JPH10262681A - ヒト遺伝子 - Google Patents
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- JPH10262681A JPH10262681A JP9093044A JP9304497A JPH10262681A JP H10262681 A JPH10262681 A JP H10262681A JP 9093044 A JP9093044 A JP 9093044A JP 9304497 A JP9304497 A JP 9304497A JP H10262681 A JPH10262681 A JP H10262681A
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Abstract
用できる新規なヒト遺伝子を提供。 【解決手段】配列番号:1で示されるアミノ酸配列の全
部又は一部をコードする塩基配列を含むヒト遺伝子、特
に癌抑制遺伝子p53による特異的な転写制御下にある
上記遺伝子。
Description
防、診断及び治療の指針として有用な遺伝子、より詳し
くは、癌抑制遺伝子p53による特異的な転写制御下に
あるヒト遺伝子に関し、遺伝子診断並びに新しい治療法
の開発に利用可能な遺伝子に関する。
見出される遺伝的変異において最も普遍的なものであ
り、ヒトの発癌に関与する最も重要な遺伝子のひとつと
されている〔Hollstein M., et al., Science (Washing
ton DC), 253: 49-53, 1991〕。p53は転写因子とし
て作用し〔Vogelstein B., et al., Cell, 70: 523-52
6,1992〕、配列特異的なDNAへの結合により、p21
/WAF1、MDM2、GADD45、BAX、cyclin
G、IGF−BP3、PCNA及びGML等の各種遺
伝子を活性化することが確認されている〔EI-Deiry W.
S., et al., Cell,75: 817-825, 1993 ; Wu X., et a
l., Genes Dev., 7: 1126-1132, 1993 ; Kastan M. B.,
et al., Cell, 71: 587-597, 1992 ; Miyashita T., e
t al., Cell,80: 293-299, 1995 ; Okamoto K., et a
l., EMBO. J., 13: 4816-4822, 1994 ;Buckbinder L.,
et al., Nature, 377: 646-649, 1995 ; Morris G. E.,
et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 93: 895-899,
1996 ; Furuhata T., et al., Oncogene, 13: 1965-197
0, 1996〕。p21/WAF1、BAX及びGMLは、
p53により仲介される細胞周期停止及びアポトーシス
の主要因子と思われる。また、GADD45は、DNA
修復に重要な役割を果たしている。
遺伝子の確認は、p53の生物生理学的機能の解明に必
須である。即ち、かかるp53標的遺伝子の同定、解明
は、癌研究の分野はもとより、その標的遺伝子を利用す
る新しい癌の診断乃至治療法の開発の面からも斯界で望
まれているところである。
53結合部位(functional p53-binding sites或はp5
3タグサイト:p53-tagged sites)の近隣にp53標的
遺伝子の候補を見出すようにデザインされた方法を確立
しており、この方法に関して、本発明者はその発現が抗
癌剤の感受性に相関すると考えられているGMLの単離
に既に成功している〔Furuhata,T., et al., Oncogene,
13: 1965-1970, 1996〕。
子p53の標的遺伝子(p53-target genes)或はp53
誘導型遺伝子(p53-inducible genes)、即ちp53に
よる特異的な転写制御下にある新規なヒト遺伝子を見出
し、これを同定して斯界で要望される所望の情報を提供
することを目的とする。
53タグサイトのクローニングにおいて、野生型p53
によって誘導される新規な遺伝子を単離し、これが上記
目的に合致する新規なヒト遺伝子であることを見出し、
ここに本発明を完成するに至った。
配列番号:1で示されるアミノ酸配列の全部又は一部を
コードする塩基配列を含むヒト遺伝子、特に、配列番
号:2で示される塩基配列の全部又は一部を含む遺伝子
が提供される。
