JPH09271384A - ヒト遺伝子 - Google Patents

ヒト遺伝子

Info

Publication number
JPH09271384A
JPH09271384A JP8078730A JP7873096A JPH09271384A JP H09271384 A JPH09271384 A JP H09271384A JP 8078730 A JP8078730 A JP 8078730A JP 7873096 A JP7873096 A JP 7873096A JP H09271384 A JPH09271384 A JP H09271384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
glu
leu
ser
lys
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8078730A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyomasa Katagiri
豊雅 片桐
Koichi Ozaki
浩一 尾崎
Tsutomu Fujiwara
力 藤原
Fumio Shimizu
文夫 清水
Atsushi Kawai
篤 川井
Shiro Okuno
史郎 奥野
Yusuke Nakamura
祐輔 中村
Eiichi Takahashi
永一 高橋
Yoshikatsu Hirai
嘉勝 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP8078730A priority Critical patent/JPH09271384A/ja
Publication of JPH09271384A publication Critical patent/JPH09271384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各種組織での遺伝子発現の検出、その構造及び
機能の解析、これによりコードされるヒト蛋白の遺伝子
工学的製造、その発現物の解析等による関与疾患、例え
ば遺伝子病、癌等の病態解明や診断、治療等を可能とす
るヒト遺伝子を提供する。 【解決手段】配列番号:1に示されるアミノ酸配列をコ
ードする塩基配列を含む新規なヒトADDL遺伝子(ヒ
ト・アデューシン様70遺伝子)が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトの疾患の予
防、診断及び治療の指針として有用な遺伝子、より詳し
くはラット、マウス、酵母、線虫及びヒト遺伝子等と類
似性を有する新規なヒト遺伝子に関し、該遺伝子のcD
NA解析、cDNA染色体へのマッピング、及びcDN
Aの機能解析により、該遺伝子を用いた遺伝子診断並び
に新しい治療法の開発に利用可能な遺伝子に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】生物の遺伝情報は、細胞の核内
に存在するA、C、G、及びTの4種の塩基の並び(D
NA)として蓄積され、この遺伝情報は個々の生物の系
統維持と個体発生ため保存されている。
【0003】ヒトの場合、その塩基数は約30億(3x
109)といわれ、その中に5−10万の遺伝子があると
推測されている。これらの遺伝情報は遺伝子(DNA)か
らmRNAが転写され、次に蛋白質に翻訳されるという
流れに沿い、調節蛋白質、構造蛋白質あるいは酵素が作
られ生命現象を維持している。上記遺伝子から蛋白質翻
訳までの流れの異常は、細胞の増殖・分化などの生命維
持システムの異常を惹起し、各種疾患の原因となるとさ
れている。
【0004】これまでの遺伝子解析の結果からインスリ
ン受容体やLDL受容体などの各種受容体や細胞の増殖
・分化に関わるもの、プロテアーゼ、ATPase、ス
ーパーオキシドディスムターゼのような代謝酵素などの
医薬品開発にとって有用な素材となると思われる遺伝子
が多く見つかっている。
【0005】しかしながら、ヒト遺伝子の解析とそれら
解析された遺伝子の機能及び解析遺伝子と各種疾患との
係わりについての研究はまだ始まったばかりであり、不
明な点が多く、更なる新しい遺伝子の解析とそれらの遺
伝子の機能解析と解析された遺伝子と疾患の係わりの研
究、惹いては解析された遺伝子の利用による遺伝子診
断、該遺伝子の医薬用途への応用研究が当業界で望まれ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記新たなヒト遺伝子
が提供できれば、各細胞での発現レベルやその構造及び
機能を解析でき、またその発現物の解析等により、之等
の関与する疾患、例えば遺伝子病、癌等の病態解明や診
断、治療等が可能となると考えられる。本発明は、かか
る新たなヒトの遺伝子の提供を目的としている。
【0007】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ね、以下の知見を得、ここに本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明者らは、ヒト胎児脳、成人血管、胎盤
などの各種組織より抽出したmRNAよりcDNAを合
成し、これをベクターに組込んでライブラリーを構築
し、該ライブラリーでトランスフォームした大腸菌コロ
ニーを寒天培地上に形成させ、該コロニーをランダムに
ピックアップして96ウェルマイクロプレートに移し、
ヒト遺伝子を含む多数の大腸菌クローンを登録した。
【0008】登録した各クローンは、少量培養後DNA
を抽出精製し、抽出したcDNAを鋳型としてデオキシ
ターミネーター法により4種の塩基特異的に停止する伸
長反応を行ない、自動DNAシークエンサーにより、遺
伝子の5’末端から約400塩基配列を決定した。かく
して得られた塩基配列情報について、公知のバクテリア
から酵母、線虫、マウス及びヒト等、動植物種に類似性
を有する新規なファミリー遺伝子を検索した。
【0009】上記cDNA解析方法については、本発明
者のひとりである藤原らによって細述されている(藤原
力, 細胞工学, 14, 645-654(1995))。このグループ
の中には新しいレセプター、DNA結合ドメインを有す
る転写調節因子やシグナル伝達系因子、代謝酵素などが
あり、遺伝子解析によって得られた本発明の新規な遺伝
子と類似性ある遺伝子との相同性から、およそのその遺
伝子産物、即ち蛋白質がどのような機能を有するかを類
推することが可能である。更にその候補遺伝子を発現ベ
クターに組込み、リコンビナントを作製し、酵素活性や
結合活性等の機能を調べることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、配列番
号:1で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を
含むことを特徴とする新規なヒト・アデューシン様70
遺伝子(ADDL)、該アミノ酸配列の各アミノ酸をコ
ードする配列番号:2で示される塩基配列を含むことを
特徴とするヒト・アデューシン様70遺伝子、並びに配
列番号:3で示される塩基配列であることを特徴とする
新規なヒト・アデューシン様70遺伝子が提供される。
【0011】以下、本明細書におけるアミノ酸、ペプチ
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPA
C、IUBの規定、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む
明細書等の作成のためのガイドライン」(特許庁編)及
び当該分野における慣用記号に従うものとする。
【0012】かかる本発明遺伝子の一具体例としては、
後述する実施例1に示される「GEN−028F07」
と名付けられたクローンの有するDNA配列から演繹さ
れるものを挙げることができる。その塩基配列は、配列
番号:3に示される通りである。これは配列番号:1に
示すアミノ酸でコードされるヌクレオチド(核酸)のオ
ープンリーディングフレームを有しており、後記実施例
に示される分子量を有していると計算される。従って、
本発明のヒト遺伝子を以下実施例1に示されるとおり
「ヒト・アデューシン様70遺伝子」ということがあ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】上記本発明ヒト遺伝子につき詳述
すれば次の通りである。
【0014】即ち、上述の如く、本発明ヒト遺伝子は、
ラット、マウス、酵母、線虫及び公知のヒト遺伝子等と
類似性を有し、それら類似性ある遺伝子の情報に基づく
ヒト遺伝子の解析とそれら解析された遺伝子の機能及び
解析遺伝子と各種疾患との係わりについての研究に利用
でき、遺伝子と関係ある疾患への遺伝子診断並びに該遺
伝子の医薬用途への応用研究に用いることが可能であ
る。
【0015】本発明遺伝子は、例えば配列番号:2に示
されるように、一本鎖DNA配列で表されるが、本発明
はかかる一本鎖DNA配列に相補的なDNA配列やこれ
らの両者を含むコンポーネントもまた包含する。尚、上
記配列番号:2に示す配列は、本発明遺伝子によりコー
ドされる各アミノ酸残基を示すコドンの一つの組合わせ
例であり、本発明遺伝子はこれに限らず、各アミノ酸残
基に対して任意のコドンを組合わせ選択したDNA塩基
配列を有することも勿論可能である。該コドンの選択は
常法に従うことができ、例えば利用する宿主のコドン使
用頻度を考慮することができる〔Ncl.Acids Res., 9, 4
3-74 (1981) 〕。
【0016】更に本発明遺伝子には、配列番号:1で示
されるアミノ酸配列の一部のアミノ酸乃至アミノ酸配列
