JPH09182588A - クラスリン結合タンパク遺伝子 - Google Patents

クラスリン結合タンパク遺伝子

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JPH09182588A
JPH09182588A JP8000269A JP26996A JPH09182588A JP H09182588 A JPH09182588 A JP H09182588A JP 8000269 A JP8000269 A JP 8000269A JP 26996 A JP26996 A JP 26996A JP H09182588 A JPH09182588 A JP H09182588A
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clathrin
sequence
protein
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JP8000269A
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Takeshi Watanabe
武 渡辺
Hiroyuki Kiyuushiki
弘之 急式
Masato Horie
正人 堀江
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CKAP1蛋白の発現及び検出に利用でき、
該蛋白の関与する各種の疾患の診断、病態解明、例えば
悪性腫瘍のような疾患の診断等を行ない得、また上記悪
性腫瘍疾患の治療及び予防薬のスクリーニングや評価に
利用できる遺伝子を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、配列番号:1で示され
るアミノ酸配列をコードする塩基配列を含むことを特徴
とするヒトCKAP1遺伝子が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ヒト癌の診断及び
治療に有用なヒト・クラスリン結合タンパク(clathrin
-adaptor protein : AP)遺伝子、より詳しくはラッ
ト、マウス及び酵母のクラスリン結合短鎖(clathrin-ad
aptor small chains)に高い相同性を有するペプチドを
コードする新規なヒト・クラスリン結合短鎖遺伝子(C
KAP1(clathrin coat assembly protein 22kda))に
関する。
【0002】
【従来の技術】真核生物の細胞の小胞輸送システムは小
胞体、ゴルジ装置、エンドゾーム、ライソゾーム、形質
膜のような膜質からなる細胞小器官より形成されてい
る。多くの小胞がこれらの細胞小器官の間を輸送され
る。このシステムの主な構成要素は、クラスリンとその
結合(アダプター)タンパクによって覆われている小胞
である〔Trowbridge I.S., et al., Annu. Rev. Cell B
iol., 9, 129-161 (1993)〕。
【0003】上記アダプターは膜に対してクラスリン複
合体が結合する際に要求され、種々の膜貫通型・レセプ
ターを膜に固定するのに必要である〔Robinson M.S., A
daptins. Trends Cell Biol., 2, 293-297 (1992)〕。
【0004】アダプター複合体は、クラスリン被覆され
た小胞の特異的な機能と細胞の局在の両者において重要
であると思われている。しかしながら、これらの機能は
まだ完全には理解されていない。哺乳動物細胞における
成長調節について、クラスリン小胞輸送システムは重大
な役割を演じている。例えば、いくつかのヒト神経膠芽
細胞腫のEGFレセプターは、レセプター・インターナ
リゼーション・シグナルが欠けており、レセプターのダ
ゥンレギュレーションに導くことができなくなっている
こと、そして、最終的に結果として腫瘍に進展すること
が報告されている〔Ekstrand A. J., et al., Proc. Na
tl. Acad. Sci. U.S.A., 89, 4309-4313(1992)〕。該報
告から、アダプター複合体のコンポーネントの不足によ
れば類似の結果に至るおそれが想定される。これに合致
する結果として、β−アダプチン・ファミリーの新規な
遺伝子である、BAM22遺伝子が近年、髄膜種に対す
る候補遺伝子として、染色体22のq12領域からクロ
ーニングされた〔Peyrard M., et al., Hum. Mol. Gene
t., 3, 1393-1399 (1994)〕。該遺伝子は腫瘍抑制遺伝
子として働くと考えられる。もしそうならば、アダプタ
ーの他のコンポーネントは細胞の増殖のダゥン・レギュ
レーションにおいて重大な役割を演じているかもしれな
い。
【0005】現在、クラスリンに対して、AP−1、A
P−2及びAP−3の3つのタイプのアダプター複合体
が特定されている。AP−1とAP−2の2種のクラス
リン・アダプターは多くの組織に含まれており、3番目
のタイプであるAP−3は脳において報告されている。
各々のアダプターは中鎖及び短鎖の2つのアダプチン分
子からなるタンパクであるが、之等をコードする遺伝子
については尚解明されていないものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、新たなヒトの
クラスリン結合タンパク(AP)遺伝子が提供できれ
ば、各細胞での発現レベルやその構造及び機能を解析で
き、またその発現物の解析等により、之等の関与する疾
患、例えば癌等の病態解明や診断、治療等が可能となる
と考えられ、本発明は、かかる新たなヒトAP遺伝子の
提供を目的としている。
【0007】本発明者は上記目的より鋭意研究を重ねた
