JPH09206083A - Grp17遺伝子 - Google Patents

Grp17遺伝子

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JPH09206083A
JPH09206083A JP8023612A JP2361296A JPH09206083A JP H09206083 A JPH09206083 A JP H09206083A JP 8023612 A JP8023612 A JP 8023612A JP 2361296 A JP2361296 A JP 2361296A JP H09206083 A JPH09206083 A JP H09206083A
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JP
Japan
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gene
grp17
sequence
present
dna
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JP8023612A
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Mikio Suzuki
幹生 鈴木
Takeshi Watanabe
武 渡辺
Tsutomu Fujiwara
力 藤原
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GRP17蛋白の発現及び検出に利用でき、
該蛋白の関与する各種の疾患の診断、病態解明、治療及
び予防薬のスクリーニングや評価に利用できる遺伝子を
提供する。 【解決手段】 配列番号:1で示されるアミノ酸配列を
コードする塩基配列を含むことを特徴とするヒトGRP
17遺伝子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細胞の成長阻止と
DNA傷害誘導に関与し、癌の診断及び治療に有用なヒ
ト遺伝子、より詳しくはGadd45遺伝子及びMyD
118遺伝子と高い相同性を有する蛋白をコードする新
規なヒトGRP17遺伝子(gadd45 and MyD118 related
protein, 17kda)に関する。
【0002】
【従来の技術】成長阻止とアポトーシスは、細胞増殖の
調節のために重要である。成長阻止とDNA傷害誘導可
能な遺伝子群であるgadd遺伝子(Fornace, A.J. et
al.,Mol. Cell Biol., 9, 4196-4203(1989))とミエロ
イド分化初期応答遺伝子群であるMyD遺伝子(Lord,
K.A., et al., Oncogene, 5, 387-396 (1990))との間
で注目すべき関連性が認められる。即ち、之等の遺伝子
群gadd34/MyD116、gadd45、MyD
118及びgadd153は、成長調節における役割、
酸性アミノ酸クラスター、発現と調節パターンにおける
類似性のような複数の共通の特徴を持っている。これら
の遺伝子群は、細胞の成長を協同して抑制的に働く酸性
蛋白をコードしている新規な遺伝子ファミリーを定義す
るかもしれない(Zhan, Q., et al., Mol. Cell Biol.,
14, 2361-12371 (1994))が、細胞成長のメカニズム
は、尚あまり解明されていない。
【0003】Gadd45(Carrier, F., et al., J. B
iol. Chem., 269, 32672-32677 (1994))とMyD118
(Abdollahi, A., et al., Oncogene, 6, 165-167 (199
1))は、互いに異なる遺伝子であるが、DNA配列にお
いて非常に類似している。
【0004】gadd45の発現は、多様なストレスに
よって誘導され、p53によって調節される(Hollande
r, M.C., et al., J. Bio. Chem., 268, 24385-24393(1
993))。
【0005】近年、スミスらがPCNA(proliferating
cell nuclear antigen: 増殖細胞核抗原)とGadd4
5の結合と、DNA切取り修復を促進することを報告し
ている(Smith, M.L., et al., Science, 266, 1376-138
0 (1994))。更に、Gadd45は、p21
wafl/cip1(サイクリン依存性キナーゼ・インヒビタ
ー)と相互作用し、DNA複製の抑制により細胞周期を
調節することもまた報告され、Gadd45は、細胞周
期調節に重要な役割を演ずると提言されている(Chen,
I.T., et al., Oncogene, 11, 1931-1937(1995); Kears
ey, J. M., et al., Oncogene, 11, 1675-1683(199
5))。
【0006】上記Gadd及びMyD118と高い相同
性を有する蛋白をコードするヒト遺伝子が提供できれ
ば、その各細胞での発現レベルや構造及び機能を解析で
き、またその発現物の解析等により、之等の関与する疾
患、例えば癌等の病態解明や診断、治療等が可能となる
と考えられるが、現在、かかる遺伝子について報告され
た例はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、か
かる新たなヒト成長抑制及びDNA傷害誘導可能遺伝子
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
より鋭意研究を重ねた結果、ヒトcDNAライブラリー
より新たに、上記目的に合致する遺伝子を単離するに成
功し、ここに本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明によれば、配列番号:1で示
されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を含むことを
特徴とする遺伝子(以下「GRP17遺伝子」とい
う)、より詳しくは、配列番号:2で示される塩基配列
を含む上記GRP17遺伝子及び配列番号:3で示され
る塩基配列からなる上記GRP17遺伝子が提供され
る。
【0010】以下、本明細書におけるアミノ酸、ペプチ
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPA
C、IUBの規定、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む
明細書等の作成のためのガイドライン」(特許庁編)及
び当該分野における慣用記号に従うものとする。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明に係わるGRP17遺伝子
の一具体例としては、後述する実施例に示される「GE
N−554H06」と名付けられたクローンの有するD
NA配列から演繹されるものを挙げることができる。上
記クローンは、配列番号:1に示される159アミノ酸
をコードする配列番号:2で表わされる477ヌクレオ
チド(核酸)をオープンリーディングフレームとして有
している。
【0012】本発明遺伝子によりコードされる蛋白の推
定分子量は、17,030ダルトンと計算され、また、
ノーザン・ブロット分析において試験したヒト成人組織
の心臓、膵臓、肝臓、骨格筋、前立腺、睾丸及び卵巣に
おいて、1.35キロ塩基(Kb)の転写体が強く発現
していることが明らかとなり、更に肝臓において、1.