を置換、欠失、付加等により改変してなり、同様の機能
を有する同効物をコードするDNA配列もまた包含され
る。これらポリペプチドの製造、改変(変異)等は天然
に生じることもあり、また翻訳後の修飾により、或は遺
伝子工学的手法により天然の遺伝子(本発明遺伝子)
を、例えばサイトスペシフィック・ミュータゲネシス
〔Methods in Enzymology, 154, p350, 367-382 (198
7);同 100, p468 (1983) ;Nucleic Acids Research,
12, p9441 (1984);続生化学実験講座1「遺伝子研究法
II」、日本生化学会編, p105 (1986) 〕等の方法により
改変したり、リン酸トリエステル法やリン酸アミダイト
法等の化学合成手段〔J. Am. Chem. Soc., 89, p4801
(1967);同91, p3350 (1969);Science,150, p178 (196
8) ;Tetrahedron Lett., 22, p1859 (1981);同24, p2
45 (1983) 〕により変異させたDNAを合成したり、そ
れらの組合せにより収得することができる。
【0017】本発明遺伝子は、これを用いて、即ち例え
ばこれを微生物のベクターに組込み、形質転換された微
生物を培養することによって、上記各遺伝子でコードさ
れるタンパクを容易にかつ安定して発現できる。
【0018】また本発明の遺伝子を利用して得られる各
蛋白は、これを用いて、特異抗体を作成することもでき
る。ここで抗原として用いられるコンポーネントは、上
記遺伝子工学的手法に従って大量に産生される蛋白を用
いることができ、得られる抗体はポリクローナル抗体及
びモノクローナル抗体のいずれでもよく、之等抗体はそ
れぞれの蛋白の精製、測定、識別等に有利に利用でき
る。
【0019】本発明遺伝子の製造は、本発明によって開
示された本発明遺伝子についての配列情報によれば、一
般的遺伝子工学的手法により容易に実施できる〔Molecu
larCloning 2nd Ed, Cold Spring Harbor Laboratory P
ress (1989);続生化学実験講座「遺伝子研究法I、II、
III」、日本生化学会編 (1986) 等参照〕。
【0020】これは例えばヒトcDNAライブラリー
(各遺伝子の発現される適当な起源細胞より常法に従い
調製されたもの)から、本発明遺伝子に特有の適当なプ
ローブや抗体を用いて所望クローンを選択することによ
り実施できる〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 78, 6613
(1981) ; Science, 222, 778 (1983)等〕。
【0021】上記方法において、起源細胞としては、目
的の遺伝子を発現する各種の細胞、組織や之等に由来す
る培養細胞等が例示され、これからの全RNAの分離、
mRNAの分離や精製、cDNAへの変換(合成)とそ
のクローニング等はいずれも常法に従い実施できる。ま
た、cDNAライブラリーは市販されてもおり、本発明
においてはそれらcDNAライブラリー、例えばクロー
ンテック社(ClontechLab. Inc.)より市販の各種cD
NAライブラリー等を用いることもできる。
【0022】cDNAライブラリーからの本発明遺伝子
のスクリーニングは、前記通常の方法に従い実施するこ
とができる。該スクリーニング方法としては、例えばc
DNAの産生する蛋白質に対して、該蛋白質特異抗体を
使用した免疫的スクリーニングにより、対応するcDN
Aクローンを選択する方法、目的のDNA配列に選択的
に結合するプローブを用いたプラークハイブリダイゼー
ション、コロニーハイブリダイゼーション等や之等の組
合せを例示できる。ここで用いられるプローブとして
は、本発明遺伝子のDNA配列に関する情報をもとにし
て化学合成されたDNA配列等を用いるのが一般的であ
り、勿論既に取得された本発明遺伝子やその断片もかか
るプローブとして利用できる。
【0023】更に各細胞、組織より抽出、単離精製され
た天然抽出物の部分アミノ酸配列情報に基づき、センス
・プライマー、アンチセンス・プライマーをスクリーニ
ング用プローブとして用いることもできる。
【0024】また、本発明遺伝子の取得に際しては、P
CR法〔Science, 230, 1350-1354(1985)〕によるDN
A/RNA増幅法が好適に利用できる。殊にライブラリ
ーから全長のcDNAが得られ難いような場合に、レー
ス法(RACE:Rapid amplification of cDNA ends;
実験医学、12(6), 35-38 (1994))、殊に5′−レース
(RACE)法(Frohman,M.A., et al., Proc. Natl.
Acad. Sci., USA., 8, 8998-9002(1988))の採用が好適
である。かかるPCR法の採用に際して使用されるプラ
イマーは、既に本発明によって明らかにされた本発明遺
伝子の配列情報に基づいて適宜設定することができ、こ
れは常法に従い合成することができる。
【0025】尚、増幅させたDNA/RNA断片の単離
精製は前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル電
気泳動法等によればよい。
【0026】上記で得られる本発明遺伝子或は各種DN
A断片等の塩基配列の決定も、常法に従うことができ、
例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 7
4, 5463-5467 (1977)〕やマキサム−ギルバート法〔Met
hod in Enzymology, 65, 499(1980)〕等により行なうこ
とができる。かかる塩基配列の決定は、市販のシークエ
ンスキット等を用いても容易に行ない得る。
【0027】本発明遺伝子の利用によれば、通常の遺伝
子組換え技術〔例えば、Science, 224, p1431 (1984) ;
Biochem. Biophys. Res. Comm., 130, p692 (1985) ;
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 80, p5990 (1983)及び前
記引用文献等参照〕に従うことにより、各組換え体蛋白
を得ることができる。該蛋白の製造は、より詳細には、
本発明遺伝子が宿主細胞中で発現できる組換えDNAを
作成し、これを宿主細胞に導入して形質転換し、該形質
転換体を培養することにより行なわれる。
【0028】ここで宿主細胞としては、真核生物及び原
核生物のいずれも用いることができる。該真核生物の細
胞には、脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、脊椎動物細
胞としては、例えばサルの細胞であるCOS細胞〔Cel
l, 23, 175-182 (1981)〕やチャイニーズ・ハムスター
卵巣細胞及びそのジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA, 7 7, 4216-4220 (1980)〕等
がよく用いられているが、之等に限定される訳ではな
い。
【0029】脊椎動物の発現ベクターとしては、通常発
現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモーター、
RNAのスプライス部位、ポリアデニル化部位及び転写
終了配列等を保有するものを使用でき、これは更に必要
により複製起点を有していてもよい。該発現ベクターの
例としては、例えば、SV40の初期プロモーターを保
有するpSV2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1, 854 (198
1)〕等を例示できる。また、真核微生物としては、酵
母が一般によく用いられ、中でもサッカロミセス属酵母
を有利に利用できる。該酵母等の真核微生物の発現ベク
ターとしては、例えば酸性ホスフアターゼ遺伝子に対す
るプロモーターを有するpAM82〔Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA, 80, 1-5 (1983)〕等を利用できる。
【0030】また、本発明遺伝子の発現ベクターとして
は、原核生物遺伝子融合ベクターを好ましく利用するこ
とができ、該ベクターの具体例としては、例えば分子量
26000のGSTドメイン(S.japonicum 由来)を有
するpGEX−2TKやpGEX−4T−2等を例示す
ることができる。
【0031】原核生物の宿主としては、大腸菌や枯草菌
が一般によく用いられる。之等を宿主とする場合、本発
明では、例えば該宿主菌中で複製可能なプラスミドベク
ターを用い、このベクター中に本発明遺伝子が発現でき
るように該遺伝子の上流にプロモーター及びSD(シヤ
イン・アンド・ダルガーノ)塩基配列、更に蛋白合成開
始に必要な開始コドン(例えばATG)を付与した発現
プラスミドを利用するのが好ましい。上記宿主としての
大腸菌としては、エシエリヒア・コリ(Escherichia co
li)K12株等がよく用いられ、ベクターとしては一般
にpBR322及びその改良ベクターがよく用いられる
が、之等に限定されず公知の各種の菌株及びベクターを
も利用できる。プロモーターとしては、例えばトリプト
ファン(trp) プロモーター、lpp プロモーター、lac プ
ロモーター、PL/PR プロモーター等を使用できる。
【0032】かくして得られる所望の組換えDNAの宿
主細胞への導入方法及びこれによる形質転換方法として
は、一般的な各種方法を採用できる。また得られる形質
