JPH09206732A - 土壌浄化方法及び装置 - Google Patents
土壌浄化方法及び装置Info
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- JPH09206732A JPH09206732A JP8022392A JP2239296A JPH09206732A JP H09206732 A JPH09206732 A JP H09206732A JP 8022392 A JP8022392 A JP 8022392A JP 2239296 A JP2239296 A JP 2239296A JP H09206732 A JPH09206732 A JP H09206732A
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Abstract
とが出来て、しかも原位置における浄化処理が可能な土
壌浄化方法及び装置の提供。 【構成】 地表面(S)から汚染物質を包含する土壌
(G)が存在する汚染領域(CA)に至る注入孔(H)
及び曝気井(E)を掘削し、該注入孔(H)の内部に位
置せしめた注入用モニタ(M)を介して汚染物質を分解
する浄化剤(J)を前記汚染物質を包含する土壌中
(G、CA)へ噴射し、前記モニタ(M)を回転しつつ
その深度を変化させ(ステップ1、ステップ2、ステッ
プ3)、汚染物質の分解反応の際に生じる反応熱により
未分解の汚染物質を気化し、気化された汚染物質を曝気
井(E)を介して土壌(G)から排出する。
Description
素等、特に沸点の比較的低い揮発性の汚染物質で汚染さ
れた領域を、その位置を変位させること無く浄化するこ
とが出来る方法及び装置に関する。
ドミウム、鉛、亜鉛等の重金属による汚染が主として問
題となっていたが(重金属による土壌汚染は、物理的手
法により処理されている)、近年、石油系汚染物質、タ
ール系汚染物質、その他の有機物による汚染が問題とな
っている。
育阻害や、土壌中の生物(微生物も含む)の増殖阻害を
引き起こす。また、汚染物質が水(地下水も含む)に溶
解した場合には水が汚染され、汚染物質が大気中に揮発
・拡散された場合には大気汚染の原因となり、人体(健
康)に悪影響を及ぼす。さらに、農作物に吸収されるこ
とにより、該農作物及びそれを食した家畜に汚染物質が
蓄積され、環境を複合的に汚染する。特に、地中深くに
存在する汚染物質は、徐々に地下水に溶脱し、広範囲に
亘って移動する可能性があり、上述した様な被害が広範
囲に亘って発生する恐れが存在する。
染物質を土壌と共に取り出して焼却炉等で焼却する焼却
法、汚染された領域をコンクリート等の壁で囲い込んで
封じ込め、或いは、汚染領域に固化物を流し込んで当該
領域を固化安定化する固定化/安定化法、汚染土壌を掘
削して取り出し、水、薬品等で洗浄する土壌洗浄法、掘
削して取り出された汚染土壌に微生物を混入し、或い
は、微生物を汚染土壌に直接注入して、土壌中の汚染物
質を微生物により分解するバイオレメディエーション、
汚染現場に井戸を掘り、そこから吸引して揮発性の有害
有機物を取り出す土壌空気抽出法、等により、処理をし
ていた。
は汚染物質により地盤或いは土壌が汚染される際には、
その場所としては、クリーニング工場敷地内、半導体等
の製造工場敷地内、化石燃料によるエネルギ工場敷地
内、石油化学工場敷地内の様な建屋直下であったり、廃
棄物処理場の様な稼働中の設備の敷地内やその周辺地域
が大部分である。そのため、焼却法、土壌洗浄法の様に
掘削して汚染土壌を除去する工程を伴う処理手法を採用
することは不可能である。同様な理由により、固定化/
安定化法の様に、処理すべき領域を周囲から遮断する工
程を要する処理方法も施工出来ない。
地内やその周辺地域における汚染土壌の処理は、当該汚
染土壌をそれが存在する地中の領域から移動せずに処理
をする、所謂「原位置」における浄化処理(以下、「原
位置処理」と称する)を行いたい、という要請が存在す
るのである。
める技術は、従来においてはバイオレメディエーション
及び固定化/安定化法しか存在しない。しかし、固定化