7Kbの別の転写体が検出された。本発明遺伝子は、更
に染色体バンド9q22.1−q22.2にマップされ
た。
【0013】これまでGRP17の機能或は細胞内局在
については、何ら知られていなかったが、本発明によっ
て之等が明らかにされ、また上記GRP17遺伝子は組
織特異的であることが明らかにされた。
【0014】本発明遺伝子は、細胞周期の抑制に係わっ
ていると考えられることから、この遺伝子産物は、細胞
増殖の抑制の調節や癌化に関係する因子と考えられる。
従って、この遺伝子は、その異常により、癌や奇形を惹
起する可能性があり、臨床的に、癌の診断や癌、奇形等
の治療に応用できると考えられる。
【0015】また、本発明遺伝子は、アポトーシスに関
係し、細胞周期の抑制のみならず、医療分野での幅広い
応用が期待できる。更に、本発明遺伝子は、SLE等の
自己免疫疾患における自己抗体の産生にも関係し、それ
らの診断、治療法の開発面でも有用であると考えられ
る。
【0016】以下、本発明GRP17遺伝子につき詳述
する。
【0017】上述したように従来より、Gadd45と
MyD118が細胞の成長調節に係わっていること及び
酸性蛋白をコードしている遺伝子ファミリーであって協
同的に細胞成長を抑制することが知られており、これら
の遺伝子は腫瘍抑制関連遺伝子として働くと考えられ
る。
【0018】本発明GRP17遺伝子は、上記Gadd
45及びMyD118と高い相同性を有している。即
ち、推定されたヒトGRP17蛋白は、Gadd45及
びMyD118と、アミノ酸レベルで、それぞれ55%
及び52%同一で、高い相同性を示す。
【0019】本発明遺伝子は、例えば配列番号:2に示
されるように、一本鎖DNA配列で表わされるが、本発
明はかかる一本鎖DNA配列に相補的なDNA配列やこ
れらの両者を含むコンポーネントもまた包含する。尚、
配列番号:2に示す本発明遺伝子の配列は、これにより
コードされる各アミノ酸残基を示すコドンの一つの組合
わせ例であり、本発明遺伝子はこれに限らず、各アミノ
酸残基に対して任意のコドンを組合わせ選択したDNA
塩基配列を有することも勿論可能である。該コドンの選
択は常法に従うことができ、例えば利用する宿主のコド
ン使用頻度を考慮することができる〔Ncl.Acids Res.,
9, 43-74 (1981) 〕。
【0020】更に本発明遺伝子には、上記で示されるア
ミノ酸配列の一部のアミノ酸乃至アミノ酸配列を置換、
欠失、付加等により改変してなり、同様の機能を有する
同効物をコードするDNA配列もまた包含される。これ
らポリペプチドの製造、改変(変異)等は天然に生じる
こともあり、また翻訳後の修飾により、或は遺伝子工学
的手法により天然の遺伝子(本発明遺伝子)を、例えば
サイトスペシフィック・ミュータゲネシス〔Methods in
Enzymology, 154, p350, 367-382 (1987);同100, p46
8 (1983) ;Nucleic Acids Research, 12, p9441 (198
4);続生化学実験講座1「遺伝子研究法II」、日本生化
学会編, p105 (1986) 〕等の方法により改変したり、リ
ン酸トリエステル法やリン酸アミダイト法等の化学合成
手段〔J.Am. Chem. Soc., 89, p4801 (1967);同91, p3
350 (1969);Science, 150, p178 (1968) ;Tetrahedro
n Lett., 22, p1859 (1981);同24, p245 (1983)〕によ
り変異させたDNAを合成したり、それらの組合せによ
り収得することができる。
【0021】本発明遺伝子は、これを利用して、即ち例
えばこれを微生物のベクターに組込み、形質転換された
微生物を培養することによって、上記GRP17蛋白を
容易にかつ安定して発現できる。
【0022】また本発明の遺伝子を利用して得られるG
RP17蛋白は、これを用いて、特異抗体を作成するこ
ともできる。ここで抗原として用いられるコンポーネン
トは、上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生される
蛋白を用いることができ、得られる抗体はポリクローナ
ル抗体及びモノクローナル抗体のいずれでもよく、之等
抗体はGRP17蛋白の精製、測定、識別等に有効に利
用できる。
【0023】本発明遺伝子の製造は、本発明によって開
示された本発明遺伝子についての配列情報に基づいて、
一般的遺伝子工学的手法により容易に実施できる〔Mole
cular Cloning 2nd Ed, Cold Spring Harbor Laborator
y Press (1989);続生化学実験講座「遺伝子研究法I、I
I、III」、日本生化学会編 (1986) 等参照〕。
【0024】これは例えばヒトcDNAライブラリー
(GRP17遺伝子の発現される適当な起源細胞より常
法に従い調製されたもの)から、本発明遺伝子に特有の
適当なプローブや抗体を用いて所望クローンを選択する
ことにより実施できる〔Proc.Natl. Acad. Sci. USA, 7
8, 6613 (1981) ; Science, 222, 778 (1983)等〕。
