JPH09205963A - 薬剤吊り下げ装置 - Google Patents

薬剤吊り下げ装置

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JPH09205963A
JPH09205963A JP2017096A JP2017096A JPH09205963A JP H09205963 A JPH09205963 A JP H09205963A JP 2017096 A JP2017096 A JP 2017096A JP 2017096 A JP2017096 A JP 2017096A JP H09205963 A JPH09205963 A JP H09205963A
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diameter
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Koji Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】横棒の大きさがフック部の大きさよりも大きく
ても前記横棒に吊り下げることができるとともに、前記
横棒に吊り下げて使用するときの脱落防止性を高める。 【解決手段】フック部30は、前記容器本体21から上
方へ延設して先端部をこの容器本体21側へ向け、この
容器本体21と先端部との間に脱着口32を形成してい
る。ストッパー部31は、略山型に形成されており、前
記フック部の先端部に対向させて前記脱着口32を狭め
るように容器本体21から突設して設けられている。フ
ック部30は、弾性を有する部材により適宜肉厚を調整
されており、適切な力で弾性変形可能になっている。こ
れと同様に、ストッパー部31は、弾性を有する部材に
より形成されており、適切な力で弾性変形可能になって
いる。これにより、脱着口32の径は、可変となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱落落下防止性を
向上させた薬剤吊り下げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塩化カルシウム等の潮解性吸湿剤
を収納した薬剤容器にフック部による吊り下げ部を設
け、洋服ダンス等に設置されている横棒に吊るして使用
する除湿剤容器が種々提案されている。また、定型的に
固化したパラクロロベンゼン、樟脳等の昇華性物質を収
納した容器にフック部を設けた防虫剤容器も種々提案さ
れている。さらに、最近では、合成樹脂、パルプ等に常
温揮発性の防虫剤等の薬液剤を含浸したものを収納する
薬剤容器にフック部を設けた防虫剤容器も種々提案され
ている。
【0003】このような薬剤容器の一例として、実開平
5−67265号公報には、外周に揮散孔を有し一側面
に嵌着口を備えるとともに板状を呈する薄型の容器本体
と、この容器本体の嵌着口に差し込み装填される板状蒸
散材とから構成された蒸散材ケースが示されている。
【0004】この実開平5−67265号公報の蒸散材
ケースにおいては、容器本体の上方に、横方向に開口し
た凹窪部による吊り下げ部が形成されており、この凹窪
部が容器本体に窪むような構成であることから、吊り下
げ部の強度が大きくなるのと同時に容器本体の固定をし
っかりできることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塩化カルシウム等の潮解性吸湿剤を収納した薬剤容器
は、空気中の水分を吸湿し、塩化カルシウム等の潮解性
吸湿剤が潮解するとともに自重が増し、洋服ダンス等で
設置されている横棒への吊り下げ状態は良くなるもの
の、使用開始時は、軽量であるため、衣料の出し入れの
際に出し入れする衣類と接触し、前記横棒から吊り下げ
部が外れて脱落する場合があった。
【0006】また、定形的に固化したパラジクロロベン
ゼン、樟脳等の昇華性物質を収納した防虫剤容器はかな
り厚めであるため、洋服ダンス等で設置されている横棒
に吊るした場合は容器自重により吊り下げ状態は若干保
たれるものの、スペースが嵩むために出し入れする際に
衣類と防虫剤容器が接触し、横棒から脱落する場合が多
々あった。さらに、昇華性物質が昇華終了に近づくにつ
れて自重が軽量化するため、さらに脱落しやすくなると
いう問題があった。
【0007】一方、合成樹脂、パルプ等に常温揮発性の
防虫剤等の薬液剤を含浸したものを収納した薬剤容器
は、軽量がゆえに洋服ダンス等で設置されている横棒に
吊した場合、衣類の出し入れの際に出し入れする衣類と
