JP3517988B2 - ヒトマッカード−ジョセフ病関連蛋白質、その蛋白質をコードするcDNAおよび遺伝子、そのDNAまたは遺伝子を含むベクター、その発現ベクターで形質転換された宿主細胞、マッカード−ジョセフ病の診断方法および治療剤 - Google Patents
ヒトマッカード−ジョセフ病関連蛋白質、その蛋白質をコードするcDNAおよび遺伝子、そのDNAまたは遺伝子を含むベクター、その発現ベクターで形質転換された宿主細胞、マッカード−ジョセフ病の診断方法および治療剤Info
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Description
セフ病関連蛋白質、その蛋白質をコードするcDNAお
よび遺伝子、そのDNAまたは遺伝子を含むベクター、
その発現ベクターで形質転換された宿主細胞、マッカー
ド−ジョセフ病の診断方法および治療剤に関する。
カード−ジョセフ病(Machado-JosephDisease、以下M
JDと略記する。)がある。最初、いくつかの国の臨床
医により別々の病名で呼ばれていたが、1976年、主に同
一の遺伝子異常に基づく臨床亜型であることが証明され
た。後になって、この遺伝子異常は常染色体の優性遺伝
の形式をとることが判明した。わが国でも1983年に初め
てMJDが報告され、それ以降、報告は年々増加してい
る。
才前後と幅広く、初発症状としては運動失調による歩行
障害を示すものが多く、次第に、平衡障害、協調運動障
害、構音障害、眼振、眼球運動障害、筋萎縮などの症状
が現われ、発病後約10年を経過した晩期には、自律神
経障害、神経知能障害などの症状が現われ、これが元で
最終的には自殺などにより死に至る場合が多い。本症は
世代が進むにつれて発病年齢が若くなる傾向がみられ
る。
く疾患であると考えられるようになり、MJDの遺伝子
座に関して盛んに研究されている。1993年、ツジらのグ
ループは、連鎖の分析よりMJD遺伝子はヒト染色体1
4q24.3−32.1にマップされていることを突き止めた
(Nature Genetics, 4, 300 (1993)参照のこと)。しか
しながら、MJD遺伝子の同定には至っていない。
ために鋭意検討を重ねた。すなわち、MJDと同様に常
染色体優性遺伝の形式をとる神経変性疾患であるハンチ
ントン舞踏病、ケネデイー病、SCA1に着目した。最
近、これらの関連遺伝子が相次いで同定され、患者の遺
伝子では、塩基配列「CAG」の繰り返し数が正常人に
比べ異常に多いことが判明した。また、興味深いこと
に、患者間での比較において、「CAG」の繰り返し数
が多いほど発症年齢が下がり、臨床的重症度が増すとい
うことが明らかになった。MJDは、これらの遺伝性神
経変性疾患と同様な遺伝形式および臨床経過をとること
から、MJDでも関連遺伝子内での「CAG」リピート
の異常な増幅によって発病しているのではないかと想定
し、独自の方法で検討を重ねた。
補的であるCTGリピートを有するプローブを用いて、
正常人の脳皮質より調製したcDNAライブラリーをス
クリーニングした結果、明確なCAGリピート構造を有
し、359アミノ酸をコードするcDNAクローン(C
AG−27)を得た。
して、ヒトジェノミックライブラリーのスクリーニング
を行った結果、陽性クローンを得、さらにこれらのクロ
ーンはヒト染色体の14q.32.1 にマップされているこ
とが判明した。これによってCAG−27がまさしくM
JD関連遺伝子である可能性が高まった。CAG−27
の断片を用いて、ヒト脳cDNAライブラリーを再度ス
クリーニングしたところ、新たに2種類のクローンが得
られた。それらを比較したところ、CAGリピートの直
前にスプライシングサイトが存在することが分かった。
そこでCAGリピートより3′側のDNA断片をプロー
ブとしてヒトジェノミックライブラリーを再度スクリー
ニングした結果、陽性クローンよりCAGリピートの直