【0025】上記方法において、起源細胞としては、G
RP17遺伝子を発現する各種の細胞、組織や之等に由
来する培養細胞等が例示され、これらからの全RNAの
分離、mRNAの分離や精製、cDNAへの変換(合
成)とそのクローニング等はいずれも常法に従い実施で
きる。また、cDNAライブラリーは市販されてもお
り、本発明ではそれらcDNAライブラリー、例えばク
ローンテック社(ClontechLab. Inc.)より市販の各種
cDNAライブラリー等を用いることもできる。
【0026】cDNAライブラリーからの本発明遺伝子
のスクリーニングは、前記通常の方法に従い実施するこ
とができる。該スクリーニング方法としては、例えばc
DNAの産生する蛋白質に対して、GRP17特異抗体
を使用した免疫的スクリーニングにより、対応するcD
NAクローンを選択する方法、目的のDNA配列に選択
的に結合するプローブを用いたプラークハイブリダイゼ
ーション、コロニーハイブリダイゼーション等や之等の
組合せを例示できる。ここで用いられるプローブとして
は、本発明遺伝子のDNA配列に関する情報をもとにし
て化学合成されたDNA配列等を用いるのが一般的であ
り、勿論既に取得された本発明遺伝子やその断片もかか
るプローブとして利用できる。
【0027】また、本発明遺伝子の取得に際しては、P
CR法〔Science, 230, 1350-1354(1985)〕によるDN
A/RNA増幅法が好適に利用できる。殊にライブラリ
ーから全長のcDNAが得られ難いような場合に、レー
ス法(RACE:Rapid amplification of cDNA ends;
実験医学、12(6), 35-38 (1994))、殊に5′−レース
(RACE)法(Frohman,M.A., et al., Proc.Natl.Ac
ad.Sci., USA., 8, 8998-9002(1988))の採用が好適で
ある。かかるPCR法の採用に際して使用されるプライ
マーは、既に本発明によって明らかにされた本発明遺伝
子の配列情報に基づいて適宜設定することができ、これ
は常法に従い合成することができる。
【0028】尚、増幅させたDNA/RNA断片の単離
精製は前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル電
気泳動法等によればよい。上記で得られる本発明遺伝子
或は各種DNA断片等の塩基配列の決定も、常法に従う
ことができ、例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Acad.
Sci. USA, 74, 5463-5467 (1977)〕やマキサム−ギルバ
ート法〔Method in Enzymology, 65, 499(1980)〕等に
より行なうことができる。かかる塩基配列の決定は、市
販のシークエンスキット等を用いても容易に行ない得
る。
【0029】本発明遺伝子の利用によれば、通常の遺伝
子組換え技術〔例えば、Science, 224, p1431 (1984) ;
Biochem. Biophys. Res. Comm., 130, p692 (1985) ;
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 80, p5990 (1983)及び前
記引用文献等参照〕に従い、組換え体GRP17蛋白を
得ることができる。
【0030】該GRP17蛋白の製造は、より詳細に
は、本発明遺伝子が宿主細胞中で発現できる組換えDN
Aを作成し、これを宿主細胞に導入して形質転換し、該
形質転換体を培養することにより行なわれる。
【0031】ここで宿主細胞としては、真核生物及び原
核生物のいずれも用いることができる。該真核生物の細
胞には、脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、脊椎動物細
胞としては、例えばサルの細胞であるCOS細胞〔Cel
l, 23, 175-182 (1981)〕やチャイニーズ・ハムスター
卵巣細胞及びそのジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA, 7 7, 4216-4220 (1980)〕等
がよく用いられているが、之等に限定される訳ではな
い。
【0032】脊椎動物の発現ベクターとしては、通常発
現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモーター、
RNAのスプライス部位、ポリアデニル化部位及び転写
終了配列等を保有するものを使用でき、これは更に必要
により複製起点を有していてもよい。該発現ベクターの
例としては、例えば、SV40の初期プロモーターを保
有するpSV2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1, 854 (198
1)〕等を例示できる。また、真核微生物としては、酵母
が一般によく用いられ、中でもサッカロミセス属酵母を
有利に利用できる。該酵母等の真核微生物の発現ベクタ
ーとしては、例えば酸性ホスフアターゼ遺伝子に対する
プロモーターを有するpAM82〔Proc. Natl. Acad.