薬剤容器が接触すると横棒から脱落してしまうという問
題があった。
【0008】さらに、実開平5−67265号公報の蒸
散剤ケースでは、吊り下げ部の強度が大きいため、横棒
の径が吊り下げ部の着脱口の大きさよりも小さいものし
か吊り下げることができないといった問題があった。
【0009】このように従来の技術において、前記薬剤
容器では、洋服ダンス等に設置されている横棒に吊り下
げて使用するときに、前記横棒から吊り下げ部が外れて
脱落しやすいという問題があるものや、逆に吊り下げ部
の強度が大きいため、横棒の径が吊り下げ部の着脱口の
大きさよりも小さいものしか吊り下げることができない
といった問題があった。
【0010】そこで本発明は、前記横棒に吊り下げて使
用するときの脱落防止性を高めることができる薬剤吊り
下げ装置の提供を目的とする。さらに、横棒の径が着脱
口の大きさよりも大きくても前記横棒に吊り下げること
ができるとともに、前記横棒に吊り下げて使用するとき
の脱落防止性を高めることができる薬剤吊り下げ装置の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の薬剤吊り
下げ装置は、フック部を延設し、このフック部との間に
脱着口を形成したハンガー本体と、前記フック部のハン
ガー本体側への延設部に対向させて前記脱着口を狭める
ように設けたストッパー部と、前記ハンガー本体に対し
一体又は別体に設け、内部に薬剤収納部を形成した薬剤
収納体とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の薬剤吊り下げ装置は、内部
に薬剤収納部を形成し、内部と外部との間を連通させる
連通部を有する薬剤収納体と、この薬剤収納体から上方
へ延設してから薬剤収納体側へ延設し、この薬剤収納体
側への延設部と前記薬剤収納体との間に脱着口を形成す
るフック部と、このフック部の薬剤収納体側への延設部
に対向させて前記脱着口を狭めるように薬剤収納体から
突設したストッパー部とを備えたことを特徴とする薬剤
吊り下げ装置。
【0013】請求項3記載の薬剤吊り下げ装置は、内部
に薬剤収納部を形成し、内部と外部との間を連通させる
連通部を有する薬剤収納体と、この薬剤収納体から上方
へ延設して先端部をこの薬剤収納体側へ向け、この先端
部と前記薬剤収納体との間に脱着口を形成したフック部
と、このフック部の先端部に対向させて前記脱着口を狭
めるように薬剤収納体から突設したストッパー部とを備
えたことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の薬剤吊り下げ装置は、請求
項1乃至3のいずれか一つに記載の薬剤吊り下げ装置に
おいて、前記脱着口の径を前記薬剤収納体を吊り下げる
横棒の直径に対して小さくし、前記脱着口の径を可変と
したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに
記載の薬剤吊り下げ装置。
【0015】請求項5記載の薬剤吊り下げ装置は、請求
項4記載の薬剤吊り下げ装置において、前記フック部を
撓ませて、または、折曲して前記脱着口の径を可変とし
たことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の薬剤吊り下げ装置は、請求
項4記載の薬剤吊り下げ装置において、前記ストッパー
部を撓ませて、または、折曲して前記脱着口の径を可変
としたことを特徴とする。
【0017】請求項7記載の薬剤吊り下げ装置は、請求
項4記載の薬剤吊り下げ装置において、前記脱着口に前
記薬剤収納体を吊り下げる横棒を挿入する際に、前記脱
着口の径を広げるようにガイドするテーパー部を前記フ
ック部と前記ストッパー部とのいずれか一方または両方
に形成したことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の薬剤吊り下げ装置は、請求
項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の薬剤収納体
と、この薬剤収納体が収納する薬剤とを具備したことを
特徴とする。
【0019】請求項1乃至8記載の構成によれば、脱着
口を狭めるようストッパー部を突設したので、前記横棒
に吊り下げて使用するときの脱落防止性を高めることが
できる。
【0020】請求項4乃至7記載の構成によれば、前記
脱着口の径を可変としたので、横棒の径がフック部の大
きさよりも大きくても前記横棒に吊り下げることができ
るとともに、前記横棒に吊り下げて使用するときの脱落