転換体は、常法に従い培養でき、該培養により本発明遺
伝子によりコードされる目的の蛋白が生産、発現され
る。該培養に用いられる培地としては、採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択利用でき、
その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で実施でき
る。
【0033】上記により、形質転換体の細胞内、細胞外
乃至は細胞膜上に目的とする組換え蛋白が発現、生産、
蓄積乃至分泌される。
【0034】各組換え蛋白は、所望により、その物理的
性質、化学的性質等を利用した各種の分離操作〔「生化
学データーブックII」、1175-1259 頁、第1版第1刷、
1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Biochemist
ry, 25(25), 8274-8277 (1986); Eur. J. Biochem., 16
3, 313-321 (1987) 等参照〕により分離、精製できる。
該方法としては、具体的には例えば通常の再構成処理、
蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分離、浸透圧シ
ョック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩クロマトグラ
フィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフ
ィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の各
種液体クロマトグラフィー、透析法、之等の組合せ等を
例示でき、特に好ましい上記方法としては所望の蛋白を
結合させたカラムを利用したアフィニティクロマトグラ
フィーを例示できる。
【0035】また、本発明によって明らかにされた本発
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、各種ヒト
組織における本発明遺伝子の発現の検出を行なうことが
できる。これは常法に従って行なうことができ、例えば
RT−PCR(Reverse transcribed-Polymerase chain
reaction )(Kawasaki, E.S., et al., Amplificatio
n of RNA. In PCR Protocol, A Guide to methods and
applications, Academic Press, Inc., SanDiego, 21-2
7(1991) )によるRNA増幅により、またノーザンブロ
ッティング解析(Molecular Cloning, Cold Spring Har
bor Laboratory (1989))等により、いずれも良好に実
施し得る。
【0036】尚、前記PCR法を採用する場合におい
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる本発明遺伝子に特有のものである限り何
等限定はなく、本発明遺伝情報に基いてその配列を適宜
設定することができる。通常これは常法に従って20〜
30ヌクレオチド程度の部分配列を有するものとするこ
とができる。その好適な例は、後記実施例1に示すとお
りである。
【0037】しかして、本発明はかかる新規なヒト遺伝
子に特有の検出に有用なプライマー及び/又はプローブ
をも提供するものである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、新規なヒト遺伝子が提
供され、該遺伝子を用いれば、該遺伝子の各種組織での
発現の検出や、その構造及び機能を解析でき、また、該
遺伝子でコードされるヒト蛋白の遺伝子工学的製造が可
能となり、これらにより、その発現物の解析等により、
之等の関与する疾患、例えば遺伝子病、癌等の病態解明
や診断、治療等が可能となる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、実
施例を挙げる。
【0040】
【実施例1】ヒト・アデューシン様70遺伝子 (1)ヒト・アデューシン様70遺伝子のクローニング
及びDNAシークエンシング ヒト胎児脳、成人血管、胎盤の各組織より抽出したmR
NAをクローンテック社より購入し、出発材料とした。
常法に従ってmRNAよりcDNAを合成し、ベクター
λZAPII(ストラタジーン社製)に挿入し、cDNA
ライブラリーを構築した(大塚GENリサーチ・インス
ティチュート、大塚製薬株式会社)。
【0041】インビボ・エキシジョン法(in vivo excis
ion : Short, J. M., et al., Nucleic Acids Res., 1
6, 7583-7600 (1988))によって寒天培地上にヒト遺伝子
を含む大腸菌コロニーを形成させ、ランダムにそのコロ
ニーをピックアップし、96ウエルマイクロプレートに
ヒト遺伝子を含む大腸菌クローンを登録した。登録され
たクローンは、−80℃にて保存した。
【0042】次に登録した各クローンを1.5mlのL
B培地で一昼夜培養し、プラスミド自動抽出装置PI−
100(クラボウ社製)を用いてDNAを抽出精製し
た。尚、コンタミした大腸菌のRNAはRNase処理に
より分解除去した。最終的に30μlに溶解し、2μl
は、ミニゲルによりおおまかにDNAのサイズ、量をチ
ェックし、7μlをシークエンス反応用に用い、残りの
21μlは、プラスミドDNAとして4℃に保存した。
また、この方法は若干のプログラム変更によって後記実
施例で示されるFISH(fluoresence in situ hybridi
zation)のプローブ用としても使用可能なコスミド抽出
法である。
【0043】続いてT3、T7或は合成オリゴヌクレオ
チド・プライマーを用いるサンガーらのジデオキシター
ミネーター法〔Sanger, F., et al., Proc. Natl. Aca
d. Sci. U.S.A., 74, 5463-5467 (1977)〕或は、ジデオ
キシターミネーター法にPCR法を加味した方法である
サイクルシークエンス法〔Carothers, A.M., et al.,Bi
o. Techniques, 7, 494-499 (1989)〕で抽出した少量の
プラスミドDNA(およそ0.1−0.5μg)をテンプ
レート(鋳型)として4種の塩基特異的に停止する伸長反
応させた。シークエンスプライマーは、FITC(fluor
escein isothiocyanate)の蛍光標識したものを使用し、
Taqポリメラーゼにより通常約25サイクル反応させ
た。そのPCR産物はポリアクリルアミド・尿素ゲルで
分離し、蛍光標識したDNA断片を自動DNAシークエ
ンサー、ALFTMDNAシークエンサー(ファルマシア
社製)によりcDNAの5’末端側から約400塩基の
配列を決定した。
【0044】また、3’非翻訳領域は各遺伝子のヘテロ
ジェナイティ(heterogeneity)が高く、個々の遺伝子を
区別するには適しているので、場合によっては、3’側
のシークエンスも行なった。
【0045】DNAシークエンサーで得られた膨大な塩
基配列情報は、64ビットのコンピューターDEC34
00に転送し、コンピュターによるホモロジー解析に用
いた。ホモロジー解析には、UWGCGのFASTAプ
ログラム〔Pearson, W.R. and Lipman, D. J., Proc.Na
tl.Acad.Sci., USA., 85, 2444-2448 (1988)〕によるデ
ーターベース(GenBank, EMBL )検索により行なった。
【0046】上記方法によって任意に選択し、cDNA
の配列解析により、GEN−028F07と名前付けた
0.7キロベースの挿入を持つ一つのクローンがヒト赤
血球アデューシン(Joshi, R., et al., J. Cell Biol.,
115, 665-675 (1991))及びラット・アデューシン63
(Tripodi, G., et al., Biochem. Biophys. Res. Commu
n., 177, 939-947 (1991))と高い相同性を示した。
【0047】ところで、アデューシン(adducin)は、2
00キロ・ダルトンの二量体からなる赤血球膜の骨格蛋
白であり、該アデューシンはスペクトリン(spectrin)の
アクチン(actin)への結合を促進し、該結合は、カルシ
ウム/カルモデュリン(calmodulin)により調節される。
アデューシンはまた、プロテイン・キナーゼCによりリ
ン酸化される。
【0048】近年、上記のようにラット脾臓のアデュー
シン及びヒト赤血球アデューシンの両者の一次構造がc
DNAクローニングにより推定された。これらの研究に
より、アデューシン及びその異性体が、例えば脳、腎
臓、肝臓等に由来する組織及び培養細胞株から、新しい
蛋白ファミリーとして確立された。
【0049】上記アデューシンは、上皮組織及び培養細
胞における細胞−細胞接触の部位に局在しており(Kaise
r, H. W., et al., J. Cell Biol., 109, 557-569 (198
9))、スペクトリン−アクチン複合体の形成を促進させ
る能力は、スペクトリンに基づく細胞骨格(spectrin-ba
sed cytoskelton)の凝集に重要な役割を演じていること
を示唆している(Gardner, K. and Bennett, V., Natur
e, 328, 359-362 (1987); Kaiser, H. W., et al., J.
