JPH09207240A - 帯状部材のジョイント量測定装置 - Google Patents

帯状部材のジョイント量測定装置

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JPH09207240A
JPH09207240A JP8017769A JP1776996A JPH09207240A JP H09207240 A JPH09207240 A JP H09207240A JP 8017769 A JP8017769 A JP 8017769A JP 1776996 A JP1776996 A JP 1776996A JP H09207240 A JPH09207240 A JP H09207240A
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JP
Japan
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drum
belt
shaped member
band
optical displacement
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Pending
Application number
JP8017769A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Kaneko
智之 金子
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドラムを回転させながらその周面上に巻回し
た帯状部材のジョイント部のオーバーラップ量またはオ
ープン量をリアルタイムに測定し規格値に対する合否判
定まで行うことが出来るようにした帯状部材のジョイン
ト量測定装置を提供する。 【解決手段】 ドラム1の回転量を測定するドラム回転
量測定手段30と、ドラムを回転させながら、ドラム上
に巻き付けられた帯状部材Aの前端を検出するととも
に、ドラム上に巻き付けられた帯状部材の後端を検出す
るための光学式変位計2と、帯状部材の前端を検出して
から帯状部材の後端を検出するまでの間のドラム回転量
に基づいて帯状部材の前後端のジョイント量を算出する
演算手段40とから構成される帯状部材のジョイント量
測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムを回転させ
ながらその周面上に巻回した帯状部材のジョイント部の
オーバーラップ量またはオープン量を測定する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤの製造工程においては、
加硫前のゴムシートを成型ドラム上に部分的に重なるよ
うに巻き付ける工程がある。このような巻回作業におい
ては、ジョイント部のオーバーラップ量またはオープン
量が規定の値となっているか否かをチェックする必要が
ある。すなわち、ジョイント部のオーバーラップ量また
はオープン量が規定の範囲から外れていると、製造され
たタイヤが所望の性能を持たない恐れがあるので、巻回
後オーバーラップ量またはオープン量を測定する必要が
ある。このような従来技術として、特開平1ー1976
09号公報が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、後端検出のため成型ドラムを逆転させな
ければならず、測定に時間がかかるという欠点があっ
た。さらにドラムのセグメントは、帯状部材巻き付け終
了後に径を縮小して部材をドラムから取り出すことが出
来るように、分割されており、帯状部材巻き付け時のド
ラム外径は真円となっていないために、セグメントの凹
凸と部材の前端、後端の区別をつけることが難しく、規
格値に対する合否判定までは出来なかった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ドラムを回転させながらその周面上に巻回した帯状
部材のジョイント部のオーバーラップ量またはオープン
量をリアルタイムに測定し規格値に対する合否判定まで
行うことが出来るようにした帯状部材のジョイント量測
定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ドラムの回転量を測定するドラム回転量測定手
段と、ドラムを回転させながら、ドラム上に巻き付けら
れた帯状部材の前端を検出するとともに、ドラム上に巻
き付けられた帯状部材の後端を検出するための光学式変
位計と、帯状部材の前端を検出してから帯状部材の後端
を検出するまでの間のドラム回転量に基づいて帯状部材
の前後端のジョイント量を算出する演算手段とから構成
される帯状部材のジョイント量測定装置において、前記
光学式変位計からの変位信号のうち、帯状部材が存在し
ない場合の平均的なドラム面レベルと帯状部材が存在す
る場合の平均的な材料面レベルとの差、及びドラムセグ
メントの凹凸による影響をそれぞれ、ディジタルシグナ
ルプロセッサーによるバンドパスフィルターにより除去
して、帯状部材の前後端を検出する構成とした。
【0006】請求項1記載の発明によれば、前後端の検
出を光学式変位計を用いて行い、光学式変位計からの変
位信号のうち、帯状部材が存在しない場合の平均的なド
ラム面レベルと帯状部材が存在する場合の平均的な材料
面レベルとの差、及びドラムセグメントの凹凸による影
響をそれぞれ、ディジタルシグナルプロセッサーによる
バンドパスフィルターにより除去して、帯状部材の前後
端を抽出し、その結果帯状部材の前後端をリアルタイム
に検出するようにしたので、ジョイント量を高精度で検
出でき規格値に対する合否判定まで行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】 発明の一実施形態を図1乃至図
4を参照して説明する。これらの図において符号1は成
型機のドラムを、符号2は帯状部材の前後端を検出する
光学式変位計を、符号30はドラムの回転量を測定する
ドラム回転量測定手段を、符号40は帯状部材の前後端
のジョイント量を算出する演算手段を示している。
【0008】図1において、Aは帯状部材、1は成型ド
ラム、2は光学式変位計、3は搬送用ベルト、4はベル
トプーリーであり、成型ドラム1および搬送用ベルト3
が矢印方向に回転して搬送用ベルト3上の帯状部材Aが