防止性を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
1の発明の実施の形態を示す斜視図である。
【0023】図1において、薬剤吊り下げ装置1は、揮
散性薬剤であるところのシート材10と、このシート材
10を収納する薬剤容器20とから構成されている。
【0024】薬剤容器20は、薬剤収納体であるところ
の容器本体21の上側に湾曲状のフック部30と略山型
のストッパー部31とを形成した構造になっている。
【0025】容器本体21は、ガス不透過性またはガス
半透過性の部材で楕円状に形成された表側筐体22と裏
側筐体23とで裏表分割した構造になっており、揮散性
の薬液剤が含浸したシート材10を内部に収納できるよ
うになっている。表側筐体22には、容器本体21の内
部と外部との間を連通させる連通部として連通孔24が
形成されている。この連通孔24は、容器本体21の内
部と外部との間でガスの通過を可能にしている。
【0026】フック部30は、前記容器本体21から上
方へ延設して先端部をこの容器本体21側へ向け、この
容器本体21と先端部との間に脱着口32を形成してい
る。
【0027】ストッパー部31は、略山型に形成されて
おり、前記フック部30の先端部に対向させて前記脱着
口32を狭めるように容器本体21から突設して設けら
れている。
【0028】この場合、フック部30は、弾性を有する
部材により適宜肉厚を調整されており、適切な力で弾性
変形可能になっている。これと同様に、ストッパー部3
0も、弾性を有する部材により形成されており、適切な
力で弾性変形可能になっている。これにより、脱着口3
2の径は可変となっている。
【0029】ここで、第1の発明の実施の形態では、薬
剤容器20は、フック部30によるハンガー本体と容器
本体21を一体に設けたものとなっている。
【0030】また、本発明の実施の形態では、フック部
30及びストッパー部31は、表側筐体22と一体に形
成されているが、表側筐体22に接着剤等で取付けても
よく、さらに、裏側筐体23に設けるようにしてもよ
い。
【0031】図2は図1の薬剤吊り下げ装置の正面図で
ある。
【0032】図2において、薬剤吊り下げ装置1のフッ
ク部30と容器本体21の周縁部に設けられたストッパ
ー部31とは、保持空間部33を形成している。フック
部30は、一端側の先端部内側34から先端部外側35
に向かって拡開形状のテーパー36を形成している。フ
ック部30の先端とストッパー部31の先端の距離D
1、即ち、脱着口32の径は、前記容器本体を吊り下げ
る平均的なサイズの横棒の直径に対して小さく設定され
ている。テーパー36は、前記脱着口32に前記容器本
体21を吊り下げる横棒を挿入する際に、フック部30
を撓ませて脱着口32の径を広げるようにガイドするよ
うに形成されている。略山型に形成されたストッパー部
31の裾野にあたる部分31aも前記横棒を導くガイド
となっている。
【0033】図3は図1の薬剤吊り下げ装置の断面図で
ある。
【0034】図3において、裏側筐体23の内側には、
シート材10を表側筐体22の定位置に固定するための
リブ37が複数形成されている。フック部30は、その
断面をT字状に形成することにより、適宜肉厚が調整さ
れており、適切な力で弾性変形可能になっている。表側
筐体22の連通孔24は、シート材10の薬液剤が揮散
した気体が外側に放出できる放出用開孔部となってい
る。
【0035】図4は図1の発明の実施の形態の動作を示
す説明図である。
【0036】まず、図4(a)に示すように、薬剤吊り
下げ装置1をフック部30により洋服ダンスの横棒40
に吊り下げる際、横棒40はストッパー部31の略山型
の形状に沿って吊り下げ完了状態に近づくが、フック部
30の先端部外側35に接触し妨害される。この後、フ
ック部30の弾性を利用してさらに薬剤吊り下げ装置1
を押し込むと、図4(b)に示すように、フック部30
は、その先端部内側34から先端部外側35へ上方に向
かって形成してあるテーパー36によって横棒40の直
径まで広がるように撓ませられてガイドされ、脱着口3
2が横棒40の直径まで広がり、横棒40が脱着口32
を通過し、図4(c)に示すように、保持空間部33に
横棒40が収納されてフック部30による吊り下げが完
了する。
【0037】このような発明の実施の形態によれば、フ
ック部30を撓ませることにより、横棒40の径がフッ
ク部30の着脱口32の大きさよりも大きくても前記横
棒40に吊り下げることができるとともに、前記ストッ
パー部30により前記横棒40に吊り下げて使用すると
きの脱落防止性を高めることができるので、洋服ダンス
