JP4575255B2 - 連続炊飯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、安定した連続炊飯作業ができ、炊飯釜を効率的に加熱できる連続炊飯装置に関するものである。
従来、例えば細長いトンネル状の加熱室と、搬送方向両側に側方に突出した把手を有する炊飯釜を加熱室内を通して搬送方向に移動させるチェーンコンベヤ式の搬送手段と、ガスを燃焼させるために必要となる外気を加熱室内に取り入れながら加熱室内の炊飯釜を加熱するガスバーナ群とを備えた連続式炊飯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−140577号公報
しかしながら、上記従来の連続式炊飯機では、加熱室内でガスを燃焼させるために二次空気を取り込まなければならないとともに良好なガスの燃焼を維持させるために二次空気の取り込みのさまたげとならないように加熱室内の燃焼熱が留まらないように順次排出しなければならないことから、加熱室の下部には外部と連通する外気取入口を設けるとともに加熱室の上部では、隣り合う炊飯釜同士の隙間を開けることとなり、取り込まれる二次空気が必要以上入り込んできたときは、炎を揺らすとともに加熱室内の熱気を冷やすことになり、また燃焼熱が直ちに上昇して加熱室内に熱気をこもらせることができず、加熱室内の温度を安定しかつ熱効率のよい連続炊飯作業ができないという問題があった。また、ガスの燃焼による熱は、炊飯釜の表面を通過した後、隣合う炊飯釜同士の間から直ちに上昇させて加熱室外へ排出していることから、炊飯釜の加熱にムラが生じるという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、安定した連続炊飯作業ができるとともに、加熱室内の炊飯釜を効率的に加熱できる連続炊飯装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の連続炊飯装置は、炊飯釜内の米に対して煮る処理が行われるトンネル状の加熱室と、この加熱室の上方に形成され、蒸らし処理が行われる蒸らし室と、互いに隣接した複数の炊飯釜を前記加熱室内を通して搬送方向に移動させる搬送手段と、前記加熱室内に外気を取り入れることなく前記加熱室内の炊飯釜を加熱する加熱部である赤外線バーナとを備え、前記炊飯釜は、有底四角筒状の釜本体部と、この釜本体部の上端側外周に略全周にわたって突設された鍔部とを有し、前記鍔部は、前記搬送方向に長手状で前記搬送手段上に載置される搬送方向左右の第1鍔部分と、前記搬送方向と直交する方向に長手状の搬送方向前後の第2鍔部分とにて構成され、前記各第1鍔部分の下面部には、搬送方向側方に向って開口した凹状の側方開口部が形成され、前記各第2鍔部分の長手方向略中央部のみに、上下に向って開口した切欠状の中央開口部が形成され、前記加熱室は、前記炊飯釜の下部側を覆う下覆い部と前記炊飯釜の上部側を覆う上覆い部とにて区画形成され、前記下覆い部は、前記赤外線バーナが取り付けられた断面略U字状のバーナ被取付板部にて構成され、前記上覆い部は、幅方向中央部に上下に貫通して前記加熱室と前記蒸らし室とを連通させる熱気排出口が形成されかつ下面部がその熱気排出口側に向って熱気が流れるように傾斜面状に形成された断熱誘導カバー部にて構成され、前記加熱室内では、互いに隣接した複数の炊飯釜は、前記第1鍔部分が前記搬送手段上に載置されかつ互いに対向する前記第2鍔部分同士が当接した状態で前記搬送方向に移動し、また、前記赤外線バーナによる熱気は、それら複数の炊飯釜の鍔部の下方に停滞した後、前記側方開口部を通って前記断熱誘導カバー部の下面部に沿って前記熱気排出口に向って流動してその熱気排出口から前記蒸らし室内に排出されるとともに、前記中央開口部を通って前記熱気排出口に向って上昇してその熱気排出口から前記蒸らし室内に排出されるものである。
請求項2記載の連続炊飯装置は、請求項1記載の連続炊飯装置において、炊飯釜の鍔部は、略矩形環状であるものである。
請求項3記載の連続炊飯装置は、請求項1または2記載の連続炊飯装置において、赤外線バーナは、炊飯釜の底面部を加熱する第1赤外線バーナ部と、炊飯釜の底面側角部を加熱する第2赤外線バーナ部とを有するものである。