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPA
C、IUBの規定、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む
明細書等の作成のためのガイドライン」(特許庁編)及
び当該分野における慣用記号に従うものとする。
は、後述する実施例に示される「P2XM」と名付けら
れたクローンの有するDNA配列から演繹されるものを
挙げることができ、その塩基配列は、配列表に示される
通りである。
されるように、一本鎖DNA配列で表されるが、本発明
はかかる一本鎖DNA配列に相補的なDNA配列や之等
の両者を含むコンポーネントもまた包含する。尚、配列
番号:2に示す本発明遺伝子の配列は、これによりコー
ドされる各アミノ酸残基を示すコドンの一つの組合せ例
であり、本発明遺伝子はこれに限らず、各アミノ酸残基
に対して任意のコドンを組合せ選択したDNA塩基配列
を有することも勿論可能である。該コドンの選択は常法
に従うことができ、例えば利用する宿主のコドン使用頻
度を考慮することができる〔Nucleic Acids Res., 9: 4
3-74, 1981〕。
ミノ酸配列の一部のアミノ酸乃至アミノ酸配列を置換、
欠失、付加等により改変してなり、同様の機能を有する
同効物をコードするDNA配列もまた包含される。これ
らポリペプチドの製造、改変(変異)等は天然に生じる
こともあり、また翻訳後の修飾により或は遺伝子工学的
手法により、天然の遺伝子(例えば本発明の具体例遺伝
子)を、例えばサイトスペシフィック・ミュータゲネシ
ス〔Methods in Enzymology, 154: p.350, 367-382, 19
87 ; 同 100: p.468, 1983 ; Nucleic Acids Res., 12:
p.9441, 1984; 続生化学実験講座1「遺伝子研究法I
I」、日本生化学会編, p.105, 1986〕等の方法により改
変したり、リン酸トリエステル法やリン酸アミダイト法
等の化学合成手段〔J. Am. Chem. Soc., 89: p.4801, 1
967;同 91: p.3350, 1969 ; Science, 150: p.178, 19
68 ; Tetrahedron Lett., 22: p.1859, 1981 ; 同 24:
p.245, 1983〕により変異させたDNAを合成したり、
或はそれらの組合せにより収得することができる。
は、p53による特異的な転写制御下にある遺伝子であ
り、生体においてp53によりその発現が活性化され、
癌の抑制に寄与すると考えられる。従って、本発明遺伝
子の発現を目的とする遺伝子治療或は本発明遺伝子産物
の生体への投与は、癌の予防及び治療に極めて有用であ
ると考えられる。殊に、遺伝性の高発癌体質であるLi-F
raumeni症候群や、p53遺伝子のLOHや、変異が認
められる各種の癌等の場合のようにp53による癌抑制
機能が失われた結果として癌化に向かうとされる個体に
おいて、本発明遺伝子乃至同遺伝子産物の利用が好適と
考えられる。
子治療或は同遺伝子産物を利用する癌処置においては、
必ずしも本発明遺伝子又はそのコードする産物の全て、
即ち全配列からなる遺伝子或は産物、が必要とされるこ
とはなく、本発明にかかる配列番号:2に示す遺伝子に
おける所望の機能と実質的に同質な機能を保持する限り
において、前記したそれらの改変体或はそれらの一部配
列からなる遺伝子或は産物が良好に使用できる。
えば、これを微生物のベクターに組込み、形質転換され
た微生物を培養することによって、上記各遺伝子でコー
ドされるp53関連蛋白を容易にかつ安定して製造する
ことができる。
蛋白は、之等のそれぞれを用いて、特異抗体を作成する
こともできる。ここで抗原として用いられるコンポーネ
ントは、上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生され
る蛋白を用いることができ、得られる抗体はポリクロー
ナル抗体及びモノクローナル抗体のいずれでもよく、之
等抗体はそれぞれの蛋白の精製、測定、識別等に有利に
利用できる。
た本発明遺伝子についての配列情報に基づいて、一般的
遺伝子工学的手法により容易に製造できる〔Molecular
Cloning 2nd Ed., Cold Spring Harbor Laboratory Pre
ss (1989);続生化学実験講座「遺伝子研究法I、II、II
I」、日本生化学会編 (1986) 等参照〕。
伝子の発現される適当な起源細胞より常法に従い調製さ
れたもの)から、本発明遺伝子に特有の適当なプローブ
