JP4637411B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、効率よく調理作業ができる加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、被加熱物を搬送方向に搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に沿って互いに所定の間隙を介して並設された複数のH型のガスバーナユニットとを備えた構造の加熱調理装置が知られている。これらのガスバーナユニットの炎孔は略鉛直方向に開口し、個々のガスバーナユニット内における炎孔間は近接状態にあるが、間隙を介して隣接しているガスバーナユニットの対向端部にある双方の炎孔間では、距離が生じているため、燃焼しているガスバーナユニットの炎孔から、隣接しガスを流出しているガスバーナユニットの炎孔への自然な火移りが困難であった。このため、この加熱調理装置では、搬送方向に沿って並んだ各ガスバーナユニット1つ1つに対して、作業者が点火棒で点火している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の加熱調理装置では、特に調理開始時に各ガスバーナユニット1つ1つに対して作業者が点火棒で点火しなければならないので、この点火作業に手間がかかり、効率よく調理作業ができないおそれがある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率よく調理作業ができる加熱調理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
求項記載の加熱調理装置は、被加熱物を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送方向に沿って互いに所定の間隙を介して並設され、前記搬送方向に沿って互いに近接した状態で複数列に並んだ上方開口状の複数個のガス噴出口部を有する複数のガスバーナユニットと、互いに隣り合う前記ガスバーナユニットのうちの一方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部の炎を誘導しかつ他方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部のガスを誘導することにより、この一方のガスバーナユニットからこの他方のガスバーナユニットに火を移す火移し手段とを備え、前記火移し手段は、前記一方のガスバーナユニットの対向端部に取り付け、火移しの際に前記一方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部の炎を前記他方のガスバーナユニット側に誘導させるとともに、前記他方のガスバーナユニットの対向端部に取り付け、火移しの際に前記他方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部のガスを前記一方のガスバーナユニット側に誘導させる同一構造で一対の火移り板を有し、前記火移り板は、略湾曲板で逆凹溝状をなす誘導部を備え、この誘導部の上面部が、対向する火移り板側端部の切欠き部とこの切欠き部に向って徐々に上り傾斜とする覆い部とで形成され、前記ガス噴出口部の上方を覆うようにしたものである。
【0006】
そして、この構成では、火移し手段が、一方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部の炎を誘導しかつ他方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部のガスを誘導することにより、この一方のガスバーナユニットからこの他方のガスバーナユニットに火を移すので、各ガスバーナユニット1つ1つに対して点火棒で点火するような手間のかかる点火作業を省くことが可能となり、調理作業性が向上する。また、一対の火移り板によって、一方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部の炎を他方のガスバーナユニット側に誘導するとともに、他方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部のガスを一方のガスバーナユニット側に誘導することにより、一方のガスバーナユニットから他方のガスバーナユニットに火を適切に移すことが可能となる。また、一対としている火移り板をそれぞれ同一構造に構成したので、それぞれ異なる構造にした場合に比べて、部品の種類が少なくなり、製造コストが低減する。さらに、簡単な構成の火移り板であるにも拘わらず、誘導部でガス噴出口部の炎、ガスを確実に誘導可能であり、一方のガスバーナユニットから他方のガスバーナユニットに火を確実に移すことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の加熱調理装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0008】