前のイントロンの構造が判明した。
トの3′側をコードするプライマーを用いてPCR( P
olymerase chain reaction)を行ったところ成功し、P
CR生成物のアガロース電気泳動の結果より、正常人で
は13から36回のCAGリピート部分を有していたの
に対し、MJD患者ではいずれも70回前後のリピート
が認められた。ここに、本発明者らはMJD関連蛋白
質、およびその蛋白質をコードする遺伝子を見出して、
本発明を完成するに至った。さらに、MJD関連遺伝子
の一部をPCRプライマーとするMJDの診断方法をも
確立した。
0)に登録されている既知のポリペプチドのアミノ酸配
列を調査したが、本発明のポリペプチドと同一の配列を
有しているものはまったく無かった。さらに、ジーンバ
ンク(GenBank Release 70.0)に登録されているヌクレ
オチド配列も調査したが、本発明のポリペプチドをコー
ドするcDNAと同一の配列は見つからなかった。従っ
て、本発明のポリペプチドはまったく新規なものである
ことが確認された。
(2)その蛋白質をコードするcDNA、(3)その蛋
白質をコードする遺伝子、(4)上記(2)で示される
cDNAまたは上記(3)で示される遺伝子を含む複製
または発現ベクター、(5)上記(4)で示される発現
ベクターで形質転換された宿主細胞、(6)上記(3)
で示される遺伝子を用いることを特徴とするMJDの診
断方法、および(7)上記(4)で示されるベクターを
有効成分として含有するMJD治療剤、に関する。
る、配列番号1で示されるアミノ酸配列のLys部が
(Gln)n(式中、nは150以下の整数を表わし、
(Gln)nはその配列の途中に少なくともひとつのL
ysを含んでいてもよい。)を介して配列番号2で示さ
れるアミノ酸配列のArg部と結合したアミノ酸配列
(以下、アミノ酸配列Aという。)を含むポリペプチ
ド、そのホモローグ、その配列のフラグメント、および
そのホモローグが含まれる。
Aを含むポリペプチドとは、一般に、生産時のポリペプ
チドの90%以上、例えば、95、98または99%が
アミノ酸配列Aで示されるアミノ酸配列を含むポリペプ
チドであることを意味する。
は、アミノ酸配列Aからなるポリペプチドだけでなく、
そのポリペプチドのN末端および/またはC末端に、ア
ミノ酸配列Aのアミノ酸数の20%、より好ましくは5
%以内の別個のポリペプチドを付加したポリペプチドを
意味する。
ローグとは、一般に少なくとも100個、好ましくは少
なくとも150個、例えば200、250または300
個の連続したアミノ酸領域で、少なくとも70%、好ま
しくは少なくとも80または90%、より好ましくは9
5%以上相同性のあるものであり、そのようなホモロー
グは、以下本発明のポリペプチドとして記載される。
ドのフラグメント、またはそれらのホモローグのフラグ
メントとは、アミノ酸配列Aを含むポリペプチドまたは
それらのホモローグのうち、少なくとも10アミノ酸、
好ましくは少なくとも15アミノ酸、例えば20、2
5、30、40、50または60アミノ酸部分を意味す
る。
ローグ、その配列のフラグメント、およびそのホモロー
グを別の観点から説明すると、配列番号1で示されるア
ミノ酸配列のLys部が(Gln)n(式中、nは15
0以下の整数を表わし、(Gln)nはその配列の途中
に少なくともひとつのLysを含んでいてもよい。)を
介して配列番号2で示されるアミノ酸配列のArg部と
結合しているアミノ酸配列Aを有するもの以外に、その
アミノ酸配列の一部が欠損したもの(例えば、蛋白全長
中、生物活性の発現に必須な部分だけからなるポリペプ
チド)、その一部が他のアミノ酸と置換したもの(例え
ば、物性の類似したアミノ酸に置換したもの)、および
その一部に他のアミノ酸が付加または挿入されたものも
含まれる。
の、および「CAG」の亜型である「CAA」および
「AAG」も含めて数えることが合理的である。本発明