や抗体を用いて所望クローンを選択することができる
〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA., 78: 6613, 1981 ; Sc
ience, 222: 778, 1983 等〕。
遺伝子を発現する各種の細胞、組織や之等に由来する培
養細胞等が例示され、之等からの全RNAの分離、mR
NAの分離や精製、cDNAへの変換(合成)とそのク
ローニング等はいずれも常法に従い実施できる。また、
cDNAライブラリーは市販されてもおり、本発明にお
いてはそれらcDNAライブラリー、例えばクローンテ
ック社(Clontech Lab. Inc.)等より市販の各種cDN
Aライブラリー等を用いることもできる。
のスクリーニングは、前記通常の方法に従い実施でき
る。該スクリーニング方法としては、例えばcDNAの
産生する蛋白質に対して、該蛋白質特異抗体を使用した
免疫的スクリーニングにより、対応するcDNAクロー
ンを選択する方法、目的のDNA配列に選択的に結合す
るプローブを用いたプラークハイブリダイゼーション、
コロニーハイブリダイゼーション等や之等の組合せを例
示できる。ここで用いられるプローブとしては、本発明
遺伝子のDNA配列に関する情報をもとにして化学合成
されたDNA配列等を用いるのが一般的であり、勿論既
に取得された本発明遺伝子やその断片もかかるプローブ
として利用できる。
た天然抽出物の部分アミノ酸配列情報に基づき、センス
・プライマー、アンチセンス・プライマーをスクリーニ
ング用プローブとして用いることもできる。
CR法〔Science, 230: 1350-1354,1985〕によるDNA
/RNA増幅法が好適に利用できる。殊に、ライブラリ
ーから全長のcDNAが得られ難いような場合には、レ
ース法(RACE:Rapidamplification of cDNA end
s;実験医学、12(6): 35-38, 1994)、殊に5′−RAC
E〔Frohman M. A., et al., Proc. Natl. Acad. Sci.
USA, 8: 8998-9002,1988〕の採用が好適である。かかる
PCR法の採用に際して使用されるプライマーは、既に
本発明によって明らかにされた本発明遺伝子の配列情報
に基づいて適宜設定でき、これは常法に従い合成でき
る。
精製は、前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル
電気泳動法等によればよい。
A断片等の塩基配列の決定も、常法に従うことができ、
例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 7
4: 5463-5467, 1977〕やマキサム−ギルバート法〔Meth
od in Enzymology, 65: 499,1980〕等により行なうこと
ができる。かかる塩基配列の決定は、市販のシークエン
スキット等を用いても容易に行ない得る。
子組換え技術〔例えば、Science, 224: p.1431, 1984 ;
Biochem. Biophys. Res. Comm., 130: p.692, 1985 ;
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 80: p.5990, 1983及び前
記引用文献等参照〕に従うことにより、各組換え体蛋白
を得ることができる。該蛋白の製造は、より詳細には、
本発明遺伝子が宿主細胞中で発現できる組換えDNAを
作成し、これを宿主細胞に導入して形質転換し、該形質
転換体を培養することにより行なわれる。
核生物のいずれも用いることができる。該真核生物の細
胞には、脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、脊椎動物細
胞としては、例えばサルの細胞であるCOS細胞〔Cel
l, 23: 175-182, 1981〕やチャイニーズ・ハムスター卵
巣細胞及びそのジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA, 77: 4216-4220, 1980〕等が
よく用いられているが、之等に限定される訳ではない。
現しようとする遺伝子の上流に位置するプロモーター、
RNAのスプライス部位、ポリアデニル化部位及び転写
終了配列等を保有するものを使用でき、これは更に必要
により複製起点を有していてもよい。該発現ベクターの
例としては、例えば、SV40の初期プロモーターを保