図1および図2において、1は加熱調理装置としての連続式炊飯装置で、この連続式炊飯装置1は、被加熱物としての炊飯釜W、すなわち調理対象物である米(図示せず)を収容した容器である炊飯釜Wを順次移動させながら加熱調理し、炊飯するものである。
【0009】
この連続式炊飯装置1は、外形略直方体状をなす細長箱形状の装置本体2を備え、この装置本体2の内部にはトンネル状の調理室3が設けられている。この調理室3は、例えば、仕切り板4にて区画形成された煮炊部である第1調理室部(例えば「煮る」工程→「蒸す」工程→「焼く」工程が行われる部分)5とむらし部である第2調理室部(例えば「むらし」工程が行われる部分)6とにて構成されている。
【0010】
また、装置本体2の長手方向一端部には第1調理室部5に連通した搬入口部8が設けられ、装置本体2の長手方向他端部には第2調理室部6に連通した搬出口部9が設けられている。
【0011】
さらに、装置本体2には、第1調理室部5で炊飯釜Wを水平の搬送方向Xに搬送する搬送手段としての第1コンベヤ11が設けられているとともに、第2調理室部6で炊飯釜Wを水平・垂直の搬送方向に搬送する搬送手段としての第2コンベヤ12が設けられている。
【0012】
第1コンベヤ11は、互いに離間対向した一対の無端体としての搬送チェーン13,13を有し、各搬送チェーン13は、駆動スプロケット、従動スプロケット等にて構成された複数の回転体15に回行可能に巻き掛けられている。
【0013】
また、第2コンベヤ12は、互いに離間対向した一対の無端体としての搬送チェーン16,16を有し、各搬送チェーン16には複数の釜受け体17が等間隔をおいて取り付けられている。そして、各搬送チェーン16は、駆動スプロケット、従動スプロケット等にて構成された複数の回転体18に回行可能に巻き掛けられている。第2コンベヤ12の水平部は、第1コンベヤ11の搬送終端側から搬送始端側付近までの上方位置に配置されている。
【0014】
なお、図2に示されるように、第1調理室部5に連通した排気口部23から流出する排気は、その一部が開口量調節可能な導入口部24を介して第2調理室部6に導入され、その残りが排気路25を通って外部に排出されるようになっている。また、第2調理室部6内の温度は、安定した蒸らしを行い均一な米飯を得るため、予め設定された設定温度に維持されるようになっている。すなわち、装置本体2には、第2調理室部6内の温度を検知する温度センサ27、この温度センサ27からの検知信号に応じて図示しない制御手段による制御により作動・停止を行うファン28等が設けられている。
【0015】
また一方、装置本体2には、第1コンベヤ11で搬送中の炊飯釜Wを加熱するための加熱手段30が設けられており、この加熱手段30は、搬送方向X上流側の第1加熱部31と搬送方向X下流側のむらしバーナ等の第2加熱部32とにて構成されている。
【0016】
そして、第1加熱部31は、図3に示すように、例えば搬送方向Xに沿って互いに所定の間隙33を介して1列状に並設された複数(例えば10個)のガスバーナユニット、すなわち第1ないし第10のガスバーナユニット351,352,…,3510(ガスバーナユニット群35)を備えている。
【0017】
これら第1ないし第10のガスバーナユニット351,352,…,3510は、それぞれ同一構造のもので、搬送方向Xに沿った方向に短辺方向を有する略矩形状のユニット本体36を有している。
【0018】
そして、ユニット本体36には、搬送方向Xに沿って互いに近接した状態で複数列に並んだ鉛直上方開口状の複数個の火口であるガス噴出口部37が形成されている。すなわち、ユニット本体36には、搬送方向Xに沿って互いに近接した状態で上方開口状の複数個の火口のガス噴出口部37が1直線状かつ平行な複数列(例えば10列)に並設して開口形成されている。各ガス噴出口部37は、鉛直上方に向って開口した略円筒状の噴出筒部38の上面開口部にて構成されている。
【0019】
また、ユニット本体36の下部では、複数のノズルが固着されたガス導入管が配設され、各ガス噴出口部37に通じるガス供給路39の端部に挿入するようになっている。また、ガス導入筒45には外部からガス管47が取り付けられ、ガス管47からガス導入筒45内に導入されたガスは、ノズルを経て、空気と混合した状態となってユニット本体36のガス供給路39内に供給され、噴出筒部38の上端のガス噴出口部37から噴出される。
【0020】
また一方、ユニット本体36の短辺方向両端部のフレーム部51,51間では、隣り合う列状の噴出筒部38間の隙間52を細長状の閉塞部材53で閉塞するようになっている。
【0021】
