JP2019513499A - 増大した膜露出及び揮発性組成物の重量減少を伴う揮発性組成物ディスペンサ - Google Patents

増大した膜露出及び揮発性組成物の重量減少を伴う揮発性組成物ディスペンサ Download PDF

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Abstract

揮発性組成物ディスペンサは、互いにそれらの外縁に沿って接合されている、対向する第1及び第2の壁を有するハウジングを含む。第1の壁は、1つのアパーチャを有し、第2の壁は、複数のアパーチャを有する。ハウジング内に、揮発性組成物カートリッジ及び間隙を置き、間隙は、カートリッジとハウジングの底部表面との間に存在し、当該底部表面は、第1の壁及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されており、起動すると、ディスペンサの露出率が約40%〜約90%であり、複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、少なくとも30mm2の面積及び少なくとも約1:2のアスペクト比を各々有する、複数のものの個々のアパーチャに起因する。類似したハウジング、カートリッジ、及び間隙からなるディスペンサは、ユーザによって起動されると、起動の30日後、完全に露出した膜の部分的に露出した膜の揮発性組成物のうちの約70%〜90%の重量減少を示す。

Description

本発明は、管理された環境、例えば室内の空気にフレグランスのような揮発性組成物を分注するのに好適な装置の分野に関する。
装置を使用して、家の部屋、オフィス、又は他の閉じた家庭環境内を悪臭感知のための、心地よい香り又は他の拡散物質を提供することができることは周知である。通常、このような装置は、揮発性組成物、例えば、エネルギー投入手段又は非エネルギー投入手段のどちらかによる、フレグランス、悪臭マスク剤、医薬、消毒剤、防臭剤、防虫剤、アロマ治療用物質、蒸気医薬品、又は他の揮発性組成物を持続させる。エネルギー投入手段の場合、室内の揮発性組成物の持続性は、装置に電力を供給するための電気の使用によって向上し、通常、その持続性は断続的である。非エネルギー投入装置に関しては、それらは、ユーザのあるタイプの操作により通常、起動される。この起動は、組成物の放出が起こるように、揮発性組成物用の容器から不透過性層の除去又は剥離を含み得るか、又は装置を開口することによる、環境への揮発性組成物の単なる露出しか含まない可能性がある。
米国特許第8,696,982(B2)号は、連続的な非エネルギー投入法で、大気に揮発性物質を送達するための方法を開示している。この方法は、揮発性物質のリザーバ、リザーバを取り囲む微多孔性膜、リザーバを取り囲む破裂可能な基材、基材と膜の間の流路、及び特定の構成の破裂要素を備える送達エンジンを提供することを含む。
同様に、米国特許第8,740,110(B2)号は、揮発性物質を送達するための装置を開示しており、この装置は、物質用のリザーバと、リザーバに固定されている破裂可能な基材と、基材に隣接して位置する破裂要素と、ある多孔度及び厚さの膜(この要素が作動すると、基材の裂けを引き起こし、ひいては物質が大気に拡散するための膜を通過する)と、基部、シェル、及び中空コアを備えるハウジング(コアは、ハウジング内に送達エンジンを挿入すると、破裂要素を圧縮するための刻み目を備える)と、を備える、送達エンジンを備える。
しかしながら、上記の方法も装置も、改善されたハウジングによって、揮発性組成物で湿潤した膜の環境への露出の増大によって推進することができる潜在的な有益性を消費者に実現することに着目していない。フレグランスの供給範囲において、処理されるそれぞれの環境に完全に露出される又はほぼ完全に露出される膜を含む、公知の装置が存在することが認識される。しかしながら、審美的及び安全性目的のために、膜を効果的に封じ込めながらも、このようなフレグランスの放出の持続かつ増強を実現することができるものが存在しない。上記の参照文献のいずれも、装置中のこのような露出の増大を受ける、その中に含まれるカートリッジの揮発性組成物の重量減少が増大するという潜在的有益性に着目したものはないことにも留意すべきである。
米国特許第8,696,982(B2)号 米国特許第8,740,110(B2)号
したがって、露出膜の湿潤の増大の結果、エネルギーを投入していない間、持続性であるが、環境への揮発性組成物の送達を増強することが可能な、揮発性組成物の装置又はディスペンサが依然として必要とされている。
本発明の実施形態によれば、揮発性組成物ディスペンサであって、
a)互いにそのそれらの外縁に沿って接合されている対向する第1及び第2の壁を有するハウジングであって、当該第1の壁が、アパーチャを有しており、当該第2の壁が、複数のアパーチャを有する、ハウジングと、
b)当該第1の壁と第2の壁の間のハウジング内に配設された、揮発性組成物カートリッジと、
c)当該カートリッジとハウジングの底部表面との間に存在する間隙であって、当該底部表面が、第1及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されている、間隙と、を備え、
起動すると、露出率が約40%〜約90%であり、複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、少なくとも30mmの面積及び少なくとも約1:2のアスペクト比を各々有する、複数のものの個々のアパーチャに起因する、
揮発性組成物ディスペンサが存在する。
本発明の別の実施形態によれば、揮発性組成物ディスペンサであって、
a)互いにそのそれらの外縁に沿って接合されている対向する第1及び第2の壁を有するハウジングであって、当該第1の壁が、アパーチャを有しており、当該第2の壁が、複数のアパーチャを有し、複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、1:2より大きなアスペクト比を有する個々のアパーチャに起因する、ハウジングと、