用に用いた場合、衣類の出し入れの際に、出し入れする
衣類と薬剤吊り下げ装置が接触することによって発生し
ていた薬剤吊り下げ装置の脱落が大幅に解消され、ユー
ザーに好印象を与えることができとともに、使用出来る
横棒の径を拡大することができる。
【0038】また、フック部30は、ポリオレフィン系
樹脂等により適宜肉厚を調整して適切な弾性変形能力を
与えることにより、横棒の直径が保持空間部33よりも
多少大きい場合でも吊り下げ可能となる。ストッパー部
31についても、適切な弾性変形能力を与えることによ
り、横棒の直径がさらに大きい場合でも吊り下げ可能と
なる。
【0039】図5は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
2の発明の実施の形態を示す正面図であり、図1と同じ
構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0040】図5において、薬剤吊り下げ装置5は、揮
散性薬剤であるところのシート材10と、このシート材
10を収納する薬剤容器60とから構成されている。
【0041】薬剤容器60は、図1の薬剤容器20が略
同様の外形となっているが、フック部70とストッパー
部71は、それぞれ前後方向(この場合、図4に示され
てる面を前面とする)に折曲可能にするための折曲部8
1,82が設けられており、これら折曲部81,82で
折曲げることにより、脱着口72の径D2を可変できる
ようにしている。この場合、フック部70とストッパー
部71を弾性を有する部材で形成し折曲部81,82と
して溝を形成したり、折曲部81,82のみ弾性を有す
る部材とし残りの部分を弾性の無い部材で形成するな
ど、折曲部としては各種用いることができる。
【0042】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0043】図6は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
3の発明の実施の形態を示す正面図である。
【0044】図6において、薬剤吊り下げ装置6は、揮
散性薬剤であるところのシート材90と、このシート材
90を収納する薬剤容器100とから構成されている。
【0045】薬剤容器100は、容器本体101の上側
に逆L字状のフック部102と略山型のストッパー部1
03とを形成した構造になっている。
【0046】フック部102は、容器本体101から上
方へ延設してから水平方向に延設し、この水平方向の延
設部104の下側のストッパー部103に対抗する位置
(延設部104の先端よりも手前の位置)に上側ストッ
パー部となる延設部105を形成している。
【0047】これにより、フック部102は、容器本体
101側へ延設され、この容器本体側への延設部105
と前記容器本体101との間に脱着口106を形成して
いる。
【0048】フック部102及びストッパー部103
は、弾性を有する部材により適宜肉厚を調整されてお
り、適切な力で弾性変形可能になっている。これによ
り、脱着口106の径は可変となっている。
【0049】また、容器本体101には内部と外部との
間を連通させる連通孔107が形成されている。
【0050】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0051】図7は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
4の発明の実施の形態を示す正面図である。
【0052】図7において、薬剤吊り下げ装置7は、揮
散性薬剤であるところのL字状のシート材110と、こ
のシート材110を収納する薬剤容器120とから構成
されている。
【0053】薬剤容器120は、容器本体121の上側
に段部122が形成されることによりL字状に形成さ
れ、段部122の底面123に略山型のストッパー部1
24を形成し、段部122の側壁125から水平方向に
向けてフック部126を延設している。フック部126
のストッパー部124に対抗する位置には、上側ストッ
パー部となる突起部127を下方に向けて形成してい
る。
【0054】これにより、フック部125は、この容器
本体121から延設され、この延設部126と前記容器
本体121との間に脱着口128を形成している。
【0055】また、容器本体120には内部と外部との
間を連通させる連通孔129が形成されている。
【0056】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0057】図8は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