/安定化法の場合には、処理した後に汚染物質が流出或
いは漏洩しない様に経時的な監視を行う必要がある。ま
た、汚染物質がそのまま残留するため、安全性が永続し
ない。一方、バイオレメディエーションの場合には、汚
染物質を選択的に分解する生物或いは微生物を優勢に繁
殖させるために生態系が変化してしまうという問題と、
修復期間が長いという問題とを有している。
び固定化/安定化法における様な各種問題を有すること
無く、原位置処理を可能ならしめる技術は、従来は提供
されていなかった。
を土壌へ注入し、その熱によって汚染物質を気化して除
去する方法や、生石灰を土壌へ注入して該土壌と混合
し、その際に発生する熱により汚染物質を気化して除去
する方法が存在する。しかし、これ等の技術では、上述
した従来技術の問題点を解消することが出来ない。
題点に鑑みて提案されたもので、汚染土壌を環境その他
に悪影響を与えること無く、安全に且つ効果的に浄化処
理することが出来て、しかも原位置における浄化処理が
可能な土壌浄化方法及び装置の提供を目的としている。
果、例えば過酸化水素(H2 O2 )を第一鉄イオン(F
e2+)によって触媒的に分解した場合に生じるヒドロキ
シルラジカル(OH・)と汚染物質とが化学反応すれ
ば、無害な物質となることに着目した。同時に、土壌中
には鉄分が存在するので、過酸化水素を浄化するべき土
壌に噴射或いは注入すればヒドロキシルラジカルと汚染
物質とが化学反応すること、処理すべき土壌中に鉄分が
不足している場合には過酸化水素と第一鉄塩とを噴射、
注入すれば良いこと、に着目した。それと同時に、この
様な反応によって生じる反応熱を利用すれば、沸点が比
較的低い揮発性の汚染物質(例えば有機塩素系等の汚染
物質)を気化して、土壌の浄化を促進出来る事に着目し
た。
する地中の土壌を浄化する土壌浄化方法において、地表
面から汚染物質を包含する土壌が存在する汚染領域に至
る注入孔及び曝気井を掘削する工程と、該注入孔の内部
に位置せしめた注入用モニタを介して汚染物質を分解す
る浄化剤を前記汚染物質を包含する土壌中へ噴射する工
程と、前記注入用モニタを回転しつつその深度を変化さ
せる工程と、前記浄化剤と前記汚染物質との化学反応熱
により未反応の汚染物質を気化する工程と、気化した汚
染物質を前記曝気井を介して排出する工程、とを備えて
いる。
が好ましい。そして、この場合は、浄化剤を噴射する工
程に加えて、pH調整剤を注入する工程を行うのが好ま
しい。同様に、過酸化水素と共に第一鉄塩を噴射するの
が好ましい。本発明の実施に際して、掘削工程において
は汚染領域最下方まで掘削し、前記モニタの深度を変化
する工程においては該モニタをステップ・アップするの
が好ましい。しかし、汚染領域上方から下方に向かって
ステップ・ダウンさせても良い。
酸、塩酸、硝酸、リン酸、スルファミン酸等の無機酸、
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、蓚酸、酢酸、蟻酸、マレ
イン酸等の有機酸、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリ
ウム、リン酸二水素ナトリウム、リン二水素カリウム、
酸性ピロリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸カリウム、
酸性メタリン酸ナトリウム、酸性メタリン酸カリウム等
の酸性塩を添加するのが好ましい。残留物質の観点か
ら、pH調整剤としては硫酸水素ナトリウムと硫酸水素
カリウムが、特に望ましい。pH調整剤の噴射量或いは
注入量は、噴射或いは注入後の土壌がpH2からpH5
程度の酸性雰囲気となる程度の量であるのが好ましい。
また、pH調整剤は過酸化水素等の浄化剤を土壌に注入
するのに先立って噴射しても良く、或いは、浄化剤注入
後に土壌中へ噴射しても良い。
射するのが好ましい。
前記気化した汚染物質を吸着する工程か、或いは、前記
化学反応によって生じた酸素を用いて前記気化した汚染
物質を焼却処理する工程、のいずれかを含む事が好まし
い。
本発明の土壌浄化方法を実施するための土壌浄化装置に