本発明によれば、加熱室内に外気を取り入れることなく加熱室内の炊飯釜を加熱する加熱部を備えるため、加熱室内の温度の安定化を図ることができ、よって安定した連続炊飯作業ができ、しかも、加熱室内においては、加熱部による熱気が、鍔部の下方にある程度こもらせた後、搬送方向左右の第1鍔部分に形成された側方開口部と搬送方向前後の第2鍔部分に形成された中央開口部とを通って鍔部の上方側に流動するため、炊飯釜全体を上向流動する熱気で包み込むように加熱でき、よって加熱室内の炊飯釜を効率的に加熱でき、また、加熱部である赤外線バーナによって加熱室内の炊飯釜を適切に加熱することができる。
本発明の連続炊飯装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1において、1は連続炊飯装置で、この連続炊飯装置1は、互いに隣接した複数の炊飯釜2をチェーンコンベヤ式の搬送手段3で連続的に移動させながら加熱手段4で加熱して連続炊飯を行うものである。
炊飯釜2は、図5ないし図7に示すように、上面に開口部6が形成された有底四角筒状の釜本体部10と、この釜本体部10の上端側外周に水平状に突設された鍔部16とを有している。
釜本体部10は、搬送方向と直交する方向に長手方向を有する略矩形板状の底面部7を有し、底面部7の周端部には曲面状で断面略円弧状の底面側角部8が設けられ、底面側角部8の上端部から急斜面状の側面部9が外斜め上方に向って突出している。
また、釜本体部10の4つの側面部9の上端側、例えば上端部近傍から外方に向って水平状に突出し側面部9の略全周にわたって位置する略矩形環状の鍔部16は、搬送方向に長手状で搬送手段3上に載置される搬送方向左右の第1鍔部分16aと、搬送方向と直交する方向に長手状の搬送方向前後の第2鍔部分16bとにて構成されている。各第1鍔部分16aの下面部には、搬送方向側方に向って開口した凹状の複数(例えば2つ)の側方開口部17が形成されている。各第2鍔部分16bの長手方向略中央部には、上下に向って開口した切欠状の中央開口部18が形成されている。
なお、鍔部16は、側面部9の上端部近傍に突設され、炊飯釜2内に入れられた被加熱物(米、水等)より上方に位置する。また、炊飯釜2は、この炊飯釜2内に適正な被加熱物を入れたとき炊飯釜2内の上部側に釜内全体に対して少なくとも3分の1の空間ができる大きさのものである。
さらに側方開口部17および中央開口部18の開口は、1釜当りで炊飯する時に使用する加熱手段4が燃焼状態を維持する程度に排熱の排出ができる広さのものである。
そして、加熱室13内、焼上げ室14内および蒸らし室15内では、搬送方向に互いに隣接した複数の炊飯釜2は、蓋12で開口部6が閉じられ第1鍔部分16aの下面部が搬送手段3の左右両側のチェーン部3aに載置されかつ互いに対向する第2鍔部分16b同士が当接した状態で、図示しないモータ等の駆動部にて回転駆動されるチェーン部3aによって搬送方向に移動する。なお、加熱室13内の左右両側に回転可能に配設されたチェーン部3aは、例えば内リンクおよび外リンク等からなるローラチェーンにて構成され、少なくとも加熱室13内においては側方開口部17以外の位置では炊飯釜2の第1鍔部分16aの下面部とチェーン部3aの上面部とが接触して熱気が側方に逃げないようになっている。
一方、加熱手段4は、水平方向に延びたトンネル状の加熱室13内に外気(二次空気)を取り入れることなく加熱室13内で移動中の炊飯釜2を加熱するものであって、加熱室13の底部に配設されガスの消費量が少なく簡単な構造でありながら広い範囲を均一に加熱できる加熱部である赤外線バーナ21を備えている。
赤外線バーナ21は、図2に示すように、二次空気を必要としない構造のもので、加熱室13の底面に臨んで配設されている。すなわち例えば赤外線バーナ21は、炊飯釜2の底面部7と対向してこの底面部7を加熱する第1赤外線バーナ部22と、炊飯釜2の左右両側の曲面状の底面側角部8と対向してこの底面側角部8を加熱する左右の第2赤外線バーナ部23とを有している。
各赤外線バーナ部22,23は、例えば水平な搬送方向に沿って複数並設されたもので、主に混合管25およびセラミック板27等からなり、ガス供給パイプ26から供給されたガスと空気とを混合管25によって混合し、この混合されたガスをセラミック板27へと送り、その混合ガスがセラミック板27の表面で燃焼するようになっている。なお、搬送方向に沿って複数並設された赤外線バーナ部22,23中の一部分の燃焼の停止により加熱室13内の温度調節が可能となっている。
