JPH09206205A - 炊飯装置および炊飯システム - Google Patents

炊飯装置および炊飯システム

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JPH09206205A
JPH09206205A JP1543896A JP1543896A JPH09206205A JP H09206205 A JPH09206205 A JP H09206205A JP 1543896 A JP1543896 A JP 1543896A JP 1543896 A JP1543896 A JP 1543896A JP H09206205 A JPH09206205 A JP H09206205A
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JP
Japan
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rice
rice cooker
water
exhaust
heating chamber
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JP1543896A
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Hideyasu Nishiyama
秀康 西山
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NIPPON CHIYOURIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯能力を高くでき、かつ、炊飯機4の排気
余熱を有効利用することにより、省エネルギ、排気温度
の低下および排気設備の負担の軽減を図る。 【解決手段】 炊飯機4に配米および加水された炊飯釜
43を配置する加熱室61を設け、加熱室61の下側に炊飯釜
43を加熱するバーナ72を設け、加熱室61の上方に排気路
78を設ける。加水機3に炊飯機4の排気路78に接する加
水タンク51を設け、排気路78を通る排気余熱で加温され
た加水タンク51内の温水を炊飯釜43に加水可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配米および加水さ
れた炊飯釜を加熱して米を炊き上げる炊飯装置およびこ
の炊飯装置を用いた炊飯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、給食センタ、社員食堂や
学生食堂といった大きな食堂、病院などにおいては、多
量の米を炊飯するための炊飯システムが用いられてい
る。
【0003】この炊飯システムでは、洗米機により米を
洗米し、配米機の貯米タンク内に洗米した米を水に浸漬
して貯留し、配米機により浸漬した定量の米を炊飯釜に
配米するとともに、定量の水(常温水)を炊飯釜に加水
し、炊飯機により炊飯釜を加熱して米を炊き上げるよう
にしている。そして、これら洗米機、配米機、炊飯機を
それぞれ個別に床面に並べて設置する構成になってい
る。
【0004】洗米機は、洗米タンクを有し、この洗米タ
ンク内に米および水を入れ、循環させて洗米した後、配
米機に送る。
【0005】配米機は、貯米タンクを有し、この貯米タ
ンク内に配米機から送り込まれる米を水に浸漬して貯留
し、貯米タンクの下部から定量の米を水とともに取り出
して炊飯釜に配米する。
【0006】加水機は、加水タンクを有し、この加水タ
ンクを配米機の上部に配置し、配米機から炊飯釜に配米
した際に加水タンク内の常温の水を炊飯釜に加水する。
【0007】炊飯機は、加熱室を有し、この加熱室の下
側のバーナで炊飯釜を加熱し、加熱室の上方の排気路か
ら加熱室内に立ち上ぼる熱気を排気する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、常温の水を炊飯釜に加水して炊飯を行なうた
め、炊飯機で炊飯する際の炊飯時間がかかり、例えば連
続炊飯を行なう場合には効率が悪く、炊飯能力が低い問
題がある。
【0009】また、炊飯機からは排気温度が高い熱気が
排気されるため、省エネルギに寄与せず、排気設備の負
担が大きく、作業環境が悪くなる問題がある。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、炊飯能力を高くでき、かつ、炊飯機の排気余熱を