おいて、地表面から汚染物質を包含する土壌が存在する
汚染領域に至る注入孔及び曝気井を掘削する掘削手段
と、該注入孔の内部に位置して汚染物質を包含する土壌
中に向けて該汚染物質を分解する浄化剤を噴射する注入
用モニタと、前記注入用モニタを回転しつつその深度を
変化させる注入用モニタ移動手段、とを備えている。
記浄化剤と前記汚染物質との化学反応熱により未反応の
汚染物質を気化した際に、該気化した汚染物質を前記曝
気井を介して排出するための吸引手段を含むのが好まし
い。そして、本発明の土壌浄化装置においては、前記気
化した汚染物質を吸着して除去する吸着手段を設ける
か、或いは、前記化学反応によって生じた酸素を用いて
前記気化した汚染物質を焼却処理する焼却処理手段を設
けるのが好ましい。
過酸化水素を噴射するのが好ましいが、過酸化水素のみ
ならず、第一鉄塩をも噴射するのが好ましい。そして、
浄化剤として過酸化水素を用いる場合には、過酸化水素
と第一鉄塩とを噴射するのに先立って、前記注入用モニ
タからpH調整剤を噴射するのが好ましい。さらに前記
注入用モニタは、浄化剤を噴射した後に固化剤を噴射す
るのが好ましい。
存在する領域が大きい場合には、注入孔及び曝気井を複
数本ずつ掘削し、上述した装置を用いて、上述した方法
を複数回繰り返す事が好ましい。
合には、本発明の土壌浄化装置の構成要素の内、浄化剤
と接触する部材は耐酸化剤性を有する材料で構成されて
いるのが好ましい。
場合には、過酸化水素の安定剤を添加するのが好まし
い。ここで過酸化水素の安定剤としては、リン酸及びそ
の塩類、エチレンジアミン四酢塩、DTPA、グルコン
酸、オキシン、0−フェナントロリン、チオ尿素、有機
ホスホン酸類等のキレート剤、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチレングリコール等のグリコール
類、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ドデシルベン
ゼンスルホン酸、アミノベンゼンスルホン酸、ジメチル
ベンゼンスルホン酸等のスルホン酸類、が挙げられる。
この安定剤は、過酸化水素を土壌中に注入する以前に添
加しても良く、或いは、過酸化水素注入後に添加しても
良い。そして、添加量については特に制限は無いが、溶
液として0.01%から1.0%前後が好ましい。
炭化水素類(TPH)、ペンタクロルフェノール(PC
P)、パークロルエチレン(PCE)、多環式芳香族炭
化水素類(PAH)、メルカブタン類、ヘキサデカン、
トリフルラリン(除草剤)、ジエルドリン(殺虫剤)、
ダイナサブ(除草剤)、オクタクロルジベンゾパラダイ
オキシン(OCDD)、有機塩素系溶剤(TCE等)、
その他であれば、過酸化水素を浄化剤として用いること
が可能である。
る汚染物質の化学反応による分解の結果、塩化水素(H
Cl)を発生する場合には、水酸化ナトリウムを添加し
て中和するのが好ましい。
ば、汚染物質を包含する(汚染された)土壌に対して浄
化剤、例えば過酸化水素(H2 O2 )が噴射される。こ
の過酸化水素は土壌中の鉄分(Fe2+:処理すべき領域
における土壌中に鉄分が足りない場合は、過酸化水素と
共に噴射される第一鉄イオン)と下式の通り反応して、
ヒドロキシルラジカル(OH・)を生成する。 H2 O2 +Fe2+→OH・+OH- +Fe3+ そして、このヒドロキシルラジカル(OH・)が各種汚
染物質と化学反応を起こして、無害な物質とするのであ
る。
類であるオクタン(C8 H18)とヒドロキシルラジカル
(OH・)とは下式の通り反応する。 C8 H18+50OH・→8CO2 +34H2 O 分解過程をより詳細に説明すると、以下の化学式 C8 H18+OH・→C8 H17+H2 O C8 H17+OH・→C8 H17OH C8 H17OH+2OH・→C7 H15CHO+2H2 O C7 H15CHO+2OH・→C7 H15COOH+H2 O C7 H15COOH+44OH・→8CO2 +30H2 O に従って、オクタンは二酸化炭素と水とに分解するので
ある。
芳香族であるナフタリンを分解するに際しては C10H8 +48OH・→10CO2 +28H2 O なる化学式で示される化学反応により行う。
