JP7350859B2 - 揮発性組成物ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、揮発性組成物ディスペンサ及びその製造方法に関する。
従来の液体空気清涼剤は、ハウジング内に収容された液体香料送達エンジンを有し、ハウジングは、空気清涼効果を送達するための1つ以上の開口部を有する。香料送達エンジンは、液体香料を含有する容器、使用前に容器からの香料からの気相の拡散を防止するために容器に封止可能に取り付けられた箔と、箔が破断又は除去された後の香料の気化を可能にするために容器内に配置された膜とから構成される。送達エンジンを製造するために、容器は液体香料で充填され、箔で封止される。
しかしながら、液体香料を収容する容器が振盪されるか、又は、香料を含有する容器を箔で封止するプロセスの前に製造中に振盪される又は振盪を生じるとき、移動は、容器内の香料の移動を引き起こし、これは、例えば箔の取り付け、又は更には容器への取り付けなどの後続の二次プロセス工程のために設計された容器内の表面上に香料が散在することになり得る。更に、香料はまた、膜上に飛び散ることがあり、それによって、使用前に香料スプラッシュを含む膜を伴うこのような送達エンジンが廃棄されることがある。
したがって、改善された製造可能性を有する揮発性組成物ディスペンサと、香料スプラッシュを最小限に抑えて生産速度を増加させて香料送達エンジン用容器内に香料を連続的に充填するための方法とを有する必要性が存在する。
本発明は、揮発性組成物ディスペンサであって、
(a)リザーバを画定するための、底壁と、底壁の周囲に円周方向に延在する側壁とを有する容器であって、側壁が、リザーバ開口部を画定する周囲内縁部を有する、容器と、
(b)リザーバ開口部全体に延在し、周囲内縁部と交差するリザーバ開口面と、
(c)リザーバに収容された香料組成物と、
(d)リザーバ開口面と収容された香料組成物との間のヘッドスペースと、
(e)リザーバ開口面にわたってディスペンサに取り付けられた蒸気不透過性基材と、
(f)リザーバ開口面の中心長手方向軸であって、中心長手方向軸が、対向する周囲内縁部の間にリザーバ開口面の長さに沿って延在し、かつリザーバ開口面の重心を通って延在する、中心長手方向軸とを含み、
(g)底壁とリザーバ開口面との間の第1の深さ(D1)及び第2の深さ(D2)が、中心長手方向軸に直交して測定され、D1は、第1の周囲内縁部からの長さの1/5で測定され、D2は、第1の周囲内縁部からの長さの4/5で測定されD1はD2より長い、揮発性組成物ディスペンサに関する。
ディスペンサが支持体上に配置されている場合の、水平方向にある本発明による揮発性組成物ディスペンサの側断面図である。 図1の揮発性組成物ディスペンサの容器の上面図である。 図2Aの容器の側部断面図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法における水平加速度に供される前後の図2Aの容器内の香料組成物を示す概略図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法における水平加速度に供される前後の図2Aの容器内の香料組成物を示す概略図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法の工程を示す概略図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法の工程を示す概略図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法の工程を示す概略図である。 ディスペンサが支持体上に配置されているときの、水平方向にある本発明による組み立てられた揮発性組成物ディスペンサの側断面図である。 ディスペンサが支持体上に配置されているときの、垂直方向にある揮発性組成物ディスペンサの部分斜視図である。 支持体上に配置されたときの水平方向における、本発明による揮発性組成物ディスペンサの容器の変形例の側面断面図である。 支持体上に配置されたときの垂直方向における、本発明による揮発性組成物ディスペンサの容器の変形例の斜視図である。 図7Aの容器の側面断面図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの容器の変形例の斜視図である。 図8Aの容器の側面断面図である。 従来のディスペンサの側面断面図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの変形例の構成要素の斜視図である。 本発明による揮発性組成物ディスペンサの変形例の側断面図である。
本発明は、揮発性組成物ディスペンサ(以下、「ディスペンサ」)と、スプラッシュ制御設計特徴及び揮発性組成物ディスペンサの製造方法に関する。具体的には、ディスペンサは、香料組成物を受容するためのリザーバを備える。ディスペンサは、底壁と、底壁から延在してリザーバを形成する側壁とを有する容器を備える。側壁は、リザーバ開口部を画定する周囲内縁部を有し、リザーバ開口面は、リザーバ開口部を横切って延在し、周囲内縁部と交差する。リザーバ開口面は、対向する周囲内縁部の間にリザーバ開口面の長さに沿って延在し、かつリザーバ開口面の重心を通って延在する、中心長手方向軸を有する。底壁とリザーバ開口面との間の第1の深さ(D1)及び第2の深さ(D2)は、長手方向軸に直交して測定される。D1は、第1の周囲内縁部からの長さの1/5で測定され、D2は、第1の周囲内縁部からの長さの4/5で測定される。D1は、底壁の非対称な輪郭を定義するためにD2よりも長く、それによって、ディスペンサの製造方法における容器の輸送中にリザーバからの香料スプラッシュの制御を可能にする。
以下の説明では、記載されるディスペンサは、家庭及び商業施設の部屋などの空間内の空気の清涼化、悪臭除去、又は香りなどの様々な効果をもたらすために、空間内で香料組成物を蒸発させるためのエアフレッシュナーなどの消費者製品である。しかしながら、ディスペンサは、揮発性材料を大気に送達するために様々な用途で使用するように構成されてもよく、ディスペンサは、例えば、空気清涼製品などの消費者製品を含んでもよいが、これらに限定されない。更に、記載される容器は、実質的に楕円形のリザーバ開口部を有する。しかしながら、容器は、正方形、矩形、多角形、円などを含むがこれらに限定されない様々な幾何学的形状で構成されてもよいことが企図される。
本発明を詳細に説明するのに先立ち、説明を分かりやすくために以下の用語を定義する。定義されない用語には、関連する技術分野の当業者によって理解される通常の意味が与えられるべきである。