有効利用することにより、省エネルギ、排気温度の低下
および排気設備の負担の軽減を図ることができる炊飯装
置およびこの炊飯装置を用いた炊飯システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の炊飯装置
は、配米および加水された炊飯釜を配置する加熱室を有
し、この加熱室の下側に炊飯釜を加熱するバーナを設け
るとともに、加熱室の上方に排気路を設けた炊飯機と、
この炊飯機の排気路に接する加水タンクを有し、排気路
を通る排気余熱で加温された加水タンク内の温水を前記
炊飯釜に加水可能とする加水機とを具備しているもので
ある。このように、炊飯機の排気路に接して加水機の加
水タンクを設け、排気路を通る排気余熱で加温された加
水タンク内の温水を炊飯釜に加水することにより、炊飯
能力が高くなり、かつ、炊飯機の排気余熱が有効利用さ
れ、省エネルギ、排気温度の低下および排気設備の負担
の軽減が図られる。
【0012】請求項2記載の炊飯装置は、請求項1記載
の炊飯装置において、排気路は、加熱室の上方を覆って
上昇する熱風を集めるフードと、このフードの上端に設
けられた排気筒とを有し、その排気筒の周囲に加水タン
クを設けたものである。これにより、加熱室内に立ち上
ぼる熱気をフードで有効に集め、この集めた熱気を排気
する排気筒の周囲に設けた加水タンクで熱交換を行なう
ことにより、熱交換効率が向上する。
【0013】請求項3記載の炊飯装置は、請求項1また
は2記載の炊飯装置において、炊飯機は、加熱室内で炊
飯釜を連続的に搬送する搬送手段を有し、この搬送手段
による搬送方向に沿ってバーナおよび排気路を設け、前
記搬送手段による搬送方向の始端側において排気路に接
する加水タンクを設けたものである。これにより、加熱
室内の炊飯釜を連続的に搬送して炊き始めから炊き終り
まで連続炊飯する場合、特に炊き始めはバーナで強火が
与えられるため、強火の位置すなわち搬送方向の始端側
に加水タンクを設けることにより、温度の高い熱気を加
水タンクで受け、熱交換効率が向上する。
【0014】請求項4記載の炊飯システムは、請求項1
ないし3いずれか記載の炊飯装置と、定量の米を配米す
る配米機と、前記炊飯装置の炊飯機の加熱室の入口部に
連続して設けられ、炊飯釜が配置され、この炊飯釜に前
記配米機により配米するとともに前記炊飯装置の加水機
により加水する炊飯釜配置部とを具備しているものであ
る。これにより、炊飯能力が高く、省エネルギを実現で
き、排気設備の負担の少ない炊飯システムが提供され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3に示すように、炊飯システ
ムは、洗米機1、配米機2、加水機3、炊飯機4を備え
ている。配米機2の下部に洗米機1が配設されて米供給
装置が構成され、炊飯機4の上部に加水機3が配設され
て炊飯装置が構成されている。
【0017】米供給装置は、架台11を有し、この架台11
の下部に洗米機1が配設され、架台11の上部に配米機2
が配設され、下側の洗米機1と上側の配米機2との間に
炊飯釜配置部12が設けられている。
【0018】洗米機1は、洗米タンク13を有し、この洗
米タンク13内に供給された米を洗米して配米機2に送る
ように構成されている。
【0019】洗米タンク13は、上面を開口する水受部14
およびこの水受部14の底面から下方に突出する円錐状の
ホッパ部15にて形成されている。
【0020】ホッパ部15の下部から配米機2の上部にわ
たって下側送り配管16a および上側送り配管16b で構成
される送り配管16が接続され、この下側送り配管16a と
上側送り配管16b の途中に洗米タンク13の上方に先端が
臨む戻り配管17が接続されている。送り配管16と戻り配
管17の接続部分に切換弁18が介在され、この切換弁18に
より、下側送り配管16a に対して上側送り配管16b (送
米側)と戻り配管17(洗米側)の接続が選択的に切り換
えられる。
【0021】洗米タンク13の水受部14の底部に洗米ポン
プ19の吸込配管20が接続されるとともに、送り配管16に
洗米ポンプ19の吐出配管21が接続されている。洗米ポン
プ19の作動により、水受部14の水が送り配管16に送り込
まれ、そのときホッパ部15内の米および水が送り配管16
に吸い込まれ、米および水が送り配管16内を送られる。
【0022】下側送り配管16a の下部には排水コック22