化学式 C2 HCl3 +6OH・→2CO2 +3HCl+2H2
O により行われる。
ジカル(OH・)により分解する過程は、化学式 C14H8 OCl6 +56OH・→14CO2 +6HCl
+29H2 O で表現される。
の分解は CH3 (CH2 )2 SH+6OH・→CH3 (CH2 )
2 SO3 H+3H2 O なる化学式で示される。
ベンゾパラダイオキシンをヒドロキシルラジカルにより
分解する際の化学反応は C12O2 Cl8 +36OH・→12CO2 +8HCl+
14H2 O なる化学式で示される。
応は、 CCl2 CCl2 +OH・→Cl2 CHCOCl+Cl
・ Cl2 CHCOCl+H2 O→Cl2 CHCOOH+H
Cl Cl2 CHCOOH+2OH・→2HCl+CO2 +H
COOH HCOOH+2・OH→2H2 O+CO2 という様な過程を経て行われる。
解されるので、その存在に起因する各種不都合は防止さ
れる。そして、複数種類の汚染物質に対して浄化処理を
行うことが出来る。
は、地中においては、 H2 O2 →H2 O+(1/2)O2 +23.45Kcal(1mol) なる式で示されている様に、1mol当たり23.45
Kcalである。本発明では、この様な分解発熱を利用
して、沸点の低い揮発性の汚染物質、例えばメルカプタ
ン類(メチルメルカプタン)やトリクロロエチレン、を
気化している。そして、気化した汚染物質を曝気井を介
して抽出、すなわち浄化の対象となる土壌から当該気化
した汚染物質を除去する事により、土壌の浄化が行われ
る。
学反応による汚染物質の分解と、分解発熱による汚染物
質(沸点が比較的低温で、揮発性の汚染物質)の気化と
により、浄化の対象となる土壌から汚染物質が除去され
る速度が飛躍的に増大する。すなわち、所謂「浄化修復
時間」を大幅に短縮する事が出来るのである。換言すれ
ば、本発明の土壌浄化方法及び装置によれば、化学反応
により汚染物質を分解すると同時に、発生する反応熱に
よって汚染物質を気化し、以て、土壌の浄化を促進して
いるのである。
ば、吸着手段に設けられた吸着材により気化された汚染
物質を除去して、気化された汚染物質が大気中に拡散す
るのを防止する事が可能である。また、過酸化水素は上
式で示す様に、地中で分解して酸素を発生する。従っ
て、気化された汚染物質と当該酸素とを焼却処理手段に
導入して燃焼反応を進行させる事により、気化した有害
な汚染物質の大気拡散、という事態を防止出来る。
中の汚染領域に至るまで掘削された注入孔に収容された
注入用モニタを介して浄化剤を噴射しつつ、該注入用モ
ニタを回転して汚染領域の最上方まで引き上げているの
で、土壌中の汚染物質はそれが存在する領域から移動す
る事無く、その場で処理(原位置処理)される。この原
位置処理が可能であるため、土壌の汚染が上述した様な
稼働中の各種施設において生じた場合にも、該施設の稼
働に影響を及ぼすこと無く、(小型の施工機械を用い
て)急速に浄化することが出来る。すなわち、有害物質
或いは汚染物質により汚染された場所が建屋直下であっ
たり、稼働中の設備の敷地内やその周辺地域であるた
め、焼却法、土壌洗浄法、バイオレメディエーションの
様に掘削して汚染土壌を除去する工程を伴う処理手法は
実施不可能であっても、原位置処理による本発明は実施
することが出来る。また、固定化/安定化法の様に処理
すべき領域を周囲から遮断する必要が無いため、固定化
/安定化法を実施出来なくても本発明は実施可能であ
る。換言すれば、従来技術においては応える事が不可能
であった「原位置処理による土壌浄化」という要請は、
本発明により初めて実施可能となったのである。
本発明によれば、汚染土壌を地上にまで取り出して処理
する必要が無い。そのため、汚染土壌を掘削することに
よる揮発性汚染物質の大気への蒸散、汚染土壌の運搬に
よる汚染物質の飛散、その他による2次的な汚染が防止
される。
反応により有害物質が分解され、気化した有害物質も吸
着され或いは焼却処理が為されるため、更に有害な化合
物を発生するという不都合を生じない。また、有害物質