本明細書で使用するとき、「水平方向」は、膜が上向き又は下向きの位置で環境に面する、本発明に基づく揮発性組成物ディスペンサの位置を指す。
本明細書で使用するとき、「膜」は、物質の特定の成分は通過させるが、他の成分は止める、半透性材料を指す。膜を通過する成分について、膜は、成分の透過性を調節する(すなわち、特定の成分は他の成分よりも速く透過する)。かかる成分としては、分子、イオン、又は粒子を挙げることができる。
本明細書で使用するとき、「微多孔膜」は、細孔の網状組織を有する材料を指す。
本明細書で使用するとき、「垂直方向」は、膜が前方に面する位置又は後方に面するような位置で環境に面する、本発明に基づく揮発性組成物ディスペンサの位置を指す。
図1は、ディスペンサ1(以降「ディスペンサ」)が支持体上に配置されている場合の、水平方向にある本発明による揮発性組成物ディスペンサ1の側面図である。ディスペンサ1は、使い捨て式の1回使用の物品として、又は香料組成物を含むがこれに限定されない揮発性組成物で補充される物品として構成することができる。ディスペンサ1は、底壁20と、底壁20の周囲に円周方向に延在する側壁22とを有する容器10を備え、香料組成物12を収容するためのリザーバ11を画定する。
容器10は、揮発性組成物12の気相の拡散に抗するように設計された、実質的に蒸気不透過性の材料で形成することができる。例えば、容器10は、これらに限定されるものではないが、熱可塑性材料、並びに熱成形、射出成形、及びブロー成形に好適な他の既知の材料を含む、金属、ガラス、セラミック、磁器、タイル、及びプラスチックで形成することができる。
膜13は、容器10内に配置し、香料組成物12と流体連通するように構成することができる。ディスペンサ1は、膜13に隣接して蒸気不透過性基材14を更に含んでもよく、蒸気不透過性基材14は、使用前の香料組成物12の放出を防止するように構成されている。
図1を参照すると、蒸気不透過性基材14は、容器10の外周15に解放可能に取り付けられて、ディスペンサ1の剥離可能なカバーを形成することができる。蒸気不透過性基材14は、破断される際に香料組成物12を通過させるように破断可能なものとすることができる。例えば、図4C、図10に示されるように、蒸気不透過性基材14は、膜13に隣接して配置されかつ容器10の内周に取り付けられて膜13に隣接する密封香料リザーバを形成する、破断可能な基材とすることができる。
図2Aは、図1のディスペンサ1の容器10の上面図であり、図2Bは、容器10の側面断面図である。図2Aを参照すると、側壁22は、リザーバ開口部26を画定する周囲内縁部24を有する。平面28は、周囲内縁部24から外向きに放射状に突出する。平面28は、周囲内縁部24に対向する周方向外縁部25を更に含んで、その間に平面領域を画定してもよい。平面領域Aは、図11に示すようなディスペンサ1の構成で蒸気不透過性基材14を取り付けるように構成されている。平面領域Aはまた、図1に示されるようなディスペンサの構成で膜13を取り付けるように構成されてもよい。
図2Aを参照すると、リザーバ開口部26は、対向する周囲内縁部24の間にリザーバ開口面27の長さLに沿って、リザーバ開口面27の重心Cを通って延在する中心長手方向軸Yを有するリザーバ開口面27を含む。図1を参照すると、リザーバ開口面27は点線で表され、図1の香料組成物12の香料表面レベル16は実質的に水平である。香料組成物12は、香料組成物12のリザーバ開口面27と香料表面レベル16との間にヘッドスペース17を画定する量で構成される。図2Aでは、周囲内縁部24は、一対の対向する周囲内縁部241、242及び別の対の対向する周囲内縁部243、244を備えてもよい。周囲内縁部241、242、243、244は、リザーバ開口面27が実質的に楕円形の形状に成形されるとき、連続的な周囲縁部として示されている。しかしながら、周囲内縁部は、矩形、正方形、又は他の既知の形状などの他の幾何学的形状を形成するように容易に構成され得ることが理解されるであろう。
図2Bを参照すると、底壁20とリザーバ開口面27との間の第1の深さ(D1)が、中心長手方向軸Yに直交して、第1の周囲内縁部241からの長さの1/5で測定され、底壁20とリザーバ開口面27との間の第2の深さ(D2)は、底壁20の非対称な輪郭を画定するために、D1がD2より大きいように、中心長手方向軸Yに直交して、第1の周囲内縁部241からの長さの4/5で測定される。中心横軸Xは、対向する周囲内縁部241、242の間のリザーバ開口面27の幅Wに沿って、重心Cを通って延在し、中心長手方向軸と90度の角度を形成する。リザーバ11は、約2:1~約7:1、好ましくは約3.5:1~約6.5:1、より好ましくは約4:1~約5.5:1の長さL対幅W比を含んでもよい。D1及び/又はD2は、リザーバ開口面27の幅Wに沿って延びて中心横軸Xにわたる平らな表面を画定し得る。容器10の底壁20に平坦な表面を有することにより、本発明によるディスペンサの製造方法において容器10を搬送するために容器10をパレット内に配置するためのパレットの作製を容易にすることができる。例示的なパレットを図4A、4B、4Cに示す。
更に、側壁22は、第1の周囲内縁部241に近い第1の側壁221と、第1の側壁221に対向する第2の側壁222とを含む。第1の側壁221は第2の側壁222よりも長い。図2Bに示されるように、第1の側壁221は、当該第1の周囲内縁部241の近位にあり、第2の側壁222は、第2の周囲縁部242の近位にあり、中心長手方向軸(Y)は、第1の周囲内縁部241及び第2の周囲内縁部242と交差する。第1の側壁221の高さは、中心長手方向軸(Y)と第1の周囲内縁部241との交点に直交して測定され、第2の側壁222の高さは、中心長手方向軸(Y)と第2の周囲縁部242との交点に直交して測定される。第1の側壁221の高さは、第2の側壁222の高さよりも長くてもよく、好ましくは第1の側壁221は、第2の側壁222よりも少なくとも10%、より好ましくは少なくとも15%、更により好ましくは少なくとも20%長い。しかしながら、第1の側壁221は、例えば、図6に示されるように、第2の側壁222と同じ高さを有してもよい。
更に、図2Bに示すように、容器は、長手方向軸Yに直交して第1の周囲縁部241からの長さLの3/5で測定された底壁20とリザーバ開口面27との間に第3の深さ(D3)を更に備えてもよい。D3は、底壁20の少なくとも一部分の傾斜プロファイルを画定するように、D1未満かつD2より大きく構成されてもよい。