Sci. USA, 80, 1-5 (1983)〕等を利用できる。
【0033】また、本発明遺伝子の発現ベクターとして
は、原核生物遺伝子融合ベクターを好ましく利用するこ
とができ、該ベクターの具体例としては、例えば分子量
26000のGSTドメイン(S.japonicum 由来)を有
するpGEX−2TKやpGEX−4T−2等を例示す
ることができる。
【0034】原核生物の宿主としては、大腸菌や枯草菌
が一般によく用いられる。之等を宿主とする場合、本発
明では、例えば該宿主菌中で複製可能なプラスミドベク
ターを用い、このベクター中に本発明遺伝子が発現でき
るように該遺伝子の上流にプロモーター及びSD(シヤ
イン・アンド・ダルガーノ)塩基配列、更に蛋白合成開
始に必要な開始コドン(例えばATG)を付与した発現
プラスミドを利用するのが好ましい。上記宿主としての
大腸菌としては、エシエリヒア・コリ(Escherichia co
li)K12株等がよく用いられ、ベクターとしては一般
にpBR322及びその改良ベクターがよく用いられる
が、之等に限定されず公知の各種の菌株及びベクターを
も利用できる。プロモーターとしては、例えばトリプト
ファン(trp) プロモーター、lpp プロモーター、lac プ
ロモーター、PL/PR プロモーター等を使用できる。
【0035】かくして得られる所望の組換えDNAの宿
主細胞への導入方法及びこれによる形質転換方法として
は、一般的な各種方法を採用できる。また得られる形質
転換体は、常法に従い培養でき、該培養により本発明遺
伝子によりコードされる目的のGRP17蛋白が生産、
発現される。該培養に用いられる培地としては、採用し
た宿主細胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択利
用でき、その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で実
施できる。
【0036】上記により、形質転換体の細胞内、細胞外
乃至は細胞膜上に目的とする組換えGRP17蛋白が発
現、生産、蓄積乃至分泌される。
【0037】組換えGRP17蛋白は、所望により、そ
の物理的性質、化学的性質等を利用した各種の分離操作
〔「生化学データーブックII」、1175-1259 頁、第1版
第1刷、1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Bi
ochemistry, 25(25), 8274-8277 (1986); Eur. J. Bioc
hem., 163, 313-321 (1987) 等参照〕により分離、精製
できる。該方法としては、具体的には例えば通常の再構
成処理、蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分離、
浸透圧ショック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩クロ
マトグラフィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフィ
ー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティクロ
マトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)等の各種液体クロマトグラフィー、透析法、之等の
組合せ等を例示でき、特に好ましい上記方法としてはG
RP17蛋白を結合させたカラムを利用したアフィニテ
ィクロマトグラフィーを例示できる。
【0038】また、本発明によって明らかにされた本発
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、各種ヒト
組織における本発明遺伝子の発現の検出を行なうことが
できる。これは常法に従って行なうことができ、例えば
RT−PCR(Reverse transcribed-Polymerase chain
reaction )(Kawasaki, E.S., et al., Amplificatio
n of RNA. In PCR Protocol, A Guide to methods and
applications, Academic Press, Inc., SanDiego, 21-2
7(1991) )によるRNA増幅により、またノーザンブロ
ッティング解析(Molecular Cloning, Cold Spring Har
bor Laboratory(1989))等により、いずれも良好に実施
し得る。
【0039】尚、前記PCR法を採用する場合におい
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる本発明遺伝子に特有のものである限り何
等限定はなく、本発明遺伝情報に基いてその配列を適宜
設定することができる。通常これは常法に従って20〜
30ヌクレオチド程度の部分配列を有するものとするこ
とができる。その好適な1例は、後記実施例に示す通り
である。
【0040】しかして、本発明はかかるGRP17遺伝
子に特有の検出に有用なプライマー及び/又はプローブ
をも提供するものである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、新規なヒトGRP17
遺伝子が提供され、該遺伝子を用いれば、該遺伝子の各
種組織での発現の検出や、ヒトGRP17蛋白の遺伝子