が分解或いは焼却処理等により除去されてしまうため、
一度処理が行われれば、安全性が永続する。そのため、
固定化/安定化法の様に処理した後に汚染物質の流出或
いは漏洩を経時的に監視する必要も無い。本発明では汚
染土壌を掘削して取り出す必要が無く、化学反応により
生じた物質も無害であり、沸点の低い汚染物質は気化し
て土壌から排出されるため、土壌洗浄法の場合の様に洗
浄後の排水処理を行う必要が無い。そして、浄化剤の噴
射或いは注入作業の態様や、気化した汚染物質の処理形
態を工夫することにより、大量の汚染土壌を処理するこ
とが出来る。そして、化学反応により生じた物質は無害
であり、気化した汚染物質は吸着材により吸着され或い
は大量の酸素により焼却処理される事に起因して、バイ
オレメディエーションの場合の様に、生態系の変化とい
う問題は生じない。また、有害物質は化学反応により分
解されると共に、化学反応熱により気化して土壌から排
出されるので、生物、微生物による分解の場合に比較し
て、修復期間が遥かに短くなる。また、上述した様に、
各種汚染物質と化学反応を起こして無害な物質とすると
共に、沸点の低い揮発性の汚染物質を気化して土壌から
排出する本発明は、汚染物質を土壌から分離するのでは
なく、化学反応による分解、吸着、焼却処理による処理
を行うので、二次汚染の心配が無い。
を用いて各種汚染物質を分解する化学反応は、酸性雰囲
気下(pH2−pH5の範囲が特に好適)で行うと効果
的である。本発明において、浄化剤を噴射する工程に先
立って、pH調整剤を注入して、処理すべき土壌を酸性
雰囲気(特に好ましくはpH2−pH5の範囲)とすれ
ば、この様な要請に対応することが可能である。特に、
硫酸水素ナトリウムと硫酸水素カリウムは、酸性域でバ
ッファを持ち、土壌、地下水等に問題となる物質を残留
しないので、望ましい。
ず、Fe3+の存在下で H2 O2 →1/2O2 +H2 O なる無効分解反応が生じる。本発明において、浄化剤と
して過酸化水素を用いる場合に、過酸化水素の安定剤を
添加すれば、上記無効分解反応を抑制することが出来る
ので好都合である。
化学反応による分解に際して、塩化水素(HCl)を発
生する場合が存在する。その様な場合、本発明において
水酸化ナトリウムを添加してやれば、塩化水素は中和し
て塩化ナトリウムと水になる。これ等の物質は、いずれ
も無害である。
て浄化剤等を地中に注入或いは噴射するが、土壌に対し
て液体を大量に注入するため、地質が乱れてしまうとい
う問題が存在する。これに対して本発明において、浄化
剤やpH調整剤の噴射、注入後に固結剤を噴射すれば、
固結剤による固化作用により地質の乱れが防止されるの
で好都合である。
ついて説明する。
ための図である。図1−3において符号Gで示すのが浄
化処理されるべき土壌であり、該土壌G中のハッチング
を付して示す領域CAが汚染領域である。なお、符号W
Lは地下水の水位、符号Sは地表を示している。
入孔H及び曝気井Eを掘削する。図2では、注入孔H及
び曝気井Eが掘削された状態を示し、より詳細には、土
壌Gの汚染領域CAとの平面上の位置関係を示してい
る。注入孔Hの先端(掘削用モニタMが位置する部分)
及び曝気井Eの最深部を、汚染領域CAの最下方に到達
せしめる。ここで、図1においては、注入孔Hは注入管
が挿入された状態で示されている。そして、図3中の符
号Aは掘削作業及び注入作業を行うための装置であり、
符号Rは注入孔Hを穿孔するのに用いられたロッドであ
る。
て、過酸化水素のジェットJを噴射する。ここで、地盤
中に鉄分の含有量が少ない場合には、第一鉄塩もジェッ
トJにより噴射される。この過酸化水素は土壌中の鉄分
(処理すべき領域における土壌中に鉄分が足りない場合
は、過酸化水素と共に噴射される第一鉄塩)と反応し
て、上述の通り、ヒドロキシルラジカル(OH・)を生
成し、このヒドロキシルラジカル(OH・)が各種汚染
物質と化学反応を起こして、無害な物質とするのであ
る。図3において、ジェットJは汚染領域CAの最下方
の土壌に噴射或いは注入されているが、この状態でロッ
ドRを引き上げれば、汚染領域CA全体に過酸化水素及