Cell Biol., 10 9, 557-569 (1989))。
【0050】アデューシン分子の機能的機構は、いまだ
解明されていないが、アデューシンの限定的蛋白分解よ
り、各サブユニットは、2つの領域からなることが明ら
かとなった(Joshi,Joshi, R., et al., J. Cell Biol.,
115, 665-675 (1991))。
【0051】そのN−末端39キロ・ダルトン領域は、
プロテアーゼ耐性であり、球状をしており、その配列か
ら上記サブユニットのアクチン結合領域の存在が示唆さ
れる。一方、そのC−末端領域は、非常にプロテアーゼ
感受性であり、カルモデュリン結合領域を含んでいる(J
oshi,Joshi, R., et al., J. Cell Biol., 115, 665-67
5 (1991))。
【0052】上記ヒト赤血球アデューシン遺伝子及びラ
ット・アデューシン63遺伝子と比較した時、このクロ
ーンはその5’側が欠けていたので、その欠けているセ
グメントを単離するために5’レースの技術を用いた(F
rohman M.A., et al., Proc.Natl. Acad. Sci. U.S.A.,
8, 8998-9002 (1988))。
【0053】(2)5′レース法(5’RACE:5'ra
pid amplification of cDNA ends) 本発明遺伝子の5′部分を含むcDNAクローンの単離
・解析は、製品使用プロトコールの一部修飾させ、市販
キット(5'-Rapid AmpliFinder RACE Kit, クローンテ
ック社製)を用いた5′レース法により、以下のとおり
実施した。
【0054】即ち、ヒト胎児脳ポリ(A)+RNAの
0.1μgを逆転写酵素(Superscript TMII RNase H R
everse Transcriptase,Life Technologies社)を用いた
ランダムヘキサマー(ランダムプライマーp(dN)
6:ファルマシア社製)により逆転写してcDNAを
得、これを上記実施例1−(1)から得られたcDNA
配列(GEN−028F07クローンの5’端末)由来
のプライマー及び市販のキットに付属のアンカープライ
マーを用いたPCRにより増幅させた。
【0055】即ち、上記ポリ(A)+RNAの0.1μ
gに2.5mM dNTP/1xTaq緩衝液(宝酒造
社製)/0.2μM プライマー、0.2μM アダプ
ター・プライマー/ExTaq酵素(宝酒造社製)0.2
5単位を併せて全量を50μlとし、これにアンカー・
プライマーを加えて室温で反応させた後、PCRに供し
た。該PCRは、94℃1分間、次いで94℃45秒、
58℃45秒、72℃2分のサイクルを35サイクル行
ない、72℃で7分間反応させた。
【0056】その後、PCR反応物50μl中の1μl
を遺伝子特異的ネスティッドP2プライマーとアンカー
・プライマーを用いる第2のPCR反応において増幅さ
せた。増幅された5’cDNA断片をベクター(pT7
Blue(R)T−Vector,ノバゲン(Novagen)
社)中でサブクローン化し、核酸配列を決定した。
【0057】GEN−028F07クローンの配列と増
幅された5’cDNAの2つの重なっているcDNAク
ローンをシークェンシングすることによって、全体のコ
ードしている配列と、5’と3’フランキング配列を決
定し、該遺伝子をヒト・アデューシン様70遺伝子と命
名した。
【0058】配列番号:3にヒト・アデューシン様70
の核酸配列を、配列番号:2にそのコードディング領域
の核酸配列を、また配列番号:1に上記核酸配列によっ
てコードされる推定アミノ酸配列を示す。
【0059】ヒト・アデューシン様70遺伝子は、配列
番号:1で示される674アミノ酸をコードする配列番
号:2で示される2022塩基長の核酸配列のオープン
・リーディング・フレームからなり、これを含む配列と
5’非コード領域及び3’非コード領域からなる全長配
列は、配列番号:3で示される2920核酸配列からな
っていた。
【0060】配列番号:3の塩基配列番号184−18
6番目の塩基の位置が推定されたスタート・コドンであ
ることは、このコドンがcDNAクローンの最初のAT
Gでしかも上流にイン−フレームでストップ・コドンが
ある、また、このATGが翻訳開始のためのコザック配
列とよく似た配列に囲まれていることから示唆される(K
ozak M., J. Biol. Chem., 266, 19867-19870 (199
1))。
【0061】また、停止コドンは、配列番号:3の22
06−2208番目に位置しており、ポリアデニレーシ
ョン・シグナルAATAAAは、ポリアデニレーション
部位の106塩基上流(2626−2631番目)に位置
していた。
【0062】(2)ヒト・アデューシン様70とアデュ
ーシン・ファミリーとのアミノ酸配列の比較 本発明ヒト・アデューシン様70遺伝子によりコードさ
れる蛋白のアミノ酸配列は、ヒト赤血球αアデューシン
と54%、ヒト赤血球βアデューシンと53%及びラッ
ト・アデューシン63蛋白と59%相同した。
【0063】また、該ヒト・アデューシン様70蛋白の
カルボキシル末端(640−673残基)は、26の親
水性残基(12のリジン残基)を有していた。更に、こ
の領域は、プロティン・キナーゼCリン酸化部位を有
し、またカルモデュリン結合が存在するヒト赤血球アデ
ューシン蛋白との間で特に強く保存されていた。一方、
N末端部分は、親水性残基と疎水性残基とからなってい
た。
【0064】本発明ヒト・アデューシン様70蛋白のア
ミノ酸配列と、スペクトリン・スーパーファミリーのヒ
トαアクチニン(Youssoufian, H.,et al., Am. J. Hum.