ここで、図2から明らかなように、トンネル状の加熱室13は、この加熱室13内を移動中の炊飯釜2の下部側を覆う下覆い部31と、加熱室13内を移動中の炊飯釜2の上部側を覆う上覆い部32とにて区画形成されている。
下覆い部31は、搬送方向に長手方向を有する長手状で断面略U字状のバーナ被取付板部33にて構成され、このバーナ被取付板部33に第1赤外線バーナ部22および第2赤外線バーナ部23がそれぞれ取り付けられている。なお、バーナ被取付板部33は、略水平状の底板34と、底板34の左右両側から斜め上方に突出した傾斜板35と、傾斜板35から上方に突出した鉛直状の側板36とを有している。
そして、下覆い部31では、隣接し合う複数の炊飯釜2によって赤外線バーナ21の熱気が逃げないようにしているが、赤外線バーナ21に供給されてくる空気と混合されたガスの燃焼分は、赤外線バーナ21による完全な燃焼をさまたげないよう、炊飯釜2の第1鍔部分16aにある側方開口部17と第2鍔部分16bにある中央開口部18から上覆い部32側へ熱気として排出できるようになっている。
上覆い部32は、搬送方向に長手方向を有する長手状で幅方向中央部に上下に貫通した熱気排出口38が形成され内部に断熱材(図示せず)が充填された断熱誘導カバー部39にて構成されている。なお、断熱誘導カバー部39の下面部は、中央の熱気排出口38側に向って熱気が流れるように傾斜面状に形成されている。
そして、断熱誘導カバー部39にて蒸らし室15と加熱室13とが上下に仕切られ、下の加熱室13と上の蒸らし室15とが熱気排出口38で連通されている。すなわち、加熱室13は、赤外線バーナ21による加熱室13内の熱気を加熱室13外つまり上方の蒸らし室15内に排出する上部幅方向中央の熱気排出口38、長手方向一端側の開口部である炊飯釜入口40、および長手方向他端側の開口部である連絡口(つまり焼上げ室内への釜搬出口)41のみで開口したトンネル状に形成されている。
なお、炊飯釜入口40付近に位置する待機スペース(非加熱待機位置)では、下覆い部31として赤外線バーナ21が取り付けられていないバーナ被取付板部33が炊飯釜入口40付近まで配設され、また上覆い部32として断熱誘導カバー部39が配設されている。そして、炊飯釜入口40が開口した外壁面部43では、少なくとも炊飯釜2の上部側を覆う上覆い部32にあたる炊飯釜入口40周辺をこの炊飯釜2が通過できる程度に覆うようになっている。このため、連続炊飯作業時には炊飯釜2を加熱室13内に入れるための炊飯釜入口40の略全体が待機スペースに位置する非加熱状態の炊飯釜2で閉塞され、加熱室13内の熱気がその炊飯釜入口40から加熱室13外に容易に逃げないようになっている。
また、図4に示すように、トンネル状の加熱室13に連通した焼上げ室14は、この焼上げ室14内を移動中の炊飯釜2の下部側を覆う下覆い部51と、焼上げ室14内を移動中の炊飯釜2の上部側を覆う上覆い部52とにて区画形成されている。
下覆い部51は、搬送方向に長手方向を有する長手状で断面略U字状の例えば鉄製の覆い板部53にて構成され、この覆い板部53には熱気(外気)を焼上げ室14内に取り入れるための取入口54が複数形成されている。この覆い板部53は、水平状の底板55と、底板55の左右両側から上方に突出した鉛直状の側板56とを有している。
そして、覆い板部53の底板55の下方には、この覆い板部53を加熱する焼上げ用赤外線バーナ57が配設されており、この焼上げ用赤外線バーナ57は主に混合管58およびセラミック板60等からなり、ガス供給パイプ59から供給されたガスと空気とを混合管58によって混合し、この混合されたガスをセラミック板60へと送り、その混合ガスがセラミック板60の表面で燃焼するようになっている。
一方、上覆い部52は、加熱室13を区画形成する上覆い部32と同様、搬送方向に長手方向を有する長手状で幅方向中央部に上下に貫通した熱気排出口61が形成され内部に断熱材(図示せず)が充填された断熱誘導カバー部62にて構成され、この断熱誘導カバー部62の下面部は中央の熱気排出口61側に向って熱気が流れるように傾斜面状に形成されている。そして、この断熱誘導カバー部62にて蒸らし室15と焼上げ室14とが上下に仕切られ、下の焼上げ室14と上の蒸らし室15とが熱気排出口61で連通されている。
なお、蒸らし室15は、排気ファン64の駆動により蒸らし室15内の熱気を連続炊飯装置1上方へ排出する排出口65を上部に有している。
次に、上記一実施の形態の作用等を説明する。