び第一鉄塩が注入され、ヒドロキシルラジカルによる汚
染物質の分解或いは浄化が行われるのである。
が完了後に掘削用のロッドを引上げて注入用のロッドを
掘削孔Hに挿入するか、或いは、モニタMが掘削機能と
浄化剤噴射機能とを併せ持つ様に構成する。掘削機能と
浄化剤噴射機能とを併せ持つ例としては、例えば図4に
おいて符号M1で示すモニタの様に、掘削用高圧水の流
路R1と、過酸化水素(必要な場合は過酸化水素及び第
一鉄塩)用の環状の流路R2とを設け、掘削孔Hの穿孔
が完了した際に、流路R1を介してボール(流路変換用
ボールバルブ)Bを落下し、該ボールBにより掘削用高
圧水ジェットHJが噴出するノズルNHを閉鎖するタイ
プのものを用いることが出来る。なお、図4はノズルN
Hが閉鎖された瞬間を示しており、掘削用高圧水ジェッ
トHJが噴出不可能となった瞬間を表現している。
塩が注入され、ヒドロキシルラジカルによる汚染物質の
分解或いは浄化が行われると、その際に化学反応熱によ
り、沸点の低い揮発性の汚染物質(例えばメルカプタン
類やトリクロロエチレン等)が気化する。そして、図1
の矢印Vで示す気化した汚染物質は、曝気井Eを介して
汚染領域CA或いは地盤G中から排出される(図1の矢
印VO参照)。図5で示す様に、気化した汚染物質は曝
気井Eから流路L1を介して吸着塔20に送られる。こ
の吸着塔20には活性炭が充填されており、気化した汚
染物質を吸着する。吸着塔20で吸着除去されなかった
汚染物質は、流路L2を介して高温焼却炉22に送られ
る。ここで、過酸化水素は、 2H2 O2 →2H2 O+O2 なる化学反応にて分解し、酸素ガスO2 を発生する。そ
して、過酸化水素68gから約24リットルの酸素ガス
が発生するため、土壌1立方メートルに過酸化水素を2
0Kg添加すると、約7立方メートルの酸素ガスが発生
する。この様な大量の酸素ガスも、気化した汚染物質と
共に曝気井Eを介して土壌から排出され、高温焼却炉2
2へ供給される。その結果、高温焼却炉22において、
気化した汚染物質は大量の酸素と共に燃焼反応を起こ
す。
L3を介して冷却塔24に送られる。そして、冷却塔2
4に至るまでの間に分析が行われ、燃焼反応による生成
物が大気中に放出しても無害なものである場合には、ラ
インL4を介して大気中に放出される。一方、分析の結
果、大気中に放出出来ない様な物質が存在する場合は、
ラインL5を介して高温焼却炉22に送られて、曝気井
Eから供給される酸素により、再度燃焼反応が行われ
る。なお、高温燃焼路22の燃焼に際しては、補助燃料
供給手段26から燃料が供給される。
置を示している。なお、図3においては、図5で示す気
化した汚染物質の処理機構は示されていない。図6で示
す装置Aは、過酸化水素の供給系10と、第一鉄塩の供
給系12とから概略構成されている。そして過酸化水素
供給系10は、過酸化水素用タンク14と、過酸化水素
用ポンプ32、流量計34、水タンク16からポンプ1
7を介して圧送される水と過酸化水素とを混合する混合
ミキサ40、第一鉄塩供給系12と共用の比例配合式注
入ポンプ20、流量計44、を有している。一方、第一
鉄塩供給系12は、第一鉄塩用タンク22と、第一鉄塩
用ポンプ36、流量計38、水タンク16からポンプ1
7を介して圧送される水と過酸化水素とを混合する混合
ミキサ42、過酸化水素供給系10と共用の比例配合式
注入ポンプ20、流量計46とを有している。そして、
過酸化水素供給系及び第一鉄塩供給系は、ロッドRのス
イベルジョイント28において合流し、ロッドR及びモ
ニタM内の流路(図6では図示せず)を介し、ジェット
Jとして土壌中に噴射される。
はダイライト(ポリエチレン)製であるのが好ましい。
また、図6ではスイベルジョイント28しか示されてい
ないが、装置A中に多数存在する各種ホース継手類は、
過酸化水素に対する耐性及び第一鉄塩が混在する液体に
対する耐損傷性を考慮して、硬質ステンレス製のものが
用いられる。さらに注入ポンプ、特に過酸化水素供給系
10に介装されるポンプ20は、耐酸化剤性(耐過酸化
水素性)を有する特殊材料(以下「耐酸化剤性特殊材」