結果、ヒト胎児脳と胎盤のcDNAライブラリーより、
新たにヒト以外の他種のクラスチン・アダプター短鎖に
高い相同性ペプチドをコードするヒト遺伝子を単離し、
上記目的に合致するヒトAP遺伝子を解明し、ここに本
発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
配列番号:1で示されるアミノ酸配列をコードする塩基
配列を含むことを特徴とするクラスリン結合タンパク遺
伝子、更には配列番号:2で示される塩基配列を含む上
記クラスリン結合タンパク遺伝子及び配列番号:3で示
される塩基配列の上記クラスリン結合タンパク遺伝子が
提供される。
【0009】以下、本明細書におけるアミノ酸、ペプチ
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPA
C、IUBの規定、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む
明細書等の作成のためのガイドライン」(特許庁編)及
び当該分野における慣用記号に従うものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明遺伝子の一具体例として
は、後述する実施例に示される「GEN−219A0
5」及び「GEN−219A0502」とそれぞれ名付
けられたクローンの有するDNA配列から演繹されるも
のを挙げることができ、その塩基配列は、配列番号:2
に示される通りである。これは配列番号:1に示す19
3アミノ酸をコードする579ヌクレオチド(核酸)の
オープンリーディングフレームを有しており、分子量は
21,731ダルトンと計算される。そのタンパクの推
定分子量は22kdaであり、ノーザン・ブロット分析
において、試験した全てのヒト組織において、1.35
キロ塩基の転写体が発現していることが明らかとなり、
この遺伝子は染色体バント12p13.2−p13.1
にマップされた。この本発明遺伝子は、ヒト全組織で発
現していることより、組織特異的なものというよりむし
ろ細胞に必須な機能を有していると考えられる。以下、
上記本発明遺伝子を「CKAP1」ということがある。
【0011】上述したように従来より、クラスリン結合
タンパク・ファミリーが細胞内での輸送に係わっている
こと及び他の構成要素のβ−アダプチン・ファミリーの
ヒトBAM22遺伝子がクローン化され、該遺伝子が髄
膜種に対する候補遺伝子として腫瘍抑制遺伝子として働
くと考えられていることが知られている。
【0012】本発明CKAP1はラット、マウス及び酵
母のクラスリン結合短鎖(ラットAP17、マウスAP
19、酵母AP17、酵母AP19)に高い相同性を有
していた。即ち、推定されたヒトCKAP1ペプチド
は、APのメンバーとアミノ酸レベルで約41−34%
の同一性で高い相同性を示した。
【0013】本発明遺伝子は、例えば配列番号:2に示
されるように、一本鎖DNA配列で表されるが、本発明
はかかる一本鎖DNA配列に相補的なDNA配列やこれ
らの両者を含むコンポーネントもまた包含する。尚、配
列番号:2に示す本発明遺伝子の配列は、これによりコ
ードされる各アミノ酸残基を示すコドンの一つの組合わ
せ例であり、本発明遺伝子はこれに限らず、各アミノ酸
残基に対して任意のコドンを組合わせ選択したDNA塩
基配列を有することも勿論可能である。該コドンの選択
は常法に従うことができ、例えば利用する宿主のコドン
使用頻度を考慮することができる〔Ncl.Acids Res., 9,
43-74 (1981) 〕。
【0014】更に本発明遺伝子には、上記で示されるア
ミノ酸配列の一部のアミノ酸乃至アミノ酸配列を置換、
欠失、付加等により改変してなり、同様の機能を有する
同効物をコードするDNA配列もまた包含される。これ
らポリペプチドの製造、改変(変異)等は天然に生じる
こともあり、また翻訳後の修飾により、或は遺伝子工学
的手法により天然の遺伝子(本発明遺伝子)を、例えば
サイトスペシフィック・ミュータゲネシス〔Methods in
Enzymology, 154, p350, 367-382 (1987);同100, p46
8 (1983) ;Nucleic Acids Research, 12, p9441 (198
4);続生化学実験講座1「遺伝子研究法II」、日本生化
学会編, p105 (1986) 〕等の方法により改変したり、リ
ン酸トリエステル法やリン酸アミダイト法等の化学合成
手段〔J.Am. Chem. Soc., 8 9, p4801 (1967);同91, p3
350 (1969);Science, 150, p178 (1968) ;Tetrahedro
n Lett., 22, p1859 (1981);同24, p245 (1983) 〕に
より変異させたDNAを合成したり、それらの組合せに
より収得することができる。
【0015】本発明遺伝子は、これを利用して、即ち例
えばこれを微生物のベクターに組込み、形質転換された
微生物を培養することによって、上記CKAP1を容易
にかつ安定して発現できる。
【0016】また本発明の遺伝子を利用して得られるC
KAP1蛋白は、これを用いて、特異抗体を作成するこ
ともできる。ここで抗原として用いられるコンポーネン
トは、上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生される
蛋白を用いることができ、得られる抗体はポリクローナ
ル抗体及びモノクローナル抗体のいずれでもよく、之等
抗体はCKAP1蛋白の精製、測定、識別等に有利に利
用できる。
【0017】本発明遺伝子の製造は、本発明によって開
示された本発明遺伝子についての配列情報によれば、一
般的遺伝子工学的手法により容易に実施できる〔Molecu