Genet., 47, 62-71 (1990))、ヒト赤血球βスペクトリ
ン(Winklelmann, J., et al., J. Biol. Chem., 265, 1
1827-11832 (1990))、ヒト・ジストロフィン(dystrophi
n; Koenig, M., et al., Cell, 53, 219-228 (1987))及
びABP−120(Dictyostelim; Bresnick, A.R., et
al., J. Biol. Chem., 265, 9236-9240 (1990))のN末
端F−アクチン領域との比較を行なった結果、これらの
蛋白のうちで27アミノ酸領域は60−80%保存され
ており、ABP−120によるアクチン結合に必須であ
ることが示された。
【0065】本発明ヒト・アデューシン様70蛋白は、
上記27アミノ酸領域内に7つの同一残基と5つの置換
可能なアミノ酸を有していた。
【0066】(3)ノーザンブロット分析 正常ヒト組織におけるヒト・アデューシン様70mRN
Aの発現をランダム・オリゴヌクレオチド・プライミン
グ法によって標識したヒトcDNAクローンをプローブ
とするノーザンブロットにより評価した。
【0067】ノーザンブロット分析は、製品使用法に従
い、ヒトMTNブロット(HumanMultiple Tissue Nothe
rn blot ; クローンテック社製、パロ・アルト、カリフ
ォルニア、米国)を用いて実施した。
【0068】即ち、上記GEN−028F07cDNA
クローンのPCR増幅産物を〔32P〕−dCTP(ラン
ダムプライムドDNAラベリングキット、ベーリンガー
マンハイム社)により標識してプローブとした。 ブロ
ッティングは、4時間プレハイブリダイズ後、42℃で
18時間、50%ホルムアミド/6×SSC/10×デ
ンハルツ溶液/2%SDS溶液(100μg/ml変性
サケ精子DNA含有)の溶液中でハイブリダイズした。
【0069】2×SSC/0.05%SDSにて室温下
にて40分洗浄後、次いで0.1×SSC/0.01%
SDSにて55℃下に20分間で2回洗浄した。フィル
ターは−80℃下に60時間、X線フィルム(コダック
社製)に対して露光した。
【0070】その結果、試験したヒト心臓、脳、胎盤、
肺、肝臓、骨格筋、腎臓、膵臓、脾臓、甲状腺、前立
腺、精巣、卵巣、小腸、大腸、末梢血白血球の16の組
織にサイズが4キロ塩基の転写体が発現していたが、そ
のうち、心臓及び膵臓において最も高かった。しかしな
がら、前立腺においては、非常にわずかなヒト・アデュ
ーシン様70mRNAの発現しか認められなかった。
【0071】(4)FISHによるコスミド・クローン
と染色体の局在 ヒト・アデューシン様70cDNAに対応するコスミド
を得た。上記によって得られたコスミドクローンを、複
製プロメタフェーズR−バンドと組合わせたFISHに
基づく技術であるダイレクトR−バィンディング・フル
オレッセン・インサイチュー・ハイブリダイゼーション
(FISH)によるマッピングのためのプローブとして使
用した(Takahashi E., et al, Hum. Genet., 86, 14-16
(1990):Takahashi E., et al, Hum. Genet., 88, 119-1
21(1991))。
【0072】尚、これらのクローンに供されている反復
配列によるバックグラウンドの抑制のために、リヒター
(Lichter P. et al., Proc. Natl. Sci. U.S.A., 87, 6
634-6638(1990))によって記載された方法を少し修飾し
て10倍過剰のヒトCot−1DNA(BRL社製)を加
えた。
【0073】標識、ハイブリダイゼーション、洗浄、検
出は、通常の方法に従い実施した。プロビア100フィ
ルム(フジISO100;フジ・フィルム社製)を顕微鏡
写真撮影のために用いた(フィルター・コンビネーショ
ン、ニコンB−2A)。
【0074】観察の結果の100の典型的なR−バンド
分染染色体プレートの第10染色体のバンドq24.2
−q24.3で両ホモログの1つ或は2つの明瞭の明確
なスポットが認められた。
【0075】従って、ヒト・アデューシン様70は、染
色体バンド10q24.2−10q24.3に局在して
いることが確認された。
【0076】上記のようにヒト・アデューシン様70遺
伝子は、様々な組織において広く発現し、その遺伝子産
物が、ヒト赤血球アデューシンと同様にスペクトリン−
アクチン・ネットワークの構築を促進すると考えられ、
そして上皮組織において細胞−細胞間接着部位に局在す
ることから、細胞骨格系の構築に重要であると考えられ
る。従って、該ヒト・アデューシン様70遺伝子は、細
胞骨格系形成に重要な役割を演じ、細胞の生存に必須の
機能を持ち、生命維持のために必須であると考えられ
る。本発明によれば、新規なヒト・アデューシン様70
遺伝子が提供され、該遺伝子を用いれば、該遺伝子の各
種組織での発現の検出や、ヒト・アデューシン様70蛋
白の遺伝子工学的製造が可能となり、これらにより、発
現蛋白の機能解析の研究並びに細胞骨格系形成に関する
研究等が可能となり、これらの機能に関与する疾患、例
えば、細胞間接着の異常や細胞骨格系の異常による上皮
細胞の脆弱性のために起こる水疱症や天疱瘡、または癌
の転移、浸潤には多くのステップの関与が考えられるが
細胞間の接着性がこのシステムに関与しているかもしれ
ない。従って、これらの疾病等の病態解明や診断、治療
等が可能となると考えられるほか、本発明遺伝子の染色
体の座位を同じくするチトクロームP−450、レチノ
ール結合タンパク4(Retinol-binding protein-4)、亜
鉛フィンガー蛋白32(Zinc finger protein-32)、ホメ
オボックス11(Homeo box 11)、ウロキナーゼ(Urokina
se)、リパーゼA(lipase A)、アドレナリン・レセプタ
ー(Adrenergic receptor)、アポトーシス抗原1、キネ
シン様1(Kinesin-like-1)等が関る疾患の発生と進展と
の係わりを研究することが可能となる。
【0077】
【配列表】
【0078】配列番号:1 配列の長さ:674 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直線状 配列の種類:蛋白 配列: Met Ser Ser Asp Ala Ser Gln Gly Val Ile Thr Thr Pro Pro Pro Pro 1 5 10 15 Ser Met Pro His Lys Glu Arg Tyr Phe Asp Arg Ile Asn Glu Asn Asp 20 25 30 Pro Glu Tyr Ile Arg Glu Arg Asn Met Ser Pro Asp Leu Arg Gln Asp 35 40 45 Ser Ser Met Met Glu Gln Arg Lys Arg Val Thr Arg Ile Leu Gln Ser 50 55 60 Pro Ala Phe Arg Glu Asp Leu Glu Cys Leu Ile Gln Glu Gln Met Lys 65 70 75 80 Lys Gly His Asn Pro Thr Gly Leu Leu Ala Leu Gln Gln Ile Ala Asp 85 90 95 Tyr Ile Met Ala Asn Ser Phe Ser Gly Phe Ser Ser Pro Pro Leu Ser 100 105 110 Leu Gly Met Val Thr Pro Ile Asn Asp Leu Pro Gly Ala Asp Thr Ser 115 120 125 Ser Tyr Val Lys Gly Glu Lys Leu Thr Arg Cys Lys Leu Ala Ser Leu 130 135 140 Tyr Arg Leu Val Asp Leu Phe Gly Trp Ala His Leu Ala Asn Thr Tyr 145 150 155 160 Ile Ser Val Arg Ile Ser Lys Glu Gln Asp His Ile Ile Ile Ile Pro 165 170 175 Arg Gly Leu Ser Phe Ser Glu Ala Thr Ala Ser Asn Leu Val Lys Val 180 185 190 Asn Ile Ile Gly Glu Val Val Asp Gln Gly Ser Thr Asn Leu Lys Ile 195 200 205 Asp His Thr Gly Phe Ser Pro His Ala Ala Ile Tyr Ser Thr Arg Pro 210 215 220 Asp Val Lys Cys Val Ile His Ile His Thr Leu Ala Thr Ala Ala Val 225 230 235 240 Ser Ser Met Lys Cys Gly Ile Leu Pro Ile Ser Gln Glu Ser Leu Leu 245 250 255 Leu Gly Asp Val Ala Tyr Tyr Asp Tyr Gln Gly Ser Leu Glu Glu Gln 260 265 270 Glu Glu Arg Ile Gln Leu Gln Lys Val Leu Gly Pro Ser Cys Lys Val 275 280 285 Leu Val Leu Arg Asn His Gly Val Val Ala Leu Gly Glu Thr Leu Glu 290 295 300 Glu Ala Phe His Tyr Ile Phe Asn Val Gln Leu Ala Cys Glu Ile Gln 305 310 315 320 Val Gln Ala Leu Ala Gly Ala Gly Gly Val Asp Asn Leu His Val Leu 325 330 335 Asp Phe Gln Lys Tyr Lys Ala Phe Thr Tyr Thr Val Ala Ala Ser Gly 340 345 350 Gly Gly Gly Val Asn Met Gly Ser His Gln Lys Trp Lys Val Gly Glu 355 360 365 Ile Glu Phe Glu Gly Leu Met Arg Thr Leu Asp Asn Leu Gly Tyr Arg 370 375 380 Thr Gly Tyr Ala Tyr Arg His Pro Leu Ile Arg Glu Lys Pro Arg His 