所定量の米と水が投入された複数の炊飯釜2は、釜本体部10の開口部6が蓋12で閉じられ第1鍔部分16aの下面部が搬送手段3の左右両側のチェーン部3aに載置されかつ互いに対向する第2鍔部分16b同士が当接した状態で、チェーン部3aの回転により搬送方向に向って所望の速度で例えばタクト移動する。
加熱室13内では、炊飯釜2が第1赤外線バーナ部22および第2赤外線バーナ部23からなる赤外線バーナ21にて加熱され、炊飯釜2内の米に対して「煮る」処理が行われる。
この際、従来のガスバーナとは異なり外気が加熱室13内に流入しないため、赤外線バーナ21の燃焼状態に影響を与えたり、加熱室13内の熱気を冷やしてしまうことがなく、加熱室13内の温度は安定している。また、加熱室13内では、複数の炊飯釜2が第2鍔部分16b同士が互いに当接した状態で搬送方向に移動するため、その第2鍔部分16bの下方に熱気が停滞し、その結果、炊飯釜2の底面全体および側面全体にわたって熱が効率良く伝わる。
また、図2および図5に示すように、加熱室13内においては、赤外線バーナ21による熱気は、鍔部16の下方にある程度こもらせた後、炊飯釜2の鍔部16に設けられている側方開口部17と中央開口部18を通って上方へと排出される。一方の通路として搬送方向左右の第1鍔部分16aに形成された側方開口部17を通って鍔部16の上方側に流動して蓋12の上方に回り込む。その後、その熱気は、両側方から断熱誘導カバー部39の下面部に沿ってこの下面部と蓋12の上面部との間を通って中央部にある熱気排出口38側に向って流動し、その熱気排出口38から蒸らし室15内に排出される。また、他方の通路として搬送方向前後の第2鍔部分16bに形成された中央開口部18を通って、そのまま上方に位置する熱気排出口38から蒸らし室内に排出される。このように加熱室13内では、鍔部16の下方に熱気をこもらせるとともに鍔部16の上方では熱気が蓋12の上面部を通過させることができ、炊飯釜2全体を上向流動する熱気で包み込むように加熱できるため、蓋12を所望温度に維持しつつ、釜内全体において加熱ムラを防止でき、効率良く「煮る」処理を行うことが可能である。
なお、加熱室13内では、炊飯釜2の側面部9のうち鍔部16より下方に位置する部分の表面付近の温度が500度以上(例えば500度〜590度の温度)に維持されるようになっている。
なお、側方開口部17から排出される熱気は、蓋12の側方部分から中央部分に向けて加熱し、中央開口部18から排出される熱気は、蓋12の中央部分を加熱するようになっている。
さらに、中央開口部18から排出される熱気は、加熱室外に通じる熱気排出口38の近くに位置していることから、赤外線バーナ21によるガスの燃焼に支障とならないようガスの燃焼分の排熱が早く加熱室13から排出されるようになっている。
次いで、焼上げ室14内では、炊飯釜2が覆い板部53からの熱と取入口54から取り入れられた熱気とにて加熱され、炊飯釜2内の米に対して「焼上げ」処理が行われる。
なお、図4および図5に示すように、焼上げ室14内においては、取入口54から取り入れられた熱気は、鍔部16の下方にある程度こもらせた後、炊飯釜2の鍔部16に設けられている側方開口部17と中央開口部18を通って上方へと排出される。一方の通路として搬送方向左右の第1鍔部分16aに形成された側方開口部17を通って鍔部16の上方側に流動して蓋12の上方に回り込む。その後、その熱気は、両側方から断熱誘導カバー部62の下面部に沿ってこの下面部と蓋12の上面部との間を通って中央部にある熱気排出口61側に向って流動し、その熱気排出口61から蒸らし室15内に排出される。また、他方の通路として、搬送方向前後の第2鍔部分16bに形成された中央開口部18を通って、そのまま上方に位置する熱気排出口38から蒸し室内に排出される。このように焼上げ室14内でも、加熱室13内と同様、鍔部16の下方に熱気をこもらせるとともに鍔部16の上方では、熱気が蓋12の上面部を通過させることができ、炊飯釜2全体を上向流動する熱気で包み込むように加熱できるため、蓋12を所望温度に維持しつつ、釜内全体において加熱ムラを防止でき、効率良く「焼上げ」処理を行うことが可能である。
このような「焼上げ」処理後、蒸らし室15内において熱気排出口38,61からの熱気にて「蒸らし」処理が行われ、「蒸らし」処理後の炊飯釜2は炊飯釜出口71から連続炊飯装置1外へ搬出される。