容器10の幾何学的形状の技術的効果は、様々な深さを有するリザーバを提供することであり、好ましくは、揮発性組成物ディスペンサ1の製造方法における香料スプラッシュを最小化又は防止する香料組成物を収容するための異なる長さの側壁を有するリザーバを提供することである。
本発明によるスプラッシュを防止するように容器10が機能する方法を説明するために、容器10が製造中にコンベヤベルト上で搬送されるときなど、容器10が水平方向に移動する間に、香料組成物12に作用する力がどのように生成されるかを理解することが有用である。図3A~図3Cは、本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法による、香料組成物12を分配する工程後及び容器10に蒸気不透過性基材14を取り付ける前の、香料組成物12を含む容器10を示す概略図である。
図3A及び3Bでは、容器10は支持体上に配置されたとき、実質的に水平位置にある。支持体は、図4Aに示されるような揮発性組成物ディスペンサ1を製造する過程で容器10を輸送するためにサイズ決め、離間、及び配置された表面30aを有するパレット30であってもよい。図3Aは、香料組成物12を分配する工程後に、コンベヤベルト32上に静止している香料組成物12を含む容器10を示す。図3Aの香料組成物12の香料表面レベル16は、リザーバ開口面27と実質的に平行である。図3Aを参照すると、香料組成物12は、ディスペンサ1内にヘッドスペース17を提供するように構成された総香料充填容積VFILLを有し、ヘッドスペース17は、香料表面レベル16とリザーバ開口面27との間にある。容器10の第1の側壁221は右側を向き、第2の側壁222は左側を向いている。図3Bを参照すると、容器10が容器10を搬送するコンベヤベルト上で移動されると、容器10の移動は加速力Fxを生成する。図3Bでは、Fxは、紙に内側に向かう方向に作用する。蒸気透過性基材14又は膜13を取り付けるための次のステーションで容器10を位置付けるためにコンベヤベルトが停止されると、容器10内の香料組成物12は加速を経験し、したがって、香料組成物12中の水平加速力Fxに起因して、香料表面レベル16は、リザーバ開口面27に対して角度Θで傾いていてもよい。具体的には、香料表面レベル16は、容器10の第1の側壁221においてリザーバ開口面27に対して降下し、容器10の第2の側壁222においてリザーバ開口面27に対して上昇する。
理論に束縛されるものではないが、D2よりも長いD1を有する技術的効果により、本発明による揮発性組成物ディスペンサの製造方法において、充填後に香料組成物を収容する容器を移動させて次のステーションで停止させたときに、スプラッシュを最小限に抑えるのに十分なヘッドスペース17を可能にする。
図4A、図4B及び図4Cは、本発明による揮発性組成物ディスペンサ1の製造方法の工程を示す概略図である。図4A、4B、及び4Cに関連して説明されるディスペンサ1は、図9のディスペンサ1と実質的に同じ構成要素を有する。しかしながら、以下の説明から、方法は、図1のディスペンサ1を製造するために容易に修正することができることは、以下の説明から明らかであろう。図4Aは、底壁20がパレット30に隣接し、リザーバ開口面27がパレット30から離れて上向きに面し、香料組成物12が、香料組成物12を収容するタンク33と流体連通しているノズル31を通じて容器10内に分配されるように、容器10がパレット30上に配置される方法の第1の工程4Aを示す。
香料組成物12は、香料表面レベル16とリザーバ開口面27との間にヘッドスペース17を画定するレベルまで分配されてもよい。香料組成物12の総香料充填容積VFILLは、リザーバ11の総内部リザーバ容積Vの75%、好ましくは70%、より好ましくは65%、更により好ましくは60%であり得る。総内部リザーバ容積Vは、
=リザーバのリザーバ開口面X平均深さ(Avg.D.)の表面積(S.A.)として定義される。
ヘッドスペース17は、総内部リザーバ容積Vの少なくとも25%、好ましくは少なくとも30%、より好ましくは少なくとも35%、更により好ましくは少なくとも40%のヘッドスペース容積を含む。上述の割合で最小ヘッドスペース容積を有することの利点は、コンベヤベルトを最大ライン速度で動作させて、ディスペンサ1の生産出力を増加させ、香料スプラッシュを最小化することを可能にすることである。リザーバ開口面27の表面積(S.A.)は、リザーバ開口面27の形態又は形状に依存する。例えば、図2Aを参照すると、リザーバ開口面27は楕円形状を有し、リザーバ開口面27の表面積は、既知の数式に基づいて適宜計算される。香料組成物12は、約2ml~50ml、好ましくは4ml~30ml、より好ましくは6ml~20ml、更により好ましくは6.5ml~8mlの量で構成され得る。任意選択的に、ノズル31からの流出は、充填中のスプラッシュを最小限に抑えるために、D2と比較して、D1により近接して方向付けられてもよい。
図4Bは、香料組成物12を収容する容器10が、容器10の平面28に蒸気不透過性基材14を取り付けるためのステーションに輸送される方法の第2の工程4Bを示す。上記のように、図3A、3B及び3Cに関して説明したように、工程4Aと4Bとの間で香料スプラッシュが最小限に抑えられることにより、最適な香料充填容積を可能にし、蒸気不透過性基材14を付着させるために、容器10の平面28上への香料スプラッシュが防止され、容器10の外周15上のスプラッシュを防止する。
図4Cは、蒸気不透過性基材14がリザーバ開口面27と膜13との間にあるように、膜13が容器に取り付けられる第3の工程4Cを示す。この方法は、工程4Cの前に図9に関して説明したように破断機構50を配置する任意の工程を含んでもよく、破断機構50は、膜13と蒸気不透過性基材14との間に配置される。
コンベヤベルト32は、毎分14サイクル以上、好ましくは毎分14~20サイクル、より好ましくは毎分16~20サイクル、更により好ましくは毎分18~20サイクルのライン速度で動作され得る。1分当たり20サイクルのライン速度でコンベヤベルトを動作させる効果は、それが、同じ増加した生産を達成するには新しいラインの追加を必要とするより低いライン速度に対して生産出力の増加を可能にし、それによって資本投資の節約を可能にすることである。
図5Aは、ディスペンサ1が支持体上に配置されているとき、水平方向にある本発明による組み立てられたディスペンサ1の側面図であり、図5Bは、ディスペンサ1が支持体上に配置されているとき、垂直方向にあるディスペンサ1の側面図である。