を介して排水接続口23が接続されている。
【0023】戻り配管17の先端下方には、戻り配管17の
先端から吐出される米や水が周囲に飛散するのを防止す
る跳ね止体24が配設されている。
【0024】また、配米機2は、貯米タンク31を有し、
この貯米タンク31内に洗米機1から送り込まれる米を水
に浸漬させて貯留し、貯米タンク31の下部から定量の米
を水とともに取り出して配米するように構成されてい
る。
【0025】貯米タンク31の上部側には円筒状の胴部32
が形成されているとともに、下部には円錐状のホッパ部
33が形成され、上面には上側送り配管16b が接続された
蓋板34が閉塞状態に取り付けられている。
【0026】貯米タンク31の胴部32の上部側には、給水
管35の一端が接続されているとともに、この給水管35の
接続高さよりも少し低い位置にオーバーフローする水を
洗米タンク13に導くオーバーフロー配管36が接続されて
いる。給水管35の他端側には、給水コック37および清掃
用カラン38を介して給水接続口39が接続されている。
【0027】貯米タンク31のホッパ部33の下部には配米
バルブ40が接続され、この配米バルブ40の下部には配米
される定量の米を計量する計量升41が接続されている。
計量升41の下面は配米シャッタ42が開閉可能に配設され
ている。
【0028】また、炊飯釜配置部12は、計量升41の下方
空間に形成され、底面には炊飯釜43を載置するとともに
炊飯機4に向けて搬送可能とするローラコンベヤ44が配
設されている。炊飯釜43は、上面が開口されて図示しな
い蓋体で開閉されるようになっており、ローラコンベヤ
44による搬送方向と直交する方向の両端上縁には鍔部43
a が突出形成されている。
【0029】また、加水機3は、炊飯機4の後述する排
気筒80の周囲に配設される加水タンク51を有し、排気筒
80を通る排気余熱で加温された加水タンク51内の温水を
炊飯釜配置部12に配置された炊飯釜43に加水可能とす
る。
【0030】加水タンク51の米供給装置とは反対側とな
る側面の上端近傍には給水管52の一端の二股状に分岐さ
れた2本がそれぞれ接続されている。給水管52の一端の
一方には、給水量調整コック53、給水電磁弁54が接続さ
れ、他方には加水タンク51内に配置されるボールタップ
55によって開閉される開閉弁56が接続されている。給水
電磁弁54は、加水タンク51内の水温が所定の温度以下の
場合に閉じられ、所定以上の場合に開かれ、加水タンク
51内の温水を常に一定の温度に保つ。開閉弁56は、水位
に応じて高さが変化するボールタップ57が所定高さ以上
にある場合に閉じられ、所定高さ以下になると開かれ、
加水タンク51内の水量を常に一定に保つ。給水管52の他
端には、給水バルブ57、給水口58が接続されている。
【0031】加水タンク51の米供給装置側の側面には加
水管59の一端が接続されている。加水管59の中間部に加
水電磁弁60が接続され、加水管59の他端が炊飯釜配置部
12の上方に配置されている。
【0032】加水タンク51の残りの一側面には加水タン
ク51内に貯留される所定の水量よりオーバーフローして
給水された水を洗米タンク13に排水するオーバーフロー
配管59a が接続されている。
【0033】なお、排気筒80内には、排気筒80を通る排
気余熱を効率よく加水タンク51に伝達するために図示し
ない熱伝達手段が配置されている。
【0034】さらに、加水タンク51内には、炊飯機4の
運転初期などの加水タンク51内の水温が低い場合に、加
水タンク51内の水を加熱するための図示しないヒータが
配設されている。
【0035】また、炊飯機4は、加熱室61を有し、この
加熱室61内に配米および加水された炊飯釜43を通し、そ
の炊飯釜43を加熱して米を炊き上げるように構成されて
いる。
【0036】加熱室61は米供給装置の架台11の側部に設
置される加熱室容器62内に形成されており、加熱室容器
62の米供給装置に臨む端面にローラコンベヤ44で搬送さ
れる炊飯釜43を搬入する図示しない搬入口が開口形成さ
れているとともに、反対側の端面には炊飯後の炊飯釜43
を搬出する図示しない搬出口が開口形成されている。
【0037】加熱室61には、搬入口から搬出口にかけて
炊飯釜43が連続的に搬送される搬送路63が形成され、こ
の搬送路63の両側に搬送手段64が配設されている。搬送
手段64は、無端状の搬送チェーン65を有し、この搬送チ