385 390 395 400 Lys Ser Asp Val Glu Ile Pro Ala Thr Val Thr Ala Phe Ser Phe Glu 405 410 415 Asp Asp Thr Val Leu Leu Ser Pro Leu Lys Tyr Met Ala Gln Arg Gln 420 425 430 Gln Arg Glu Lys Thr Arg Trp Leu Asn Ser Pro Asn Thr Tyr Met Lys 435 440 445 Val Asn Val Pro Glu Glu Ser Arg Asn Gly Glu Thr Ser Pro Arg Thr 450 455 460 Lys Ile Thr Trp Met Lys Ala Glu Asp Ser Ser Lys Val Ser Gly Gly 465 470 475 480 Thr Pro Ile Lys Ile Glu Asp Pro Asn Gln Phe Val Pro Leu Asn Thr 485 490 495 Asn Pro Asn Glu Val Leu Glu Lys Arg Asn Lys Ile Arg Glu Gln Asn 500 505 510 Arg Tyr Asp Leu Lys Thr Ala Gly Pro Gln Ser Gln Leu Leu Ala Gly 515 520 525 Ile Val Val Asp Lys Pro Pro Ser Thr Met Gln Phe Glu Asp Asp Asp 530 535 540 His Gly Pro Pro Ala Pro Pro Asn Pro Phe Ser His Leu Thr Glu Gly 545 550 555 560 Glu Leu Glu Glu Tyr Lys Arg Thr Ile Glu Arg Lys Gln Gln Gly Leu 565 570 575 Glu Glu Asn His Glu Leu Phe Ser Lys Ser Phe Ile Ser Met Glu Val 580 585 590 Pro Val Met Val Val Asn Gly Lys Asp Asp Met His Asp Val Glu Asp 595 600 605 Glu Leu Ala Lys Arg Val Ser Arg Leu Ser Thr Ser Thr Thr Ile Glu 610 615 620 Asn Ile Glu Ile Thr Ile Lys Ser Pro Glu Lys Ile Glu Glu Val Leu 625 630 635 640 Ser Pro Glu Gly Ser Pro Ser Lys Ser Pro Ser Lys Lys Lys Lys Lys 645 650 655 Phe Arg Thr Pro Ser Phe Leu Lys Lys Asn Lys Lys Lys Glu Lys Val 660 665 670 Glu Ala
【0079】配列番号:2 配列の長さ:2022 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (genomic) 配列: ATGAGCTCAG ATGCCAGCCA AGGCGTGATT ACCACTCCTC CTCCTCCCAG CATGCCTCAC 60 AAAGAGAGAT ATTTTGACCG CATCAATGAA AATGACCCAG AATACATTAG GGAGAGGAAC 120 ATGTCTCCTG ATCTACGACA AGACTCCAGC ATGATGGAGC AGAGGAAACG AGTTACTCGG 180 ATCCTGCAAA GTCCTGCCTT TCGGGAAGAC TTGGAATGCC TTATTCAAGA ACAGATGAAG 240 AAAGGCCACA ACCCAACTGG ATTACTAGCA TTACAGCAGA TTGCAGATTA CATCATGGCC 300 AATTCTTTCT CGGGTTTTTC TTCACCTCCT CTCAGTCTTG GCATGGTCAC ACCTATCAAT 360 GACCTTCCTG GTGCAGATAC ATCCTCATAT GTGAAGGGAG AAAAACTTAC TCGCTGTAAA 420 CTTGCCAGCC TGTACAGACT TGTAGACTTG TTTGGATGGG CACACCTGGC AAATACCTAT 480 ATCTCAGTAA GAATAAGTAA GGAGCAAGAC CACATTATAA TAATTCCCAG AGGCCTATCT 540 TTTTCTGAAG CTACAGCCTC CAATTTGGTG AAAGTCAATA TAATAGGAGA AGTGGTTGAC 600 CAGGGAAGTA CCAATTTGAA AATTGACCAT ACAGGATTCA GTCCCCATGC TGCAATCTAT 660 TCAACACGTC CTGATGTTAA GTGTGTGATA CACATCCATA CCCTTGCAAC AGCAGCTGTA 720 TCCTCCATGA AATGTGGGAT CCTTCCAATT TCTCAAGAGT CTCTTCTTCT GGGAGATGTT 780 GCCTATTATG ACTACCAAGG GTCACTTGAA GAACAGGAGG AGAGAATTCA ACTGCAGAAG 840 GTTCTGGGAC CAAGTTGTAA AGTGCTGGTA CTCAGGAATC ATGGTGTGGT TGCACTTGGA 900 GAAACATTAG AGGAGGCTTT TCATTATATT TTTAATGTGC AACTAGCCTG TGAGATTCAG 960 GTGCAGGCCC TAGCAGGTGC AGGTGGAGTA GACAATCTCC ATGTACTGGA CTTTCAGAAG 1020 TATAAAGCTT TCACTTACAC TGTAGCAGCG TCTGGTGGAG GAGGTGTGAA TATGGGTTCC 1080 CATCAAAAAT GGAAGGTTGG CGAAATTGAG TTTGAAGGGC TTATGAGGAC TCTGGACAAC 1140 TTGGGGTATA GAACAGGCTA TGCTTACAGG CATCCTCTCA TTCGAGAGAA GCCTAGGCAC 1200 AAGAGTGATG TGGAAATCCC AGCAACTGTG ACTGCTTTTT CCTTTGAAGA CGATACAGTG 1260 CTACTCTCTC CTCTCAAATA CATGGCACAG AGGCAACAGC GTGAAAAAAC AAGATGGCTG 1320 AACTCACCAA ATACTTACAT GAAAGTGAAT GTGCCTGAGG AGTCTCGGAA CGGAGAAACC 1380 AGTCCCCGAA CCAAAATCAC GTGGATGAAA GCAGAAGACT CATCTAAAGT TAGTGGTGGA 1440 ACACCTATCA AAATTGAAGA TCCAAATCAG TTTGTTCCTT TAAACACAAA CCCGAATGAG 1500 GTACTAGAAA AGAGAAATAA GATTCGGGAA CAAAATCGAT ATGACTTGAA AACAGCAGGA 1560 CCACAATCTC AGTTGCTTGC TGGAATTGTT GTGGATAAGC CACCTTCTAC TATGCAATTT 1620 GAAGATGATG ATCATGGCCC ACCAGCTCCT CCTAACCCAT TTAGTCATCT CACAGAAGGA 1680 GAACTTGAAG AGTATAAGAG GACAATCGAA CGTAAACAAC AAGGCCTAGA AGAAAACCAT 1740 GAGCTGTTTT CCAAGAGCTT CATCTCCATG GAAGTGCCTG TCATGGTAGT AAATGGCAAG 1800 GATGATATGC ATGATGTTGA AGATGAGCTT GCTAAGCGAG TGAGTAGGTT AAGCACAAGT 1860 ACAACCATAG AAAACATCGA GATTACTATT AAGTCTCCAG AGAAAATCGA AGAAGTCCTG 1920 TCACCTGAAG GCTCCCCTTC AAAATCGCCA TCCAAGAAAA AGAAGAAATT CCGCACTCCT 1980 TCTTTTCTGA AAAAGAACAA AAAAAAGGAG AAAGTTGAGG CC 2022
【0080】配列番号:3 配列の長さ:2920 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA (cDNA) 配列の特徴: 特徴を表わす記号:CDS 存在位置:184..2205 特徴を決定した方法:E 配列: TCTGGTTCGG CCCACCTCTG AAGGTTCCAG AAT
CGATAGT GAATTCGTGG AGTAGGTTTC 60 TGTGCAGCAT TGCAGAATCC ACACCTAGAG AAC
AGAAGAC ACAGACACGT ACGTCTACTA 120 CCCTTGTTAG AAGGAAGCTT TGGATCTTCG GTG
GATAACA AGAGTAATCC ACAGACTTAA 180 AAC ATG AGC TCA GAT GCC AGC CAA GGC
GTG ATT ACC ACT CCT CCT CCT 228 Met Ser Ser Asp Ala Ser Gln Gly
Val Ile Thr Thr Pro Pro Pro 1 5
10 15 CCC AGC ATG CCT CAC AAA GAG AGA TAT
TTT GAC CGC ATC AAT GAA AAT 276 Pro Ser Met Pro His Lys Glu Arg Tyr
Phe Asp Arg Ile Asn Glu Asn 20
25 30 GAC CCA GAA TAC ATT AGG GAG AGG AAC
ATG TCT CCT GAT CTA CGA CAA 324 Asp Pro Glu Tyr Ile Arg Glu Arg Asn
Met Ser Pro Asp Leu Arg Gln 35 40
45 GAC TCC AGC ATG ATG GAG CAG AGG AAA
CGA GTT ACT CGG ATC CTG CAA 372 Asp Ser Ser Met Met Glu Gln Arg Lys
Arg Val Thr Arg Ile Leu Gln 50 55