図5Aを参照すると、リザーバ開口面27の表面積(S.A.)が、第1の表面積SA及び第2の表面積SAを含み、SAは、第1の周囲内縁部241からの長さの1/5に基づいて、リザーバの深い領域111を定義し、SAは、第1の周囲内縁部241からの長さの4/5に基づいて、リザーバの深い領域111に対してリザーバの浅い領域112を定義し、SA<SAである。更に、ヘッドスペース17は、香料表面レベル16とリザーバ開口面27との間に総ヘッドスペース容積VHを有する。リザーバ開口面27のリザーバの浅い領域112及びSAには、第1の香料容積Vが存在する。リザーバの深い領域111には第2の香料充填容積Vが存在し、総香料充填容積VFILL=1+は、スプラッシュによる香料組成物の損失を仮定しない。
更に、ヘッドスペース容積は、第1のヘッドスペース容積VH1を含み、VH1は、
H1 =総内部リザーバ容積V r -リザーバの浅い領域における香料組成物の体積-リザーバの深い領域における香料組成物の体積-リザーバの深い領域におけるヘッドスペース容積として定義され、
H1は、深いリザーバ領域内の香料組成物V2の体積以下であり、
総香料充填容積VFILLは、
総香料充填容積=リザーバの浅い領域における香料組成物の体積+リザーバの深い領域における香料組成物の体積として定義される。
好ましくは、VH1は、少なくとも1mlであり、より好ましくは、VH1は1ml~3mlである。
具体的には、図5Bを参照すると、ディスペンサ1は、リザーバの浅い領域112がディスペンサ1を支持する支持部に隣接し、リザーバの深い領域111がリザーバの浅い領域112の上方にあるように、垂直方向に配置される。この垂直方向では、第2の香料充填容積Vは、ヘッドスペース容積V内に移動して、ディスペンサ1内の香料組成物12の垂直レベル121を設定する。例えば、VFILL=6.5m1の場合、VがV以下であるように構成されてもよく、例えばVは2.75mlであってもよく、V及びVは、それぞれ2.75ml及び3.75mlに構成されてもよく、それにより、ディスペンサ1が垂直方向に配置されるとき、Vがヘッドスペース容積Vに流入して垂直レベル121とディスペンサ1の基部との間に垂直香料高さHを画定し得る。垂直香料高さHは、製品の内容を実証する視覚的指標として機能し、Hは、ディスペンサ1の使用時に減り、ディスペンサ1の寿命末期までの開始を示す。更に、リザーバの深い領域111を含む底壁12の表面積の少なくとも20%、好ましくは30%、より好ましくは50%は、少なくとも部分的に透明であり、好ましくは透明である。
図6は、支持体上に配置されたときの水平方向における、本発明による揮発性組成物ディスペンサ1の容器10の変形例の側面断面図である。具体的には、容器10は、底壁20とリザーバ開口面27との間の第3の深さD3と、長手方向軸YCに直交して、第1の周囲縁部241からの長さの3/5で測定され、これにより、D3はD2より大きく、好ましくはD3はD1に等しく、底壁20の台形の輪郭を画定し得るリザーバ開口面27とを含み得る。
図7Aは、支持体上に配置されたときの垂直方向における本発明による揮発性組成物ディスペンサ1の容器10の変形例の斜視図であり、図7Bは、図7Aの容器10の側面断面図である。図7Aの容器10は、図2Aの容器と実質的に同じ特徴を有し、以下の追加の構成要素において異なる。具体的には、容器10は、対向する周囲内縁部の間の中心長手方向軸Ycに平行な左長手方向軸Yを含んでもよい。図2Aに示すように、中心横軸Xは、対向する周囲内縁部241、242の間のリザーバ開口面27の幅に沿って、重心Cを通って延在し、中心長手方向軸(Y)と90度の角度を形成する。対向する周囲内縁部243、244間の中心長手方向軸(Y)に平行な左長手方向軸(Y)であって、左長手方向軸(Y)は、第3の周囲内縁部243から中心横軸Xの幅の2/5に位置する。図7Bを参照すると、底壁(20)とリザーバ開口面(27)との間の第4の深さ(D4)は、左長手方向軸(Y)に直交して、第1の周囲内縁部(241)から左長手方向軸(Y)の長さの1/5で測定され、底壁(20)とリザーバ開口面(27)との間の第5の深さ(D5)は、左長手方向軸(Y)に直交して、第1の周囲内縁部(241)から左長手方向軸(Y)の長さの4/5で測定され、D4はD5より長い。
図8Aは、支持体上に配置されたときの垂直方向における本発明による揮発性組成物ディスペンサの容器10の変形例の斜視図であり、図8Bは、図8Aの容器10の側面断面図である。図8Aの容器10は、図7Aの容器と実質的に同じ特徴を有し、以下の追加の構成要素において異なる。図2Aを参照すると、容器10はまた、対向する周囲内縁部243、244の間の中心長手方向軸(Y)に平行な右長手方向軸(Y)を含むことがあり、右長手方向軸(Y)は、第4の周囲縁部244から中心横軸Xの幅の2/5に位置する。図8Bを参照すると、第6の深さD6は、底壁20とリザーバ開口面27との間にある。D6は、右長手方向軸(Y)に直交して、第1の周囲内縁部241から右長手方向軸(Y)の長さの1/5で測定され、底壁20とリザーバ開口面27との間の第7の深さD7は、右長手方向軸(Y)に直交して、第1の周囲内縁部241から右長手方向軸(Y)の長さの4/5で測定され、D6はD7より長い。図7A、7B、8A、8Bは、底壁20の外側表面から延在する突出部70を有する容器の構成を示すが、容器は、上述のように、スプラッシュを防ぐ同様の技術効果を達成するために、突出部がリザーバ11内で内側方向に延在し得るように成形され得ることが理解されよう。
本発明のディスペンサ1は、香料組成物12が膜13から空気中へと蒸発することができる限り、香料組成物12を大気に送達するために、様々な用途で使用するように構成することができる。
したがって、膜13の特定の物理的特性は、蒸気不透過性基材14を剥離することによって又は蒸気不透過性基材14を破断させることによって作動されるように設計されたディスペンサ1の特定の所望の用途に基づいて選択することができる。着脱可能に取り付けられるように設計された膜及び蒸気不透過性基材は周知のものであり、更に説明することはしない。蒸気不透過性基材14を破断させることによって作動されるように設計されたディスペンサ1に適した膜13及び蒸気不透過性基材14の適当な物理的パラメータの例を以下に述べる。