5の発明の実施の形態を示す正面図である。
【0058】図8において、薬剤吊り下げ装置8は、揮
散性薬剤であるところの2つのシート材150,151
と、シート材150,151を収納する薬剤収納体16
0と、薬剤収納体を取り付けるハンガー本体170とか
ら構成される。
【0059】薬剤収納体160は、ガス透過性の樹脂を
袋状に形成し、シート材150,151を上下に収納
し、シート材150,151を収納した薬剤収納部以外
の部分を熱圧着することにより、シート材150,15
1を定位置に固定している。
【0060】ハンガー本体170は、棒状部171の下
側に溝172を形成し、この溝172の内側にリブ17
3を形成し、このリブ173により、薬剤収納体160
の上側を取り付けている。また、棒状部171は、上側
にフック部174を延設し、このフック部174との間
に脱着口175を形成している。
【0061】棒状部171は、前記フック部174のハ
ンガー本体170側への延設部に対向させて前記脱着口
175を狭めるようにストッパー部176を突設してい
る。
【0062】フック部174及びストッパー部176
は、弾性を有する部材により適宜肉厚を調整されてお
り、適切な力で弾性変形可能になっている。これによ
り、脱着口150の径は可変となっている。
【0063】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0064】図9は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第
6の発明の実施の形態を示す分解した状態の正面図であ
る。
【0065】図9において、薬剤吊り下げ装置9は、揮
散性薬剤であるところのシート材180と、シート材1
80を収納する薬剤収納体190と、薬剤収納体を取り
付けるハンガー本体200とから構成される。
【0066】薬剤収納体190は、ガス透過性の樹脂を
袋状に形成し、シート材180を収納し、シート材18
0を収納した薬剤収納部以外の部分を熱圧着することに
より、シート材180を定位置に固定している。薬剤収
納体190の上側には、ハンガー本体200に取り付け
られた状態でストッパー部となる突起部191が形成さ
れている。突起部191は、ストッパー部として用いる
ための適切な堅さを有するように形成されている。
【0067】ハンガー本体200は、2枚の弾性を有す
る樹脂を、突起部191が挿入される挿入部201と薬
剤収納体190の上側が挿入される挿入部202を残し
て熱圧着することにより、一体に形成している。ハンガ
ー本体200は、上側にフック部204を延設し、この
フック部204との間に脱着口205を形成している。
【0068】図10は本発明に係る薬剤吊り下げ装置の
第6の発明の実施の形態を示す組み立てた状態の正面図
である。
【0069】図10において、組み立てられた状態の薬
剤吊り下げ装置9は、ハンガー本体200の挿入部20
1に突起部191が挿入され、ハンガー本体200の挿
入部202に薬剤収納体190の上側が挿入されてい
る。この状態では、ハンガー本体200からは、突起部
191が、フック部204の先端側に対向させて前記脱
着口205を狭めるようにを突設している。これによ
り、突起部191は、ストッパー部としての機能を有す
る。
【0070】フック部204及び突起部191は、弾性
を有する部材により適宜肉厚を調整されており、適切な
力で弾性変形可能になっている。これにより、脱着口2
05の径は可変となっている。薬剤収納体190は、挿
入部201,202におけるハンガー本体200の挟む
力により脱落しないようになっている。
【0071】このような発明の実施の形態によれば、図
1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0072】図1乃至図8の薬剤吊り下げ装置は、洋服
ダンス、オープンハンガー、下駄箱、収納庫、押し入れ
等に設置してある横棒に吊り下げて用いることができ
る。
【0073】また、図1乃至図8の発明の実施の形態に
おける揮散性薬剤としては、一般的に防虫剤、芳香剤、
消臭剤、防かび剤、殺虫剤、誘引剤から選ばれる1種ま
たは2種類以上の揮散性薬剤を用いることができるが、
これら以外の揮散性薬剤を用いることも可能である。
【0074】また、図1乃至図7の発明の実施の形態で
は、容器本体に収納する薬剤として揮散性薬剤を用い、
容器本体の連通孔を前記揮散性薬剤が揮散したガスを外