b)膜を備える揮発性組成物カートリッジであって、当該カートリッジが、当該第1の壁と第2の壁との間のハウジング内に配設されている、揮発性組成物カートリッジと、
c)当該カートリッジとハウジングの底部表面との間に存在する間隙であって、当該底部表面が、第1及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されている、間隙と、を備え、
当該ディスペンサが、ユーザによって起動され、当該起動の30日後、完全に露出した膜の部分的に露出している膜の当該揮発性組成物の約70%〜90%の重量減少となる、揮発性組成物ディスペンサが存在する。
実施形態による揮発性組成物ディスペンサの前方斜視図である。 図1に示されている揮発性組成物ディスペンサの後方斜視図である。 図1及び図2の実施形態による揮発性組成物ディスペンサ用のリアフレームの断面図である。 図1に示されている揮発性組成物ディスペンサの側面分解斜視図である。 図1の実施形態による、揮発性組成物ディスペンサの後方図である。 第2の壁に関する代替的な構造を有する、本発明の揮発性組成物ディスペンサの後方図である。 本発明のディスペンサの別の実施形態の後方図である。 本発明の未収納カートリッジに対する図7Aの実施形態の揮発性組成物の重量減少率を図示したグラフである。 図1に示されているディスペンサの実施形態の後方図である。 本発明の未収納カートリッジに対する図8Aの実施形態の揮発性組成物の重量減少率を図示したグラフである。 本発明の外側に収まるディスペンサの実施形態の後方図である。 本発明の未収納カートリッジに対する図9Aの実施形態の揮発性組成物の重量減少率を図示したグラフである。
本発明は、大気、特に閉鎖空間内への揮発性物質を送達するための揮発性組成物ディスペンサに関する。本ディスペンサは、揮発物が有用となる場所でのさまざまな使用に好適である。例えば、このような使用には、空気のリフレッシュ、脱臭、悪臭の解消、悪臭の中和、有害生物の防除、昆虫の防除、防虫、医薬/投薬、消毒剤、衛生、気分向上剤、アロマテラピー助剤、又は大気若しくは環境の状態を整える、修正する、又はそうでない場合、変更するよう作用する揮発性組成物を必要とする任意の他の使用が挙げられるが、これらに限定されない。本発明を詳細に例示する目的のためであるが、本発明の範囲を限定することを意図することなく、本発明は、香料粗原料を含有する、液状組成物、ゲル組成物又は更には固形粒子組成物を送達するための揮発性組成物ディスペンサとして記載される。
このディスペンサは、揮発性組成物、すなわち着香物質で湿湿された膜の露出の増大を可能にするフレームワークを提供することを目標とする。膜の露出の増大の欠点の1つは、ユーザの膜への接触をもたらすおそれがある、ユーザによる誤って取り扱う可能性があることである。したがって、選択された香り又は物質を環境に提供するためには、安全でユーザに優しくかつ審美上心地のよい装置を提供すると同時に、膜への露出の増大を促進する、十分に開放されたハウジングを提供することを実現しなければならないバランスが存在する。
図1は、本発明の揮発性組成物ディスペンサ10の実施形態の前方斜視図を示し、図2は、この実施形態の後方斜視図を示している。図示されているディスペンサ10は、第2の壁23に対向する第1の壁21を有するハウジング20を備える。第1及び第2の壁を含むハウジング20の構成は、プラスチック、竹、木、ガラス、シェル、パルプ、金属、又は半金属から作製することができる。ある実施形態では、選択された壁の材料は、再利用可能となり得るか、又は再利用材料から作製可能でさえあることもまた予測可能である。第1及び第2の壁、並びにボタン及び底部チャネル(これらは、図4を参照して後に考察する)を含むハウジングの構成要素のいずれも、熱的手段を介して、射出を介して、又は吹き込みにより成形することができる。これらの第1及び第2の壁は、それらのそれぞれの外縁22、24に沿って互いに接合されている。これらの壁は、スナップフィットコネクタ、接着剤、又は壁の一方を他方の壁に機械的に取り付ける1つ以上の掛け金を含むさまざまな機構によって、相互に接合されてもよい。第1の壁21及び第2の壁23は、個々に、凸面であってもよく、互いに接合したときに、個別になった2つの半球状壁及び球形状ディスペンサを形成するほど一層凸面でさえあってもよい。しかしながら、図示されている実施形態では、第1の壁21及び第2の壁23は、各々、楕円のシェル形態で、湾曲して形成されている。したがって、この例では、それらの壁は、楕円形状のディスク型ハウジング及びディスペンサを形成する。この実施形態の第1及び第2の壁は、シェル形状であると言える。第1の壁21は、ウインドウ80及び主要アパーチャ27を含む。この実施形態では、主要アパーチャ27は、第1の壁の基部23の近傍に配設されている。この主要アパーチャは、さまざまなサイズとすることができるが、約30mm、40mm、50mm、60mm、70mm、80mm、90mm又は更には100mmから約120mm、130mm、140mm、150mm、160mm、170mm、又は180mmまでの面積を有することができる。この実施形態では、主要アパーチャ27は、約110mmである。
ウインドウ80は、カートリッジのレセプタクル内の揮発性組成物の体積を目視で正確に測定することが可能となる能力をユーザに提供するのに有用である。このウインドウ80は、カートリッジ50の後面又は底部表面を容易に収容し(図3で参照される)、ほとんどの場合、体積を視認するのが容易となるように透明又は半透明である。このウインドウ80は、さまざまな形状を採ることができる。この実施形態では、ウインドウは長円形状であるが、長方形、円形、三角形、又はレセプタクルをユーザが十分に見ることが可能な他の非対称形状であってもよい。ウインドウ80はまた、サイズの変更が可能であってもよい。ディスペンサの長円又は楕円構成では、その長さは、約3cm、3.5cm、4cm、4.5cm又は5cmから約7cm、7.5cm、8cm、8.5cm又は9cmの範囲とすることができる一方、その幅は、約3cm、3.5cm又は4cmから約5cm、5.5cm、6cm、6.5cm、7cm、7.5cm、又は8cmの範囲である。一実施形態では、ハウジングの長さは6cmである一方、幅は4.5cmである。揮発性組成物は、ディスペンサ毎に色調が変化してもよい。組成物の色調は、ハウジング、又はボタン上の印の色調と調和を持たせて、フレグランステーマを推進することができる。例えば、組成物が青色とすることができる一方、ボタン上の印、例えば、手作業による印刷は、「海」又は「沈静」というテーマを示すために青色とすることもできる。