膜13は微多孔質膜とすることができ、約0.01~約1ミクロン、約0.01~約0.06ミクロン、約0.01~約0.05ミクロン、約0.01~約0.04ミクロン、約0.01~約0.03ミクロン、約0.02~約0.04ミクロン、又は約0.02ミクロンの平均孔径を有することができる。更に、膜12は、技術分野で周知の任意の適当な充填剤及び可塑剤で充填されてもよい。充填剤としては、微粉砕シリカ、クレイ、ゼオライト、カーボネート、活性炭、及びこれらの混合物を挙げることができる。充填された膜の一例としては、米国特許第7,498,369号に記載のものなどの、シリカで充填された超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)膜がある。任意の適当な充填材料及び重量%を使用することができるが、シリカの一般的な充填率(%)は、膜の総重量の約50%~約80%、約60%~約80%、約70%~約80%、又は約70%~約75%とすることができる。好適な膜厚の例としては、約0.01mm~約1mm、約0.1mm~0.4mm、約0.15mm~約0.35mm、又は約0.25mmが挙げられるが、これらに限定されない。また更に、膜12の蒸発表面積は、約2cm~約100cm、約2cm~約25cm、約10cm~約50cm、約10cm~約45cm、約10cm~約35cm、約15cm~約40cm、約15cm~約35cm、約20cm~約35cm、約30cm~約35cm、約35cmとすることができる。
蒸気不透過性基材14は、所定の力を加えることによって破断させることができる(かかる破断を助ける破断要素などの要素の有無によらず)任意の材料で形成することができる。平面は、周囲内縁部に対向する周方向外縁部を更に含んで、その間に平面領域を画定してもよく、平面は、蒸気不透過性基材を取り付けるように構成されている。
ディスペンサ1が使用されていないときに蒸気不透過性基材14が揮発性組成物を含有することが意図された実施形態では、蒸気不透過性基材14は、香料組成物12の蒸発を低減又は防止する任意の適当なバリア材料で形成することができる。かかる材料は、蒸気及び液体に対して不透過性とすることができる。蒸気不透過性基材14に適したバリア材料としては、限定されるものではないが、ポリマーフィルム、ウェブ、箔、及び箔/ポリマーフィルム積層体などの複合材料などの、コーティングされた又はコーティングされないフィルムが挙げられる。バリア材料として使用することが可能な箔の例としては、ニトロセルロース保護ラッカー、ポリウレタンプライマー、及びAlcan Packaging社より販売される15g/mのポリエチレンコーティング(Lidfoil118-0092)を含む、ミクロン単位のアルミニウム箔がある。適当なポリマーフィルムとしては、限定されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、アクリロニトリルコポリマーバリアフィルム(例えば、INOES社より商標名Barex(登録商標)で販売されるものなど)、エチレンビニルアルコールフィルム、及びそれらの組み合わせが挙げられる。コーティングされたバリアフィルムを蒸気不透過性基材14として使用することも考えられる。かかるコーティングされたバリアフィルムとしては、限定されるものではないが、金属化PET、金属化ポリプロピレン、シリカ又はアルミナコーティングフィルムが挙げられる。
図10は、香料組成物のない、本発明によるディスペンサ1の変形例における各構成要素の斜視図である。図9のディスペンサ1は、図1のディスペンサ1と実質的に同じ特徴を備え、更なる構成部品について以下に述べる。図9を参照すると、ディスペンサ1は、膜13と蒸気不透過性基材14との間に配置された破断機構50を備え、破断機構50は、蒸気不透過性基材14を破断させるための1つ以上の破断要素52を有する。
図11は、本発明に基づくディスペンサ1の変形例の側断面図である。図10のディスペンサ1は、図9のディスペンサ1と実質的に同じ特徴を備え、更なる構成部品について以下に述べる。図10を参照すると、ディスペンサ1は、フロントカバー42及びリアフレーム44を有するハウジング40を更に備えてもよく、フロントカバー42とリアフレーム44とは内部空間を画定している。リアフレーム44は、リアフレーム44の中央に実質的に位置しているフレーム開口部43(以降「開口部」)が設けられている。ハウジング40に対して移動可能なアクチュエータ45が、ディスペンサ1を作動させるために提供される。アクチュエータ45は、例えば開口部43内部に配設されている押しボタン45(以降「ボタン」)であってもよく、ディスペンサ1をユーザが起動するのを可能にするリアフレーム44に対して移動可能である。香料組成物12を含有する容器10は、ハウジング40内に位置している。フロントカバー42は、香料組成物12の垂直レベルが消費者に見えるように、容器10内に香料組成物12を表示するように構成された窓を含む。ディスペンサ1は、フロントカバー42に取り外し可能に取り付けられたフロントプレート46を更に備えてもよく、フロントプレート46は、ディスペンサ1に美的効果を提供するための装飾モチーフを含んでもよい。フロントプレート46は、香料組成物12の垂直レベルの視認を可能にするために部分的に透明であってもよい。
香料組成物
本発明のディスペンサ1は、空気清涼組成物を含むことがあり、空気清涼組成物は、空気清涼組成物の最大100重量%、約4重量%~約100重量%、約15重量%~約100重量%、約65重量%~86重量%の香料組成物12を含む。
香料組成物12は、25℃で約1.0CP~約25CP未満、好ましくは約1.0CP~約20CP未満の粘度を含んでもよい。
香料組成物12は、カルボニル含有化合物の混合物を含んでもよい。カルボニル含有化合物の混合物は、約0.01%以上~約100%以下の量中、約0.01重量%~50重量%、約1重量%~40重量%、約4重量%~25重量%、約5重量%以下~25重量%以下の香料組成物の量で存在してもよい。25重量%未満のカルボニル含有化合物を有する効果は、快楽的経験を提供するために、香料原材料などの以降に記載される任意成分を添加するための配合空間を可能にすることである。
揮発性カルボニル含有化合物の蒸気圧は、摂氏25度で測定して、0.025トル以上、約0.025トル~約30トルであってもよい。個々の揮発性カルボニル含有化合物の蒸気圧は、トル単位で表される、摂氏25度における蒸気圧(vapor pressure、VP)値を提供する、Advanced Chemistry Development Labs(「ACD」)(トロント、カナダ)VP計算モデル、バージョン14.02を使用して計算することができる。揮発性カルボニル含有化合物は、揮発性アルデヒド、ケトン及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。例示的な揮発性アルデヒド及びケトンが、以下の説明文において列挙されるが、これらは国際純正・応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry)(IUPAC)によって推奨される有機化合物の命名法に従って命名されたものである。