によれば、CAGリピートは正常人で数回から30回、
MJD患者で約70回であることが判明している。ま
た、疾患の重症度によっては100を越えることも予測
される。従って、アミノ酸配列A中、Glnリピート
数、すなわちnは150以下である。さらに(Gln)
nは、その配列の途中に少なくともひとつ、例えば1か
ら5個のLys(すなわち、塩基配列「AAG」に相当
する)を含んでいてもよい。
NAとは、(i)前記アミノ酸配列Aを含むポリペプチ
ドをコードするcDNA、(ii)配列番号3で示される
塩基配列のAAA部が(CXX)m(式中、CXXは、
塩基配列「CAG」、「CAA」または「AAG」を表
わし、mは150以下の整数を表わす。ただし、「CA
A」および「AAG」の数は各々0から5個である。)
を介して配列番号4で示される塩基配列のCGG部と結
合した塩基配列(以下、塩基配列Bという。)を有する
cDNA、(iii) 配列番号5で示される塩基配列のAA
A部が(CXX)m(式中、CXXおよびmは前記と同
じ意味を表わす。)を介して配列番号6で示される塩基
配列のCGG部と結合した塩基配列(以下、塩基配列C
という。)を有するcDNA、および(iv)前記塩基配
列BまたはCで示される塩基配列に選択的にハイブリダ
イズする塩基配列を有するcDNA、およびそれらのフ
ラグメントが含まれる。
選択的にハイブリダイズするcDNAとは、一般に、少
なくとも300個、好ましくは、少なくとも450個、
例えば600、750または900個の連続した塩基配
列領域で、少なくとも70%、好ましくは少なくとも8
0または90%、より好ましくは95%以上の相同性の
あるものであり、そのようなcDNAは、以後本発明の
cDNAとして記載される。
有するcDNAおよびその塩基配列に選択的にハイブリ
ダイズする塩基配列を有するcDNAのフラグメントと
は少なくとも10塩基、好ましくは少なくとも45塩
基、例えば60、75、90、120または150塩基
部分を意味し、そのようなフラグメントも本発明のcD
NAに含まれる。
酸をコードするコドンは1〜6種類(例えば、メチオニ
ン(Met)は1種類、ロイシン(Leu)は6種類)
知られている。従って、ポリペプチドのアミノ酸配列を
変えることなくcDNAの塩基配列を変えることができ
る。従って、 (i)で特定される本発明のcDNAには、それぞれ前
記アミノ酸配列Aで示されるポリペプチドをコードする
すべての塩基配列群(但し、(Gln)n部分は(CX
X)mによってコードされているものとする。)が含ま
れる。塩基配列を変えることによってポリペプチドの生
産性が向上することがある。 (ii)で特定されるDNAは、(i)で示されるDNA
の一態様であり、 (iii) に示されるDNAは、(ii)で特定されるDNA
に天然の非翻訳部分を加えた配列を示す。
回、MJD患者で約70回であることが判明している。
従って、塩基配列BまたはCで示される塩基配列中、C
AGリピートの数、すなわち、mは150以下である。
塩基配列B、Cおよび後記のDで示される塩基配列中、
「CXX」は「CAG」、「CAA」または「AAG」
を表わすが、「CAA」および「AAG」の数は各々0
から5個である。
子、14q24.3−32.1にマップされている少なくとも5
つのエクソンからなる遺伝子のことである。本発明で
は、その全エクソンとイントロンの一部をシークエンス
することに成功した。より具体的には、配列番号7で示
される塩基配列のAGA部が(CXX)m(式中、CX
Xおよびmは前記と同じ意味を表わす。)を介して配列
番号8で示される塩基配列(以下、塩基配列Dとい
う。)を有する染色体DNAである。塩基配列Dには、
CAGリピートを含むエクソン部分(本発明では第4エ
クソンと呼ぶことにする。)とその上流に位置するイン
トロン部分の塩基配列が明らかにされている。
回、MJD患者では約70回であることがわかった。従