本発明の別の特徴は、主要アパーチャ27が、第2の壁23内に存在する複数のアパーチャ28と協働(及び、可能性として、ウインドウ80もある程度、協働する)して、ディスペンサが一旦、起動すると、ディスペンサが揮発性組成物に露出される部屋内の表面に静置しているときでさえも、ハウジングを介して空気の移動を促進する、大煙突効果(chimney stack effect)を実現するという操作上の態様であると考えられる。
図中には示されていないが、第1の壁はまた、ウインドウ周囲の第2の複数のアパーチャを備えることができる。第2の複数のアパーチャは、互いに等しいサイズであってもよく、2つ以上の数値の範囲であってもよい。これらのアパーチャは、主要アパーチャ及びウインドウとは異なることに留意すべきである。理論によって限定されないが、第2の複数のアパーチャは、ディスペンサ中で空気の通過を容易にする可能性があり、これにより、揮発性組成物の蒸発が増大し、環境へのその組成物が最大供給される。
図3は、A−A(図4に示されている)に沿った図1及び2のディスペンサの断面図を図示している。これにより間隙40の形成をもたらす、ハウジング20内の揮発性組成物カートリッジ50及びその位置の認識が可能になる。この間隙40は、カートリッジの底部と、第1の壁22(25a)及び第2の壁24(25b)の一方又は両方を構成する基部25との間に存在して延在する空間から形成される。この間隙は、第1及び第2の壁に実際に取り付けられている支持体35によって促され、実際に、ハウジング20内のカートリッジ50を支えている。この間隙40は、高さが、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、又は0.9mmから1.1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、1.5mm、1.6mm、1.8mm、又は2mmの範囲とすることができる。一実施形態では、間隙は、約1mmの高さである。理論によって制限されないが、この間隙40は、ディスペンサ10からの空気の流れを容易にすると考えられる。特に、空気は、第1又は第2の壁にある開口部のいずれか1つからディスペンサに入ることができる。例えば、空気は、アパーチャ27から、間隙40から第1の壁21に流入し、次に、カートリッジの表面上を流れ、第2の壁23の複数のアパーチャ28から大気に流出することができる。別の例では、空気は、複数のアパーチャにおいてディスペンサに入り、同じ第2の壁23の反対側から空気が流出するように、ディスペンサの幅方向又は長さ方向にわたって流れることができる。これらの例のいずれにおいても、カートリッジから環境への揮発性組成物の持続性の一次推進力は、カートリッジの膜全体にわたる拡散又は対流のどちらかの空気の流れである。好ましい実施形態では、揮発性組成物の持続性の主要機構は、空気対流である。
図4は、揮発性組成物カートリッジ50の立体分解図を示している。カートリッジ50は、揮発性組成物を含有するレセプタクル51を備え、この組成物は、破裂可能な基材52によってレセプタクル51内に密封されている。基材52は、本発明によって必要とされる破裂しやすい任意の物質とすることができる。破裂可能な基材52は、保管中は、揮発性組成物を収容するように意図されているので、それは、その所期使用前に、揮発性組成物の蒸発を防止する任意のバリア物質から作製され得る。このような物質は、蒸気及び液体に対しては不透過性となり得る。破裂可能な基材52に好適なバリア物質には、ポリマーフィルム、可撓性箔などの可撓性フィルム、又は箔/ポリマーフィルム積層体などの複合物質が挙げられる。好適な可撓性箔には、ニトロセルロース保護ラッカー、20ミクロンのアルミホイル、ポリウレタンプライマー、及びAlcan Packagingから入手可能な15g/m2のポリエチレンコーティング剤(Lidfoil 118−0092)から構成される箔などの金属箔を含む。好適なポリマーフィルムには、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、アクリロニトリルコポリマーバリアフィルム(INOESによって商標名Barex(登録商標)で販売されているものなど)、エチレンビニルアルコール及びそれらの組み合わせが挙げられる。コーティングされたバリアフィルムは、破裂可能な基材52として利用され得ることもまた企図される。使用され得る、そのようなコーティングされたバリアフィルムには、金属化PET、金属化ポリプロピレン、シリカ又はアルミナコーティングされたフィルムが挙げられる。いずれのバリア物質も、コーティングされているかコーティングされていないかに関わらず、単独で、及び/又は他のバリア物質と組み合わせて使用されてもよい。
カートリッジ50のレセプタクル51は、約1ml、2ml、3ml、又は4mlから約6ml、10ml、20ml、30ml、40ml、又は更には50mlの揮発性組成物を保持するような寸法に構成することができる。ある種の実施形態では、レセプタクルは、約2mlの揮発性組成物を含有することができる。別の実施形態では、レセプタクルは、約6mlの揮発性組成物を含有することができる。これらの例では、本組成物は、液状形態にある可能性が高い。更に、レセプタクル51の形状は、第1の壁のウインドウ80の形状に対応するように構成され得る。例えば、レセプタクル51は、実質的に楕円又は長円形状を画定することができ、その幅対長さ比は、約1:2〜1:2.5とすることができる。