という)で構成されている。同様に過酸化水素が流れる
箇所であるスイベルジョイント28からロッドRの部分
及びモニタMは、耐酸化剤性特殊材及びステンレスによ
り構成されるのが好ましい。ここで耐酸化剤性特殊材
は、図7で示す様な組成を具備している。また、パッキ
ン類はポリエチレンや塩化ビニル系材料、理想的にはテ
フロンで構成され、ホース類はポリエチレンや塩化ビニ
ル系材料で構成されている。
施例の施工手順について、より詳細に説明する。先ず、
浄化処理が予定されている土壌について、汚染区域の面
積、汚染領域の深度、地下水流の方向や流速等を把握
し、汚染物質を特定し、特定された汚染物質の量を把握
し、各土層及び水位における土や水のpHを確認し、そ
の他、所謂事前調査を行う(ステップS1)。そして、
ステップS1の事前調査で求められた各数値が、環境基
準に適合しているか否かを判定する(ステップS2)。
事前調査で求められた各数値が環境基準に適合していれ
ば(ステップS2がYES)、当該土壌は汚染されてい
ないか、汚染されていたとしても環境基準上問題は無い
ものとして、処理は終了する(END)。環境基準に適
合していない場合には(ステップS2がNO)、浄化処
理が必要であると判断して、本発明の工法が適用可能で
あるか否かを検討する(ステップS3)。
合である場合には(ステップS3がNO)、本明細書で
述べる工法は断念して他の技術の採用を検討する(ステ
ップS4)。これに対して、本発明の工法が適用可能で
あれば(ステップS3がYES)、本発明の施工に必要
な具体的な条件、例えば土壌のpH処理量、過酸化水素
の必要量、第一鉄塩の必要量、繰り返しの必要性(繰り
返し工法については後述する)、その他について検討す
る(ステップS5)。
の施工コストを概算し、そのコストが適当であるか否
か、換言すれば、他の技術を採用した場合におけるコス
トに比較して妥当であるか否かを検討する(ステップS
6)。本発明の工法を採用した場合におけるコストパフ
ォーマンスが、他の技術を採用した場合のコストパフォ
ーマンスに比較して劣悪である場合には(ステップS6
がNO)、他の工法の採用を検討する(ステップS
4)。
6がYES)、pH調整の必要性を検討する(ステップ
S7)。pH調整が必要であれば(ステップS7がYE
S)後述する他の実施例に従ってpH調整を伴う施工
(ステップS8)を行い、必要がなければ(ステップS
7がNO)図1−3の実施例或いは更に別の実施例に従
って施工する(ステップS9)。
ップS9)を完了した後に、その施工結果が所望のもの
となっているか否かを検討する(ステップS10)。所
望の結果が得られなければ(ステップS10がNO)、
ステップS3以下の工程を繰り返し、所望の結果が得ら
れれば(ステップS10がYES)、固結剤注入の必要
性を考慮する(ステップS11)。固結剤注入の必要が
無い場合は(ステップS11がNO)浄化処理を終了
し、固結剤注入が必要な場合には(ステップS11がY
ES)後述する様な態様にて固結剤を注入し(ステップ
S12)、浄化処理を終了する。
リート50が存在する箇所に図1−3で示す注入孔H或
いは曝気井Eの掘削(穿孔)を行う場合の一例を示して
いる。コンクリートコアーボーリングマシンA1(図
9)は、先端部にダイヤモンドビット52を装着したコ
アーチューブ54を有している。なお、符号56は床盤
コンクリート50下方の砕石を示す。コンクリートコア
ーボーリングマシンA1で床盤コンクリート50に円形
の貫通孔60(図10)を形成したならば、ボーリング
マシンA2(図10)で注入孔H或いは曝気井Eを掘削
する。掘削作業は図11で示されている。なお、図11
における符号SMは、削孔スライムを示している。
のモニタMをステップアップする様子を示している。な
お、図12で示すステップ1、2、3の順序とは逆に、
ステップ3、ステップ2、ステップ1と降下する所謂
「ステップダウン」も可能である。
示されていないが、過酸化水素注入による浄化がある程
度まで進行したら固結剤を注入して、浄化剤等を土壌に
対して大量に注入したため地質が乱れてしまうのを填補
する様にしても良い(図8:ステップS11がYESの