部に放出させるめの放出用開孔部として形成したが、容
器本体に収納する薬剤として非揮散性薬剤を用い、容器
本体の連通孔を前記非揮散性薬剤に薬効対象物を接触さ
せるための接触用開孔部として形成してもよい。この場
合、非揮散性薬剤としては、一般的に除湿剤、脱臭剤、
脱酸素剤から選ばれる一種または2種類以上の非揮散性
薬剤を用いることができるが、これら以外の非揮散性薬
剤を用いることも可能である。また、連通孔は、多孔質
材で形成し、湿気を含んだ空気を通過できるが、水は通
過できないものとしてもよい。また、容器本体に収納す
る薬剤として非揮散性薬剤と揮散性薬剤を組合わせて用
いてもよい。図8乃至図10の発明の実施の形態におい
ても、薬剤収納体に収納する薬剤として非揮散性薬剤を
用てもよく、収納する薬剤として非揮散性薬剤と揮散性
薬剤を組合わせて用いてもよい。
【0075】このように、本発明に用いられる薬剤とし
ては、除湿剤、脱臭剤、脱酸素剤等の非揮散性薬剤や防
虫剤、芳香剤、消匂剤、防かび剤、殺虫剤、誘引剤等の
揮散性薬剤がある。
【0076】除湿剤としては、例えば、塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化リチウム等の潮解性吸湿剤
やシリカゲル、モルキュラーシーブ、ケイ酸塩、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム等の吸着性吸湿剤が挙げら
れる。
【0077】また、防虫剤としては、例えば、パラジク
ロロベンゼン、樟脳、ナフタリン等の固形防虫剤やエン
ペンスリン、アレスリン、レスメトリン、ペルメトリ
ン、エトフェンプロックス、テトラメスリン、フラメト
リン、フェノトリン、プラレトリン等のピレスロイド系
やヒノキ油、ナツメグ油、ゼラニウム油、ラベンダー
油、ユーカリ油、タイム油、チョウジ油、セージ油、ヒ
バ油、ペパーミント油、スペアミント油、ローズマリー
油、レモングラス油、カモミール油等の植物油やその抽
出物からなる天然物系やその他の合成液体防虫剤が挙げ
られる。好ましくは、揮散性の薬液剤を合成樹脂または
パルプからなる不織布や紙に含浸して用いられる。
【0078】また、本発明に用いられる薬剤容器の素材
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセ
タール、AS樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト等の
ポリオレフィン系樹脂が用いられる。好ましくは、ポリ
エチレン、ポリプロピレンが挙げられる。
【0079】尚、図1乃至図5の発明の実施の形態で
は、容器本体の内部と外部との間を連通させる連通孔を
表側筐体のみに設けたが、このような連通孔は、表側筐
体と裏側筐体とのいずれか一方に設けてもよく、両側に
設けてもよい。また、図1乃至図10の発明の実施の形
態では、フック部とストッパー部の両方を撓ませて、ま
たは、折曲して前記脱着口の径を可変としたが、フック
部とストッパー部の片方を撓ませて、または、折曲して
前記脱着口の径を可変とするように構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、横
棒に吊り下げて使用するときの脱落防止性を高めること
ができるので、ユーザーに好印象を与えることができ
る。さらに、横棒の径がフック部の大きさよりも大きく
ても前記横棒に吊り下げることができるとともに、前記
横棒に吊り下げて使用するときの脱落防止性を高めるこ
とができるので、使用出来る横棒の径を拡大することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第1の発明の
実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の薬剤吊り下げ装置の正面図。
【図3】図1の薬剤吊り下げ装置の断面図。
【図4】図1の発明の実施の形態の動作を示す説明図。
【図5】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第2の発明の
実施の形態を示す正面図。
【図6】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第3の発明の
実施の形態を示す正面図。
【図7】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第4の発明の
実施の形態を示す正面図。
【図8】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第5の発明の