本揮発性組成物は、さまざまな使用に好適となり得、液体、ゲル、又は固体のさまざまな形態で供給され得る。理想的には、本揮発性組成物は、本明細書において議論されている膜に容易に吸収可能な物質であり、大気に長期間連続しているとき、そこから容易に蒸発可能である。好適な揮発性組成物の香油、香料粗原料、結晶性固体及びそれらの組み合わせ。
本揮発性組成物は、揮発性物質の各々が25℃において、約0.01torr未満のVPを有する、総重量基準で、約10%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa(0.1torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約40%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa(0.1torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約50%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約40Pa(0.3torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約90%〜約100%の揮発性物質を含むように配合され得る。一実施形態では、揮発性物質混合物は、揮発性物質の各々が25℃において、約0.533Pa(0.004torr)〜約4.67Pa(0.035torr)のVPを有する、総重量基準で、0%〜約15%の揮発性物質、及び揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa(0.1torr)〜約43.3Pa(0.325torr)のVPを有する、総重量基準で、0%〜約25%の揮発性物質、及び揮発性物質の各々が25℃において、約4.67Pa(0.035torr)〜約13Pa(0.1torr)のVPを有する、総重量基準で、約65%〜約100%の揮発性物質を含むことができる。揮発性物質の飽和蒸気圧を得る1つの情報源は、U.S.Environmental Protection Agencyから入手可能なEPI Suite(商標)、バージョン4.0である。
基材52の密封は、レセプタクル51の内縁54に沿って行われる。この密閉は、カートリッジに基材を単に固定するための量であってよい。この密閉は、加熱、接着、締め付け、音波接合、又はそれらの任意の組み合わせのような機械的取り付け(このような漏れのないもの想定する)から選択される手段の使用に起因することができる。
破裂要素55は、破裂可能な基材52の隣に配置され、傾いて基材52に接触するよう可動して、起動が行われると、基材52の破裂又は穿孔を引き起こす。破裂要素55は、1つ以上のばねをベースとする屈曲性アーム56上、又はアーム56の屈曲性支持リング58上に、破裂ピン57を備える。破裂要素、アーム、ピン、及び支持リングの各々は、射出、加圧、又は圧縮により成形したプラスチックから形成することができる。ある種の実施形態では、ユーザは、その長手軸200(図4に示されている)に沿うボタンを押し込み、ディスペンサを起動させることができる。
膜53は、レセプタクル51の外縁59の上に密封して配置される。膜は、通気性及び/又は微多孔性とすることができる。膜は、0.01ミクロン又は0.02ミクロン〜約0.03、0.04、0.05又は0.06ミクロンの平均細孔サイズを有することができる。ある種の実施形態では、平均細孔サイズは約0.02ミクロンである。膜は、約0.1mm、0.15mm、0.2mmから約0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.8mm又は1mmの厚さを有する。ある種の実施形態では、厚さは0.25mmとすることができる。更に、膜53は、当分野において公知の任意の好適な充填剤及び可塑剤で充填されてもよい。充填剤としては、微粉砕シリカ、クレイ、ゼオライト、カーボネート、活性炭及びこれらの混合物を挙げることができる。微多孔膜53は、総重量を基準として、約50%〜約80%、代替的に約60%〜約80%、代替的に約70%〜約80%、代替的に約70%〜約75%のシリカで充填され得る。膜53の厚さは、約0.01mm〜約1mm、代替的に約0.1mm〜約0.4mm、代替的に約0.15mm〜約0.35mm、代替的に約0.25mmとすることができる。この膜53は、破裂要素55の隣にあり、レセプタクル51内の破裂要素55を効果的に覆う。好適な膜は、やはり超高分子量ポリエチレンであるものを含み、このような物質は、DaramicからDaramic(商標)V5として、オランダのDSMからSoluport(登録商標)として、及びPPG IndustriesからTeslin(商標)として市販されている。ディスペンサが一旦、起動すると、揮発性組成物は、レセプタクルから拡散し、膜を湿潤させ、次に、環境に送達される。揮発性組成物は、起動が行われるこのような時間まで、ユーザにより実際に検知されないことが意図される。次に、一旦、起動されると、揮発性組成物の香りは十分に顕著となり、揮発性組成物のレベルがウインドウ80内でかなり低い又は存在しないものとして表示されるまで、ディスペンサの全寿命に、そのように留まるはずである。
図5は、ディスペンサの後方図を示している。この図から、複数のアパーチャ28の総表面積を認識することができる。これらのアパーチャの総表面積は、第2の壁上の開口部のそれぞれの表面積を加えることにより判定される(ボタンが配置される底部チャネルの入口は除く)。膜51の総表面積は、湿潤可能な膜の外側表面の一部に基づいて測定される。図1〜5の実施形態では、24個存在する複数のアパーチャ28の総表面積は、2396mm又は約2400mmである。図4では、膜の湿潤可能な表面積53aが示されており、膜の総外側表面積から、レセプタクル51の外縁59に接合している密封されている膜53b領域の面積を減算したものとして測定することができる。この実施形態では、密封した膜面積53bは、約8cmである一方、膜の総表面積は、35cmである。したがって、膜52aの湿潤可能な表面積は、約2700mmである。実際には、膜53の総表面積は、約200mm、1000mm、1500mm、2000mm、2500mm又は3000mm〜約4000mm、5000mm、6000mm又は更には10,000mmとすることができる。好適な膜には、微多孔性超高分子量ポリエチレン(場合により、シリカが充満されている)、浸透性ポリマー物質、熱可塑性物質又は熱硬化系物質が含まれる。