larCloning 2nd Ed, Cold Spring Harbor Laboratory P
ress (1989);続生化学実験講座「遺伝子研究法I、I
I、III」、日本生化学会編 (1986) 等参照〕。
【0018】これは例えばヒトcDNAライブラリー
(CKAP1遺伝子の発現される適当な起源細胞より常
法に従い調製されたもの)から、本発明遺伝子に特有の
適当なプローブや抗体を用いて所望クローンを選択する
ことにより実施できる〔Proc.Natl. Acad. Sci. USA, 7
8, 6613 (1981) ; Science, 222, 778 (1983)等〕。
【0019】上記方法において、起源細胞としては、C
KAP1遺伝子を発現する各種の細胞、組織や之等に由
来する培養細胞等が例示され、これからの全RNAの分
離、mRNAの分離や精製、cDNAへの変換(合成)
とそのクローニング等はいずれも常法に従い実施でき
る。また、cDNAライブラリーは市販されてもおり、
本発明においてはそれらcDNAライブラリー、例えば
クローンテック社(Clontech Lab. Inc.)より市販の各
種cDNAライブラリー等を用いることもできる。
【0020】cDNAライブラリーからの本発明遺伝子
のスクリーニングは、前記通常の方法に従い実施するこ
とができる。該スクリーニング方法としては、例えばc
DNAの産生する蛋白質に対して、CKAP1特異抗体
を使用した免疫的スクリーニングにより、対応するcD
NAクローンを選択する方法、目的のDNA配列に選択
的に結合するプローブを用いたプラークハイブリダイゼ
ーション、コロニーハイブリダイゼーション等や之等の
組合せを例示できる。ここで用いられるプローブとして
は、本発明遺伝子のDNA配列に関する情報をもとにし
て化学合成されたDNA配列等を用いるのが一般的であ
り、勿論既に取得された本発明遺伝子やその断片もかか
るプローブとして利用できる。
【0021】また、本発明遺伝子の取得に際しては、P
CR法〔Science, 230, 1350-1354(1985)〕によるDN
A/RNA増幅法が好適に利用できる。殊にライブラリ
ーから全長のcDNAが得られ難いような場合に、レー
ス法〔RACE:Rapid amplification of cDNA ends;
実験医学、12(6), 35-38 (1994)〕、殊に5′−レース
(RACE)法〔Frohman,M.A., et al., Proc. Natl.
Acad. Sci., USA., 8,8998-9002(1988) 〕の採用が好適
である。かかるPCR法の採用に際して使用されるプラ
イマーは、既に本発明によって明らかにされた本発明遺
伝子の配列情報に基づいて適宜設定することができ、こ
れは常法に従い合成することができる。
【0022】尚、増幅させたDNA/RNA断片の単離
精製は前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル電
気泳動法等によればよい。
【0023】上記で得られる本発明遺伝子或は各種DN
A断片等の塩基配列の決定も、常法に従うことができ、
例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 7
4, 5463-5467 (1977)〕やマキサム−ギルバート法〔Met
hod in Enzymology, 65, 499(1980)〕等により行なうこ
とができる。かかる塩基配列の決定は、市販のシークエ
ンスキット等を用いても容易に行ない得る。
【0024】本発明遺伝子の利用によれば、通常の遺伝
子組換え技術〔例えば、Science, 224, p1431 (1984) ;
Biochem. Biophys. Res. Comm., 130, p692 (1985) ;
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 80, p5990 (1983)及び前
記引用文献等参照〕に従うことにより、組換え体CKA
P1を得ることができる。該CKAP1蛋白の製造は、
より詳細には、本発明遺伝子が宿主細胞中で発現できる
組換えDNAを作成し、これを宿主細胞に導入して形質
転換し、該形質転換体を培養することにより行なわれ
る。
【0025】ここで宿主細胞としては、真核生物及び原
核生物のいずれも用いることができる。該真核生物の細
胞には、脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、脊椎動物細
胞としては、例えばサルの細胞であるCOS細胞〔Cel
l, 23, 175-182 (1981)〕やチャイニーズ・ハムスター
卵巣細胞及びそのジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA, 7 7, 4216-4220 (1980)〕等
がよく用いられているが、之等に限定される訳ではな
い。
【0026】脊椎動物の発現ベクターとしては、通常発
現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモーター、
RNAのスプライス部位、ポリアデニル化部位及び転写
終了配列等を保有するものを使用でき、これは更に必要
により複製起点を有していてもよい。該発現ベクターの
例としては、例えば、SV40の初期プロモーターを保
有するpSV2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1, 854 (198
1)〕等を例示できる。また、真核微生物としては、酵
母が一般によく用いられ、中でもサッカロミセス属酵母
を有利に利用できる。該酵母等の真核微生物の発現ベク