ループ及びステップS12)。
用いて各種汚染物質を分解する化学反応は、酸性雰囲気
下(pH2−pH5の範囲が特に好適)で行うと効果的
である。そのため、図1−12の実施例において、土壌
Gが酸性雰囲気下にない場合には、浄化剤を噴射する工
程に先立って、pH調整剤(例えば、硫酸水素ナトリウ
ム或いは硫酸水素カリウム)を注入して、処理すべき土
壌をpH2−pH5の酸性雰囲気としても良い(図8の
ステップS7がYESのループ及びステップS8)。
ることが出来る。 (2) 土壌の汚染が上述した様な稼働中の各種施設に
おいて生じた場合にも、該施設の稼働に影響を及ぼすこ
と無く、急速に浄化することが出来る。 (3) 汚染土壌を地上にまで取り出して処理する必要
が無く、汚染土壌を掘削することによる揮発性汚染物質
の大気への蒸散、汚染土壌の運搬による汚染物質の飛
散、その他による2次的な汚染が防止される。 (4) 処理に際して、更に有害な化合物を発生するこ
とが無い。 (5) 一度処理が行われれば安全性が永続するので、
汚染物質の流出或いは漏洩を経時的に監視する必要も無
い。 (6) 洗浄後の排水処理を行う必要が無い。 (7) 多種類の汚染物質を大量に処理することが出来
る。 (8) 生態系の変化という問題が防止される。 (9) 修復期間が短い。
との配置の1例を示す平面図。
を示す図。
示す縦断面図。
質の処理機構のブロック図。
すブロック図。
材の組成を表で示す図。
図。
を示す図。
プアップ・ステップダウンを示す図。
Claims (11)
- 【請求項1】 汚染物質を包含する地中の土壌を浄化す
る土壌浄化方法において、地表面から汚染物質を包含す
る土壌が存在する汚染領域に至る注入孔及び曝気井を掘
削する工程と、該注入孔の内部に位置せしめた注入用モ
ニタを介して汚染物質を分解する浄化剤を前記汚染物質
を包含する土壌中へ噴射する工程と、前記注入用モニタ
を回転しつつその深度を変化させる工程と、前記浄化剤
と前記汚染物質との化学反応熱により未反応の汚染物質
を気化する工程と、気化した汚染物質を前記曝気井を介
して排出する工程、とを備えることを特徴とする土壌浄
化方法。 - 【請求項2】 前記浄化剤は過酸化水素である請求項1
の土壌浄化方法。 - 【請求項3】 pH調整剤を注入する工程を行う請求項
2に記載の土壌浄化方法。 - 【請求項4】 過酸化水素と共に第一鉄塩を噴射する請
求項2または3のいずれかに記載の土壌浄化方法。 - 【請求項5】 浄化剤を噴射した後に、固化剤を噴射す
る請求項1−4のいずれか1項に記載の土壌浄化方法。 - 【請求項6】 前記気化した汚染物質を吸着する工程を
含む請求項1−5のいずれか1項に記載の土壌浄化方
法。 - 【請求項7】 前記化学反応によって生じた酸素を用い
て前記気化した汚染物質を焼却処理する工程を含む請求
項1−5のいずれか1項に記載の土壌浄化方法。 - 【請求項8】 請求項1−7の土壌浄化方法を実施する
ための土壌浄化装置において、地表面から汚染物質を包
含する土壌が存在する汚染領域に至る注入孔及び曝気井
を掘削する掘削手段と、該注入孔の内部に位置して汚染
物質を包含する土壌中に向けて該汚染物質を分解する浄
化剤を噴射する注入用モニタと、前記注入用モニタを回
転しつつその深度を変化させる注入用モニタ移動手段、
とを備えることを特徴とする土壌浄化装置。 - 【請求項9】 前記浄化剤と前記汚染物質との化学反応
熱により未反応の汚染物質を気化した際に、該気化した
汚染物質を前記曝気井を介して排出するための吸引手段
を含む請求項8の土壌浄化装置。 - 【請求項10】 前記気化した汚染物質を吸着して除去
する吸着手段を設けた請求8、9のいずれかの土壌浄化
装置。 - 【請求項11】 前記化学反応によって生じた酸素を用
いて前記気化した汚染物質を焼却処理する焼却処理手段
を設けた請求項8、9のいずれかの土壌浄化装置。
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ID=12081396
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