複数のアパーチャ28は、膜の湿潤可能な表面積の90%(すなわち、(2396mm/2700mm)×100%)となる総表面積を有する。他の実施形態では、対象物と本発明との比又は百分率は、ここでは露出率と呼ばれ、複数のアパーチャの領域の総表面積を湿潤可能な表面積により除算することにより誘導される。露出率は、約40%、45%、50%、55%、60%又は更には65%〜約70%、75%、80%又は85%の範囲とすることができる。第2の壁の複数のアパーチャ28は、膜の湿潤可能な表面の合計よりも大きな総表面積を実際に有することができることが想定されているとやはり留意すべきである。すなわち、複数のアパーチャの総表面積は、100%より大きいことがある。これは、第2の壁が特に凸面であり、第2の壁の表面積が湿潤可能な膜の表面積よりもかなり大きいときに起こり得る。複数のアパーチャ28が、大きなサイズの個々のアパーチャを含み、第2の壁が凸面で延在されている場合、この動態が起こり得る。
複数のアパーチャ28は、異なる形状であってもよい。しかしながら、好ましい形状は、この実施例に示されている細長い形状である。これら細長い形状は、花弁、試験管、長方形、三角形、特に二等辺三角、三日月、及びそれらの組み合わせに似ているものからなる群から選択することができる。任意の例では、複数のアパーチャが細長い性質であることが重要である。より具体的には、アパーチャは、少なくとも約1:2のアスペクト比を有するべきである。他の実施形態では、このアスペクト比は、少なくとも約1:3、1:4、1:5とすることができ、又は1:6にさえなり得る。複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、各アパーチャが少なくとも約30mmの面積を有し、アスペクト比が少なくとも約1:2である、個々のアパーチャを備えることに留意すべきである。他の実施形態では、それぞれが、少なくとも約30mm、35mm、40mm又は42mm〜50mm、60mm、70mm、80mm、90mm、100mm、110mm、120mm、130mm、140mm、150mm又は160mmの面積、及び少なくとも約1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7及び最大1:8のアスペクト比を有する、個々のアパーチャを備える複数のアパーチャが少なくとも約70%、80%又は90%又は100%となる総表面積となり得る。実施形態では、これらの個々のアパーチャはそれぞれ、少なくとも約42mmの面積を有する。本発明は、本明細書において開示されているパラメータのさまざまな組み合わせを想定することが意図されている。
このディスペンサの構成は、第1の壁上の主要アパーチャ、第2の壁の複数のアパーチャ、及び両方の基部の間隙の存在によりもたらされるディスペンサによる、効率の高く改善された空気流量の対流移動を可能にする。設計の態様のこの特異的な組み合わせにより、空気は、少なくとも第1の壁から、間隙から、及び公知の装置よりも露出率の向上をもたらす複数のアパーチャを通り、第2の壁の上方及び下方からディスペンサに一層容易に運ばれることが可能になる。やはり、細長い複数のアパーチャがこの有益性に重要である。
図6は、複数のアパーチャ28の代替的な構成を示す。図1〜5の実施形態では、それぞれが示す複数のアパーチャ28は、底部チャネル70の開口部近傍に配置される近位端部90、及び第2の壁23の外縁24に近く配置される遠位端部72を有することに留意すべきである。図6の実施形態では、複数のアパーチャ28の1つ以上の遠位端部91は、第2の壁の外縁まで延在することができ、これにより、アパーチャのこの群の全表面積が増加する。この増加面積は、膜の湿潤可能な表面積に対する、複数のアパーチャの総面積の百分率の増加につながると思われる。これにより、環境への揮発性組成物の増大した蒸発が確実に可能になると思われる。
しかしながら、図4はまた、第2の壁23の外側表面26からハウジング内部まで延在している底部チャネル70内にスライド可能に配設されているボタン60も図示していることに留意すべきである。円筒状であってもよい底部チャネル70は、第2の壁23の外部表面26、及び膜53に面する表面の外側から比較的短い距離にある遠位端部72と同一平面にある近位端部71を有する。ボタン60は、ユーザがボタンの押し表面61を押すと、起動する。これを押すとディスペンサの内部方向にボタンがスライドする。このボタンを押すことは、ディスペンサの起動と同じである。このボタンを押すことはまた、ボタンが膜53に圧をかけることでもあり、ひいては、破裂要素54に圧力がかかる。破裂要素55にかけられたこの圧により、破裂ピン57は破裂可能な基材52に接触して、基材に穴を開け、揮発性組成物は、このときから、上記の穴から長期間をかけて、蒸発により環境に最終的に放出するための膜への液体吸収のために放出され得る。破裂可能な基材52へのこの圧力が、一旦、基材52に穴を作ると、ユーザがボタンを放すことにより、傾いた破裂要素が、基材から後退し、チャネルの長さに沿った起動後位置、又は第2の壁の外側表面と同一平面にある、若しくはその外側表面と実質的に同一表面にある最初の位置のいずれかまで要素に戻ることを可能にする。破裂要素のこの後退移動により、穴は遮られず、レセプタクルから及び膜への揮発性組成物の流れが一層容易になる。