ターとしては、例えば酸性ホスフアターゼ遺伝子に対す
るプロモーターを有するpAM82〔Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA, 80, 1-5 (1983)〕等を利用できる。
【0027】また、本発明遺伝子の発現ベクターとして
は、原核生物遺伝子融合ベクターを好ましく利用するこ
とができ、該ベクターの具体例としては、例えば分子量
26000のGSTドメイン(S.japonicum 由来)を有
するpGEX−2TKやpGEX−4T−2等を例示す
ることができる。
【0028】原核生物の宿主としては、大腸菌や枯草菌
が一般によく用いられる。之等を宿主とする場合、本発
明では、例えば該宿主菌中で複製可能なプラスミドベク
ターを用い、このベクター中に本発明遺伝子が発現でき
るように該遺伝子の上流にプロモーター及びSD(シヤ
イン・アンド・ダルガーノ)塩基配列、更に蛋白合成開
始に必要な開始コドン(例えばATG)を付与した発現
プラスミドを利用するのが好ましい。上記宿主としての
大腸菌としては、エシエリヒア・コリ(Escherichia co
li)K12株等がよく用いられ、ベクターとしては一般
にpBR322及びその改良ベクターがよく用いられる
が、之等に限定されず公知の各種の菌株及びベクターを
も利用できる。プロモーターとしては、例えばトリプト
ファン(trp) プロモーター、lpp プロモーター、lac プ
ロモーター、PL/PR プロモーター等を使用できる。
【0029】かくして得られる所望の組換えDNAの宿
主細胞への導入方法及びこれによる形質転換方法として
は、一般的な各種方法を採用できる。また得られる形質
転換体は、常法に従い培養でき、該培養により本発明遺
伝子によりコードされる目的のCKAP1が生産、発現
される。該培養に用いられる培地としては、採用した宿
主細胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択利用で
き、その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で実施で
きる。
【0030】上記により、形質転換体の細胞内、細胞外
乃至は細胞膜上に目的とする組換えCKAP1が発現、
生産、蓄積乃至分泌される。
【0031】組換えCKAP1蛋白は、所望により、そ
の物理的性質、化学的性質等を利用した各種の分離操作
〔「生化学データーブックII」、1175-1259 頁、第1版
第1刷、1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Bi
ochemistry, 25(25), 8274-8277 (1986); Eur. J. Bioc
hem., 163, 313-321 (1987) 等参照〕により分離、精製
できる。該方法としては、具体的には例えば通常の再構
成処理、蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分離、
浸透圧ショック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩クロ
マトグラフィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフィ
ー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティクロ
マトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)等の各種液体クロマトグラフィー、透析法、之等の
組合せ等を例示でき、特に好ましい上記方法としてはC
KAP1を結合させたカラムを利用したアフィニティク
ロマトグラフィーを例示できる。
【0032】また、本発明によって明らかにされた本発
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、各種ヒト
組織における本発明遺伝子の発現の検出を行なうことが
できる。これは常法に従って行なうことができ、例えば
RT−PCR(Reverse transcribed-Polymerase chain
reaction )〔Kawasaki, E.S., et al., Amplificatio
n of RNA. In PCR Protocol, A Guide to methods and
applications, Academic Press, Inc., SanDiego, 21-2
7(1991) 〕によるRNA増幅により、またノーザンブロ
ッティング解析〔Molecular Cloning, Cold Spring Har
bor Laboratory(1989)〕等により、いずれも良好に実施
し得る。
【0033】尚、前記PCR法を採用する場合におい
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる本発明遺伝子に特有のものである限り何
等限定はなく、本発明遺伝情報に基いてその配列を適宜
設定することができる。通常これは常法に従って20〜
30ヌクレオチド程度の部分配列を有するものとするこ
とができる。その好適な1例は、後記実施例に示す通り
である。
【0034】しかして、本発明はかかるCKAP1遺伝
子に特有の検出に有用なプライマー及び/又はプローブ
をも提供するものである。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、新規なヒトAP遺伝
子、CKAP1遺伝子が提供され、該遺伝子を用いれ
ば、該遺伝子の各種組織での発現の検出や、ヒトAPの
遺伝子工学的製造が可能となり、これらにより、クラス
リンに基づいて細胞内の輸送に深く関与しているヒトク