有するpSV2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1: 854, 198
1〕等を例示できる。また、真核微生物としては、酵母
が一般によく用いられ、中でもサッカロミセス属酵母を
有利に利用できる。該酵母等の真核微生物の発現ベクタ
ーとしては、例えば酸性ホスフアターゼ遺伝子に対する
プロモーターを有するpAM82〔Proc.Natl. Acad. S
ci. USA, 80: 1-5, 1983〕等を利用できる。また、本発
明遺伝子の発現ベクターとしては、原核生物遺伝子融合
ベクターを好ましく例示でき、該ベクターの具体例とし
ては、例えば分子量26000のGSTドメイン(S. j
aponicum 由来)を有するpGEX−2TKやpGEX
−4T−2等を例示できる。
が一般によく用いられる。之等を宿主とする場合、例え
ば該宿主菌中で複製可能なプラスミドベクターを用い、
このベクター中に本発明遺伝子が発現できるように該遺
伝子の上流にプロモーター及びSD(シヤイン・アンド
・ダルガーノ)塩基配列、更に蛋白合成開始に必要な開
始コドン(例えばATG)を付与した発現プラスミドを
利用するのが好ましい。上記宿主としての大腸菌として
は、エシエリヒア・コリ(Escherichia coli)K12株
等がよく用いられ、ベクターとしては一般にpBR32
2及びその改良ベクターがよく用いられるが、之等に限
定されず公知の各種の菌株及びベクターをも利用でき
る。プロモーターとしては、例えばトリプトファン(tr
p) プロモーター、lpp プロモーター、lac プロモータ
ー、PL/PRプロモーター等を使用できる。
主細胞への導入方法及びこれによる形質転換方法として
は、一般的な各種方法を採用できる。また得られる形質
転換体は、常法に従い培養でき、該培養により本発明遺
伝子によりコードされる目的の蛋白が生産、発現され
る。該培養に用いられる培地としては、採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択利用でき、
その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で実施でき
る。
乃至細胞膜上に目的とする組換え蛋白が発現、生産、蓄
積乃至分泌される。
性質、化学的性質等を利用した各種の分離操作〔「生化
学データーブックII」、1175-1259 頁、第1版第1刷、
1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Biochemist
ry, 25(25): 8274-8277, 1986 ; Eur. J. Biochem., 16
3: 313-321, 1987 等参照〕により分離、精製できる。
該方法としては、具体的には例えば通常の再構成処理、
蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分離、浸透圧シ
ョック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩クロマトグラ
フィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフ
ィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の各
種液体クロマトグラフィー、透析法、之等の組合せ等を
例示でき、特に好ましい上記方法としては所望の蛋白を
結合させたカラムを利用したアフィニティクロマトグラ
フィーを例示できる。
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、各種ヒト
組織における本発明遺伝子の発現の検出を行なうことが
できる。これは常法に従って、例えばRT−PCR〔Re
verse transcribed-Polymerase chain reaction; Kawas
aki E. S., et al., Amplification of RNA. In PCR Pr
otocol, A Guide to methods and applications, Acade
mic Press, Inc., SanDiego, 21-27, 1991〕によるRN
A増幅により、またノーザンブロッティング解析〔Mole
cular Cloning,Cold Spring Harbor Laboratory, 198
9〕等により、いずれも良好に実施し得る。
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる本発明遺伝子に特有のものである限り何