カルボニル含有化合物は、揮発性アルデヒドを含んでもよい。部分的に揮発性であるアルデヒドは、本明細書で使用される揮発性アルデヒドと見なすことができる。使用可能な例示的な揮発性アルデヒドは、限定されるものではないが、下記表1に示されるアルデヒドを含む。カルボニル含有化合物はまた、ケトンも含み得る。揮発性材料に使用され得る、例示的なケトンとしては、限定されるものではないが、以下の表2に示されるケトンが挙げられる。
表3は、本発明のディスペンサ1で使用するのに好適な揮発性アルデヒドの混合物を示し、この混合物は、本明細書でアコードAと称される。
表4は、本発明のディスペンサで使用するのに好適な揮発性アルデヒドの更なる混合物を示し、この混合物は、本明細書でアコードBと称される。
以下の実施例は、本発明をより完全に説明することを目的としたものであり、本発明の範囲から逸脱することなく、その多くの変形例が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。本明細書における全ての部、割合(%)、及び比率は、特に断らない限りは重量%として表される。
最初に、試験装置/材料及び試験ディスペンサ試料を「材料」において説明し、次に「試験方法」を示し、最後に結果を論じる。改善されたスプラッシュ制御を有し、所望の垂直充填高さを達成する、本発明のディスペンサを実証するデータが提供される。以下に述べる試験方法で使用する機器及び材料を、下記表5に列挙する。本発明及び比較試料に提供される香料組成物は、従来の方法を用いて調製される。図9は、試験中の比較試料として使用される従来のディスペンサ90の構成を示す。図9に示すように、従来のディスペンサ90が、容器92の底壁94とリザーバ開口面96との間の均一な高さ及び均一な深さ(D)の側壁91を有する容器92を有するという点で、従来のディスペンサ90は図5Aのディスペンサ1とは異なり、側壁91高さ及びDは、容器92の長手方向軸(L)に直交して測定される。
材料
試験方法
香料充填性能試験方法
この試験方法は、香料組成物を含有し、香料表面レベルとリザーバ開口面との間に異なるヘッドスペース容積又はヘッドスペース間隙を有する容器の最大ライン速度を決定することである。試験方法は、20℃~25℃の平均温度の試験条件下で実施される。試験を実施するための工程を図4A~図4Cに示し、
1)容器をパレット上に配置することと、
2)コンベヤベルト上に容器を備えるパレットを、香料組成物を収容するタンクと流体連通するノズルを備える充填ステーションに移動させることと、
3)分配された香料組成物を含む容器に蒸気不透過性基材を取り付けることと、
4)膜を取り付けてディスペンサを形成することとを含む。

表5の比較試料#1,#2及び本発明の試料#3は、試験方法で上述した香料充填性能試験方法に従って評価される。
表6は、香料組成物12において所望の垂直レベルを達成するために、ディスペンサ1内のヘッドスペース17と香料スプラッシュ(サイクル/分)なしの最大ライン速度との間の相関を示す。
表6に示されるように、本発明の試料#3の結果は、本発明の試料#3の容器10の構成を有し、スプラッシュを防止するために4mlの最適な総ヘッドスペース容積を可能にし、本発明の試料#3が垂直方向に配置されたときに、42.4mm以上の垂直視覚的高さを達成することを示す。更に、本発明の試料#3の製造は、生産出力を最適化するために、最大速度20サイクル/分で達成される。比較試料#1の結果は、6.5mlの同じ香料充填容積及び4mlの同じヘッドスペース容積を有しても、本発明の試料#3と比較して、39.7mmの低い垂直視高さを示す。一方、比較試料#2の結果は、42.4mmの同じ垂直視高さを示すが、スプラッシュを防止するためにライン速度が毎分17サイクルまで低下する。
全体的な結果は、底壁20とリザーバ開口面27との間に第1の深さ(D1)及び第2の深さ(D2)を有し、D1はD2より長い本発明の容器10を有することは、香料スプラッシュを防止するのを助け、比較試料#1に示されるような他の条件を全て維持しているにもかかわらず、D1及びD2なしの構成より所望の垂直視覚的高さ要件を達成することを示す。したがって、上述したようなD1及びD2を有する容器を使用して、製造におけるスプラッシュの効果を防止する一方で、視覚的垂直高さ要件を満たすディスペンサの高生産出力を達成することができる。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される又は関連する任意の特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。

Claims (10)

  1. 揮発性組成物ディスペンサ(1)であって、
    (a)リザーバ(11)を画定するための、底壁(20)と、前記底壁(20)の周囲に円周方向に延在する側壁(22)とを有する容器(10)であって、前記側壁が、リザーバ開口部(26)を画定する周囲内縁部(24)を有する、容器(10)と、
    (b)前記リザーバ開口部(26)全体に延在し、前記周囲内縁部(24)と交差するリザーバ開口面(27)と、
    (c)前記リザーバ(11)に収容された香料組成物(12)と、
    (d)前記リザーバ開口面(27)と前記収容された香料組成物(12)との間のヘッドスペース(17)と、
    (e)前記リザーバ開口面(27)にわたって前記ディスペンサ(1)に取り付けられた蒸気不透過性基材(14)と、前記リザーバ開口面(27)にわたって前記ディスペンサ(1)に取り付けられた膜(13)と、
    (f)前記リザーバ開口面(27)の中心長手方向軸(YC)であって、前記中心長手方向軸(YC)が、対向する周囲内縁部(241,242)の間に前記リザーバ開口面(27)の長さ(L)に沿って延在し、かつ前記リザーバ開口面(27)の重心(C)を通って延在する、中心長手方向軸(YC)と
    前記容器(10)を搬送するコンベヤベルト(32)と
    を含み、
    (g)前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第1の深さ(D1)及び第2の深さ(D2)が、前記中心長手方向軸(YC)に直交して測定され、D1は、第1の周囲内縁部(241)からの長さの1/5で測定され、D2は、前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの4/5で測定され、D1はD2より長く、