って、塩基配列Dにおいて、mは150以下と定義され
る。CAGリピートの数は、発症年齢や臨床的重症度と
密接な関係があることが予測される。従って、CAGリ
ピートの数を調べることは、MJDの診断法の一つとし
て利用することができる。本発明のcDNAおよび遺伝
子は、遺伝子組み換え法、合成法あるいは当業者に公知
の方法によって取得することができる。
有するcDNA、または塩基配列Dで示される塩基配列
を有する遺伝子は、以下の方法に従って調製される。す
なわち、(i)CAGリピートまたはそれに相補的なC
TGリピートを有するプローブを調製し、(ii)(i)
で調製したプローブを用いて、ヒトcDNAライブラリ
ーをスクリーニングし、(iii) (ii)で得られた陽性ク
ローンをプローブとして、ヒトジェノミックライブラリ
ーをスクリーニングし、(iv) 得られた陽性クローン
を遺伝子マッピングし、(v)14q24.3−32.1にマッ
ピングされているものを検索することによって行なわれ
る。
に記載した方法に従って行なわれる。 塩基配列B、C
またはDで示される塩基配列が一旦確定されると、その
後は、化学合成によって、またはPCR法によって、あ
るいはその塩基配列の断片をプローブとしたハイブリダ
イズ法によって、本発明のDNAを得ることができる。
さらに、本DNAを含有するベクターDNAを適当な宿
主に導入し、これを増殖させることによって、目的とす
る本発明DNAを必要量得ることができる。
配列Aを含むポリペプチド)を取得する方法としては、
(a)生体または培養細胞から精製単離する方法、
(b)ペプチド合成する方法、または(c)遺伝子組み
換え技術を用いて生産する方法、などが挙げられるが、
工業的には(c)に記載した方法が好ましい。
を生産するための発現系(宿主−ベクター系)として
は、例えば、細菌、酵母、昆虫細胞および哺乳動物細胞
の発現系が挙げられる。例えば、大腸菌で発現させる場
合には、蛋白部分をコードするDNA(例えば、塩基配
列Bで示される塩基配列をコードするDNA)を、適当
なプロモーター(例えば、trpプロモーター、lac
プロモーター、λPLプロモーター、T7プロモーター
等)の下流に接続し、大腸菌内で機能するベクター(例
えば、pBR322、pUC18、pUC19等)に挿
入して発現ベクターを作製する。次に、この発現ベクタ
ーで形質転換した大腸菌(例えば、E. coli DH1、E.
coli JM109、E. coli HB101株等)を適当な
培地で培養して、その菌体より目的とするポリペプチド
を得ることができる。また、バクテリアのシグナルペプ
チド(例えば、pelBのシグナルペプチド)を利用す
れば、ペリプラズム中に目的とするポリペプチドを分泌
することもできる。さらに、他のポリペプチドとのフュ
ージョン・プロテイン(fusion protein)を生産すること
もできる。
は、例えば、塩基配列Cで示される塩基配列をコードす
るDNAを適当なベクター(例えば、レトロウイルスベ
クター、パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイ
ルスベクター、SV40系ベクター等)中の適当なプロ
モーター(例えば、SV40プロモーター、LTRプロ
モーター、メタロチオネインプロモーター等)の下流に
挿入して発現ベクターを作製する。次に、得られた発現
ベクターで適当な哺乳動物細胞(例えば、サルCOS−
7細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、マウスL
細胞等)を形質転換し、形質転換体を適当な培地で培養
することによって、その培養液中に目的とするポリペプ
チドが分泌される。以上のようにして得られたポリペプ
チドは、一般的な生化学的方法によって単離精製するこ
とができる。
たは遺伝子を含む複製または発現ベクターが含まれる。
ベクターとしては、例えば、ori領域と、必要により