成型ドラム1に巻き付けられる。光学式変位計としてレ
ーザー変位計が用いられる。上記の成型ドラム1に帯状
部材Aが接触を始める点Pから成型ドラム1の回転方向
進み側に帯状部材Aの前後端を検出する光学式変位計2
が設けられている。この光学式変位計2はドラム1の表
面6または帯状部材Aの表面までの距離を検出するもの
である。
【0009】また上記成型ドラム1の回転軸には成型ド
ラム1の回転量を測定するドラム回転量測定手段30が
連結されている。ドラム回転量測定手段にはロータリー
エンコーダーが用いられる。そして光学式変位計2の出
力端がアンプ5を介して、アナログ入力7として、また
ドラム回転量測定手段30の出力端がディジタル入力8
として、帯状部材Aの前後端のジョイント量を算出する
ための演算手段40に接続される。演算手段としてディ
ジタルシグナルプロセッサー(DSP)が用いられる。
【0010】上記の構成において、成型ドラム1および
搬送用ベルト3を駆動して帯状部材Aを成型ドラム1に
まきつけると、光学式変位計2からの信号は演算手段4
0にアナログ入力7として入力されその生波形は図2の
ように計測される。図2において、縦軸は変位(単位m
m)を示し、横軸は時間を示している。図2の左側のa
部分は帯状部材Aがドラム表面6に存在しない状態を示
し図4の(a)に対応し、b点は帯状部材Aの前端を示
し図4の(b)に対応し、b点より右側のc部分は帯状
部材Aがドラム表面6に巻き付けられた状態を示し図4
の(c)に対応しており、d点は帯状部材Aの後端を示
しており図4の(d1)、(d2)に対応しており、本
図では前後端がオーバーラップしている状態を示してい
る。生波形が凹凸を示しているのは、成型ドラム1が複
数のセグメントに分割されていて、成型ドラム表面6が
真円でないことを示している。
【0011】図2に示す光学式変位計2からの変位信号
のうち、帯状部材が存在しない場合の平均的なドラム面
レベルと帯状部材が存在する場合の平均的な材料面レベ
ルとの差、及びドラムセグメントの凹凸による影響をそ
れぞれ、図1に示すようにディジタルシグナルプロセッ
サー(DSP)によるバンドパスフィルター処理42に
より除去した波形が図3に示されている。図3のa、
b、c、dは図2のa、b、c、dに対応している。図
3においては、帯状部材Aの前端および後端が抽出処理
され、帯状部材Aの前端zおよび後端kを正確に検出す
ることができる。このことを図1において前端後端検出
43で示している。実際の測定においては、光学式変位
計2による測定開始と同時にDSPによるバンドパスフ
ィルター処理42を開始するので、帯状部材Aの前端z
および後端kをリアルタイムに検出することができる。
【0012】ドラム回転量測定手段30からの信号は図
1に示すように、ディジタル入力8として演算手段40
に入力される。帯状部材Aの前端zが検出されると同時
にその信号はカウンター46に入力され、カウンター4
6はドラム回転量測定手段30からのパルス信号のカウ
ントを開始する。帯状部材Aの後端kが検出されると、
カウンター46のカウントを中止し今までにカウントし
た値を保持する。
【0013】図1におけるジョイント量計算47は、保
持されたカウント値に対して、成型ドラム1の周長に対
するドラム回転量測定手段30のパルス発生量の換算係
数を用いて、帯状部材Aの長さを算出し、成型ドラム1
の周長を差し引いて求められる。求めた値がプラスなら
オーバーラップ量を、マイナスならオープン量を示して
いる。
【0014】上記ジョイント量をシーケンス制御用シー
ケンサー11に出力し、そのシーケンサーは、あらかじ
め決められた規格値12と比較し、OK、NGの合否判
定を行いOK、NGの判定を出力する。
【0015】本実施形態は、帯状部材の幅方向に1個だ
けの光学式変位計を設けて、ジョイント量を幅方向1箇
所だけで測定する例をしめしたが、幅方向に2個以上の
光学式変位計を設けて2箇所以上でジョイント量を測定
するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、帯状部材のジョイント
量をリアルタイムに1mm 以下の高精度で測定でき、規格
値に対してOK、NGの判定ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を示す図、
【図2】光学式変位計からアナログ入力された生波形を
示す図、
【図3】光学式変位計からの変位信号のうち、帯状部材
が存在しない場合平均的なドラム面レベルと帯状部材が
存在する場合の平均的な材料面レベルとの差、及びドラ
ムセグメントの凹凸による影響をそれぞれ、ディジタル
シグナルプロセッサーによるバンドパスフィルター処理
により除去した波形を示す図、
【図4】(a)〜(d1)(d2)は帯状部材を成型ド
ラムに巻き付ける動作順序を示す図である。
【符号の説明】
1 成型ドラム 2 光学式変位計 30 ドラム回転量測定手段 40 演算手段 42 DSPによるフィルター処理 46 カウンター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムの回転量を測定するドラム回転量測
    定手段と、ドラムを回転させながら、ドラム上に巻き付
    けられた帯状部材の前端を検出するとともに、ドラム上
    に巻き付けられた帯状部材の後端を検出するための光学
    式変位計と、帯状部材の前端を検出してから帯状部材の
    後端を検出するまでの間のドラム回転量に基づいて帯状
    部材の前後端のジョイント量を算出する演算手段とから
    構成される帯状部材のジョイント量測定装置において、
    前記光学式変位計からの変位信号のうち、帯状部材が存
    在しない場合の平均的なドラム面レベルと帯状部材が存
    在する場合の平均的な材料面レベルとの差、及びドラム
    セグメントの凹凸による影響をそれぞれ、ディジタルシ
    グナルプロセッサーによるバンドパスフィルターにより
    除去して、帯状部材の前後端を検出するようにしたこと
    を特徴とする帯状部材のジョイント量測定装置。
JP8017769A 1996-02-02 1996-02-02 帯状部材のジョイント量測定装置 Pending JPH09207240A (ja)

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