60 AGT CCT GCC TTT CGG GAA GAC TTG GAA
TGC CTT ATT CAA GAA CAG ATG 420 Ser Pro Ala Phe Arg Glu Asp Leu Glu
Cys Leu Ile Gln Glu Gln Met 65 70
75 AAG AAA GGC CAC AAC CCA ACT GGA TTA
CTA GCA TTA CAG CAG ATT GCA 468 Lys Lys Gly His Asn Pro Thr Gly Leu
Leu Ala Leu Gln Gln Ile Ala 80 85
90 95 GAT TAC ATC ATG GCC AAT TCT TTC TCG
GGT TTT TCT TCA CCT CCT CTC 516 Asp Tyr Ile Met Ala Asn Ser Phe Ser
Gly Phe Ser Ser Pro Pro Leu 100
105 110 AGT CTT GGC ATG GTC ACA CCT ATC AAT
GAC CTT CCT GGT GCA GAT ACA 564 Ser Leu Gly Met Val Thr Pro Ile Asn
Asp Leu Pro Gly Ala Asp Thr 115 120
125 TCC TCA TAT GTG AAG GGA GAA AAA CTT
ACT CGC TGT AAA CTT GCC AGC 612 Ser Ser Tyr Val Lys Gly Glu Lys Leu
Thr Arg Cys Lys Leu Ala Ser 130 135
140 CTG TAC AGA CTT GTA GAC TTG TTT GGA
TGG GCA CAC CTG GCA AAT ACC 660 Leu Tyr Arg Leu Val Asp Leu Phe Gly
Trp Ala His Leu Ala Asn Thr 145 150
155 TAT ATC TCA GTA AGA ATA AGT AAG GAG
CAA GAC CAC ATT ATA ATA ATT 708 Tyr Ile Ser Val Arg Ile Ser Lys Glu
Gln Asp His Ile Ile Ile Ile 160 165
170 175 CCC AGA GGC CTA TCT TTT TCT GAA GCT
ACA GCC TCC AAT TTG GTG AAA 756 Pro Arg Gly Leu Ser Phe Ser Glu Ala
Thr Ala Ser Asn Leu Val Lys 180
185 190 GTC AAT ATA ATA GGA GAA GTG GTT GAC
CAG GGA AGT ACC AAT TTG AAA 804 Val Asn Ile Ile Gly Glu Val Val Asp
Gln Gly Ser Thr Asn Leu Lys 195 200
205 ATT GAC CAT ACA GGA TTC AGT CCC CAT
GCT GCA ATC TAT TCA ACA CGT 852 Ile Asp His Thr Gly Phe Ser Pro His
Ala Ala Ile Tyr Ser Thr Arg 210 215
220 CCT GAT GTT AAG TGT GTG ATA CAC ATC
CAT ACC CTT GCA ACA GCA GCT 900 Pro Asp Val Lys Cys Val Ile His Ile
His Thr Leu Ala Thr Ala Ala 225 230
235 GTA TCC TCC ATG AAA TGT GGG ATC CTT
CCA ATT TCT CAA GAG TCT CTT 948 Val Ser Ser Met Lys Cys Gly Ile Leu
Pro Ile Ser Gln Glu Ser Leu 240 245
250 255 CTT CTG GGA GAT GTT GCC TAT TAT GAC
TAC CAA GGG TCA CTT GAA GAA 996 Leu Leu Gly Asp Val Ala Tyr Tyr Asp
Tyr Gln Gly Ser Leu Glu Glu 260
265 270 CAG GAG GAG AGA ATT CAA CTG CAG AAG
GTT CTG GGA CCA AGT TGT AAA 1044 Gln Glu Glu Arg Ile Gln Leu Gln Lys
Val Leu Gly Pro Ser Cys Lys 275 280
285 GTG CTG GTA CTC AGG AAT CAT GGT GTG
GTT GCA CTT GGA GAA ACA TTA 1092 Val Leu Val Leu Arg Asn His Gly Val
Val Ala Leu Gly Glu Thr Leu 290 295
300 GAG GAG GCT TTT CAT TAT ATT TTT AAT
GTG CAA CTA GCC TGT GAG ATT 1140 Glu Glu Ala Phe His Tyr Ile Phe Asn
Val Gln Leu Ala Cys Glu Ile 305 310
315 CAG GTG CAG GCC CTA GCA GGT GCA GGT
GGA GTA GAC AAT CTC CAT GTA 1188 Gln Val Gln Ala Leu Ala Gly Ala Gly
Gly Val Asp Asn Leu His Val 320 325
330 335 CTG GAC TTT CAG AAG TAT AAA GCT TTC
ACT TAC ACT GTA GCA GCG TCT 1236 Leu Asp Phe Gln Lys Tyr Lys Ala Phe
Thr Tyr Thr Val Ala Ala Ser 340
345 350 GGT GGA GGA GGT GTG AAT ATG GGT TCC
CAT CAA AAA TGG AAG GTT GGC 1284 Gly Gly Gly Gly Val Asn Met Gly Ser
His Gln Lys Trp Lys Val Gly 355 360
365 GAA ATT GAG TTT GAA GGG CTT ATG AGG
ACT CTG GAC AAC TTG GGG TAT 1332 Glu Ile Glu Phe Glu Gly Leu Met Arg
Thr Leu Asp Asn Leu Gly Tyr 370 375
380 AGA ACA GGC TAT GCT TAC AGG CAT CCT
CTC ATT CGA GAG AAG CCT AGG 1380 Arg Thr Gly Tyr Ala Tyr Arg His Pro
Leu Ile Arg Glu Lys Pro Arg 385 390
395 CAC AAG AGT GAT GTG GAA ATC CCA GCA
ACT GTG ACT GCT TTT TCC TTT 1428 His Lys Ser Asp Val Glu Ile Pro Ala
Thr Val Thr Ala Phe Ser Phe 400 405
410 415 GAA GAC GAT ACA GTG CTA CTC TCT CCT
CTC AAA TAC ATG GCA CAG AGG 1476 Glu Asp Asp Thr Val Leu Leu Ser Pro
Leu Lys Tyr Met Ala Gln Arg 420
425 430 CAA CAG CGT GAA AAA ACA AGA TGG CTG
AAC TCA CCA AAT ACT TAC ATG 1524 Gln Gln Arg Glu Lys Thr Arg Trp Leu
Asn Ser Pro Asn Thr Tyr Met 435 440
445 AAA GTG AAT GTG CCT GAG GAG TCT CGG
AAC GGA GAA ACC AGT CCC CGA 1572 Lys Val Asn Val Pro Glu Glu Ser Arg
Asn Gly Glu Thr Ser Pro Arg 450 455
460 ACC AAA ATC ACG TGG ATG AAA GCA GAA
GAC TCA TCT AAA GTT AGT GGT 1620 Thr Lys Ile Thr Trp Met Lys Ala Glu
Asp Ser Ser Lys Val Ser Gly 465 470
475 GGA ACA CCT ATC AAA ATT GAA GAT CCA
AAT CAG TTT GTT CCT TTA AAC 1668 Gly Thr Pro Ile Lys Ile Glu Asp Pro
Asn Gln Phe Val Pro Leu Asn 480 485
490 495 ACA AAC CCG AAT GAG GTA CTA GAA AAG
AGA AAT AAG ATT CGG GAA CAA 1716 Thr Asn Pro Asn Glu Val Leu Glu Lys
Arg Asn Lys Ile Arg Glu Gln 500
505 510 AAT CGA TAT GAC TTG AAA ACA GCA GGA
CCA CAA TCT CAG TTG CTT GCT 1764 Asn Arg Tyr Asp Leu Lys Thr Ala Gly
Pro Gln Ser Gln Leu Leu Ala 515 520
525 GGA ATT GTT GTG GAT AAG CCA CCT TCT
ACT ATG CAA TTT GAA GAT GAT 1812 Gly Ile Val Val Asp Lys Pro Pro Ser
Thr Met Gln Phe Glu Asp Asp 530 535
540 GAT CAT GGC CCA CCA GCT CCT CCT AAC
CCA TTT AGT CAT CTC ACA GAA 1860 Asp His Gly Pro Pro Ala Pro Pro Asn
Pro Phe Ser His Leu Thr Glu 545 550
555 GGA GAA CTT GAA GAG TAT AAG AGG ACA
ATC GAA CGT AAA CAA CAA GGC 1908 Gly Glu Leu Glu Glu Tyr Lys Arg Thr
Ile Glu Arg Lys Gln Gln Gly 560 565
570 575 CTA GAA GAA AAC CAT GAG CTG TTT TCC