等限定はなく、本発明遺伝情報に基いてその配列を適宜
設定することができる。通常これは常法に従って20〜
30ヌクレオチド程度の部分配列を有するものとするこ
とができる。
子に特有の検出に有用なプライマー及び/又はプローブ
をも提供するものである。
トのクローニングにおいて、野生型p53によって誘導
される新規な遺伝子を単離した。このcDNA配列は、
P2Xレセプターファミリーに相同性を示す431アミ
ノ酸ペプチドをコードするオープンリーディングフレー
ムを含んでいる。このペプチドは、P2Xファミリーの
メンバーの主要な特徴を有し(ATP-gated ion channel
s)、また、プログラム細胞死(programmed cell deat
h)を誘導された胸腺細胞において活性化される遺伝
子、RP−2、と類似する。この遺伝子は、主に骨格筋
に発現され、P2XM(P2X specifically expressed i
n skeltal muscle)と名付けられた。該P2XM遺伝子
は、細胞増殖の抑制及び/又は骨格筋におけるアポトー
シスに関与すると思われる。
筋肉種細胞株のひとつにおいて著しく抑制されていた。
トランスメンブラン領域M1をコードするエクソン1の
一部を欠くマイナーなスプライスバリアントが、試験し
た7種の癌細胞株の2つにおいて相対的に多かった。こ
のことは、このスプライシングによって生じる変異産物
の比率が、これらの癌細胞株において著しく増加するこ
とを示唆する。この遺伝子は、杆状癌(rhabdoid tumo
r)において欠失が知られている染色体バンド22q1
1に位置していた。
る特異的な転写制御下にある新規なヒト遺伝子が提供さ
れ、該遺伝子を用いれば、該遺伝子の各種組織での発現
の検出や、そのコードする産物の構造及び機能等を解析
でき、また、該遺伝子産物の遺伝子工学的製造が可能と
なり、之等により、癌の発生、進展、転移等の解明やそ
の診断、予防、治療等に有用な技術が提供される。
施例を挙げる。
等の方法に従い特定した〔Tokino T., etal., Hum. Mo
l. Gene, 3: 1537-1542, 1994〕。p53タグサイトを
含む〔32P〕標識プローブを使用して、ヒト末梢血リン
パ球のコスミドライブラリーをスクリーニングした。得
られたコスミド:p53−cos191をEcoRIで
消化し、該EcoRIフラグメントをpBluescr
iptIISK(−)(Stratagene)にサブクローン化し
た。DNA配列決定は、キット(Taq DyeDeoxy Termina
tor Cycle Sequencing Kit; ABI)を使用してABI3
77DNAシークエンサーにて行った。
に、エクソン増幅とRACEの両者を行った。
I及びBglIIにて消化し、該制限酵素フラグメント
を、エクソントラップベクターpSPL3(Gibco-BR
L)のBamHIサイトにサブクローン化し、Lipo
fectACE(Gibco-BRL)を用いてCOS7細胞に
導入した。該細胞を24時間培養後、TRIZOL(Gi
bco-BRL)により全RNAを調製した。ファーストスト
ランドcDNA合成及びスプライスしたフラグメントの
PCR増幅は、North 等の方法に従い実施した〔North
M. A., et al., Mamm. Genome, 4: 466-474, 1993〕。
cDNAフラグメントは、pBluescriptIIS
K(−)にサブクローン化され、上記のとおりT3又は
T7プライマーを使用して配列決定された。候補のひと
つとしての配列191E1を、cDNA増幅キット(Ma
rathon cDNA amplification kit; Clontech)を用い、
骨格筋ポリ(A)+RNAを鋳型として使用する5’−
及び3’−RACEに付した。
〔Kern S. E., et al., Science (Washington DC), 25
6: 827-830, 1992〕、による大腸癌細胞株SW480の
一過的DNA導入及びcDNAの調製は、Furuhata 等
の報告に従い行った〔Furuhata T., et al., Oncogene,
13: 1965-1970, 1996〕。全RNAは、Supersc
riptII(Gibco-BRL)を使用して逆転写した。RT
−PCRの指数的成長相は、20−30サイクルにおい
て決定され、同一反応により得られたcDNA間の半定
量的比較を可能とした。各PCR反応は、200ngの
全RNAからのcDNAを使用して実施した。PCR溶
液は文献〔Han H-J., etal., Hum. Mol. Genet., 4: 23