本発明のディスペンサは、一旦起動し、その後の長期間、カートリッジから揮発性組成物が減少することを特徴とする。この長期間の放出の有益点は、ディスペンサが置かれている環境に存在するものによる、揮発性組成物への一定した露出である。ディスペンサの効力を判定するために、分注装置が揮発性組成物を放出する能力を見ることができる。したがって、この値を測定することが重要である。膜を湿潤させるいずれの揮発性組成物の場合も、その組成物の理想的な蒸発量は、完全に露出した膜に起こる。本明細書において特許請求されているディスペンサの目的の1つは、ディスペンサが、ユーザにとって審美上、心地よく、かつこのディスペンサを取り扱う同一ユーザ及び子供にとって安全であると同時に、膜の露出の増大の結果として、可能な限りこの最適な蒸発に近付けるようになることである。ディスペンサの効力を判定するために、完全に露出している膜の部分的に露出している膜の重量減少率を見ることができる。最初に、起動後時点の累積重量減少を算出する。
時における累積重量減少=WcumTx=WTi−WTx
式中、
Ti=起動前の揮発性組成物の初期重量(mg)
Tx=起動後の指定時間(日数)における揮発性組成物の重量(mg)
次に、この量を使用して、以下のとおり、揮発性組成物の累積重量減少率を判定する。
累積重量減少%=%Wcum=WcumTx÷WTi×100%
次に、完全に露出した膜と比較した、ディスペンサの部分的に露出した膜がどの程度の重量減少であるかを判定するため、以下の算出を行う。
完全に露出した膜の部分的に露出した膜の重量減少率=
Figure 2019513499
これらの算出に関しては、いかなる揮発性組成物も使用することができる。例示的な目的、及びその後の実施例に関しては、表1の配合を示す標準の香料組成物を開示する。
Figure 2019513499
しかしながら、揮発性組成物は、任意の数の物質を構成することができる。
本明細書において詳述される値の算出に関しては、以下の項目を必要とする
1.バランス(天秤:Ohaus AA210 S/N 11131122540)又は等価物。
2.第1及び第2の壁を含む本発明のハウジング
3.5.5mlの香料組成物を含有する揮発性組成物カートリッジ。(重量基準で香料組成物を加えた場合、測定密度に5.5mlを乗算して、正確な充填重量を得る)
4.3M Scotch Weld Applicator TC及び接着剤、#3797−TC又は等価物。
5.蒸発用ラック又は等価なオープントレイ(パン用)ラック、上部にカバーがあり、15cm以上の空間のある棚。
6.以下の測定値、空気流量、温度/相対湿度又は等価なものを有する、蒸発用ラックを収容するための部屋
a)実験室の寸法:9.86メートル(32フィート4インチ)長×1.8メートル(72インチ)幅×2.74メートル(108インチ)高又は48.9m(1,730ft
b)空気流量(取り込み量及び排出量)
・通常モード:平均取り込み供給量:2,937.9L/分(103.75ft/分)±6%
・平均排出量:4,226.3L/分間(149.25ft/分)±6%
・差異は、陰の空気圧となる:−45.5
・陰圧は、実験室への空気供給量、及び隣接する廊下又は部屋からの空気供給量が、換気システムから排気されていることを示す。
c)温度及び%相対湿度
・平均温度:23°±0.1℃
・平均%相対湿度:45%±0.5%
揮発性組成物の累積重量減少率の判定
1.まだ湿潤していない密封カートリッジを供給するような方法で揮発性組成物をカートリッジに装填する。例えば、揮発性組成物カートリッジに18ゲージのニードルの挿入を可能にする穴を開けることによりカートリッジを貫通することができる。
2.カートリッジに5.5mlの香料組成物を充填する。これは、5024mgの標準香料組成物に等しい。体積は、対象とする組成物の密度に基づいて調節する必要があることがある。
3.ホットメルト接着剤を用いて、挿入穴を密封する。
4.カートリッジの重量を測定して、3桁の有効数字で記録する。
5.ハウジング内にカートリッジを挿入して、このカートリッジが、そこからの適切な空気流量を確保するようハウジング内に正しく設置されていることを確実とする。
6.カートリッジを起動して、その膜を湿潤させる。本明細書において、このような起動は、起動ボタンを押すことにより達成される。しかしながら、起動及び膜の湿潤の等価な手段が存在し得る。
7.時間を選択して、少なくとも30日間、同時に毎日、カートリッジ重量を測定(mg)し、記録する。
8.それらの対応する重量と共に記録した時間を使用して、先に詳述した揮発性組成物の累積重量減少率を判定する。
本発明は更に、揮発性組成物を送達する方法に関する。本方法は、そのさまざまな特徴で、本明細書において詳述されるディスペンサを提供する工程を含む。
以下の実施例及び比較例は、趣旨及び範囲から逸脱することなく、可能な多数の変形が存在するので、本発明を限定するものとして解釈されることを意図するものではない。
(実施例1)
この実施例において、標準香料配合物は、揮発性組成物として使用する。揮発性組成物カートリッジは、図7Aに示されている第2の壁を有するハウジング内に構成されており、これは、第2の壁における複数のアパーチャの構成に基づき、約45%の露出率を反映している。この露出率は、この第2の壁の複数のアパーチャの総面積である1188mmを全湿潤可能面積2700mmにより除算して、100%を乗算したものとして算出される。本揮発性組成物は、5.5mlの量でカートリッジのレセプタクルに含まれており、このカートリッジは、第1の壁と第2の壁との間に挿入される。複数のアパーチャの個々のアパーチャの大部分のアスペクト比は、1:2以上である。本明細書に記載されている累積重量減少率あたり、%Wcumは、30日の期間にわたって測定され(しかし、31日目及び35日目を含む)、図7Bに示されている揮発性組成物(香料)の重量減少百分率は、表3に示されている完全に露出した膜の場合、88%の%Wcumであるのに対して、表2に報告されているとおり72%と算出される。完全に露出した膜の部分的に露出した膜の重量減少率は、以下で算出される。
部分的に露出した膜のWcumTx=3620mg
100%露出した膜のWcumTx=4430mg
及び
Figure 2019513499
Figure 2019513499
Figure 2019513499
(実施例2)