上記DNAまたは遺伝子の発現のためのプロモーター、
プロモーターの制御因子などからなるプラスミド、ウィ
ルスまたはファージベクターが挙げられる。ベクターは
ひとつまたはそれ以上の選択的マーカー遺伝子、例えば
アンピシリン耐性遺伝子を含んでいてもよい。
に示される複製または発現ベクターで形質転換された宿
主細胞も含まれる。細胞としては、例えば細菌、酵母、
昆虫細胞または哺乳動物細胞が挙げられる。
白質は、MJD治療剤として用いることができる。すな
わち、本発明の蛋白質(CAGリピートが正常範囲であ
るもの)をコードするDNAを含む発現ベクターを全身
的あるいは局所的(好ましくは、公知のターゲティング
法による局所投与により)に投与する。該ベクターは脳
細胞内に侵入し、遺伝子に入り込んで正常範囲のCAG
リピートを有するMJD関連蛋白質を継続的に発現す
る。正常であるMJD蛋白質が異常であるMJD蛋白質
に対して大過剰に発現されると、異常である蛋白質はも
はや表現されなくなる。
ローナル抗体またはモノクローナル抗体を用いて、生体
におけるその蛋白質の定量を行なうことができる。これ
によってその蛋白質(遺伝子)と疾患の関係の研究ある
いは疾患の診断等に利用することができる。本発明の蛋
白質および遺伝子は現在のところMJDとの関連でしか
論じられていないが、MJD以外の小脳変性疾患あるい
はまったく別個の疾患に関連している可能性およびまっ
たく新しい生理活性を有する蛋白質である可能性は否定
できない。そのような理由から、重要な意味を持ってく
ると考えられる。ポリクローナル抗体およびモノクロー
ナル抗体は、その蛋白質あるいはその断片を抗原として
用いて常法により作製することができる。
産する際の重要かつ必須の鋳型となるだけでなく、MJ
Dの治療に用いることができる。すなわち、アンチセン
スDNAを含む発現ベクターを投与することによって、
異常であるMJD蛋白質の発現を停止させることができ
る。また、本発明のcDNAをプローブとしてジェノミ
ックDNAの分離に利用できる。さらに、MJD関連遺
伝子と相同性の高い遺伝子配列を有すると考えられる、
MJD以外の小脳変性疾患の遺伝子を分離することも可
能である。
ることができる。CAGリピートの数は発症年齢や臨床
的重症度と密接な関係があると考えられる。従って、C
AGリピートの数を調べることによって、発症年齢を予
測したり、発症した場合の症状をある程度予測したりす
ることができる。
リピート部分の両端の数塩基をプライマーとするPCR
法が用いられる。より具体的には、CAGリピートの
5′末端に位置するイントロン部分(配列番号9で示
す。)のうち、任意の10から30塩基と、第4エクソ
ン中のCAGリピート部分の3′末端側に位置する部分
(配列番号10で示す。)のうち、任意の10から30
塩基をプライマーとして、対象とするヒトの遺伝子また
はmRNAをPCR法によって増幅した後、常法に従
い、アガロース電気泳動に付すことにより行なわれる。
より好適には、配列番号11で示される塩基配列
たは配列番号11で示される塩基配列
配列番号13で示される塩基配列
れる塩基配列がプライマーとして用いられる。PCRの
条件は常法によって設定できるが、例えば、サンプルD
NA(遺伝子)200ng、プライマーをそれぞれ20
0ng、50mM KCl、10mM トリス塩酸緩衝
液(pH8.8 )、1.5 mM MgCl2、0.1 %トリト
ン(Triton)×100、10%(v/v)DMS
O、5ユニットTaqポリメラーゼ(和光純薬(株)
製)を、総量20μlとする系、95℃、5分間→(9
5℃、1分間→57℃、1分間→72℃、1分間)×2
5サイクル→72℃、10分間の条件で行われる。サン
プルDNAは健常人またはMJD患者の組織(例えば、
血液)より調製されたDNAまたはRNAが用いられ
る。CAGリピートの数は電気泳動によりPCR産物の
