JPH0319386Y2 - - Google Patents

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JPH0319386Y2
JPH0319386Y2 JP1984068425U JP6842584U JPH0319386Y2 JP H0319386 Y2 JPH0319386 Y2 JP H0319386Y2 JP 1984068425 U JP1984068425 U JP 1984068425U JP 6842584 U JP6842584 U JP 6842584U JP H0319386 Y2 JPH0319386 Y2 JP H0319386Y2
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container
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱的環境下に置かれてその性能が経時
的に劣化する製品例えば芳香剤、乾燥剤、殺虫
剤、防虫剤、脱臭剤等と共に使用してその有効期
限を容易に表示できるようにしたインジケータに
関する。
一般に、芳香剤、乾燥剤、殺虫剤、防虫剤、脱
臭剤等は使用期間経過と共にその効力を減退し、
遂には交換時期に至る。特に、芳香剤(固形タイ
プのものと液状タイプのものがある)は熱的作用
に基づいて昇華又は蒸発し、空気中に香りを発散
するが、使用中次第に減量してその効力を失うに
至る。又、脱臭剤は活性炭等の吸着手段にて空気
中の臭い粒子を吸着して使用中次第に飽和し、効
力を失うに至る。この場合、被吸着物の発生は空
気が高温になれば多くなり、それだけ脱臭剤の有
効期間も短くなる。
しかし、上記のような芳香剤、脱臭剤等の製品
は比較的長期間使用されるものであり、しかも使
用者がその効力を有無を知るすべがなく、交換時
期を簡易に表示して有効期限知る手段が必要とな
る。
本考案は上述した点にかんがみ、直接的、間接
的を問わず熱的環境下に置かれて使用される製品
と共に使用してその効力の終了時点を確認できる
ようにしたインジケータを提供することを目的と
する。
本考案のインジケータは、蒸発性又は昇華性の
薬剤が熱的作用によつて減量していくのを利用す
るものであつて、上記薬剤をその気体が透過でき
かつ減量状況が確認できるようにした容器内に充
填し、熱と時間によつて性能が劣化する製品と共
に用いてその効力の有無を表示し得るようにす
る。
以下、図面に基づいて本考案の実施例について
説明する。
第1図は本考案のインジケータ1の第1実施例
を示す断面図であつて、符号2は透明又は半透明
でガスバリア性の高い素材例えばガラス、ポリア
クリルニトリル、ポリメタアクリル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデン等で形成
された容器で、この容器2は一端側に開口部(図
示上方)を有し、この開口部から容器2内部へ、
昇華性又は蒸発性の薬剤3が所定量充填されてい
る。上記容器2は使用時薬剤3の昇華又は蒸発を
良好に行わせるため、その開口部を上方に向けて
配置し、開口端を紙、不織布、布、ガス透過性プ
ラスチツクフイルム等の気体透過性部材4で覆
う。上記容器2は使用される環境下において熱で
変形や歪み等が生じることがなく、又充填される
薬剤3によつて変色したり科学的に変化したりす
ることがない材質で形成されることが必要であ
り、必要に応じてその外周又は内周面に目盛表示
等を付しておく。上記薬剤3としては、まず昇華
性物質が挙げられる。例えば、トリシクロデカ
ン、ナフタリン、P−ジクロルベンゼン、樟脳、
トリオキサン類例えばサンサブリ(商標登録、小
川香料製)、アダマンタン等の昇華性物質を単独
又は二種以上混合して使用する。又、上記薬剤3
として、蒸発性物質を挙げることができる。例え
ば、水、低級アルコール類、エステル類、ごま
油、綿実油等の蒸発性の低い物質を使用すればよ
いが、通常の大気温で液体のものは容器2を正立
させる都合上汎用性に欠ける面がある。上記容器
2は図示のように一端側のみ開口した形状のもの
に限らず、パイプ体のように両端側が開口したも
のであつてもよく、この場合は昇華性の薬剤3を
充填した後両端側に気体透過性部材4を配すれば
よい。なお、又上記気体透過性部材4として使用
されるガス透過性プラスチツクフイルムには、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニルとポリ
エチレンの共重合体等のガスバリア性の低い素材
が用いられる。
このように構成されたインジケータ1では、周
囲温度の熱的作用によつて、昇華性又は蒸発性の
薬剤3が気体の状態で前記気体透過性部材4を通
過して減少していく。この薬剤3の減少量は時間
の経過と共に増してゆき、その減量状況は容器2
の外部より確認できる。なお、薬剤3の減量状況
を確認し易くするため、薬剤3に色材を混合する
ことも可能である。従つて、このようなインジケ
ータ1を熱的環境下で時間と共に効力が劣化する
製品のケース外面に取り付けて用いれば交換すべ
き時期を容易に知ることが可能となる。
ところで、第1図に示した構成のインジケータ
1では、容器2内部に充填された薬剤3が容器内
でガス化しても、容器内空間と器壁との温度差に
よつて再結晶し器壁に付着して、その減量状況が
目視しにくい場合が起り得る。次に、このような
問題を改善してインジケータの減量状況が正確に
目視できるように構成した実施例について説明す
る。
第2図は本考案の第2実施例に係り、このイン
ジケータ1は透明又は半透明の容器2の内部に昇
華性又は蒸発性の薬剤3を充填した後、その内容
剤の上に着色表示板5を置く。この着色表示板5
としては透明板に蛍光着色剤を配合したものや単
なる着色剤を配合したものを使用し、この板に無
数の貫通孔5aを設けて薬剤3の昇華又は蒸発を
極度に阻害しないようにしておく。そして、容器
2の開口部を気体透過性部材4で覆う。なお、上
記着色表示板5の孔5aの分布状態を変えること