この実施例において、標準香料配合物も、揮発性組成物として使用する。この揮発性組成物カートリッジは、図8Aに示されている第2の壁を有するハウジング内に構成されており、その結果、本明細書におけるディスペンサは、第2の壁における複数のアパーチャの構成に基づくと、約90%(すなわち、(2396mm/2700mm)×100%)の露出率を示している。同一量の揮発性組成物が、実施例1に関して利用されているとおり、このディスペンサに含まれている。複数のアパーチャの個々のアパーチャの大部分のアスペクト比は、1:2以上である。本明細書に記載されている累積重量減少率あたり、%Wcumは、30日の期間にわたり測定され(しかし、31日目及び35日目を含む)、図8Bに示されている揮発性組成物(香料)の重量減少率は、表3に示されている完全に露出した膜の場合、88%の%Wcumであるのに対して、表4に報告されているとおり78%であると算出される(実施例1中)。完全に露出した膜の部分的に露出した膜の重量減少率は、以下で算出される。
部分的に露出した膜のWcumTx=3920mg
100%露出した膜のWcumTx=4430mg
及び
Figure 2019513499
Figure 2019513499
比較例
比較目的のため、標準香料配合物を、実施例1及び2における揮発性組成物と同じ量で使用したが、このディスペンサのハウジングの第2の壁は、図9Aに示されているとおり構成し、27%の露出率を示している(これは、725mm/2700mm×100%として算出される)。複数のアパーチャの個々のアパーチャの大部分のアスペクト比は、1:2以上であるが、第2の壁にはかなり少ない数のアパーチャしか存在しない。揮発性組成物の重量減少率は、30日間にわたって測定し、この時間枠にわって、図9Bに示されている。最終的に、30日目で(31日目及び35日目に測定したが)、%Wcumを測定し、図7Bに示し、表3の完全に露出した膜の場合、88%の%Wcumであるのに比べて(実施例1中)、表5に示されているとおり56%であると算出される。完全に露出した膜の部分的に露出した膜の重量減少率は、以下で算出される。
部分的に露出した膜のWcumTx=2813mg
100%露出した膜のWcumTx=4430mg
及び
Figure 2019513499
Figure 2019513499
一例を以下に記載する。
A.揮発性組成物ディスペンサであって、
a)互いにそのそれらの外縁に沿って接合されている対向する第1及び第2の壁を有するハウジングであって、当該第1の壁が、アパーチャを有しており、当該第2の壁が、複数のアパーチャを有する、ハウジングと、
b)当該第1の壁と第2の壁の間のハウジング内に配設された、揮発性組成物カートリッジと、
c)当該カートリッジと当該ハウジングの底部表面との間に存在する間隙であって、当該底部表面が、第1及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されている、間隙と、を備え、
起動すると、露出率が、約40%〜約90%であり、複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、少なくとも30mmの面積及び少なくとも約1:2のアスペクト比を各々有する、当該複数のものの個々のアパーチャに起因する、ディスペンサ。
B.露出率が45%〜約90%である、請求項Aに記載のディスペンサ。
C.複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約65%が、少なくとも30mmの面積を各々有する、複数のものの個々のアパーチャに起因する、請求項A又はBに記載のディスペンサ。
D.個々のアパーチャが、少なくとも約40mmの面積を有する、請求項A〜Cのいずれか一項に記載のディスペンサ。
E.個々のアパーチャが、少なくとも約1:2のアスペクト比を有する、請求項A〜Dのいずれか一項に記載のディスペンサ。
F.当該間隙が、0.5mm〜約8mmの高さである、請求項A〜Eのいずれか一項に記載のディスペンサ。
G.当該第1及び第2の壁の一方又は両方が、凸面の形状である、請求項A〜Fのいずれか一項に記載のディスペンサ。
H.当該第1及び第2の壁が、接合されると、楕円形状ディスクを形成する、請求項Gに記載のディスペンサ。
I.当該第1及び第2の壁が、接合されると、球を形成する、請求項Gに記載のディスペンサ。
J.起動ボタンが、当該第1又は第2の壁上に配設されている、請求項Aに記載のディスペンサ。
K.当該起動ボタンが、当該膜の隣に配置されており、そのため、当該ボタンの押下により、当該カートリッジから当該揮発性組成物の放出が起動される、請求項Jに記載のディスペンサ。
L.揮発性組成物を送達する方法であって、請求項Aに記載のディスペンサを提供する工程を含む、方法。
M.揮発性組成物ディスペンサであって、
a)互いにそのそれらの外縁に沿って接合されている対向する第1及び第2の壁を有するハウジングであって、当該第1の壁が、アパーチャを有し、当該第2の壁が、複数のアパーチャを有し、複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、1:2よりも大きいアスペクト比を有する個々のアパーチャに起因する、ハウジングと、
b)膜を備える揮発性組成物カートリッジであって、当該カートリッジが、当該第1及び第2の壁間のハウジング内に配設されている、揮発性組成物カートリッジと、
c)当該カートリッジと当該ハウジングの底部表面との間に存在する間隙であって、当該底部表面が、第1及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されている、間隙と、を備え、
当該ディスペンサが、ユーザによって起動され、起動の30日後、完全に露出した膜の部分的に露出した膜の当該揮発性組成物の約70%〜90%の重量減少となる、ディスペンサ。
N.複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約70%が、1:2よりも大きいアスペクト比を有する個々のアパーチャに起因する、請求項Mに記載のディスペンサ。