7-242, 1995〕記載のものを使用し、反応は、94℃2
分の初期変性ステップに次ぐ30サイクル(191E1
の場合)又は25サイクル(p21/WAF1及びGA
PDHの場合)のサイクリングステップ(94℃30
秒、55−60℃30秒、72℃1分)にて行った(Ge
neAmp PCR system 9600; Perkin Elmer)。プライマー
配列は、次表1のとおりである:
(2:1)アガロースゲルにて分離した。
ブロット(Clontech)を本発明cDNAのヌクレオチド
909−1583に相当するランダムプライム〔32P〕
標識DNAプローブによりハイブリダイズした。ブロッ
トを50℃にて洗浄し(0.1×SSC/0.1% SDS)−80℃
にて24時間オートラジオグラフィーの感光に付した。
wa J., et al., Genomics, 17: 153-162, 1993〕。ヒト
分裂中期染色体は、常法(thymidine synchronization
/ bromodeoxyuridine release technique)に従い調製
した。ハイブリダイゼーションに先立ち、分裂中期の細
胞は染色(Hoechst 33258)及びUV照射した。コスミ
ドクローンp53−cos191は、ニックトランスレ
ーションによりビオチン−16−dUTPにより標識
し、変性した分裂中期染色体とハイブリダイズした。A
luリピートのような散在する繰返し配列によるノイズ
シグナルを除去する為に、染色体 in situ 抑制(chrom
osomal in situ suppression)ハイブリダイゼーション
を使用した。ハイブリダイズシグナルは、FITC−ア
ビジンにて検出した。ハイブリダイズシグナルの詳細な
位置決定は、複製−Gバンドの可視化によって行った。
ス検索により行った(non-redundant nucleic acid seq
uence databese 又は non-redundant proteinsequence
databese;ヒトゲノム解析センター、東京大学医科学研
究所)。
プローブとして、ヒトゲノムコスミドライブラリーをス
クリーニングし、コスミドクローン:p53−cos1
91を得た。このコスミドに由来する配列がp53によ
る転写制御を受けているかどうかを調べる為に、RT−
PCR解析を行った。RT−PCRでは、野生型又は変
異型p53cDNAを含む発現ベクターで一過的にDN
A導入したSW480細胞(SW480−wt53又は
SW480−mt53)より調製したRNAを鋳型とし
て使用した。候補配列のひとつである191E1を試験
した結果、SW480−mt53(変異型)における場
合に比べて、SW480−wt53(野生型)における
発現が著しく増加しており(図1参照)、191E1の
発現は野生型p53によって誘導されていると考えられ
た。
腸癌細胞株SW480におけるp53誘導mRNAの発
現をRT−PCRにより解析した結果を示す図面に代わ
る写真である。
t(W)又はp53−273(M)で一過的に形質転換
して、RT−PCR増幅によりP2XM遺伝子の発現を
確認した。RNAサンプルは、逆転写酵素(RT)存在
下(+)又は非存在下(−)に逆転写反応に供した。R
NA鋳型はGAPDH転写物の増幅によりコントロール
し、これは両サンプルにおいて同程度のシグナルを与え
た。
したcDNAスクリーニング並びに5’−及び3’−R
ACEを行ない、3552bpからなるcDNAを単離
した。「P2XM」と名付けられた該cDNAは、43
1アミノ酸の蛋白をコードする1293bpのオープン
リーディングフレームを有している。その全DNA配列
は、配列番号:3に示すとおりである。即ち、P2XM
cDNAのコード領域は、塩基番号46から1338に
示され、潜在的なトランスメンブランドメイン(M1及
びM2)は、それぞれアミノ酸番号で33〜49番目及
び324〜344番目のアミノ酸配列にあり、またvolt
age-gated K+ channels H5領域の類似セグメント
(H)は、アミノ酸番号306〜319に存在してい
た。
ット解析によれば、骨格筋において3.6kbの転写物
が検出されており(図2参照)、従って、該cDNA
は、ほぼ完全な転写物を含んでいるものと考えられる。
ーザンブロット解析結果を示す図面代用写真であり、各
種組織(Heart, Brain, Placenta, Lung, Skeletal mus
cle,Kidney, Spleen, Thymus, Prostate, Testis, Ovar
y, Small intestine, Colon, Leukocyte)からのポリ