長さを判定し、計算することによって判定されるが、よ
り好ましくは、PCR産物をベクターDNA(pBluescr
ipt SK(−)等)にサブクローニングした後、シーク
エンスを行なうことにより、正確に判定することができ
る。
に、かつより具体的に説明するが、もちろんこれによっ
て本発明が制限されるものではない。
12回連続した構造を持つプローブ (1)(配列番号14)
り調製したcDNAライブラリー(京都大学医学部、中
西重忠教授より供与された( J. Biol. Chem., 268, 37
28 (1993))に記載されている。)をスクリーニングし
た。
ゼ(PNK103(商品名)、東洋紡績(株)製)を用
いたエンドラベル法でラベルし、ライブラリーより得ら
れた50,000 プラークをスクリーニングしたところ、3
0個の陽性クローンが得られた(1M NaCl、50
0mM トリス塩酸緩衝液(pH7.5 )、1%SDS、
200μg/ml酵母RNA中で55℃、16時間ハイ
ブリダイゼーションを行ない、2×SSC、0.1 %SD
S、55℃、30分で4回洗浄した後、オートラジオグ
ラフィーを行った。)。
ティング分析をしたところ、そのうちの21個に明確な
陽性バンドが認められた。これらのバンドのうち、濃度
の濃い(すなわち、ハイブリダイズの程度が高いと予想
される)クローン8個を選択し、pBluescript SK
(+)(Stratagene社製)のEcoRIサイトにリンカ
ーをつけてサブクローンした後、シークエンスしたとこ
ろ、明確なCAGリピート構造を含むcDNAクローン
(CAG−27、図1参照のこと)が得られた。CAG
−27は全体で1807bpを含み、その中に359アミノ
酸からなるオープンリーディングフレームが認められ
た。ホモロジー検索の結果、Genbank. HUMSW×784. hum
an×chromosome STSとのホモロジーを認めた。
胃、肝臓、小腸、大腸、膵臓、脾臓、腎臓、筋肉、精巣
からRNAを抽出しそれぞれポリA RNAを精製し
た。おのおの10μgのポリA RNAを、常法に従
い、アガロース電気泳動で分離したのち、ナイロンメン
ブラン(Hybond Plus (商品名)、Amersham社製)に転
写し、CAG−27のBamHI/BglII断片をプ
ローブとしてノザンブロッティング分析を行った。その
結果、膵臓および精巣を除く全ての臓器に28Sより高
分子側に陽性バンドが認められた(精巣では18S付近
のバンド)。
出するため、この部分を囲む形の2組のプライマー(下
記プライマー(2)(配列番号15)と(3)(配列番
号16)を組み合わせたものと、同(4)(配列番号1
7)と(5)(配列番号18)を組み合わせたもの)を
作製した。
白血球より得られたDNAを用いて、種々の条件下に検
討した結果、PCRによる増幅が不可能であり、CAG
リピート構造内またはその前後にイントロンの存在する
可能性が示唆された。
伝子はヒト染色体14q24.3−32.1にマップされている
ことが判明している(ツジ( Tsuji)ら,Nature Genet
ics,4, 300 (1993)参照のこと)。そこで、得られたク
ローン、CAG−27がMJDに関係するか否かを確認
するため、フィッシュ(Fish)法によるクロモゾームマ
ッピングを試みたが、非特異性像が多く、明確な結果が
得られなかった。
クローンの遺伝子クローニングを行った。CAG−27
のBamHI/BglII断片をプローブに用い、ヒト
ジェノミックライブラリー(HL 1067jおよびH
L 1111j,いずれもClontech社製))より 500,0
00クローンをスクリーニングし(スクリーニングは、温
度が65℃であることを除いて、実施例1のハイブリダ
イゼーションの条件と同様にして行った。)、12個の
陽性クローンを得た。これらのクローンのそれぞれをX
hoI/PstIで切断しサザンブロッティング分析を