そして、上記連続炊飯装置1によれば、炊飯釜2をトンネル状の加熱室13内を通して搬送方向に移動させる搬送手段3と、トンネル状の加熱室13内に外気を取り入れることなく加熱室13内の炊飯釜2を加熱する赤外線バーナ21を備える構成であるから、トンネル状の加熱室13内の温度の安定化を図ることができ、よって安定した連続炊飯作業ができ、しかも、加熱室13内においては、鍔部16の下方に熱気をこもらせることができ、炊飯釜2全体を上向流動する熱気で包み込むように加熱でき、よって加熱室13内の炊飯釜2を効率的に加熱できる。
また、赤外線バーナ21による加熱室13内の熱気を加熱室13の上部の熱気排出口38から蒸らし室15内に適切に排出でき、よって効率良く連続炊飯作業ができる。
さらに、連続炊飯作業時には加熱室13の炊飯釜入口40の略全体が待機スペースに位置する炊飯釜2で閉塞されるため、加熱室13内の熱気がその炊飯釜入口40から加熱室13外に逃げるのを防止でき、より一層安定的かつ効率的に連続炊飯作業ができる
本発明の連続炊飯装置の一実施の形態を示す側面視断面図である。 同上連続炊飯装置の加熱室部分の正面視断面図である。 同上連続炊飯装置の釜入口部分の正面視断面図である。 同上連続炊飯装置の焼上げ室部分の正面視断面図である。 同上連続炊飯装置の搬送手段にて搬送中の炊飯釜を示す側面図である。 同上炊飯釜を示す平面図である。 同上炊飯釜を示す斜視図である。
1 連続炊飯装置
2 炊飯釜
3 搬送手段
7 底面部
8 底面側角部
10 釜本体部
13 加熱室
15 蒸らし室
16 鍔部
16a 第1鍔部分
16b 第2鍔部分
17 側方開口部
18 中央開口部
21 加熱部である赤外線バーナ
22 第1赤外線バーナ部
23 第2赤外線バーナ部
31 下覆い部
32 上覆い部
33 バーナ被取付板部
38 熱気排出口
39 断熱誘導カバー部

Claims (3)

  1. 炊飯釜内の米に対して煮る処理が行われるトンネル状の加熱室と、
    この加熱室の上方に形成され、蒸らし処理が行われる蒸らし室と、
    互いに隣接した複数の炊飯釜を前記加熱室内を通して搬送方向に移動させる搬送手段と、
    前記加熱室内に外気を取り入れることなく前記加熱室内の炊飯釜を加熱する加熱部である赤外線バーナとを備え、
    前記炊飯釜は、有底四角筒状の釜本体部と、この釜本体部の上端側外周に略全周にわたって突設された鍔部とを有し、
    前記鍔部は、前記搬送方向に長手状で前記搬送手段上に載置される搬送方向左右の第1鍔部分と、前記搬送方向と直交する方向に長手状の搬送方向前後の第2鍔部分とにて構成され、
    前記各第1鍔部分の下面部には、搬送方向側方に向って開口した凹状の側方開口部が形成され、
    前記各第2鍔部分の長手方向略中央部のみに、上下に向って開口した切欠状の中央開口部が形成され、
    前記加熱室は、前記炊飯釜の下部側を覆う下覆い部と前記炊飯釜の上部側を覆う上覆い部とにて区画形成され、
    前記下覆い部は、前記赤外線バーナが取り付けられた断面略U字状のバーナ被取付板部にて構成され、
    前記上覆い部は、幅方向中央部に上下に貫通して前記加熱室と前記蒸らし室とを連通させる熱気排出口が形成されかつ下面部がその熱気排出口側に向って熱気が流れるように傾斜面状に形成された断熱誘導カバー部にて構成され、
    前記加熱室内では、互いに隣接した複数の炊飯釜は、前記第1鍔部分が前記搬送手段上に載置されかつ互いに対向する前記第2鍔部分同士が当接した状態で前記搬送方向に移動し、また、前記赤外線バーナによる熱気は、それら複数の炊飯釜の鍔部の下方に停滞した後、前記側方開口部を通って前記断熱誘導カバー部の下面部に沿って前記熱気排出口に向って流動してその熱気排出口から前記蒸らし室内に排出されるとともに、前記中央開口部を通って前記熱気排出口に向って上昇してその熱気排出口から前記蒸らし室内に排出される
    ことを特徴とする連続炊飯装置。
  2. 炊飯釜の鍔部は、略矩形環状である
    ことを特徴とする請求項1記載の連続炊飯装置。
  3. 赤外線バーナは、
    炊飯釜の底面部を加熱する第1赤外線バーナ部と、
    炊飯釜の底面側角部を加熱する第2赤外線バーナ部とを有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の連続炊飯装置。
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