そして、第1ないし第9のガスバーナユニット351,352,…,359の各々には、搬送方向X下流側に間隙33を介して隣接する他のガスバーナユニット352,353…,3510との対向端部つまり搬送方向X下流端部におけるガス噴出口部37の炎を、火移しの際にその隣接する他のガスバーナユニット352,353…,3510側(搬送方向X側)に誘導する複数(例えば5個)の一方側火移し体としての一方の火移り板61が、搬送方向X下流端部に位置するように脱着可能に取り付けられている。
【0022】
また、第2ないし第10のガスバーナユニット352,353…,3510の各々には、搬送方向X上流側に間隙33を介して隣接する他のガスバーナユニット351,352,…,359との対向端部つまり搬送方向X上流端部におけるガス噴出口部37のガスを、火移しの際にその隣接する他のガスバーナユニット351,352,…,359側(搬送方向X反対側)に誘導する複数(例えば5個)の他方側火移し体としての他方の火移り板62が、搬送方向X上流端部に位置するように脱着可能に取り付けられている。
【0023】
すなわち、搬送方向Xに沿って互いに離間対向した1個の一方の火移り板61と1個の他方の火移り板62とで一対つまり1組をなし、複数組(例えば5×9=45組)がガスバーナユニット群35に取り付けられている。なお、これら組(対)をなしている一方の火移り板61と他方の火移り板62とは同一構造つまり同一形状のもので、これら複数組の火移り板61,62によって火移し手段63が構成されている。
【0024】
すなわち、図4および図5に示すように、一方の火移り板61および他方の火移り板62は、それぞれ、複数列、例えば2列のガス噴出口部37に対応可能な所定形状の火移り板65にて形成されている。
【0025】
この火移り板65は、例えば金属の板材料等で一体に成形されたもので、搬送方向Xと直行する方向に長手方向を有する略矩形板状で水平板状の取付部66を有している。この取付部66の長手中央部には上下に開口した略円形状の取付用孔部67が形成され、この取付用孔部67にねじ58が螺入されている。すなわち、火移り板65は、閉塞部材53を取り付けるためのねじ58によってユニット本体36に取り付けられており、ねじ58がユニット本体36に対する閉塞部材53および火移り板65の取付具となっている。なお、このねじ58を取るだけでユニット本体36から火移り板65を簡単に取り外すことが可能である。
【0026】
また、取付部66の長手方向両端部には、略湾曲板状で逆凹溝状をなす互いに離間対向した一対の誘導部68,68が一体に形成されている。
【0027】
各誘導部68は、取付部66の端部からガス噴出口部37より高い位置まで上方に立ち上がった第1垂直板部71と、この第1垂直板部71の上端から上方および側方に突出した断面略円弧状の円弧板部72と、この円弧板部72から下方に突出した第2垂直板部73とを有し、下面および両端面を開口した断面逆U字型の樋形をなしている。
【0028】
なお、第1垂直板部71および第2垂直板部73間の距離は、噴出筒部38の外径寸法よりやや大きい距離となっている。
【0029】
また、誘導部68の上面部となっている円弧板部72は、離間して対向する火移り板65側の一端部に略矩形状の切欠き部74が形成され、他端部から切欠き部74を有する一端部に向って徐々に上昇するように上り傾斜となっている。
【0030】
そして、誘導部68の円弧板部72における切欠き部74を除く部分にて、ガスバーナユニット351,352,…,3510の対向端部に位置するガス噴出口部37すなわち例えば対向端部から3番目までの3つのガス噴出口部37の上方を覆う覆い部75が構成されている。すなわち、誘導部68の上面部が、対向する火移り板65側端部の切欠き部74とこの切欠き部74に向って徐々に上り傾斜とする覆い部75とで形成され、所定のガス噴出口部37の上方を覆うようになっている。
【0031】
さらに、誘導部68の対向する火移り板65側に向って開口して切欠き部74に連通する一端開口部77は、火移しの際に炎(ガス)の一部を間隙33の上方領域内に導き、この上方領域内に位置させる作用開口部79を構成している。
【0032】
なお、図1に示すように、第1のガスバーナユニット351の搬送方向X上流端部の近傍位置には、第1のガスバーナユニット351の搬送方向Xに沿って複数列に並設されているすべてのガス噴出口部37対して点火を行う点火手段81が設けられている。
【0033】
次に、上記構成の連続式炊飯装置1を用いて炊飯を行う場合について説明する。
【0034】
作業者が図示しない操作パネルのスイッチをオンすると、点火手段81が作動し、第1のガスバーナユニット351のユニット本体36の各ガス噴出口部37から噴出するガスに引火し、このガスが燃焼する。
【0035】
すると、図7に示すように、第1のガスバーナユニット351の第2のガスバーナユニット352との対向端部におけるガス噴出口部37からでる炎は、一方の火移り板61の誘導部68の傾斜状の覆い部75によってその炎の向きが誘導されて変えられ、その炎の一部が作用開口部79および切欠き部74から間隙33の上方領域内に向って延びるように突出した状態となる。