ェーン65が搬入口側のスプロケット66と搬出口側のスプ
ロケット67の間にほぼ水平に張設されているとともに複
数の中間スプロケット68,69を介して駆動スプロケット
70に張設されている。駆動スプロケット70はモータ71の
回転軸に連結され、モータ71の作動によって搬送チェー
ン65が図1反時計回り方向に回転駆動される。スプロケ
ット66,67間の搬送チェーン65上に炊飯釜43の鍔部43a
が係合して、炊飯釜43が搬送される。
【0038】加熱室61の下側には、バーナ72が搬送路63
に沿って配設されている。バーナ72は始端側、中間部お
よび終端側の3つのバーナブロック72a 〜72c に分割さ
れ、各バーナブロック72a 〜72c に1つずつのバーナコ
ック73a 〜73c を介してガスが供給されるガス管74に接
続されている。なお、各バーナブロック72a 〜72c の火
力は、炊き始めに対応する搬送方向の始端側のバーナブ
ロック72a 側が強く、炊き終りに対応する搬送方向の終
端側のバーナブロック72c 側が弱く設定される。
【0039】ガス管74にはコック75およびホース76を介
して点火棒77が接続されている。点火棒77の先端に着火
し、その火種で各バーナブロック72a 〜72c が着火され
る。
【0040】加熱室61の上方には、バーナ72で熱せられ
た熱気を排気する排気路78が形成されている。排気路78
は、加熱室61の上方を覆って上昇する熱気を集めるフー
ド79を有し、このフード79の上端に排気筒80が連設され
ている。フード79は加熱室61の始端側に熱気を集めるよ
うな形状に形成され、排気筒80は始端側のバーナブロッ
ク72a の上方に配置される。排気筒80は図示しない排気
設備に接続される。
【0041】そして、加水タンク51は、フード79の上部
に支持され、排気筒80の周囲に接して配置されている。
【0042】また、加水タンク51の側部位置には操作盤
81が配設され、この操作盤81の表面に各種操作スイッチ
が配列されている。
【0043】また、加熱室容器62の搬出口側の側部に
は、加熱室61から搬出される炊飯釜43を受け取って搬送
する蒸らし用のローラコンベヤ82が配設されている。
【0044】次に、本実施の形態の作用を図4のフロー
チャートを参照して説明する。
【0045】まず、洗米機1の排水コック22を閉じ(ス
テップ1)、配米機2の給水コック37を開く(ステップ
2)。これにより、貯米タンク31内に給水し、この貯米
タンク31が満配になった後に、オーバーフロー配管36を
通じて貯米タンク31から洗米タンク13に給水する。
【0046】また、加水機3の給水バルブ57を開き(ス
テップ3)、加水タンク51内に給水する。加水タンク51
内の水量が所定量に達すれば、開閉弁56によって給水が
自動的に停止される。
【0047】そして、洗米タンク13への給水を確認した
ら(ステップ4)、給水コック37を半開に絞り(ステッ
プ5)、切換弁18を洗米側に切り換える(ステップ
6)。
【0048】操作盤81の操作電源を入れ(ステップ
7)、洗米機1の洗米ポンプ19を運転させる(ステップ
8)。洗米機1の洗米タンク13に洗米を行なう1回分の
米を投入する(ステップ9)。洗米ポンプ19の運転によ
り、洗米タンク13内の米を水と一緒に、下側送り配管16
a に送り出すとともに切換弁18および戻り配管17を通じ
て洗米タンク13に戻す。この米の循環移動によって洗米
する。
【0049】洗米動作が所定時間継続されたら、切換弁
18を送米側に切り換え(ステップ10)、上側送り配管6b
を通じて米を水と一緒に貯米タンク31内に送り込む。貯
米タンク31内に送り込まれた米は、貯米タンク31内に貯
留されて所定時間浸漬する。
【0050】また、続けて洗米を行なう場合には、切換
弁18を洗米側に切り換えた後(ステップ11)、洗米機1
の洗米タンク13に洗米を行なう1回分の米を投入して、
同様に洗米し、貯米タンク31内に送り込む。
【0051】所定量分の洗米作業が完了したら(ステッ
プ12)、洗米ポンプ19の運転を所定時間継続させて空運
転させた後(ステップ13)、洗米ポンプ19の運転を停止
させる(ステップ14)。
【0052】また、貯米タンク31内に貯留した米を所定
時間浸漬したら(ステップ15)、配米作業を開始する
(ステップ16)。
【0053】加水タンク51のヒータを入れ(ステップ1
7)、炊飯機4に接続された排気設備の換気ファンを運