工学的製造が可能となり、これらにより、細胞の成長調
節に深く関与しているヒトGRP17のシステム乃至機
能の解析や、これが関与する悪性腫瘍、奇形、自己免疫
疾患等の各種疾患の診断等を行なうことができ、またそ
れら各種疾患の治療及び予防薬のスクリーニングや評価
等をも行なうことができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、実
施例を挙げる。
【0043】
【実施例1】 (1)クローニング及びDNAシークエンシング ヒト胎児脳、成人血管及び胎盤の各組織より抽出したm
RNAをクローンテック社より購入し、出発材料とし
た。
【0044】該mRNAよりcDNAを合成し、ベクタ
ーλZAPII(ストラタジーン社製)に挿入し、cDN
Aライブラリーを構築した(大塚GENリサーチ・イン
スティチュート、大塚製薬株式会社)。
【0045】インビボ・エキシジョン法(in vivo excis
ion:Short, J. M., et al., Nucleic Acids Res., 16,
7583-7600 (1988))によって寒天培地上にヒト遺伝子を
含む大腸菌コロニーを形成させ、ランダムにそのコロニ
ーをピックアップし、96ウエルマイクロプレートにヒ
ト遺伝子を含む大腸菌クローンを登録した。登録された
クローンは、−80℃にて保存した。
【0046】次に登録した各クローンを1.5mlのL
B培地で一昼夜培養し、プラズミド自動抽出装置PI−
100(クラボウ社製)を用いてDNAを抽出精製し
た。尚、コンタミした大腸菌のRNAは、RNase処理
により分解除去した。
【0047】最終的に30μlに溶解し、2μlは、ミ
ニゲルによりおおまかにDNAのサイズ、量をチェック
し、7μlをシークエンス反応用に用い、残りの21μ
lは、プラスミドDNAとして4℃に保存した。また、
この方法は若干のプログラム変更によって後記に示され
るFISH(fluoresence in situ hybridization)のプ
ローブ用としても使用可能なコスミド抽出法である。
【0048】続いて、T3、T7或は合成オリゴヌクレ
オチド・プライマーを用いるサンガーらのジデオキシタ
ーミネーター法(Sanger, F., et al., Proc. Natl. Ac
ad.Sci. U.S.A., 74, 5463-5467 (1977))或はジデオキ
シターミネーター法にPCR法を加味するした方法であ
るサイクルシークエンス法(Carothers, A.M., et al.,
Bio. Techniques, 7, 494-499 (1989))で抽出した少量
のプラスミドDNA(およそ0.1−0.5μg)をテン
プレート(鋳型)として4種の塩基特異的に停止する伸長
反応させた。
【0049】シークエンスプライマーとしては、FIT
C(fluorescein isothiocyanate)の蛍光標識したものを
使用し、Taqポリメラーゼにより通常約25サイクル
反応させた。そのPCR産物はポリアクリルアミド・尿
素ゲルで分離し、蛍光標識したDNA断片を自動DNA
シークエンサー、ALFTMDNAシークエンサー(ファ
ルマシア社製)によりcDNAの5’末端側から約40
0塩基の配列を決定した。
【0050】また、3’非翻訳領域は各遺伝子のヘテロ
ジェナイティ(heterogeneity)が高く、個々の遺伝子を
区別するのに適しているので、場合によっては、3’側
のシークエンスも行なった。
【0051】DNAシークエンサーで得られた膨大な塩
基配列情報は、64ビットのコンピューターDEC34
00に転送し、コンピュターによるホモロジー解析に用
いた。ホモロジー解析には、UWGCGのFASTAプ
ログラム(Pearson, W.R. and Lipman, D. J., Proc.Na
tl.Acad.Sci., USA., 85, 2444-2448 (1988))によるデ
ーターベース(GenBank, EMBL )検索により行なった。
【0052】上記方法によって任意に選択し、GEN−
554H06と名前付けた1.1キロベースのcDNA
クローンが、ヒト胎盤cDNAライブラリーから得ら
れ、該cDNAクローンによってコードされるアミノ酸
配列が、ヒトGadd45とマウスMyD118と高い
相同性を示した。
【0053】本発明者らは、推定オープン・リーディン
グ・フレームを確認するために、1036ヌクレオチド
の全体のコード配列と5’と3’フランキング配列を決
定した。
【0054】配列番号:3に、GEN−554H06と
命名されたcDNAクローンの核酸配列、配列番号:2
にそのクローンのコーディング領域の核酸配列並びに配
列番号:1に該核酸配列でコードされる推定アミノ酸配
列を示す。
【0055】このcDNAは、1036塩基からなり、
159アミノ酸をコードする477塩基のオープン・リ
ーディング・フレームを含んでいた。該cDNAクロー
ンの最初のATGであると推定された転写開始コドンは
84−86番目に位置していた。ACTATGA(配列
番号:3の塩基配列番号81−87番目)の配列は、翻
訳開始付近のコンセンサス配列(A/G)CCATG
と異なっていた(Kozak,M., Nucl. Acids Res., 15, 812
5-8148 (1987))。しかしながら、核酸レベルでのヒトG
add45とのその高い配列相同性は、塩基配列番号8
4−86番目のATGが開始コドンであることを強く示