ラスリンアダプターのシステム乃至ヒトクラスリンアダ
プター機能の解析や、これが関与する各種疾患、例え
ば、悪性腫瘍の診断等を行なうことができ、また悪性腫
瘍の治療及び予防薬のスクリーニングや評価等をも行な
うことができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、実
施例を挙げる。
【0037】
【実施例1】 (1)クローニング及びDNAシークエンシング ヒト胎児脳と胎盤cDNAライブラリー(大塚GENリ
サーチ インスティチュート、大塚製薬株式会社)から
任意に選択したcDNAクローンの配列解析により、1
131塩基の配列のマウス、酵母のAP遺伝子と相同性
の高いクローンを見い出し、これをGEN−219A0
5と名付けた。
【0038】尚、上記配列解析は、二重鎖テンプレート
からのジデオキシヌクレオチド鎖終結法(自動サイクル
及び自動読取りシークエンスキット、ファルマシア社)
に従い、A.L.F.DNAシークエンサー(ファルマ
シア社)を用いて分析した。また、相同性は、UWGC
GのFASTAプログラム(Lipman et al., Proc.Nat
l.Acad.Sci., USA., 85, 2444-2448(1988)によるデータ
ーベース(GenBank, EMBL)検索によった。
【0039】しかしながら、他の種のAP遺伝子との配
列比較解析の結果、該クローンは、本発明遺伝子の5′
部分を欠失すると思われたので、欠けているセグメント
を単離するために以下の5’レースの技術を用いた〔Fr
ohman M.A., et al., Proc.Natl. Acad. Sci. U.S.A.,
8, 8998-9002 (1988)〕。
【0040】(2)5′−レース 本発明遺伝子の5′部分を含むcDNAクローンの単離
・解析は、製品使用プロトコールの一部修飾させ、市販
キット(5'-Rapid AmpliFinder RACE Kit, クローンテ
ック社)を用いた5′レース法により、以下の通り単離
した。ここで用いた遺伝子特異的プライマーP1、P2
及びアンカー・プライマーは常法に従い合成されたもの
であり、その配列は下記表1に示す通りである。
【0041】
【表1】
【0042】ヒト胎盤ポリ(A)+RNAの0.1μg
を逆転写酵素(Superscript TMII RNase H Reverse Tra
nscriptase,Life Technologies社)を用いたランダムヘ
キサマーにより逆転写してcDNAを得、これをP1プ
ライマー及びアンカー・プライマーを用いた第1のPC
Rにより増幅させた。
【0043】即ち、上記ポリ(A)+RNAの0.1μ
gに2.5mMdNTP/1xTaq緩衝液(宝酒造
製)/0.2μM P1プライマー、0.2μM アダ
プター・プライマー/ExTaq酵素(宝酒造製)0.
25単位を併せて全量を50μlとした、これにアンカ
ー・プライマーを加えて室温で反応させた後、PCRに
供した。即ち、94℃1分間、次いで94℃45秒、6
0℃45秒、72℃2分のサイクルを35サイクル行
い、72℃で5分間反応させた。
【0044】その後、第1のPCR反応物50μl中の
1μlを遺伝子特異的ネスティッドP2プライマーとア
ンカー・プライマーを用いる第二のPCR反応において
増幅させた。第二PCR産物は1.5%アガロース・ゲ
ル電気泳動により分析した。アガロース・ゲル電気泳動
により、およそ650核酸塩基の大きさを示す単一のバ
ンドを検出し、このバンドの産物をベクター(pT7B
lue(R)T−Vector,ノバゲン(Novagen)
社)に挿入し、適当なサイズの挿入がみられる複数のク
ローンを選別した。
【0045】PCR反応物から得られた5’レース・ク
ローンのうち、GEN−219A05とGEN−219
A0502の2つの重なっているcDNAクローンを配
列決定することによって、全体のコードしている配列
と、5’と3’隣接配列と全長1213塩基の配列を決
定し、図1にCKAP1の核酸配列と推定アミノ酸配列
を示した。cDNAクローンの最初のATGである推定
されたスタート・コドンの位置は43−45塩基である
と思われた。このコドンの回りの配列であるGCCAT
GA(塩基配列番号40−46番目)は最適な前後関係
(A/G)CCATGGが類似していた〔Kozak, M.,
J. Biol. Chem., 266, 19867-19870 (1991)〕。アスタ
リスクは、ストップ・コドンを示し、2つの最適なポリ
アデニレーションは2重下線、3’末端に直ちに続くポ
リAテイルは省略されている。5’レースのために用い
られた2つのプライマーを描いている配列は、下線によ
って示される。
【0046】本発明者らはそのサイズに基づいてmRN
Aの5’末端をカバーすると思われる図1中の1213
塩基配列より、先にインフレーム・ストップ・コドンが
なかったので、このATG(塩基配列番号43−45)が
スタート・コドンであるかどうかを確認するため、他の
プライマーのセット(塩基配列123−146と90−
112)で5’レースを実施したが、更なる5’配列を
延長することはできなかった。従って、上記図1の12
13塩基配列が全長であることことを確認した。
【0047】またストップ・コドン(TGA)は622
−624塩基に位置していた。2つの最適なポリアデニ
レーション・シグナル(AATAAA)が1089−1
094塩基と1189−1194塩基に存在していた。
【0048】推定されたオープン・リーディング・フレ
ームは、21,731ダルトンと計算された分子量を持
つ193アミノ酸をコードする579塩基からなってい
る。
【0049】(2)他のアダプター短鎖に対するCKA
P1の類似性 CKAP1の推定アミノ酸配列は、ラットAP17、マ