転させる(ステップ18)。さらに、炊飯機4のモータ71
を運転させて搬送チェーン65を回動させ(ステップ1
9)、バーナ72に点火する(ステップ20)。
【0054】炊飯釜43を炊飯釜配置部12にセットし(ス
テップ21)、配米バルブ40を開き(ステップ22)、貯米
タンク31内に浸漬されている米を計量升41に落下させ
る。計量升41内には、1回に炊飯釜43で炊き上げられる
量の米から収容される。なお、配米バルブ40を開くと、
米と一緒に水が計量升41内に流出するが、水は計量升41
の側部から流出して洗米タンク13に落下する。
【0055】配米バルブ40を閉じた後(ステップ23)、
配米シャッタ42を開き(ステップ24)、計量升41内の米
を炊飯釜43内に落下させる。その後、配米シャッタ42を
閉じる(ステップ25)。
【0056】加水機3の加水電磁弁60をオンし(ステッ
プ26)、加水タンク51内の温水を炊飯釜43に所定量加水
する。加水タンク51内の温水は、バーナ72の排気余熱に
よって加温されているとともに、バーナ72の点火初期時
の低温時にはヒータの熱が加わって加温され、所定温度
に保たれている。
【0057】炊飯釜43をローラコンベヤ44に沿って計量
升41の下からずらし、炊飯釜43内に配米された米の表面
を平にならすとともに炊飯釜43に蓋体を装着する(ステ
ップ27)。
【0058】炊飯釜43を炊飯機4の搬入口に移動させ、
炊飯釜43の両端の鍔部43a を搬送チェーン65上にそれぞ
れ係合させる(ステップ28)。これにより、搬送チェー
ン65の回動に伴って、炊飯釜43が炊飯機4の加熱室61内
に搬入されていく。
【0059】このようにして1回の配米作業が完了する
(ステップ29)。続けて、配米作業を行なう場合には、
次の炊飯釜43を炊飯釜配置部12にセットして、上述のよ
うに配米作業を行なう。この場合、複数の炊飯釜43を炊
飯機4の加熱室61に送り込む。
【0060】炊飯機4の加熱室61では、複数の炊飯釜43
が順次連続して搬送されながら、バーナ72によって順次
連続して加熱され、順次連続して炊飯が行なわれる。加
熱室61を通過して搬出口から搬出される炊飯釜43はロー
ラコンベヤ82上に乗り移り、このローラコンベヤ82上で
蒸らし工程が行なわれる。
【0061】加熱室61内の熱気はフード79で集められて
排気筒80から排気設備に排気される。熱気が排気筒80を
通過する際、加水タンク51内の水と熱交換が行なわれ、
加水タンク51内の水が加温されるとともに熱気の温度が
低減される。
【0062】炊飯機4の加熱室61内から全ての炊飯釜43
がローラコンベヤ82上に搬出されたら、ヒータを切り
(ステップ30)、バーナ72を消火し(ステップ31)、炊
飯機4のモータ71を停止させ(ステップ32)、排気設備
の換気ファンを停止させる(ステップ33)。
【0063】さらに、洗米機1の排水コック22を開き
(ステップ34)、給水コック37を閉じ(ステップ35)、
給水バルブ57を閉じ(ステップ36)、清掃作業を行なう
ことにより(ステップ37)、一連の炊飯作業が完了する
(ステップ38)。
【0064】以上のように構成された炊飯システムで
は、配米機2の下部に洗米機1を配設することにより、
省スペース化でき、かつ、配米機2から下方に流出する
水を洗米機1の洗米タンク13に受け入れることにより、
従来のように配米機2に必要とされていた水受や排水設
備を省略でき、構造を簡略化できる。
【0065】また、上側の配米機2と下側の洗米機1と
の間に炊飯釜配置部12を設けたので、その炊飯釜配置部
12に炊飯釜43を配置して配米機2で配米される米を収納
することができる。
【0066】また、炊飯機4の排気路78に接して加水機
3の加水タンク51を設け、排気路78を通る排気余熱で加
温された加水タンク51内の温水を炊飯釜43に加水するこ
とにより、炊飯能力を高くでき、かつ、炊飯機4の排気
余熱を有効利用することにより、省エネルギ、排気温度
の低下および排気設備の負担の軽減を図ることができ
る。
【0067】また、加熱室61内に立ち上ぼる熱気をフー
ド79で有効に集め、この集めた熱気を排気する排気筒80
の周囲に設けた加水タンク51で熱交換を行なうことによ
り、熱交換効率を向上できる。
【0068】また、加熱室61内の炊飯釜43を連続的に搬
送して炊き始めから炊き終りまで連続炊飯する場合、特
に炊き始めはバーナ72で強火が与えられるため、強火の