唆した。塩基配列番号1020−1025番目に示され
るようにポリ・アデニレーション・シグナルがポリ
(A)スタート部位の前17塩基に見られた。更に、イ
ン−フレーム停止コドンは、塩基配列番号561−56
3番目に位置していた。また、その計算された等電点
(pI値)は、約4.06で、酸性蛋白質と考えられた。
【0056】しかして、本発明者らはこの遺伝子により
コードされるアミノ酸配列がGadd45及びMyD1
18と高い相同性を有することから、この遺伝子をGR
P17遺伝子(gadd45 and MyD118 related protein, 17
KD)と名付けた。
【0057】(2)ヒトGadd45及びマウスMyD
118とGRP17との類似性 GRP17とヒトGadd45及びマウスMyD118
の複数整列比較を図1に示す。図中、同一アミノ酸残基
は反転表示した。またマウスMyD118は「mMy
D」と略した。
【0058】図1に示されるように、GRP17とヒト
Gadd45及びマウスMyD118は、アミノ酸レベ
ルで著しい相同性を示した。即ち、GRP17とヒトG
add45及びマウスMyD118とは、それぞれ約5
5%及び52%のアミノ酸が同一であり、之等は進化的
に近い関係にあるファミリー遺伝子であると考えられ
る。既知のモチーフは同一ではなかったが、推定された
GRP17蛋白のアミノ酸配列番号40−69番目の領
域は、これら3つの蛋白の間では、大変よく保存されて
いた。
【0059】Gadd45とMyD118は、同様に酸
性アミノ酸を多く含む特徴を有し酸性蛋白をコードして
いる。更に、これら2つの遺伝子は成長抑制機能を有
し、協同的に細胞成長を抑制する。しかしながら、成長
抑制のメカニズムはまだよく分かっていない(Zhan, Q.,
et al., Mol. Cell Biol., 14, 2361-2371(1994))。
【0060】GRP17の配列は、Gadd45とMy
D118とに有意な類似性を有し、酸性の蛋白をコード
している。これらのデータより、GRP17は細胞成長
のコントロールに関与している酸性蛋白をコードしてい
る遺伝子ファミリーの新規な遺伝子であることが提言さ
れる。
【0061】本発明者らは、MyD118の別のヒトホ
モローグを単離することによって、GRP17がマウス
MyD118の対応物でなかったことを確認した。従っ
て、GRP17は新規なファミリー遺伝子の一つである
と考えられる。
【0062】(3)ノーザンブロット分析 正常ヒト組織におけるGRP17mRNAの発現を、ラ
ンダム・オリゴヌクレオチド・プライミング法によって
標識したヒトcDNAクローンをプローブとするノーザ
ンブロットにより評価した。
【0063】ノーザンブロット分析は、製品使用法に従
い、ヒトMTNブロット(Human Multiple Tissue Noth
ern blot ; クローンテック社製、パロ・アルト、カリ
フォルニア、米国)を用いて実施した。
【0064】即ち、上記GEN−554H06cDNA
クローンのPCR増幅産物を[32P]−dCTP(ラン
ダムプライムドDNAラベリングキット、ベーリンガー
・マンハイム社)により標識してプローブとした。
【0065】ブロッティングは、6時間プレハイブリダ
イズ後、42℃で17時間、50%ホルムアミド/5×
SSC/10×デンハルツ溶液/2%SDS溶液(10
0μg/ml変性サケ精子DNA含有)の溶液中でハイ
ブリダイズした。2×SSC/0.05%SDSにて室
温下にて10分間洗浄後、0.1×SSC/0.01%
SDSにて65℃下に30分間洗浄した。フィルターは
−80℃下に7時間、X線フィルム(コダック社製)に対
して露光した。
【0066】ヒト心臓、脳、胎盤、肺、肝臓、骨格筋、
腎臓、膵臓、脾臓、甲状腺、前立腺、睾丸、卵巣、小
腸、大腸及び末梢血白血球の16種のヒト組織におい
て、GRP17の発現の有無について検討した結果、心
臓、胎盤、肝臓、骨格筋、前立腺、睾丸及び卵巣におい
て、1.35Kbの転写体を検出した。更に過剰露光
(17時間)することにより、1.35Kbの転写体もま
た肺、膵臓、小腸及び大腸において検出された。
【0067】ノーザン・ブロット分析は、GRP17の
発現が正常成人組織の組織特異的であることを明らかに
した。加えて、1.7Kbの転写体が肝臓においてのみ
発現していた。これらの異なるサイズを有する転写体の
発現は、オルタナティブスプライシングに負うか、或は
別の相同遺伝子に対するクロス−ハイブリダイゼーショ
ンに負うのかもしれない。筋肉組織、睾丸、卵巣におい
て強くGRP17の発現があることは、興味深く、これ
らのデータはGRP17がこれらの組織の増殖、分化に
対して重要な役割を演じていることを提言するかもしれ
ない。
【0068】(4)ダイレクト・R−バィンディングF
ISHによる染色体の局在 GRP17cDNAに相等するコスミド・クローンを単
離するために、153,600コスミド・クローンをス
クリーニングした。第1段階のPCRスクリーニング
は、表1に示されるCOS1とCOS2プライマーを用
いて94℃で1分間、最初の変性を行ない、続いて94
℃で30秒間、55℃で45秒間、そして72℃で45
秒間の35サイクルを続け、1440クローンにしぼり
こんだ。
【0069】
【表1】
【0070】上記1440クローンをドットしたナイロ
ン膜は、ノーザン・ブロッティングと同じ条件下でcD
NAをプローブとしてハイブリタイズされ、単一のコス
ミドクローンを単離した。