(A)+RNA(2μg/レーン)のブロットをP2XMc
DNAとハイブリダイズさせた結果を示すものである。
るアミノ酸配列は、ATP-gated ion channel(P2X)レセプ
ターファミリー〔Valera S., et al., Nature,371: 516
-519, 1994 ; Brake A. J., et al., Nature, 371: 519
-523, 1994〕と類似性を有し、特に、ラットP2X6
〔Collo G., et al., J. Neurosci., 16: 2495-2507 19
96〕と80%の同一性を示した(図3参照)。
す図であり、図中、(a)は、191遺伝子のエクソン/
イントロン境界のヌクレオチド配列を示している。エク
ソン及びイントロンの配列は、順次、上段及び下段に示
されている。図中、(b)は、エクソンの存在位置を、そ
のサイズに応じた、番号付き箱により示したものであ
る。また、図中(c)は、コスミドp53−191のp5
3結合部位とp53コンセンサス結合配列を比較したも
のであり、矢印は、p53コンセンサス結合配列(ペン
タマー)を示す。大文字のヌクレオチドは、コンセンサ
スに一致するゲノム配列を示し、下段はコンセンサス配
列と相違する配列を示している。
の全てのメンバーは、2つのトランスメンブラン領域
(M1及びM2)、voltage-gated K+ channel のH5
領域に類似しているセグメント、N−グリコシレーショ
ンサイト及び進化上保存されている11システイン残基
を有している(図4参照)。
配列を示すものであり、図中、箱囲みした残基は、P2
XMの配列及びラットP2X1−P2X7レセプターに
共通して保存されている。上線は、保存されている2つ
の疎水性領域(M1及びM2)及びH5を示す。星印
は、P2XMの潜在的N−結合グリコシレーションサイ
トを示す。
ているアミノ酸配列は、同様にこれらP2Xレセプター
ファミリーの基本的特徴を有しており、これはヒトP2
Xレセプターファミリーの新規なメンバーであると考え
られる。
s191)の比較により、エクソン/イントロン境界及び近
接イントロンの近傍DNA配列を含む、この遺伝子のゲ
ノム構成が明らかとなった(図5のa参照)。この遺伝
子は、約12kbのゲノム領域におよんでおり、12の
エクソンからなる(図5のb参照)。p53タグサイト
は、この遺伝子の約1.6kb下流に存在している(図
5のc参照)。コスミドp53−cos191をプロー
ブとする蛍光 in situ ハイブリダイゼーション法(F
ISH法)により、この遺伝子の染色体位置は、22q
11と確認された(参考写真参照:特異的なハイブリダ
イゼーションシグナルがヒト染色体バンド22q11に
認められ、他の染色体上にはシグナルは認められなかっ
た)。
る別態様スプライシング(alternativesplicing) 骨格筋より調製したRNAのRT−PCR後の直接DN
A配列決定では、エクソン10、エクソン10−11又
はエクソン1の一部(エクソン1のドナーサイトから下
流18bp)を欠く、別態様スプライシングの3種のイ
ンフレーム転写物(AL1、L2及びAL3)が確認さ
れた(図5参照)。
に示す。
ぞれは、3の倍数のヌクレオチドを欠失しており、いず
れもそのリーディングフレームは維持されていた。
クソン11は、順次、トランスメンブラン領域M1及び
M2に相当する。該M1及びM2領域は、エクソン10
によってコードされる近接疎水性セグメント(H5)と
ともに、ion pore and ion-binding サイトを形成する
とされている〔Valera S., et al., Nature, 371: 516-
519, 1994 ; Brake A. J., et al., Nature, 371: 519-
523, 1994〕。構造的推定によれば、これらのエクソン
は、生物学的機能に重要なドメインをコードしているも
のと思われる。
スプライシング 近年、異常な別態様スプライシングがヒト癌の発生、進
展及び又は転移に何等かの関与をなしていることが報告
されている〔Gunthert U., et al., Cell, 65:13-24, 1
991 ; Arch R., et al., Science (Washington DC), 25
7: 682-685, 1992 〕。そこで、4種の横紋筋肉種、2
種の骨肉腫及び1種の脂肪肉腫に由来する細胞株で、本
発明遺伝子のmRNAレベル及び別態様スプライシング
をRT−PCR解析により評価した。その結果、この遺
伝子の発現は、試験した7種の細胞株中、ひとつの横紋