    前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第3の深さ(D3)が、前記中心長手方向軸(YC)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの3/5で測定され、これにより、D3はD1より小さくかつD2より大きく、前記底壁(20)の傾斜プロファイルを定義し
    前記香料組成物(12)が、前記リザーバの総内部リザーバ容積V r の75%以下の総香料充填容積V FILL を含み、前記総内部リザーバ容積V r が、V r =前記リザーバ開口面の表面積(S.A.)X前記リザーバの平均深さ(Avg.D.)として定義され、
    前記ヘッドスペースは、前記総内部リザーバ容積V r の少なくとも25%且つ前記総香料充填容積V FILL との合計が前記総内部リザーバ容積V r の100%以下である前記ヘッドスペース容積を含み、
    前記コンベヤベルト(32)は、毎分20サイクル以下のライン速度で動作され、
    前記リザーバ開口面(27)の前記表面積が、第1の表面積SA 1 及び第2の表面積SA 2 を含み、SA 1 は、前記中心長手方向軸(Y C )の前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの1/5に対応する部分の表面積であり、リザーバの深い領域(111)を定義し、SA 2 は、前記中心長手方向軸(Y C )の前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの4/5に対応する部分の表面積であり、前記リザーバの深い領域(111)に対してリザーバの浅い領域(112)を定義し、SA 1 <SA 2 であり、
    前記ヘッドスペース容積は、第1のヘッドスペース容積V H1 を含み、V H1 は、
    H1 =総内部リザーバ容積V r 前記リザーバの浅い領域における前記香料組成物の体積-前記リザーバの深い領域における前記香料組成物の体積-前記リザーバの深い領域におけるヘッドスペース容積として定義され、
    H1 は、前記深いリザーバ領域における前記香料組成物の体積以下であり、
    前記総香料充填容積V FILL は、
    総香料充填容積=前記リザーバの浅い領域における前記香料組成物の体積+前記リザーバの深い領域における前記香料組成物の体積として定義され、
    H1 は、少なくとも1mlである、揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  2. (h)対向する周囲内縁部(241、242)の間の前記リザーバ開口面(27)の幅に沿って、前記重心Cを通って延在し、前記中心長手方向軸(YC)と90度の角度を形成する、中心横軸Xと、
    (i)対向する周囲内縁部(243、244)間の前記中心長手方向軸(YC)に平行な左長手方向軸(YL)であって、前記左長手方向軸(YL)は、第3の周囲内縁部(243)から前記中心横軸Xの幅の2/5に位置する、左長手方向軸(YL)と
    を更に備え、
    (j)前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第4の深さ(D4)は、前記左長手方向軸(YL)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)から前記左長手方向軸(YL)の長さの1/5で測定され、前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第5の深さ(D5)は、前記左長手方向軸(YL)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)から前記左長手方向軸(YL)の長さの4/5で測定され、D4はD5より長い、請求項1に記載のディスペンサ(1)。
  3. (h)対向する周囲内縁部(241、242)の間の前記リザーバ開口面(27)の幅に沿って、前記重心Cを通って延在し、前記中心長手方向軸(YC)と90度の角度を形成する、中心横軸Xと、
    (i)対向する周囲内縁部(243、244)間の前記中心長手方向軸(YC)に平行な右長手方向軸(YR)であって、前記右長手方向軸(YR)は、第4の周囲内縁部(244)の幅の2/5に位置する、右長手方向軸(YR)と
    を更に備え、
    (j)前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第6の深さ(D6)は、前記右長手方向軸(YR)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)から前記右長手方向軸(YR)の長さの1/5で測定され、前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第7の深さ(D7)は、前記右長手方向軸(YR)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)から前記右長手方向軸(YR)の長さの4/5で測定され、D6はD7より長い、請求項1又は2に記載のディスペンサ(1)。
  4. 前記総香料充填容積が、約2ml~50mlである、請求項1~3のいずれか一項に記載のディスペンサ(1)。
  5. 前記側壁(22)が、互いに対向する第1の側壁(221)及び第2の側壁(222)を含み、前記第1の側壁(221)が前記第1の周囲内縁部(241)の近位にあり、前記第2の側壁(222)が、第2の周囲内縁部(242)の近位にあり、前記中心長手方向軸(YC)が、前記第1の周囲内縁部(241)及び前記第2の周囲内縁部(242)と交差し、前記第1の側壁(221)の高さが、前記中心長手方向軸(YC)と前記第1の周囲内縁部(241)との交点に直交して測定され、前記第2の側壁(222)の高さは、前記中心長手方向軸(YC)と前記第2の周囲内縁部(242)との交点に直交して測定され、前記第1の側壁(221)の高さは、前記第2の側壁(222)の高さよりも長く、前記第1の側壁(221)は、前記第2の側壁(222)よりも少なくとも10%長い、請求項1からのいずれか一項に記載のディスペンサ(1)。
  6. 前記膜(13)は多孔質膜(13)であって、前記蒸気不透過性基材(14)が、前記多孔質膜(13)と前記リザーバ開口部(26)との間に配置された破断可能な蒸気不透過性基材である、請求項1からのいずれか一項に記載のディスペンサ(1)。