【0071】上記方法によって得られた3つの独立した
クローンを、プロメタフェーズR−バンド染色体標本と
FISH法に基づく技術であるダイレクトR−バィンデ
ィング・フルオレッセン・インサイチュー・ハイブリダ
イゼーション(FISH)によるマッピングのためのプロ
ーブとして使用した(Takahashi E., et al, Hum. Gene
t., 86, 14-16(1990): Takahashi E., et al, Hum. Gen
et., 88, 119-121(1991))。
【0072】尚、これらのクローンに供されている反復
配列の抑制のために、リヒター(Lichter P. et al., Pr
oc. Natl. Sci. U.S.A., 87, 6634-6638(1990))によっ
て記載された方法を少し修飾して10倍過剰のヒトCo
t−1DNA(BRL社製)を用いた。標識、ハイブリダ
イゼーション、ゆすぎ、検出は、通常の方法において実
施した。プロビア100フィルム(フジISO100;
フジ・フィルム社製)を顕微鏡写真のために用いた(フィ
ルター・コンビネーション、ニコンB−2A)。
【0073】その結果、100の典型的なR−バンド染
色体プレートを観察した所、3つの独立したクローンの
シグナルが染色体9のq22.1−q22.1に局在し
ていた。
【0074】ホルムキストに従えば(Holmquist, G. P.,
Am. J. Hum. Genet., 51, 17-37 (1992))、R−ポジテ
ィブ・バンドは、GCリッチであり、組織特異的遺伝子
と細胞にとって必須の遺伝子を含んでいる。GRP17
が、R−ポジティブ・バンドに局在されていて、ノーザ
ン分析によって組織特異的遺伝子であるという事実は、
この考えを支持する。
【0075】
【配列表】
【0076】配列番号:1 配列の長さ:159 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:蛋白 配列: Met Thr Leu Glu Glu Val Arg Gly Gln Asp Thr Val Pro Glu Ser Thr 1 5 10 15 Ala Arg Met Gln Gly Ala Gly Lys Ala Leu His Glu Leu Leu Leu Ser 20 25 30 Ala His Gly Gln Gly Cys Leu Thr Ala Gly Val Tyr Glu Ser Ala Lys 35 40 45 Val Leu Asn Val Asp Pro Asp Asn Val Thr Phe Cys Val Leu Ala Ala 50 55 60 Gly Glu Glu Asp Glu Gly Asp Ile Ala Leu Gln Ile His Phe Thr Leu 65 70 75 80 Ile Gln Ala Phe Cys Cys Glu Asn Asp Ile Asp Ile Val Arg Val Gly 85 90 95 Asp Val Gln Arg Leu Ala Ala Ile Val Gly Ala Gly Glu Glu Ala Gly 100 105 110 Ala Pro Gly Asp Leu His Cys Ile Leu Ile Ser Asn Pro Asn Glu Asp 115 120 125 Ala Trp Lys Asp Pro Ala Leu Glu Lys Leu Ser Leu Phe Cys Glu Glu 130 135 140 Ser Arg Ser Val Asn Asp Trp Val Pro Ser Ile Thr Leu Pro Glu 145 150 155
【0077】配列番号:2 配列の長さ:477 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (cDNA) 配列: ATGACTCTGG AAGAAGTCCG CGGCCAGGAC ACAGTTCCGG AAAGCACAGC CAGGATGCAG 60 GGTGCCGGGA AAGCGCTGCA TGAGTTGCTG CTGTCGGCGC ACGGTCAGGG CTGCCTCACT 120 GCCGGCGTCT ACGAGTCAGC CAAAGTCTTG AACGTGGACC CCGACAATGT GACCTTCTGT 180 GTGCTGGCTG CGGGTGAGGA GGACGAGGGC GACATCGCGC TGCAGATCCA TTTTACGCTG 240 ATCCAGGCTT TCTGCTGCGA GAACGACATC GACATAGTGC GCGTGGGCGA TGTGCAGCGG 300 CTGGCGGCTA TCGTGGGCGC CGGCGAGGAG GCGGGTGCGC CGGGCGACCT GCACTGCATC 360 CTCATTTCGA ACCCCAACGA GGACGCCTGG AAGGATCCCG CCTTGGAGAA GCTCAGCCTG 420 TTTTGCGAGG AGAGCCGCAG CGTTAACGAC TGGGTGCCCA GCATCACCCT CCCCGAG 477