筋肉種細胞株(A673)において顕著に減少していた。ま
た、これら細胞株における別態様スプライシングは、次
のとおりであった。エクソン10及びエクソン10−1
1を欠くスプライスバリアントは、癌細胞におけるその
転写パターンが、正常骨格筋でのそれに類似していた。
一方、エクソン1の一部を欠失しているバリアントの割
合は、正常骨格筋では少なかったのに対し、ひとつの横
紋筋肉種細胞株(RD)及びひとつの骨肉腫(HuO3NI)で
は相対的により多く認められた。
P2Xファミリーの新規なメンバーであると考えられる
新規なp53誘導型遺伝子が単離された。p53結合性
配列は、この遺伝子を含む全コスミドDNAの配列決定
により、該遺伝子の下流約1.6kbに見出された。p
53により制御されている遺伝子の機能的p53結合部
位は、今まで、これら遺伝子のイントロン又はプロモー
ター領域中に見出されてきている。本発明の新規遺伝子
においては、該機能的p53結合部位は、その下流に位
置していた。これらの結果は、p53結合部位がエンハ
ンサー配列として働く可能性を示唆している。
列は、P2Xレセプターファミリーのメンバー、特にラ
ットP2X6(80%同一性)、に相同性を有する。し
かしながら、ラットP2X6mRNAが脳の広い範囲に
おいて見出されるのに対し、この遺伝子は骨格筋におい
て特異的に発現されており、従って、これがラットP2
X6のヒト相同物であるとは考えられない。P2Xレセ
プターは、ATP-gatedion channels に分類され、細胞死
やシナプス伝達のような細胞外ATP誘導型生物活性の
メディエーターとして機能するとされてきている〔Zhen
g L.M., et al., J. Cell Biol., 113: 279-288 1991 ;
Zoeteweij J.P., et al., Biochem.J., 288: 207-213,
1992 ; Kennedy C., et al., Nature, 377: 385-386,
1995〕。また、アミノ酸レベルでの配列類似性は、RP
−2と呼ばれる部分配列cDNAとの間でも認められ
る。RP−2は、ガンマ照射によりアポトーシスを起こ
しているラット胸腺細胞において誘導されるmRNAか
らの subtractive ハイブリダイゼーションによって単
離されている〔Owens G. P., et al., Mol. Cell. Bio
l., 11: 4177-4188 1991〕。ATPは、細胞内カルシウ
ム濃度を増加することにより、胸腺細胞、肝細胞及び各
種のリンパ球細胞株において細胞死を誘導する。これら
の事実によれば、本発明遺伝子は、骨格筋におけるp5
3依存性アポトーシス(おそらく細胞外ATPにより仲
介される)に密接に関与しているものと考えられる。
いて3.6kb転写物が検出された。この遺伝子の発現
は、4種の横紋筋肉種細胞株のひとつにおいて著しく減
少していた。加えて、トランスメンブランドメインM1
の一部をコードするエクソン1の一部を欠失するマイナ
ーなスプライスバリアントが、残り6種の癌細胞株の内
2つにおいて相対的により多く認められた。試験した癌
細胞株で別態様スプライシングで生じる異常産物の割合
が高かったことは注目され、アミノ末端での不均質性の
生物学的意義を明らかにする事が重要となる。更に、横
紋筋肉種を含む種々の組織の癌では、この遺伝子を含む
染色体領域(22q11)に欠失があることが報告されてお
り〔Newsham I., et al., Genomics, 19: 433-440, 199
4 ; Schofield D. E., et al., Genes Chromosom. Canc
er, 15: 10-17, 1996 ; Biegel J. A., et al., Genes
Chromosom. Cancer, 16: 94-105, 1996〕,この遺伝子
がこの領域に存在する癌抑制遺伝子である可能性を示唆
している。
を調べるために、野生型p53アレルを欠く大腸癌細胞
株SW480におけるp53誘導mRNAの発現をRT
−PCRにより解析した結果を示す図面代用写真であ
る。
解析結果を示す図面代用写真である。
である。
L2及びAL3を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】配列番号:1で示されるアミノ酸配列の全
部又は一部をコードする塩基配列を含むヒト遺伝子。 - 【請求項2】配列番号:2で示される塩基配列の全部又
は一部を含む請求項1に記載の遺伝子。
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