行い、最強シグナルを与える2クローン(それぞれ、C
AG−27−6およびCAG−27−11と命名し
た。)をフィッシュ法によるクロモゾームマッピングに
供した。
−27−11はともに14q24.3−32.1にマップされて
いることが判明した。ふたつのクローンをPstIで切
断し、pBluescript SK(+)にサブクローニングし、
ハイブリダイゼーションの陽性だったクローンをシーク
エンスしたところ、いずれもCAG−27の287から
372bpに相当する部分を含んでいた。一方、さらに
790,000個のヒト脳cDNAライブラリーを、CAG−
27のBamHI−Bgl II をプローブとして検索し
たところ、CAG−27以外に異なる2種類のcDNA
(cDNA−3およびcDNA−6)が得られた。
G−27の塩基、1〜287および373〜924の部
分と一致し、cDNA−3はCAG−27の塩基、1〜
287の部分と一致した。従って、この三者はそれぞれ
同一遺伝子からのスプライシングスにより生み出され
る、3つのmRNAアイソフォームと考えられた。特
に、塩基924位のスプライシングはCAGリピートの
直前であり、PCRにはイントロンの3′−側を用いな
ければならないことが明確に示された。図2にクロー
ン、CAG−27、CAG−27−6、CAG−27−
11、cDNA−3およびcDNA−6の構造を示す。
(CAGリピートの最終部分からコードされている蛋白
質のカルボキシル末端に相当)をプローブとしてヒトジ
ェノミックライブラリーをスクリーニングし、 800,000
個から4個の陽性クローンを得た(それぞれをCAG−
27−21、CAG−27−22、CAG−27−2
3、CAG−27−24と命名した。スクリーニング
は、温度が65℃であることを除いて、実施例1のハイ
ブリダイゼーションの条件と同様にして行った。)。こ
のうち、CAG−27−23をシークエンスすることに
より、CAG−27の924位の塩基(CAGリピート
の直前の塩基)のイントロン構造が判明した(配列番号
9参照)。ここでヒトジェノミッククローン中に得られ
たCAGリピートは27回であり、cDNA(CAG−
27)の26回とは異なっていることがわかった。
列番号11)、(7)(配列番号12)および(8)
(配列番号13)を作製した。
(6)(CAGリピートの5′側、イントロン部分に存
在)
み合わせた場合にも、PCRされる検体とされない検体
がでたが、プライマー(6)とプライマー(8)を組み
合わせた場合には全例成功した。サンプルDNA(遺伝
子)200ng、プライマー(6)およびプライマー
(8)をそれぞれ200ng、50mM KCl、10
mM トリス塩酸緩衝液(pH8.8 )、1.5 mM Mg
Cl2、0.1 %トリトン(Triton)×100、1
0%(v/v)DMSO、5ユニットTaqポリメラー
ゼ(和光純薬(株)製)を、総量20μlの系でPCR
を行った(PCRは95℃、5分間→(95℃、1分間
→57℃、1分間→72℃、1分間)×25サイクル→
72℃、10分間の条件で行った。)。反応後、常法に
従い、アガロース電気泳動をしたところ、正常人では1
3回から36回のCAGリピートに相当するバンドが検
出されたのに対し、MJDの患者(11例)において
は、いずれも70回前後(68回から79回)のCAG
リピートが認められた。従って、この条件はMJDの遺
伝子診断に十分使用できることがわかった。
6、CAG−27−11、cDNA−3およびcDNA
−6の構造を比較したものである。
Claims (17)
- 【請求項1】 配列番号1で示されるアミノ酸配列のC
末端のLysが(Gln)n(式中、nは13〜36の
整数を表わし、(Gln)nはその配列の途中に少なく
とも一つのLysを含んでいてもよい。)を介して配列
番号2で示されるアミノ酸配列のN末端のArgと結合
したアミノ酸配列であるポリペプチド。 - 【請求項2】 配列番号1で示されるアミノ酸配列のC