位置すなわち搬送方向の始端側に加水タンク51を設ける
ことにより、温度の高い熱気を加水タンク51で受け、熱
交換効率を向上できる。
【0069】したがって、省スペースで構造を簡単にで
き、炊飯能力が高く、省エネルギを実現でき、排気設備
の負担の少ない炊飯システムを提供できる。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の炊飯装置によれば、炊飯
機の排気路に接して加水機の加水タンクを設け、排気路
を通る排気余熱で加温された加水タンク内の温水を炊飯
釜に加水することにより、炊飯能力を高くでき、かつ、
炊飯機の排気余熱を有効利用することにより、省エネル
ギ、排気温度の低下および排気設備の負担の軽減を図る
ことができる。
【0071】請求項2記載の炊飯装置によれば、請求項
1記載の炊飯装置の効果に加えて、加熱室内に立ち上ぼ
る熱気をフードで有効に集め、この集めた熱気を排気す
る排気筒の周囲に設けた加水タンクで熱交換を行なうこ
とにより、熱交換効率を向上できる。
【0072】請求項3記載の炊飯装置によれば、請求項
1または2記載の炊飯装置の効果に加えて、加熱室内の
炊飯釜を連続的に搬送して炊き始めから炊き終りまで連
続炊飯する場合、特に炊き始めはバーナで強火が与えら
れるため、強火の位置すなわち搬送方向の始端側に加水
タンクを設けることにより、温度の高い熱気を加水タン
クで受け、熱交換効率を向上できる。
【0073】請求項4記載の炊飯システムによれば、請
求項1ないし3いずれか記載の炊飯装置を備えることよ
り、炊飯能力が高く、省エネルギを実現でき、排気設備
の負担の少ない炊飯システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す炊飯システムの正
面図である。
【図2】同上実施の形態の炊飯システムの側面図であ
る。
【図3】同上実施の形態の炊飯システムの平面図であ
る。
【図4】同上実施の形態の炊飯動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 配米機 3 加水機 4 炊飯機 12 炊飯釜配置部 43 炊飯釜 51 加水タンク 61 加熱室 64 搬送手段 72 バーナ 78 排気路 79 フード 80 排気筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配米および加水された炊飯釜を配置する
    加熱室を有し、この加熱室の下側に炊飯釜を加熱するバ
    ーナを設けるとともに、加熱室の上方に排気路を設けた
    炊飯機と、 この炊飯機の排気路に接する加水タンクを有し、排気路
    を通る排気余熱で加温された加水タンク内の温水を前記
    炊飯釜に加水可能とする加水機とを具備していることを
    特徴とする炊飯装置。
  2. 【請求項2】 排気路は、加熱室の上方を覆って上昇す
    る熱気を集めるフードと、このフードの上端に設けられ
    た排気筒とを有し、 その排気筒の周囲に加水タンクを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の炊飯装置。
  3. 【請求項3】 炊飯機は、加熱室内で炊飯釜を連続的に
    搬送する搬送手段を有し、この搬送手段による搬送方向
    に沿ってバーナおよび排気路を設け、 前記搬送手段による搬送方向の始端側において排気路に
    接する加水タンクを設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の炊飯装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の炊飯装
    置と、 定量の米を配米する配米機と、 前記炊飯装置の炊飯機の加熱室の入口部に連続して設け
    られ、炊飯釜が配置され、この炊飯釜に前記配米機によ
    り配米するとともに前記炊飯装置の加水機により加水す
    る炊飯釜配置部とを具備していることを特徴とする炊飯
    システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8793831B2 (en) 2010-02-12 2014-08-05 Kao Corporation Cleaning device

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