ウスAP19とこれらの酵母の類似物であるYAP17
とYAP19を含むいくつかのアダプター短鎖と有意に
高い相同性を示した。保存された領域を正確に同定する
ため、これらのアダプター短鎖とCKAP1の間の配列
比較を行なった。
【0050】その結果、CKAP1は、このグループの
ペプチドの全てと有意な相同性を示し(41%−34%
同一)、YAP17と最も高い相同性を示した。整列比
較は、領域Iと領域IIの2つの高く保存された領域を明
らかにし、これらはアダプター関連機能にとって必須の
ようである。領域Iは「クラスリン結合短鎖記号」とし
て前に記載されたように〔Phan H. L., et al., EMBO
J., 13, 1706-1717 (1994)〕、(Leu,Ile,Val,Met)
Tyr,Tyr(Lys,Arg)x4Leu,Tyr,Pheの一致配列が
生じている。更に保存された領域IIは、Phex(Asn,Se
r)Val,Cys,Glu,Leu,Asp(Leu,Ile)(Ile,Val)
Pheの一致配列が生じている。
【0051】比較においてこれらのタンパクのN末端と
中央の領域が比較的よく保存されていて、これらのC末
端領域はあまり保存されていなかった。
【0052】(3)ノーザンブロット分析 正常ヒト組織におけるCKAP1mRNAの発現を、表
2に示す塩基配列のCOS1プライマーとCOS2プラ
イマーにより増幅した産物をプローブとするノーザンブ
ロットにより評価した。
【0053】
【表2】
【0054】ノーザンブロット分析は、製品使用法に従
い、MTNブロット(Human Multiple Tissue Nothern
blot ; クローンテック社)を用いて実施した。即ち、
上記COS1プライマーとCOS2プライマーの増幅産
物を〔32P〕−dCTP(ランダムプライムドDNAラ
ベリングキット、ベーリンガーマンハイム社)により標
識してプローブとした。
【0055】ブロッティングは5時間プレハイブリダイ
ズ後、42℃で18時間、50%ホルムアミド/5×S
SC/10×デンハルツ溶液/2%SDS溶液(100
μg/ml変性サケ精子DNA含有)の溶液中でハイブ
リダイズした。2×SSC/0.05%SDSにて室温
下に1時間、次いで0.1×SSC/0.1%SDSに
て65℃下に3時間で3回洗浄した。フィルターは−8
0℃下に14時間露出を与えた。
【0056】上記に従い、ヒト正常成人組織の16(心
臓、脳、胎盤、肺、肝臓、骨格筋、腎臓、膵臓、脾臓、
甲状腺、前立腺、睾丸、卵巣、小腸、大腸及び末梢血白
血球からのRNA、それぞれ約2μgのポリ(A)+R
NAを含む)について、CKAP1の発現の有無を調べ
た結果、試験した全ての組織において、CKAP1の発
現がノーザン・ブロッティングにより測定された。即
ち、試験した全ての組織においてCKAP1のcDNA
サイズに一致する1.35Kbの転写体を検出した。尚、
2つのぼんやりとしたバンドの1.0キロ塩基と3.4
キロ塩基の転写体は試験した他の組織より心臓、脳にお
いて有意に高いレベルで発現されていた。
【0057】(4)ダイレクト・R−バィンディングF
ISHによるコスミド・クローンと染色体の局在 系統的にコスミドクローンを単離するために96ウェル
プレートの1600セットにクローンを登録した(2つ
のヒトゲノムに相等している)。15プレートの各々上
に登録した1440クローンをナイロン膜上に別々に二
重にブロットした。そのうちひとつのシリーズとして1
07のナイロン膜をドット・ブロットのために使用し
た。他のシリーズから、登録されたクローンを回収し、
培養し、PCRスクリーニングのための鋳型として調製
した。
【0058】PCRスクリーニングにより陽性クローン
を含むメンブランを同定したのち、それらのナイロン膜
は、ノーザン・ブロッティングと同じ条件下でハイブリ
タイズされた。
【0059】上記方法によって得られた2つの独立した
クローンを、複製されたプロメタフェーズR−バンドと
組合わせたFISHに基づく技術であるダイレクトR−
バィンディング・フルオレッセン・インサイチュー・ハ
イブリダイゼーション(FISH)によるマッピングに使
用した〔Takahashi E., et al, Hum. Genet., 86, 14-1
6(1990): Takahashi E., et al, Hum. Genet., 88, 119
-121(1991)〕。
【0060】尚、これらのクローンに供されている反復
配列の抑制のために、リクター〔Lichter P. et al., P
roc. Natl. Sci. U.S.A., 87, 6634-6638(1990)〕によ
って記載されたように20倍過度のヒトCot−I D
NA(BRL社製)を用いた。
【0061】プロビア100フィルム(フジISO10
0;フジ・フィルム社製)を顕微鏡写真のために用いた
(フィルター・コンビネーション、ニコンB−2A)。
【0062】その結果を示すCKAP1遺伝子を持つF
ISH後の部分的なR−バンド・メタフェース・プレー
トによれば、シグナルは染色体12のp13.2−p1
3.1バンドにCKAP1が局在していた。
【0063】
【配列表】