  7. 前記香料組成物(12)が、25℃で約1.0cP~約25cP未満の粘度を含み、前記香料組成物(12)が、(E)-3-フェニルプロパ-2-エナール、ベンズアルデヒド、4-プロパン-2-イルベンズアルデヒド、4-メトキシベンズアルデヒド、(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール、(E)-ヘキサ-2-エナール、(2E,6Z)-ドデカ-2,6-ジエナール、2-ノネナール、2,4,6トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-カルバルデヒド、3,5,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-カルバルデヒド、3-(6,6-ジメチル-4-ビシクロ[3.1.1]ヘプタ-3-エニル)-2,2-ジメチルプロパナール、ノナナール、(E)-デカ-4-エナール、2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール、(Z)-ノナ-6-エナール、7-メトキシ-3,7-ジメチルオクタナール、3-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタナール、3,7-ジメチルオクタ-6-エナール、2-メチルデカナール、2,4-ジメチルシクロヘキサ-3-エン-1-カルバルデヒド、ウンデカ-10-エナール、4,8-ジメチルデカ-4,9-ジエナール、オクタナール、ウンデカナール、デカナール、ウンデカ-9-エナール、6-メトキシ-2,6-ジメチルヘプタナール、3-(6,6-ジメチル-4-ビシクロ[3.1.1]ヘプタ-3-エニル)プロパナール、4,7メタノインダン-1-カルボキシアルデヒド、及びこれらの混合物からなる群から選択されている、少なくとも1つの揮発性アルデヒドを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  8. 揮発性組成物ディスペンサ(1)を製造する方法であって、プロセスが、
    (i)容器(10)をパレット(30)上に配置し、前記容器(10)が、リザーバ(11)を画定するための、底壁(20)と、前記底壁(20)の周囲に円周方向に延在する側壁(22)とを有し、前記側壁(22)が、リザーバ開口部(26)を画定する周囲内縁部(24)を有し、前記容器(10)が、前記リザーバ開口部(26)を露出させる前記パレット(30)上に配置されることであって、
    前記容器(10)が、前記周囲内縁部(24)から外向きに放射状に突出する平面(28)を含み、前記リザーバ開口部(26)が、対向する周囲内縁部の間に前記リザーバ開口面(27)の長さに沿って、前記リザーバ開口面(27)の重心を通って延在する中心長手方向軸(YC)を有するリザーバ開口面(27)を備え、
    前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第1の深さ(D1)が、前記中心長手方向軸(YC)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの1/5で測定され、前記底壁(20)と前記リザーバ開口面(27)との間の第2の深さ(D2)は、D1がD2より長いように、前記中心長手方向軸(YC)に直交して、前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの4/5で測定される、ことと、
    (ii)毎分20サイクル以下のライン速度で動作されるコンベヤベルト上に前記容器(10)を備える前記パレット(30)を、香料組成物(12)を収容するタンクと流体連通するノズルを備える充填ステーションに移動させることと、
    (iii)前記充填ステーションにおいて、前記露出したリザーバ開口部を介して前記香料組成物(12)を前記容器(10)の前記リザーバ(11)内に分配することであって、前記ノズルからの流出は、D2と比較して、D1に近接して方向付けられる、ことと、
    (iv)前記分配された香料組成物(12)を収容する前記容器(10)の前記リザーバ開口面(27)にわたって膜(13)を取り付けることと、前記容器(10)の前記平面(28)に蒸気不透過性基材(14)を取り付けることと
    を含み、
    工程(iii)が、前記リザーバの総内部リザーバ容積V r の75%以下の総香料充填容積V FILL に前記香料組成物を充填する工程を含み、前記総内部リザーバ容積V r が、V r =前記リザーバの前記リザーバ開口面X平均深さ(Avg.D.)の表面積(S.A.)として定義され、前記リザーバ開口面(27)と前記香料組成物(12)との間のヘッドスペース(17)は、前記総内部リザーバ容積V r の少なくとも25%且つ前記総香料充填容積V FILL との合計が前記総内部リザーバ容積V r の100%以下であるヘッドスペース容積を含み、
    前記リザーバ開口面(27)の前記表面積が、第1の表面積SA 1 及び第2の表面積SA 2 を含み、SA 1 は、前記中心長手方向軸(Y C )の前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの1/5に対応する部分の表面積であり、リザーバの深い領域(111)を定義し、SA 2 は、前記中心長手方向軸(Y C )の前記第1の周囲内縁部(241)からの長さの4/5に対応する部分の表面積であり、前記リザーバの深い領域(111)に対してリザーバの浅い領域(112)を定義し、SA 1 <SA 2 であり、
    前記ヘッドスペース容積は、第1のヘッドスペース容積V H1 を含み、V H1 は、
    H1 =総内部リザーバ容積V r -前記リザーバの浅い領域における前記香料組成物の体積-前記リザーバの深い領域における前記香料組成物の体積-前記リザーバの深い領域におけるヘッドスペース容積として定義され、
    H1 は、前記深いリザーバ領域における前記香料組成物の体積以下であり、
    前記総香料充填容積V FILL は、
    総香料充填容積=前記リザーバの浅い領域における前記香料組成物の体積+前記リザーバの深い領域における前記香料組成物の体積として定義され、
    H1 は、少なくとも1mlである、方法。
  9. 前記膜(13)は多孔質膜(13)であって、前記蒸気不透過性基材(13)が破断可能な蒸気不透過性基材であり、前記破断可能な蒸気不透過性基材が、前記多孔質膜(13)と前記リザーバ開口部(26)との間に配置される、請求項に記載の方法。
  10. 前記コンベヤベルトが、毎分14サイクル以上のライン速度で動作される、請求項8又は9に記載の方法。
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