末端のLysが(Gln)n(式中、nは13〜36の
整数を表わし、(Gln)nはその配列の途中に少なく
とも一つのLysを含んでいてもよい。)を介して配列
番号2で示されるアミノ酸配列のN末端のArgと結合
したアミノ酸配列であるポリペプチドをコードするcD
NA。 - 【請求項3】 配列番号3で示される塩基配列の3’末
端が(CXX)m(式中、CXXは、塩基配列「CA
G」、「CAA」または「AAG」を表わし、mは13
〜36の整数を表わす。ただし、「CAA」および「A
AG」の数は各々0から5個である。)を介して配列番
号4で示される塩基配列の5’末端と結合した塩基配列
を有するcDNA。 - 【請求項4】 配列番号5で示される塩基配列の3’末
端が(CXX)m(式中、CXXおよびmは請求項3の
記載と同じ意味を表わす。)を介して配列番号6で示さ
れる塩基配列の5’末端と結合した塩基配列を有するc
DNA。 - 【請求項5】 配列番号7で示される塩基配列の3’末
端が(CXX)m(式中、CXXおよびmは請求項3の
記載と同じ意味を表わす。)を介して配列番号8で示さ
れる塩基配列の5’末端と結合した塩基配列を有する遺
伝子。 - 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかの項に記載の
cDNAまたは遺伝子を含む複製または発現ベクター。 - 【請求項7】 請求項6に記載された複製または発現ベ
クターで形質転換された宿主細胞。 - 【請求項8】 配列番号11および配列番号13で示さ
れる塩基配列の組み合わせであるプライマーセット。 - 【請求項9】 請求項8記載のプライマーセットをPC
Rのプライマーとして用いることを特徴とするマッカー
ドジョセフ病特有蛋白中のグルタミンの繰り返し回数を
測定する方法。 - 【請求項10】 配列番号1で示されるアミノ酸配列の
C末端のLysが(Gln)n(式中、nは68〜79
の整数を表わし、(Gln)nはその配列の途中に少な
くとも一つのLysを含んでいてもよい。)を介して配
列番号2で示されるアミノ酸配列のN末端のArgと結
合したアミノ酸配列であるポリペプチド。 - 【請求項11】 配列番号1で示されるアミノ酸配列の
C末端のLysが(Gln)n(式中、nは68〜79
の整数を表わし、(Gln)nはその配列の途中に少な
くとも一つのLysを含んでいてもよい。)を介して配
列番号2で示されるアミノ酸配列のN末端のArgと結
合したアミノ酸配列であるポリペプチドをコードするc
DNA。 - 【請求項12】 配列番号3で示される塩基配列の3’
末端が(CXX)m(式中、CXXは、塩基配列「CA
G」、「CAA」または「AAG」を表わし、mは68
〜79の整数を表わす。ただし、「CAA」および「A
AG」の数は各々0から5個である。)を介して配列番
号4で示される塩基配列の5’末端と結合した塩基配列
を有するcDNA。 - 【請求項13】 配列番号5で示される塩基配列の3’
末端が(CXX)m(式中、CXXおよびmは請求項1
2の記載と同じ意味を表わす。)を介して配列番号6で
示される塩基配列の5’末端と結合した塩基配列を有す
るcDNA。 - 【請求項14】 配列番号7で示される塩基配列の3’
末端が(CXX)m(式中、CXXおよびmは請求項1
2の記載と同じ意味を表わす。)を介して配列番号8で
示される塩基配列の5’末端と結合した塩基配列を有す
る遺伝子。 - 【請求項15】 マッカード−ジョセフ病関連蛋白のN
末端部の291個のアミノ酸である配列番号1で示され
る配列であるアミノ酸配列。 - 【請求項16】 請求項15で示されるアミノ酸配列を
コードするcDNA。 - 【請求項17】 請求項16で示されるcDNAが、配
列番号3で示される配列であるcDNA。
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