【0036】
この状態時に、第2のガスバーナユニット352のユニット本体36のガス供給路39内にガスが供給されると、ガスがユニット本体36の各ガス噴出口部37から噴出されるが、第2のガスバーナユニット352の第1のガスバーナユニット351との対向端部におけるガス噴出口部37からでるガスは、他方の火移り板62の誘導部68の傾斜状の覆い部75によってそのガスの向きが誘導されて変えられ、そのガスの一部が作用開口部79および切欠き部74から間隙33の上方領域内に向って延びるように突出した状態となる。
【0037】
すなわち、ガスが他方の火移り板62の覆い部75に沿って外方(一方の火移り板61の先端部分で燃焼している炎)に向って誘導され、そのガスの一部が間隙33の上方領域内に噴出した状態となる。
【0038】
その結果、他方の火移り板62によって外方に誘導されたガスは、一方の火移り板61で燃焼している炎により引火され、第1のガスバーナユニット351から第2のガスバーナユニット352へと火が移り、第2のガスバーナユニット352のユニット本体36の各ガス噴出口部37から噴出するガスに引火してこのガスが燃焼する。
【0039】
そして、第2のガスバーナユニット352のユニット本体36の各ガス噴出口部37から噴出するガスに引火すると、同様に、一方の火移り板61および他方の火移り板62による火移しにより、第3のガスバーナユニット353のユニット本体36の各ガス噴出口部37のガスに引火する。こうして、第1のガスバーナユニット351から第10のガスバーナユニット3510に向って順次火移しが円滑に行われ、第1加熱部31のガスバーナユニット群35全体の各ガス噴出口部37に対して点火が行われたこととなる。
【0040】
その後、図示しない充填機等から米や水が投入された後、搬入口部8を介して炊飯釜Wが搬入されると、この炊飯釜Wは、第1コンベヤ11にて第1調理室部5内を搬送方向Xに搬送され、第1の加熱部31の第1ないし第10のガスバーナユニット351,352,…,3510および第2の加熱部32によって加熱され、「煮る」、「蒸す」および「焼く」が行われる。
【0041】
続いて、この炊飯釜Wは、第2コンベヤ12にて第2調理室部6内を搬送され、この搬送途中において「むらし」が行われ、その後、搬出口部9から図示しない反転ほぐし機等に向けて搬出される
そして、上記一実施の形態の連続式炊飯装置1によれば、火移し手段63の複数対をなす一方の火移り板61および他方の火移り体62によって、搬送方向Xに沿って互いに隣り合うガスバーナユニット351,353…,3510のうちの一方のガスバーナユニット351,352…,359の対向端部におけるガス噴出口部37の炎が搬送方向X側に誘導され、かつ、他方のガスバーナユニット352,353…,3510の対向端部におけるガス噴出口部37のガスが搬送方向X反対側に誘導される。
【0042】
このため、点火手段81の作動により第1のガスバーナユニット351の各ガス噴出口部37が点火されると、この火が搬送方向Xに向って移動するようにして第2ないし第10のガスバーナユニット352,353…,3510に対して火移りが行われる。したがって、各ガスバーナユニット351,352…,35101つ1つに対して作業者が点火棒で点火する点火作業を不要にでき、効率よく調理作業ができる。
【0043】
また、例えば異なる種類の米が入った炊飯釜Wを連続炊飯する場合でも、それぞれに合わせた加熱調整のため、各ガスバーナユニット351,352…,3510を断続的または連続的に燃焼させるのを容易にすることができる。
【0044】
また、例えば各ガスバーナユニット351,352…,3510ごとに点火手段81を設ける構成等に比べて、構成がきわめて簡単で、連続式炊飯装置1全体を簡略化でき、製造コストを低減できる。
【0045】
さらに、例えば火移りのためにユニット本体36の対向端部におけるガス噴出口部37の向きを斜め外向きとした場合には、使用場所に応じて適切なユニット本体36を選択しないと火移りに関与しないガス噴出口部37まで外向きとなるおそれがあるとともに、ガスバーナユニット351,352…,3510がコスト高となるおそれがあるが、本実施の形態ではそのような問題はなく、比較的コスト安の同一構造のガスバーナユニット351,352…,3510を使用できる。
【0046】
また、一方の火移り板61および他方の火移り板62をそれぞれ火移り板65にて形成することにより同一構造にしたので、それぞれ異なる構造とした場合に比べて、部品の種類を少なくでき、製造コストを低減できる。
【0047】
さらに、各ガスバーナユニット351,352…,3510をにおける、それぞれの対向端部に対をなす互いに別体である火移り板61,62を取外し可能に取り付けるようにしたので、各ガスバーナユニット351,352…,3510のメンテナンス(取外し、交換等)を簡単に行える効果もある。
【0048】
