(B)
    と、 前記印刷シート材(8)の表裏両面(9,10)のうち
    表面(9)を版面(14)に対向させる第一位置(Q)
    と裏面(10)を版面(14)に対向させる第二位置
    (R)とを取り得る可動部(6)を有する反転装置
    (C)と、 前記版面(14)に圧接されて移動し得るスキージ(2
    3)を有する印刷装置(D)とを備えたことを特徴とす
    るワークテーブルレス式スクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 スクリーン印刷機(1)において、印刷
    シート材(8)の表裏両面(9,10)のうち表面
    (9)を版面(14)に対向させた状態で、版面(1
    4)に圧接したスキージ(23)を移動させてこの表面
    (9)に印刷を行い、次に、この印刷シート材(8)を
    反転させて、その裏面(10)を版面(14)に対向さ
    せた状態で、版面(14)に圧接したスキージ(23)
    を移動させてこの裏面(10)に印刷を行い、 このようにして印刷シート材(8)の表裏両面(9,1
    0)に印刷した後に始めて、この被印刷シート(8)を
    前記スクリーン印刷機(1)から搬出して乾燥機(4
    2)で乾燥させることを特徴とする印刷シート材に対す
    るスクリーン印刷乾燥方法。
  4. 【請求項4】 表裏両面(9,10)を貫通する電気配
    線孔(11)を有する印刷シート材(8)にあって版面
    (14)に対向する表面(9)に対し反対側になる裏面
    (10)に対向して、前記電気配線孔(11)に対する
    エア吹付け部(30)を有するエア吹付け装置(E)を
    備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のワークテーブルレス式スクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】 表裏両面(9,10)を貫通する電気配
    線孔(11)を有する印刷シート材(8)にあって版面
    (14)に対向する表面(9)に対し反対側になる裏面
    (10)側から、前記電気配線孔(11)にエアを吹き
    付けながら、版面(14)に圧接したスキージ(23)
    を移動させて印刷シート材(8)の表面(9)に印刷を
    行うことを特徴とするスクリーン印刷方法。
JP1675696A 1996-02-01 1996-02-01 ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法 Pending JPH09207310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1675696A JPH09207310A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1675696A JPH09207310A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09207310A true JPH09207310A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11925091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1675696A Pending JPH09207310A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09207310A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103895330A (zh) * 2014-04-17 2014-07-02 重庆兆辉玻璃晶品有限公司 一种歪嘴酒瓶印刷设备印刷单元
CN104859285A (zh) * 2015-06-04 2015-08-26 深圳市登峰网印设备有限公司 一种丝网印刷机的双面网印方法及丝网印刷机
CN106103097A (zh) * 2014-03-20 2016-11-09 雅马哈发动机株式会社 作业装置及丝网印刷机
CN113199851A (zh) * 2021-05-08 2021-08-03 项豪 一种丝网印刷机用可双面翻转印刷加速成型的辅助设备
CN114727497A (zh) * 2022-04-26 2022-07-08 马鞍山海尊电子科技有限公司 一种电路板的印刷工艺

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106103097A (zh) * 2014-03-20 2016-11-09 雅马哈发动机株式会社 作业装置及丝网印刷机
CN103895330A (zh) * 2014-04-17 2014-07-02 重庆兆辉玻璃晶品有限公司 一种歪嘴酒瓶印刷设备印刷单元
CN104859285A (zh) * 2015-06-04 2015-08-26 深圳市登峰网印设备有限公司 一种丝网印刷机的双面网印方法及丝网印刷机
CN113199851A (zh) * 2021-05-08 2021-08-03 项豪 一种丝网印刷机用可双面翻转印刷加速成型的辅助设备
CN114727497A (zh) * 2022-04-26 2022-07-08 马鞍山海尊电子科技有限公司 一种电路板的印刷工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7293691B2 (en) Electronic substrate printing
TWI671208B (zh) 具有網板穿梭組件的網板打印機
JPH10323964A (ja) スクリーン印刷装置
JPH09207310A (ja) ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法
JP4657804B2 (ja) スクリーン印刷装置
US5022320A (en) Adjustable parallel motion linkage system for screen printer
JP2010129866A (ja) 導電性ボール搭載装置
EP3307540B1 (en) Dual action stencil wiper assembly for stencil printer
US9370924B1 (en) Dual action stencil wiper assembly for stencil printer
JP2017226181A (ja) スクリーン印刷機
JP2017226182A (ja) スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法
JP2001315301A (ja) 巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置
CN108819457A (zh) 全自动多色丝印机
JPH04147860A (ja) スキージ圧力均一印刷機
KR101450478B1 (ko) 필름전사 시스템
JP3530828B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2003048304A (ja) スクリーン印刷機及び印刷方法
JP3354446B2 (ja) スクリーン印刷機等に使用される加圧機構
JP2004034529A (ja) スクリ−ン印刷装置及び印刷方法
JP7389894B2 (ja) 印刷機および印刷システム
JP7333150B2 (ja) スクリーン印刷機
JPH0349293A (ja) 配線基板用印刷装置
JPH01134993A (ja) プリント配線用基板の印刷法
JPH06334393A (ja) プリント基板保持方法及びその装置
JPH10217424A (ja) スクリーン印刷機における被印刷板の反りの直し機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050906