O.個々のアパーチャが、1:4よりも大きいアスペクト比を有する、請求項Mに記載のディスペンサ。
P.当該第1及び第2の壁の一方又は両方が、凸面の形状である、請求項Mに記載のディスペンサ。
Q.起動ボタンが、当該第1又は第2の壁上に配設されている、請求項Mに記載のディスペンサ。
R.当該起動ボタンが、当該膜の隣に配置されており、そのため、当該ボタンの押下により、当該カートリッジから当該揮発性組成物の放出が起動される、請求項Mのディスペンサ。
S.揮発性組成物を送達する方法であって、請求項Mに記載のディスペンサを提供する工程を含む、方法。
これらの実施例は、露出率が、1:2を超えるアスペクト比を有する第2の壁の複数のアパーチャのうちのアパーチャの適切な割合の結果として、特許請求されている範囲に収まるときにもたらす相乗作用を例示している。これらの同じ実施例は、所望の揮発性組成物の重量減少率は、特徴的な複数のアパーチャ、主要アパーチャ、間隙、及びハウジングの特許請求されている組み合わせに起因する。
本明細書に開示した寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、列挙された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照される又は関連するすべての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用されるすべての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用をも、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(1つ若しくは複数)と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することにより本明細書に援用された文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他のさまざまな変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. 揮発性組成物ディスペンサであって、
    a)互いにそのそれらの外縁に沿って接合されている対向する第1及び第2の壁を有するハウジングであって、前記第1の壁が、アパーチャを有しており、前記第2の壁が、複数のアパーチャを有する、ハウジングと、
    b)前記第1の壁と第2の壁の間の前記ハウジング内に配設された、揮発性組成物カートリッジと、
    c)前記カートリッジと前記ハウジングの底部表面との間に存在する間隙であって、前記底部表面が、前記第1及び第2の壁の一方又は両方の基部の接合物から形成されている、間隙と
    を備え、
    起動すると、露出率が、約40%〜約90%であり、前記複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約60%が、少なくとも30mmの面積及び少なくとも約1:2のアスペクト比を各々有する、前記複数のものの個々のアパーチャに起因する、ディスペンサ。
  2. 前記露出率が、45%〜約90%である、請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 前記複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約65%が、少なくとも30mmの面積及び少なくとも約1:2のアスペクト比を各々有する、前記複数のものの個々のアパーチャに起因する、請求項1又は2記載のディスペンサ。
  4. 前記個々のアパーチャが、少なくとも約40mmの面積を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のディスペンサ。
  5. 前記個々のアパーチャが、少なくとも約1:2のアスペクト比を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のディスペンサ。
  6. 前記間隙が、0.5mm〜約8mmの高さである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のディスペンサ。
  7. 前記第1及び第2の壁の一方又は両方が、凸面の形状である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のディスペンサ。
  8. 前記第1及び第2の壁が、接合されると、楕円形状ディスクを形成する、請求項7に記載のディスペンサ。
  9. 前記第1及び第2の壁が、接合されると、球を形成する、請求項7に記載のディスペンサ。
  10. 起動ボタンが、前記第1又は第2の壁上に配設されている、請求項1に記載のディスペンサ。
  11. 前記起動ボタンが、前記膜の隣に配置されており、そのため、前記ボタンの押下により、前記カートリッジから前記揮発性組成物の放出が起動される、請求項10に記載のディスペンサ。
  12. 前記ディスペンサが、ユーザによって起動され、前記起動の30日後、完全に露出した膜の部分的に露出した膜の前記揮発性組成物の約70%〜90%の重量減少となる、請求項1〜11のいずれかに記載の揮発性組成物ディスペンサ。
  13. 前記複数のアパーチャの総表面積の少なくとも約70%が、1:2より大きいアスペクト比を有する個々のアパーチャに起因する、請求項1〜12のいずれかに記載のディスペンサ。
  14. 前記個々のアパーチャが、1:4より大きいアスペクト比を有する、請求項13に記載のディスペンサ。
  15. 揮発性組成物を送達する方法であって、請求項1〜14のいずれか一項に記載のディスペンサを提供する工程を含む、方法。
JP2018555142A 2016-05-03 2017-05-03 増大した膜露出及び揮発性組成物の重量減少を伴う揮発性組成物ディスペンサ Active JP6726764B2 (ja)

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