なお、上記実施の形態においては、一方の火移り板61および他方の火移り板62は、図示しない火移し体形成体を略中央部分で分割して形成した互いに別体の構成として説明したが、例えば、図示しないが、部品点数の軽減のため、2つで1組とする火移り板61,62を一体成形の構成としてもよい。
【0049】
また、図示しないが、1組の火移り板61,62によって3列、4列或いはそれ以上のガス噴出口部37に対する火移しを行える構成としてもよい。
【0050】
さらに、火移り板65の覆い部75は、3つのガス噴出口部37の上方を覆う構成として説明したが、例えば、図示しないが、対向端部における1つのガス噴出口部37のみを覆う構成でもよい。
【0051】
また、加熱調理装置は、連続式炊飯装置1には限定されず、各種加熱調理するための装置に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
求項記載の発明によれば、火移し手段が、一方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部の炎を誘導しかつ他方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部のガスを誘導することにより、この一方のガスバーナユニットからこの他方のガスバーナユニットに火を移すので、各ガスバーナユニット1つ1つに対して点火棒で点火するような手間のかかる点火作業を省くことができ、効率よく調理作業ができる。また、一対の火移り板によって、一方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部の炎を他方のガスバーナユニット側に誘導するとともに、他方のガスバーナユニットの対向端部におけるガス噴出口部のガスを一方のガスバーナユニット側に誘導することにより、一方のガスバーナユニットから他方のガスバーナユニットに火を適切に移すことができる。また、一対としている火移り板をそれぞれ同一構造に構成したので、それぞれ異なる構造にした場合に比べて、部品の種類を少なくでき、製造コストを低減できる。さらに、簡単な構成の火移り板であるにも拘わらず、誘導部でガス噴出口部の炎、ガスを確実に誘導でき、一方のガスバーナユニットから他方のガスバーナユニットに火を確実に移すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱調理装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】 同上加熱調理装置のA―A断面図である。
【図3】 同上加熱調理装置のガスバーナユニットを示す斜視図である。
【図4】 同上ガスバーナユニットに取り付けられた火移り板の斜視図である
【図5】 同上火移り板の側面図である。
【符号の説明】
1 加熱調理装置としての連続式炊飯装置
11 搬送手段としての第1コンベヤ
33 間隙
351,352…,3510 ガスバーナユニット
37 ガス噴出口部
61 一方の火移り板
62 他方の火移り板
63 火移し手段
68 誘導部
74 切欠き部
75 覆い
W 被加熱物としての炊飯釜
X 搬送方向

Claims (1)

  1. 被加熱物を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送方向に沿って互いに所定の間隙を介して並設され、前記搬送方向に沿って互いに近接した状態で複数列に並んだ上方開口状の複数個のガス噴出口部を有する複数のガスバーナユニットと、
    互いに隣り合う前記ガスバーナユニットのうちの一方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部の炎を誘導しかつ他方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部のガスを誘導することにより、この一方のガスバーナユニットからこの他方のガスバーナユニットに火を移す火移し手段とを備え、
    前記火移し手段は、
    前記一方のガスバーナユニットの対向端部に取り付け、火移しの際に前記一方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部の炎を前記他方のガスバーナユニット側に誘導させるとともに、
    前記他方のガスバーナユニットの対向端部に取り付け、火移しの際に前記他方のガスバーナユニットの対向端部における前記ガス噴出口部のガスを前記一方のガスバーナユニット側に誘導させる同一構造で一対の火移り板を有し、
    前記火移り板は、略湾曲板で逆凹溝状をなす誘導部を備え、
    この誘導部の上面部が、対向する火移り板側端部の切欠き部とこの切欠き部に向って徐々に上り傾斜とする覆い部とで形成され、前記ガス噴出口部の上方を覆うようにした
    ことを特徴とする加熱調理装置。
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