【0064】配列番号:1 配列の長さ:193 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:蛋白 配列: Met Ile Lys Ala Ile Leu Ile Phe Asn Asn His Gly Lys Pro Arg Leu 1 5 10 15 Ser Lys Phe Tyr Gln Pro Tyr Ser Glu Asp Thr Gln Gln Gln Ile Ile 20 25 30 Arg Glu Thr Phe His Leu Val Ser Lys Arg Asp Glu Asn Val Cys Asn 35 40 45 Phe Leu Glu Gly Gly Leu Leu Ile Gly Gly Ser Asp Asn Lys Leu Ile 50 55 60 Tyr Arg His Tyr Ala Thr Leu Tyr Phe Val Phe Cys Val Asp Ser Ser 65 70 75 80 Glu Ser Glu Leu Gly Ile Leu Asp Leu Ile Gln Val Phe Val Glu Thr 85 90 95 Leu Asp Lys Cys Phe Glu Asn Val Cys Glu Leu Asp Leu Ile Phe His 100 105 110 Val Asp Lys Val His Asn Ile Leu Ala Glu Met Val Met Gly Gly Met 115 120 125 Val Leu Glu Thr Asn Met Asn Glu Ile Val Thr Gln Ile Asp Ala Gln 130 135 140 Asn Lys Leu Glu Lys Ser Glu Ala Gly Leu Ala Gly Ala Pro Ala Arg 145 150 155 160 Ala Val Ser Ala Val Lys Asn Met Asn Leu Pro Glu Ile Pro Arg Asn 165 170 175 Ile Asn Ile Gly Asp Ile Ser Ile Lys Val Pro Asn Leu Pro Ser Phe 180 185 190 Lys
【0065】配列番号:2 配列の長さ:579 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (cDNA) 配列: ATGATCAAGG CGATCCTAAT CTTCAACAAC CAC
GGGAAGC CGCGGCTCTC CAAGTTCTAC 60 CAGCCCTACA GTGAAGATAC ACAACAGCAA ATC
ATCAGGG AGACTTTCCA TTTGGTATCT 120 AAGAGAGATG AAAATGTTTG TAATTTCCTA GAA
GGAGGAT TATTAATTGG AGGATCTGAC 180 AACAAACTGA TTTATAGACA TTATGCAACG TTA
TATTTTG TCTTCTGTGT GGATTCTTCA 240 GAAAGTGAAC TTGGCATTTT AGATCTAATT CAA
GTATTTG TGGAAACATT AGACAAATGT 300 TTTGAAAATG TCTGTGAGCT GGATTTGATT TTC
CATGTAG ACAAGGTTCA CAATATTCTT 360 GCAGAAATGG TGATGGGGGG AATGGTATTG GAG
ACAAATA TGAATGAGAT TGTTACACAA 420 ATTGATGCAC AAAATAAGCT GGAAAAATCT GAG
GCTGGCT TAGCAGGAGC TCCAGCCCGT 480 GCTGTATCAG CTGTAAAGAA TATGAATCTT CCT
GAGATCC CAAGAAATAT TAACATTGGT 540 GACATCAGTA TAAAAGTGCC AAACCTGCCC TCT
TTTAAA 579
【0066】配列番号:3 配列の長さ:1213 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (cDNA) 配列の特徴: 特徴を表わす記号:CDS 存在位置:43..621 特徴を決定した方法:E 配列: CCCCGCCTGG CCCCAGTGCC ACCCGGTCGG CCCGGCACAG CC ATG ATC AAG GCG 54 Met Ile Lys Ala 1 ATC CTA ATC TTC AAC AAC CAC GGG AAG CCG CGG CTC TCC AAG TTC TAC 102 Ile Leu Ile Phe Asn Asn His Gly Lys Pro Arg Leu Ser Lys Phe Tyr 5 10 15 20 CAG CCC TAC AGT GAA GAT ACA CAA CAG CAA ATC ATC AGG GAG ACT TTC 150 Gln Pro Tyr Ser Glu Asp Thr Gln Gln Gln Ile Ile Arg Glu Thr Phe 25 30 35 CAT TTG GTA TCT AAG AGA GAT GAA AAT GTT TGT AAT TTC CTA GAA GGA 198 His Leu Val Ser Lys Arg Asp Glu Asn Val Cys Asn Phe Leu Glu Gly 40 45 50 GGA TTA TTA ATT GGA GGA TCT GAC AAC AAA CTG ATT TAT AGA CAT TAT 246 Gly Leu Leu Ile Gly Gly Ser Asp Asn Lys Leu Ile Tyr Arg His Tyr 55 60 65 GCA ACG TTA TAT TTT GTC TTC TGT GTG GAT TCT TCA GAA AGT GAA CTT 294 Ala Thr Leu Tyr Phe Val Phe Cys Val Asp Ser Ser Glu Ser Glu Leu 70 75 80 GGC ATT TTA GAT CTA ATT CAA GTA TTT GTG GAA ACA TTA GAC AAA TGT 342 Gly Ile Leu Asp Leu Ile Gln Val Phe Val Glu Thr Leu Asp Lys Cys 85 90 95 