【0078】配列番号:3 配列の長さ:1036 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (cDNA) 配列の特徴: 特徴を表わす記号:CDS 存在位置:84..560 特徴を決定した方法:E 配列: CTGAGCTCTG GCTGTCAGTG TGTTCGCCCG CGTCCCCTCC GCGCTCTCCG CTTGTGGATA 60 ACTAGCTGCT GGTTGATCGC ACT ATG ACT CTG GAA GAA GTC CGC GGC CAG 110 Met Thr Leu Glu Glu Val Arg Gly Gln 1 5 GAC ACA GTT CCG GAA AGC ACA GCC AGG ATG CAG GGT GCC GGG AAA GCG 158 Asp Thr Val Pro Glu Ser Thr Ala Arg Met Gln Gly Ala Gly Lys Ala 10 15 20 25 CTG CAT GAG TTG CTG CTG TCG GCG CAC GGT CAG GGC TGC CTC ACT GCC 206 Leu His Glu Leu Leu Leu Ser Ala His Gly Gln Gly Cys Leu Thr Ala 30 35 40 GGC GTC TAC GAG TCA GCC AAA GTC TTG AAC GTG GAC CCC GAC AAT GTG 254 Gly Val Tyr Glu Ser Ala Lys Val Leu Asn Val Asp Pro Asp Asn Val 45 50 55 ACC TTC TGT GTG CTG GCT GCG GGT GAG GAG GAC GAG GGC GAC ATC GCG 302 Thr Phe Cys Val Leu Ala Ala Gly Glu Glu Asp Glu Gly Asp Ile Ala 60 65 70 CTG CAG ATC CAT TTT ACG CTG ATC CAG GCT TTC TGC TGC GAG AAC GAC 350 Leu Gln Ile His Phe Thr Leu Ile Gln Ala Phe Cys Cys Glu Asn Asp 75 80 85 ATC GAC ATA GTG CGC GTG GGC GAT GTG CAG CGG CTG GCG GCT ATC GTG 398 Ile Asp Ile Val Arg Val Gly Asp Val Gln Arg Leu Ala Ala Ile Val 90 95 100 105 GGC GCC GGC GAG GAG GCG GGT GCG CCG GGC GAC CTG CAC TGC ATC CTC 446 Gly Ala Gly Glu Glu Ala Gly Ala Pro Gly Asp Leu His Cys Ile Leu 110 115 120 ATT TCG AAC CCC AAC GAG GAC GCC TGG AAG GAT CCC GCC TTG GAG AAG 494 Ile Ser Asn Pro Asn Glu Asp Ala Trp Lys Asp Pro Ala Leu Glu Lys 125 130 135 CTC AGC CTG TTT TGC GAG GAG AGC CGC AGC GTT AAC GAC TGG GTG CCC 542 Leu Ser Leu Phe Cys Glu Glu Ser Arg Ser Val Asn Asp Trp Val Pro 140 145 150 AGC ATC ACC CTC CCC GAG TGACAGCCCG GCGGGGACCT TGGTCTGATC 590 Ser Ile Thr Leu Pro Glu 155 GACGTGGTGA CGCCCCGGGG CGCCTAGAGC GCGGCTGGCT CTGTGGAGGG GCCCTCCGAG 650 GGTGCCCGAG TGCGGCGTGG AGACTGGCAG GCGGGGGGGG CGCCTGGAGA GCGAGGAGGC 710 GCGGCCTCCC GAGGAGGGGC CCGGTGGCGG CAGGGCCAGG CTGGTCCGAG CTGAGGACTC 770 TGCAAGTGTC TGGAGCGGCT GCTCGCCCAG GAAGGCCTAG GCTAGGACGT TGGCCTCAGG 830 GCCAGGAAGG ACAGACTGGC CGGGCAGGCG TGACTCAGCA GCCTGCGCTC GGCAGGAAGG 890 AGCGGCGCCC TGGACTTGGT ACAGTTGCAG GAGCGTGAAG GACTTAGCCG ACTGCGCTGC 950 TTTTTCAAAA CGGATCCGGG CAATGCTTCG TTTTCTAAAG GATGCTGCTG TTGAAGCTTT 1010 GAATTTTACA ATAAACTTTT TGAAAC 1036
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明GRP17の推定アミノ酸配列と、ヒ
トGadd45及びマウスMyD118の各アミノ酸配
列との比較を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号:1で示されるアミノ酸配列をコ
    ードする塩基配列を含むことを特徴とするGRP17遺
    伝子。
  2. 【請求項2】配列番号:2で示される塩基配列を含むこ
    とを特徴とするGRP17遺伝子。
  3. 【請求項3】配列番号:3で示される塩基配列である請
    求項2に記載のGRP17遺伝子。
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