AAG AGC TTC ATC TCC ATG GAA 1956 Leu Glu Glu Asn His Glu Leu Phe Ser
Lys Ser Phe Ile Ser Met Glu 580
585 590 GTG CCT GTC ATG GTA GTA AAT GGC AAG
GAT GAT ATG CAT GAT GTT GAA 2004 Val Pro Val Met Val Val Asn Gly Lys
Asp Asp Met His Asp Val Glu 595 600
605 GAT GAG CTT GCT AAG CGA GTG AGT AGG
TTA AGC ACA AGT ACA ACC ATA 2052 Asp Glu Leu Ala Lys Arg Val Ser Arg
Leu Ser Thr Ser Thr Thr Ile 610 615
620 GAA AAC ATC GAG ATT ACT ATT AAG TCT
CCA GAG AAA ATC GAA GAA GTC 2100 Glu Asn Ile Glu Ile Thr Ile Lys Ser
Pro Glu Lys Ile Glu Glu Val 625 630
635 CTG TCA CCT GAA GGC TCC CCT TCA AAA
TCG CCA TCC AAG AAA AAG AAG 2148 Leu Ser Pro Glu Gly Ser Pro Ser Lys
Ser Pro Ser Lys Lys Lys Lys 640 645
650 655 AAA TTC CGC ACT CCT TCT TTT CTG AAA
AAG AAC AAA AAA AAG GAG AAA 2196 Lys Phe Arg Thr Pro Ser Phe Leu Lys
Lys Asn Lys Lys Lys Glu Lys 660
665 670 GTT GAG GCC TAAATAAAGT CTTTTTATAA TT
ATTATTAT AACAATGTGA 2245 Val Glu Ala
CATTGCACAT CTAAATACCA CATTTAAGTT GAT
CATTAAT ATGCAATGGT AGATCAGATT 2305 GGGGGATGTA GCAAACTGGA CTTTAAGAAC TGG
AAAGAGG TTTTACAAAA GAAAAACTTT 2365 CAGATTCATC TCTCATTTTA TATGTCCAGA AAT
GGCTTTG AATTTTAAGC AATTACTAGT 2425 TTTAATTAGC TCTGCCCTCA TGAAGTATTA TTA
TAATTCA CCATAAACAG CTATCTGTCT 2485 GAATTACTTC AGGCCTTCTC CATAATATCT GTT
AGAAAGA AATTGCCAGT GAGCAAGTGA 2545 GAATTTTTAT TTCTCAATAC CTGCTTCACT TGA
TAATCAT ATTATAATTT TTTATCATGA 2605 TTATTGACTA TATTTTTGGA GTCCCATTGT TTC
AGTGGGC ATTAACAGAA TGCTTTAAAA 2665 ACTTCTAAGA CAAGAATCTA TAGCATTAGT ATA
CACTGGC ACATAATTTT TTAAAAAGTT 2725 TTAAGAAAAG ATTCATTTGG AATTTTATTC ACA
GTATAAA ATTTCCTCAC CTGAAGTAAC 2785 TTTGTTTGCC AAAAAAGTTG TTTTAATAAA CTA
TAATTTT TGAAAACTTC CTTTTTTATT 2845 AGTTTAGAAA GCCCCTTATT TTTCAACAAA GGG
GATTTTG TACACATAAC ATGGGTTATT 2905 TAGTTTAACT CTGGC
2920
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07K 14/47 C07K 14/47 (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (72)発明者 川井 篤 徳島県板野郡松茂町広島字南川向52−17 (72)発明者 奥野 史郎 徳島県徳島市川内町金岡64−1−701 (72)発明者 中村 祐輔 神奈川県横浜市緑区あざみ野3−4−1− 401 (72)発明者 高橋 永一 徳島県徳島市南矢三町2−5−22 (72)発明者 平井 嘉勝 大阪府吹田市清水6丁目1番302号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号:1で示されるアミノ酸配列をコ
    ードする塩基配列を含むことを特徴とするヒト・アデュ
    ーシン様70遺伝子。
  2. 【請求項2】配列番号:2で示される塩基配列を含むこ
    とを特徴とするヒト・アデューシン様70遺伝子。
  3. 【請求項3】配列番号:3で示される塩基配列である請
    求項2に記載のヒト・アデューシン様70遺伝子。
JP8078730A 1996-04-01 1996-04-01 ヒト遺伝子 Pending JPH09271384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078730A JPH09271384A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ヒト遺伝子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078730A JPH09271384A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ヒト遺伝子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09271384A true JPH09271384A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13670010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8078730A Pending JPH09271384A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 ヒト遺伝子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09271384A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002617A1 (fr) * 2000-06-19 2002-01-10 Biowindow Gene Development Inc. Shanghai Nouveau polypeptide, sous-unite beta 10 d'adductine humaine, et polynucleotide codant ce polypeptide

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002617A1 (fr) * 2000-06-19 2002-01-10 Biowindow Gene Development Inc. Shanghai Nouveau polypeptide, sous-unite beta 10 d'adductine humaine, et polynucleotide codant ce polypeptide

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7129338B1 (en) Secretory protein or membrane protein
Nomura et al. Prediction of the coding sequences of unidentified human genes. I. The coding sequences of 40 new genes (KIAA0001-KIAA0040) deduced by analysis of randomly sampled cDNA clones from human immature myeloid cell line KG-1
JP3646191B2 (ja) ヒト遺伝子
EP1067182A2 (en) Secretory protein or membrane protein
US20020077470A1 (en) Cardiac muscle-associated genes
US6242569B1 (en) Regulators of apoptosis
US6245526B1 (en) Lipid metabolism transcription factor
US6524819B1 (en) Down syndrome critical region 1-like proteins
JP2003521231A (ja) 核酸結合タンパク質
US6835556B2 (en) Protein cluster V
JPH09271384A (ja) ヒト遺伝子
US20030186297A1 (en) Osteoclast-specific genes and proteins and uses thereof
US20020123054A1 (en) Human angiopoietin
JPH1014577A (ja) ヒトm6遺伝子
JPH10215872A (ja) ヒトRho関連蛋白HP1遺伝子
JPH09294588A (ja) ヒトrch1関連蛋白遺伝子
KR100802687B1 (ko) 에프이65의 피티비1 도메인의 파트너, 이의 제조방법 및용도
JP3951273B2 (ja) ヒト遺伝子
JPH09168390A (ja) ヒト液胞性ATPase(14−kDaサブユニット)遺伝子
JPH11178578A (ja) ヒトrnf5遺伝子
JP4022771B2 (ja) 前立腺癌の治療
CA2329685A1 (en) Proteins regulating gene expression
AU777490B2 (en) Protein Rim2
JPH10286089A (ja) ヒト遺伝子
US20030175787A1 (en) Vesicle membrane proteins

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060104