実施の形態を示す正面図。
【図9】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第6の発明の
実施の形態を示す分解した状態の正面図。
【図10】本発明に係る薬剤吊り下げ装置の第6の発明
の実施の形態を示す組み立てた状態の正面図。
【符号の説明】
1 薬剤吊り下げ装置 10 シート材 20 薬剤容器 21 容器本体 22 表側筐体 23 裏側筐体 24 連通孔 30 フック部 31 ストッパー部 32 脱着口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】フック部174及びストッパー部176
は、弾性を有する部材により適宜肉厚を調整されてお
り、適切な力で弾性変形可能になっている。これによ
り、脱着口175の径は可変となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】このように、本発明に用いられる薬剤とし
ては、除湿剤、脱臭剤、脱酸素剤等の非揮散性薬剤や防
虫剤、芳香剤、消臭剤、防かび剤、殺虫剤、誘引剤等の
揮散性薬剤がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】また、本発明に用いられる薬剤容器の素材
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセ
タール、AS樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト等の
ポリオレフィン系樹脂が用いられる。好ましくは、ポ
リエチレン、ポリプロピレンが挙げられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック部を延設し、このフック部との間
    に脱着口を形成したハンガー本体と、 前記フック部のハンガー本体側への延設部に対向させて
    前記脱着口を狭めるように設けたストッパー部と、 前記ハンガー本体に対し一体又は別体に設け、内部に薬
    剤収納部を形成した薬剤収納体と、 を備えたことを特徴とする薬剤吊り下げ装置。
  2. 【請求項2】 内部に薬剤収納部を形成し、内部と外部
    との間を連通させる連通部を有する薬剤収納体と、 この薬剤収納体から上方へ延設してから薬剤収納体側へ
    延設し、この薬剤収納体側への延設部と前記薬剤収納体
    との間に脱着口を形成するフック部と、 このフック部の薬剤収納体側への延設部に対向させて前
    記脱着口を狭めるように薬剤収納体から突設したストッ
    パー部と、 を備えたことを特徴とする薬剤吊り下げ装置。
  3. 【請求項3】 内部に薬剤収納部を形成し、内部と外部
    との間を連通させる連通部を有する薬剤収納体と、 この薬剤収納体から上方へ延設して先端部をこの薬剤収
    納体側へ向け、この先端部と前記薬剤収納体との間に脱
    着口を形成したフック部と、 このフック部の先端部に対向させて前記脱着口を狭める
    ように薬剤収納体から突設したストッパー部と、 を備えたことを特徴とする薬剤吊り下げ装置。
  4. 【請求項4】 前記脱着口の径を前記薬剤収納体を吊り
    下げる横棒の直径に対して小さくし、前記脱着口の径を
    可変としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    一つに記載の薬剤吊り下げ装置。
  5. 【請求項5】 前記フック部を撓ませて、または、折曲
    して前記脱着口の径を可変としたことを特徴とする請求
    項4記載の薬剤吊り下げ装置。
  6. 【請求項6】 前記ストッパー部を撓ませて、または、
    折曲して前記脱着口の径を可変としたことを特徴とする
    請求項4記載の薬剤吊り下げ装置。
  7. 【請求項7】 前記脱着口に前記薬剤収納体を吊り下げ
    る横棒を挿入する際に、前記脱着口の径を広げるように
    ガイドするテーパー部を前記フック部と前記ストッパー
    部とのいずれか一方または両方に形成したことを特徴と
    する請求項4記載の薬剤吊り下げ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに
    記載の薬剤収納体と、 この薬剤収納体が収納する薬剤と、 を具備したことを特徴とする薬剤吊り下げ装置。
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