100 TTT GAA AAT GTC TGT GAG CTG GAT TTG ATT TTC CAT GTA GAC AAG GTT 390 Phe Glu Asn Val Cys Glu Leu Asp Leu Ile Phe His Val Asp Lys Val 105 110 115 CAC AAT ATT CTT GCA GAA ATG GTG ATG GGG GGA ATG GTA TTG GAG ACA 438 His Asn Ile Leu Ala Glu Met Val Met Gly Gly Met Val Leu Glu Thr 120 125 130 AAT ATG AAT GAG ATT GTT ACA CAA ATT GAT GCA CAA AAT AAG CTG GAA 486 Asn Met Asn Glu Ile Val Thr Gln Ile Asp Ala Gln Asn Lys Leu Glu 135 140 145 AAA TCT GAG GCT GGC TTA GCA GGA GCT CCA GCC CGT GCT GTA TCA GCT 534 Lys Ser Glu Ala Gly Leu Ala Gly Ala Pro Ala Arg Ala Val Ser Ala 150 155 160 GTA AAG AAT ATG AAT CTT CCT GAG ATC CCA AGA AAT ATT AAC ATT GGT 582 Val Lys Asn Met Asn Leu Pro Glu Ile Pro Arg Asn Ile Asn Ile Gly 165 170 175 180 GAC ATC AGT ATA AAA GTG CCA AAC CTG CCC TCT TTT AAA TAAAAATGTA 631 Asp Ile Ser Ile Lys Val Pro Asn Leu Pro Ser Phe Lys 185 190 AAAAGGCCAC TCCCAGGTAA AATCCAGGGG GAAGAGTCAT CTAAGTTTAC CATGCAGTTG 691 TTTACCAAAA ATAGAGGAGG AGAGTCTTAA CTTTTGCTCT TGGATTTAAG TCAAGGTACT 751 GTATAGAAGT TGTGTAAAAT CAGTATGAAA GTTCAATGTT GCTGTTCTTG CTCAGTGATT 811 TTAAAGAAAT TGAGTAGTTC CTATGTGATT TTTTTTTTTC TTTTCTAAAC TGCATTCCTG 871 TGCCCACCTA CGGCATGCCT CTATGTATTG GCTACTACAG TGTTTTAAAA AGTGTTTCAG 931 ATATTTCTCT AATTATGTAC AACCTAAAAT GTTGGTGTTT TGTATGGATC ACAAGTGCAG 991 CATTCCTTAA TTCCTTCTGC TATATGTCAC ACAGTTGTTA TTTGGAGAAC CAAGTATGTA 1051 TTGCATGAAA ACATTATGAC TTTTTTCTCT TAGTTTAAAT AAACTCCAAG GTAACTGGAC 1111 TTCTAAAGCA CCTTTCTGTT TGCCTGATAT CTACTTTAGC AATAATTTTT TTTACAACCC 1171 TCTGACTCAA CAAAGTAAAT AAAAGTATAT TTTATCACTA TT 1213
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明遺伝子CKAP1の核酸配列とアミノ
酸配列を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 G01N 33/53 D G01N 33/53 33/574 A 33/574 C12N 5/00 B (C12N 1/19 C12R 1:85) (C12N 1/21 C12R 1:19)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号:1で示されるアミノ酸配列をコ
    ードする塩基配列を含むことを特徴とするクラスリン結
    合タンパク遺伝子。
  2. 【請求項2】配列番号:2で示される塩基配列を含むこ
    とを特徴とするクラスリン結合タンパク遺伝子。
  3. 【請求項3】配列番号:3で示される塩基配列である請
    求項2に記載のクラスリン結合タンパク遺伝子。
JP8000269A 1996-01-05 1996-01-05 クラスリン結合タンパク遺伝子 Pending JPH09182588A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001068687A1 (fr) * 2000-03-02 2001-09-20 Biowindow Gene Development Inc. Shanghai Nouveau polypeptide, chaine legere de proteine reseau 21, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001068687A1 (fr) * 2000-03-02 2001-09-20 Biowindow Gene Development Inc. Shanghai Nouveau polypeptide, chaine legere de proteine reseau 21, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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