によつて、薬剤3の昇華又は蒸発速度の制御即ち
充填された薬剤3全てが昇華又は蒸発するのに要
する期間の調整を行うことができる。
上記構成では、薬剤3が時間の経過に伴い昇華
又は蒸発し次第に減量してゆく。そして、薬剤3
の減量に伴つて上記着色表示板5も下降してゆ
く。この場合、表示板として蛍光着色剤を配合し
た板を使用した場合、板側面に強い蛍光を持つた
め容器2の外部から見てもその位置が明確に識別
でき、薬剤3の残量位置を良好に確認できる。
又、単なる着色剤を配合した板を使用した場合で
も、板側面は強く色を反射するため容器2外部よ
り見てその位置が識別できる。
第3図は本考案の第3実施例に係り、昇華性の
薬剤3を、ガスバリア性の低い素材例えばポリチ
エレン、ポリプロピレン、酢酸ビニルとポリエチ
レンの共重合体等で形成された容器6内に充填す
るものであつて、その他の構成は第2図の実施例
の場合と同様である。この構成では、容器6及び
気体透過性部材4を通して収納体全面から内容剤
3が昇華し外部へ透過するため、容器6の上部空
間を形成する器壁に再結晶物が付着して薬剤表示
が不明確になることが一層防止される。
次に、代表的な昇華性物質を一端が開口したガ
スバリア性の高い筒状の容器に充填し、その開口
部をガス透過性プラスチツクフイルムで覆つたと
き、周囲温度を変えて昇華速度を比較した結果を
示す。
第4図は昇華性物質としてP−ジクロルベンゼ
ンを使用し、これを30g筒状容器に充填してその
表面積が7cm2となるようにし、さらに容器の上方
開口部を厚さ30cmのポリプロピレンフイルムで覆
い、P−ジクロルベンゼンが全て昇華するまでの
期間を周囲温度を変えて測定したものである。周
囲温度20℃、30℃、40℃について測定した結果、
昇華終了に要する期間は温度が高くなる程短くな
ることが分かる。
第5図は昇華性物質としてサンサブリ(トリオ
キサンイソプロピル)30gを筒状容器に充填しそ
の表面積が7cm2となるようにし、さらに容器上方
の開口部を厚さ30μmのポリプロピレンフイルム
で覆い、サンサブリが全て昇華するまでの期間を
周囲温度を変えて測定したものである。周囲温度
30℃、40℃、50℃について測定した結果について
示している。第4図同様、周囲温度によつて昇華
速度が異なつてくることが分かる。
以上述べたように本考案によれば、少くとも一
部が気体透過部とするように構成された透視可能
な容器の内部に、昇華性又は蒸発性の薬剤を充填
しその減量状況によつて時間経過を表示するよう
にしたので、熱的作用によつて性能が劣化する製
品例えば芳香剤と併用してその有効期限を容易に
確認することができる。この結果、製品の交換時
期を知つて速やかに新しい製品と交換することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインジケータの第1実施例を
示す断面図、第2図は本考案の第2実施例を示す
断面図、第3図は本考案の第3実施例を示す断面
図、第4図及び第5図は代表的な昇華性物質を用
いたインジケータにおいて周囲温度を変えたとき
の時間経過に伴う減少量を示すグラフである。 1……インジケータ、2,6……容器、3……
昇華性又は蒸発性薬剤、4……気体透過性部材、
5……着色表示板、5a……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少くとも一部が気体透過部とするように構成さ
    れた透視可能な容器の内部に、熱的環境下におい
    て昇華又は蒸発する薬剤を充填し、時間経過を表
    示するようにしたことを特徴とするインジケー
    タ。
JP6842584U 1984-05-10 1984-05-10 インジケ−タ Granted JPS60180437U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6842584U JPS60180437U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 インジケ−タ

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JP6842584U JPS60180437U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 インジケ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS60180437U JPS60180437U (ja) 1985-11-30
JPH0319386Y2 true JPH0319386Y2 (ja) 1991-04-24

Family

ID=30603162

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JP6842584U Granted JPS60180437U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 インジケ−タ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545185Y2 (ja) * 1988-05-06 1993-11-17
ES2390521T3 (es) * 2007-06-29 2012-11-13 Zobele Holding Spa Recipiente para sustancias volátiles con indicador del nivel de líquido
JP6489678B2 (ja) * 2014-05-12 2019-03-27 株式会社ウエ・ルコ 誘引捕獲器

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JPS60180437U (ja) 1985-11-30

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